2016年08月31日

竹田恒泰が生前退位、女性天皇で妄言 .

明治天皇の玄孫・竹田恒泰が
生前退位、女性天皇問題で妄言連発!
「旧宮家から養子をとれ」と
個人願望丸出し発言も
2016.08.30.LITERA(宮島みつや)

 8月26日の『朝まで生テレビ!!』(テレビ朝日)は、「激論!象徴天皇と“生前退位”」と銘打たれ、日本会議のイデオローグとして知られる憲法学者・百地章氏、『天皇論』の著者・小林よしのり氏、神道学者の高森明勅氏、若手国際政治学者の三浦瑠璃氏など、右派論客が勢揃いしていた。

「生前退位」をめぐっては、本サイトでも指摘しているように、保守勢力の中で意見が大きく割れている。
この日の朝生もおそらく喧々諤々の議論となるのでは、と興味津々で見守っていたら、ひとりのパネラーのせいで、完全にお笑い番組と化してしまった。

 そのパネラーとは、竹田恒泰サン。竹田サンといえば、明治天皇の玄孫にあたる旧皇族(旧皇族というのはウソだが)を自称しながら、何かに取り憑かれたような極右的主張と在日朝鮮人攻撃のヘイト発言で知られる“ネトウヨのアイドル”だが、この日はいつも以上に支離滅裂、カルトとしか思えない発言を連発し、他のパネラーと視聴者を失笑の渦に巻き込んだのだ。

 まず、メインテーマである「生前退位」についての主張からしてそうだった。
竹田サンは一代限りの特別法で対処し、皇室典範には手をつけるべきでないと言い張ったのだが、具体的な理由について聞かれると、「伝統がありますから」とさんざん繰り返したあげく、こんなことを言い放ったのだ。

「昭和天皇が晩年なぜ天皇として見られていたのかといえば、ベッドのなかで祈り続けていたからです」

 竹田さんはおそらく今上天皇が“高齢による体力の低下で天皇としての務めを果たせなくなってきた”と示したことが気に入らないのだろうが、しかし、だからといって、昭和天皇がベッドの中でも祈り続けたから国民が天皇として見ていた、などというなんの根拠もない妄想まで垂れ流すとは……。

 しかも、笑ったのがその後の展開だ。
神道学者の高森明勅氏が“特別法は憲法第2条違反なので皇室典範を改正すべき”と非常に真っ当な主張をしたのだが、これに対して、竹田氏は反論のために突然フリップを持ち出し、自前の特別法案と皇室典範改正案を披露。
「皇室典範の一番最後にこういうふうに書けばいいんですよ。
『天皇が譲位する場合は、国会の議決した法律の定めるところによりこれを行う』と」「高森先生はそれをご存知ないだけのことです」とドヤ顔で主張したのだ。

 これには、え?皇室典範改正するの? 
さっき改正反対って言ってたんじゃなかったっけ? と目が点に。
当然、高森氏も「だから、あなたも(皇室典範を)変えるわけですよね?」「それは典範を改正するという意味ですよ」と竹田サンにそのことを指摘したのだが、すると、竹田サンは逆ギレして、こう叫んだのだった。

「どっちでもいいんですよ! 一代限りなんだから!」
 さらに、視聴者の質問から「天皇崩御」の際の殯(もがり)の行事の話になると、竹田さんのカルトぶりはさらにエスカレートしていった。
天皇は「お気持ち」のビデオメッセージのなかで、崩御に際する殯などについて
「行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。
こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります」と述べたのだが、竹田サンはこんな私見を意気揚々と語り出したのだ。

「ただ、私の個人的感想でいうと、あの儀式を近くで見ていたことによって、“日本ってスゴいな”とか、“皇室ってスゴいな”とかっていうのを、なんか子ども心ながら感じたのをよく覚えているんですね。
で、昭和天皇の殯も、テレビでやってましたけど、あれを見て“ザ・ニッポン”みたいなものを感じた人って多いと思うんです。
もちろん家族の負担が大きい、それもあるかもしれない。
でも、やっぱり意味があるからずーっとですね、続けられてきたものなので、その価値というものも見ながら考えないと……」

 だが、竹田サンは知らないようだが、大喪の礼をはじめとする大々的な殯の行事は明治になって復古調を意識して整備されたもので、「ずーっと続けられてきた皇室の伝統」ではない。
神道学者の高森氏も「これは実は大正天皇の崩御のときに体系化されたものなんですね」と冷静に指摘していたが、竹田サンは華麗にスルー。
続けて昭和天皇の崩御前後に起きた“自粛ブーム”による経済停滞について、こんな珍説をおっぴろげ始めた。

「ただここでですね、(今上天皇のメッセージに)経済の停滞という話がありましたけれども、ある方がおっしゃっていてなるほどなと思ったことがあるんですが、ちょうどあの崩御のあとに経済停滞しましたよね。
ところがそのちょっとあとにバブルの崩壊があったわけですよ。
で、もし昭和天皇の崩御が何年かあとだったら、あの時期にガンガンなんかどんどんバブルが大きくなっていって、バブル崩壊がもっと大きな被害を受けた」

 バブル崩壊が小規模で済んだのは、昭和天皇の崩御のおかげ? 
もはやこじつけを通り越して、電波系としか思えないが、こうした支離滅裂ぶりは、テーマが女性天皇や女系天皇におよんだときも同様だった。

 竹田氏は当然、男系男子を守るべきという立場なのだが、その根拠としてこんなことを言い始めたのだ。
「どうせね、(男系男子が)途切れるんだから今壊せっていうのは、この病人はもう長くないから今殺せ(と言っている)に等しいわけで」
「この法隆寺はいつか朽ち果てるんだから今壊せというのと同じ」

 これには、小林よしのり氏や司会の田原総一朗氏ら出演者も「殺す気ない」「全然違う(笑)」と呆れていたが、竹田サンの勢いは止まらない。

 女系天皇に反対の理由を聞かれて、「女性宮家の旦那っていうのはどこの馬の骨かもわからないじゃないですか」などと、露骨な差別意識を見せつけたかと思えば、「あのね、はっきり言います。天皇というのは血以外の何物でもない!」
「天皇というのは血統の原理なんです。これを変えてしまったら皇室が終わります」とがなりたてはじめたのである。

 これに田原から「血の原理はわかった。だったら女系でもいいじゃない」と返されると、一言、「それは血の原理じゃないんです」。
竹田サンのなかでは女性は血統に入らないらしい。

 しかも、竹田サンはこんなトンデモな自説まで語っていた。
「皇室典範って皇室は養子をとることができないって規定があるんですね。
だから旧皇族の男系の男子から養子をとることが可能だというふうに変えるわけです。
そうするとですね、どんなふうに可能性が広がるかというと、赤ちゃんでまずいいわけですよ。だいたい養子って赤ちゃんじゃないですか。
個人の意思が芽生える前に。
民法は赤ちゃんで養子をとれるようになってるんですね。
成人していてもいいし、なんなら夫婦養子でもいいんです。
そこまで広げればいくらでも(男系男子が)できる。
しかもですね、旧皇族はこれからどんどん子どもが生まれてきます。
私の周辺でもいとこ連中どんどん子どもが生まれて、その旧宮家、11宮家のうち、若い世代がどんどん子どもが生まれてきています」

“天皇血”にこだわると言いながら、孫である愛子内親王をさしおいて、70年も前に皇籍離脱をした旧宮家の10親等以上離れている赤ん坊を養子に迎えろと主張しているのだ。

 ネットで“皇族になりたいマン”と揶揄されている竹田サンだが、やっぱりそこらへんが本音なのだろう。
今、自分が天皇になるのはさすがに無理だが、自分の子や孫、近親者を皇室に送り込みたい。そんな個人的願望が透けて見える。
実際、竹田サンは数年前、こんなツイートをして、物議をかもしたこともある。

〈詳細は言えませんが、昨日旧皇族の一族(一部)が集まって皇統の問題を協議しました。
勿論自ら皇籍復帰を希望する者はいませんが、いざとなったら男系を守る為に一族から復帰者を用意する必要があると意見が一致しました。
法整備ができれば何とかなりそうです。〉

「皇室の伝統」をがなりたてながら、天皇や皇室の歴史について知識も見識もなく、皇室制度を自らの権威や権力のために利用しようと、妄想としか思えない暴論を垂れ流す。

その浅薄さにはただただ呆れ果てるしかないし、なぜ、テレビがこんな人間をパネラーやコメンテーターとして起用するのか、本当に不思議でしようがない。

 もっとも、この浅薄なエセ伝統主義者というのは、竹田サンだけの話ではない。
安倍首相も天皇や皇室問題については、ほとんど同じなのだ。
 安倍首相は、2012年の当時の民主党野田内閣が女性宮家を検討している最中、「日本会議」が中心となる「皇室の伝統を守る国民の会」の設立総会に出席し、“男系カルト”ぶりを見せつけていた。
「小泉政権時に発足した『皇室典範に関する有識者会議』の結論は、皇室の伝統と文化を合理主義で考える、きわめて間違った姿勢のものだ。
私が小泉政権の官房長官であったとき、『有識者会議』の結論について、次の『内閣は拘束を受けるか』との質問があったが、私は『一切受けることが無い』と答え、安倍内閣では白紙撤回となった。

まして民主党政権がこの結論にこだわる必要は全くない。
宮家は皇室の藩屏としての役割があり、安定的な皇位継承という大きな役割を担っている。
何故、戦後皇室を離脱した11宮家の皇室復帰について、選択肢として考慮をしないのはおかしいではないか。
ここに基本的な問題がある」(日本会議ホームページより)

 そう考えると、今回『朝生』で竹田サンが見せつけてくれた狂乱ぶりや自家撞着は、安倍首相や日本会議に代表される“極右エセ伝統主義者”たちのファナッティックさやクレイジーさをよくよく視聴者に分からせてくれたともいえる。  先に、なぜテレビはこんな人物をコメンテーターやパネラーに起用するのか、と糾弾したが、撤回しよう。竹田サンにはこれからもそのカルトぶりを世間に知らしめるために、ぜひご活躍願いたいところである。
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2016年08月30日

睡眠中にビクっとなる「ジャーキング」はストレスが原因って本当?

睡眠中にビクっとなる
「ジャーキング」は
ストレスが原因って本当?
2016年08月28日 21時30分 Doctors Me

うたたねをしているとき、身体がビクッとなった経験をみなさんもお持ちかと思います。
実はあの現象には「ジャーキング」という名前が付いており、みなさんの生活習慣が深く関係しているのです。
そこで今回は睡眠時の痙攣(けいれん)現象「ジャーキング」のメカニズムと、対処方法を医師に聞いてみました。

寝ているときビクッとなる「ジャーキング」

うとうとしているとき、寝入りばなや眠っている最中に、瞬間的に身体がびくっとけいれんする動きが出ることがあります。
これを「ジャーキング」と呼びます。
ジャーキングの原因は不明ですが、とある説によると、睡眠時に脳と脊髄が眠っている状態で高所から落下した、と間違えて神経伝達させることによって発症するとも言われています。
症状が非常に強い場合は、周期性四肢運動障害という病気が隠れている場合もあります。

ジャーキングはこんなとき起きやすい
■非常に疲れている
■ストレスが強い
■快適ではない姿勢で寝ている
■寝入りばな
■レム睡眠(浅い睡眠時)
■寝ているときに近くで話しかけられる
■寝ているときに大きな物音がした場合
■下に落ちていくような夢を見る

病気によって起きるジャーキング
周期性四肢運動障害によって起きるジャーキング
■睡眠中に足の指先がけいれん
■肘の速い曲げ伸ばしのような動き
■膝でものをけるような動き

この周期性四肢運動障害は、ジャーキングよりも長い時間、多くの回数起こりますので、睡眠の質が低下してしまって日中の生活にも眠気などで影響を与えることがあります。
もし持続的にジャーキングに悩まされる場合は、医療機関にかかるとよいでしょう。

ジャーキングはストレスや疲労が関係している
ジャーキングは疲労がたまっているときや、ストレスを多く抱えているとき、あるいは不自然な姿勢で寝ているときに起きやすいとされています。
生活習慣などはジャーキングに大きな影響を与えているので、頻繁に症状が起きる場合は、日々の生活や自分の体調を見直しましょう。

ジャーキングの改善方法
■ストレスを溜めすぎない
■気持ちをリラックスし、解放させる時間をとる
■睡眠不足にならないようにする
■体調不良を防いで体力をつける
■食生活に細かく気を配るようにする
■運動を少しでも日常生活に取り入れる
■アロマテラピー
■寝る前のストレッチ

医師からのアドバイス
よく寝ているときに見かけるぴくっとなる症状、いったい何だろうと思ったことのある方も多いのではないでしょうか。
多くの方が経験するもので、それほど病的なものである割合は高くありませんが、最近多いかな、と思ったら少し自分をいたわってあげて、リラックスさせましょう。
         (監修:Doctors Me 医師)
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2016年08月29日

また(核の)ゴミが出る=山田孝男

風知草
また(核の)ゴミが出る=山田孝男
毎日新聞2016年8月22日 東京朝刊

 原発を動かせば、核のゴミは増える。
 動かせば便利だが、子や孫の世代が背負うゴミは確実に増える。
 将来の技術が猛毒を解消する保証はない。
 安逸を求めて未来を汚染すべきではない。
                    ◇  
8月12日、四国電力・伊方(いかた)原発3号機(愛媛県)が再稼働した。
 これで日本の原発42基のうち、稼働中は3基。
 政府は2030年度の原発依存率を2割超と想定している。

30基程度の稼働を見込み、審査を経て順次再稼働を認めているが、司法判断や知事改選に伴う停止要請により、一進一退の攻防が続いている。


 伊方3号機の安全審査では、活断層の連動を想定した地震対策の補強が評価された。
万一の際、伊方の北側の活断層だけでなく、熊本地震で注目の、九州の活断層がズレたとしても大丈夫という判定だ。    
 だから安全とは言い切れないが、「絶対安全追求は非現実的」の声が勝って再稼働は決まった。
                       ◇  
再稼働で核のゴミは増える。
しかも、核のゴミの最終処分場建設は前途遼遠(りょうえん)、五里霧中である。

 いま、日本には1万7000トンの使用済み核燃料が蓄積されている。
 再処理−−つまり、再利用可能なウランやプルトニウムを取り出す作業−−を済ませた残りカスも合わせると、高さ1・3メートル、直径43センチ、重さ500キロほどのステンレス製容器(キャニスター)にして約2万5000本分という。

 政府は1970年代から使用済み燃料を加工して地底に埋める「地層処分」を模索。
00年、原子力発電環境整備機構(NUMO)をつくり、候補地の選定に乗り出した。
 最近まで、自治体の応募を待つ方式で臨んだが、不調。
昨年から政府主導へ転換、今年中に「科学的有望地」をゾーンで示すことにしたものの、最終決着は霧の彼方(かなた)にかすむ。

 政府調査会の報告書を読むと、フィンランドやスウェーデンでは、処分地選定に30年以上かかったという記述が目につく。
 日本も30年をメドに決めたいという期待が言外ににじむが、NUMO発足から既に16年である。
 NUMOのホームページを開くと、「信頼」と「共生」が繰り返し強調されているが、処分地の選び方どころか、NUMO自体、誰も知らないというのが16年後の現実だろう。
                       ◇  
脱原発が前提でも、既にある核のゴミを埋める最終処分場は必要である。
それを途上国に押しつけるという選択肢はない。

 今年4月27日、毎日新聞が、岸本英雄・佐賀県玄海町長(63)の独占会見を特報した。
国が適地と認めれば、最終処分場受け入れもあり得る−−と。

 13年、スウェーデンの最終処分場予定地フォルスマルクを視察してそう考えるに至ったそうだ。
 私も、昨年、フォルスマルクなどで官民の責任者に取材する機会があった。
核燃料・廃棄物管理会社(民営)の社長が「原発規制機関への信頼、コミュニケーションが何より重要」と話したことを思い出す。
                       ◇  
日本の現状はあまりに切迫感がない。
16年かけて何も動かせないNUMOの甘さもさりながら、われ関せずの国民も悪い。

 原発大国・日本の核のゴミの量は半端ではない。
どうせ満杯、少し増えても同じ−−とタカをくくる緩さが問われている。
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2016年08月28日

なぜ医師はバリウム検査を受けない?

村上純一「医療の裏を読む」.
なぜ医師は
バリウム検査を受けない?
無意味で発がんリスク増大、
重大な副作用も
2016.08.28 Business Journal

文=村上純一/医療ジャーナリスト

 毎年、健康診断を受けている人は多いだろう。
会社が加入する保険組合や自治体から、検診費用の助成を受け、指定された検査項目を粛々と受診する。
その多くは、病気の早期発見に役立つ。

しかし、胃部レントゲン検査に関しては、医師の間からも多くの疑問が投げかけられている。  
なぜなら胃部レントゲン検査は、デメリットが多くメリットがほとんどないのだ。

 まず、撮影の際に服用するバリウムの副作用が挙げられる。
不快感や嘔吐といった症状のほか、腸閉塞、腹膜炎を発症することもある。
また、アナフィラキシーショックにより、血圧低下に伴い失神、意識消失、呼吸困難といった重篤な症状も報告されている。

 また、検査している間、ずっと放射線を浴びているため、被爆量が極めて多い。
具体的な数値としては、15〜20mSv(ミリシーベルト)で、胸部X線写真を撮影する際の150〜300倍の被曝量だ。
当然、発がんリスクがある。

 3月15日付読売新聞記事によると、英国オックスフォード大グループの調査で、日本人で75歳までにがんになった人のうち、放射線診断によってがんが誘発された人の割合は、3.2%に上るという。
つまり、がん全体の3.2%がレントゲンによる被ばくが原因なのだ。
これは、調査対象の15カ国のうちで最も高い割合だった。

 これだけリスクがあるにもかかわらず、胃がんを発見できる可能性はほとんどない。
かなり大きくなったがんであれば見つかることもあるが、早期発見などは期待できない。
何か異変があったとしても、確定的な診断はできず、胃カメラによって詳細な検査をすることになる。

 そのため、医師のうちには胃部レントゲン検査を受ける人は皆無といわれている。
胃に不安がある人はレントゲンではなく、胃カメラによって検査するのだ。
また、最近では胃がん発症者の98%はピロリ菌を保有していることがわかっており、ピロリ菌を駆除すれば胃がんにかかる可能性はほとんどないといわれている。
そのため、ピロリ菌検査で陰性だった場合、そもそも胃がん検診が必要ないという医師も少なくない。

レントゲン検査がなくならないワケ

 そんな胃部レントゲン検査が、なぜ人間ドックやがん検診の項目からなくならないのだろうか。
 まず、検査を行う医療機関側の都合がある。
胃カメラは医師しか操作が許されない検査方法だが、レントゲン検査はレントゲン技師が行うことができる。
人件費は、医師に比べてレントゲン技師のほうがはるかに低いため、コスト削減のために胃カメラよりレントゲンを採用する医療機関も多い。
裏を返すと、レントゲン検査がなくなれば、レントゲン技師の仕事が激減することになる。

 そして何よりも、レントゲン検査には大きな利権が隠されているのだ。
胃がん検診にレントゲン検査を推奨している国立がん研究センターは厚生労働省から支給されている科学研究費の一部を業者に預け、裏金をつくっていたことが発覚している。
 がん研は、検診業者と癒着しているのだ。

胃部レントゲン検査に用いる「二重造影法」という技術は、日本が独自に開発したもので、それに過大な誇りを抱いていることも固執する原因となっている。

 さらに、検診車やX線装置などの設備には多大な費用がかかり、レントゲン技師や検診業者、バリウムを製造する製薬会社、フィルム等のメーカーなど、極めて多くの既得権益が絡んでいる。
今や時代遅れのレントゲン検査だからといって、いきなり廃止することはできないのだ。

 がんをはじめとする胃の病気の発見に関しては、レントゲンよりも胃カメラのほうがはるかに優れた効果を持つ。
がん発見率は3倍以上ともいわれる。
病変が見つかれば、その場で細胞を切除して詳細な検査をすることもできる。

これに対して、レントゲンを推奨するがん研の関係者は、「内視鏡(胃カメラ)では、治療の必要もないがんまで見つけてしまい、過剰医療につながるおそれがある」と述べている。

 早期発見を謳いながら、治療の必要もないがんを見つけてはいけないなどと詭弁を弄するがん研の体質にはあきれるほかない。

 レントゲンを推奨するがん研の方針に対しては、日本消化器内視鏡学会も強く異を唱えている。
レントゲン検査の実態をよく知る内科、消化器科などの医師に聞くと、自分が人間ドックを受けるときは絶対に胃カメラにすると異口同音に答える。
 会社などの人間ドックでは、胃部レントゲン検査がパックになっていることが多いが、「自分で胃カメラ検査を受けます」などと伝えれば、レントゲン検査を拒否することはできる。
デメリットを知った上で、検査を受けるのであれば何も言うことはないが、決してお勧めできる検査方法ではない。
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暴走止まらぬ安倍政権 “共謀罪”圧倒多数で強行成立の恐怖

暴走止まらぬ安倍政権
“共謀罪”圧倒多数で
強行成立の恐怖
2016年8月27日 日刊ゲンダイ

 予想通り、7月の参院選で大勝した安倍政権が暴走を始めている。
過去、3回廃案になった「共謀罪」を、秋の臨時国会で強行成立させるつもりなのだ。

「サラリーマンが居酒屋で『上司を殺してやろう』と同僚と意気投合しただけで罰せられる」――と批判された「共謀罪」は、実際に犯罪を犯していなくても相談をしただけで罰することができるシロモノ。

2003、04、05年と関連法案が国会に提出されたが、さすがに廃案になっている。

 国民の批判をかわすために、臨時国会に提出する法案では適用対象を単なる「団体」から「組織的犯罪集団」に限定するなど、一見ソフト化しているが、「組織的犯罪集団」は定義が曖昧で警察がいくらでも拡大解釈できるようになっている。

安倍政権の誕生後、大分県警が隠しカメラで市民を盗撮するなど、ただでさえ警察組織は違法行為に手を染めているだけに「共謀罪」が成立したら、気に入らない組織を片っ端から摘発する危険がある。
対象になる犯罪は、法定刑が4年以上の懲役・禁錮の罪としている。
その数は600を超え、道交法違反にも適用される。

 もし、臨時国会に提出されたら国会が大モメになるのは間違いない。
それでも、安倍政権はなにがなんでも成立させるつもりらしい。

「安倍首相は来年、もう一度、衆院を“解散”するつもりではないか、とみられています。
解散総選挙となったら、自民党は議席を減らす可能性が高い。
だから、圧倒的多数を握っている間に評判の悪い“共謀罪”を成立させるつもりなのでしょう。

衆参とも3分の2を確保し、改憲の発議が可能なのだから解散するはずがないという声もありますが、安倍首相は改憲する時は、野党第1党の賛成を得る必要があると腹を固めたフシがある。与党単独での3分の2を失っても仕方ないと思っているのでしょう。

もうひとつ、支持層である右翼を喜ばす狙いもあると思う。
共謀罪は、右翼が嫌いな“市民”や“左翼”を取り締まる武器になるからです」(政界関係者)

 安倍首相にどんな思惑があるにせよ、「共謀罪」は成立してしまえば、政権や警察が市民の監視や思想の取り締まりに都合よく運用するのは目に見ている。
絶対に成立を阻止しないとダメだ。
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