2020年07月06日

米軍が働くかは状況次第 「専守防衛」は危うい本土決戦論

米軍が働くかは状況次第 「専守防衛」は危うい本土決戦論
7/4(土) 産経新聞

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の導入計画が撤回された。
政府が、これに代わるミサイル防衛体制を含む新たな安全保障戦略を検討していくことになった。

 安倍晋三首相が議論を進める考えを示した敵基地攻撃能力保有の是非が焦点となる。
自民党は、小野寺五典元防衛相を座長とする検討チームで、抑止力の一つとして積極的に取り上げる方針だ。
 これに対して、日本の防衛力充実を望まない中国や、憲法や「専守防衛」を理由に挙げる公明党、共産党などから反対論が出てきた。

 中国外務省報道官は「専守防衛の約束を真剣に履行するよう促す」と述べた。
その中国は、2千発以上のミサイルを日本に向けている。
それらには核弾頭を搭載できるものがある。
 中国に「専守防衛を守れ」と説教する資格はない。

中国の反発から分かるのは、敵基地攻撃能力の保有は対中抑止力向上に有効だということだ。
 公明党の斉藤鉄夫幹事長は「専守防衛の基本的な考えからも国民の理解を得られると思っていない」と述べた。
共産党の小池晃書記局長は「攻撃的兵器の保有は、自衛のための最小限度の範囲を超えるから許されないとしてきた憲法上の立場を完全に蹂躙(じゅうりん)する」と語った。
立憲民主党もこれまで保有に反対してきた。

 中国やこれらの党に共通するのは、国民を守る際に日本だけは世界で唯一、侵略国の領域で戦うなと求めている点だ。
日本国民の命を蹂躙する侵略国を利する話を「専守防衛」という聞こえの良い言葉で覆っている。
 このような俗論的な「専守防衛」論はとても危うい。

米軍が働くかは状況次第だ。
自衛隊は本土決戦を強いられる。
自国の領域ばかりで戦えば国民の犠牲が甚大になるのは道理だ。
 政府の立場は俗論とは異なる。
専守防衛の下でも敵基地攻撃能力保有を合憲としてきた点は、まだましである。

 本来は、日本侵略を決める政治中枢も叩(たた)ける「積極防衛」を理念とするのが望ましい。
求められるのは、どうすれば日本と国民を守れるかという「必要性の論理」に基づく真摯(しんし)な議論だ。
それを憲法が認めないというなら、憲法解釈の方がひどく誤っている。
       (論説副委員長・榊原智)
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2020年07月05日

「秋に解散」を振り回す麻生副総理のある思惑

「秋に解散」を振り回す麻生副総理のある思惑
キングメーカー狙いか、首相への援護射撃か
2020/07/04 東洋経済オンライン
泉 宏 : 政治ジャーナリスト

コロナ国会では、あまり存在が目立たなかった麻生太郎副総理兼財務相が、ここにきて永田町を騒がせている。
安倍晋三首相と6月だけで8回も会談した麻生氏が、同月29日に公明党の斉藤鉄夫幹事長に「秋に解散をやるべきだ」と持ち掛けるなど、「政局の仕掛け人」として動き出したからだ。

安倍首相の盟友で後見人も自任する麻生氏だけに、政界では「首相と打ち合わせたうえでの動き」(閣僚経験者)との見方も多く、与野党を問わずに解散風に身構える。
ここにきて東京を中心に新型コロナ第2波の不安も急拡大しており、石破茂元幹事長が「この状況で(解散は)やるべきではない」と発言するなど、与党内には秋解散反対の声も広がっている。

秋解散への地ならしか
安倍首相自身は解散について「やれるときにやる。その時期は神のみぞ知る」と漏らしたとされる。
麻生氏との会談と並行して、安倍首相は連日、与党幹部らとの会談も続けており、「秋解散への地ならし」(自民幹部)との指摘もある。
麻生氏が「解散するなら秋しかないと進言した」(側近)のは、安倍首相の求心力回復への援護射撃ともみえる。
その一方で、細田派に次ぐ党内第2勢力の麻生派の領袖として、本格化しつつあるポスト安倍レースでの「キングメーカー狙い」との見方も出る。

麻生氏の唱える秋解散説には、さまざまな政治的要素が絡む。
現在の衆院議員の任期は2021年10月満了で、2020年10月で前回衆院選から3年となり、「平均2年半」とされる衆院選の間隔をすでに上回っている。
しかも、任期満了直前の2021年9月末には安倍首相の自民党総裁としての任期が切れる。
コロナ禍での経済対策や東京五輪開催を前提に政治日程を予測すると、政界では「次期衆院選のタイミングは『年内』か『来秋』の2択」(自民長老)との見方が支配的となる。

このうち「来秋」は事実上の任期満了選挙となる可能性が高く、政治的には安倍首相による解散権行使との意味合いは消え、政局運営の武器とはなりそうもない。
だからこそ麻生氏は「解散するなら秋しかない」と首相の背中を押すのだ。
夏以降に予想される内外の政治日程も麻生氏の主張を裏付ける。
アメリカが議長となるG7サミットは8月末が想定され。安倍首相の盟友・トランプ大統領の再選がかかる大統領選は11月3日だ。
さらに、国際オリンピック委員会が東京五輪開催の可否について検討を本格化させるのも10月ごろとみられている。

解散説の原因となった「3A1S」会談
さらに、医療専門家の多くが11月以降にコロナ第2波の襲来を予測している。
となれば、政治的にみても「秋口解散ー10月選挙しかない」(自民選対)。
「選挙の神様」との異名もあった小沢一郎氏(国民民主党)も「選挙をやるとすれば10月だ」と断言する。
与党内では、臨時国会を9月28日に召集して冒頭解散し、投開票日を10月25日とする具体的な選挙日程も取り沙汰されている。
公明党が党大会を9月27日に設定し、安倍首相の出身派閥である細田派の政治資金パーティが同28日開催予定であることや、10月25日が衆参統一補欠選挙の実施日となることから組み立てられた仮説だ。

麻生氏の言動とともに、今回の解散風加速の原因となったのは、いわゆる「3A1S」と呼ばれる安倍、麻生両氏と菅義偉官房長官、甘利明自民党税制調査会長の4者会談(6月19日夜)だ。
「政権の真の中枢」と位置付けられてきた4氏の会談は、2017年7月以来3年ぶり。「前回の会談では解散時期も話し合われ、それが9月28日解散ー10月22日投開票という前回衆院選につながった」(自民幹部)とされる。
「まさにビデオテープでもう一度」(閣僚経験者)ともみえる。

もちろん、与党幹部の中では「コロナ禍での解散などありえない」との声が多数派だ。
ポスト安倍の人気ナンバーワンとなっている石破氏は、7月2日の講演で「(前回は)国難突破解散だったが、(今回は)何を国民に問うのか。
『いまなら勝てるだろう解散』はやるべきでないし、憲法の趣旨にも大きく反する」と、秋解散説を厳しく批判した。

その一方で、選挙で自民党が最大の頼りとする公明党も、山口那津男代表や斉藤幹事長が秋解散に否定的見解を繰り返している。
「コロナショックで集会も開けず、選挙準備が整わない」(斎藤氏)のが理由だ。
にもかかわらず、同党は2日、次期衆院選での小選挙区公認候補を発表した。
「(衆院議員の)任期が1年ちょっとだから、当然のスケジュール」(斉藤氏)と強調するが、野党は「秋解散への準備」(立憲民主幹部)と色めき立つ。

そうした中、自民党内ではポスト安倍レースも本格化している。
石破氏や岸田文雄政調会長ら後継総裁の有力候補と、安倍首相や麻生、二階俊博幹事長、菅各氏との会談が連日行われている。
一連の会談は「解散時期やそれに先立つ党・内閣人事での感触を探る目的」(細田派幹部)とみられており、これも解散風をあおる要因となっている。
中でも、麻生、二階両氏の「縦横無尽な動き」(自民幹部)が際立つ。

麻生氏は安倍首相との連続会談と並行して、各派閥の領袖や幹部との会談を繰り返している。
これに対抗するように、二階氏も石破、岸田両氏とそれぞれ個別に会談する一方、菅氏とも意見交換するなど、「政界随一の寝業師」(二階派幹部)としてにらみを利かす。
まさに「麻生氏と二階氏による政局運営での主導権争い」(岸田派幹部)ともみえる。

二階氏は幹事長続投に布石
二階氏は9月8日に幹事長在任日数が歴代最長となる。
2日の岸田氏との会談では「前途洋々、次に期待する」とエールを送る一方、岸田、二階両派を含めたお祝いの会を開催することも話題になったという。
「9月の党役員任期切れに絡めた人事での幹事長続投への布石」(岸田派幹部)との見方も広がる。
麻生氏は首相に就任した2008年9月に、臨時国会での解散を模索したが、リーマンショックで断念した経緯がある。
当時も衆院議員の任期満了が約1年後に迫っており、結果的に2009年8月末の「政権交代選挙」で自民党は惨敗、民主党政権が誕生した。
「安倍首相にその轍は踏ませたくない」との思いが麻生氏の活発な動きにつながっているとの見方もある。

そうした中、首相サイドからは秋解散に否定的な声も漏れてくる。
「国民がコロナ禍で苦しむ中、感染防止や経済対策に専念すべきで、解散による政治空白などありえない」(官邸筋)という判断だ。
首相側近も「首相には、この状況であえて伝家の宝刀を抜く気はない」と断言する。
「多弱」と呼ばれて久しい立憲民主、国民民主など主要野党の足並みの乱れが続く現状から、自民党内には「秋に解散しても負けない」(幹部)との声も少なくない。
しかし、自民党が秘かに実施した全国的調査では「今やれば自民過半数割れもありうる」(自民選対)との厳しい結果が出ているとされる。
そもそも安倍首相にとって「伝家の宝刀を抜くかどうかは、まずはコロナ次第だが、ポスト安倍レースの状況も見極める必要がある」(側近)のは間違いない。

現状では、安倍首相が後継者に期待する岸田氏への国民的期待は依然として広がりを欠き、安倍首相の足元の細田派内でも「岸田氏は担げない」との声が多数派だとされる。
安倍首相が来秋の事実上の任期満了選挙を選択すれば、その前段となるはずの自民総裁選で石破氏勝利の可能性も広がる。
このため、党内からは「首相が秋解散を決断する場合は、選挙後に退陣して両院議員総会の投票で岸田後継を実現する戦略」(閣僚経験者)とのうがった見方もささやかれる。

梅雨明け間近の永田町は「コロナと解散説での暑苦しさ」(自民若手)が増すばかり。
盟友の麻生氏の仕掛けた解散政局に首相がどう反応するのか。
それこそが「神のみぞ知る」の実態だ。
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2020年07月04日

我々の日常に潜む「小さなファシズム」、大学の体験授業に学ぶ

我々の日常に潜む「小さなファシズム」、大学の体験授業に学ぶ 『ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか』
2020.7.3 ダイヤモンドオンライン
麻木久仁子:HONZ

「白いシャツと紺のジーンズ」で 「リア充爆発しろっ!」
 数年前のこと、ツイッターで奇妙な動画を見た。
揃って白いシャツにジーンズを身につけた大勢の若者たちが、「リア充爆発しろっ!」と大声で叫んでいる動画だ。
声を揃え息を合わせ、大声で唱和している。「なんだこりゃ?」。

 どれどれと検索してみると、ある大学で行われている「ファシズムの体験学習」だという。
どうやらその動画は、周りで見物していた学生が撮ったものらしいが…。
 甲南大学文学部の田野大輔教授のファシズム体験学習である。

*『ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか』
  田野大輔著 大月書店刊 1600円+税

 田野教授が「田野総統」、学生たちは「田野帝国の国民」となって行なわれるロールプレイングを通して、人々がファシズムを受け入れるときどのような感情の動きがあるのかを体験させ、いわば「ファシズムに対するワクチン」となるような気づきを得ることを目的としている。
 体験学習は2回にわたって行う。
大教室に集まった250人で行う大規模ロールプレイだ。

1回目。
「独裁」を体験するのだからなんといってもまず「独裁者」を決めなくてはならない。
そこで田野教授が「独裁者役」を務めることを、全員の拍手を持って承認させる。
そして、独裁者への敬意を敬礼で示すことを要求し、ナチス宜しく片手を斜めに伸ばして「ハイルタノ!」と大声で唱和させる。
 続いて独裁を支える共同体の一体感を実感させるために、全員を立たせ「独裁者」たる教授の笛に合わせて足を踏み鳴らす。
さらに、誕生月ごとに席を座り直すように促し、友人と切り離して横のつながりを失わせて分断し、「総統と自分」という縦のつながりへの従属が容易になるようにする…
そして「ハイルタノ!」と声を合わせて絶叫させ、いよいよ「共同体の敵(と設定した)リア充を排除するため、「リア充爆発しろ!」を唱和する練習をして、授業は終わる。

「サクラ」による ロールプレイも体験
 2回目。
「白いシャツと紺のジーンズ」を身につけてくるように指示された学生たちが勢ぞろいする。
「制服」は一体感を支える有効なツールだ。
いよいよ「共同体の力を実行する体験」をする。
例によって誕生月ごとに座り直させて分断し、「リア充爆発しろ!」の糾弾の練習をする。
が、ここに白シャツではなく柄シャツを着てきて(共同体の掟を破る)、そのうえ私語をするなど一体感を壊すような行動をとるものが現れる。
柄シャツは教壇に引き出され、首には「総統に反抗しました」という札を下げられ、晒し者にされる。
もちろん柄シャツも引きずり出す者も「サクラ」でありすべて台本なのだが、それでも教室は静まり返る。
一体感の高揚と、それを乱した者に与えられる屈辱への恐怖をロールプレイするわけだ。

 いよいよグラウンドでの糾弾行動である。
 隊列を組み、「ハイルタノ!」を叫び、グラウンドを行進する。
野次馬も見ているが、恥ずかしがるなと指示され、繰り返し叫んでいるうちに声は大きくなっていく。
そして、発見したカップル(もちろんこれもサクラ)を取り囲んで「リア充爆発しろ!」と、耐えかねたカップルが退散するまで怒鳴り上げるのだ。
こうして「目的」を遂げた受講生たちは、さて何を思うのか。

 受講生たちの体験後のレポートが興味深い。
“彼らの多くが集団行動に参加するなかで徐々に没入感を増していき、悪いことだとわかっていても気持ちがどんどん高ぶっていく経験をしていることがわかる。

「最初は乗り気でなかった自分が大声を出すようになっていた」 「ちゃんと声を出さないと逆に恥ずかしいという感情が生まれた」 「いったん従う気持ちに包まれたら、従わないメンバーに苛立つようになった」
 レポートには、学生たちが自分の意外な感情の変化に驚いたことが表れている。

この体験学習は、そもそも「独裁体制とは厳しい統制に抑圧された大衆が恐怖に縛られ家畜のごとく独裁者に従って成立するもの」ではないことを実感するためのものなのだ。

“同じ制服を着て指導者に忠誠を誓い、命令に従って敵を攻撃するだけで、人はたやすく解放感や高揚感を味わうことができる。
そこではどんなに暴力的は行動に出ようとも、上からの命令なので自分の責任が問われることはない。
この「責任からの解放」という単純な仕組みにこそ、ファシズムの危険な感化力があると言ってよい。
 そのような感情を体験することで、ファシズムが参加者にとって胸躍る経験でもありうること、それだけに危険な感化力を発揮しうることが理解できるようになるだろう”

客観的な視点を 失わせないようにするための工夫
 この体験授業が話題になると、様々な反応が現れた。
もちろん「素晴らしい」という声は多かったが、批判や懸念もあった。
わざわざファシズムをいかに実行するかなどと教えて寝た子を起こすことにならないかという声もあった。
またこうした「感情を動かす」授業の倫理的な側面についての懸念もあったように思う。
「集団の暴走」を体験するのだから、本当に暴走してしまい、コントロールを失う危険があるのではないか、というものだ。

 が、本書を見れば、こうした様々な立場からの懸念は事前に十分想定されており、その対策を講じた上でおこなわれていたことがわかる。
 まずこの授業は、2回きりの体験授業のみで成立しているものではない。
これは「社会意識論」という講座の一場面であり、体験学習の前にファシズムのメカニズムについて十分学んだ上で行う、実は座学をこそ重視したものなのだ。
その事前の講義の中では有名なミルグラム実験や監獄実験などについてもとりあげ、「権威への服従」についての知識を学ぶ。

体験後も参加者がいかに「実感」を「客観」的に認識できるかという「デブリーフィング」に力を入れている。
また、体験学習自体にも多くの配慮がなされている。
一つ挙げるなら例えば「ハイルタノ!」だとか「リア充爆発しろ!」などと叫ばせるのは、いわば「滑稽」なのだが、これはあくまでもロールプレイなのだという客観的な視点を失わせないようにするためなのだという。

我々の日常に潜んでいる 「小さなファシズム」
 それにしても、この体験学習のプログラムをみると、いかに我々の日常に「小さなファシズム」が潜んでいるか気づかされて、怖くなる。
一体感が与える高揚。
共通の敵を見出した時に強まる共同体の絆。
「正しい指導者」に従うことで得られる解放感。
読者はいまこの令和の日本の日常において目にする、様々な場面を想起することだろう。

 我々自身が思う以上に「感情」というものは「持って行かれる」ものなのだ。
ナチス政権下ではユダヤ人男性と交際したドイツ人女性がさらし者になったそうである。
パリが陥落した時にはドイツ人男性と交際したフランス人女性がさらし者になった。

 戦争に反対するような人間を非国民と呼び糾弾した我が国の歴史は言うまでもない。
が、私自身、どこに身を置くか次第で「正義の糾弾者」にならないとも限らないという恐れを感じるのだ。
理屈でわかっていても声を出し体を動かし、感情を揺さぶられることで得られる解放感の魔力を理解しなくてはならないと、本書は教えてくれる。
全員で一緒の動作や発声をくり返すだけで、人間の感情はおのずと高揚し、集団への帰属感や連帯感、外部への敵意が強まる。
この単純だが普遍的な感情の動員のメカニズム、それを通じた共同体統合への仕組みを、本書はファシズムと呼びたい。
 このメカニズムを知らないで、いかに「感情の動員」から逃れられるか、見当もつかない。
知るしかないのだ。ぜひ、「ファシズムの教室」で学んでみてください。
         (HONZ 麻木久仁子)
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