2011年01月14日

失われた時間を返せ!!

足利事件で再審無罪になった菅谷利和さん(64)の6395日に渡る「逮捕・拘束」に対して、国家賠償が確定しました。

菅谷さんからすると 金額より「失った刻を返せ!!」という気持でしょう。

当時のマスコミ報道も「再審無罪」になるまでは、惨い「人権侵害」の山でした。

<解決が未解明なもの>

・真犯人はだれか・・、幼い子を殺害された幼児のご家族の葛藤。
・当時の取り調べ警官、検事、有罪とした裁判官の倫理的責任。
・マスコミの犯人視の報道
・日弁連や支援団体が存在しなければ・・・
・無期懲役ではなく 死刑判決で刑が執行されていれば・・・
・再審でDNA鑑定技術が進歩していなければ・・・

「無罪を信じた人、冤罪ではと疑問を持った弁護士」の存在が 再審無罪を勝ち取る原動力になり 拘留中の菅谷さんの心身を支えたのでしょう。
「時間を返せ!!」との思いは消えないでしょうが まだ64歳、なんとか第二の人生を幸せに暮らして欲しいです。

不謹慎のようですが「年金」や「国民保険」の支払いは、強制的に出来なくされたのです。これらも解決して欲しい。

当時4歳、生存していればもう母親になっていたかも知れない被害者を殺害した「犯人」は 今だ「逮捕」されていません。
この事件は、真犯人を時効後でも特定し または「逮捕」しなければ 完結はしません。
被害者家族の心情もくみ、継続捜査・真犯人特定まで捜査陣は責任をとる必要があると思います。


記憶に新しい厚労省元局長の村木さんの場合も 最高検次長検事が謝罪をしたとのことですが、この冤罪をあぶりだしたのが江川昭子さんらのフリージャーナリスト達 と家族・同僚の支援です。
村木さんが 弱きになり 供述調書に判を押してしまっていたら 長期の冤罪裁判になるところでした。

現在マスコミのニュース解説者・コメンテーターで 付和雷同せず 「取材を元に発言したり疑問を持ったりする」ジャーナリストの出演が驚くほどなくなっています。
大げさにいえば、民主主義の危機・崩壊かとも思えます。
情緒的な感想や無責任な犯人推定、事後の言い訳などを聞くために ニュースを見るのではありません。
マスコミ報道の「自主規制」も問題にしなければならないでしょう。

初期捜査・証拠固めや検事・弁護士の資質で 「犯罪者にされる」ことほど怖い物はありません。
今 条例などを厳密解釈すれば 「誰でも被告人になる」可能性があるのです。

ちょっと友人との憩いの「賭け麻雀」も 「賭博罪」で逮捕する気になればできるものです。
最近、仙石とか枝野とかの弁護士を信頼出来なくなっているので、事件・事故にまきこまれないように気をつけるしかないですね。

国家賠償は「税金」からの支出です。

杜撰な捜査のために「国家賠償法」がでる冤罪や拘留などが 税金のムダ遣いそのもので、人の人生まで狂わせます。
今回の菅谷さんにたいする賠償は、担当捜査官・検事・裁判官・マスコミに支払って貰いたいと複雑な気持ちです。

posted by 小だぬき at 08:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする