2020年04月08日

なぜ安倍首相は記者会見で血の通った言葉を使わないのか

なぜ安倍首相は記者会見で血の通った言葉を使わないのか
2020年04月07日 PRESIDENT Online
岡本 純子コミュニケーション・ストラテジスト

新型コロナウイルスの対応をめぐって、安倍首相が記者会見を繰り返している。
それに対して批判の声が多い。
どこに問題があるのか。
コミュニケーションストラテジストの岡本純子氏は「布マスクを付けた記者会見は大失敗だった。
まずは見た目を意識してほしい。
そのうえで血の通った言葉遣いに変えるべきだ」という??。

■アベノマスク=給食マスクで世界に嗤われてしまった安倍首相
人呼んで「アベノマスク」。
安倍晋三首相が4月1日に発表した新型コロナウイルス対策の施策「1世帯2枚の布マスク配布」が波紋を広げている。
施策の内容にも問題はあるが、筆者は「発表の仕方」に問題があったと思う。
一言でいえば、それは「官僚式」そのものだった。
血が通っておらず、大局観に欠けている。

国会ではそれで間に合うかもしれないが、「国民向け」には不適格だ。
新聞各紙は7日にも緊急事態宣言が出される見込みだと報じている。
その今こそ、首相として望ましいコミュニケーションとはどんなものなのか。

今回、リーダーシップコミュニケーションの「7カ条」を提案したい。

1.見出しが9割と心得る
今回のマスク施策は、医療機関への配布を優先させるためには理解できる面もあった。
しかし、クローズアップされたのは「布マスク2枚」ばかりだった。
一部では「メディアの切り取り」と批判する声もあったが、これは発信側の戦略ミスである。

100言おうが200言おうが、相手が受け止めるメッセージは1つか2つ。
聞き手の記憶には残るのは、最も目立ち、ニュース性のあるメッセージ、つまり「見出し」になる要素だけなのだ。
あの日の首相の発言は、誰が聞いても、「布マスク2枚」に注目してしまうだろう。

なぜ布なのか、なぜ2枚なのか、その費用に見合うのか。
そうした疑問が次々と浮かんでしまう。

コミュニケーションの肝は「自分が何を言うか」ではない。
「相手が何を聞くか」である。
情報発信のプロであれば、大局観をもって「見出し」を先読みする想像力、自分の望むメッセージを聞き手の脳裏に焼き付ける戦略が必要なのだ。
安倍首相およびそのブレーンは何をしているのだろうか。

■「……まいります」連発の安倍首相の語尾には何も宿っていない

2.納得のいく「なぜ」を提示せよ
確かに、マスク不足の中で、1枚でもありがたいという人はいるだろう。
しかし、多くは、「なぜ、今」「なぜ、布マスクなのか」と思ったはずだ。
人を説得したいと思うのであれば、「なぜ」を明確に説明しなければいけない。
なぜ、その施策が重要なのか。
意味や根拠について、十分に語る必要があるのだ。
安倍首相はそれを完全に怠った。
発言の際、布マスクの効果を科学的・経済的エビデンスをもって示していれば、印象はまったく変わったはずだ。
「足りないから」「手に入りそうだから」では聞き手が納得できない。

3.「見え方」に徹底的にこだわれ
「百聞は一見にしかず」というが、言葉と絵では、その伝わる力は全く違う。
心理学的に言えば、文字や言葉よりも画像を含む情報伝達のほうがより記憶に残りやすいという「画像優位性効果」(Picture Superiority Effect)という理論があるが、安倍首相らが得意とする「官僚式」は、この「絵を見せる」という意識が非常に低い。
スライド・図・グラフ・写真・動画などで、わかりやすく直感的に脳に突き刺さる「絵」を見せる。
前回記事で紹介したアンドリュー・クオモNY州知事の場合、スライドを巧みに切り替えたり、会見場所としてベッドの並んだ病院を選んだりと、「絵」を戦略的に活用している。

機を見るに敏な小池百合子都知事は早速、会見動画を配信する際に、図表・データのスライドを一緒に流すようにしたが、安倍首相はこの手法を好まないようだ。

「見え方」については、もう一つ。視覚効果ということでは、発信者のビジュアルイメージも徹底的に計算するべきだ。
あの会見で安倍首相は、顔に合わない極小サイズのマスクを付けていた。
ネットでは「給食マスクか」と揶揄(やゆ)する声が出るほどで、ゴムの結び目まで見えていた。
国家のトップの威信を傷つけてしまうもので、とても医学的な感染防止効果があるように見えない。
あの場面でしっかりと口元を覆うものであれば、印象もかなり違ったはずだ。
強いリーダーシップを発揮するためには、「見え方」も徹底的にこだわらなければならない。

4.語尾の無駄遣いをやめよ
筆者は企業経営者などリーダーシップ層にコミュニケーションのコーチングをしているが、先日、ある大企業のトップがこう言った。
「思い切った言葉を発することができるのは、創業経営者だ。
われわれサラリーマン経営者はなかなか言い切ることができない」 安倍首相も似ている。
首相の発言や発表は、そのまどろっこしい言い回しが実に官僚的で、それをそのまま棒読みするのも特徴だ。

「お願いしたいと思います」「行っていく考えであります」「ご協力をいただきますよう、改めてお願いします」「要請することといたしました」……。
なぜ、「お願いいたします」「行ってまいります」「ご協力ください」「要請いたします」とシンプルに言えないのか。
また、一文も長ったらしいため、明らかに読みにくそうだ。
だから、こちらも聞きにくい。

真のリーダーシップは語尾に宿る」。
これは筆者の持論だが、首相の語尾には何も宿っていない。
こうした「官僚的様式美」は丁寧さを重んじる日本的コミュニケーションの「型」なのだろう。
それは時として、責任を回避しようとする卑怯(ひきょう)な心の表れと疑われてしまう。
リーダーは言葉の無駄遣いを即刻やめなければならない。

■人間・安倍晋三(65)にコロナに立ち向かう「熱量」を感じない理由

5.鬼気迫る「すごみ」を見せよ
佐々木紀(はじめ)国土交通大臣政務官は、4月4日、ツイッターで外出自粛要請中でも高齢層が外出しがちだったなどとする他人の記事を引用し、「国は自粛要請しています。感染拡大を国のせいにしないでくださいね」と発信した。
「発信している。でも言うことを聞かない人がいる」と言いたいのだろうが、それを本気で伝える努力をしているのだろうか。
首相にしても、都知事にしても、まだまだ「鬼気迫る危機感」が伝わってこない。
全身から。
顔の表情から。
言葉以上の「気」「エネルギー」が伝わらなければ、人の心は動かない。
生死を分ける戦いにおいて、司令官は「すごみ」をまとわなければならないのである。

6.リアルな言葉で語りかけよ
最前線に立つ者だからこそ抱く危機感を、国民に肌で感じてもらうためには、リアルな声を伝えなければならない。
そのためには現場の人間に語らせるのがいちばんだ。
3月23日の都知事の会見を見ていて、筆者の思わず戦慄(せんりつ)したのは、大曲貴夫国立感染症センター長の短いコメントだった。
「8割の人は軽い。2割の人は入院。5%は集中治療室必須。
話せていた人が数時間で悪化する。
やっぱりかかっちゃいけない。ぼくは強くそう思う」

医師、患者、病院スタッフ、そういった現場の「リアルな声」は、最もシンプルで強い。
若者に届きにくいというのであれば、若い患者の声を伝えればいい。
「説明」では人は動かない。
語り掛けや対話の中で、自ら気づきを得たときに、人の行動はようやく変わる。
「私、言いましたから」では何の意味もない。
ひとごとにさせないためにあらゆる手を尽くす必要がある。

7.引き出しを分けて、ラベルを貼れ
「官僚式」のさらなる大きな特徴は、詰め込み主義だ。
話す内容に抜け漏れがあってはならぬと、あらゆる情報を羅列する。
そのため聞き手はポイントがわからなくなり、混乱する。
情報を種別ごとに引き出しにわけ、要点をラベルとして、貼っておく。

「まず、感染対策について申し上げます」「教育についてですが」「経済対策について」と整理すべきだ。
情報の取捨選択・優先順位付けをすることで、お皿にごちゃまぜ、てんこ盛り状態を回避しなければならない。

他にも挙げていけばキリはない。あの左右のプロンプターを交互に見て読み上げるスタイルもやめてほしい。
国民の目をしっかり見て、真摯(しんし)に向き合い、自分の言葉で語ってほしい。
「人間・安倍晋三」として国民に相対すれば、その気持ちは必ず伝わるはずだ。
そのためには「官僚式」を即刻やめるべきだ。

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岡本 純子(おかもと・じゅんこ)
コミュニケーション・ストラテジスト
早稲田大学政治経済学部卒、英ケンブリッジ大学大学院国際関係学修士、元・米マサチューセッツ工科大学比較メディア学客員研究員。
大学卒業後、読売新聞経済部記者、電通パブリックリレーションコンサルタントを経て、現在、株式会社グローコム代表取締役社長(http://glocomm.co.jp/)。
企業やビジネスプロフェッショナルの「コミュ力」強化を支援するスペシャリストとして、グローバルな最先端のノウハウやスキルをもとにしたリーダーシップ人材育成・研修、企業PRのコンサルティングを手がける。
1000人近い社長、企業幹部のプレゼンテーション・スピーチなどのコミュニケーションコーチングを手がけ、「オジサン」観察に励む。
その経験をもとに、「オジサン」の「コミュ力」改善や「孤独にならない生き方」探求をライフワークとしている。
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2020年04月07日

「高額ながん治療法は期待できる」と考えるのはなぜ間違いなのか

「高額ながん治療法は期待できる」と考えるのはなぜ間違いなのか
2020年04月06日 ダイヤモンドオンライン

「糖質を摂取しなければがんが小さくなる」、 「にんじんジュースには抗がん作用がある」、 「血液クレンジングはがん予防に有効」……。
インターネットにあふれているこのような話には、明確な効果が期待できません。
しかし、これらを信じてしまい、怪しい業者に大金を払ってしまったり、病院で治療を受けるのをやめてしまったりして命を危険にさらす患者さんが後を絶ちません。

国民の2人に1人が生涯のうち一度はがんになる時代になり、がんは身近な病気になりました。
しかし、がんについて学ぶ機会はほとんどありません。
仮にがんと告知され、心身共に弱り切った状態でも、怪しい治療法を避けて正しい治療法を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか。

このような「トンデモ医療情報」の被害を抑えようと情報発信をしている3人の医師・研究者が書いたがんの解説本が、ついに発売されます。
新刊『世界中の医学研究を徹底的に比較して分かった最高のがん治療』は、発売前の3/27からアマゾンの「ガン」カテゴリで1位を取り続け、SNS上で大きな話題になっています。
医療データ分析の専門家である津川友介UCLA助教授、抗がん剤治療のパイオニアである勝俣範之日本医科大学教授、がん研究者である大須賀覚アラバマ大学バーミンガム校助教授の3人が、それぞれの専門分野の英知を詰め込んで、徹底的にわかりやすくがんを解説。
読めば必ず正しい選択ができる一冊に仕上がりました。
本書の刊行を記念して、本書の内容の一部を要約してお伝えします。

■代替療法だけを受けている患者さんの生存率は低い
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標準治療
科学的根拠に基づいた観点で、すでにある治療法の中で最も有効性が高いと考えられるもの。
保険が適用される。

代替療法
一般的にクリニックなどの医療機関で自費で行われている自由診療や、健康食品、ヨガ、マッサージなどの民間療法、音楽療法、芸術療法、温泉療法、漢方薬などを総称した治療法のこと。
基本的に全額自費。
一部には、がん患者さんの生活の質を改善したり、副作用を改善したりする科学的根拠があり、漢方薬や鍼灸などは一部保険適用になっている。
しかし、がんを縮小させたり、延命効果を示したりするような直接的な治療効果は明確に証明されていない。
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 これまでの記事で、がん治療においては保険が適応される標準治療を選ぶことが重要であること(第6回)や、保険が効かない代替療法を選ぶことには注意が必要であること(第7回)を解説してきました。

 では、実際に標準治療を選択せずに、代替療法を選択してしまった場合に、どのぐらいのデメリットが生じてしまうのか、実際の患者さんのデータをもとに検証した研究論文を紹介して、その危険性を解説したいと思います。
 「JNCI」という権威ある雑誌に発表された論文では、アメリカで標準治療を行わずに代替療法のみを行った患者281例を検討しています(*1)。
 標準治療を受けた患者さんと、代替療法を受けた患者さんの予後を観察すると、明らかに生存率に違いがあります(図表1)。
標準治療と代替療法の比較 図表1.jpg
治療開始から6年経過時点で標準治療を受けている患者さんのグループは75%生存しているのに対して、代替療法のみのグループでは50%の方しか生存していません。
このデータは、標準治療を行わないことは、極めて危険だということを示しています。

 代替療法ががんに効くという科学的根拠はほとんどなく、過度の期待をするべきではありません。
劇的な効果を生むものはほぼ皆無であり、これに時間やお金をかけ過ぎるのは避けたほうがいいでしょう。

 ただし、標準治療を適切に受けたうえで、ほかに何か試せるものがないかを探した結果、高額でなく、標準治療の妨げにならない範囲であれば、代替療法を少し受けても大きな問題はないと思います。
精神を落ち着かせる意味もあるでしょう。
 特に標準治療でできる処置がなくなってしまった患者さんにとっては、代替療法が最後の望みとなっていたりもします。
たとえ可能性が低くとも、何かの治療をしたいという気持ちが起こるのは当然のことです。
そのような気持ちは受け入れるべきだと思います。

■「高額な治療法ほど効果がある」と考えてはいけない
 がん治療法を選ぶ際には、家電製品を選ぶのと同じ考え方で選んではいけないという点も覚えておいてください。
 普通の人が何らかの家電製品を選ぶ場合、指標にするものがあると思います。
値段だったり、アマゾンのレビューだったり、自分なりの基準があるはずです。
しかしがん治療法に関しては、家電製品を選ぶ際の指標とは性質がまったく違います。

 がん治療法に対するよくある誤解が、高額な治療ほどいいに違いないという考えです。
これは明らかに間違っています。

 標準治療には保険が適用されるので、患者さんが払う金額は比較的安価で済みます。
逆に、保険が適用されていない代替療法は高額であることが多く、治療を受けるのに数百万円かかるものもあります。
 家電の感覚でいると、十万円の標準治療よりも、百万円の代替療法のほうが効きそうだと思えてしまいますが、これは間違いです。

 保険が適用されている標準治療は、実際、安いわけではありません。
効果のある治療法を国民に広く受けてもらいたいから、国が費用を補助しているのです。
実費で払おうと思えばかなり高い。
請求価格だけで判断してはいけません。
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2020年04月06日

「コロナ下の葬式」で遺族が苦労する5つの問題

「コロナ下の葬式」で遺族が苦労する5つの問題
葬儀社も「依頼を断らざるをえない」緊急事態
2020/04/05 東洋経済オンライン
赤城 啓昭 : 葬儀屋さんブロガー

もしも自分の家族や大切な人がコロナウイルスに倒れたら……。
あまり考えたくないことですが、決してありえない話ではありません。
今回のような緊急状況下で、家族や大切な人の葬儀を行う際、どんな問題に直面するのか。
葬儀社に勤務する立場から、国や火葬場の通達に基づいて解説します。
また記事後半では、コロナウイルスで亡くなった場合でなくても、この時期に葬儀に主催したり、参加したりする際の注意事項も併せて解説します。

遺族はどんな問題に直面するのか?

1.死後に故人と面会できない
平時に病院で家族が亡くなった場合、葬儀社が迎えに来るまで、遺体は病室か霊安室に安置されることが多いです。
しかしコロナウイルスで亡くなった場合、感染を防ぐため遺体は非透過性納体袋にすぐ収められます。
非透過性納体袋とは、遺体を収めるための巨大サイズのジップロックのようなもので、それで密封された後、棺に納められるわけです。
つまり、たとえ肉親であっても、故人に触れることはおろか死に顔を見ることさえできません。

2.葬儀を開催できない
感染リスクを考えると、通常の葬儀を行うのは困難です。
宗教儀式は後日行うにしても、まずは火葬するということになります。

3.すぐ火葬しなければいけない可能性がある
通常は亡くなってから24時間以内の火葬は認められていません。
その理由は、今と比べて死亡判定の精度が低かった時代に、故人の蘇生の可能性を考慮したからだと言われています。
しかし特定の伝染病の場合は、感染防止目的で24時間以内の火葬が認められています。
ペストやエボラ出血熱などがその対象で、現在はコロナウイルスも同じ扱いとなっているため、亡くなったその日に火葬ということもありえます。

4.火葬場と火葬する時間が制限される
とはいえ実際には、当日の火葬は難しいかもしれません。
なぜならコロナウイルスの遺体は、都市部の場合、特定の火葬場が特定の火葬時間でしか引き受けていないからです。
少し遠方の火葬場へ出向く可能性もあります。
火葬時間は、感染リスクを配慮して、16時過ぎなどの一番遅い時間しか認められていません。
立ち会う火葬場のスタッフも防護服を着ています。
火葬炉前で立ち会う遺族の人数も数名に制限されます。
前述したようにここでも最後の面会はできません。

5.依頼を引き受けてくれる葬儀社が見つからない
遺族は、この一連の業務を引き受けてくれる葬儀社を見つけるのにも苦労します。
数日前、私の職場にも、ある大きな病院で家族を亡くした遺族の方から「故人がコロナウイルスかもしれないが、葬儀を引き受けてもらえないか」と問い合わせがありました。

葬儀社が抱える複雑な事情
大きな病院は霊安室の業務を委託するため葬儀社と業務契約を行っています。
その病院も、契約している葬儀社があったはず。
にもかかわらず遺族が外部の会社に問い合わせをしたということは、契約葬儀社がこの依頼を引き受けなかったということでしょう(ちなみに検査の結果、故人は陰性だったそうです)。

葬儀社が依頼を断るのは決して恐怖や自己保身といった単純な理由からではありません。
ちゃんとした葬儀社のスタッフは衛生管理や遺体保全に関する教育を受けており、正しい知識に基づいて遺体を「適切に処置する」術を熟知しています。
葬祭業は肉体的にハードな仕事なので若いスタッフが多いです。
たとえ自分が、万一コロナウイルスに感染しても、軽症か無症状である可能性が高いことも知っています。

遺族が困っているなら多少のリスクを取っても役に立ちたいと考える葬儀社やスタッフもいるはずです。
しかし、現状のいちばんの問題は職業柄、コロナウイルスの死亡率が高いと言われている「高齢者のお客様と接する機会が多いこと」です。
先日も愛媛県で行われた葬儀で集団感染が発生したと報道されました。
葬儀を通じてさまざまな人たちと関わる人間が感染源になるわけにはいかないため、依頼を断らざるをえない状況なのです。

葬儀に参加する際の「3つの注意」
さて、ここからは故人がコロナウイルスではないが、この時期に葬儀に参加する方に向けて「3つの注意事項」を解説します。

注意1.高齢者の参列は控える
前述したように葬儀場で感染するケースがありました。
症状が悪化しやすい高齢者の方はできるだけ葬儀の参加を控えたほうがいいでしょう。

注意2.通夜料理は出さない
通夜の参列者が多い関東圏は、大皿のビュッフェ形式で料理を振る舞う習慣があります。
感染を防ぐために、通夜料理もやめておいたほうがいいでしょう。

注意3.マスクを外さない
葬儀に参列する際にマスクを外さないのは無作法と考えている方もいるようです。
平時はそうかもしれませんが、今は緊急事態です。
挨拶する際や、焼香する際にマスクを着けていても無作法にはあたりません。

まだまだ予断を許さない状況です。
大切な人を失った遺族の負担が少しでも減るよう、この騒動が少しでも早く収束することを願います。
posted by 小だぬき at 12:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする