2012年04月04日

自民党佐藤正久議員の無理難題、田中防衛相をあえて弁護する

最近の国会審議での田中防衛相に対する質問は、常軌を逸しているように思う。

特に「防衛族」と言われる 自民党の石波氏、佐藤氏などにその傾向が強い。
彼らが 防衛相でも 自衛隊のみで「国民の生命・財産」「日本の主権・統治機能」の完全防衛などが 不可能なことは 先の「沖縄戦」の例を見ても明らかだし 状況はそれ以上に困難なことは 承知のハズです。

基本的なことは、戦後長らく 専守防衛として整備されてきた自衛隊には、重大な欠陥のあることです。

1.自衛隊の装備・人員の整備のみで、国土の防衛的整備や国民避難という点が欠けていたこと。
2.今回のミサイルにせよ ゲリラ戦にしろ、国民への「戦時体制・防衛思想」が整備されていないこと。
3.統合幕僚会議で統合運用が最近始まりましたが、陸・海・空自衛隊と海上保安庁の役割分担が明確になっていない。
 そのために 装備品や訓練 法体系が縦割りのままであること。
4.有事法制が軍事的に論じられるだけで、国民保護の観点がない。
 地下鉄・地下商店街・ビル・道路などに 有事の国民避難の観点がない。
5.爆弾低気圧といわれた昨日・今日の暴風雨を始め、東北大地震などの自然災害に対しての「防衛」の体制がなく、「戦死者」が多くでていること。
6.もっとも肝心なことは、軍事力のみでは 国民の保護以前に 軍隊としての損害すら防げないこと。イラク・アフガンなどの米軍でも明らか。

総合的に国防を考える視点が欠如したままでの「自衛隊」の国防力では、いくら装備・隊員の使命感をもってしても 「国民を守りきる」というには ほど遠い現状にあることは、陸上自衛隊出身の佐藤正久議員が 一番わかっているハズです。

できないことをしろ!! と 質問をするよりも 自衛隊と国土整備、国民の生命保護の立場から 提言していくのが筋だと思います。

また、ミサイルやゲリラの 目標設定や攻撃は 意図する国の判断に左右されるもので それに対する完全防御は 不可能というのが 冷徹な現実ではないでしょうか・・

大臣だから 自衛隊の運用・作戦を全て掌握しろ!!というのであれば、統合幕僚会議議長でも 大臣職は務まらないほど 専門分化しているのが現状でしょう。

そもそも 出来もしないことを できるかのごとく質問する 自民党が政権をとった時に 質問した内容の重大性がブーメランのごとく返って来ることをご承知ください。

「今の態勢では 全国土を守りきれない」は、国民より最前線の自衛隊員が最も危惧している真実であろうと思っています。

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田中防衛相じゃ日本守れない!訂正・謝罪5回のトホホ
2012.04.03   zakzak

田中直紀防衛相は3日の参院予算委員会で、北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」への防衛態勢について「今の態勢では全国土を守りきれない」と明言した。

質問した佐藤正久氏(自民)は「防衛相が国民の命を守りきれないと言うなんて…」と絶句。田中氏は慌てて「日米安保体制の中で対応する」と補足した。

 北朝鮮の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルへの答弁でも田中氏は迷走。
沖縄県の多良間島(人口約1250人)に地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を配備しない理由について「人口規模がある」と述べた。

「住民が少ないから配備しない」と受け取られたことから、田中氏はその後に「不適切な発言だった」と謝罪した。

 この日の田中氏の訂正・謝罪は計5回。田中氏は平成23年度から5年間の中期防衛力整備計画について「見直す必要性を感じている」と意欲を示したが、これも空回りに終わりそうだ
posted by 小だぬき at 06:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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