2018年04月27日

国民は解散・総選挙大歓迎 小沢一郎の主戦論こそ野党の道

国民は解散・総選挙大歓迎
小沢一郎の主戦論こそ野党の道
2018年4月26日 日刊ゲンダイ

 立憲民主党の枝野幸男代表と自由党の小沢一郎代表の急接近が永田町をザワつかせている。
 枝野は民主党時代、小沢の合流を拒んだ“反小沢”の急先鋒だった。
それが一転、2人は会合や会食を重ねる仲になり、発売中の「週刊朝日」では「安倍退陣後」をテーマにジャーナリストの田原総一朗氏を交えて鼎談。

 このところ官邸周辺が盛んに吹かす“解散風”をめぐり、枝野は「解散していただければ議席が増える可能性がある」
「野党第1党が政権目指さなかったら、民主主義は成り立たない」と気を吐き、

小沢は疑惑にまみれた安倍政権をこう断じていた。
「そろそろ国会でけじめをつけなければならない」
「ここまで国民の不満と不信が出てきたら、安倍さんに引導を渡す必要があるかなという気がしてるんです。
そのためには野党が結束して、多少荒っぽいことでもやらないと」

 立憲など野党6党の審議拒否で空転する国会情勢に対する批判を念頭に置き、主戦論を唱えた。

■国会正常化には野党4要求の実現必須
 野党は徹底抗戦の構えで、与野党のつばぜり合いが激しさを増している。

 野党は審議日程の協議に応じる条件として、
▼財務省の福田淳一事務次官のセクハラ疑惑や決裁文書改ざん問題を踏まえた麻生財務相の辞任 
▼モリカケ問題に関連する柳瀬唯夫元首相秘書官らの証人喚問 
▼財務省の改ざん問題に関する調査結果の4月中の公表 
▼イラクに派遣した自衛隊の日報問題の真相究明――の4項目を要求しているが、与党はゼロ回答。

麻生の辞任を突っぱね、柳瀬氏の聴取は偽証罪に問われるリスクのない参考人招致でごまかし、性懲りもなく逃げ切りを図ろうとしている。
 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。
野党が要求する4項目はどれも至極まっとうで、主権者である国民の要望でもあります。
与党が本気で国会を正常化したいのであれば、野党の要求をのめばいい。
公文書改ざん問題で引責辞任が当然の麻生財務相を辞めさせないのは、あらゆる疑惑の中心にいる安倍首相を守る砦として居座らせているだけ。
 加計学園の獣医学部新設をめぐり、愛媛県と今治市の職員と官邸で面会して〈首相案件〉と発言したとされる柳瀬氏は、昨年7月の参考人招致で〈記憶の限りでは会っていない〉と答弁した人物です。

愛媛県文書のほか、農水省や文科省からも官邸面会を裏付ける物証が出てきている状況で与党が証人喚問を拒むのは、柳瀬氏の答弁がウソだと分かっているからではないのか。
すべて政権の都合でしかない。
野党は雑音にひるまず、徹底的に戦い、真相を追及してもらいたい」

民主党政権下の「政治とカネ」で
自民も審議拒否
 自公与党は26日、野党が欠席する中、衆参両院予算委員会で安倍首相が出席する集中審議を強行。
27日は働き方改革関連法案を審議入りさせる。
 自民党の森山裕国対委員長は野党の欠席戦術を「国民の理解は得にくい」と非難したが、よく言ったものだ。

衆院事務局によると、予算委集中審議の主要野党欠席は民主党政権下の2010年2月以来だ。
当時、野党第1党だった自民は、鳩山元首相や小沢らの「政治とカネ」をめぐる事件を追及。
小沢の証人喚問などの要求が通らなかったとして審議拒否し、国会を空転させた。

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。
「北朝鮮情勢をはじめとする安全保障問題や働き方改革法案など、国会で審議すべき重要なテーマは確かにありますが、野党の審議拒否をけしからんと批判するのは安倍首相を守る側、応援する側の論理でしょう。
モリカケ疑惑、財務省の公文書改ざんや事務次官のセクハラ疑惑、自衛隊の日報隠蔽、いずれも非常に大きな問題です。
とりわけ、民主主義の根幹を破壊する公文書改ざんは、行政府が立法府をだましていたという前代未聞の大事件。
与野党関係ありません。
結論を言えば、政策審議と疑惑解明を同時並行で進めるべきなのです」

 与党がそれに応じない以上、小沢一郎の主戦論に理があるのは明らかだ。
だからこそ、野党の強気攻勢に政権が窮し、にわかに“解散風”がびゅーびゅー吹き始めた。

 森山は26日、「首相の専権事項」とされる衆院解散に踏み込み、「(野党から)内閣不信任決議案が出されれば、衆院解散も内閣のひとつの選択肢だ」と牽制すると、安倍と官邸で面会した鈴木宗男元衆院議員も援護射撃。
「あらゆる選択肢、あらゆる行動も頭に入れながら、政治の停滞がないよう取り組む」という安倍の発言をバラまいた。

国会空転が続けば、解散総選挙も辞さないという露骨な脅しだが、どうぞやって下さいという話だ。
柳瀬も出さず麻生も辞めない恐るべき居直り政権に国民の審判が下り、与党の惨敗は必至。
国民は大歓迎だ。

■国民が求めるのは
政策の是非より政治への信頼  
安倍政権の5年間で、この国は戦前の悪夢の二の舞いに陥ろうとしている。
 デタラメなアベノミクスで経済はメタメタ。
異次元緩和で市場にマネーをジャブジャブ流し込み、円安株高を演出するインチキで財政は敗戦直後よりも悪化している。

日銀が市場から買い上げた国債はこの間に2倍の約440兆円に膨張し、国と地方を合わせた借金は来年度末に1100兆円を突破。
GDPに対する借金比率は、敗戦時の200%を上回る230%に達した。

 内閣人事局を通じて官邸に人事権を掌握された官僚の質も地に堕ちた。
 政権を忖度した公文書改ざん、隠蔽が横行。

集団的自衛権の行使を可能にした安保法制に反対する野党議員に出くわした30代の幹部自衛官が「おまえの国会活動は気持ち悪い」「国益を損なう」「バカ」などと暴言を吐き、制止を無視して罵声を浴びせ続ける事件も起きた。
軍部が戦争に反対する政治家に「国賊!」と凄んだのと同じで、異常事態である。
安倍政権は諸悪の根源としか言いようがない。
「国民が今、求めているのは、政策の是非よりも政治に対する信頼の回復です。

安倍首相は先日も〈信無くば立たず〉と言っていましたが、果たして現状をキチンと認識しているのか。
疑惑の核心にいる安倍首相が誠実な姿勢で野党の追及に応えて、信頼を取り戻す努力をしているようには見えません。
進退を考えるほかない」(五十嵐仁氏=前出)
 悪辣破廉恥政権の放逐こそが、この国が今なすべき急務だ。
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2018年04月26日

突然飛び出た”解散” 与野党ともども寝耳に水?

突然飛び出た”解散” 
与野党ともども寝耳に水?
2018年4月25日 テレ朝news

 風が吹き始めたということなのか。
国会が混乱するなか自民党の幹部が突然、解散総選挙の可能性をカメラの前で口にした。

 自民党・森山国対委員長:「内閣不信任案が出されれば、解散も一つの内閣の選択肢なのだろうなと思います」
 突然、飛び出した解散の可能性。普段、慎重な森山国対委員長が総理の専権事項である解散を口にするのは異例のことだ。  

立憲民主党・辻元国対委員長:「何言っているのかしら?困るのは与党じゃないですか。今ですね。何が言いたいのかしら。脅しかしら」  
無所属の会・平野国対委員長:「与党だったら、そう当然言うんでしょう。そういうこと言って野党を牽制(けんせい)しているんじゃないでしょうか」
日本維新の会・馬場幹事長:「国会の都合で大義名分のない解散をするのはいかがかなと。(私自身)この7年間で4回選挙をさせて頂いているんで、後援会の方も『ええ加減にしてくれ』と」

 25日午前中に安倍総理と面会していた新党大地代表・鈴木宗男氏は、総理の言葉として、こう話した。
 新党大地・鈴木代表:「『あらゆる選択肢、あらゆる行動を頭に入れながら、とにかく政治の停滞がないようしっかり取り組んでいきたい』という強い決意でした」

 しかし、自民党二階幹事長は…。
 自民党・二階幹事長:「今どうして解散できるんですか。聞いてません。幹事長の知らない解散なんか世の中にあるわけないじゃないか」

 森山国対委員長が解散をにおわせてきた原因は、一にも二にも、正常化のめどが立たない国会にある。
野党側は、麻生大臣の辞任や柳瀬元総理秘書官の証人喚問など4項目の実現に向け審議拒否を続けているが、高すぎるハードルに与党側も歩み寄ることができない。
そんななか、22日に立憲民主党の枝野代表が内閣不信任案についてこう話していた。

 立憲民主党・枝野代表:「最も効果的な局面で使わなければならないと思っています」
 解散はこの発言を受けての牽制なのか。
それとも混乱する国会をリセットするためなのか。
与党側は26日、安倍総理が出席する集中審議を野党が欠席しても行う方針だ。
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2018年04月25日

歴史家も「戦前と酷似」と指摘 一強独裁政権の末期症状

歴史家も「戦前と酷似」と指摘
一強独裁政権の末期症状
2018年4月24日 日刊ゲンダイ

 森友学園の籠池夫妻の逮捕から、間もなく9カ月。
疑惑のど真ん中にいる安倍首相夫人の昭恵氏は、先週末の「桜を見る会」でシレッと笑顔を振りまいていたが、昨年3月の証人喚問で安倍夫妻に都合の悪い事実を“告発”した籠池氏は妻もろとも延々と拘置所に閉じ込められている。

 4月14日に3万人を集めた安倍政権に退陣を求める国会前デモ。
動画投稿サイトでは今、この場での立教大大学院特任教授の金子勝氏の演説が話題だ。
こう訴えた。

「アベは歴代首相の中で最も愚か。
論理的に考える能力が著しく欠けている。
バカほど恐ろしいものはない。
自らを批判する者を強権で弾圧するからだ」

 愚かな首相に都合の悪い人物は強権発動で口を封じる言論弾圧。
こうした「反安倍狩り」の被害者が霞が関には掃いて捨てるほどいる。
2013年に内閣法制局長官の首を、安倍の意向通り集団的自衛権の「行使容認」積極派の外務官僚にすげ替えた。
常軌を逸した人事権の乱用で、官邸の逆鱗に触れた高級官僚の報復人事が繰り返された。

実際、将来の有望株が飛ばされたり、次官候補が更迭された省庁は、総務省、外務省、農水省、宮内庁など枚挙にいとまがない。
 揚げ句に「総理のご意向で行政がゆがめられた」と告発した前川喜平前文科次官には「出会い系バー通い」のレッテル貼りで人格攻撃の粘着質である。

 政権の覚えがめでたい官僚だけが重用され、官邸に逆らった人物には粛清の嵐。
5年に及ぶ強圧手法が官僚に恐怖心を植えつけ、モラルや誇りを失わせ、ゴマスリ、嘘つき、忖度まみれの“ヒラメ官僚”がのさばる惨状を招いたのだ。
 その結果、この国の官僚機構は音を立てて崩れ果てた。

加計学園問題を「首相案件」とする文書が発見されても、なお「記憶にない」と言い張る柳瀬唯夫元首相秘書官らのシラ切りコメント。
ないはずの日報が次々見つかる防衛省・自衛隊の隠蔽体質。
ついには財務官僚が歴史を冒涜する公文書改ざんの大罪に手を染め、さらには現役次官がセクハラ騒動で辞任……。
もはや落ちるところまで落ちた腐敗ぶりだ。

 改ざんを上から押しつけられて自殺した近畿財務局の男性職員は、「常識が壊された」と口にしたという。
戦後70年以上かけて築き上げてきた民主主義の「常識」は、イカれた首相が権力を握ったたった5年間で元の木阿弥。
この国の中枢は完全にぶっ壊れて焼け野原が広がっている。

全体主義に変えたい勢力が牛耳り国を分断
 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)は
「昭和以降の歴代政権で、これだけ人事権をバックに強権を振るったのは、自分を批判した官僚らを戦地の前線送りにした東条英機内閣しか思いつきません」と語ったが、歴史と真正面に向き合ってきた人ほど、同様の思いを抱いているはずだ。

 昭和史を徹底的に研究してきたノンフィクション作家の保阪正康氏もそのひとりだ。
21日付の毎日新聞に掲載された「公文書管理問題 東条軍閥内閣と同様の構図」と題するコラムで、痛烈に安倍政権を批判した。

 保阪氏は〈この国の骨格に今や大きなヒビが入っている〉要因として、
@現内閣の強圧政治と世論誘導策 
A官僚機構の腐敗と道徳的退廃 
B行政文書管理のずさんさと歴史的無責任―――を指摘。

〈太平洋戦争の末期と終戦時の国家体制の崩壊の折に、この3点が表出していた〉として、先の大戦時における東条英機内閣と安倍政権の類似点をこう書きつづった。
〈(東条内閣の)独裁政治と自らの延命しか考えていない首相により国民はおびえ、沈黙し、そして面従腹背を生活上の知恵とした〉
〈こと中央官庁の官僚だけを例にとると、その構図は東条内閣当時と同様ではないかとの思いがする〉
〈この構図がわかった時、前述のAとBは官僚機構そのものが内閣に屈服している結果という側面がうかがえる〉

 保阪氏は〈日本の現在が、「2度目の歴史だ」と断言してはばからないのである〉と締めくくったが、2年前の日刊ゲンダイ「注目の人直撃インタビュー」でもこう語っていた。

「安倍さんは国会の答弁でよく“私が責任者ですから”と言うでしょう?
あれは東条の言い方と同じなんですよ。
政治権力の頂点にいる者が威張り散らすときの言葉で、東条は“俺に逆らうな”という恫喝の意味を込めてよく使いました。
あんな言葉、普通の政治家は使いませんよ」

 東条を「思想も意見もない」とコキおろしたのは、陸軍内で激しく対立した石原莞爾だが、なるほど東条と安倍の恐ろしいまでの共通項は「無能」だけではなかった。

■東条を上回る主権者無視の独裁気質
 いや、むしろ安倍やその取り巻きたちの独裁気質は東条以上かもしれない。
前出の前川喜平氏は14日の講演後の取材で行政腐敗の背景について、こう語っていた。
「全体主義に向かって国を変えていこうとする勢力があるのだと。
それが政治を牛耳り、政治を牛耳ったことによって行政も牛耳る。
そういう状況にあると私には見えます」

 前川氏が喝破した通り、東条に輪をかけてイカれた首相が政治を牛耳ったことで、この国は戦前と酷似した全体主義に向かいつつある。
 官邸はもちろん、安倍シンパの学者やジャーナリストらも報道圧力団体までつくって、メディアに目を光らせる。
そして政権に批判的なテレビコメンテーターを降板に追い込み、政権に都合の悪い報道はフェイクニュースだと騒ぎ立てる。

中立性など度外視し、教育現場にも堂々と政治介入。
安倍チルドレンの文教族2人は、文科省を介して前川氏に市立中学で講演させた名古屋市教育委員会への嫌がらせを「日常業務の一環」と開き直る。
そのクセ、安倍親衛隊の忖度官僚は「首相案件」と称して文部行政をネジ曲げ、安倍の「腹心の友」の獣医学部創設を強引に進めた。

“坊主憎けりゃ袈裟まで”で国家権力を駆使して反安倍派をとことん追い込む一方、
「お友だち」には権力私物化で過大な恩恵を与える。
まさに東条をも上回る独裁政治、権力の乱用ぶりではないか。

敗戦を11歳で迎えた筑波大名誉教授の小林弥六氏はこう言った。

「国が危うい方向にカジを切る時に最も顕著に兆しが表れるのは『報道と教育』です。
安倍政権の報道と教育への異常な政治介入は東条内閣を彷彿させますが、決定的に違うのは彼らの道徳観です。
当時とは政治システムが違うとはいえ、天皇を尊崇する東条が明治憲法と軍閥とが相まった“国体”護持にこだわり、忠誠を誓ったのに対し、安倍首相は現在の主権者たる国民を見下し、ないがしろ。国家統治の基本規範である憲法を無視した解釈改憲に飽き足らず、自分の強い意向で自衛隊明記の9条改憲に邁進。
首相が自衛隊の指揮権を握れば、かつての『大元帥』のような立場となりかねない。
安倍首相は自己都合だけで国家改変を狙っているようにも見える。
間違いなく、東条を上回るエゴむき出しの独裁者です」

 前出の国会前デモの演説で立教大の金子勝氏はこう警鐘を鳴らした。
「アベが言っているのは、9条に自衛隊を明記する。
つまり、あらゆる情報を隠す自衛隊をそのまま合憲にするということ。
(これを許せば)いつでも戦争がそうであったように、証拠をでっち上げて自衛の名前で戦闘行為をすることが可能になる」  

主権者の国民は民主主義を守るのか、安倍独裁を許すのか。
今がその分水嶺だ。
 この政権を本当の「末期」にしなければ、この国は戦前の歴史を繰り返すことになる。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(2) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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