2011年04月28日

石巻市立大川小学校の教訓とトラウマ

安全主任を 現職中8年ほどした 私は 大きな災害を経験せず 訓練だけですみ幸せだったと思います。

遠い過去の新潟直下型地震で 学校が液状化のため沈下したことがありました。

その時に 担任は 想定マニュアル通りに任務遂行をしたのですが、担任している児童のなかに死者が出たために、
「児童がなくなっているのに担任が生きているのはおかしい」と誰が考えても理不尽な非難・個人攻撃をうけて 退職に追い込まれました。

類似の事例は、少なからずあります。

現職の時は 児童を死亡させて 担任は生き残れるのか・教員として勤務し続けられるのかと 我がこととして各地の災害や事故のたびに考えました。

今回の宮城県石巻市立大川小学校児童74名・教職員の死亡事故は 避けられただろうかと「安全主任」経験者として考えるのです。

少なくとも 校庭退避・児童確認・少しでも高い位置への避難誘導までは完璧な判断だと思います。

まさか津波が10数キロ離れた区域に逆流してくるとは 先頭に立った教員も想像できなかっただろうし、津波を見た教員・子ども達の恐怖は想像を絶するものがあります。

結果論では 大惨事になったのですが、この時 何か他の判断をする余地があったのかも疑問なのです。

事故後 山に避難してくれればとか 多くの声がでましたが、

現場はより安全な交通路と早く退避できることを優先するものです。

大量の尊い犠牲がでました。全国の学校の避難体制に生かされていくことが この災害で亡くなった子ども達への教育現場の冥福の祈り方でしょう。

ご家族の悲しみや まだ対面できない「我が子」の発見をまつご家族の心境を考えると 複雑な思いがしますが 

二度と同じような被害を生まないための教訓づくりは どんなに辛くてもしていく以外ありません。

同職に合ったものとして 生き残った教員の心のケアも十分にしてほしい。

無事避難を信じて 指示をだしたことが、大量災害死に繋がってしまった 教員としても人間としても 今一番辛い立場にいるのが生き残った教員達です。

子ども達のご家族の心痛は 計り知れないものがあるでしょうが、1日も早く 心の中に亡くなった子ども達を生かせてあげてください。

この「学校」のことを なかなか記事にできなかったのも 同職だった者の躊躇のような気がします。 
posted by 小だぬき at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ病について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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