2012年04月01日

亀井静香 正義の人かドンキホーテか 政権崩壊のアリの一穴の声も

亀井静香 正義の人かドンキホーテか 政権崩壊のアリの一穴の声も
2012年3月31日 日刊ゲンダイ掲載

敵に回すと厄介

「さすが亀井さん。想像以上の騒ぎとなりましたね」 
政治評論家の有馬晴海氏がこう言った。

国民新党は衆参8人の小所帯だ。このうち消費税増税に反対し政権離脱を主張しているのは、亀井静香代表と亀井亜紀子政調会長の2人だけ。
野田政権に歯向かっても、多勢に無勢。流れを変えることはできない。

 それでも動けばテレビカメラが追っかけ、ニュースとなる。
29日から、亀井は久しぶりに注目の人となった。それも誇大妄想に耽る「ドンキホーテ」ではなく、筋を通す「正義の人」として、脚光を浴びたのだ。

 国民新党の残る6人は政権にしがみつく構えである。

自見金融相は、亀井に何度も携帯を鳴らされながら電話に出ず、シレッとして閣議で署名した。

「大臣はどうしてもやめたくないと逃げ回っている。みっともないから、やめてほしい」と、20歳も下の亀井政調会長に批判されても、平気の平左だ。
やはり大臣は、3日やったらやめられないらしいが、分は悪い。
いくら、「郵政民営化法改正案を仕上げる」(下地幹事長)と政権居残りを正当化しても、郵政改正案は自公も賛成だから、成立は確実だ。政権にとどまる理由にはならない。

「信念を貫いたのは2人の亀井。国民は支持します。残りの連中はシメシメと思っているのかもしれないが、選挙は厳しい。

小渕政権のとき、連立離脱した自由党を抜けて与党に残った保守党はどうなったか。3カ月後の選挙で衆院議員が18人から7人に激減しています。そのときと同じでしょうね」(政界関係者)

 政権に残る連中は、そこが死に場所だ。6人で新党を立ち上げても、生き残りは難しい。国民新党の票とカネは、亀井代表のキャラクターで集まった。顔役がいなければ、泡沫政党になるのがオチだ。

 野田政権も危ない。国民の亀井支持は、裏を返せば「野田ノー」だ。

世論の反増税は高まるし、永田町の雰囲気も変わってきた。

 前出の有馬晴海氏が言う。

「本来なら、1人や2人が減ったところでビクともしないはず。民主党が衆議院で圧倒的多数を占めていることに変わりはありません。

それなのに、テレビや大新聞が亀井さんの動きを政局として取り上げたから、永田町はキナ臭くなってきた。だれもがそわそわし始めています。

亀井さんは、おとなしくしている“隠れ増税反対派”の背中を押した。増税反対でも存在感を示せることを証明したのです。これは大きい。

今後は、内閣や執行部に反発し、声を上げる議員が増える可能性が出てきました。

小沢系の17人が政務三役や党の役職を辞任したのも、ジワジワと効いてくる。野田首相が増税法案の採決に突っ込めば、大量造反も考えられるというムードになってきました」

 亀井を敵に回すと厄介だ。金融相のときは、憎き竹中がつくった銀行を潰し、小泉構造改革路線に逆行するモラトリアム法案を成立させた。郵政民営化だって、粘り腰で事実上の撤回が秒読み段階に入っている。

 消費税増税に「政治生命をかける」と公言している野田首相が、地獄を味わうのはこれからだ。

亀井の反旗は、政権崩壊のアリの一穴となりそうである。

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はじまりの風・・天声人語

2012.4.1  朝日新聞「天声人語」より

旅先で目覚め、初めての地にいるんだと高ぶることがある。昨日までとは違う一日の始まりだ。

春荒れ一過のこの朝を、社会に出る皆さんはどんな思いで迎えただろう。

望んだ道でも、スタートラインの白さに気後れするのが常人である

▼〈あの時夢に見ていた世界に立っているのに/見渡す景色に足を少しすくませ/だけど後ろ振り向かないで/歩いてゆくこと決めたから……〉。すべての新社会人に、平原綾香さんが歌う「はじまりの風」を贈りたい



▼この春の就職内定率は、震災復興の仕事が増えたことで大学生、高校生とも去年を上回った。むろん正規雇いばかりではない。始まりが順風でなくても、まずは力の限り一歩を踏み出そう

▼門出に心苦しいのは過去から転がってきた国の借金だ。1千兆円に迫る雪だるまを止めようと、消費増税の法案が提出された。5%を2年後に8%、1年半おいて10%へ。

負担感は低所得層ほど大きい。借金の先送りで苦しむのも、差し当たりきついのも若い世代である

▼振り向かずに突き進む野田首相は、向かい風の中にある。小沢一郎氏の仲間は辞表攻勢をかけ、連立相手の国民新党は割れた。頼みの自民党も「まずは解散」とつれない

▼この増税政局、詰まるところ政治家の度胸と度量を問うている。権力欲だけで議員になったわけではあるまい。

ここは、国政へと背中を押した「はじまりの風」を思い起こすべし。

きょうの暮らしと国の明日が危うい時に、政策より政局のわけがない。
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2012年04月02日

沖縄戦 「さとうきび畑」歌碑除幕式

沖縄「ざわわ」の歌碑が完成

2012年4月1日(日)19時56分配信 共同通信


 「ざわわ、ざわわ」の歌い出しで知られ、沖縄戦で父親を失った少女の悲しみを歌った「さとうきび畑」の歌碑が完成し除幕式が1日、67年前の同じ日に米軍が沖縄本島に上陸した沖縄県読谷村で開かれた。サトウキビが風に揺られる中、地元の子どもらが歌を合唱。近くの自然壕では慰霊祭もあった。米軍の艦砲射撃の激しさをイメージし、鉄で作られた歌碑の高さは180センチで、幅360センチ。





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2012年04月03日

気を付けて!先輩OLが「イラッ」とする新入社員のNGマナー

気を付けて!先輩OLが「イラッ」とする新入社員のNGマナー
2012.04.02 18:00   NEWSポストセブン

新たな人生のスタートを切る春、会社にも社会人デビューをする人が入ってきます。

これから新入社員となる人もどきどきしているでしょうが、受け入れる先輩方もいろいろ思うところがあり。


スターツ出版株式会社が運営する女性向けWebサイト『OZmall』では、4月から社会人デビューをする新社会人向けに、先輩社員の本音など、様々なアンケート調査を実施しました。


先輩社員が気になってしまう、“新入社員のマナーで特に目に付くポイント”はどこなのでしょうか?



■一番気になるのが敬語! 取引先へのタメ口はもってのほかです


1,317人の先輩OLによる回答で1位となったのは、「敬語の使い方」でした。中には、「社内では笑い話になっても、取引先の方にまで敬語が使えず驚いた」なんて経験をした人もいたようです。


敬語が使えないのがその人だとしても、会社員である以上、失敗したら会社の名前も傷つきます。社会人マナーの最低限なものとして、敬語はきちんと使ってほしいですよね。


続いて2位は、「出社、退社時の挨拶」。

このアンケートに参加した先輩OLは、「挨拶はきちんと出来なきゃ社会人失格でしょ」と回答。ぜひ新入社員は気を付けてほしいものです。


3位は、「注意をされたときの受け答え(怒られ方)」。

これについては、「きちんと謝れない人が増えてきた気がします。上司に怒られても言い訳したり、ごめんなさいの一言が言えなくて反省しているのか分からない」という厳しい声が……。


そして、4位には「オフィスでの私語・態度」、

5位には「電話の取り方」、と続いています。



どれも新入社員にはありがちなNGマナーですが、それぞれについてよく見てみると、自分の新入社員時代を思い出してしまう方も多いのではないでしょうか。


ちなみに5位に入っている電話の取り方については、私にも覚えがたくさんあります。ある会社に電話したところ、応対に出たのはどうやら新入社員らしき男性。

最初のうちはよかったのですが、途中から急にくだけた調子になり、「あぁ、それOKっすよ。また電話してもらったらいいと思います」と返されました。


こういう経験、一度や二度ではないので、もう慣れてしまいましたが……。とりわけ5月あたりに増えるのは、新人研修が終わって、各部署に配置されたからではないでしょうか。


しかし逆に、こんな意見もありました。


「変に気を使いすぎで、雑用を全部やろうとする。雑務のために雇っているわけではないし、“それくらい自分でできるよ……”ってことも率先してやろうとするので、“そんなことより自分の仕事をして……”と思ってしまう。

気の使い過ぎは、かえってNG」

確かに、何事にも限度がありますよね。とはいえ私たち先輩世代も、新入社員のときは怒られながら学んでいったはず。頑張って直して、成長してくれるよう応援したいですね。
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2012年04月04日

自民党佐藤正久議員の無理難題、田中防衛相をあえて弁護する

最近の国会審議での田中防衛相に対する質問は、常軌を逸しているように思う。

特に「防衛族」と言われる 自民党の石波氏、佐藤氏などにその傾向が強い。
彼らが 防衛相でも 自衛隊のみで「国民の生命・財産」「日本の主権・統治機能」の完全防衛などが 不可能なことは 先の「沖縄戦」の例を見ても明らかだし 状況はそれ以上に困難なことは 承知のハズです。

基本的なことは、戦後長らく 専守防衛として整備されてきた自衛隊には、重大な欠陥のあることです。

1.自衛隊の装備・人員の整備のみで、国土の防衛的整備や国民避難という点が欠けていたこと。
2.今回のミサイルにせよ ゲリラ戦にしろ、国民への「戦時体制・防衛思想」が整備されていないこと。
3.統合幕僚会議で統合運用が最近始まりましたが、陸・海・空自衛隊と海上保安庁の役割分担が明確になっていない。
 そのために 装備品や訓練 法体系が縦割りのままであること。
4.有事法制が軍事的に論じられるだけで、国民保護の観点がない。
 地下鉄・地下商店街・ビル・道路などに 有事の国民避難の観点がない。
5.爆弾低気圧といわれた昨日・今日の暴風雨を始め、東北大地震などの自然災害に対しての「防衛」の体制がなく、「戦死者」が多くでていること。
6.もっとも肝心なことは、軍事力のみでは 国民の保護以前に 軍隊としての損害すら防げないこと。イラク・アフガンなどの米軍でも明らか。

総合的に国防を考える視点が欠如したままでの「自衛隊」の国防力では、いくら装備・隊員の使命感をもってしても 「国民を守りきる」というには ほど遠い現状にあることは、陸上自衛隊出身の佐藤正久議員が 一番わかっているハズです。

できないことをしろ!! と 質問をするよりも 自衛隊と国土整備、国民の生命保護の立場から 提言していくのが筋だと思います。

また、ミサイルやゲリラの 目標設定や攻撃は 意図する国の判断に左右されるもので それに対する完全防御は 不可能というのが 冷徹な現実ではないでしょうか・・

大臣だから 自衛隊の運用・作戦を全て掌握しろ!!というのであれば、統合幕僚会議議長でも 大臣職は務まらないほど 専門分化しているのが現状でしょう。

そもそも 出来もしないことを できるかのごとく質問する 自民党が政権をとった時に 質問した内容の重大性がブーメランのごとく返って来ることをご承知ください。

「今の態勢では 全国土を守りきれない」は、国民より最前線の自衛隊員が最も危惧している真実であろうと思っています。

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田中防衛相じゃ日本守れない!訂正・謝罪5回のトホホ
2012.04.03   zakzak

田中直紀防衛相は3日の参院予算委員会で、北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」への防衛態勢について「今の態勢では全国土を守りきれない」と明言した。

質問した佐藤正久氏(自民)は「防衛相が国民の命を守りきれないと言うなんて…」と絶句。田中氏は慌てて「日米安保体制の中で対応する」と補足した。

 北朝鮮の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルへの答弁でも田中氏は迷走。
沖縄県の多良間島(人口約1250人)に地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を配備しない理由について「人口規模がある」と述べた。

「住民が少ないから配備しない」と受け取られたことから、田中氏はその後に「不適切な発言だった」と謝罪した。

 この日の田中氏の訂正・謝罪は計5回。田中氏は平成23年度から5年間の中期防衛力整備計画について「見直す必要性を感じている」と意欲を示したが、これも空回りに終わりそうだ
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2012年04月05日

消費税に不信感 

香山リカのココロの万華鏡:消費税に不信感 
毎日新聞 2012年04月03日 東京地方版

 消費税がついに上がるのだろうか。2014年4月に8%、15年10月に10%と段階的に引き上げられる予定だという。


 大学で消費税の話をすると、多くの学生たちはまず「バイト代で生活がギリギリなのに、生活に必要なものの値段がこれ以上、上がるのは困る」と“個人の事情”を口にする。
しかしその後で、「でも、そうしないと社会保障の財源が足りない、っていうなら仕方ないのかな」と“社会の事情”に顔を向け、自分に言い聞かせるようにつぶやく。

「自分の損得ばかり言わずに、みんなで“痛み”を引き受けなければ」という気持ちは、大震災以降、多くの人で強くなっているのだと思う。


しかし、ここにひとつ大きな問題がある。

「消費税を上げたとして、そのお金は本当に“みんなのため”に使われるの?」という不信感が、どうしても消えないのだ。

野田首相によると、消費税の税収はすべて社会保障給付と少子化対策にのみあてる、と言っているが、それがどうしても信用できない。

「結局、取るものだけ取っても、私たちの生活の安心にはつながらないのではないのか」「別の赤字を補填(ほてん)するのに使われるのではないのか」など、限りなく疑ってしまいたくなる。


 消費税の議論でよく引き合いに出されるのは、「どの国も消費税が約25%」という北欧諸国の例だ。それに比べれば、数字の上だけで考えれば日本の消費税はまだまだ低い。

 ただ、北欧諸国と日本には決定的な違いがある。

それは、北欧では国民の政治や行政に対する信頼度がとても高い、ということだ。

もちろんいろいろな問題もあるにはあるが、それでも全体的には国民は政府や行政を信頼しており、「きちんとしたサービスが受けられ、安心して暮らせる」と思っているからこそ、高い消費税も支払う気になるわけだ。

 診察室で見ていると、人間にとっていちばんのストレスは、この「不信感」だと思う。

家族や学校、職場を信じられない。

誰かがやさしい言葉をかけてくれても、「だまされているのでは」と疑心暗鬼になってしまう。

こういった不信感こそが、人をうつ病などの心の病に追い込んでいくのだ。

私たちだって、できれば政治や行政を信用したい。

「消費税を上げて福祉にあてる? どうせ口だけでしょ」などと疑わず、「あなたたちなら悪いようにはしないだろうから、うれしくはないけれど協力しましょう」と言ってみたい。

不信感いっぱいの中でただ税率だけが上がるのは、心にとっても財布にとっても大きな負担になるだけだ

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2012年04月06日

北の「衛星」打ち上げ ミサイル防衛でよいのか

北の「衛星」打ち上げ ミサイル防衛でよいのか
2012年4月5日   東京新聞社説

 長距離弾道ミサイルと同じ性能を持つ北朝鮮の「人工衛星」に対し政府は破壊措置命令を出した。

自衛隊のミサイル防衛(MD)システムは有効なのか。


 破壊措置命令は二〇〇九年四月、北朝鮮が発射した長距離弾道ミサイルに続き、二度目である。

北朝鮮が今月十二日から十六日の間に打ち上げると発表した「人工衛星」は、沖縄の先島諸島上空を通過するとされる。
防衛省は沖縄本島、宮古島、石垣島へ地上発射型迎撃ミサイル「PAC3」を本土から海上輸送し、海上発射型迎撃ミサイル「SM3」を搭載するイージス護衛艦三隻を東シナ海と日本海に配備する。

◆破綻した抑止理論

 自衛隊がいない石垣島の一部住民は「将来の部隊配備を見越して市民の目を慣らす意図を感じる」と反発する。

政府とすれば、MDシステムを保有している以上、落下の危険があれば破壊措置命令を出すべきで、〇九年に破壊措置命令を出したのだから今回も同じ対応をするという理屈なのだろう。


 北朝鮮の狙いは「人工衛星」の打ち上げによって、同じ性能を持つ長距離弾道ミサイルを完成させ、米国との交渉を有利に運ぶ材料にすると同時に日本の混乱を引き起こすことにあるとみられる。

〇九年は日本政府が前日に「発射」を誤報して日本中が大騒ぎした。

肝心の落下した場合の住民への通知は国と地方自治体が互いに押し付け合い、結局、放り出して終わった。


 MDシテスムとは、弾道ミサイル攻撃をしても意味がないと相手に思わせて、発射を思いとどまらせる「拒否的抑止」の切り札のはずだが、「人工衛星」というクセ球に抑止は効かせようがない。

現に日本が迎撃態勢をとっても、北朝鮮は打ち上げをやめようとしない。筋違いの対応だからである。

◆原点は「対米支援」

 MDシステムは、米国で開発された。〇一年、採用を決めたブッシュ大統領は「ならず者国家のミサイル攻撃から国民を守る」と演説したが、米国の軍事侵攻を恐れた北朝鮮とイランはかえって核と弾道ミサイルの開発を加速させた。


 日本でMD導入の旗振り役を務めた守屋武昌元防衛事務次官(収賄罪などで服役中)は防衛局長だった〇二年、「米国は開発に十兆円投じた。同盟国として支援するのは当然だ」と語り、「対米支援」の側面を強調した。


 自衛隊は反対した。巨額の費用が防衛費を圧迫することが確実だったからである。渋る陸海空幹部を守屋元次官と親しい山崎拓自民党副総裁(当時)が説き伏せ、首相官邸への説明は元次官自らが出向いた。

〇三年十二月、小泉内閣はMD導入を閣議決定したが、日本防衛の指針「防衛計画の大綱」で想定しておらず、大綱そのものが改定された。

MD導入は、防衛官僚が政治家を誘導し、安全保障政策を左右する「文民統制の逸脱」と「対米支援」が原点といえる。


 防衛省がMD導入に投じた費用は本年度で一兆円を超える。
その多くを受け取った米国では安定しない迎撃ミサイルの命中精度に加え、MD防衛網を打ち破る弾道ミサイルの複数弾頭化やおとり弾頭、ミサイル連射などの対抗策に有効な手を打ち出せないでいる。

そんなありさまだから、SM3とPAC3を組み合わせて本格導入したのは日本だけである。


 イージス護衛艦のSM3で迎撃し、撃ち漏らしたらPAC3で対処する二段構えとはいえ、PAC3の発射機は首都圏、中部、北九州に置いてある二十八機だけ。

北海道から九州まで五十四基もある原発を狙われたらひとたまりもないだろう。


 日本が警戒する北朝鮮の弾道ミサイルは、中距離弾道ミサイルの「スカッドC」(射程約五百キロ)と「ノドン」(同千三百キロ)であり、日本を飛び越える「人工衛星」や長距離弾道ミサイルではない。
破壊措置命令は必要性を検証して出されたようにはみえない。


 仮に「人工衛星」の落下に備える災害対処の道具としよう。
PAC3の「市街地での運用」は米国でさえ経験していない未知の分野である。

迎撃に成功して破片が落下しても安全なのか、そもそも命中するのか不安が残る。


 「PAC3で迎撃できるか」と会見で問われた片岡晴彦航空幕僚長は「飛行経路、衝突の状況によって違う」と述べるにとどまった。

災害対処なら、確実な効果を上げてもらわなければ困るのだ。

◆過剰反応は思うつぼ

 今後も北朝鮮が「人工衛星」打ち上げを予告するたび、破壊措置命令が発令されるのだろうか。過剰反応が北朝鮮の思うつぼであることだけは確かだろう


 費用対効果を見極めれば、ミサイル防衛システムは「無用の長物」との疑いが浮上してしかるべきである。

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2012年04月07日

生き延びる教育 自ら考え動く力養おう

生き延びる教育 自ら考え動く力養おう

2012年4月6日   東京新聞社説

 新しい学校生活がスタートしている。身の回りの顔触れも入れ替わる。

でも、東日本大震災が残 した重い教訓は忘れまい。きっと来る「いざ」に備え、子どもの生き抜く力を最優先で育みたい。


 最近相次いで公表された首都直下地震や、東海、東南海、南海の巨大地震の予測データにはぞっとさせられる。揺れの強さや津波の高さが大幅に上方修正され、これまでの想定がことごとく塗り替えられたからだ。


学校や家庭、地域の防災意識を今以上に高め、子どもを守る手だてを見直す契機にしたい。


 大震災では六百七十人を超える子どもたちが犠牲になった。

文部科学省の中央教育審議会が三月に答申した「学校安全推進計画」はその反省に立ち、子どもの死者を出さないことを目標に掲げた。


 肝心なのは、ピンチを切り抜けて生き延びる知恵や工夫だ。どうすれば危ない目に遭わないか自ら考え、素早く動く。子どもがそんな主体性を身につける安全教育が必要だと答申は提言した。教科としての創設を検討すべきだ。


 手本とされるのが岩手県釜石市の取り組みだ。小中学生三千人のほぼ全員が津波から逃れ、無事だった。

指定の避難場所では危険とみてさらに高台に上った。小学生の手を引いたり、ベビーカーを押したりして走った中学生もいた。


 釜石市の防災教育に携わる群馬大大学院の片田敏孝教授は、普段の想定にとらわれず「率先避難者たれ」と教えた。子どもが逃げると知っていれば周りの大人も避難を優先し、大勢が助かる。“奇跡”を生んだ考え方に学びたい。


 大震災の津波は、明治と昭和の三陸大津波を教訓に造られた防潮堤さえ突破した。
災害予測や避難方法の固定観念にかえって足をすくわれかねないことを物語る。

 日頃の知識や体験のどこかに“想定外”は潜んでいる。その実践的な洗い出しが欠かせない。


 東京都調布市は、毎年四月の第四土曜日を「防災教育の日」と定めた。

初めてとなる二十八日には全公立小中学校で保護者や住民が参加して防災訓練をする。


 学校ごとのシナリオに従って一斉避難や保護者への子どもの引き渡し、避難所開設を試みる。人命を守るのに最善の動きや約束事を確かめる。


 専門家の協力を得て、地域ぐるみでシナリオを検証し、安全教育を練り上げることは望ましい。
子どもを通して家庭や地域へと臨機応変の防災力を押し広げたい。

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2012年04月08日

一人暮らしは「うつ病リスクを80%高める」ことが明らかに

一人暮らしは「うつ病リスクを80%高める」ことが明らかに

2012年4月7日(土)23時0分配信 Menjo!y

4月の新年度を迎えて、初めての一人暮らしをスタートさせたという人は多いのではないでしょうか。

家族の目を気にしないですむという自由さがある一方で、ふとしたときに慣れない仕事の悩みや話し相手がいなくて寂しい思いをすることもありますよね。


特に、この春から新社会人になった人の場合、一人暮らしの人は、愚痴を家族に吐き出すことができず、ストレスが余計にたまりやすいかもしれません。


実は、フィンランドで行われた研究によれば、生産年齢(15〜64歳)で一人暮らしの人は家族と暮らしている人よりも、80%もうつ病のリスクが高いのだそうです。


イギリス公共放送局BBCのニュースサイトでは、以下のように報じられています。


何が原因でうつ病になるかは男女で差異があります。たとえば女性の場合は貧困、男性の場合は自分を支えてくれる人の欠如がうつ病につながりやすいです。一方、一人暮らしは、男女双方に同じくらい影響を与えます。


今回の研究では、フィンランド人およそ3,500名(男性1,695名、女性1,776名)を被験者として、抗うつ剤の使用に関する調査を行いました。被験者の平均年齢は44.6歳です。


調査は2000年から2008年にかけて実施され、その間に被験者らの生活スタイルに関する様々な情報が集められました。


例えば、一人暮らしかどうか、人間関係、職場風土、教育水準、所得、職場での地位や住宅の状況、さらに喫煙や飲酒の習慣、余暇の活動などです。


こうした情報を集めた結果、一人暮らしの人はそうでない人よりも、2000年から2008年の間に、抗うつ剤を買う率が80%も高いことが明らかになりました。


なぜ、一人暮らしはうつ病のリスクを高めるのでしょうか。


研究者は、誰かと一緒に暮らしていると、精神的なサポートや、誰かとつながっているという感覚、及びうつ病の予防となる多くの要素を得やすいからではないかと説明しています。


つまり、一人暮らしでは、うつ病のリスクを高めてしまうのです。


今回の研究を主導したフィンランド労働衛生研究所のローラ・プルッキ・ラバック博士は、一人暮らしの人はメンタルヘルスの問題を抱えるリスクが高いとしたうえで、以下のようにコメントしています。


「この種の研究は、リスクを過小評価する傾向があります。というのも、うつ病のリスクが高い人は、最後まで調査に参加できないことが多く、実態を把握しきれないからです。


それに、うつ病であるにもかかわらず治療を受けていない人は、患者の数に入らないという問題もあります」


つまり、今回の研究で、“一人暮らし”と“うつ病のリスク”との関係が明らかになったものの、うつ病の実態解明のためには今後さらなる研究が必要ということですね。


また、精神衛生慈善団体の所長ベス・マーフィー氏は、一人暮らし世帯の増加が国民の精神衛生面に与えた影響は明白だとしたうえで、以下のように述べています。


「孤独になると、人は自分の感情を吐き出す場を失います。自分の感情を打ち明けることは、うつ病と向き合い、これを治療するうえで非常に有益です。


ですから、一人暮らしでうつ病を抱えている人は、単に抗うつ剤に頼るだけでなく、会話方式によるセラピーのような治療法をとりいれるほうがいいでしょう。


一人暮らしの人は、安心して話し合ったり一緒に問題を解決したりする環境が必要なのです」


以上、一人暮らしとうつ病のリスクについてお伝えしましたがいかがでしたか?


この春から一人暮らしを始めた人だけでなく、すでに一人暮らし歴が長い人も、ストレスを抱えた場合には、なるべく早く信頼できる人に悩みや愚痴を吐き出すことが大事だといえるでしょう。


また、あなたの身近で一人暮らしをしている人も、外で見せる明るい笑顔とは裏腹に深い闇を抱えているかもしれません。


なので、彼らが真夜中に突然、電話をかけてきたとしても、どうか面倒がらずにできるだけ彼らの話に耳を傾けてあげてくださいね!

posted by 小だぬき at 07:50| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ病について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

亀井静香氏・亀井亜希子氏の完封勝ち。爽やかな離党会見

12/04/05 大岡政談−亀ちゃんの完封勝ち◆日刊ゲンダイ 



今回は、洞察力に富む亀ちゃん=亀井静香氏の完封勝ち。
他方、鈍感力に富む面々は、公党代表が連立離脱を2日・2度に亘(わた)って首相公邸で通告の客観的事実の意味を、未だ認知し得ず。

企業に例えたなら、合弁関係の解消を一方の代表取締役が宣告したのが3月29日夜半2時間8分間、翌30日早朝17分間のトップ会談です。

にも拘(かかわ)らず、執行役員である下地幹郎幹事長は、党所属8名の国会議員の6名が今回の消費税増税法案の閣議決定に賛成、と藤村修官房長官に伝え、それを「根拠」に自見庄三郎「金融担当大臣」の“花押(かおう)”は有効、と現時点で野田佳彦内閣は“御都合主義”(by共同通信)判断しています。

「代表は、党の最高責任者であって、党を代表し、党務を総理する」と国民新党の党則には明記されているにも拘らず・・・。

況(いわ)んや3月25日付「ミキオブログ」は、「私達の党が代表の判断を尊重するという基本的な考え方には変わりは有りません。この消費税の問題で私共が多数決を取ろうと考えた事も有りません」と記しているの
です。
 
 徳川吉宗将軍の御落胤(ごらくいん)を自称した山伏・天一坊改行の跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)に周囲が翻弄された「大岡政談」を想起させます。

「郵政民営化法等の一部を改正する等の法律案」は、当初の内閣提出“閣法”でなく、民主、自民、公明3会派が共同提出の議員立法。郵政改革に関する特別委員会の質疑で答弁に立つのも提出者の議員です。
関係閣僚は政府の見解を問われた場合に答えるのみ。

即ち、3党が担保する「郵政改革法」という赤児は既に国民新党の手を離れ、成立へと向けて無事に旅立っているのです。

なのに、法案成立を経て10月の4社化体制まで与党として見届けねば、と牽強付会(けんきょうふかい)な向きは、手掛けた事業が完璧に始動する迄、自分が役員として担当し続けねば成功しない、と転勤を拒んで駄々を捏(こ)ねる“モンスター・サラリーマン”。

嘗(かつ)て河野洋平、小沢一郎両氏の深夜の会談を取り持った土井たか子女史は、悪評紛々の「小選挙区制」に道を開いた衆議院議長として歴史に名前を刻みます。

社業=政権が安定せず、顧客=国民と乖離する惨状を憂慮し、2年7ヶ月前の「連立政権樹立に当たっての政策合意」に記した「消費税率の据え置き」を朝令暮改したなら貴方は“死出の旅”へと転落するぞ、と最後まで自党の代表が首相に諫言していたにも拘らず、土井たか子女史の二の舞を自ら買って出た面々は、嗚呼、親の心、子知らずです。
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雨の日に鼻水がたくさん出るのはなぜ?

連載:知りたくもない!?カラダの不思議

雨の日に鼻水がたくさん出るのはなぜ?
2012.04.07  zakzak

飛散量が爆発的に多かった昨年に比べると、飛散量が少ないとはいえ、やっぱり今年もまだまだキツイ花粉シーズン。

 いつもはユウウツな雨の日が、花粉の時期ばかりはありがたい…なんて人もけっこういるのでは?
 でも、そんな花粉症の人にとって「恵みの雨」に思えるときでも、不思議なのは、変わらず鼻の調子が悪いこと。本来、一時的に花粉が飛ばなくなるはずの雨の日に、なぜか晴れの日と同じく、あるいは晴れの日以上に鼻がグズグズしたり、くしゃみが出ることがある。


 また、雨の日に室内にいても、くしゃみがとまらないことがあるけど…。これって、ハウスダストか何かなのだろうか。都内の耳鼻科医に聞いた。

 「雨の日に鼻水が出る理由に関しては諸説ありますが、基本的には低気圧が来ると雨が降り、この低気圧が鼻水にも影響しているというのが一般的なんですよ」

 雨の日の鼻水は、花粉に対する反応ではなく、低気圧による影響という説があるそう。

 「『雨の日に古傷が痛む』というのは、一般的に低気圧との関係という考え方がありますが、鼻水に関してもやはり同じことが言えるようです。

というのも、高気圧のときに比べ、低気圧のときには血管が拡張するために、しみ出して鼻水が出るという説があるのです」

 また、低気圧によって自律神経の働きが狂い、副交感神経が優位となって、鼻水が出るという説もあるそうだ。

 「交感神経と副交感神経のバランスと鼻水の関係性は指摘されていますが、一般的にスポーツをしているときなど、何かに集中しているとき、交感神経が優位になっているときには鼻水は出ないんです。

でも、家でリラックスしているときや寝る前など副交感神経が優位になっているときには鼻水が出るという特徴があります」

 確かに、風呂に入った後にくしゃみが止まらない…なんて人、けっこういるのではないだろうか。

 ちなみに、風邪気味や寝不足など、体調の悪い人にも低気圧の影響が出ると考えられているらしい。

まずは規則正しい生活に努めてみるか…。
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2012年04月09日

孤立死、制度のはざま 定義・統計なし 防ぐ仕組み未確立

クローズアップ2012:
孤立死、制度のはざま 定義・統計なし 防ぐ仕組み未確立
毎日新聞 2012年04月08日 東京朝刊

 2月にさいたま市や東京都立川市で親子の「孤立死」が見つかったが、3月以降も横浜市などで同様の事例の判明が相次いでいる。
セーフティーネットで救われず、死後も長期間気付かれないこうしたケースはなぜ起こり、どう防ぐことができるのか。
各地で新たな取り組みが模索されているが、「プライバシーの壁」など課題もなお多いる。

 ◇「自己申請」救済に限界

 孤立死について内閣府の高齢社会白書は「1人で息を引き取り、一定期間放置され、悲惨な状態になったもの」とし、厚生労働省の会議報告書には「社会から『孤立』した結果、死後、長期間放置される」との文言がある。

だが、両府省とも「明確な定義はない」とし、全国統計も取っていない。


 参考になるのは東京23区の変死体などを扱う東京都監察医務院の「事業概要」の数字だ。23区で09年の1年間、自宅での死亡が見つかった1人暮らしの高齢者(65歳以上)は2194人。
「全てが孤立死とは言い切れないが実態に近い」(内閣府・高齢社会担当)として白書にも引用され、「推計では全国で年間3万人との話もある」(同)という。

ただし最近問題となった事例は家族単位、しかも高齢者ではないのに長く発見されないケースが目立つ。
こうした事例も「孤立死」なら、実際の数はさらに増える可能性がある。
孤立死が相次ぎ、検討会を設置した立川市は、調査で09年度19件、10年度33件、11年度は27件と計79件を孤立死と確認。「8割近くは近所の通報で1週間以内に発見されているが、これだけ多いとは」と、委員の一人は驚く。


 周囲や自治体はなぜ早く気付かないのか。

 今年最初に判明した札幌市のケースでは、40代の姉妹は行政の福祉サービスを受けず、高齢者ではないため民生委員の見回りの対象外。
町内会にも入っていなかった。10年6月から3回、区役所の生活保護相談窓口を訪れていたが、結局、生活保護も未申請。知的障害のある妹は昨年12月20日夜、携帯電話に「111」の発信履歴を残し、110番や119番通報しようとしたとみられるが、受け止める人はいなかった。

2月にさいたま市で家族3人が死亡したケースでは、室内にあった現金は1円玉数枚だけ。
住民票は未登録で生活保護はなく、自治会も未加入だった。
民生委員の見回りもやはり対象外で、担当者は一家の困窮を「知らなかった」という。


 孤立死問題に詳しい桃山学院大学社会学部の松端克文教授(社会福祉学)は
現在の福祉は自己決定(申請)に基づく。介護保険も障害者自立支援法も個人が申請して初めてサービスが給付されるから、制度からこぼれる弱者が出てくる」と分析。

「住民の共助は自然発生的に生まれるとは限らない。
行政や社会福祉協議会の専門家が支援し孤立防止に機能する仕組み作りが必要だ」と訴える。【柳澤一男、関東晋慈、狩野智彦】

◇各地で対策、個人情報が課題

 自治体はさまざまな孤立死対策を取る。


 熊本県は昨年3月、「熊本見守り応援隊」を発足、地元新聞社やガス会社、郵便局など定期的に家庭を回る6社と協定を結んだ。

異変を感じた時、警察や社会福祉協議会に連絡してもらうのが活動の柱。これまで、家で倒れている人を見つけて救急車を呼び、一命を取り留めた例が数件あった。

埼玉県入間市では3月、ヤクルトの女性配達員が、2回連続して応答がない配達先を不審に思い警察に通報。精神疾患の男性を助けた。警察と地元販売会社による協定が実を結んだ。


 ただし、成功例ばかりではない。

 さいたま市は10年8月に電気を止められた無職男性(当時76歳)が熱中症で死亡したことを受け、同年9月に電力やガス会社と滞納世帯について協議。
だが、滞納者が必ずしも生活困窮者ではないなどの理由で、滞納者から相談があった場合のみ、事業者が市などに連絡することに。このため今年2月の3人孤立死まで、電気やガスの停止情報は市に伝わらなかった。


 埼玉県蕨市のケースでは孤立死発見直前の3月30日、市水道部とメーター検針や料金徴収の業務委託会社が、異変を察知すれば連絡するとの協定を結んだが、対象は原則、高齢者などに限られ、働き盛りの単身世帯は対象外だった。

孤立死を受けた協議で議論となるのが個人情報の壁だ
さいたま市の対策会議では、異変情報提供について東京電力が「同意なく個人情報を提供することを禁じる個人情報保護法の観点から困難」との認識を示した。
孤立死を受け、立川市で3月14日に開かれた自治会の集会で、田村拓次会長(63)は訴えた。「人間の連帯かプライバシーか。どちらが大事なのか問いたい」【澤本麻里子、中川聡子】

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 ◆今年に入って判明した主な孤立死◆
 (※年齢はいずれも当時)


 <1>札幌姉妹孤立死

 1月20日夜、札幌市の賃貸マンションで無職の姉(42)と知的障害者の妹(40)の遺体を「12月中旬から連絡が取れない」と管理会社から通報された警察が発見。姉は病死、妹は凍死の模様。ガスは11月末、電気は1月初めごろに停止。


 <2>大阪・豊中白骨遺体

 1月26日午後、大阪府豊中市の民家で白骨化した遺体を訪問者が発見。生きていれば74歳の住民男性だったが、室内のカレンダーは02年1月のままだった。


 <3>東京・立川母子孤立死
 2月13日昼、東京都立川市のマンションで死後約2カ月たった母(45)と知的障害児の次男(4)の遺体を発見。ガスが長く使われていないと管理会社から知らされた親族が警察に通報。母はくも膜下出血、次男は衰弱死とみられる。


 <4>さいたま3人変死

 2月20日昼、さいたま市のアパートで男性(64)と妻(63)、長男(39)の死後約1、2カ月の遺体を「応答がない」との連絡を管理会社から受けた警察が発見。死因は不明。3人は01年ごろ秋田県から転居し、11年8月ごろから家賃を滞納、水道や電気、ガスも止まっていた。


 <5>立川母娘孤立死

 3月7日夕、立川市の都営アパートで母(95)と娘(63)の遺体を安否確認に来た同市職員らが発見。娘は病死、母は衰弱死とみられ、死後1カ月前後。

 <6>東京・足立2人変死
 3月11日午前、東京都足立区のアパートで住民男性(73)と同居女性(84)の遺体を、訪れた男性の知人が発見。男性は死後約1週間、女性は3〜4日。いずれも病死か。


 <7>埼玉・川口母子変死
 3月14日午前、埼玉県川口市の住宅で年金生活の母(92)と息子(64)の遺体を「新聞が2、3週間たまり変」と思った近隣住民が発見。いずれも病死か。


 <8>横浜母子孤立死

 3月17日に、横浜市の住宅で2人暮らしの母(77)と小児まひで重度の知的障害がある息子(44)の遺体を息子の通う福祉施設の職員が昨年12月6日に見つけていたことが判明。母は高血圧と糖尿病を患い11月末に病死、息子は発見前日に肺気腫や呼吸不全で死亡したとみられる。


 <9>埼玉・入間孤立死救出

 3月22日、埼玉県入間市の民家で、応答がないのを不審に思ったヤクルト女性配達員が警察に通報し、孤立死の可能性があった精神疾患の男性(45)を救出。世話をしていた母(75)は病死しているのが見つかり、遺体死後10日ほど経過。


 <10>埼玉・蕨白骨

 4月1日昼、埼玉県蕨市のアパートで住民男性(45)とみられる死後2年以上の白骨遺体を管理会社が発見。
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月曜日の朝、会社に行くのが憂鬱な人への処方せん

月曜日の朝、会社に行くのが憂鬱な人への処方せん
2011年5月8日   女子力アップ

せっかく仕事から離れ、楽しんでいた週末も日曜日の夜になると、だんだん気持ちが落ち込んでくるという人はたくさんいると思います。

普段の仕事が、ハードでストレスの溜まりやすいほど、月曜日の朝を迎えるのが憂鬱に思えてきてしまうものです。

仕事を続けている限り、この憂鬱は多少なりとも続くものですが、これを少しでも軽減する秘訣はないものでしょうか。様々な心理学者や専門家が提唱しているアドバイスをご紹介しましょう。


備えあれば憂い無し!まずはプランニングから

仕事がいやで月曜日の朝を迎えるのが憂鬱なのは、じつは漠然とした不安が原因となっている場合もあります。

日曜日の夜、ほんの30分ほど、1週間の仕事のプランニングに割いてみてはいかがでしょうか。1週間分の”やるべきリスト”を作成し、仕事を”ビジュアル化”してしまえば、漠然とした不安が解消され、集中して行うべき仕事が明確になります。
仕事を全て終わらせることは不可能かもしれませんが、プランニングをしておけば、慌てる必要はありません。プランニングが済んだら、あとはあまり考え過ぎず、リラックスして日曜日の夜を楽しむのが一番です。


たとえ計画通りに全てが運ばなくても、クヨクヨしない! 仕事の優先順位をはっきりさせる

仕事のプランニングを完璧に作っても、実際全てその通りにいくか、どうかはまた別問題。しかし、それぞれの仕事の優先順位をつけておいて、重要な仕事だけは必ず計画通りにすすめるようにしておけば、あとの融通はなんとかきくはずです。

重要な仕事は、脳が最も効率的に働く午前中に割り当てるようにしましょう

常に仕事のことばかり考えているより、オンとオフの切り替えをはっきりとして、週末はゆっくりとリラックスしたり、楽しむほうがはるかに大切です。


ストレスがあるからといって、週末に暴飲暴食しない

平日の仕事のストレスから週末は暴飲暴食にはしる人がいますが、これはけっしてストレス解消とはいえず、むしろ健康面でも自分を傷つける行為といえます。

週末の食事こそ、普段の野菜不足を解消すべくヘルシーなメニューを心がけてください。例えば、朝はセロリ、ニンジン、リンゴの野菜スムージーを飲んで、体のデトックスを図るようにしましょう。また、お酒の飲み過ぎで失ったミネラル類を取り戻すために、ナッツ類、オイスター、赤肉、玄米などを意識して摂ることも大切です。

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2012年04月10日

すっきり早起き 正しい睡眠リズム大切 

すっきり早起き 正しい睡眠リズム大切 
2012年4月10日  東京新聞
 快適な目覚めのために.jpg 




















 
 春眠暁を覚えず−とはいえ、新年度がスタートして、早起きしなければならない人も多いのでは? 正しい睡眠リズムは、快適な目覚めをもたらし、体調にも影響する。リズムを保つこつなどを専門家に聞いた。
正しい睡眠リズムは、快適な目覚めをもたらし、体調にも影響する
。リズムを保つこつなどを専門家に聞いた。 (竹上順子)


 「この時季に多いのが、朝起きられないという新社会人や学生の相談。
夜型の生活が長かった人ほど、睡眠リズムを正常に戻すのに時間がかかる」。

睡眠医療認定医で、むさしクリニック(東京都小平市)院長の梶村尚史さん(精神医学・睡眠医学)はこう話す。


 人間の体の働きは体内時計にコントロールされ、各時間帯の活動に合わせて、ホルモン分泌などが行われる。

だが人間の「概日(がいじつ)リズム」は約二十五時間。毎朝日光を浴び、食事を取らないと、体内時計はリセットされず、生活リズムは後ろにずれていってしまう。


 学生時代や長期休暇では就寝や起床、食事の時間は不規則になりがち。
新生活が始まってから変えようとしても、眠気などに関わる身体内部の「深部体温」の上昇や下降、ホルモン分泌などのリズムはすぐには同調せず、睡眠を含めた生活リズムが整うまでには、時間がかかるという。


 明け方近くに寝て、昼前後に起きる「睡眠相(そう)後退症候群」になった場合は治療が必要だ。「光治療器の使用や(睡眠ホルモンの)メラトニン投与を行うが、正常に戻すには数カ月かかる」と梶村さん。

「予防には、平日も休日も一定の時間に起きるように」と強調する。

     ◇

 「良い睡眠と目覚めには、リズムが大切」と、睡眠環境の研究などを行う「エスアンドエーアソシエーツ」(同中央区)常務で、睡眠改善シニアインストラクターの安達直美さんは話す。
休日に長く寝たいや場合は「就寝を一時間早く、起床を一時間遅くするなどして“中心”はずらさないで」と助言する。


 「眠気」の出現にもリズムがある。日光を浴びると、メラトニン分泌が抑制されて眠気が取れ、約十四時間後に再び始まる。その一〜二時間後に眠気が起きるため「起床後三時間以内に、四十分ほど光を浴びるといい」と安達さんは話す。


 浴びる光は電灯では不十分なため、窓際や屋外がいい。反対に、寝る直前までテレビやパソコンなどの電子機器を使っていると、メラトニンの分泌が抑制され、良い眠りを得られなくなる。

 また「睡眠欲求がたまるまで約七時間かかるので、夕方の仮眠はやめた方がいい」と安達さん。
昼寝は午後三時までに、十五分程度にするよう勧める。ほかにも睡眠の質を高めることで、気持ちの良い目覚めにつなげられる。


 睡眠中は、脳が活動するレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠が交互に現れる。スッキリ目覚めるには「ノンレム睡眠からレム睡眠に移っていく段階で起きるといい」と安達さん。体の動きから睡眠の状態を感知し、最適なタイミングでアラームを鳴らす腕時計や、スマートフォンのアプリケーションなどもあり、「上手に活用を」と話す。

     ◇
 意外に気づいていないのが睡眠不足。


 梶村さんは「平日と休日の睡眠時間の差が三時間以上ある人は、睡眠時間が足りていない」と指摘する。
休日の「寝だめ」は避け、平日の睡眠時間を十五分ほど増やすことと、ネットなどの趣味は朝にするよう勧める。


 安達さんは「レム睡眠はストレスを解消してくれるが、後半に多く現れる。睡眠不足になるとレム睡眠が削られるので注意を」と話している。

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生活保護者“急増”の舞台ウラ…サラリーマンの“働き損”許すな

生活保護者“急増”の舞台ウラ…サラリーマンの“働き損”許すな
2012.04.09   夕刊フジ

生活保護と一般家庭.jpg


消費税増税の前に、政府の歳出削減を求める意見は多い。

中でも、生活保護費予算が3・7兆円にまで膨れ上がった背景について、与野党が「年金や最低賃金より生活保護の受給額が高いため、生活保護に流れる」「医療費の自己負担がないため、医療費が激増している」などとモラルハザードを指摘している。

病気や障害などでやむを得ない事情がある受給者も多い。だが、「働
いたら負け」の社会になりつつあるとすれば、これを放置することは許されない。

 「東京都では、圧倒的に年金加入よりも生活保護の方が得。医療費無料など、さまざまな特典がある。

年金保険料を払わずに好き放題やって、最後は生活保護に行くというのが一番安易な道だ。(年金保険料を)払った人の方が恵まれるようにならないといけない」

 民主党の桜井充参院議員は、4日の参院予算委員会で、こう政府に詰め寄った。桜井氏が示した「特典」とは、別表の通りだ。

 生活保護受給者は、月額6万6000円を切った国民年金受給者よりも手取りが多い。介護や医療費は原則無料で、NHK受信料、住民税なども免除されている。このほか、地域ごとに上限が定められている(最大5万3700円)家賃も受け取れるうえ、光熱水費の減額や母子家庭なら加算もある。

 厚労省によれば、今年1月時点で、全国の生活保護受給者は、戦後混乱期の1951年度(月平均)の204万6646人を突破して、209万1902人で過去最高を記録した。

 2012年度予算の生活保護費予算は3兆7000億円で、同年度の税収見込みが42・3兆円だから、ほぼ約9%に上る。全国最多は、橋下徹市長の大阪市で、18人に1人が生活保護を受給している。

 世帯主が「働ける層」(15−64歳)の生活保護受給が急増しているのも大きな問題だ。リーマン・ショック前の08年8月には、この層の受給割合は9%だったが、11年3月には21%にまで急増している。

 1000万人いるという年収200万円以下の「ワーキングプア層」は、年収200万ならば月収は16万7000円ほどになる。

家賃や税金、社会保険料を支払えば、生活保護受給者に比べて可処分所得が下回るケースもある。「生活保護の方が得」となってもおかしくはない。

 自民党生活保護プロジェクトチーム座長の世耕弘成参院議員は「自民党時代は若者が申請に来ても受けなかった。

09年に民主党政権になって、これが一変した。年越し派遣村の村長・湯浅誠氏が内閣参与に入った。厚労省が通達で『窓口に来た人は、できるだけ早く認めよ』と出して、タガが外れた。09年度の生活保護費は2兆8000万円だったが、12年度は30%も増えた」と話した。

 同党の片山さつき参院議員は先月末の参院予算委員会で、生活保護受給者の中で、在日外国人への支給率や増加率が増えている実態を明らかにした。人口比で見ると、支給率は3倍以上になる。

 膨れ上がった生活保護費予算のほぼ半分、1兆8000億円超は医療費だ。
1人当たり医療費(年額)は、09年度のデータで81・5万円。国民健康保険(国保)加入者は45万円だから、1・8倍となる。

 医師でもある民主党の桜井氏はこの点を問題視して、こう追及した。

 「医療費の自己負担がないので、好き放題とは言わないが、(本当に)必要な医療だけなのか。大阪市では生活保護の人以外は看ていない病院が34ある。新薬を処方してもらったうえで、ネットで販売する貧困ビジネスもあると聞く。ここにメスを入れていかないと、相当、不公平感がある」

 厚労省保護課は夕刊フジの取材に対し、11年7−9月の段階で、国保と後期高齢者を除く、外来または入院の患者がすべて生活保護受給者だった医療機関が、全国で何と104もあることを明らかにした。

 自民党の世耕氏は「生活保護の患者は、取りっぱぐれがないので病院にとっては最高のお客様だ。大きなモラルハザードが起きている」と指摘する。財務省の政務三役経験者も「4500億円は削れるはず」と話した。

 生活保護の「家賃補助」が、「不正受給」の温床になっているとの指摘もある。

 「貧困ビジネス」(幻冬舎新書)の著書があるエコノミスト、門倉貴史氏は「ホームレスを1カ所のアパートなどに囲い込んで生活保護を受けさせ、ピンハネするというビジネスもある。これが暴力団の資金源になっている場合もある」と話した。

 下手をすれば国を食いつぶしかねない生活保護だが、一体、どうすればいいのか。

 小宮山洋子厚労相は4日、「仕組み横断的にやる」と述べ、具体策は今後に委ねた。自民党は給付水準を10%下げたり、住宅や食事を現物支給することを次期衆院選の公約に盛り込む方針だ。

 消費税と並ぶ、大きな論点となりそうだ。

 ■生活保護 

一般的に高齢や病気などによって、生活費や医療費に困り、ほかに取りうる方法がないときに、困窮の程度に応じて各地方自治体が保護、自立に向けた援助を行う制度のこと。
本人などから申請を受けて、収入・資産・扶養の状況などを調査したうえ、国の決めた保護基準(基準額)とその世帯の収入を比較して、収入が保護基準を下回る場合に不足する分が保護費として支給される。

自治体・家族構成・年齢によって保護を受けられる基準額は違い、例えば、東京都杉並区の50代の単身世代の基準額は13万5310円となっている。
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2012年04月11日

最初はがんばりすぎず、スロースタートで

香山リカのココロの万華鏡:
私からの「贈る言葉」 
毎日新聞 2012年04月10日 東京地方版


 新年度が始まり、新しい会社、新しい学校、そして新しい町で新生活をスタートさせた人も多いと思う。


 最近は「初対面の印象が大切」などと言われ、まず明るく「はじめまして! よろしくお願いします」と元気にあいさつするところから始めましょう、と思っている人も少なくないようだ。
自己紹介の前に、部屋で鏡を見て笑顔の練習をしている人もいるのではないだろうか。


 もちろん、初対面はどんな場合でも重要だ。
ただ、最初からあまりに自分を元気に見せたり、テンションを上げたりすると、後が続かなくなることもある。いつまでも無理をし続けることで疲れを感じ、「もうみんなに会いたくない」と逆に引きこもってしまう人もいる
 
 私も精神科医として、はじめての患者さんにどう接するか、いつも考えたり迷ったりしている。
診察室に入ってきた人に、「どうぞ、おかけください」と笑顔で声をかけるのは当然だが、あまりに元気いっぱい、「ようこそ、いらっしゃいませ!」などと言うのは場違いだ。
声が大きすぎてもかえって圧迫感を与えてしまう。かと言って、暗い表情になると患者さんはますます落ち込んでしまうだろう。


 試行錯誤の結果、最近ようやくひとつのパターンに落ち着いてきた。「お待たせしました。どうぞお座りください」というところまでは、患者さんの顔を見てなるべく明るく声をかける。
そして、患者さんが腰をかけて「こんにちは」とあいさつをしたら、あとはカルテに目を落としたりパソコンのモニターで生年月日をチェックしたりして、ちょっと視線をそらす。

そうしながら「さて、今日いらしたのは……」などとなるべくいつもの口調で話しかけると、患者さんは自分のペースで「実はですね、先生」と切り出すことができる。

この時点でもじーっと相手の顔を見続けたり、大きな声で「受診の理由を述べてください!」などとすすめたりすると、初対面の相手は緊張してしまうかもしれない。
こちらにとっては診察室は“日常”だが、患者さんにとっては“はじめての場所”なのだ。


 そう、初対面ではお互いに無理をしすぎない。真正面から視線を合わさなくても、ちょっと目をそらしたり手元のメモを見たりしてもよいのだ。

それに、たとえ初対面の印象がいまひとつでも、それから少しずつ修正していくことだっていくらでもできる。最初はがんばりすぎず、スロースタートで。

これが新生活を迎える人へ、私からの“贈る言葉”だ。

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2012年04月12日

切りたくもあり、切りたくもなし

天声人語 4月12日 朝日新聞

 〈盗人を捕らえてみれば我が子なり〉が〈切りたくもあり切りたくもなし〉の付句(つけく)なのはよく知られる。

古い俳諧集にはさらに〈さやかなる月をかくせる花の枝〉という付句もある。こちらはあまり知られていないが、切るに切れない気持ちはよく分かる

▼そんな花の季節、民主党の閣僚経験者ら約40人が夜桜のもと会食したそうだ。消費増税をめぐって野田首相と小沢元代表が対立する中、党内の融和を狙ったらしい。首相にとって小沢さんはさしずめ、命がけの目標を隠す花の枝だろう。切りたくもあり、切りたくもなし

▼市井でも、花見のムシロに社長派と専務派が呉越同舟の図はある。場の雰囲気は、東京で見た本紙見出し「民主重鎮 集えど花冷え」で想像がついた。協調への見通しは立ちそうにないらしい

▼消費増税法案の成立に命をかける野田さんは、むしろ自民党の谷垣総裁に秋波を送る。自民は協力の前提として小沢さんを「切る」よう求めている。だが枝を切って、枝とともに散る花(議員)が多ければ、民主党は崩れかねない

▼法案審議の行方は次の衆院選の日程と密接に絡みあう。そして増税は不人気だ。しかし「再選されることばかり考えていると、再選に値するのが難しくなる」という箴言(しんげん)もある。この局面、与野党を問わず、誰が政治家で誰が政治屋かに敏感でいたい

▼きのうの党首討論はまた「入り口論」を出なかった。理は我に、非は彼に、の難じ合いではない、賢く歩み寄る度量が、政治にほしい。
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私たちが望むものは

私たちが望むものは
歌:岡林信康
作詞:岡林信康
作曲:岡林信康

私達の望むものは生きる苦しみではなく
私達の望むものは生きる喜びなのだ

私達の望むものは社会のための私ではなく
私達の望むものは私達のための社会なのだ

私達の望むものは与えられるではなく
私達の望むものは奪い取ることなのだ

私達の望むものはあなたを殺すことではなく
私達の望むものはあなたと生きることなのだ

今ある不幸にとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今飛び立つのだ

私達の望むものはくりかえすことではなく
私達の望むものはたえず変わってゆくことなのだ

私達の望むものは決して私達ではなく
私達の望むものは私でありつづけることなのだ

今ある不幸にとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今飛び立つのだ

私達の望むものは生きる喜びではなく
私達の望むものは生きる苦しみなのだ

私達の望むものはあなたと生きることではなく
私達の望むものはあなたを殺すことなのだ

今ある不幸にとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今飛び立つのだ

私達の望むものは
私達の望むものは
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働くおれ達の世の中が きっときっと来るさそのうちに 



山谷ブルース
   岡林信康 作詞/作曲


1.今日の仕事はつらかった  
あとは焼酎をあおるだけ
どうせどうせ山谷のドヤ住まい  
他にやることありゃしねえ


2.一人酒場で飲む酒に  
かえらぬ昔がなつかしい
泣いてないてみたってなんになる  
今じゃ山谷がふるさとよ


3.工事終わればそれっきり  
お払い箱のおれ達さ
いいさいいさ山谷の立ちん坊  
世間うらんで何になる


4.人は山谷を悪く言う  
だけどおれ達いなくなりゃ
ビルもビルも道路も出来やしねえ  
誰も分かっちゃくれねえか


5.だけどおれ達や泣かないぜ  
働くおれ達の世の中が
きっときっと来るさそのうちに  
その日は泣こうぜうれし泣き


************************
わたしの青春時代は、5番の歌詞を 本気で信じたものです。
「民主党」に幻想をもったのも 希望を取り戻したい一心でした。

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2012年04月13日

“延命策”円滑化法ついに限界 9万社が倒産する恐怖

“延命策”円滑化法ついに限界 9万社が倒産する恐怖
2012年4月9日 日刊ゲンダイ掲載

中小企業は前年比 倍のペースで破綻中

 いったい何のための法律だったのか。
08年秋のリーマン・ショックを受け、09年12月に施行された金融円滑化法(モラトリアム法)のことだ。

「借金の返済を先延ばしする」という円滑化法は、中小企業を救うウルトラCの触れ込みだった。

「いずれ景気が回復するだろうから、それまで返済を猶予するという読みだった」(市場関係者)

 ところが、待てど暮らせど景気は回復しない。借金返済こそ迫られないものの、デフレ不況で売り上げは伸びず、日々の運転資金が枯渇。従業員の給与もロクに払えず、あえなく倒産する中小企業が続出しているのだ。

 東京商工リサーチの調査によると、円滑化法(返済猶予)を利用したにもかかわらず、その後倒産した企業は増加の一途で、昨年7月から今年2月まで8カ月連続で前年同月を上回った。

ウルトラCは、ただの延命策に過ぎなかったことがハッキリした。
「しかも今年に入り、倒産件数は前年比で倍増ペースです。
2月は、昨年の7件から17件に急増しました。3月も同じような状況でしょう。
年間で見ると10年度(10年4月〜11年3月)は72件でしたが、11年度はその倍の倒産件数が見込まれます。

今年4月以降の12年度は、もっと大変なことになると思います」(東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏)

 円滑化法を利用した中小企業は全国で20万〜30万社といわれる。返済猶予の期間は最長で3年間だが、「2年以上の延長は再建の見込みが薄い」(金融関係者)のが実情だ。
円滑化法スタートから3年目に入ったいま、倒産ラッシュが起きても不思議はない。

「2割から3割の中小企業が危険水域にいます。20万社の2割でも4万社です。ここ数年の年間の倒産件数は1万3000社程度ですが、その3倍以上の中小企業が瀕死の状態なのです」(友田信男氏)

 悪く見積もれば30万社の3割、9万社が倒産予備軍になる。これだけの中小企業が危機に直面しているのに、野田政権は景気対策そっちのけで消費税増税に血眼だ。

倒産ラッシュが起きれば、株価は再びドン底に突き落とされ、未曽有の不景気に突入しかねない。

「やるべきことは増税ではなく、中小企業を救う新たな支援策です」(市場関係者)
 早く手を打ったほうがいい。
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DQN患者「治らなかった」とクレームつけて医療費踏み倒す

DQN患者「治らなかった」とクレームつけて医療費踏み倒す
2012年4月13日(金)7時0分配信 NEWSポストセブン


 生活に困窮し、税金や保険料を払えない人に紛れて、支払い能力があるのに「払わない人々」が増えている。

給食費に医療費、奨学金まで次々と踏み倒す彼らは、カネの問題ではなく、モラルを崩壊させる存在として、やがてこの国を脅かす。


「払わない人々」の被害は広がる一方だ。都内大学病院の勤務医が語る。


「子供を連れてきて診察中は神妙な顔をして説明を聞いているお母さんが、精算窓口では“私は頼まれて連れてきた親戚です。
次回払うように母親にいっておきます”などと言い張って逃げてしまうケースが多いんです。
受診後にそのまま窓口に寄らず帰ってしまい、支払いを求めても無視する人もいます」


 日本病院会など4つの病院団体で作る四病院団体協議会の発表によると、医療費の未収額は136億円(2008年度)に上っている。


 多くのケースでは保険証を提示しているのだから、まず常識的に逃げられるはずはないのに、その場だけ払わずに済めばそれでいいという、もはや完全な場当たり生活である。


「たしかに窓口を通らないというのは昔からちょくちょくありましたが、最近多いのは、『治らなかった』とか、『なんでこんなに治療費が高いんだ』とかクレームをつけて、結局払わないという患者ですね。

私たちは飲食店などの商売じゃないので、その場で払わないといわれても警察を呼べません。

事務担当者も“後日話し合いましょう”とソフトな対応しかできないので、そのまま踏み倒されてしまうケースが多いですね」(前出・勤務医)

 ちなみにDQNとは、「ドキュン」と読み、常識のない方々を称するネット用語である。
※週刊ポスト2012年4月20日号

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2012年04月14日

子育て新システムの落とし穴 保育先確保 自己責任化の恐れ

子育て新システムの落とし穴 保育先確保 自己責任化の恐れ
2012年4月13日  東京新聞

 「子ども・子育て新システム」の関連法案が国会に提出された。成立すれば、利用者が就学前の子どもを対象にした多様な施設の中から選び、直接契約することになる。従来と比べて保護者や施設、市区町村の役割はどう変わるのか。問題点を探った。 (小形佳奈

 新システムの柱は、未就学児向けの教育・保育の利用者に利用料を補助する「こども園給付」だ。


 「国が保育所や幼稚園に出していたお金を利用者に給付し、『そのお金で必要なサービスを買ってください』という仕組み」。立正大学社会福祉学部の中村尚子准教授(障害児教育学)は解説する。


 こども園には、幼稚園と保育園の機能を一体化した「総合こども園」と、〇〜二歳児を受け入れる保育所、三〜五歳児のための幼稚園がある。給付は利用者ではなく、施設が代理受領する。


 ◆利用者は


 こども園などの施設に直接申し込み、契約する。現在も幼稚園や無認可保育所に対しては直接申し込んでいるが、認可保育所を希望する場合は市区町村に施設の希望順位を書いて申請し、入園先を決めてもらっている。

新システムでは、保育が必要な場合は市区町村の必要度認定を受けてから施設に申し込む。


 ◆市区町村は


 現在は保護者の労働時間、収入、祖父母の近居など、さまざまな要件で総合的に「保育に欠ける」度合いを判断し、保育料を徴収している。

新システムでは、市区町村は保育が必要な時間の長短だけを認定する。また地域の保育需要を調査し、必要な子育て支援の体制や実施時期について計画を立てるが、保育の実施義務はなくなる。


 ◆施設は


 申し込みが定員を上回った場合は利用者を選考する。保育が必要ない利用者に対しては、現在の幼稚園と同様に先着順や建学の精神に基づく選考も可。
利用時間や所得に応じた個々の保育料を算定、徴収など、現在の認可保育所にはない事務作業が増える。

◇経営考え、長時間利用者優先も

  新システムは、保育所に入れない待機児童の解消を目指すが、その八割を占める〇〜二歳児の受け入れを幼稚園には義務付けていない。

こども園の枠外で保育ママや小規模施設などを「地域型保育」に指定して給付を行い、受け入れを促進するが、待機児童解消につながるか不透明だ。


 利用者と施設との直接契約で、市区町村が保育の実施義務を負わなくなる点も、鹿児島大学法科大学院の伊藤周平教授(社会保障法)は「認定を受けた子どもが施設に入れないのは、公的責任ではなく、保護者の自己責任になる」と話す。


 新システムは、介護保険法や障害者自立支援法と同じ仕組みを持つといわれる。介護保険では認定を受けても施設不足でサービスが受けられない「介護難民」が問題になった。自立支援法では自己負担増に対応できない障害者が利用を控え、経営が悪化した施設が人件費を削るなどの弊害が生じた。

また、要介護度や障害区分認定が高いほど報酬も高いことから、経営安定のため利用者を選ぶ施設もあるという。


 「自立支援法で、利用者は施設を選べる、と言われた。でも、選べるのではなく、選ばれている」と中村准教授。

伊藤教授は「保育需要の多い都市部では、施設は給付額の多い長時間保育の子どもを優先するだろう」と予想する。新制度への疑問は膨らむばかりだ。

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新1年生の登下校 自分で身を守る6カ条

新1年生の登下校 自分で身を守る6カ条
2012.4.14    東京新聞

小学生になると登下校に保護者は付き添わず、子どもだけで行動する機会が増える。

気になるのが、子ども狙いの犯罪だ。子どもが身を守るには、叫ぶ、逃げる、かみつくなどが有効。家庭での訓練法も含め、専門家に紹介してもらった。 (小形佳奈)


 「サングラスやマスク姿といった見た目だけで、不審者と判断してはいけない」。子どもを狙う犯罪を研究し、体験型の安全教室を開いている「子どもの安全教育グループACE」代表の清永奈穂さんは解説した。


 「近づいてくる、話し掛けてくる、ついてくる−。何らかのコミュニケーションを一方的に求めてくる人が、不審者です」


 四、五年前に清永さんらが小学生に行った調査では、21%もが、不審者につきまとわれたり、声を掛けられたりしていた。

夕方に通学路で遭遇した割合が高く、半数近くは走って逃げたが、何もできなかったという子どもも二割。七割は、そのとき防犯ブザーを持っていなかった。

 そうした不審者による犯罪を未然に防ぐには、どうすればいいのか。清永さんは次の六点を強調した。


 ●防犯ブザー

 引っ張る部分がへそのあたりに来るよう、取り付け位置を調節する。後ろから抱きつかれても鳴らせるか試す。電池切れがないか定期的に確かめる。


 ●「行きません」

 知らない人に「お菓子を買ってあげる」「ゲームを見せてあげる」と言われてもついて行かない。「行きません」と断る。


 ●大声と身ぶり

 何かあれば、「助けて!」と大声で。コツは、体を「く」の字に曲げること。大げさに手を振ったり足を踏み鳴らして、遠くの人にも分かるよう、全身で知らせる。


 ●20メートル全力疾走
 
 不審者は狙った相手が二十メートル逃げるとあきらめるという。全速力で逃げ、場合によっては持ち物は捨てる。


 ●ジタバタ

 それでも手をつかまれたら、おしりを床につけ、捕まらないように相手に向かって足をバタバタさせる。


 ●かみつく

 捕まってしまったら、かみつく。指先が一番痛いが、とにかくどこでも。ひるんだ隙に逃げる。


 いずれも、体験させることが重要。二十メートル走では距離感を覚えさせ、ジタバタでは体力に合わせてジタバタの時間を十秒、二十秒と延ばす。かみつきでは、かまれるところにタオルを巻いておき、本当にかませてみる。


 清永さんは、「訓練で、危機に対する判断力といった『安全基礎体力』を身に付けて」とアドバイスした。

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2012年04月15日

朝日新聞「消費税がふさわしい」に東京新聞論説副主幹が反論

朝日新聞「消費税がふさわしい」に東京新聞論説副主幹が反論
※週刊ポスト2012年4月20日号

 野田佳彦政権が消費税引き上げ法案を国会に提出した。

野田政権は増税が社会保障制度との「一体改革」と宣伝してきたが、実態は違う、と東京新聞・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏は指摘する。以下は、長谷川氏の解説だ。

* * *
 改革の目玉だった最低保障年金(月額7万円)の創設をめざす法案の提出は来年の(!)通常国会に後回しである。

共済年金と厚生年金の一元化をめざす年金一元化法案は4月の国会提出をめざし、公務員に有利な上乗せ分である「職域加算」の廃止は先送りされた。


 まさに「先に増税ありき」で社会保障制度の抜本改革は後回しになった

一体になっていない。それはもちろん問題なのだが、もっと根本的な論点を指摘したい。

それはそもそも社会保障財源に消費税を引き上げるのが適切なのか、という問題である。

たとえば朝日新聞は次のように書いた。


「社会全体で支え合う社会保障の財源には、一線を退いた高齢者から、働く現役組まで幅広い層が負担し、税収も安定している消費税がふさわしい」(3月31日付社説)


 こうした考えは朝日に限らず増税賛成派のマスコミに共有されている。「みんなに納めてもらうのだから社会保障の財源として適当」というのだ。


 社会保障とはなにか。「政府による所得再配分」である。

だれでも病気や怪我だけでなく、さまざまな事情で不運にも苦しい生活を余儀なくされる場合がある。

そういうときも安心して暮らしていけるように政府が豊かな人々から苦しい人々に所得を再配分する。

それが社会の安全網(セーフティネット)、すなわち社会保障制度だ。


 制度の本質がそうであれば、財源も豊かな人々による納税で賄われるのが自然である。つまり高所得者により重い税を課す累進性をもった所得税や儲けた企業に対する法人税だ。


 あるいは、財源不足なら保険料を高くしてもいい。厚生年金であれば保険料は企業と被雇用者の折半なので、きちんと管理されているが、保険料を引き上げると、所得税と法人税を引き上げたのと同じ結果になる。


 納める側からみれば、保険料も強制徴収されるので税と変わらず、違うのは個人記録が残る点だけだ。

日本では記録管理がいい加減だったから大問題になったが、保険料のほうが負担と給付の関係が一目瞭然になって納得感がある。

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たくさんの薬を出すとペナルティー

兵庫県尼崎市の「ドクター和」こと長尾和宏医師が町医者目線で熱く!語るブログです。

たくさんの薬を出すとペナルティー

朝日新聞 健康欄  アピタル


お医者さんは、お薬が好きです。
何かというと、お薬を出します。
まるでお薬を出すのが仕事のようです。


診療科によって、お薬の種類が違います。

一番多いのは、やはり内科でしょうか。
10種類以上の方も、よくみかけます。

これまで診た最高処方は30種類投薬。
全部止めさせたら、元気になりました。
笑い話のようですが、本当の話です。


あと、精神科も多いですね。
10種類以上の方をよく見かけます。

内科は、できるだけ遠慮して出します。

処方箋1枚の診療報酬は680円。

しかし7種類以上のお薬を処方すると、
400円に減額されます。


病院から当院にアルバイトに来た医師は驚きます。
「沢山処方して、沢山仕事をしたのにペナルティー?」
そう、ペナルティーがあるのです。

と説明しても信じてもらえません?

患者さんには、逆に「お得」になりますが。
保険診療の規則です。


お薬は、少ないにこしたことはない。
一剤がベスト。
いや、ひとつも無いのが、ベストですね。

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〈時の回廊〉鎌田慧「自動車絶望工場」 夢も希望も奪い去る労働

〈時の回廊〉鎌田慧「自動車絶望工場」 夢も希望も奪い去る労働

[朝日新聞掲載]2012年04月13日

1972年秋から6カ月間、愛知県豊田市にあるトヨタ自動車工場で期間工として働いた。
当時、34歳。その体験を基に書いたのが『自動車絶望工場』だ。
そこには合理化を進める企業と疎外される労働者の姿があった。
若者たちの「夢」は日々、「絶望」へと変わっていった。40年たった現在も、その構造は変わっていない。
     ◇
 青森県六ケ所村について書いた記事を読んだ見ず知らずの農民から寄せられた手紙が、トヨタの工場で期間工として、働くきっかけになりました。

手紙の主は青森からホンダの工場に出稼ぎに来ていました。その彼と会った時に「どこの自動車工場が一番、きついのか」と尋ねたら「トヨタだ」と答えたんです。

労働の合理化に興味を持っていて、どういうふうにきついのかを知りたかった。それで一番きついトヨタの工場で働いてみようと思ったのです。

このルポの前に、公害の取材で九州に6カ月、滞在していたため、お金がなかった。期間工として働けば、お金が入るというのも理由の一つでした。

 トヨタにいた時は何度も辞めようと思っていました。寮に帰ると階段も上れないほど疲れている。「今日、辞めると言おう。今日こそは……」と思いながら日々を過ごしていました。期間満了の6カ月を残して辞めたら、本は書けないぞと思っていたから、最後まで続けられたんだと思います。

 タイトルに「絶望」という言葉を入れたのは、大きな工場で働くという夢が、実際に働くことによって「絶望」に変わっていくと感じたからです。

 寮で同じ部屋で暮らしていた工藤クンの気持ちをどこかに反映したというのもあります。
同郷だった21歳の工藤クンとは偶然、職安で出会いました。彼の「身上調査表」の志望動機の欄には「貴社の将来性」と書かれていました。

仏壇づくりから転業したかった彼は「本工に採用されたい」という希望を持っていたのです。しかし働き出してから4カ月後、工藤クンは工場で倒れました。結局、首になって田舎に帰されました。本工どころか、「期間満了」さえできなかったのです。

 数年後、工藤クンを見舞いに病院に行きました。リハビリを受けていた彼は、わたしのことを思い出せませんでした。それから何年かして、彼の実家を訪ねてみると、家は無くなっていました。もう彼の行方はわかりません。

 今年1月、労働ペンクラブのメンバーと、日産の神奈川県・追浜工場の見学に行きました。工場は自動化が進んでいましたが、やはり無機質で硬い時間が流れていました。時間に人間が押し込まれて、その中で動いている。あの当時と何も変わっていません。

 製造業は、ますます不安定労働に依存するようになっています。
以前は期間工しかなかった。いまは、期間工の下層として、派遣労働者が大量に採用されています。期間工の寮は無料で風呂もついていましたが、派遣はそれすらない。状況は悪化し、労働構造はさらに複雑化しています。

 「ルポライター」は、ほぼ絶滅危惧種になりつつあります。でも、僕はこれからも「ルポライター」であり続けたい。

「いつか作家になりたい」という憧れを持っていた、かつてのルポライターたちは、「作家」という言葉がついた「ノンフィクション作家」に肩書を変えていった。

僕は逃げ遅れたんです。いまさら逃げても仕方ないでしょう。「ルポライター」という肩書のなんとなく、うさんくさい感じがいいと思っています。僕は、これまでずっと片隅のことを書いてきたわけで、僕自身も同じように地味な所に居続けたいと思うのです。(聞き手・山田優)
    ◇
 かまた・さとし 1938年、青森県生まれ。新聞・雑誌記者を経てフリー。90年に『反骨―鈴木東民の生涯』で新田次郎文学賞、91年に『六ケ所村の記録』で毎日出版文化賞。

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2012年04月16日

開かれた地域基盤に 新しい共同体像を探る 内山節さん(哲学者)



開かれた地域基盤に 新しい共同体像を探る 内山節さん(哲学者)
2012年4月7日   東京新聞

 群馬県上野村は、険しい山野が面積の九割以上を占める。
上信(じょうしん)電鉄線の終点・下仁田(しもにた)駅から車で三十分余り。
哲学者内山節(うちやまたかし)さん(62)の家に向かう山道で、猿が数匹、のり面を駆け上るのが見えた。間もなく、八軒の集落が現れた。
 「猿はこの庭で二十匹ぐらい騒いでいることもありますよ。家に夜戻ると、カモシカが待っている。
動物の領地に人間が住まわせてもらっているんです」。
築百年という家の前で、愛車の冬用タイヤを汗ばみながら付け替えていた内山さんが、笑って出迎えてくれた。


 杉や楢(なら)の木が茂る裏山と約四百平方メートルの畑も自ら所有する。新年には、各地から集まる仲間と百臼近くの餅をつき、近所に配る。納屋には杵(きね)や臼、チェーンソーや農具が所狭しと並ぶ。自分の墓も庭に建てた。


 「私が初めてこの村に来た一九七〇年ごろは、『自然なんか飯の種にならん。開発して人間の役に立つようにする』という考えが主流でした。
『個の確立のために封建的な共同体は打破すべきもの』という思想も一般的だった。でも、自然と一緒にみんなで助け合いながら生きていくこの村の社会が、私にとっては非常に魅力的だったんです」


 都立高校を卒業後、組織に属さずに哲学を学んでいた二十歳すぎの内山さんは、たまたま釣りをしに来たこの村が気に入り、年間の三分の一を村で過ごすようになる。
東京の自宅と、ほかの移動先が残りの三分の一ずつ。そんな生活を長年送ってきた。


 内山さんの新刊『ローカリズム原論 新しい共同体をデザインする』(農文協)は、震災後の昨年四月から七月にかけ、立教大大学院で社会人学生らに語った講義録をもとにしている。
昨秋に刊行した『文明の災禍』(新潮新書)に続き「ポスト3・11」の日本を考える手掛かりとなる一冊だ。


 ローカリズムは、小さな地域や共同体の独自性を重視し、それを基盤として生きていこうとする考えを指す。市場経済を全世界に広げるグローバリズムの逆を意味する。上野村の生活を通じ、内山さんが身体で学んだ思想と言っていい。


 「震災後、社会の基盤は結局ローカリズムにあるということが、より強く感じられるようになったと思います。
日本のGDPが戻っても復興にはならない。それぞれの人たちの生きる地域が、再び確立されなければいけない」


 『ローカリズム原論』で内山さんは、周囲との「関係性」をつくることを人間の本質ととらえ、「共同体」が人間にとって持つ意味を問い直していく。


 「ヨーロッパと異なり、日本の共同体には死者と周囲の自然が含まれていた。
上野村の葬式は今でも半分ぐらい、家族ではなくて共同体がやる。それは共同体が死者の思いを受け継ぐということです。
人のつながりは、今の人間同士がつながる横軸のほかに、過去と現在と未来をつなぐ縦軸がある。共同体には縦軸をつなぐ役割があると思います」


 内山さんが考える新たな共同体像は、一つの地域に閉じたものではない。


 東京・丸の内に、仲間たちがつくった「とかちの」「にっぽんの」という二つの郷土料理店がある。一つには自ら出資した。各地の農産物が食材として活用されるこの店は、地方と都会、生産者と消費者が交流する拠点として機能する。地域を主体にした社会のこれからを考える場所でもある。


 「地域を超えた、ある目的意識に基づくつながりで、これも一つの結び付きのあり方です。
上野村の人口は千四百人ですが、自分にとって村が大事な地域だと思う人を五千人ぐらいつくろうとしている。『応援団』のほうが多い。

震災後には三陸を継続的に『自分の地域』として支援する動きも出ている。地域とは居住地ばかりではありません」


 日本の比較地と定めたフランスをしばしば訪れ、ローカリズムの動きなどを見つめてきた。
最近は近代化の渦中にあるベトナムが気になり「身体で雰囲気を感じたい」と四、五日訪れたばかり。


 「現実から始まって現実に出てくるのが哲学です。知性の領域だけでやろうとしても、限界をつくってしまう。
小さな村に行くとひどく哲学的なおじいさん、おばあさんがいます。その人たちは哲学的な知識があるわけではないけれど、身体で知っている。
だから僕も身体を動かすことを含め、関心を持ったことは何でもやりたい」


 修験道とマルクスの時代についての本もそれぞれ書き始める。内山さんの仕事を見ると、哲学が「総合学問」であることがよく分かる。 (石井敬)

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2012年04月17日

弁護士、衆議院議員・稲田朋美 主権回復記念日を設ける意義は

弁護士、衆議院議員・稲田朋美 主権回復記念日を設ける意義は
2012.4.17 03:20   正論

 サンフランシスコ平和条約が昭和27年4月28日に発効し、日本が主権を回復してから60年がたつ。

平成21年の政権交代で下野した自民党は、「立党の精神に立ち戻れ」という掛け声の下、4月28日を主権回復記念日として祝日にする画期的な法案を議員立法により国会に提出した。
今年の記念日には党本部で国民集会が開催される運びとなり、そこで谷垣禎一総裁が挨拶をすることになっている。


 ≪東京裁判史観からの決別を


 それ自体は大変喜ばしいことであり、原点回帰の証しといえるのだが、自民党はそのことの意義と責任を自覚しなければならない。


 主権回復記念日を祝うということは、安倍晋三首相が掲げた「戦後レジームからの脱却」を今一度わが党の旗にすることであり、その中核に据えるべきは東京裁判史観からの決別である。

自民党総裁が記念日の国民集会で挨拶する意義は、政権奪還した暁には首相として堂々と靖国神社に参拝し、村山談話、河野談話を撤回すると国民に約束することにこそある。


 首相の靖国参拝は、対外(対中韓)的には、いわゆるA級戦犯の問題に、対内的には、憲法20条3項の政教分離問題に帰着する。


 東京裁判の主任弁護人、清瀬一郎弁護士の管轄の動議を国民共通の認識にしなければならない。

すなわち、東京裁判は、いわゆるA級戦犯を「戦争を遂行した指導者個人の戦争責任」という、行為当時の国際法上何ら違法ではなかった行為を事後法で裁いたという罪刑法定主義違反、そして、ポツダム宣言10項で「われらの捕虜を虐待せる者を含む一切の戦争犯罪人」と謳(うた)われた範囲を逸脱した条約違反という、国際法に違反した二重の意味で不法無効な裁判であった。訴訟指揮や証拠の採否にも甚だしい不公平、不公正があり、裁判の名に値しない「東京裁判」ならぬ、「東京茶番」だった。


 近代法の大原則にも条約にも違反した野蛮な茶番の結果、いわゆるA級戦犯として処刑された人々を、主権国家たるわが国が靖国神社に合祀(ごうし)していることは、他国からとやかくいわれる筋合いのものでは全くない。
そのことを国民全てが認識し、東京裁判の不当性を教科書にも記載すべきである。


 ≪首相は堂々と靖国参拝せよ


 政教分離問題は、憲法改正議論とも密接に関わってくる。

主権回復記念日に発表予定の自民党憲法草案では、自衛軍(国防軍)の創設を、憲法9条を改正して明記するし、集団的自衛権の行使を認めることを党の方針としている。


 それは、自衛戦争で亡くなる人を憲法が想定するということだ。
では、自衛戦争で祖国を守るために命をささげた人をどこに祀(まつ)るのかというと、ペリー来航以来の国難に殉じた人々を合祀している靖国神社以外にはなく、解釈上、首相の靖国神社参拝が憲法違反とのそしりを受けることのないような憲法の文言にする必要がある。


 平成7年の村山談話は、「東京茶番」の判決に従った連合国側に押し付けられた歴史観に基づくものであり、直ちに撤回すべきだ。日韓併合条約に対する誤った認識を示し、反省と謝罪をした22年の菅談話と、それを踏まえ韓国に朝鮮儀軌を贈与したことも誤りであったと宣言すべきだ。

東京裁判史観で書かれた教科書で日本の将来を担う子供たちに誤った歴史を教えることは、犯罪的だといっても過言ではない。学習指導要領、検定制度の見直しを中心とする教科書改革は待ったなしだ。


 平成5年の河野談話は、いわゆる従軍慰安婦の強制連行が事実無根であるにもかかわらず、政治的配慮から強制性を認めた点で誤りであった。
現在、韓国から執拗(しつよう)に要求されている、いわゆる従軍慰安婦に対する謝罪と補償については、事実と国際法の両面から反論し、きっぱりと拒否すべきだ。


 ≪「国ごっこ」やめ主権国家に≫


 戦争被害の決着は平和条約の締結で終わっている。
それを後に、あれこれ蒸し返すことは国家間の決着を無意味にし、国際法上の正義に反する。

韓国でいえば、昭和40年の日韓国交正常化の際に締結された日韓基本条約で、全て解決済みであり、同時に締結された日韓請求権・経済協力協定で、日本が韓国に対して無償供与3億ドル、政府借款2億ドルの支援を約束する一方、両国およびその国民の間の財産請求権の問題が、完全かつ最終的に解決されたということが確認されている。


 わが国はもはや、慰安婦問題を含む戦争被害に対し補償だの謝罪だの反省だのする必要はないし、また、してもいけない。

一時の政治的配慮でおわびをし、補償をするということは、平和条約を締結する意義を損なわせ、国際法のルールに反し、不正義だからだ。


 既成政党への不信が高まる中、政治に求められているのは、耳あたりのいいスローガンや、細かい事項を列挙したマニフェスト(政権公約)ではなく、決してブレない理念とそれを貫徹する覚悟だ。

今年の主権回復記念日を、日本が「国ごっこ」をやめて真の主権国家になる始まりの一日に、そして保守政治再生の一歩にしたい。
(いなだ ともみ)

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2012年04月18日

香山リカのココロの万華鏡:演技でも感謝の一言を

香山リカのココロの万華鏡:演技でも感謝の一言を
毎日新聞 2012年04月17日 東京地方版

 何かとあわただしい4月が始まり、診察室でも「落ち着かない」「イライラする」といった声を聞くことが多くなった気がする。

「会社や家でキレやすくなった」という人もいる。
みんな「これじゃいけない」と思っているが、なかなか気持ちをしずめることができないのだ。


 そんなとき、身近にいる誰かから「いつもたいへんでしょう」「たまにはゆっくり休んでね」といったやさしい言葉をかけられたら、どんなにほっとするだろう。張りつめた心がほぐれて、それだけでも疲れが半減する気がするかもしれない


 それなのに、忙しい人のまわりにいるのは、たいてい「もっと忙しい人」なので、なかなかねぎらいの声をかけられない。


 診察室である女性が、こんな話をしてくれた。

多忙な職場で働くその女性は、家に帰ってから急いで食事の支度をする。
深夜近くなって帰宅する夫は、帰るなり「なんだ、今日も野菜炒めか。たまにはさっぱりしたものを食わせてくれよ」と料理に不満を述べる。

すると女性も思わず、「今朝、ごみ出ししてくれなかったでしょ! あんなに頼んだのに」ととがめてしまう。
「本当は“遅くまでおつかれさま”と言いたいし、言ってほしい。でも、言えないんです。相手のミスを指摘し合ってしまうんです……」


 疲れていると、どうしても「ありがとう」「おつかれさま」より、「どうしてやってくれないの?」「もっとこうしてよ」と不満や要求を口にしたくなる。これは、どんなに地位の高い人や賢い人でも同じなのだ。

でも、そこで「ちょっと待てよ。相手はいまそんな言葉を言ってほしいかな」と立ち止まることは、誰にでもできるはず。

 顔を合わせたとたん、「だらしないわね」「こっちだってたいへんなんだ」とチクチクと身近な人を攻撃し合うのはやめて、
まずはにっこり笑って「今日も一日おつかれさま」「こちらこそ、いつもありがとう」と。「思ってもいないことは言えない」という人もいるかもしれないけれど、たとえ演技だっていいではないか。

ねぎらいの言葉をかけるうちに、「そうそう、今日も無事に帰ってきてくれただけでも、ありがたいわね」「この人のこと、大切にしなきゃな」と本当の感謝の思いも生まれてくるというものだ。

どうしても伝えたい不満があれば、その後なら相手も素直に「そうだよね」と聞いてくれるはずだ。


 まずは、鏡の前で笑顔と「ありがとう」の練習を。最初は“芝居”から始めてもよいのだ

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「批判なきまじめさは悪をなす」

近事片々:じっくり考える
毎日新聞 2012年04月18日 13時14分

「撃ったことがあるのか」「いいぞ」。
読唇術で見る金王朝3代目、ミサイル行進に興奮。
この若大将にはぜひ、困窮人民の思いを知る「読心術」を。
   
       ◇    ◇

 あと20年もせぬうちに「先進国」から脱落も、と経済予測シナリオ。
さあ、みんな!とねじり鉢巻きか、「豊かさ」「働く」とは何かじっくり考える時か

    ◇    ◇

 吉武輝子さんは女学校在学中敗戦を迎えた。
軍国主義教育の過ちを悔いる教師。その涙の言葉を終生忘れなかった。
「批判なきまじめさは悪をなす」


 ともすれば思考停止に流されそうな時、思い返したい。

    ◇    ◇

 <ふみゆける春草を虫とびにけり> 
                                星野立子

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2012年04月19日

短時間睡眠を続けると記憶力が低下する!?

短時間睡眠を続けると記憶力が低下する!?
(SPA! ) 2012年4月18日(水)配信

◆短眠法に医学的根拠はなし、睡眠不足の弊害は多い

 書店を歩けば「4時間半睡眠で成功者に!」「短眠法で人生が変わる!」など、睡眠を削って仕事に励めと謳う書籍がそこかしこに平積みされている今日。

でも正直、こんな意識の高いメソッドになんかついていけない……。

そこで、睡眠医学の観点からも調べてみるべく、梶村尚史氏にお話を伺った。

「人それぞれに必要な睡眠時間は、遺伝子レベルで決まっています。
そのため、誰にとっても8時間睡眠がベストとは言えませんが、本来8時間の睡眠が必要な人が5時間に縮めるのはそもそも不可能です。

『4時間半短眠法』などは短期間なら気合で乗り切れるかもしれませんが、長期的には慢性的な睡眠不足が続く。集中力が出ない、記憶力や理解力が低下、といった弊害が出る懸念があります」

 よかった。医学的に見ても、長時間睡眠が必要な人は一定数存在するようだ。

徹夜での残業のメリットについても梶村氏は一蹴する。
「夜中のほうが集中できるという人がいますが、単にノってきてやめたくないだけのことでしょう。

時差ボケが数日直らないのと同様、徹夜をすると睡眠のリズムが崩れます。寝つきも睡眠の質も悪くなるため、かえって長く寝てしまい、時間を損することになるのです

 そう言われてみれば、深夜残業をした翌日は結局起きられず午前半休をとったり、朝から出社してもボンヤリして仕事が手につかなかったり……。

頑張ったつもりが皮肉な結果に終わることは多い。

【梶村尚史氏】
むさしクリニック院長。専門は精神医学、睡眠医学、時間生物学。睡眠医療認定医。著書に『「寝るのが怖い」がなくなる本』(ワニブックス)他多数
posted by 小だぬき at 10:21| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ病について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月20日

<つつましき文明国であるために必要なもの不必要なもの>

筆洗

2012年4月20日  東京新聞

ランキングが好きな日本人にとっては、少々ショッキングな報道だったかもしれない

▼最近、経団連の研究機関・21世紀政策研究所が発表した長期予測である。
何でも、日本は国民の「豊かさ」を示す一人当たりGDPで、二〇一〇年現在、世界二十位。それが三〇年には二十一位に後退、一〇年の二十四位から十五位に浮上する韓国に抜かれるのだという

▼生産性の伸びなど種々の条件に基づいた予測だそうだが、より楽観的なシナリオでも、十七位の日本は十五位の韓国の後塵(こうじん)を拝するとの見立て。

「先進国から転落しかねない」とまで脅されれば、ちょっと暗い気持ちにもなる

▼ただ一方で思う。「先進国」であり続けさえすれば「豊か」なのか

最近、心を去らない歌がある。俳人の長谷川櫂(かい)さんが「3・11」後の作をまとめた『震災歌集』の中の一首だ。

<つつましき文明国であるために必要なもの不必要なもの>

▼「先進国」や「経済大国」の看板にしがみつかずとも、「つつましき文明国」であればよい。

過剰な便利に取り巻かれた、いわば“量”の「豊かさ」から“質”のそれへの転換の中にこそ、日本の将来像は見いだされるべきだ

何が本当に<必要>で何が本当は<不必要>かを見極めるところから始まる

▼震災と原発事故を経た今こそ、その転換の大チャンス。政治がそれをフイにせぬようにと願う。

posted by 小だぬき at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

拉致/私たちは何故、気づかなかったのか!!

今、北朝鮮のミサイル発射問題で 田中防衛大臣の問責決議が可決されています。

自民党は 田中大臣の罷免・辞職を求めて、全審議拒否に入っていますが、日本への主権侵害・国民拉致という間接侵略の問題は まだ未解決です。

少なくとも 拉致問題特別委員会は 審議して、前進させて欲しいです。

個人的には、韓国の了承をとり 自衛隊の特殊部隊での救出を願うものです。

日本の情報機関は、拉致被害者移住地や被害者と連絡をしていることと信じたいです。

2.
posted by 小だぬき at 16:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月21日

新しい希望、またひとつ=鎌田實

さあこれからだ:/新しい希望、またひとつ=鎌田實
毎日新聞 2012年04月21日 東京朝刊

 2011年3月16日未明、ようやく電話がつながった。


「遠藤先生、生きてるかー。カマタでーす」

 震災直後から、ぼくは福島県南相馬市立小高病院の遠藤清次院長に、ずっと電話をかけ続けていた。


 遠藤先生は、ぼくが応援団長をしている宮城県にある障害者支援施設「虹の園」のミニ講演会と、南相馬での講演会に来てくれた。

2回会っただけ。病院のスタッフとのミーティングで、ぼくの本に書かれている、あたたかな地域医療のことをよく話している、と聞いた。


 自分でも不思議なのだ。特に親しい付き合いをしていたわけでもなかったが、大震災、そして原発事故のニュースが報じられるなかで、遠藤先生や小高病院のことが、気になってしかたなかった。


 「生きててよかった」


 ぼくがそう言うと、遠藤先生はこう言った。「それどころではありません」

 薬がない。医療用酸素がない。ガソリンがない。病院の自家発電機を動かしている重油がない。
 「暖房もとまりそうです。大変です」
切羽詰まった声だった。


 話を聞くと、震災発生からの5日間はすさまじいものだった。

当時、小高病院には68人の入院患者がいて、半数が寝たきり、3人が人工呼吸器につながっていた。

津波は、病院の100メートル手前まで迫っていたが、なんとか難を逃れた。
そこへ、津波で家を流された小高地区の人たちが避難してきた。遠藤先生を含む3人の医師たちは必死だった。

 福島第1原発の冷却装置が停止し、1号機の爆発に次いで、3号機、4号機の水素爆発が発生。その間、避難指示エリアは11日に3キロ、12日に10キロ、20キロへと広がっていった。


 小高病院は原発から18キロの地点にある。
遠藤先生はスタッフ30人を集めて、最後の一人の患者を安全に避難させるまで、われわれは守り続ける、と宣言する。


 スタッフは、入院患者や避難者を20キロ圏の外へ誘導、避難させることに全力を注いだ。
原発から23キロ地点の南相馬市立総合病院へ無事に避難したが、15日、20〜30キロ圏内に屋内退避の指示が出される。

見えない放射線の不安により必要な物資が滞り、南相馬市立総合病院は孤立を余儀なくされることになった。ぼくの携帯がつながったのは、そんな状態のときだった。


 この電話をきっかけに、南相馬市の桜井勝延市長が長野県茅野市長と諏訪中央病院院長に救援を要請。

30キロ圏内に入る初の医療班として、諏訪中央病院の医師、看護師たち31人が交代で南相馬に入り、長期的な支援を開始する。
たまたまつながった電話が、強い結びつきを生んだ。縁とは不思議なものだと思う。


 もう一つ不思議な縁があった。2008年、小高病院は常勤医が6人から3人になり、存続のピンチを迎えていた。
南相馬市には市立総合病院という大病院がある。小さな小高病院は廃院になるというウワサが広がっていた。

 そんななか、小高地区の住民であり、遠藤先生の患者、横山邦彦夫妻と住民が立ち上がる。
「自分たちの地域の病院を守りたい」「高度医療は市立総合病院に任せ、小高病院にはあたたかな在宅医療や、老人医療をしてもらいたい」


 そんな訴えのもとに、約1万人の署名が集まった。住民の動きに動かされ、南相馬市立病院改革プラン策定委員会は小高病院の存続を決定した。

2011年3月3日のことである。喜びにひたった8日後、なんと大津波がおそった。


 住民が守った小高病院は、20キロ圏内に退避指示が出されたため、一時閉院が決まった。
遠藤先生は、医師不足が深刻な福島県猪苗代町立猪苗代病院に移った。


 ところが、である。昨年秋、ぼくは遠藤先生からこんな話を聞かされた。

かつて小高病院の存続に奔走した横山夫妻と住民から、戻ってきてほしいと言われているというのだ。

 小高地区の住民は多くが津波で家を流され、主に鹿島地区の仮設住宅に集まっていた。
仮設住宅の人口は増えていくのに対して、医師の数は減少。相双地区では医師の数は、震災前と比べて半減している。


 「かつて病院を守ってくれた地域の人たちに、恩返しをしたい。仮設商店街の一角に診療所をつくり、もう一度、あたたかな地域医療をやりたい」

 遠藤先生の話に感動した。

仮設の診療所は2、3年しか使えない。なのに内装や超音波、心電図などの機器を含めると、約2000万円の多額の負担が先生にのしかかる。
それでも、彼の意思は固かった。


 ぼくは、診療所の看板を筆で書くことになった。カマタの似顔絵ののぼり旗もでき、カマタが診療所で健康教室を開くときには、そののぼり旗が診療所の入り口ではためく。
カマタ流の応援だ。


 あの電話以降、ぼく自身、何度も南相馬に通ううち、ごはんを食べていけ、泊まっていけと声をかけられるようになった。

親戚づきあいのようなつながりができてきた。縁は不思議だ。


 新しい診療所の名前は、なんと「絆診療所」。遠藤先生が名づけた。
たくさんのあたたかな縁が結ばれた結果だ。
その名の通り、地域にしっかりと根をひろげる診療所が5月1日、オープンする。


 絶望の中に、またひとつ、新しい希望がはじまる。(医師・作家、題字も)

posted by 小だぬき at 09:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

 〈蚊意外(かいがい)にキケンあり〉〈動物とは離し上手に〉〈鳥扱い注意〉。何のこっちゃ

4月22日付 編集手帳
2012年4月22日01時50分 読売新聞)

〈蚊意外(かいがい)にキケンあり〉〈動物とは離し上手に〉〈鳥扱い注意〉。何のこっちゃ、と思うでしょうが、海外旅行が増加するゴールデンウイーク(GW)を前に、厚生労働省が作った感染症予防ポスターのキャッチコピーである

◆親父(おやじ)ギャグ、ふざけ過ぎ、と揶揄(やゆ)されることは多分、厚労省も端(はな)から織り込み済みだろう。うまく術中にはめられたようだ。この際だから啓発のお手伝いをする

が媒介するマラリアなどが、熱帯や亜熱帯で流行しているという。虫よけスプレーなどで対策を。狂犬病も侮れない。

犬だけでなく猫やコウモリにかまれて発症することもある。
素性のわからない動物からは離れることだ。

鳥インフルエンザへの警戒も重要。鳥が売買されている所には近づかないように

◆厚労省の取り組みに力が入るのも、今年のGWは海外旅行に出かける人が56万人を超え、過去最高に迫ると見られているからだ。

曜日の位置が良く、円高メリットは大きい。震災の自粛ムードが薄らいだ面もあろう

◆指折り数えて出発を待っている皆さん、どうかお気を付けて。そして旅先では、震災支援に御礼の言葉を。
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2012年04月23日

整理:基本は「選択」 「今」に基準合わせ、モノ管理

整理:基本は「選択」 「今」に基準合わせ、モノ管理
毎日新聞 2012年04月22日 東京朝刊

門出と出会いの春。新しい衣類や生活用品を購入し、慣れ親しんだものを処分しなくては。
でもそこで「捨てられない」壁に突き当たる。できるだけ捨てずに、気持ち良く手放せないものか。プロフェッショナルに極意を尋ねた。【山崎明子】


 4月中旬の朝。「暮らしっく工房」(東京都杉並区)代表の福田美保子さんが同区の1LDKマンションに乗りこんだ。


 天井近くまである衣装ケースは衣類でパンパン。子どものおもちゃをその上に置いている。本棚は奥と手前の2列使いで、ベッドの下に日用品、カウンターキッチンの下に趣味の手芸用品が詰めこまれている。


 福田さんは都内を中心にハウスクリーニングや整理技術の指導をしている。

夫と2、4歳の子どもの4人暮らしの女性(31)が「一人では整理できない」と思いつめ、片づけコーチを頼んだ。


 福田さんはまずこう言った。「整理の基本は、捨てることではなく選択すること。自分が管理できる範囲に収まるよう基準を作ってくださいね」

福田さんによると、手元に残す基準は▽今使っている▽思い入れがある▽とにかく好き−−なモノ
逆に手放すのは▽今は必要ないがいつか使うかも▽もったいない▽要不要を判断できない−−と感じるモノだ。

「今」に基準を合わせることがモノを増やさないカギ。

もらったお土産は感謝しながら処分する。非常時用のストックは時期を見て入れ替える。どうしても決められないモノは日付入りの段ボール箱の中に。1年たって使わなければ「不要品」と判断する。


 福田さんの指摘に従って、女性はもてあましていた手芸材料、賞味期限切れドレッシングなどを見切っていく。どんどん表情が輝いていった。

 ◇リサイクルで有効活用

 片づけたモノをごみにせず、有効に生かすのがリサイクル

関東の1都4県でリユースショップ60店を展開する「トレジャー・ファクトリー」(本社・東京都足立区)は、家庭にあるもの全てを買い取る。

買い取り基準は電気製品は製造から、家具は購入から7年以内が目安。

家具はデザインやキズの有無で値段が変わる。

衣類はそのままの状態で売り場に並ぶのでクリーニングした方が評価は高い。

同社広報の小谷真由子さんは「持ち込む時、親しい友人に喜んでもらう気持ちが必要です」とアドバイスする。

 故繊維リサイクル業「ナカノ」(事業本部、横浜市南区)は09年、古着原料の特殊紡績手袋「よみがえり」(378円)を開発した。
女性用の「よみがぁ〜る」と合わせてこれまでに約70万セットを販売した。厚手で灰色の布地には赤や青、金ラメの繊維が混じる。


 横浜市内で集めた古着が主原料。伝統のモノ作り技術を生かしたシティーブランド「ヨコハマ・グッズ(横濱001)」に認定された。同社には宅配便でも古着が送られて来る。
事業企画室の窪田恭史さん(38)は「衣類には気持ちがこもっている。ごみではありません。知恵を出してその思いに応えたい」という。


 古着を送る場合の問い合わせは秦野工場電話0463・75・0564。

posted by 小だぬき at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月24日

ウィンドウズとオフィス、いつまで使える?

ウィンドウズとオフィス、いつまで使える?
XPのサポート期間があと2年を切ったそうですが、そのほかのOSやマイクロソフトオフィスのサポート期間はどうなっていますか?
2012年4月23日 読売新聞)

Vistaは2017年4月11日、
ウィンドウズ7は2020年1月14日。
Office 2003は2014年4月8日などとなっています。

 ウィンドウズユーザーにとっても、最もなじみのあるOSになったウィンドウズXP(図1)。そのXPが安全に使える期間も、あと2年を切りました。なぜ、あと2年しか使えないのか? その理由を理解すると、自分が愛用しているパソコンがいつまで使い続けられるのかが分かります。ここではウィンドウズと、仕事などでは欠かせない文書作成ソフト「Microsoft Office」の二つについて、利用できる期間を確認していきます。

パソコンが使えなくなる2つの理由

 パソコンの寿命というと、普通は故障するまでの期間をイメージすると思います。
確かに、パソコンを構成する部品(CPUやHDD、液晶ディスプレーなどの機械類)が壊れてしまえば、パソコンは動作しません。もし部品が壊れてしまったら、交換などの修理が必要です。


 しかしパソコンには、たとえ本体に問題が無くても、使えなくなる日時というのが決められています。
これがパソコンの抱える、もう一つの寿命、OSの「サポート期間」(サポートライフサイクル)です
(図2)。
マイクロソフトでは、原則として毎月1回、「セキュリティの修正プログラム」(月例パッチ)を配布。安全にパソコンを使えるように対処しています
(図3)。


 サポート期間がすぎると、月例パッチの配布が停止。OSなどの不具合(セキュリティホール)は修正されなくなります。

こうしたOSの不具合は、パソコン内から個人情報を盗み出すといったマルウエア(悪意のあるプログラム)の侵入経路に使われます。
このため、月例パッチが配布されないOSは事実上使えなくなります。

メインストリームサポートと延長サポート

 サポート期限を確認する前に、マイクロソフトが用意するサポートの種類について紹介します。サポートには二つの種類があります(図4)。一つは、メールや電話での無料サポートやセキュリティー以外の修正プログラムを提供する「メインストリームサポート」です。現在、OSでメインストリームサポートに該当するのは、現行のウィンドウズ7だけです(図5)。
もう一つは、月例パッチ(セキュリティーに関する修正プログラム)だけを提供する「延長サポート」です。最近では、ウィンドウズVistaがメインストリームサポートを終え、延長サポートに移行しました。


 では、各ウィンドウズのサポート期間はどうなっているのか?
 まずXPは2014年4月8日で延長サポートが終了します。
Vistaは2017年4月11日に延長サポートが終了
(図6)。
ウィンドウズ7は2015年1月13日にメインストリームサポート、そして2020年1月14日に延長サポートが終了する予定です。

Office 2003もあと2年でサポート終了

 サポート期間があるのは、ウィンドウズだけではありません。そのほかのソフトにもサポート期間があります。利用者が影響を受けるソフトとして、ビジネス文書の作成に欠かせない「Microsoft Office」です。XPとセットで利用されることが多い、Office 2003は、サポート期限が2014年4月8日。XPと共に延長サポートが終了する予定です(図7、8)。


 続いてOffice 2007。こちらは今年10月9日にメインストリームサポート、2017年10月10日に延長サポートが終了する予定。現行のOffice 2010は、メインストリームサポートが2015年10月13日に終了し、延長サポートは2020年10月13日までとなっています。

 メーンで使っているのはウィンドウズ7でも、たまに古いXPも利用している……。そんな方はサポート期間を頭に入れながら、買い替えや乗り換えを検討しましょう。(テクニカルライター/原 如宏/@raitanohara)

関連サイト
▼「Windows 製品のサポート ライフサイクル について」(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/default.aspx

▼「ライフサイクル ポリシー FAQ」(マイクロソフト)
http://support.microsoft.com/gp/lifepolicy

▼ウィンドウズ7の「マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル」
http://support.microsoft.com/lifecycle/?C2=14019

▼ウィンドウズVistaの「マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル」
http://support.microsoft.com/lifecycle/?c2=11732

▼Microsoft Office 2003の「マイクロソフト プロダクト サポート ライフサイクル」
http://support.microsoft.com/lifecycle/?p1=2488

2012年4月23日 読売新聞)
posted by 小だぬき at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味・好きな事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

若者はなぜファシストにダマされるのか?

若者はなぜファシストにダマされるのか?
2012年4月20日 日刊ゲンダイ掲載

歴史の暗部に学ぶべき

<橋下大阪市長「理想の男性上司」調査で一気に1位>

 大阪市の橋下徹市長(42)が「理想の男性上司」アンケートで1位になった。

産業能率大がこの春就職した新入社員466人(男性314人、女性152人)から回答を得たもので、橋下は32票を獲得。
昨年の29位から一気にトップに躍り出た。2位は池上彰、3位はイチローだ。

 橋下の政治姿勢はファシズムをもじって「ハシズム」と呼ばれている。

府知事時代は職員の給与カットを断行し、
市長になるや職員の思想を調べるようなアンケート調査を実施。
「君が代起立条例案」を可決し、服務規定に反する職員は断固処分する方針を打ち出した。

 今月2日の発令式では新職員に「みなさんは国民に対して命令をする立場に立つんです」「人が人に命令を出すなんていうのは唯一、公権力を持った者、みなさんしかできないんですよ」と訓示した。

権力こそ正義といわんばかりの姿勢は独裁者そのもの

なのになぜ理想の上司なのか。

「若者が子羊化しているからです」とは社会学者で作家の岳真也氏だ。

「長年大学で教えていますが、いまの若者は10年前と全然違う。自分から“飲み会をやろう”と言えず、誰かについて行こうとするのです。他人にリードされないと何もできない。強いリーダーシップを感じさせる橋下氏に憧れるのでしょう。

しかも世の中は深刻な不況で、誰もが将来に希望が持てない。
第1次大戦後のドイツで若者がヒトラーに熱狂した状況に酷似しています」

 ヒトラーは国民が外国勢力を敵視するよう誘導した。
橋下は公務員という身近な存在への反感を増幅させている。単純な思考しかできない若者は「あいつら、税金で楽をしやがって」と憎悪とねたみを募らせ、それがさらに橋下人気をあおる格好だ

「いまの若者はファシズムを理解していないのです。学校でもヒトラーについてあまり教えないため、橋下氏のように次々と発信する人を見ると、“ブレなくてカッコいい”と感じてしまう。これは危険なことです。

ヒトラーだけでなく、正義を振りかざしながら、結果的に悪事に走った例は歴史をみればいくらでもある。犬を愛するあまり生類憐れみの令で庶民を苦しめた徳川綱吉しかり、仏門の腐敗を正すという大義のもとに比叡山を焼き討ちした織田信長しかり。新社会人こそ歴史を学んで欲しいと思います」(岳真也氏)

 
賢者は歴史に学ぶ――。
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2012年04月25日

「孤立死」の時代に 命への想像力をもっと

「孤立死」の時代に 命への想像力をもっと
2012年4月25日    東京新聞社説

 人知れず息を引き取り、気づかれない「孤立死」が相次ぐ。行政に対策をすべて任せても孤立は防げない。私たちに突きつけられた難問なのだ。

 東京都江東区内の都営住宅で独り暮らしの女性の救出劇があった。八十六歳で認知症が疑われたが、介護される身ではなかった。


 三月下旬の夜八時すぎ、旧知の間柄の主婦北沢紀子さん(68)宅の電話が鳴った。団地の住人が玄関先のポストに新聞がたまっているのを不審に思い知らせてきた。

 慌てて車で自宅を訪ねたが、返事がない。だが、室内からはテレビの音が漏れてくる。近くの交番で警察官の協力を仰ぎ、隣人に事情を告げてベランダ伝いに部屋に入ると、女性は倒れていた。


◆都営住宅での救出劇

 脱水症状に陥り、意識を失いかけている。救急車で病院に担ぎ込み、一命を取り留めた。転んで腰の辺りを骨折し、身動きが取れないまま三日もたっていた。


 以前、女性は風呂の水をあふれさせ、階下の住人に迷惑を掛けた。一緒に謝りに出向いた折、気がかりな点は連絡を、と頼んでおいた。
都営住宅が当たったからと近所から引っ越した後も、孤独な女性を気遣ってきたのだ。

 孤立死対策に取り組んでいる行政の担当者は、せめてこれくらいの気配りを持ってほしいものだ。


 身の回りの問題を抱えていそうな高齢者や障害者、ひとり親家庭、困窮者への配慮を怠らない。見守りの担い手を増やす工夫を忘れない。
異変情報が入れば警察や消防と共に素早く動く。


 プロ集団のはずの行政がなぜ後手に回りがちなのだろうか。「人間味が感じられない」という北沢さんの言葉が本質を突いている。


◆人間味に欠ける行政

 例えば、一刻を争う安否確認のありようだ。

三月初めに立川市の都営住宅で息絶えた母(95)と娘(63)が見つかった。自治会が「応答がない」と都住宅供給公社に通報してから一週間もたっていた。


 都営住宅には、安否を確かめるのにどんな場合に入室するかを定めたマニュアルがある。これまで六十五歳以上の単身者にのみ備えてきた。
今度の問題は想定外だったため先週になって中身を見直し、全世帯に対象を広げた。


 異臭がしない場合は、住人が部屋にいるのを確かめることが立ち入りの条件だ。
判然としなければ電気メーターや音、照明、ポストの様子を探ることなどが決められている。


 しかし、緊急事態に知りたいのは命に別条がないかどうかだ。「管理者が危ないと思ったら合鍵で入って確かめる」。そう石原慎太郎知事が言うように、マニュアル以前の人として当たり前の判断と行動だ。


 元気でいれば「無事でよかった。心配しました」で気持ちは通じるだろう。
それには地域の信頼を得る不断の努力と北沢さんのいう人間味がなくてはならない。


 行政の縦割り意識は住民の実像を見えにくくする。二月中旬に立川市のマンションで亡くなっているのが見つかった母(45)と知的障害のある息子(4つ)は、役所の四つの窓口と接点があった。


 自ら病気を患い、女手ひとつで障害児の面倒を見ることがどんなに大変か。窓口で得られた情報を互いに交換すれば綱渡りの暮らしぶりが容易に浮かぶ。想像力を働かせなくなっていた。


 立川市は役所に散在する情報を共有し、サービスの利用状況を点検したり、緊急事態に対応したりする手だてを考えるという。


 孤立死の経験から北九州市では行政が外に飛び込んでいる。地域ごとに担当者を決め、見守りや手助けが要りそうな住民の情報を足で稼ぎ、役所につなぐ。地域と二人三脚で寄り添う。


 全国的には行政が独占する弱者の個人情報を地域に提供し、見守りや安否確認に生かせないかと論議もされている。


 しかし、これほど行政に頼りきってしまう社会でいいのだろうか。孤立死は、それを防ぐのは本来、地域社会の役割ではないのかという問いを突きつけている。


◆優しい“おせっかい”

 マニュアル、合鍵、個人情報は孤立死を防ぐための道具でしかない。それを有効に機能させるのは人間だ。一人ひとりの気遣いや思いやり、そんな地域の再生こそ大切なのではないだろうか。


 北沢さんは「人間の命は情報のようなもので救われるわけではない」と言う。

 助けた女性の先行きに気をもんでいる。足腰が弱り、退院しても独り暮らしはもはや無理かもしれない。老人ホームを探さなければならないと考えている。


 地域再生は大きな課題だ。心温まる“おせっかい”を増やすことかもしれない。

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香山リカのココロの万華鏡:まだまだ女性は…

香山リカのココロの万華鏡:まだまだ女性は…
毎日新聞 2012年04月24日 東京地方版

「女の時代」と言われて長いが、本当にそうなのだろうか。そんなことを最近、改めて考えている。


 大学で新4年生の就職活動が正念場を迎えていることも関係している。
教員から見て「優秀だな」と思う女子学生も、なかなか良い結果を出すことができない。
もちろん、この時代、男子学生にとっても就職活動はたいへんなのだが、「大手はむずかしそうだから、中小企業やベンチャー企業にも目を向けます」から、「やっぱり正社員は無理だったので、派遣社員としてがんばります」と元気だった女子学生がだんだん沈んだ顔になっていくのを見るのはつらい。


 そして、せっかく希望の職場に入社できても、3年後、5年後に卒業生の女性から「退職することにしました」という連絡を受け取ることも多い。

同期で入社して同じ仕事をしているのに、海外勤務とか重要な仕事とか、男性が優先なんですよ。
女が働くのって、思ったよりずっとたいへんですね」と、彼女たちは“目に見えない女性差別”の壁にぶつかり、疲れ果てて会社を去る決意をする。

かくして、はつらつとした女性も大勢、入社したはずなのに、はっと気づいたときにはどの職場でも「役員は全員、男性」「部長級は女性がひとりだけ」といった“おなじみの光景”が広がっている、ということになる。


 「そんなの、ただの思い込みだよ」という人もいるかもしれないが、国際的な指標もそれを裏付けている。
11年の世界経済フォーラムで発表された「男女平等指数」では、日本はなんと135カ国中、98位だった。

上位には北欧などヨーロッパの国が並ぶが、米国は16位、中国は61位というのを見ても、日本の女性が“不平等”の状態にあることは明らかだ。

日本の場合、政治や経済の場で「意思決定に携わる女性リーダーは約9%しかいない」ということが、大きく順位を下げる要因になっているそうだ。


 「女性の力」のすごさを認めない人は、いまどき誰もいないだろう。

しかし、日本はそれをうまく活用することができていないのだ。これは、政治や経済だけではなく、地域でも家庭でも同じこと。
「どうせわかってもらえないから、やめておこう」と力を発揮するのをやめて引き下がる女性が大勢いるのは、本当にもったいない話だ。

「女ってさ、こんなものだろう」「なんだかんだ言っても、女の幸せはね」と、女性のことをすべてわかったように話す男性には、まずこう言いたい。

「あなたは、妻や娘の気持ちに本当に向かい合ったことはありますか?」

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2012年04月26日

サンデー時評:「とっさの判断」がいかに大切か

サンデー時評:「とっさの判断」がいかに大切か
2012年04月25日  毎日新聞

一九八四年一月八日生まれの二十八歳とされているが、北朝鮮はなぜか生年月日を明らかにしないそうだ。
外見からみても、そんな年ごろだろう。北朝鮮労働党第一書記、新最高指導者のポストに就いた金正恩だ。


 このところ、毎日のようにメディアに登場する金正恩を見せられている。
初の肉声演説も聞いた。いつも引っかかるのはヘアスタイルだ。なぜあんな刈り上げ方をしているのか。〈建国の父〉である祖父の金日成国家主席にあやかっているという説も聞いたが、金日成の髪形はそれほど短くはなかったはずだが。


 とにかく、金王朝の三代目である。日本の政界にも三代目は何人もいる。四代目もいる。総じてぱっとしない。

代を重ねるにつれ次第に器量は劣っていくとみてよさそうだが、そうでない逆のケースもたまにあるから、ややこしい。
いまの金正恩のイメージは危なげ、頼もしいという感じではない。


 金正恩の命令によるのか、父親の金正日時代から決まっていたことなのか定かでないが、今回の北朝鮮によるミサイル発射と失敗騒動には気になることがたくさんあった。

その最たるものは、藤村修官房長官が、

 「ダブルチェックが必要だった」と公表の遅れについて釈明したことである。

ダブルとは何か。今回のミサイル発射に際して策定した〈新対処要領〉で、米軍の早期警戒情報(SEW)と自衛隊レーダー(イージス艦と地上)でダブルチェックした後、情報を公表することにしていたことを指す。それは、それでよい。


 しかし、今回は当てはまらなかったのだ。SEWがミサイル発射の熱源をとらえ、防衛省が情報を受信したのが発射約二分後の十三日午前七時四十分、このSEW情報がダブルのうちの一つ目である。


 ところが、田中直紀防衛相が記者会見で、

 「何らかの飛翔体が発射された」と発表したのが午前八時二十三分、つまり発射から四十三分後という驚くべき失態を演じ、批判にさらされた。

この間、「SEW情報が正確か確認中」(八時ごろ)とか、「わが国のレーダーでは確認していない」(八時三分)などの情報が防衛省から首相官邸に入っている。

ダブルの二つ目、自衛隊のレーダーによる懸命の確認作業が行われていたのだが、結果がでない。

 しかし、一方で、同時刻ごろ防衛省の統合幕僚長は田中防衛相に、「米軍が飛翔体を発見したがロスト(失探)、洋上に落下したもよう」(七時五十分)と報告している。自衛隊の探知可能高度まで上昇する前にミサイルが落下したことは明らかだった。

だから、こんどの場合は自衛隊レーダーがチェック能力を欠いていたのに、藤村長官も田中防衛相もダブルチェックにこだわり、モタモタするうちに時間が過ぎたのだ。
その理由については、さまざまな推測や噂が流れている。


◇間違いを恐れるあまり大間違い…

 だが、この種のこだわりは特殊な事例ではない。あちこちで日常的に起きている。

かつて、私の身辺でも、次のような体験をしたことがある。いい例ではないかもしれないが、情報処理という点では共通していた。


 ある深夜、重要な政治的決定がなされた。いまでいえば、民主・自民大連立ほどではないが、それに近い大ニュースだった。

M紙のA記者は、かねて昵懇で決定の当事者である実力者Bから深夜の情報を得た。Aは直ちに政治部デスクに電話連絡、


 「すぐに記事にしてくれ」と依頼した。デスクは、「ありがとう」と応じたが、翌朝の新聞を見ると一行も出ていない。Aは愕然とし、デスクに文句を言うと、「担当記者に裏付けをとるよう指示したが、とれなかったので」という釈明だ。

Bを補佐していた政治家もS紙に情報提供したらしく、S紙の一面トップを飾る特ダネになった。


 Aは政治部に長く在籍していた。その時は部員ではないが、M紙の記者であり、Bには古くから食い込んでいる。新米の担当記者に裏付けをとる能力があるはずがない。ところが、デスクは内部的なダブルチェックにこだわり、失敗を演じたのだ。

私がデスクだったら、ベテランのAの情報を信頼し、直ちに自分で記事を書き上げ、一面のトップを作ったのに、とその時の一部始終を知って、思った。
ミサイル事件になぞると、A記者は米軍のSEWであり、デスクが藤村長官、田中防衛相の立場になる。


 新聞の場合、ダブルの努力はいいとして、シングルだけで十分だった。Aの情報以上のものをどこからも得られるはずがなかったからだ。ミサイルについても、ダブルチェックの努力をするのは当然だが、最初の探知能力の優れているSEW情報をまず日本の国民に知らせるべきだった。国民は数分後にミサイル発射を知ることができたのだ


 両大臣もデスクも臨機応変の対応ができなかった。日ごろから身内の能力を知り、形式にこだわることなく、直ちに頭を切り替える才覚に欠けていた。これは、時に恐ろしい事態につながりかねない。


 新聞なら、抜いた抜かれたの競争レベルの話ですむが、国民の生命、財産にかかわると、重大な損害に直結していく。
福島原発事故でも同じことが言える。いずれのケースでも、とっさの判断がいかに大切かを教えているのだ。


 とっさの判断をしなければならない立場にいる人は、首相でも大臣でも、役所の局長、課長でも、企業のトップでも、自衛隊・警察・消防などの責任者でも、新聞・テレビの幹部でも、日ごろから心の準備が必要だ。そんなことは言わずもがなである。


 しかし、準備をしているつもりでも間違うことを、北ミサイル事件はみせつけた。間違いを恐れるあまり、結果的に大間違いをすることがある。

あとから、「検証、検証」と騒いでも、取り返しがつかない。


<今週のひと言>

 小沢判決がどうであれ、小沢観は変わらない。

 (サンデー毎日2012年5月6・13日合併号)

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21世紀の日本でかくも異常な魔女狩り裁判

きょうで小沢裁判は終わったのか
2012年4月26日 日刊ゲンダイ掲載


小沢が無罪判決でどうなるこれから


<小沢抹殺は何のため 誰のためだったか>

 長く不毛な裁判にようやく一区切りがついた。
26日、検察審査会によって強制起訴された小沢一郎・元民主党代表に対し、東京地裁(大善文男裁判長)が無罪判決を出したのだ。

小沢の政治資金団体・陸山会の土地取引を巡り、政治資金収支報告書の虚偽記載が問題視された裁判は、政治的謀略以外の何モノでもなかった。

政権交代の立役者・小沢の元秘書らをいきなり逮捕し、小沢自身も裁判にかけることで、その政治活動を封印することが狙いだった。

ありえないような裁判の過程で明らかになったのは、魔女狩りのごとく、最初から小沢を狙い撃ちにしていた検察の横暴と、そのためには捜査報告書すらも捏造するというデタラメ捜査手法だった。

これで小沢が有罪になったら、まさに日本の司法は戦前の暗黒時代に逆戻りだったのだが、寸前で踏みとどまったとはいえる


しかし、それで「めでたし」と言えるのか。小沢裁判は多くの課題と疑問を投げかけた。小沢の今後も気にかかる。これにて一件落着といえるのかどうか。さまざまな角度から探ってみる。

<この暗黒裁判は歴史的にどう見られるか>

 オランダ人ジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレン氏は小沢裁判について、こう言っていた。
「小沢一郎氏の裁判で考えなくてはいけないのは、捜査、逮捕、起訴、裁判が先進国として、きちんとバランスのとれたものであったかということです」

小沢氏を標的にして進行していることは人物破壊です。
長年かかって築き上げてきた既得権益を破壊しようとする人物(=小沢一郎)に銃口を向け、そして引き金を引く。
体制側にとって、新種の人間というのはいつの時代も脅威なのですが、こういうことが許されていいのか」

 これが先進国の第一線ジャーナリストの見立てなのだ。この裁判がいかに異常で異様だったか分かる。

 言うまでもなく、小沢は政権交代の立役者だ。
政治主導、官僚支配打破の先頭に立つべき政治家だった。

だから、検察は狙い撃ちにした。2009年3月に西松事件で小沢の元秘書を逮捕すると、翌年は「陸山会」の土地取引に目を付け、現衆院議員の石川知裕など元秘書ら3人を逮捕。がんがん締め上げ、小沢への裏金を暴こうとした。

結局、裏金の証拠はなく、小沢本人の起訴は断念したが、検察審査会が強制起訴した。
検察審査会が強制起訴の根拠とした捜査報告書は捏造だった。恐怖の謀略と言うしかない。

 小沢に無罪判決が出たが、21世紀の日本でかくも異常な魔女狩り裁判が行われたことは歴史にハッキリ記さねばならない。

あってはならない「政治的謀略」と「人権破壊」が白昼堂々と行われ、しかも、大メディアはそれを批判するどころか、暴走検察のリーク情報を垂れ流し、そのお先棒を担いだのである。

 ウォルフレン氏は小沢の元秘書で衆院議員・石川知裕ら3人に有罪が下った判決にも驚いていた。

判決は推認による有罪でした。私に言わせれば、あれは司法による“大量虐殺”に等しい。秘書3人は、別に政治献金を着服したわけではありません。単なる記載ミスです。
推認によって有罪判決を受けるといったことが先進国であっていいのでしょうか

 これがこの国の司法の姿だ。だから、小沢無罪でも喜べない。
「これにて一件落着」にしてはいけない。司法の責任を徹底追及する必要があるのである。

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2012年04月27日

小沢元代表無罪 許せぬ検察の市民誤導

小沢元代表無罪 許せぬ検察の市民誤導
2012年4月27日   東京新聞社説

政治資金規正法違反に問われた民主党元代表小沢一郎被告は無罪だった。
元秘書らとの共謀を示す調書などが排斥されたからだ。
市民による検察審査会の判断を誤らせた検察の捜査こそ問題だ


 「事実に反する内容の捜査報告書を作成した上で、検察審査会に送付することがあってはならない」と裁判長は述べた。


 小沢元代表の裁判は、新しい検察審制度に基づき、市民による起訴議決を経て、強制起訴されたものだった。


 つまり、市民が判断の中核としたとみられる検察側の書類そのものが虚偽だった点を、裁判所が糾弾したわけだ。


 問題の報告書は元秘書の石川知裕衆院議員が小沢氏の関与を認めた理由の部分だ。
「検事から『親分を守るためにうそをつけば選挙民を裏切ることになる』と言われたのが効いた」と石川議員は述べたという。
だが、実際にはそのようなやりとりがないことが、録音記録で明らかになった。


 検察が虚偽の文書を用いて、市民を誤導したと指弾されてもやむを得まい。

石川議員の供述調書も、検事の違法な威迫、誘導があり、裁判で証拠採用されなかった。取り調べ過程の全面録画(可視化)の議論は加速しよう。


 そもそも、巨額なカネはゼネコンから小沢元代表側へと渡ったという見立てで、捜査は始まった。
上司から「特捜部と小沢の全面戦争だ」とハッパをかけられたという元検事の証言も法廷で出た。
今回の判決でも「検事は見立てに沿う供述を得ることに力を注いでいた」と厳しく批判された。
予断となった特捜検察の手法をあらためて見直さざるを得まい。


 検察審の在り方も論議を呼びそうだ。
検察の大きな裁量を見直し、市民に事実上の起訴権限が与えられた新制度は評価できる。
その特徴は黒白を法廷決着させたい意思だろう。
一方で、強制起訴の乱用を懸念する声もある。


 今回の裁判でも、弁護側は「検察が意図的に検察審に誤った判断をさせた」と主張していた。
これは検察審の悪用であり、事実なら言語道断である。市民の議論をサポートする弁護士を複数制にしたり、容疑者に弁明機会を与えるなど、改善点を模索したい


 小沢元代表は法廷で「関心は天下国家の話。収支報告書を見たことすらない」とも語った。政治資金制度の根幹部分を改正することも急務といえよう。

posted by 小だぬき at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

原因と経過・結果、主治医に叱られそうですが・・

昨日の小沢裁判判決でもそうですが、マスコミの誤誘導が余りにも多い気がします。

そもそも 小沢氏強制起訴も 検察審査会の議事録も選任方法も明らかになっていません。
裁判員制度では 裁判後の記者会見もされているのにです。

しかも東京地検特捜部が2度に渡って「不起訴(犯罪が成立しない)」としたものを、2回目の検察審査会では 1週間で委員選出と強制起訴を決定している。
地検特捜部より検察審査会の方が 証拠調べも判断も優れていることになる・・・

そうなるとマスコミや国会の野党の証人喚問は、小沢氏に対してではなく、捜査担当検事と検察審査会の審査員に対してでなくては おかしいのではないでしょうか・・・

次に不思議なのは 「郵政民営化改悪」です。官業より民間のほうが 効率も利便性も向上し ユニバーサルサービスも維持できると言っていますが、思い出してください
国鉄がJRに分割されたあとのことを。

国鉄は旅客収支では黒字でした。しかも首都圏などの黒字で地方過疎線の赤字を埋めた結果でもです。
経営を圧迫したのは 政治路線といわれる新幹線の建設などを独立採算で強行させたことにあります。
道路との競争で、道路は税金で整備で 鉄道は独立採算では 競争もできずに「借金体質」になることは 明らかで 分割民営化は何か政治的・利権的な政治意図があったことはハッキリしています。

全国単体の公社だからできた ローカル線の維持と営業収支の黒字を 分割民営化することで 路線そのものに採算がとれないということで どれほどの地方線が廃線になったことでしょう。
しかも車両基地や操車基地などの 国民財産ごとJRに引き渡され、政治のための膨大な赤字は「清算事業団」に分離して 税を投入しました。

結局 全国単一路線を主張した「国鉄労働組合」の分裂・脱退や不採用などの組合つぶしのみが目的だったかのような 労組悪者説に世論を見事に誘導しました。

誰の目にも明らかな民営化の無責任は、ホームに必ずいた保安要員としての鉄道員がいなくなり 飛び込み自殺などが急激に増えたことです。

JRだけでも 怒り一杯なのに 今回の「郵政改悪法」は 簡易郵便局や貯金・保険に関する問題点の根幹は 会社の努力義務に過ぎない物になっています
しばらくは静かにしているでしょうが 民間企業としての合理化問題など必ずやでてきます。郵政の根幹の郵便すら 今は「宅配便」会社の方が信頼性も早さも確実である点の議論一つなかったのは 誤りでしょう。

おかしいと思うことは たくさんありすぎで 今日の最後は「国家赤字」についてのみにします。
まず 疑問なのは、国債残高の大きさの責任はだれにあるかということです。
安住財務大臣などは 他人事のように「国家財政が厳しいから」消費税増税を などと他人事のようにいいますが、大量国債発行の目的使い方に問題はないか、法人税・累進課税の軽減について 国民に説明する必要があるのではないですか・・・

だれか 赤字に責任をとった政治家・官僚はいるのでしょうか?

最近の例では 日本航空再建問題があります。
大量の税金を投入しているのに、当時からマイレージサービスを継続していたり 航空会社の生命線である 整備・客室乗務員・パイロットの大量解雇をしている。
本来、リストラすべきなのは 管理職やホテルなどであったはずなのに 運航要員をリストラしている。
なにか納税者として 税金を投入して 安全の要の運航要員のリストラを阻止できなかった後ろめたさが残ります。

企業には公的資金注入、外国には「援助」、国際機関には多額の出資金・・、が何とも納得できないのです
社会保障維持のためといいながら 社会保障基金の運用赤字や独立法人としての社会保険料での独立採算での運営の問題点。

国民を「生かさぬよう 殺さぬよう」「知らさず 知られないよう」にという政治家方針かと 国会中継をみていて怒りを感じます。
posted by 小だぬき at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月28日

今日の外科・内科・精神科通院。休日でも来てくださいと・・・

日は、午前中 外科→内科→精神科の順で通院しました。

外科は お尻のおでき。先生お願いです。連休なので切開しないで抗生剤をくださいと懇願したら「切った方がいいんだけれど・・・」「2日に通院すること」「休みでも腫れたら、11時なら対応できるから 通院をすること」の条件をのみ 3日分の抗生剤処方される。

内科は 血圧・心臓・高脂血症の月1回の薬処方日。
ところがです、最近胃液の逆流が 時々あるのですが・・と言ったとたん、いじわるっ子のような不気味な笑いで「胃カメラ検査をする??」と聞いてきました。

数十年前 3度挑戦して3度とも 喉の拒否反応がでたので、胃カメラをする位ならバリウムを飲みます、と答えたら 「何十年前のことなの? 今はとってもラクに終わりますよ」と次に症状がでたら 挑戦してみようね ですって。

看護師さん達も「私
も出来たんだから 挑戦しよう!!」と激励。
もう30年近く通院していると みな顔見知りなのが 良いのか 悪いのか・・・

精神科は 今年から初発症の時にお世話になった先生が担当。

「あの頃は いつ自殺するか 通院で顔をみるまで 心配でした」と・・・。
今でも疲れやすく 気力・食欲がない時が多いのですが・・といったら 「ゆとりが少しでもあったら、好きだといっていた映画を 映画館で見られるといいですね」「だけど ムリはなしよ」で 次までの宿題が 映画館のスクリーンで映画を見るになりました。
これが 難しいのです。だからいつもDVDがでるまで 我慢なのですが・・、今回こそ やりとげたいです。

それと やっとなぜ店の好き嫌いがでるのか わかりました。

お釣りの渡し方が 手に包み込むように 病院・薬局では 渡してくれるのと 同じような渡し方をしてくれる店の女の子に好感を勝手に持ち 常連になり、
微妙なのですが 何か早く渡し 早く取れみたいな店は 敬遠しているのに気付きました。
味よりも接客の雰囲気で 選択しているのに気づいた 午前中でした。

北区王子の飛鳥山公園の桜の絨毯は なくなっていましたが、緑の葉の色の変化は 楽しめそうです。今日は 通院が目的で疲れたので 遊歩道を歩きながら 命の瑞々しい惠みを浴びて帰宅しました。

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女子会と聴いて覗けば、六十代…サラ川

2012年4月27日18時40分 読売新聞)


 第一生命保険は27日、恒例の「サラリーマン川柳コンクール」のベスト10作品を発表した。

 
不況などで将来への期待を持ちにくい中、「『宝くじ 当たれば辞める』が 合言葉」が1位だった。

 2位には、年齢に関係なく元気な日本女性の姿を反映し、「女子会と 聴いて覗(のぞ)けば 六十代」が選ばれた。
 人気ドラマ「家政婦のミタ」のセリフと絡めた「妻が言う 『承知しました』 聞いてみたい」(3位)、普及するスマートフォンの扱いに慣れない中年世代の悲哀を描いた「スマートフォン 妻と同じで 操れず」(4位)も上位に入った。

 東日本大震災を経て、普通の日常への感謝を表現した「何気ない 暮らしが何より 宝物」は6位だった。

今年2月に選ばれた入選100作品の中から、約13万票の投票で決まった。

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2012年04月29日

心身の疲れと自衛隊を「国防軍」にする課題。

今日は 朝から動けず 薬を飲むために食事をしてまた眠る。理想的??リラックス日でした。

昨日、自民党が「憲法改悪案」を発表しました。
自衛隊を真に「国防軍」にするためには、軍隊で守られるものを明確にすることです

簡単に言えば 「国内での軍事防衛力として」自衛隊を位置付ける訳ですから、「国民を自衛隊は守ってくれない、自助努力を」ということを 明確にしないといけないのです。

仮想敵国をどこにおくにしても 国防軍の動きは 相手の攻撃次第となります。

本来、国民一人一人を守る シェルターや武器、抵抗運動のイロハは 機会をとらえて 短期間でも男女かかわらずにする必要があります。

つまり 国防軍を軍隊として機能させるには国民が 自力で逃げられる、抵抗できる態勢が必要になるのです。

今 武器を使用できる人は、警察・自衛隊・海保・猟師・暴力団などの一部にとどまります。しかも 今の所有兵器のほとんどは、演習地や海外でしか実弾がうてません。
 
相手が 戦車10両対決を演習地でとか、公海上で護衛艦・潜水艦の同じ条件での海戦とか、主力戦闘機同士の空中戦とか 子どもでも笑う想定でしか 近代戦争はできない。移動にしても橋・道路が兵器加重に耐え得る作りなのかも問題です。

まともに議論するのなら 軍隊は「国民を守れるのか」「国民犠牲を覚悟して 領土・領海・領空の国土と 統治機構(天皇制、霞が関、永田町)を防衛するのを優先するかハッキリさせなければならないでしょう。

そうでなければ、敵の進行阻止や破壊活動阻止のために、自衛隊が国土内の建築物や道路・橋などを破壊する活動なども想定しなければなりません。

演習地で精強でも 犠牲の許容と破壊を現場指揮官判断にゆだねなければ、都市部や住宅地では 闘えないのです。

最低の武器使用習熟のために 国民の短期武器講習・習熟が必要になります。
それと 本当に何が必要で 何がムダかという 軍としての編成や武器調達に真剣に踏み込むことです。

どうも 軍事に詳しいと思い込んでいる人ほど、国内で闘えるのかという基本的問題に目をそらしているように思う。


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憂楽帳:緊張感が不正絶つ 
毎日新聞 2012年04月28日 西部夕刊


大分県教委ナンバー2の教育審議監(現教育次長)や校長ら8人の有罪が確定した教育汚職発覚から、6月で4年。採用取り消し撤回などを求める訴訟は続くが「過去の事件」という印象を持つ人も少なくないかもしれない。


 そんな県教委が1月、委員長の発案で委員会撮影に突然“待った”をかけた。報道各社は以降、隅の制限エリアからの撮影を余儀なくされている。


 事件以降の委員会には記者が多数取材に訪れ、教育長が頭を下げる写真が何度も紙面に登場。事件から1年の節目の委員会では教育次長が居眠りと受け止められかねない場面が記者に見つかり、更迭されたこともあった。


 傍聴人規則に「委員長許可が必要」とあるものの、従前は事実上の自由撮影。それがいい緊張感を生んでいた。なのに「審議充実」を目的にした運用変更。委員が何をしていても、後ろ姿からは分からない。各社からの反発で、改善は考えているようだが……。

 居眠りを虎視眈々(たんたん)と狙っているわけではない。

汚職は「誰も見てない。ばれない」意識が根底にあった。「県民が見ている」緊張こそ、長きにわたり不正を絶つ源だからだ。【梅山崇】

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2012年04月30日

近事片々:信頼の原則

近事片々:信頼の原則
毎日新聞 2012年04月27日 14時13分

 集団登校の児童を襲う輪禍。ドライバーはとりわけ幼い子供たちの前では念には念の注意を払う。
それこそ交通安全を支える「信頼の原則」の最たるものだが、踏みにじられている。

 それは大人社会全体への不信にもつながる。


    ◇    ◇


 信頼を損ない続けることに忸怩(じくじ)たるものありや、政界。

 「復権」の鬨(とき)の声高く、権力闘争劇の幕開け。しかし、今や主人公の力量のほど、たぶんに“共同幻想”にも似て。
 はたから見れば、いつものごとく、沈みゆく船の甲板でカラオケのマイクを争っているさまとしか映らぬが。


    ◇    ◇


 <黒蝶(ちょう)のめぐる銅像夕せまり>        西東三鬼

posted by 小だぬき at 05:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする