2012年03月04日

キラキラネームの増加で「名前の3分の1も読めない」と教師

キラキラネームの増加で「名前の3分の1も読めない」と教師
※女性セブン2012年3月15日号

「し水」「中の」「わた辺」…いったい何と書いてあるのかと思いきや、これらは小学生たちが書いた自分の名前だ。

「習っていない漢字は平仮名で」──そんな学習指導要領に“縛られた”結果である。


 平仮名と漢字を交えて名前を表記することを「交ぜ書き」というが、このような表記の仕方がうまれた背景には、当て字など、読み方がわからない名前が増えていることもあるようだ。


 明治安田生命の「名前ランキング」によると、2011年生まれの子供で、いちばん多かった名前は「陽菜(ひな)」と「結愛(ゆあ)」。5位には「心愛(ここあ)」と芦田愛菜(7才)と同じ「愛菜(まな)」がはいった。いずれも当て字を使った名前だ。


 また、「希星(きらら)」「来桜(らら)」「絆星(きら)」「月(あかり)」など、いわゆる“キラキラネーム”といわれる難読の名前も増えており、「天響(てぃな)」など、ルビをふってもらわなければ、とうてい読めないような名前も多い。


 それだけに、「みんなが読めないから」という理由で、漢字を使わせない現場の事情もわからないではない。ある小学校教諭は、こう本音を漏らす。


「英語読みをさせたり、大人も読めないような難解な漢字を使ったり。子供は誰も読めませんよ。正直いって、私でも新入生の名前の3分の1は読めません」

 いまの流れが続けば、いずれは「当て字」の名前のほうが多くなる可能性もありそうだ。

埼玉県在住の主婦がいう。

「小1の娘にこういわれました。『名前を書くときは平仮名じゃないといけないんだよ。だって、落とし物を拾っても誰のだかわからなくて、届けられないから。いちいち先生に聞きに行かなきゃいけないじゃん』って。確かに…と納得してしまいました」


 だが、交ぜ書きすることで、かえって名前が読みにくくなってしまうケースもあるようだ。

「同じクラスに『咲心』と書いてクミちゃんと呼ぶ子がいるんですが、2年生でまだ『咲』の字を習っていないから、展示物には『く心』と書いてある。“えっ? クシン(苦心)ちゃん?”と読み間違える親御さんも多いんです。『桜空』と書くサラちゃんは、展示物には『さ空』ちゃん。かえってわかりにくいと思うんですが…」(34才・主婦・神奈川県)


 ある小学校の教師は、こういい切った。

「フリガナをふればいいだけの話で、漢字を書かせない理由にはならないはずです」
 交ぜ書き問題に警鐘を鳴らす立命館小学校副校長の陰山英男さんは「書いてもいい」からさらに一歩進んで、「書かせるべき」という立場を取る。


「たしかに、いまは当て字が多いので、初めて目にするとどう読むのかわからない名前もあります。でも、読めないならその場で教えればいいし、子供同士で教え合ってもいい。当て字であろうが、漢字でつけられたものであれば、漢字で書かれたのが本当の名前。相手を尊重するという意味でも、その漢字を読めるようにすべきです」(陰山さん)


 そのうえで、こう続ける。

「1年生のうちは漢字で書くことが難しいこともあります。しかし、2年生になったら漢字で書かせるべきです。あまり知られていないかもしれませんが、低学年の『生活科』の授業では、自分の名前の由来を学習する時間があります。親がどんな思いで子供の名前をつけたのか。それを知ることで、自分の名前を大切にしようというのが狙いです。
教師が名前を漢字で書かせないのは、こうした名前の指導をしていないということにほかなりません」

posted by 小だぬき at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育・学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大学生の4人に1人「平均」分からない

大学生の4人に1人 「平均」分からない
2012年2月25日   東京新聞

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入学して間もない大学一年生を中心に数学的素養がどの程度身に付いているか調べた結果、四人に一人が「平均」の意味を正しく理解していないことが二十四日、日本数学会の「大学生数学基本調査」で分かった。


 調査対象は、学校週五日制が導入され、学習指導要領で学ぶ内容が減らされた「ゆとり世代」の学生。同会は「科学技術立国を目指す国として由々しきことだ」と懸念している。


 昨年四〜七月、国公私立四十八大学の一年生を中心とした五千九百三十四人を対象に、統計や論理など五分野の基礎的数学力を調査。偏差値ごとに国立三、私立四の計七グループに分けて正答率を比較したほか、偏差値は関係なく学部別でも分析した。


 その結果、身長を題材に平均の定義とそこから導かれる結論を求めた設問の全体の正答率は76・0%だった。

東京大など最難関国立大グループの正答率は94・8%と高かったが、偏差値五〇以下の私立大グループは51・2%。理工系学生でも82・0%にとどまった。

 文章を読ませて確実に言えることは何か、と論理力を問う問題の全体の正答率は64・5%。最難関国立グループは86・5%だったが、偏差値五〇とそれ以下の私大二グループは50%を切った。
 同学会理事長の宮岡洋一東京大教授は「論理力を身に付ける必要がある。数学の入試問題も一部でも記述式にすべき」としている。
posted by 小だぬき at 12:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 教育・学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする