2012年07月01日

買い物弱者

憂楽帳:買い物弱者
毎日新聞 2012年06月30日 西部夕刊 

生鮮食品店が自宅から遠い「買い物弱者」が全国で900万人以上いるという
農林水産省が先日、発表した。

最寄り店まで500メートル以上離れ、自動車を持っていない人が対象だ。


 北九州市門司区の市営後楽町団地は入居者の8割超が65歳以上。
「買い物弱者」が多い。

約300メートル先の大型スーパーが撤退後、倍の距離のスーパーが最も近い生鮮食品店となった。

両手に買い物袋を提げ、最後が急な上りとなる帰路は、お年寄りにはつらい。多くのお年寄りはタクシーに頼る。


 そこで自治会などが中心となり、1年前から週1回1時間の「移動市場」を開店。市民の台所、旦過市場の業者が魚や肉などの生鮮品を中心に、団地集会所で商品を広げる。
つえを手にした独り暮らしの91歳男性は「向こうから来てくれて、助かるよ」と話す。


 政令市で最も高齢化が進む北九州市で初の取り組み。業者によると1年で3カ所に拡大した。
今後は都市部の高齢化対策が喫緊の課題となる
「買い物弱者」をどう救うかはその柱の一つだ。

くだんの男性は、散らしずしなど4点(計750円)を買い求め、満足そうに集会所を出た。
              【関野弘】

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2012年07月02日

近事片々:「見逃しについての一考察」

近事片々:「見逃しについての一考察」
毎日新聞 2012年06月30日 13時16分 


 2番じゃダメなんです、と張り切ったわけではあるまいが、「不正論文数世界一」になるまでなぜ止められなかった。
ぜひとも調査、考察を加え論文に。

 さぞ、いろんな組織で回し読みされるだろう。
    ◇    ◇

 インサイダーの連鎖。
一部の不心得者が、では説明できない、見逃しの欠陥システム。

    ◇    ◇

 元オウム逃亡者に巡回連絡。
世にあふれる手配写真の中で、警察官が2度、実物に面と向かいながら見逃した皮肉。
防犯カメラ全盛の世、「この目で確かめる」なんて言葉も軽く。

    ◇    ◇

 <ころころと笹(ささ)こけ落ちし蝸牛(かたつむり)>         
                 杉風(さんぷう)


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2012年07月03日

発信箱:報道されない「示談」

発信箱:報道されない「示談」=大治朋子(外信部)
毎日新聞 2012年07月03日 00時24分

沖縄に暮らして実感したのは、米兵らによる犯罪の多さだ。


 沖縄県警が昨年1年間に摘発した米軍人・軍属らの刑法犯件数は42件。

前年比で約4割減、過去10年で最少というが、それでも1カ月に3.5件、10日に1回のペースで起きている。


 例えば2月に起きた器物損壊事件。酒に酔った海兵隊員が、金武町の学校などに駐車されていた車11台を破壊した。


 驚いたのは、その後の「示談交渉」。

海兵隊の法務担当は被害者の学生らを交番に呼び出し、示談書へのサインを求めた。
奥の部屋には警官がいたが、「何をしているのか確認しなかった」。
学生らは交番だったので「警察の仲介だと思った」という。


 「示談」のやり方もおかしかった。
米軍の法務担当者は英語の示談書などを用意し署名させたが、それを学生らに渡さなかった。
だから被害者たちは「サインはしたが、内容はよく思い出せない」。そんな理不尽が繰り返されてきた。


 学校側は報道機関に一斉に情報提供したが、地元紙の琉球新報以外はほとんど報じなかった。たまたまニュースが多かったのか、あるいは人手不足だったのか。本紙はウェブサイトで新報の記事を転載した。


 報道を受け、米軍側は今後交番を使わないこと、示談書を被害者にも渡すことを約束し謝罪した。
警察も「交番を使用しないよう要請した」と記者発表した。
それでも多くのメディアは、沈黙した。「沖縄ではありがちな話」と黙殺したのかもしれない。

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「学ぶ」は「真似ぶ」 人間はなぜ学ぶのか

「学ぶ」は「真似ぶ」
            人間はなぜ学ぶのか
著者 
比嘉 昇(ひが・のぼる)
     夢街道・国際交流子ども館 理事長
公立の小中学校の校長を歴任し、2002年に不登校の子どもたちのフリースクール夢街道・国際交流子ども館(京都府木津川市)を設立。

(WEDGE
2012年07月03日掲載) 
2012年7月3日(火)配信

「先生、俺たちは何で9教科も勉強せなあかんのや!」

 かつて、奈良の東大寺近くの中学校に勤務していた時、ある生徒が授業中、私にこんなことを問うてきたことがありました。

 私は逆に、こう聞き返しました。

 「ほな、君らに聞くけど、朝8時半になって奈良公園の鹿は何で学校に行かへんのや」

 こんな禅問答のやりとりをしながら、私は最後に「君たちは“人間らしい人間”になるために学校に通っているんだよ。250万年と言われる人類の誕生以来、人間が生き抜いてきた歴史の中で、生きていくために必要なことを、9教科に分けて学んでいるんだよ」と言うと、生徒たちは、「フゥーン」という表情で矛を納めてくれました。

■生きるために「学ぶ」

 「学ぶ」の語源は「真似ぶ」だと言われています。

 火を恐れていた人類は、木と木の摩擦が火を起こすことを学び、それを利用することを覚えてきたのです。そして、動物の肉を焼いて食べることを発見し、脳を発達・進化させてきました。

 人類はこのように、先人たちの生活を知り、知恵を受け継ぎながら、人類が生き延びるための術を、「学ぶ」ことを通じて会得してきたのだと言っても過言ではありません。

■子ども館設立の想い

 私は10年前、京都府木津川市で、小・中・高校の不登校の子供たちの居場所・学びの場として、「夢街道・国際交流子ども館」という、フリースクールを開設しました。

 定年前に3年間、校長として勤めていた中学校は、偏差値が奈良県下で常にトップグループの学校でした。

しかし、学校の体制に不満を持つ子どもや家庭に居場所のない子どもたちの一部は校内暴力でストレスを表示していました。
その一方で不登校の子どもたちを一人も学校に復帰させることができませんでした。その無念の思いから、退職金をすべてつぎ込み、子ども館を開きました。

 私は日々、ここで子どもたちの成長を見守っていますが、4年前にやってきたAが先日、こんなことを言ってきたのです。

 「大学で心理学を学びたい」

Aは小学校4年生から不登校になり、自宅にこもって、学びから遁走を続けていました。
Aが再び学校へ行くようになったのは、高校(単位制)に入学した春からです。  


 そんなAが子ども館にやってきたのは、中学2年生の時でした。

ゲーム三昧に明け暮れていたためか、バーチャルな世界と現実のリアルな世界の区別がつかない境界線を彷徨い、当時のAの言動は、現実離れしていたことが今でも忘れることができません。

 あれから4年。「来春は大学を受験して、心理学を勉強したい」という、目標を持つところまで辿り着いたのです。

「勉強しなさい」から逃げるために
あえて塾へ通っていた

 「勉強しなさい」
 Aが不登校になった理由はさまざまです。しかし、この言葉が決定的だったということがわかったのは、Aが子ども館にやってきてしばらくしてからのことでした。


 Aはある日私に、家族からの「勉強しなさい」のコールから逃れるために、「あえて塾へ通っていた」ことを告白したのです。

 一合の升に一升の水を注げば溢れることは誰にでもわかることです。
しかし、それを知らない大人に育てられ、Aは沈没してしまったのでしょう。


 「早く芽を出せ柿の種」とばかりに、Aは叱咤激励されて学校での授業の他にも塾での猛勉強にも耐えてひた走っていました。
しかし、とうとうオーバーヒートして、子ども館へ駈け込んで来たのです。

人間不信、大人不信のるつぼ


「誉めてあげれば子どもは明るい子に育つ」
「愛してあげれば子どもは人を愛することを学ぶ」
「認めてあげれば子どもは自分が好きになる」
「見つめてあげれば子どもは頑張り屋になる」


 『子どもが育つ魔法の言葉』(PHP社)の著書があるドロシー・ロー・ノルカ氏はこう述べています。


 Aはノルカ氏の言う教育と真逆の育てられ方なかで、「臥薪嘗胆」とも言える辛苦の人生を歩いてきたのでしょう。

子ども館に辿り着いたAは当初、私をはじめ、子ども館のスタッフら、我々大人たちに向ける不信の心持ちを引き連れ、話しかけても判然とせず、心を開いてくれることは極めて表面的でした。

この背景には中学生というプライドもあったのでしょう。
他者の助言を素直に聞き容れることは至難でした。
その一例として、根拠は不明ですが「自分は27歳まで生きられたらいい」という捨てゼリフを言うこともありました。


 しかし、家族から「勉強せよ」と急かされていた日々から脱し、Aはひたすらマイペースで呼吸し始めました。子ども館の、不登校に悩む同年代、あるいは小学生や中学生の仲間たちは、Aを決して仲間外れにしようとしません。むしろ、同じ悩みを抱えている者同士にこそわかりあえる、暗黙の「共通言語」や「雰囲気」が存在していたのでしょう。

一つずつ、少しずつ積み重ねていく大切さ


 5年間ほどひきこもっていたA。
世の中と関わらず、人間不信、大人不信のるつぼで呼吸していたAは、「一つずつ、少しずつ積み重ねていく」ということが苦手でした。

 こうした事情を勘案し、Aには個別指導のスタイルで、積み重ねが必須である英語と数学の授業を始めました。
高校生になった今でも、Aが「わかった」と納得するまでこのスタイルが続いています。

 また、大学進学を希望するまで意欲を取り戻したAが学習習慣を身につけていく土台となったのが、生活習慣の確立です。

朝きちんと起きる。
3食しっかり食べる。
身体を動かす

――つまり、人間が人間らしく生きていくための基礎的な営みを大切にしていくことです

 こうした中で、仲間や子ども館のスタッフからの励ましや助言、そして、「AはAらしく」と、少しずつ自分が認められることで自己肯定感を膨らませた日々を過ごし、その結果、仲間も、大人も、信じることができるようになったのです。


 このプロセスは、子ども館の仲間やスタッフたちから、Aが人間らしい人間になることを「真似び」、不登校になる前の、本来の自分に戻るための期間だったといっても過言ではありません。
その結果、Aはふたたび生きる意欲を取り戻し、人間らしい人間になるために、学ぶ意欲がふつふつとわいてきたのでしょう。それが「高校にも行く」という発言に表れているだけでなく、「大学で心理学を学びたい」という発言にも結び付いたのだと思います。 

 Aの変貌ぶりは、青年の、否、人間の本性を大人が信じて待ち、じっくりと受け止めてあげれば、自ら生きていく意欲に点火するものであることを示してくれていると言えるでしょう
 
子どもは大人のペースで生きられるとは限らない


 翻って現代社会の子どもたちは、どのような環境下で学んでいるのでしょうか。

「速く・確かに・一直線に」とばかりに、子どもたちに脇目も振らずに進むことを求め、しかも、それが「子どもたちの幸せにつながる」と信じ切っていないでしょうか。


 しかし、Aが示すように、子どもは決して、大人のペースで生きられるものでありません。
花の成長を無視し、あまりにも多く水を注ぎ過ぎると根腐れしてしまうように、子どもの教育も同様であることを、決して忘れてはならないし、してはいけない行為でしょう。

 それは、哺乳類の中で、人間が1番の未熟児で生まれてくるということからも言えることではないでしょうか。
母体で十カ月ほど過ごし、誕生してから20年という、長い長い歳月を経なければ、1人前の大人になれない動物は人間だけです。

「学び」の原点を振り返り、学び続ける

 繰り返しになりますが、だからこそ、私たち人間は、「学ぶ」必要があるのです。

また、子どもを大人へと導く、「教育者」ともいうべき、我々大人たちも、「学び」の原点を振り返り、学び続けなければならないのだと思います。


 私たち大人は、子どもたちにいま、何を教え、何を教えようとしているのでしょうか。学校の勉強の背景にある「根っこ」を改めて問い直す必要がありそうです。


 かつてフランスの哲学者・サルトルのパートナーであったボーボワールは、「女は女に生まれない、女になるのだ」と言いました。
「女」という言葉を「人間」に置き換えると、こうなります。


 「人間は人間に生まれない、人間になるのだ」

 この言葉の意味を、我々は今一度自分の行き方を再吟味し噛みしめてみる必要があるといえるではないでしょうか。
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2012年07月04日

ドナー家族の苦悩

【私説・論説室から】
ドナー家族の苦悩
2012年7月4日  東京新聞

 子どもたちに、どう説明したらいいのか。


 私の妻は脳死による臓器提供を希望している。
それは最大限尊重したい、そう思いながら「分かった」と素直に言えないでいる。


 六歳未満の男児が脳死による臓器提供をした。

ドナー(提供者)の両親の重い決断には敬意を抱く。


 改正臓器移植法では本人の意思表示がなくても家族が承諾すれば提供できるようになった。


 改正で逆に心配になったことがある。

本人に意思表示があれば、周囲から脳死での提供は当然と思われないかという点だ。
この場合でも家族は脳死に対する考えを問われるからだ。


 自分は脳死を死とすることに抵抗がある。まして小学四年と六歳の子どもたちは、体が温かく心臓も鼓動している母親を前にそう納得するだろうか。


 妻の意思を生かそうと思えば、脳死を受け入れねばならない。
提供を拒否すれば、本人の意思を無視したと悩むことになる。
どちらの決断もつらい。

結局、本人の意思表示があっても家族の悩みは尽きない。


 今回の六歳未満児の一連の報道は、脳死が人の死であることを前提にしている。

法律ではそうだからだろうが、それに違和感を覚えた。少し一方的に感じた。


 臓器提供を待つ患者や家族のことを思えば移植医療の意義は理解する。

だが、今回の報道に思わず立ちすくんでしまったのは自分だけだろうか。 

(鈴木 穣)

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2012年07月05日

生活保護、障害年金 受給者の苦悩に配慮を

香山リカのココロの万華鏡:
受給者の苦悩に配慮を
毎日新聞 2012年07月03日 東京地方版

 神奈川県では、生活保護をめぐる連絡会が発足、不正受給の撲滅を目指すという。行政と県警がタッグを組んで不正受給をなくすシステムを作っていくそうだ。


 「たしかに不正受給は問題だけどね」と、こういう話題を耳にすると気持ちがめいってしまう。

実は私の診察室でもすでに何人かが、「障害年金をもらっているがやめたいと思う」「休職中だが今月は傷病手当の申請を辞退したい」などと言い出しているのだ。

親族が生活保護を受給し、自分もいま病気で仕事につくことができないある患者さんは、「やっぱり親族ですから私が仕送りすべきですよね。本当に情けない」と涙を浮かべた。


 みんなそれ以外の方法がなく、ギリギリの生活を保つために、年金や手当をもらっている人たちだ。
断じて不正受給などではない。「あなたの場合、堂々ともらっていいんですよ」などと励ましてみるが、まじめな彼らは首を横に振る。

「だって国の財政もたいへんで消費税を上げようという中、私が公的なお金をいただくのは、申し訳なさすぎますよ。
テレビで不正受給の話題が取り上げられるたび、自分が責められているようで身の置きどころがなくなります」

 私が知っている生活保護や障害年金の受給者は、みなこのような人たちなのだ。

一部で伝えられているような、「生活保護なのに外車を乗り回している」「福祉課の職員を脅迫して申請している」といった例がいったいどこにいるのか、と言いたいくらいだ。


 もし、彼らが役所の窓口に行って「今月でもうけっこうです」と受け取りを辞退したら、その先はどうなるのだろう。
「やる気になればどんな仕事でもあるはず」などと言うのは、健康や人間関係に恵まれている人の発想なのではないか。


 「気持ちはよくわかりました。でも、働けるようになるまでにはもう少しだけ時間がかかります。
それまでは生活保護でしっかり自分の生活を守ってください。

安心して療養に専念してください。世の中への恩返しは、元気になってからでもいいじゃないですか」。
社会からの支えを借りても生き続けるように
、と必死に励ますが、「はあ、そうですか」と答える彼らの笑顔はどことなく力ない。

不正受給を取り締まるのも必要かもしれないが、本当に必要なのに社会的サービスが行きわたっていない人を見つける、というシステムも作ってほしい。

世の中には「誰の迷惑にもなりたくない」と最低限のレベルの生活さえ送れないまま生きている人が、想像よりたくさんいるのだ。

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「旗日」の持つ 歴史と伝統を取り戻す議論のスタートに!!

「日本国政府」というのが、こんなにも狂っているとは・・・・

3連休法案検討とか、今の祝日法でも「旗日、祝日」の形骸化と歴史への冒涜だと思うのに、さらに一歩改悪を進めようという検討。
全ては 産業界の操業・稼働保障が 裏の意図てしょうが、ここまで「歴史や伝統」を蔑にすることは 許されません。

消費税増税や控除廃止、公共料金の値上げ・・・などで 人間らしい生活が困難になっている中、これ以上 休日を増やしたら 時間給・日給で働くアルバイト・パート・派遣・臨時などの 非正規労働者の生活は どうなるのだろうか・・・。

私は「旗日」の持つ 歴史と伝統を 取り戻す議論のスタートにして欲しい。

20日「海の日」には 意味があります。
でも 今月のように16日といわれても 私は違和感を持つのです。

放射能・原発問題、災害被災者の生活再建、TPP、増税・値上げラッシュ、雇用不安など 大切な問題の対策・施策は 遅々として進まず、連休法の改悪。

私は 祝日振替なしの「祝日法」に戻すべきという立場です。
*********************
土曜祝日なら3連休に 政府、月・金へ振り替え検討
2012年7月5日 02時00分  東京新聞

国民の祝日が土曜日に当たった場合、日曜と同様に振り替え休日を設ける方向で政府、民主党が検討していることが4日、分かった。

月曜か金曜に休みをずらして3連休を増やし、観光振興につなげるのが狙い。

政府は、東日本大震災を踏まえた新産業創出などの取り組みをまとめ、近く閣議決定する「日本再生戦略」に盛り込み、国民祝日法を改正したい考えだ。


 政府は、秋に大型連休を地域別に設定することを検討中だが、全国的な企業活動への影響など課題も多く、実現のめどが立っていない。
全国一斉の土曜祝日の振り替えは、休日が増え、社会的影響も少ないとみられることから浮上した。(共同)

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2012年07月06日

パワハラ:国が定義

パワハラ:国が定義 暴言、無視…行為を提示 「指導」との違い明確化へ

毎日新聞 2012年03月16日 東京朝刊

◇「職場内の優位性を背景に、精神的・身体的苦痛を与え、職場環境を悪化させる行為」 

業務上の適切な指導か、度を超えた嫌がらせか−−。

性的な嫌がらせ(セクシュアルハラスメント=セクハラ)と異なり、判断が難しく、防止のための対策が十分に浸透しているとはいえない職場のパワーハラスメント(パワハラ)。
厚生労働省の作業部会は1月末、職場のパワハラについての報告書をまとめ、政府として初めてパワハラの定義を打ち出した。
全国で急増しているパワハラの防止対策の一歩になるか、注目される。【水戸健一】


 厚労省は、職場のいじめや嫌がらせの対策を検討する有識者会議を昨年7月に設置した。その作業部会が今年1月、「職場のパワハラ」について、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与える、職場環境を悪化させる行為」と初めて定義した。


 また、パワハラ行為を明確にするため、
(1)暴行、傷害(身体的な攻撃)
(2)脅迫、暴言(精神的な攻撃)
(3)隔離、無視(人間関係からの切り離し)
(4)過大な要求
(5)過小な要求
(6)私的なことに過度に立ち入る個の侵害
−−の六つに類型。

(4)、(5)、(6)については、業界や企業の文化で業務上の適正な指導との線引きが必ずしも容易でないとして、各職場で認識をそろえる取り組みを行うよう促している。

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「マインドコントロール=自由意思の選択」論は誤りと弁護士

「マインドコントロール=自由意思の選択」論は誤りと弁護士
※週刊ポスト2012年7月13日号

【書評】
『2時間でいまがわかる! マインド・コントロール』(紀藤正樹/アスコム/1000円)


【評者】香山リカ(精神科医)
* * *
 最近もマインドコントロールをめぐる問題が次々、起きている。
占い師の言うなりだったという人気芸人「オセロ」の中島知子、逮捕されてもいまだに教祖・麻原に帰依しているオウム真理教の高橋克也容疑者らが話題だ。


 こういう話題が出ると、テレビには「彼らは自由意思で選択したのだから、マインドコントロールではない」と主張する識者が出てくる。

しかし、その人たちは正しくこの問題を理解していない、とこれまで弁護士として多くの被害者を救済してきた著者は憤りを隠さない。


 支配する側とされる側に上下関係、力関係が存在し、法規範や社会規範から逸脱した影響力の行使が認められれば、それはマインドコントロールと言える、という法の専門家ならではの明快な定義に私ははっとした。

心の専門家である私は、どうしても「信じる側の心の問題」も考慮してしまい、「本人がそれでよいなら」などと考えがちだからだ。


 著者はマインドコントロールの具体例をあげながら「必要なのは法的規制」と主張する。
フランスには「無知・脆弱性不法利用罪」があり、たとえばカルトの構成員がマインドコントロールにより支配され被害者的な立場にあるなら、それだけで教祖の行為を不法と見なすことができるそうだ。


 こういった法律がない日本では、いくら家族から「ウチの子はマインドコントロールでおかしな宗教に入ってしまったのです。
入院させて助けてください」と頼まれても、そこに重大な疾患がなければ私たち精神科医は無理やりその子を教団から引き離すことはできない。

実際にそうして逆に「強制的な監禁だ」と教団から訴えられ、精神科医側が敗訴した例もあるのだ。


 さらに、著者は日本の既存宗教に対しても、「魂の救済にコミットしていないことを猛省せよ」と呼びかける。

深い悩みごとを抱え、誰かに話したい、決めてもらいたいという人たちは多い。
彼らにこたえるべきは、精神科医か宗教者か、はたまた……。考えさせられることが多い一冊だ。

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2012年07月07日

勝谷誠彦氏 原発、増税…と恫喝統治を繰り返す日本国政府

勝谷誠彦氏 原発、増税…と
   恫喝統治を繰り返す日本国政府
2012年7月7日(土)7時0分配信 NEWSポストセブン

7月6日に配信された22号より「勝谷誠彦の今週のオピニオン」の一部
* * *
 かつて私は『偽装国家』という本を正続2冊、上梓した。
国軍を自衛隊と言いくるめ、暴行窃盗恐喝をいじめと言い換えるようなこの国の虚妄を暴いたのである。

しかし、今思えばまだしもそこには「民を騙す」というそれなりのテクニックがあった。

今、日本国政府はそうした遠慮もかなぐり捨てて、文字通りの暴力装置と化しつつある。
その手法は、
国民に対する恫喝と、弱きもの貧しきものを「棄てる」ことだ。いくつもの現象面から、私はもはやこの国を『棄民国家』と呼ぶほかはない。


 人々はどう「棄てられて」いるのか。

まず思い浮かぶのが、福島の原発事故であり、大震災の被災地であり、再稼働を強行される原発を持つ地元だろう。

低所得層や中小企業に「死ね」という消費税増税もまたそのひとつに違いない。

これらに共通しているのは、さきほど触れたような「恫喝統治」だ。

原発を巡っては「この夏、大規模な停電が起きる」と脅した。
その数字的な根拠はついに示されずじまいだった。

何よりも、もっとも停電などの可能性が高いと言われている関西の住民たちはある程度「覚悟」していた。

これはいくつも番組を持っている私が皮膚感覚で知っている。

原発の事故で命や故郷を失う危険性と、ひと夏暑さを我慢する努力とを天秤にかければ、子どもでもわかる理屈だろう。


 消費税増税については「ギリシャになる」を野田佳彦首相は連発した。
ならないことをもっとも知っているのはドジョウを踊らせている財務官僚であり、世界の市場だ。
破綻が近づいている国の国債や貨幣をどこの馬鹿が買うのか。
一方で円高でウンウンと苦しみながら、一方でデフォルトが起きるという。これまた子どもすら騙すことはできまい。


※メルマガNEWSポストセブン22号

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2012年07月08日

近事片々:調査のむなしさ

近事片々:調査のむなしさ
毎日新聞 2012年07月07日 13時23分

  調査のむなしさ。
中学生の自殺をめぐる大津市教委、アンケートで在校生から深刻な回答も得ながら、当事者には確認をしていないという不可思議。
    
 
       ◇    ◇

 情けなくなるデータ。
 11年度の鉄道駅員・乗務員への暴力、統計開始以来最多。金、土曜に酔った40代以上が目立つとか。これはれっきとした犯罪ですよ、と説くもせつない。
    
        ◇    ◇

 増える働く女性の「非正規」率54%で最多、と厚生労働省11年版「働く女性の実情」に。
 四半世紀以上も前、雇用機会均等法スタートのころに描いていた将来の実情はいずこへ。

    ◇    ◇

 <青梅や空(むな)しき籠に雨の糸>夏目漱石
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2012年07月09日

今はまだ途上を歩く、大震災被災地

週のはじめに考える 今はまだ途上を歩く
2012年7月8日  東京新聞社説

 大震災は、この国の迷いをあぶり出したのかもしれません。

被災した人も、そうでない人たちも、今ともに途上を歩く。あの日から間もなく五百日


 潮騒は、ここまで届きません。

 福島県いわき市の鈴木富子さん(58)は、海辺で三十一年間営んできたカフェと自宅を、震災の津波で失いました。


 今はまだ仮住まい。しかし「このままで終わりたくない」と四月末、市内で店を再開することができました。

 常磐炭鉱の跡地に近い、JR湯本駅前の商店街。七坪の小さなカフェの名前は、以前と同じ「サーフィン」です。

◆ふと不安になる時間

 山ぎわの景色の中に、鈴木さんは可能な限り、海辺の店を再現しようと試みました。
漆喰(しっくい)の白壁で明るい雰囲気を醸し出し、木枠の窓には、オレンジと青のステンドグラスをちりばめました。


 改装費用の半分は「仮店舗開設資金」として県から補助を受けました。あと半分は銀行からの借り入れです。


 白壁にパッチワークのタペストリーを飾っています。鈴木さんが、ひいおばあさんの着物をほどいて二年がかりで縫い上げました。


 被災から三カ月後、自宅があった場所から二キロ離れた海岸で、奇跡的に見つかりました。少し色あせてはいましたが。


 借金を背負って、毎日しゃかりきに働きながら、鈴木さんはふと不安になるそうです。

 「お客さんが戻ってくれるのは心底うれしい。でも私、今何でこんなに一生懸命、がんばっているんだろう」


 客足の途切れた海辺の店内で、窓越しに午後の日差しを浴びながら、パッチワークにいそしむ時間が、鈴木さんは大好きでした。


 被災後なぜか、パッチワークを作れません。作りたい気持ちはあっても手先が動いてくれません。

 「途上なのかなあ…」。鈴木さんは、つぶやきました。


 宮城県気仙沼港では六月六日、カツオの初水揚げがありました。

 漁港や市場だけではありません。
氷屋さん、箱屋さん、運送屋さん、餌屋さん…。町の隅々まで根を張った「水産」という巨大なシステムが、その日から稼働し始めます。


 震災で港の市場が半分水没し、加工場が集まる南気仙沼地区も壊滅状態に陥りました。
それでも、十五年連続カツオ水揚げ日本一の記録は途切れませんでした。水産のまちの誇りです。

◆カツオは来てくれた

 水産業の柱といわれる製氷工場は、年内に震災前の生産量を取り戻す見込みです。
七十〜八十センチも沈下した地盤のかさ上げ、盛り土工事も、進んではいくでしょう。それでも、海の男は不信と不安を口にします。


 例えば加工団地を造る構想が、具体化しています。
国や自治体が提示する補助金のメニューは豊富です。ところが、なかなか口にはできません。「来年の秋までに使いなさい」とか、難しい条件が、決まってついてくるからです


 放射能の風評被害は、去年よりひどくなっています。

いきのいいカツオがせっかく市場に揚がっても、売れないと気持ちがなえてしまいます。心の溝にも、かさ上げ工事が必要です。


 気仙沼商工会議所副会頭の岡本寛さん(61)は「今年もカツオは来てくれた。とてもうれしい。けど少し疲れたなあ」と苦笑い。
そして「まだ途上ですから…」と。


 時代の大きな変わり目を前にして、私たちは希望と不安を交互に感じているようです。
被災地でも、それ以外でも、その点は同じなのかもしれません。
先進国を気取っていても、私たちはまだ、途上で揺れているのでしょう。


 いわき市の鈴木さんは言いました。
「社会って、パッチワークのようなものですね」

 三角や丸、四角いパターン(型)をデザインし、芯を入れ、裏地を張ってキルトにし、丁寧に大切に、小さなパターンをつなぎ合わせて作品を完成させる。


 被災地に学び、被災者に寄り添いながら、かけがえのない命を貴び、人と人とがこまやかに結び付き、原発に頼らなくてもびくともしない、「自治」というパターンをまず縫い上げる。

 それらを一つ、また一つ、強固につなぎ合わせると、「日本」という新しい作品が出来上がる。

◆また新たな頂上へ

 私たちはパッチワークを縫うように、着実に、胸を張り、左右の景色を確かめながら、途上を歩いていこうと思います。
 たとえそれが、これまでに経験したことのない、下り坂であったとしても。また次の頂に登る明日を楽しみに。
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サラリーマン川柳:胃カメラじゃ 決して見えない 腹黒さ

サラリーマン川柳:
胃カメラじゃ 決して見えない 腹黒さ
毎日新聞 2012年07月01日 東京朝刊


「宝くじ当たれば辞める」が合言葉   
                                  事務員A


女子会と聴いて覗けば六十代      
                                ビート留守


妻が言う「承知しました」聞いてみたい 
                                  大魔神


スマートフォン妻と同じで操れず    
                             妻ーとフォン


EXCELをエグザイルと読む部長   
                         怪傑もぐり33世


何気ない暮らしが何より宝物      
                              考えボーイ


立ち上がり目的忘れまた座る      
                               健忘術数


定年後田舎に帰れば青年部       
                フミヤフレンドリークラブ


最近は忘れるよりも覚えない     
                                てくてく

==============

 ◇秀逸

胃カメラじゃ 決して見えない 腹黒さ 
                         
レントゲン
==============
 提供・第一生命(日曜掲載)
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2012年07月10日

中国共産党の覇権主義と尖閣問題

日本よ、目を覚まさせてあげよう、
尖閣問題で中国と争っても勝ち目はない
                 
―中国紙
2012年7月9日(月)18時36分配信 Record China


2012年7月9日、中国共産党機関紙・人民日報系 国際情報紙、環球時報は「日本が釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題で中国と争っても、全く勝ち目はない」とする論評記事を掲載した。以下は その内容。

日本の野田佳彦首相は7日、個人が所有する釣魚島(尖閣諸島)を国有化する方針を明らかにした。
これにより、両国の争いが激化するのは必至である。

単なる選挙対策とみる向きもあるが、中国人にとってはどんな理由であろうと関係ない。
日本が中国の我慢の限界を刺激してくるならば、それに真っ向から立ち向かうだけである

いずれにしろ、
日本が釣魚島問題で中国と争っても、全く勝ち目はない。
中国には十分な資源と手段があるばかりか、日本と徹底して戦おうという官民の意志もしっかりしている。

是非とも互いに報復しあおうではないか

中国は釣魚島が西太平洋の「少々危険な」摩擦ポイントになっても少しも怖くない。

日本政府の理不尽な挑発に対し、中国は積極的に以下の4点を成し遂げるべきである。

1、釣魚島周辺における中国の存在感を高める。巡航などの主権行為を日本側より多く実施する
2、日本側が一歩進めたら、中国側は一歩半でも二歩でも多く進める。日本側に挑発行為がどれほど深刻な結果を引き起こすのかを思い知らせる
3、両岸四地(中国本土、台湾、香港、マカオ)による「保釣」(尖閣諸島を守る)活動を強化させる。台湾当局はあまり熱心ではないが、民意が率先して馬英九政府に呼び掛けていくべきだ
4、釣魚島危機は中日の経済協力に悪影響を及ぼすことになる。だが、我々はあえて傍観しよう。そうすれば、日本側も政策の過ちに自ずと気付くに違いない

中日関係は重要だが、何をされてもじっと黙って耐えるほど重要ではない。

日本とやり合う必要があると判断すれば、中国人は必ずやる。中国の主権と団結を守る方が、中日関係を波風立てないようにすることよりもっと重要だからだ。

それに、沖縄はどうしても日本領である必要があるのだろうか?
長い目で見れば、沖縄自身が「日本離れ」を起こしても全く不思議ではない。
中国もこの問題を真剣に検討してみよう。

もちろん、中国もできればもめ事は起きてほしくない。だが、どんなに友好を願っても日本の態度があれでは仕方がない。

中国は実力で日本に目を覚まさせるしかないのである。

日本がどんなに激しく反発しても恐れるな。
ギャーギャー言わせておけばよい。何度かやり合ううちに、日本人も深く反省し、分をわきまえるようになるだろう。(翻訳・編集/NN)
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“いじめ”自殺 隠すことが教育なのか

いじめ自殺
     隠すことが教育なのか
2012年7月10日 東京新聞社説


 大津市の中学二年生の自殺で、教育委員会や学校はいじめの兆候やSOSを見逃していた。
調査もわずか三週間で打ち切った。
情報をきちんと調べず、隠蔽(いんぺい)していたのなら最悪の教育ではないか。
 

市教委は、昨年十月に生徒が飛び降り自殺した直後に実施したアンケートの結果を自主的に公表しなかった。

「自殺の練習を強要されていた」という深刻な内容もあった。

市教委は、伝聞情報であり「事実と確認できない」と言い訳するが、事実かどうかを調べる努力を怠ったと言われても仕方ない。


 昨年十一月には、自殺した生徒へのいじめがあったことを発表した。
だが、三週間で調査を打ち切り、「自殺といじめの因果関係は判断できない」との見方を示した。
あまりに拙速で、無責任ではないか。


 教育現場の教師も、できる限りの努力をしたのか。
「ハチの死骸を食べさせられそうになっていた」との目撃証言がある。
アンケートには「教諭らが見て見ぬふりをしていた」との回答もあった。


 もっと真剣に生徒たちに向き合い、いじめの兆候に敏感に反応していれば、男子生徒の命を守ることができたかもしれない。


 文部科学省は六年前、いじめの問題で取り組みを徹底するよう求める通知を出した。
「どの子どもにも、どの学校でも起こり得る」と、強く注意を呼びかけた。


 残念だが、いじめは起きてしまう。
子どもの世界にはつきもののようなものである。

しかし、そこで悪いことは悪いと学び、悟らせるのが親や学校の責務である


 尊い命は戻らないが、市教委や学校は責任をもって調べ、真実に向き合う誠実さが必要だろう。
それも教育の重要な仕事だ。
ようやく原因究明に乗り出すというが、滋賀県や市の対応も遅すぎる。


 自殺した生徒の父親は、三度も被害届を出そうとしたが、警察は「犯罪事実の認定は困難」として受理しなかった。
父親は「子どもの代わりに届けを出してあげたかった」と言う。
なぜ、わが子が十三年の短い命に終止符を打ったのか分からぬままでは、少しも無念は晴れぬであろう。


 市教委や学校は、一体何を守ろうとしてきたのか見て見ぬふりをするような対応は、問題の解決に役立たないどころか、同じようないじめの温床にもなる。

組織を守ることを優先し、子どもの立場に立てなかった不明を深く反省すべきである。

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2012年07月11日

<全文公開>勝谷誠彦「日本人の正気と意気地を発露せよ!」

<全文公開>勝谷誠彦「日本人の正気と意気地を発露せよ!」
2012.07.10 07:00 NEWSポストセブン
7/7紹介の前半を含め 全文が公開されました(小だぬき)

* * *
 かつて私は『偽装国家』という本を正続2冊、上梓した。
国軍を自衛隊と言いくるめ、暴行窃盗恐喝をいじめと言い換えるようなこの国の虚妄を暴いたのである。
しかし、今思えばまだしもそこには「民を騙す」というそれなりのテクニックがあった。

今、日本国政府はそうした遠慮もかなぐり捨てて、文字通りの暴力装置と化しつつある。
その手法は、国民に対する恫喝と、弱きもの貧しきものを「棄てる」ことだ。
いくつもの現象面から、私はもはやこの国を『棄民国家』と呼ぶほかはない。

 人々はどう「棄てられて」いるのか。

まず思い浮かぶのが、
福島の原発事故であり、大震災の被災地であり、再稼働を強行される原発を持つ地元だろう。
低所得層や中小企業に「死ね」という消費税増税もまたそのひとつに違いない。

これらに共通しているのは、さきほど触れたような「恫喝統治」だ。
原発を巡っては「この夏、大規模な停電が起きる」と脅した。
その数字的な根拠はついに示されずじまいだった。
何よりも、もっとも停電などの可能性が高いと言われている関西の住民たちはある程度「覚悟」していた。
これはいくつも番組を持っている私が皮膚感覚で知っている。
原発の事故で命や故郷を失う危険性と、ひと夏暑さを我慢する努力とを天秤にかければ、子どもでもわかる理屈だろう。


 消費税増税については「ギリシャになる」を野田佳彦首相は連発した。
ならないことをもっとも知っているのはドジョウを踊らせている財務官僚であり、世界の市場だ。
破綻が近づいている国の国債や貨幣をどこの馬鹿が買うのか。
一方で円高でウンウンと苦しみながら、一方でデフォルトが起きるという。これまた子どもすら騙すことはできまい。

 要するに道理をひっこめて無理を通しているのがドジョウ一派である。
それにガマンできなくなって小沢一郎元民主党代表などが離党すると除名処分にした。これまた同調者が出ないための恫喝にほかならない。


こうした「棄民」と「恫喝」の文脈の中で、もうひとつ注視したいことが起きている。
今触れたようなことは、いずれも最近の出来事だ。
しかし戦後の日本国の「原罪」のひとつに対しても、今の政治は同様な仕打ちをしようとしているのだ。水俣病である。
 水俣病の患者認定の申請を、7月いっぱいで打ち切ると政府は決めた。

これに対して在野の医師たちなどが検診を繰り広げると、新たな患者が大変に高い確率で見つかり始めた。
なぜか。ここに福島原発事故から私たちが苦しみながら学んだことが生きてくる。
「最初の汚染地域の線引き」が間違っていたのだ。
当然、その外にも被害者はいるものだという想像力を働かせるべきだった。


 もうひとつは流通だ。
当時は今ほど流通が発達していなかっただろうが、魚介類が必ずしも地元で消費されるばかりでないことを、風評被害などを含めた、福島での苦い体験で私たちは学んだ。
それらをもとに、水俣病について、むしろ新たに範囲を見直すべきだろう。しかし逆に打ち切るのだという。

 これに対する環境省の役人のセリフも「恫喝統治」を象徴していた。
「7月で打ち切ると言ったので、むしろ申請を迷っていた人たちが申し出てきた」と言い放ったのだ。
どうしてこの発言が問題にならないのか私はわからない。
要するに、締め切りを示して恫喝したからあぶり出せたと言っているのである。
潜在的患者の方々が、差別や理不尽な視線に耐えて、どれほど言いだせずに我慢してきたかということへの心遣いなどどこにもない。
むしろ、被害を増幅させた国や企業こそが草の根をわけてでも、被害者を探し出すべきだったのではないのか。


 ここまでコケにされて黙っている大和民族ではない。
高杉晋作が言ったように、日本人はとことん追い詰められると「狂を発する」のである
あの時の長州がそうだった。日露戦争の、大東亜戦争の時の私たちがそうだった。

まず原発の再稼働を巡って、人々は立ち上がり始めた。
膨大な数の群衆が首相官邸をとりまいた光景は、安保闘争を彷彿とさせる。
しかし、大きな違いがひとつある。あの時は「命はかかっていなかった」「国土もかかっていなかった」。
しかし今回は、ひとりひとりの命と、故郷が担保となっている。こうなると日本人は「狂を発する」ことをドジョウは知ることになるだろう。


 比較的若い人々が官邸をとりまく横で、水俣病のお年寄りの患者の方々が、議員会館の前で雨に打たれて座り込みをしていた。


 気がつこう! この方々も「棄てられし民」なのだ。
原発によって棄てられつつあることに怒る人々と、心の底ではつながるべき人々なのだ。


 いや、それだけではない。東日本大震災の被災地で、今なお復興から「棄てられている被災者」、福島の地に帰ることができず、各地に「棄てられている避難民」、更に言えば消費税増税によって生活や経営が破綻し「人生を棄てざるをえなくなるかも知れない貧しき人々」。

 すべての棄民よ、団結せよ!
 首相官邸を、国会を包囲せよ!
 それぞれの選挙区で、国会議員を、地方議員を問いつめよ!
 恫喝統治に加担して嘘八百を垂れ流す大マスコミを信用するな!
 原発の維持推進に安易に加担して、電力各社の株主総会で賛成票を投じた大企業をあぶり出せ!
 そいつらの製品を買うな!

 もちろん決戦の場は選挙だ。それまでこの怒りを忘れてはいけない。
 日本人の正気(せいき)と意気地(いきじ)を、今こそ発露せよ!

※メルマガNEWSポストセブン22号
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2012年07月12日

小沢新党 「生活第一」貫いてこそ

小沢新党 「生活第一」貫いてこそ
2012年7月11日   東京新聞社説

小沢一郎元民主党代表を中心とする新党がきょう旗揚げする。
二〇〇九年衆院選で国民が政権を託した民主党を離党したが、マニフェストで掲げた「国民の生活が第一」という理念は貫くべきだ。

小沢氏には新生党、新進党、自由党に次ぐ四度目の新党結成だ。
自民党を飛び出した際のような新鮮味はなく、今回も権力闘争の一環であることは否定しがたいが野田佳彦首相の下での民主党は、「もはや政権交代を成し遂げた民主党でない」という問題意識は共有する。


 野田首相は消費税増税はしないという〇九年衆院選での「国民との契約」を反故(ほご)にし、敵対していた自民、公明両党と結託して増税を強行しようとしている。


 政権交代可能な二大政党制は、有権者が政策によって政権を選択する制度のはずだ。

政権を委ねられた政党は選挙で公約した政策の実現に努めるのが大前提である。

 首相はこれを無視し、約二十年間にわたる政治改革を経て有権者がようやく勝ち取った政権交代の意義を貶(おとし)めた。その罪は深い。


 小沢氏は、新党が目指す政策について「政権交代の時に国民と約束した理念と個別の政策だ。今日的なテーマとしては消費税増税の先行に反対する。原発も大きな国民の関心事だ」と語った。


 「小沢新党」が「反消費税増税」や「脱原発」を掲げるのは、民主党マニフェストを掲げて選ばれた経緯や、原発事故後の状況を考えれば当然の成り行きだろう。


 新党が、国会内で活動する際の会派名を「国民の生活が第一」と届け出たことからみても、マニフェスト実現に努める責任は自覚しているようだ。
国民との約束は貫くのが筋である。


 問題はどう実現するかだ。


 衆参合わせて五十人規模の新党は、野田政権の暴走を止めるには力不足かもしれない。
小異を捨てて大同につき、「反消費税増税」や「脱原発」など同じ政策の実現を目指す他党議員との連携を粘り強く模索する必要がある。


 次期衆院選も苦戦が予想されている。
小沢氏は河村たかし名古屋市長ら首長率いる地域政党と共闘する「オリーブの木」戦術に新党の生き残りを託しているようだが、地域政党側の反応は芳しくない。


 それでも小沢氏は理念を高く掲げ、政策の選択肢を示し、その実現を愚直に目指す姿勢を見せるべきだ。政権を託すに足るかどうか判断するのは有権者である

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2012年07月13日

調査の「ゴール」が違う

香山リカのココロの万華鏡:
調査の「ゴール」が違う
毎日新聞 2012年07月10日 東京地方版 

昨年10月、滋賀県大津市で当時、中学2年の男子生徒が自殺した問題。
背景には、深刻ないじめがあったことが明らかになった。


 市の教育委員会がこの生徒が自殺した後に全校アンケートを実施したところ、16人が「(死亡した生徒が)自殺のリハーサルをするように強制されたと聞いた」などと回答を寄せていたという。

しかし、その後、市教委は加害者とされる生徒への聞き取りなどを経て、「いじめはあったが、それと自殺の因果関係は判断できない」との見解を示した。


 これまでも自殺をめぐる問題で、「因果関係は特定できない」というフレーズが使われてきた。
「職場でのいやがらせはあったが、それと自殺との因果関係は明らかではない」というように、「長時間の過酷な労働」「上司からのハラスメント」「夫婦間の暴力」そして今回のような「学校でのいじめ」などが、「被害者の自殺との因果関係ははっきりしない」と結論づけられてきたのだ。

こういった調査では、そもそものゴールが間違っている。因果関係を特定するのが目的なら、それは「判断できない」という答えにたどり着くのは目に見えているのだ。
それを証明できる唯一の人である本人が、もうこの世にいないからだ


 「原因はこれです」と言える人がいなければ、条件が厳密に整えられた科学の実験でもない限り、ひとつの原因とひとつの結果との関係を証明するのはきわめてむずかしい。
就職試験に失敗した人が、「面接で声が小さかったからかな」と想像しても、ほかにも話の内容や態度など考えられる原因はいくつもある。
そうなると、決め手は採用者に「私を落としたのは、声の大きさに問題があったからですか」と尋ねるほかなく、それができないならいくら考えても「因果関係は明らかではない」という答えしかなくなる。


 今回の問題でも、やらなければならなかったのは自殺の原因探し、犯人探しや因果関係の証明ではなかったはずだ。
まずは「深刻ないじめがあった」という事実を認め、なぜ起きたか、なぜ防げなかったか、今後の対策は、といった具体的な検討を行うべきだ。

それにしても、学校でのいじめはなぜなくならないのだろう。

「命の大切さを教える」とか「厳罰化を進める」といった対策では解決できない深い問題がいまの教育の現場にはあり、いじめを行う側の心も相当、ゆがめられ追い詰められているのだと思う。
なぜいじめたくなるのか。なぜ「いじめられてる」とSOSを出せないか。もう一度、考えてみたい。

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2012年07月14日

支局長からの手紙:いじめられている君へ

支局長からの手紙:いじめられている君へ
毎日新聞 2012年07月13日 福井地方版

 いじめられている君へ。
おじさんの名前は伊藤雄一といいます。46歳で、新聞記者をしています。
君に伝えたいことがあって、この手紙を書きます。


 学校に行くの、いやだよね。毎日毎日いじめられてさ、物を隠されたりたたかれたりするし、そのうち「家からお金持ってこい」って脅されるかもしれない。

でも、勉強しなきゃって思うから学校休むのもいやだよね。
だけど、いじめられていることって、絶対にお父さんやお母さんに言えないんだよな。「いじめられてる」って言うなんて 自分のプライドが傷つくし、それにいじめられてるなんて親が知ると悲しむと思うもんね。
「いじめられてる」って言っていじめられなくなるなら、ほんと、すぐにそうしたい。でも言えないんだ。

あいつら、先生の目が届かない学校の隅っこの方とか、先生が黒板に向いているときにちょっかいかけてくるよね。
ばれたらまずいってわかってるんだよ。怒られるし、内申点も悪くなるかもしれない。

悪いことやってるってわかってる。ひきょうだよな。
同じクラスや学校の生徒たちは君がいじめられているのを見てるかもしれないけど、どうしたらいいのかわからないのかもね。
もしかしたら、君の代わりにいじめられるかもって思ってるかもしれない。

先生はあいつらが君になにかしてるってわかってるかなあ。
いじめてるのかふざけ合っているのかわかんないかもしれないね。
君がけがしたり 泣いたりしてたら気づいてくれるかもしれないけど、それでもっといじめられるようになったらいやだから、えへへって笑ってみせたりしちゃうのかもね。
「あっ、ふざけ合ってるんじゃないんだ」って先生が気づいてくれたらいいんだけどな。

君が生まれるずっと前、「このままじゃ生きジゴグになっちゃうよ」と遺書を残して自殺した男子中学生がいました。
いま生きていれば40歳くらいのオジさんになってて、いい家族がいて働いてただろうね。
でも彼は、子どものうちに自分で死ぬことを選んだ。
おじさんはこの事件にびっくりしたし、日本中も大騒ぎになったんだけど、こないだも滋賀県でおんなじようなことが起きたね。

死んじゃった子たちは、それしか考えられなくなるまでに追い込まれてしまったんだね。
だからもし、君も「死んじゃいたい」と思ってるならちょっと聞いて。
いじめるあいつらと、いじめられてる自分と、見てるけどあんまり助けてくれない周りの人、そんな世界はちっぽけなもんだよ。それを知ってほしい
学校って、子どものうちはそこと家とが自分の世界のほとんどなんだけど、それはとっても狭い世界だ。
一生、あんなつまんないことやるやつらと同じ学校に通うわけじゃない。
いまよりももっと広い世界が待っているんだよ。

先生や大人に「いじめられてる」って言うと、チクったって言われるかな。
でも考えてごらん、君をいじめるやつらは君の友達じゃないよ。
長い人生の中で、たまたま同じ学校に通っているだけなんだよ。
卒業して会わなくなったらそう思えるようになるよ。

もし大人の会社でいじめがあれば、それをする方を加害者、された方を被害者って呼ぶ。
学校でだって同じさ。他人に害を加えるのは加害者であって、友達なんかじゃない。チクったっていいさ。死んじゃうよりずっといい。
いじめているやつらは 君からなにか行動を起こさないかぎり、いじめることをやめないと思う。

君の周りの大人には、いじめたり いじめられたり傍観したりと立場は違うけど、いじめの現場を知っている人って結構多いんじゃないかと思うんだ。
だから思い切って誰か大人に話してみたら、「そんなんなら学校行かなくていいよ」って言ってくれるかもしれないし、先生に話してくれるかもしれない。
どうしても誰にも相談できない、言えないから死にたいと思っているとしたら、逃げちゃいなさい。不登校とか家出とかね。

おじさんがこんなふうに書くと「そんなことそそのかさないで」って怒る人がいるかもね。
でもね、死ぬよりいい。
おじさんは親より先に死ぬのは最大の親不孝だと思ってる。
学校に来ない君を捜して大騒ぎになって、その結果、あいつらが君をいじめていることがわかって、君をいじめることがなくなれば万々歳だ。
もしかしたら、いじめるあいつらから離れるために君が転校することになるかもしれない。
加害者じゃなくて被害者が出て行くなんておかしな話だけど、いじめから逃れるには、そういう方法だってあるかもしれない。

 おじさんの手紙を読んで「そんなことができるならとっくにしてる」って思うかもね。
でも、おじさんの経験や聞いた話からすると、卒業してそいつらと離れたらいじめられなくなるのは本当だよ。
最後にもう一度言うよ。逃げてもいいんだよ。死んじゃだめだよ。

==============
ito‐yu@mainichi.co.jp
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2012年07月15日

九州豪雨:次々に積乱雲発生 長期化のメカニズム



九州豪雨:次々に積乱雲発生 長期化のメカニズム

毎日新聞 2012年07月14日 19時40分(最終更新 07月14日 23時18分)

九州北部を襲った14日の猛烈な雨について、福岡管区気象台は九州西海上で次々に積乱雲が発生していたことと、流れ込んだ空気が九州北部の山にぶつかって積乱雲が生まれた二つの現象が重なったことが大きな原因とみている。

熊本県に大きな被害をもたらした12日の豪雨の発生と同じメカニズムだ。


 気象台によると、停滞した梅雨前線の南西側で、太平洋高気圧に沿って暖かく湿った空気が流れ込む「湿舌(しつぜつ)」と呼ばれる現象が続いている

こうして流れ込んだ空気が、北からの寒気とぶつかり積乱雲のかたまりが発生した。これとは別に、南西から流れ込む暖かく湿った空気が山の斜面にぶつかり、次々に積乱雲が生まれた。


 降り始めの11〜14日の72時間に熊本県阿蘇市乙姫で813.5ミリ、福岡県八女市黒木町で646.5ミリなど観測史上最大の雨量を記録した。


 梅雨前線の停滞で、大気の不安定な状態はしばらく続く見通し。

土砂災害や河川氾濫の危険が高い地域があるため、気象庁は「十分注意してほしい」と呼びかけている。

posted by 小だぬき at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

これで大飯原発本格稼働ですか・・



今の福島県の状態を 7/10の参議院予算委員会にて 自民党の森まさ子議員が質問しました。
原発事故対策などの無責任な対応や 各種賠償も進んでいないことがわかります。
参考人の双葉町長の証言は胸に迫るものがあります。

安全対策も未確立で避難計画もまだ出来ていない 関西電力大飯原発が本格稼働に入ってしまいました。
今度 また「想定外」などが起きたら 全国が放射能汚染地域になります。
また、琵琶湖なども汚染されてしまいます。

毎週 金曜日の脱原発の首相官邸への抗議のデモも マスコミの多くは報道しませんが 自発的に10万人以上の人が集まる「市民革命」ともいうべきことが起きています。
明日は 大江健三郎さんらの呼びかけで 東京代々木公園にて 脱原発・反原発のイベントが行われます。
民主党や自民党、公明党支持の皆さんでも 放射能の危険はご承知だと思います。
明日は、代々木から新宿、池袋などを 散歩予定に入れてみませんか・・。

私は最短の代々木駅コースの散歩なら可能かな? と思っています。

今の大飯原発稼働には 殆ど福島第一の教訓が生かされていません。
今・明日、地震や人為的ミスが起こったらと思うと・・・・。
まだ止められるうちに止めたいものです。
posted by 小だぬき at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月16日

《いじめを見ている君へ》江川紹子さん

《いじめを見ている君へ》江川紹子さん
2012年7月15日22時51分 朝日新聞デジタル

■声をあげて 自分のためにも


 いじめを見たり聞いたりしても、誰かにそれを伝えるのは大変かもしれません。
今度は自分がいじめられるかもって、不安になりますよね。
でも、気がついた人が言わないと、その子は助からないんです


 中学校のころ、クラスで少し避(さ)けられている女の子がいました。
男子から容姿(ようし)をからかわれていました。
仲良しの女の子が1人いたことで、深刻ないじめにはなりませんでした。


 でも、卒業後しばらくたった後の同窓会で、仲良しだった子が言ったんです。
「あの子、亡くなったよ」。場がシーンと静まりかえりました。原因は病気でしたが、みんな心のどこかに、あのころのことが痛みとしてあったんです。


 いじめられた子が自殺したり後遺症(こういしょう)を残すけがをしたりしたら、周りの人たちはすごく後悔することになります。

いじめを傍観するのも、いじめの一種。被害を出さないためにも、自分が何もしなかったことでしんどい思いをしないためにも、声をあげてほしい。


 イスラエルという国で、兵役(へいえき)を拒み、パレスチナ人への迫害をやめようと声をあげた若い女性がいました。
周囲から無視され、批判もされたけれど、私にこう言いました
「自分自身に正直であることが一番ハッピーなんだ」って。


 大人の社会にも不正はあります。だから偉そうなことは言えませんが、いじめを知ったなら、信頼できる大人に知らせてほしい。


 子どもの世界のことは、子どもが一番よく知っているでしょう? 
担任が信じられなかったら他の先生でもいい。
学校以外の人でも構わない。
あなたの声に耳を傾けている人はきっといますから。
                (ジャーナリスト)

posted by 小だぬき at 08:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さよなら原発、暑さ以上の熱意・決意17万人



途中リタイアでネット中継視聴に移行した小だぬき

いつもの原宿駅が階段を上れない下れない、帰りの切符が確保できない・・・

あるのは集会に自主的に参加した人達の 爽やかな熱気。

まだまだ日本国民も 「主権者」の位置に踏みとどまっている。

心身障害にはちょっと参加が 苦しかったのではと うつの立場として思ってしまいました。あきらめない・続ける大切さを再確認です。
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2012年07月17日

さよなら原発 「17万人」集う 



さよなら原発 「17万人」集う 
2012年7月17日 07時00分  東京新聞

 東京電力福島第一原発事故を受け、作家の大江健三郎さんらが呼び掛けた「さようなら原発10万人集会」が十六日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれた。

三連休の最終日で全国から参加者が集まり、関西電力大飯(おおい)原発3号機に続き、4号機でも再稼働を決めた政府への抗議の声に包まれた。


 参加者数は主催者発表で約十七万人で、警視庁関係者によると約七万五千人。
主催者によると、反原発を訴える集会としては、昨年九月に東京都新宿区の明治公園で行われた集会を上回り、過去最大規模という。


 公園内のサッカー場に設けられたステージには呼び掛け人の著名人らが登壇。音楽家の坂本龍一さんは「電気のために美しい日本、国の未来である子どもの命を危険にさらすべきではない」と訴えた。

参加者はサッカー場を埋め尽くしたほか、野外音楽堂前の広場や公園内の道路などにも広がった。「福島につながろう」「再稼働おことわり」などと書かれたパネルなどを掲げた。


 労組や市民団体など組織による呼び掛けに応じた人だけでなく、インターネットなどで集会を知った市民らも加わった。会場内や最寄り駅を結ぶ歩道などでは一時身動きが取れないほど混雑し、警察官がマイクを使って誘導や警戒に当たった。

 会場から新宿や恵比寿方面など三コースに分かれてパレードが繰り広げられ、会場内でトークや音楽のライブも行われた。


 この日は、東京都心の最高気温が平年より四度近く高い三三度の暑さ。会場の自動販売機の清涼飲料水は午前中でほぼ売り切れ、売店前に水を求めて長い列ができた。大江さんらが「原発ゼロ」を訴えて一千万人を目標に取り組んできた署名は、七月八日現在で約七百八十五万人分に達しているという。

(東京新聞)
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2012年07月18日

香山リカのココロの万華鏡:学校一丸で生徒守れ

香山リカのココロの万華鏡:学校一丸で生徒守れ
毎日新聞 2012年07月17日 東京地方版

大津市の中学の男子生徒が自殺した問題で、ついに滋賀県警による強制捜査が入った。
学校や市教委への家宅捜索や教師への任意の聴取が行われ、今後、生徒への聴取も予定されている。

 この中で、男子生徒の父親は県警本部に、「突然、警察から聴取を受ける生徒のケアを心がけてほしい」と要望を行った。

もちろん父親は当初から「自殺の原因はいじめ」と確信し、それが調査や今回の捜査で明らかになることを望んでいるはずだが、聴取などで生徒たちがいたずらに心の痛手を受けることは本意ではないのだろう。

事実は明らかにしてほしいが生徒たちへの配慮は忘れないで、と申し出たこの父親の気持ちを、私たちは重く受け止めるべきだ。

そして配慮が必要なのは、聴取を受ける生徒に限ったことではない。
同じ学校の仲間が自殺しただけでも大きな衝撃を受けているはずの生徒は、今回、大勢の報道陣が学校に押しかけ、さらに制服をまとった警察官が職員室に踏み込んで書類などを持ち出す姿を見て、かなり動揺していると思われる。

「誰がどんないじめをしたのか」「先生は知っていたのか」といったウワサに振り回されたり、いつもとは違う教員や保護者の様子にさらに不安を感じたりしている生徒もいるのではないか。


 県の教育委員会はスクールカウンセラー2人を緊急派遣して「心のケア」にあたっているというが、事態が動いている中では落ち着いてケアをするどころではない。
もし私が派遣されたとしても、不安定になっている生徒に「少し休んだら」「ゆっくり寝てね」と言うのが精いっぱいだろう。

ここで大切なのは、学校が「いちばん大事なのは生徒」という態度を貫くことだ。
もちろん「いじめや自殺が起きたのに、何が“生徒が大事”だ」という声もあるとは思うが、それでも原理原則は「私たちの学校の子どもは私たちが守る」。

「自分たちにはお手上げです、捜査は警察に、ケアはスクールカウンセラーにお願いします」では、子どもたちは本当に学校から見捨てられたように感じ、二度と教師やおとなを信頼することができなくなる。


 もう教員に期待してもムダだ、と言う前に、もう一度、言いたい。
「先生たち、いま学校にいる子どもたちを守ることができるのは、あなたたちだけなのです」

〔都内版〕
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2012年07月19日

まるで、呪文のように原発推進派から吐き出される言葉がある

筆洗
2012年7月18日 東京新聞

 まるで、呪文のように原発推進派から吐き出される言葉がある。

「放射能の直接的な影響で死んだ人は一人もいない」。

福島第一原発の事故で放出された大量の放射能の影響が将来どんな形で出るのか、専門家の間でも意見が分かれているが、そんなことは関係ないらしい

▼逆に想像してみたい。事故がなかったら、どれだけの人が死ななくて済んだか。
国会事故調査委員会によると、事故直後の約三週間、避難区域になった二十キロ圏内の病院と介護老人保健施設で、少なくとも六十人が避難後に死亡したという


職を失った人、避難生活のストレスでうつ病になった人…。多くの人が自ら命を絶った。その姿は想像できないようだ

▼将来の原発比率はどうあるべきか。
政府主催の意見聴取会(名古屋市)でもこの呪文が飛び出した。個人の意見として「放射能で死んだ人はいない」と言い切ったのは、20〜25%案を支持した中部電力の課長だ

▼仙台市の意見聴取会では、社の意見を代弁する形で東北電力の部長が原発の維持を強く訴えた。
利害当事者側が「国民の声」を名乗ることに強い違和感を覚える

▼これまでの聴取会は、選ばれた発言者が持論を述べるだけだった。
政府が目指すという国民的議論からはほど遠い。
「議論は尽くした」というアリバイ工作に利用されてはたまらない。

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政治の弱者イジメ

今 参議院で「社会保障と税の一体改革(改悪)」の質疑がされています。

私が腹が立つのは、老齢人口が増え 現役世代の負担が増大するから、消費税増税を という 政治家と官僚の無責任さです。

今の年金受給年齢に入る人達も 現役時代に年金掛け金を 払い続けていた事実を故意に無視しています。

一体 団塊の世代を含めて 今の年金受給者の掛け金は 全額 先輩方の年金に使用されたのか・・・。

膨大な掛け金収入で 「社保庁」「国民年金センター」の独立採算制でのムダ使いや積立金の運用失敗などの 責任をとった官僚・政治家はいるのか?

今の年金財政の悪化を 全て受給者増・少子化に原因を求めるのは 無責任ではないかと思う。

企業の臨時雇用や派遣労働の増加を規制して 正規雇用を原則にするだけでも収入を安定化が出来るし、内部留保の労働分配への一定の義務化などでも改善できる。

今の大企業は 斜陽産業として 優遇税制を廃止し、新産業創出のための税制や支援に発想を変える必要はないだろうか・・・。

HONDAやパナソニックも町工場で出発し、創業者の創意工夫と技術革新・消費者のニーズを的確にとらえ 発展してきました。
でも 今の大企業は 殿様商法に甘んじていませんか?  研究開発にとれほどの資金投資をしていますか?

国会の議論を聞いていても そもそもなぜ?の議論がなされず 現状を追認して国民負担という禁じ手で 今を凌げばいいような浅い議論のように感じます。

次の選挙では自民・公明・民主党に退場してもらい 新しい課題別連合政権の挑戦をしてもらいたいものです。
ネックになる 共産党の全選挙区立候補方針を取り下げ、「国民の生活第一」「きづな」「社民」「新党日本」の現職のいるところは その当選を優先して 京都や東京の重点に絞る取り組みを望みたものです。
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2012年07月20日

「私の言うことはみなウソだ」 さてホントかウソ…

余録:「私の言うことはみなウソだ」。
                     さてホントかウソ…  

毎日新聞 2012年07月20日 00時05分

           
 「私の言うことはみなウソだ」。さてホントかウソか−−この手の話をパラドックス(逆説)という。
この「ウソつきのパラドックス」を考えたのは古代ギリシャの哲学者エウブリデスという

▲今日「砂山のパラドックス」と呼ばれる逆説もこの人の作といわれる。
−−砂山がある。その砂1粒を取っても砂山である。
砂山から1粒取っても依然砂山というのであれば、さらに1粒、さらに1粒……といつか最後の1粒になってもそれは砂山ということになる

▲「ばかばかしい」と怒られそうだが、これは論理学の問題として大まじめに論じられたテーマだそうだ。
砂粒を取るうちにやがて砂山でなくなるが、どの1粒の時かは決められない。

なにやら議員が1人、また1人と離党していく民主党を思い浮かべた方もおられよう

▲「離党ドミノ」なる言葉がメディアに躍り、小沢一郎氏のグループが党を飛び出た後も離党者に歯止めがかからない民主党である。
消費増税法案の衆院採決後の離党届提出者は計55人になった。
さしもの政権与党の砂山も誰の目にも分かるほど一まわり小さくなった

目立つのは、この間の離党理由の広がりだ
原発再稼働や環太平洋パートナーシップ協定参加への反対から尖閣諸島問題の対応への不満まで、政権の抱える争点ごとに離党者が出ては首相も党執行部もたまらない。
もともと結束を欠く砂の集まりのような党の宿命か

▲なおも離党予備軍を抱える首相には「自壊」と隣り合わせの政権運営が続く。
さて与党はどこまで減れば与党でなくなるか。奇妙なパラドックスには事欠かぬ政界だが、こちらはいずれはっきりする。

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2012年07月21日

何てことない。通信簿はあまり本当の才能を記すにはに薄っぺらいのだから

筆洗
2012年7月20日 東京新聞

 「ひどい出来だ。彼は、まったくやる気を見せない」。
十二歳のミルン君は通信簿に、こう記された。
少年は、のちに名作童話「くまのプーさん」を書き、世界中の子どもたちを喜ばせることになる

▼死して三十二年、今なお人々の心を歌で揺さぶり続けるジョン・レノン。
学校の先生は、ジョン少年を見捨てていたようだ。
「失敗への道を着実に歩んでいる。望みはない」

▼英国の名宰相チャーチルは、九歳の時「他の子と、トラブルばかりを起こす」「大変に能力はある。
だが、彼には意欲というものがない」と評された。
学科もひどく、親がめまいを感じずに見るのは難しい通信簿だ

▼そのチャーチルを選挙で破って、首相となり「揺りかごから墓場まで」と称される福祉国家を築いたのが、アトリー。
十三歳の時の評価は「彼は物事を考えて、自らの意見を形作る」と上々だが、「うぬぼれが強くて、他人の意見をきちんと聞こうとしない」と、手厳しい言葉も記されている(C・ハーリー編『could do better』)

きょう、多くの学校で終業式がある。子どもたちは通信簿を手に家に帰ってくる。きっと、ドキドキしている。怒られるんじゃないか、と泣きたい気分の子もいるだろう

▼けれど、ミルン君やチャーチル少年を思えば、何てことない。
通信簿はあまり本当の才能を記すにはに薄っぺらいのだから。

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2012年07月22日

「親の価値観押しつけないで」−−二神能基さん(69)

リアル30’s:変えてみる? 識者に聞く 
「親の価値観押しつけないで」
2012年07月05日 毎日新聞

二神能基さん(69)


二神能基(ふたがみ・のうき) 1943年生まれ、愛媛県出身。ニートや引きこもりの若者を支援するNPOニュースタート事務局を設立、若者支援で全国をかけ回る。著書に「希望のニート」など。
二神能基(ふたがみ・のうき) 1943年生まれ、愛媛県出身。ニートや引きこもりの若者を支援するNPOニュースタート事務局を設立、若者支援で全国をかけ回る。著書に「希望のニート」など。

◇価値観の谷間で身動き取れず

 ニートや引きこもりになってうちに来た若者に「この先どうなりたいの?」と聞くと、「普通に幸せになりたい」と答える。
普通に働いて、普通に家庭を持って、普通にやっていきたいと言う。
そもそも、物欲や競争心があまりないんです。
社会でのし上がりたいなんて欲望もない。


 しかし、30代は家庭や学校で「成長」という価値観を刷り込まれてきた。
親は引きこもった子どもに対して「努力して一歩ずつがんばればいい」と言うが、一歩ずつ上がっていけたのは20世紀の話。

私は親御さんに「上昇志向を捨てないと子どもは立ち直れませんよ」と伝えている。


 でも、真面目なお母さんほど「息子を立派に育て上げるのが務め」と考えていて、発想転換が難しい。

だから、うちに来た若者をいかに21世紀型にするかが私の務め。
「がんばればなんとかなる」という発想は彼らを追い詰めるだけです。


 若者も根が真面目なんですよ。
「正社員じゃなきゃいけない」「結婚するには年収はこれぐらいなきゃいけない」って。

そんなの誰が決めたの? 正社員が良かったのは、根拠なく給料が上がるシステムがあったから。
自分らしく生きようと思えば、正社員の仕組みにこだわらなくていい。
仕事に生きがいを求めた時代はもう終わったんです。

 お金のために働くのは彼らにとって「懲役」のようなもの。
「若者は辛抱が足りない」という意見もあるが、むしろ辛抱する価値がないということ
「ヒモ婚」の幸せもあっていい。
「男が働いて妻子を養う」といった家族観に縛られていては若者は結婚しません。


 私は「一番嫌でない仕事で自分の食いぶちだけは稼ごう」と言っていて、20代以下にはすっと入っていく。

彼らは「大企業の正社員だから安定とは限らない」って感じているから。
非正規の仕事に就いて「仲間とボランティアをしたりしながら、ビンボーを楽しんでます」と明るいです。


 ところが30代は苦しい。
20世紀と21世紀の価値観の間で身動きが取れなくなっている。
親から「やっぱり正社員じゃなきゃ」と言われ、右往左往している。
でも、給料が低くったって生き方が貧しいわけではない。心豊かな生き方はできる。日本はこんなに豊かになったのに、まだ発想が貧乏くさいですね。


 時代の大きな転換期で、30代はこれからの日本を作る世代。
若者の現状は親世代に「新しい幸せの形」を考えさせる。
ぜいたく品やみんなが持っているモノを求めるのではなく、働く動機として、仲間や誰かの役に立っているという実感・場所が必要。
親や政府がその発想に立たないと。
    【聞き手・鈴木敦子、写真も】

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民主党 福田衣里子に報復イジメ

民主党 福田衣里子に報復イジメ
2012年7月20日 日刊ゲンダイ掲載

増税に反対票 
 これは民主党のイジメ!? 福田衣里子衆院議員(31)が厚生労働委員を外された。
 福田議員といえば、薬害肝炎訴訟で九州原告団長を務めたことをキッカケに政治家に転身した人物。
当選直後からずっと厚生労働委員会に所属し、「人の命のために、血の通った政治を」と訴え続けてきた
知名度も高く、民主党の厚労議員の“看板”みたいなものだ。
現在も、超党派で今国会への提出を目指している「カネミ油症被害者救済法案」に取り掛かっている最中だった。

 ところが、「小沢新党」結成にともなって委員会の会派構成が変更。
民主党会派の厚生労働委員の人数が減員になったため、福田議員が外されてしまったのだ。
他にも厚労委を外された議員がいるが、いずれも共通するのは消費増税法案に反対票を投じた造反議員。
つまり“報復措置”である。

厚労委を外された福田議員は沖縄北方特委をあてがわれたという。

 福田議員を直撃すると。
執行部から『委員会の人数の関係で何人か外さなければいけないが、(消費増税法案に)賛成した人は外せないので』と言われました。
まあ、党内の厚労部門会議などにはオブザーバーで参加できますし、いずれまた厚労委員に復帰できるのではないかと期待していますが……」

 このヒドイ仕打ちに、永田町では福田議員の「大阪維新の会」入りも囁かれている。

「法務官僚の旦那さんが大阪市の橋下市長の下に出向中です。
民主党の体質に嫌気がさしたエリー(福田議員)も維新の会に行っちゃうんじゃないかといわれているのです」(民主党関係者)

 本人にブツけてみると、こう言った。
私が目指しているのは『社会福祉国家』です
新自由主義と競争社会を助長する橋下市長とは合いませんよ」

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2012年07月23日

多消費から持続可能へ

週のはじめに考える 多消費から持続可能へ
2012年7月22日   東京新聞

原発の問題は、エネルギーの問題であり、エネルギー消費の問題でもある。
今当たり前の大量消費文化に私たちが別れを告げられるかということです。


 今春、ショックを覚えたことがありました。

日本への永住を決め、国籍も取得した文学者ドナルド・キーンさんの言葉でした。
記者会見でこう言いました。

 「率直にいうとがっかりしています。東京は(電気照明がこうこうと灯(とも)り)明るい。必要のない看板がたくさんある。東京だけではありません」

◆キーン先生から叱責

 この叱声を耳痛く聞いた日本人は、おそらくいっぱいいたのだと思います。
昨年の夏はあれほど節電していたのに、のどもと過ぎれば熱さを忘れるというようなことになっていたのですから。


 外国から来ると、よくわかるのでしょう。もう少し言えば被災地との痛みの分かち合いはどうしたのですか、ということでもあったでしょう。


 節約、節制は、口で言うのはやすく実行はむずかしいものです。
洋の東西を問わず、人間の弱点、性癖のようなものです。

 まして大量消費という暮らしに慣れきってしまえば、抜け出すのは容易でない
敵はわが身に潜む欲望であり大量消費社会とは、その
欲望をかき立てるからです。


 それが全部悪いとまでは言いません。
便利なこと、豊かなこと、楽しいこともあります。
しかし、時には立ち止まり考え直すことも必要でしょう。
昨年の3・11とは不幸にしてその機会を与えてくれたのに相違ありません。


 そういう機会は以前にもありました。一九七三年の第四次中東戦争に端を発した第一次石油危機です。アラブ産の石油が反アラブ国には禁輸とされ、世界がパニックになりました。

◆小さくてすばらしい

 実際には日本などには非アラブ産の石油が回され、極端な輸入低下はなかったのですが、資源小国の日本は将来を心配しました。

原子力は国策としてさらに重要になったのです。


 同じ年、たまたま世界的ベストセラーになった本がありました。
英国で出版された「スモール・イズ・ビューティフル(邦題・小さいことはすばらしい)」です。
資源の適正な利用を訴え、石油危機を予想していたのです。


 著者はドイツ出身の英国の経済学者エルンスト・シューマッハー(一九一一〜七七年)。
経済学の泰斗ケインズも認めた学者で、英国石炭公社の顧問を二十年間務めている。
戦後欧州の復興は石炭がかぎであるとしながら、石炭も石油、ガス、ウランも限りのある資源と見ていた。

戦略的、投機的対象にもなる。彼によれば石油危機は来るべくして来たわけです。


 地球規模では経済成長の限界を予測し、人間単位では欲求を小さくして、満足を深くすることが必要だと訴えていました。
人間中心の経済学と呼ばれました。


 それが本の題の「小さいことはすばらしい」です。
彼はミスター・スモールと愛称され、米国の講演旅行では行く先々で立ち見が出たそうです。

 世界が彼を熱く迎えたのは、石油危機の直後ということもあったのでしょうが、充実感のある仕事やぜいたくでなくとも静かな幸福と、残念だがそうではない現実との間に埋めがたい溝が生じていたからかもしれません。

経済成長のかたわらで人が置き去りになっているような光景です。


 しかし、彼の考えは広がらなかった。賛同者は多数にはなりませんでした。

 幸福や満足感は人ごとです。
石油危機は資源輸入の分散、産業の省エネルギーや効率化をぐんと進めました。
豊かさは維持されました。それは尊重すべきことです。


 しかし、今のままでいいのか、その豊かさは果たして持続可能かと問われれば、答えに詰まるかもしれません。
答えるにはシューマッハーの思想も参考になるし、他にも種々の考え方はあります。


 節電の夏といいます。企業活動や生活には大きな影響があります。
中東戦争が引き金の第一次石油危機、またイラン革命で起きた第二次石油危機に次ぐ、新しいエネルギー危機の下での夏です。

◆原子力に頼らぬとは

 前の二つは政治と経済成長で乗り切れましたが、今度の危機の克服には私たち自身の改革が大きな要素になりそうです。
少なくとも冒頭のキーン先生のいうような無駄遣いは慎みたいし、それ以外にも自分の意思で実行してみたい。


 原発に頼らないとは、大量の、また過剰かもしれない消費を見直そうという国民や企業が増えることでもあるのです。
国がやらないのなら、私たち自身がやるしかないのです。

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『週刊ダイヤモンド』7月28日号の特集「不眠・不安・疲労 職場と家庭のうつ全対策」

眠れていますか? 不安を抱えていませんか?
不眠、不安、疲労、うつ――。
職場と家庭の“心”の健康に迫る

12/7/28号】 2012年7月23日
 週刊ダイヤモンド編集部

連日3時まで眠れず
大事な書類でエラー

 時計の針は午前3時を回ろうとしていた。「駄目だ!眠れない!」。
橋本武彦さん(仮名・44歳)は空のグラスに手を伸ばし、ウイスキーを注いだ。
すでに4杯目。祈るようにして一気に飲み干した。


 酒の力でようやく眠りに落ちたのもつかの間、悪夢にうなされて何度も目が覚めた。仕事で大きなミスをして首になるという空恐ろしい夢だった。
ぐっすり眠れないまま目覚まし音が無情に鳴った。


 商社マンの橋本さんは1年前に課長に昇進した。
複数のプロジェクトと部下の管理も任されて業務の負荷は一気に増えた。
大きなプロジェクトがちょうどヤマ場を迎えていたこともあり、終電で帰宅する日々が続いた。
帰宅しても寝付けなかったり、途中で目が覚める日が増えるようになった。


 ある時期からは、ほぼ毎日寝付けなくなった。
ちょうどこのころ、大きなプロジェクトの取引先の部長から理不尽な注文や嫌みを浴びせられることが悩みの種になっていた。

 布団に入るとその部長の顔が浮かんでイライラする。
寝酒を飲むようになったが、1杯では眠れなくなり、日を追って2杯、3杯と量が増えた。
朝になっても疲れが取れず、疲労感を引きずって出社した。


 連日寝付けなくなってから3ヵ月目、上司に怒鳴られた。
大事な書類の数字を1桁間違って記入していたのだ。
上司に「体調でも悪いのか」と尋ねられ、状況を打ち明けた。

上司の言葉に従って受診すると、「不眠症」と診断された。
まず酒をやめるよう指導され、睡眠薬が処方された。
上司の計らいで業務量が少し抑えられ、残業を減らした。
休日は仕事を持ち込まず、軽めの運動でストレスを発散するようにした。


 生活を整えることで気持ちにゆとりができ、仕事の効率は上がった。
取引先の部長の嫌みもさほど気にならないようになった。


 主治医である林田健一・スリープ&ストレス クリニック院長によると、橋本さんの場合、仕事のプレッシャーが増えて不眠がちのところに、取引先との人間関係が2つ目のストレスとして加わり発症。「睡眠の質を悪くする酒に頼ったのがよくなかった」という。

過労が不眠症を招き
不眠症がうつ病を引き起こす

 都内のコンサルティング会社に勤務する伊藤浩さん(仮名・30代)は4年前にうつ病を発症した。
新卒で就職したIT会社では、同僚が次々に過労で倒れていった。
身の危険を感じてシステムエンジニア(SE)からコンサルタントへ転身した。


 ところが転職先でも激務は続いた。
疲れているのに寝付けない不眠の症状に苦しんだ後、うつ病になった。


 伊藤さんは、うつ病患者として最悪なる“王道”を進んでしまった。最初の一歩は「過労」だった。
SEとコンサルタントといえば、うつ病になる人が多い職種として、つとに有名。彼らが発症に至る原因の多くは長時間勤務による過労だ。
厚生労働省の調査によると、職場ストレスの上位に「職場の人間関係」とともに「仕事の量」が挙がっている。

 次の一歩は「不眠症」、それに「うつ病」が続いた。不眠症の段階で治療すればよかったが、多くの不眠症患者が陥っているように、放置してうつ病を引き起こしてしまった。

厚生労働省は2011年末、労働安全衛生法の改正案を国会に提出し、すべての事業者に対して全従業員へ毎年ストレスチェックを行うよう義務付ける内容を盛り込んだ。
施行は早くても来年以降になるとみられるが、背景にはストレスの多い職場環境がうつ病患者、ひいては自殺者を増やしていることがある。


 11年の自殺者数は14年連続で3万人を突破し、その自殺原因のトップはうつ病だ。うつ病を含む気分障害は増加を続け、すでに100万人を突破している。

プレッシャーに苦しむ「昇進うつ」
環境変化がストレスに

 “心の病”に陥る罠はそこらじゅうに転がっている。
まず、勤務する会社に合併や買収、リストラといった大きな変化が起こったときにストレスは生じやすい。

 さらに、入社や異動、転勤、昇進、定年など、勤め人であれば当たり前のように通過する小さな環境変化も心の病に陥る大きな原因となり得る。
本人が感じるストレスの大小は変化の大きさとは比例しないものだ。


 例えば、本来は喜ばしいことであるはずの「昇進」がきっかけで陥るのが「昇進うつ」だ。
新しいポストで負う責任の重さを過剰に感じてしまったり、上司と部下の板挟みとなって人間関係が苦痛になる。
周囲の期待と羨望を込めた視線もプレッシャーになってしまう。


 昇進うつとは逆に、昇進したくてもできないことがストレスとなるのが「上昇停止症候群」である。
ライバルや同期、あるいは後輩や部下が自分よりも先に昇進していく中で「自分はこれ以上出世できない」と行き詰まりを感じ、不安が大きくなってしまうのだ。
上昇志向が強く、仕事一筋でやってきた人ほど、このときのストレスは大きく、仕事への熱意が消えてしまう。


 こうしたストレスが原因となって、不眠症やうつ病が引き起こされるのである。
夜に布団へ入っても寝付けない「不眠症」、
やる気に溢れて疲労感に気付かない「隠れ疲労」、
頭痛にうつ症状が隠れている「仮面うつ病」、
上司と部下との板挟みになってストレスを抱える「サンドイッチ症候群」、
あがり症でプレゼンテーションが苦手な「社交(社会)不安障害」──。どれこれもビジネス マンに多い病気や症状です。

なかでも不眠は日本人の5人に1人がかかっている国民病。自分や周囲に心当たりはないでしょうか。


『週刊ダイヤモンド』7月28日号特集「不眠・不安・疲労 職場と家庭のうつ全対策」では、「不眠」「不安・うつ」「疲労」の最適な治療法や対処法を全58ページに詰め込みました。


「快適な夜を演出する睡眠グッズ集」
「睡眠薬と抗うつ薬の最新事情」
「予防や部下育成にも活用できる認知行動療法」
「駄目な医師を見抜く秘訣」
「紹介状がなくても教授・准教授級が診てくれるクリニックの一覧」
「妻、子ども、老親を襲う心の病への対処法」など盛りだくさん。
『ツレがうつになりまして。』の著者、細川貂々氏に学ぶ「うつ病の夫・恋人を上手に支える7ヵ条」も必見です。


 忙しかったり、疲れている人ほど、「自分は大丈夫」と軽視しがち。しかし、早期の発見と対処は最強の自己防衛術です。

ストレス職場を舞台にした「疲労・不眠・不安・うつ」の事例集と自己診断シートも盛り込んだ本特集で、心と体をセルフチェックしませんか?

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 臼井真粧美)
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憂楽帳:「矛盾」してていい

憂楽帳:「矛盾」してていい
毎日新聞 2012年07月23日 12時37分

あまりに暑いので台所のクーラーをつけたところ、21歳の長男が汗だくで帰ってきた。
「わあ、やっぱり涼しいね」と感動しながらも、こんなことを言う。
「お父さん、脱原発なのに、こういうの使って、矛盾してない?」


 それを「矛盾」ととるなら、矛盾でいい。
いくら電力を使いまくっても、脱原発は主張できる。
原発関係の企業や省庁に勤めていても同じだ。

問われているのは、福島のような放射線汚染は未来永劫(えいごう)二度と起きないと言えるのか、ということだからだ。
あるいは、最終処分場も決めず、見知らぬ未来の人々に核廃棄物を託してもいいのか、ということだ。

エネルギー論というより個人の倫理が問われている。


 意見とは本来そうだし、特に倫理について語る場合、地位や経歴、立場、ふるまい、過去との一貫性にとらわれず、どこまでも自由であっていい。

だから「電気自動車のCMに出ている坂本龍一が脱原発を語れるのか」「テクノポップで電気を使ってきた」という非難は、問われている問題の本質をぼやかすだけだ。【藤原章生】

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2012年07月24日

近事片々:どこ吹く風

近事片々:どこ吹く風
毎日新聞 2012年07月23日 12時34

 困惑も不信もどこ吹く風、とでも言いたげに、のっそりオスプレイ搭載船、岩国に横付け。
    ◇    ◇


 ロンドン。金獲得5位以内がノルマと。結構だが、金か銀か、それが問題だと悩むなかれ。悔いなき全力発揮こそ値千金


    ◇    ◇


 どうした、警察不祥事。新聞記者は多く警察担当(サツマワリ)で始まり、その世界に親しみやすいだけにせつない。靴底減らす一線警察官らの歯ぎしりが聞こえそう


    ◇    ◇


 「機械遺産」に「ウォシュレット」。未知なる角度、温度に体を張った開発が国民生活を一変させた。このいちずさが。


    ◇    ◇ 

 <このみちをたどるほかない草のふかくも>種田山頭火
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2012年07月25日

「いじめ根絶」の憂い

「いじめ根絶」の憂い
2012年7月25日 東京新聞 私説・論説

 大津市の男子中学生の自殺問題をきっかけに再びいじめの根絶が叫ばれている。

つらつら思うに、いじめのない学校なんてできっこない。
できたとしても恐らくどこか不健全だろう。  

大人の世界に目を転じれば、職場でのパワハラやセクハラは後を絶たない。

そんな大人が偉ぶって子どもの世界のいじめの追放を訴えたって、子どもは見すかしていて白けるだけだ。

 教育行政の親分の文部科学省がいじめ問題専門チームを作るそうだ。

もはや配下の教育委員会やその子分の学校は頼りなくて任せておけないらしい。

子分の手に負えないいじめがあると親分が出張る。さて責任はどっちが取るのかしら。

 ともあれ、いつの世もいじめと真っ正面から格闘するのは現場の先生だ。

けれども、その先生に知識や技術を伝える「教師」は多くいるが、黙って成長を見届ける「育師」がいない。
そう嘆いていたのは心理学者の故河合隼雄氏だった。

 いじめやけんかを止めに入って育ちの肥やしを奪うのが「教師」。
一線を越えるのは許さないが、育ちの肥やしの具合を確かめつつ見守るのが「育師」。
そんなふうに理解している。

 根絶不能のいじめを成長の糧に昇華させられる先生が求められる。
たっぷり時間をかけて子どもに寄り添う「育師」の力量。

親分は学力アップ一辺倒の多忙な「教師」ばかりを養成したがる。
それでいじめが大事件になる。 (大西隆)
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“いじめ”と同じくらい悲惨な教師現場

“いじめ”と同じくらい悲惨な教師現場…仕事山積でバカ親対応
2012.07.25  zakzak

 滋賀県大津市の中学2の男子生徒=当時(13)=がいじめを苦に自殺したとされる問題で、担任教師の対応に批判が集まっている。
亡くなった生徒の涙の相談を重く受け止めず、無視していたなどとも囁かれている。

ただ、こうした教師は例外的な存在で、多くの教育者は真摯に向き合おうとしているのも事実だ。
その教育現場では、いま過重労働という問題が深刻化し、「疲労が限界に達している」(現役教師)という。

教師の過酷な実態とは−。

 自殺した生徒に対し、男子生徒3人が凄惨ないじめを繰り返していた大津の問題。担任はその行為を知りながら見て見ぬふりをしていたとされている。
滋賀県警では今週初めに担任から事情を聴き、今度も説明を求めていく方針だ。

 一連の問題などから、文部科学省でもいじめの防止支援チームを発足させ、対策を進めるが、教師たちの顔色はすぐれない。

 「大津の問題はもちろんあってはならないこと。
担任の対応も許せません。ただ、現場でできることに限界があるのも事実です」

 九州地方にある公立中学校の英語教諭(35)はため息混じりにこう話す。

 「通常の授業に加え、生活指導や部活動の顧問活動、試験作りと仕事は山のようにある。
いまの時期は夏期講座などの受験対策に追われて手いっぱい。

いじめのやり方も陰湿になって見極めにくくなってきていますし…。
きめの細かいいじめ対策は、やりたくてもできないというのが正直な所です」と肩を落とす。

 大阪府の私立高校教諭(33)は「なかには、家庭でやるべきしつけまで学校側に丸投げし、要求ばかり突きつける親もいる。
モンスターペアレントと呼ばれるこうした保護者対策も、教師の大きな負担なんです」と本音を明かす。

 昨年4月から、小中学校で学習指導要領が改訂された。

これに伴って教科の授業時間・内容も増加し、教師たちにかかる負荷は強まるばかり。

 文科省によれば、うつ病などの病気で休職した小中高校の教職員は、2010年度に過去最多の8660人を数えた。

 「人材の循環がうまく機能していないのが組織の歪みを大きくしている。
1年ごとに異動を繰り返す『渡り鳥』と揶揄される問題教師。
一部の優秀な教師が、その穴埋めをさせられ疲弊しきっている」(教育関係者)

 いじめ問題の背景に透けて見える教育の制度疲労。解決策はあるのか。

 『夜回り先生』の愛称で知られる教育評論家の水谷修氏は「ここ10年以上、教師の管理体制が強まって教師全体にゆとりがなくなった。

業務量が増え、対処すべき問題はどんどん複雑化している。

追いつめられた教員が余裕をなくし、いじめを見逃してしまう悪循環も生まれてある。

いじめは、学校、家庭、地域が一体となって取り組まなければいけない課題だと認識しなければいけない」と指摘する。

 教え育むという職務を放棄し、職責からも逃げた疑いがある大津の担任。

根本的な教育改革が必要だ。
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2012年07月26日

最低賃金引き上げ 共働きでも貧困の現実

社説:最低賃金引き上げ 共働きでも貧困の現実
毎日新聞 2012年07月26日 02時30分

働く人の賃金が生活保護よりも低いのはおかしい。

産業や職種にかかわりなく、すべての働く人は法律で定めた最低賃金より多くの賃金を得ることが保障されているが、その最低賃金が生活保護よりも低い「逆転現象」がまだ11都道府県で残っているのだ。

これでは働く意欲がそがれ、モラルハザードが起きる。最優先して改善すべき課題である。


 2012年度の地域別最低賃金について、中央最低賃金審議会の小委員会は平均7円引き上げることを決めた。
昨年に続き低い引き上げ水準である。

首都圏や関西圏を中心にした「逆転現象」状態の11都道府県には一定の幅を持たせた目安額を定め、地域の審議会に具体額の決定を委ねることになったが、最高額で引き上げたとしても北海道と宮城県はまだ生活保護に届かない。

今年度での解消が無理な場合は「原則2年以内に生活保護との逆転現象の解消を目指す」とされたが、もっと深刻に考えるべきではないか。


 結婚ができない、子どもが産めないという現役世代の貧困は少子化をさらに悪化させ、子育て世帯では子どもの健康や教育に暗い影を落としている。

経済にも悪影響を及ぼす。可処分所得が国民の平均値の半分に満たない「相対的貧困」を見ると、日本の子育て世帯は14.2%で、先進国では最も高いレベルだ。

子育て世帯の失業率は0.4%。働いているのに貧困にあえいでいる子育て世帯がいかに多いかを示している。

 もともとわが国は正社員の男性が一家の生活費をまかなう賃金を得るという考え方が強く、主婦のパートや学生アルバイトなどの非正規労働者の賃金は低く抑えられてきた。
90年代以降に労働者の非正規化が進められ、現在では被用者全体の4割近くを占めるに至ったが、伝統的な雇用・賃金モデルは変わらず、非正規労働者は労使の賃金交渉から排除されてきた。

最低賃金の改善が始まったのは、07年の最低賃金法改正で地域ごとに最低賃金を定め、違反者への罰金が2万円以下から50万円以下へと引き上げられてからだ。


 経営者側は最低賃金引き上げへの反発が強いが、相対的貧困を下回る現役世帯のうち、2人以上が働いている世帯が39%を占めている。

米国の2倍、スウェーデンやフランスの3倍だ。

夫婦共働きでも相対的貧困から抜け出せない社会は異常としかいいようがない。


 08年の自公政権時には「生活保護との整合性だけでなく小規模企業の高卒初任給との均衡を勘案し5年間で(最低賃金を)引き上げる」ことが打ち出された。

労使とも重く受け止めて実現すべきだ。働く人が報われない社会に未来はない

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2012年07月27日

日本の大メディアはなぜ反原発デモを報じないのか

日本の大メディアはなぜ反原発デモを報じないのか
2012年7月23日 日刊ゲンダイ掲載

<先週も当局の規制に緊迫場面>

 毎週金曜日に首相官邸前で行われる原発再稼働反対デモ。

集う人々は膨れ上がる一方で、16回目となった今月20日にも9万人(主催者発表)が集まった。

 もはや、民意のうねりは安保闘争並みだが、これをきちんと報じるメディアはごく一部だ。

20日は鳩山元首相がやってきて、拡声器を握った。毎日や読売、日経はそれをキワモノ扱いで小さく報じただけ。

NHKは脱原発10万人集会(代々木公園=16日)まで、デモを全然扱わず、ついに仏ルモンド紙にこんなふうに書かれてしまった。

〈日本ではデモの習慣は失われていたが、1カ月前から毎週金曜日の夕方、総理官邸の前で原発反対の抗議デモが行われている。
デモの参加者は回を重ねるごとに増えている。
しかし、国内の主要新聞の扱いは非常に小さく、NHKはこれを完全に無視している〉

 外国メディアにとっては、これだけのデモを報じない大メディアの姿勢の方がニュースなのだ。

 ルモンドの報道は外務省のホームページも取り上げられ、そうしたらNHKは慌てて「デモの参加者増の背景は?」(20日)なんて、“小特集”を組んでいた。

 こんなメディアばかりだから、もちろん、先週の金曜日にあった“小競り合い”も報じていない。

「デモが終わり、8時過ぎには整然とみんな、帰り始めました。
ところが、官邸前の交差点にはバリケードが張られ、目の前にメトロの入り口があるのに何百メートルも迂回させようとするのです。
誰かが“なぜだ”“みんな静かにやっているじゃないか”と言い出し、そうしたら、自然発生的に“開けろ”“開けろ”コールになった。

警官が本部と連絡し、鉄柵は撤去されたんですが、脚立に飛び乗った男がいて、バシャバシャを撮っていた。あの人、公安ですかね」(参加者のひとり)

 デモ隊=危険分子とでも思っているんじゃないか、この国の当局や大マスコミは。フランス在住のエッセイスト、中島さおり氏はこう言った。

「フランスで、この規模のデモが起これば大ニュースになります。
デモは政権に対し、民意を直接示す行動で、民主主義においては極めて重要だからです。
メディアはデモで示された民意がどれだけ強いのかを報じる義務がある。
人数はもちろん、時には実況中継もやります。
日本のメディアがあまりにもデモを報じないことに驚いています」

 メディアが民意ではなく政権の方を向いているのだからどうしようもない
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いじめは誰にでも起きる

本日、「置き手紙」の調子が悪く、ご挨拶ができていません。
直りしだい お邪魔したいと思います。
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香山リカのココロの万華鏡
:
いじめは誰にでも起きる 
毎日新聞 2012年07月24日 地方版

いじめ問題の波紋がさらに広がっている


 このコラムで「なぜ『いじめられてる』とSOSを出せないか。もう一度、考えてみたい」と書いたら、「サインを出せない被害者が悪いと言いたいのか」と批判の声が上がった。


 もちろんそうではない。

私がいちばん言いたかったのは、「その渦中にあるときには自分の身に何が起きているのか、はっきりわからず、SOSの声も上げられない場合がある」ということだ。

診察室でも何度もそういう経験をした。


 あるとき「不登校ぎみなんです」と保護者に連れられて診察室に来た女子中学生といろいろと話しているうちに、その子は学校で陰湿ないじめ被害にあっていることがわかったことがあった。
私は「不登校じゃなくていじめじゃないの。学校に行かないのは正解だよ」と言ったのだが、女子生徒は「えっ、そうなんですか。違うと思います」と首を横に振るばかりだった。
「いじめられている、なんて思いたくない」ということなのだろう。

 中には、子どもが勇気を出していじめを認め、保護者や学校に申し出ても、今度はおとなたちが「まさか、いじめだなんて」と現実を見ようとしない場合もある。

今回の大津市の問題もこれに当たるのだろうか。
そういったおとなたちは「いじめ事件が起きるのは、日ごろから何か問題があるからだ」と思っていて、「ウチはしっかりやっている。そういったダメな家庭、学校とは違う」と思い込みたいために、「これはいじめなんかじゃない」と言ってしまうのだ。


 まず、誰もが認めなければならないのは、残念ながらいまの社会、いまの学校では、どんなところでもいじめの問題はすぐに起きる、ということだ。

そして、いじめが起きたからといって、「私が悪いんだ」「ウチはダメな学校になってしまった」などと考える必要はない。

被害を受けてしまったら、本人はいじめが起きる場、つまり学校から逃げる。
保護者は逃げてきた子どもを、家でしっかり受けとめる。学校はそのクラスの担任教員などひとりにすべての責任を押しつけることはしないで、みんなで問題を共有して対処する。
いじめから目をそらしたり、外に対して隠そうとしたりしてはいけない。

 いじめから子どもを守るためにも、いじめを特殊なものと見ないで。

どこにでも誰にでも起きるものだと考えて。もう一度、そう繰り返したい。

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2012年07月28日

つながる:ソーシャルメディアと記者 マスコミ批判に反省

つながる:ソーシャルメディアと記者 マスコミ批判に反省=三沢耕平
毎日新聞 2012年07月28日 東京朝刊

首相官邸前で原発再稼働に抗議するデモが続いている。

関西電力大飯原発の再稼働に向けた議論が山場を迎えた今春以降、週を追うごとに参加者が増加。
組織的なデモと異なるので規模の把握は難しいが、警察発表でも参加者は数万人単位に膨れ上がっている。

これまでのデモとの大きな違いはツイッター、フェイスブックなどのソーシャルメディアを通して拡大している点だ。

 大飯原発が再稼働した直後の7月6日。私もデモに足を運んだ。
笛を吹きながら小刻みに跳び上がる人。
太鼓のリズムに合わせて拳を振り上げる者。
老若男女を問わず、それぞれがそれぞれのスタイルで抗議の意思を表していた。
小雨にもかかわらず、手作りのプラカードを掲げて「再稼働反対」の声を上げる参加者の熱気に驚いた。

隣にいた古参の議員秘書も「これほどの人が官邸を取り囲むのは安保闘争以来だ」と驚いていた。

ただ、私が最も印象に残ったのは「再稼働反対」の声ではない。

「腐った新聞」「新聞はうそつき」などと記したマスコミ批判のプラカードだった。

この春、ツイッターを始めた私の元にも、報道のあり方を問う批判の声が容赦なく寄せられている。
「原発の危険性をなぜ見抜けなかったのか」「規制当局と癒着しているのではないのか」という類いのものだ。

東日本大震災前に東電を担当した当時の私は原発を推進すべきだと考えていた。
人口減少が続く日本が成長するためには原子力大国となって世界をリードしなければならないとも考えていた。

報道の使命が取材対象をチェックし、そこに潜む問題点を検証することにあると考えると、東電の原発の安全性に疑問を抱かなかった時点で、こうした批判は私は的を射ていると思うし、反省しなければならない。

 
ソーシャルメディアの魅力は考え方や価値観の違う世界とつながることだと感じている。
限られた価値観の中で形成された原発安全神話に依拠した昔の自分を振り切るためにも、ツイッターで広がるデモにはこれからも足を運び続けたい。【東京経済部】

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2012年07月29日

新聞世論調査より「Yahoo!みんなの政治」が実態反映との意見も

新聞世論調査より「Yahoo!みんなの政治」が実態反映との意見も
2012年7月29日(日)7時0分配信 NEWSポストセブン

「小沢新党、期待せず79%」「消費増税法案可決を評価する45%」――と大々的に報じられる世論調査の結果に違和感を覚える人が多い。

世論調査の数字は、本当に“民意”なのか、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏と長谷川幸洋氏が「世論調査ジャーナリズム」を論じる。


鳥越:国民とメディアと政治の関係について考えるとき、いつも私は太平洋戦争について思い起こします。
日本の国民は最初から「戦争をしたい」と思っていたわけではないのに、メディアに戦意を煽られて大多数の国民が支持して戦争へと突入した。


 そのときのメディアは、世界情勢や戦況の真実を国民に伝えていないわけです。
それどころか国民の心情を「鬼畜米英」へ誘導するように煽っていた。
当時、世論調査はなかったと思うが、大半の国民は当然、「戦争やむなし」の方向に行った。


長谷川:太平洋戦争の例ですが、それとまったく同じことが、消費増税に関する世論調査についてもいえます。
本来、社会保障の財源が足りないとすれば、それは保険料の値上げによって補うべきなのか、それとも増税によって補うべきなのか。

 仮に増税だとすれば、消費税が相応しいのか、それとも所得税なのか、法人税なのか。
一方、歳出面ではどこに、どれだけの無駄があるのか――こうした全体的なピクチャーを国民に示して議論すべきなのに、ほとんどそれをしないまま、財務省が最初から「消費税ありき」を押し付けてきた。

 そして自民党、民主党といった政治側ばかりか、メディアもその理屈に乗り、それに沿った報道と社説を繰り返してきた。
与えられる情報に偏りがあって、あらかじめ選択肢が狭められている。
消費増税だけを決め打ちして世論調査で「消費税イエスかノーか」を問う形で行なってきたわけです。


鳥越:どうしたって、「増税やむなし」の結果が出るに決まっている。だから客観的な結果は期待できない。

 消費増税法案に賛成か反対を問う調査では、社によって極端な差がでた。
6月の衆議審議の頃、同じ時期に行なった調査では朝日も読売も「今国会で増税法案を成立させるべきか」と質問したところ、「させるべき」が朝日では17%にすぎなかったのに、読売では64%もの高率だった。
この結果を見れば、世論調査によって民意を図ることがいかに虚しいかがわかります。


長谷川:新聞・テレビの調査結果とネットのそれでも大きく異なることが多い。
特に小沢氏に対する支持率がそうで、ネットでは非常に高い。
「Yahoo!みんなの政治」などのほうが、調査主体に変な色がついていないだけに、世論の実態を反映しているのかもしれない。

 ただし、ネットも完全には信用できない。
ネット番組でTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)について賛否を投票してもらうと8割ぐらいが反対でした。
外資やグローバリズムを嫌う層が多いんだと思います。
 
鳥越:今は、中立、公正、客観的に民意を映し出す世論調査の仕組みがなくなっている。


長谷川:まずはメディアがしっかりすべきだと思いますが、まだ十分ではない。
他に内閣府も世論調査を行なっていますが、国会の原発事故調委員長の黒川清氏の言葉を借りれば、政府に対する信頼度がメルトダウンしているから、国民から信用されない。
そこで今、国会事故調の厳正さを見ると、私が期待しているのは国会です。
衆議院や参議院の調査局が世論調査を行なってもいい。


鳥越:それでも最後はメディアに期待したいですね。


※週刊ポスト2012年8月3日号

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2012年07月30日

脱原発デモ:国会議事堂を包囲

脱原発デモ:国会議事堂を包囲

毎日新聞 2012年07月29日 20時54分
              (最終更新 07月29日 21時59分)

脱原発」を訴える大規模なデモ行進が29日、東京都千代田区の日比谷公園を発着点に行われた。
警察の調べでは1万数千人が参加。
「再稼働反対」「原発やめろ」と声を上げる人々は行進後、永田町に移動し、国会議事堂を取り囲んだ。
車道に人がなだれ込み機動隊が制止するなど、騒然とする一幕もあった。


 毎週金曜日の夜に首相官邸前での抗議行動を呼びかけている有志の市民ネットワーク「首都圏反原発連合」が主催。

今年3月11日に行った「3・11東京大行進」に続くデモで、集まった人々は午後4時ごろから、公園近くのオフィス街など約1.6キロを練り歩いた。

午後7時には国会議事堂の周囲約1.3キロを包囲。「再稼働反対」「原発やめろ」と口々に叫んだ。


 浴衣姿で参加した横浜市戸塚区の立松幸子さん(60)は「次の世代のためにという気持ちで来ましたが、若い人たちが多いのでうれしいです」。

学生仲間と参加した早稲田大4年の谷口典英さん(25)は自分たちが未来を作らないといけない
(東京電力福島第1原発の事故で)今でも何万といる避難者の生活を無視して、原発を再稼働するのはおかしい」と話した。

国会議事堂正門前で開かれた集会には超党派の国会議員も参加。
騒ぎで参加者とみられる男2人が公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。
     【町田結子、大沢瑞季】

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2012年07月31日

社説:日本の政治 いつまで内向きなのか

社説:日本の政治 いつまで内向きなのか
毎日新聞 2012年07月31日 02時30分

秋田犬とシベリア猫のプレゼント交換のほかは残念ながら目に見える成果はなかった、と言っては言い過ぎだろうか。

黒海沿岸の保養地ソチを先週末訪れた玄葉光一郎外相はロシアのラブロフ外相、プーチン大統領とそれぞれ会談した。
外相会談では北方領土交渉の継続を申し合わせたが、浮き彫りになったのは双方の立場の深い溝だった。


 その象徴が「法と正義」という言葉を巡る解釈である。


 これは93年に日露首脳が署名し、領土交渉の基盤となっている東京宣言に盛り込まれたキーワードだ。
日本側は「両国間で合意のうえ作成された諸文書」などを踏まえ「法と正義」を根拠に北方四島の返還を求めているが、ラブロフ外相は「第二次大戦の結果が国連憲章の中で定められている。
ロシア国民にとってそれこそが法と正義の原則の表れだ」という理屈で反論した。


 また、メドベージェフ首相が今月初めに国後島を訪問したことに遺憾の意を伝えた玄葉外相に対して、ラブロフ外相は要人の北方四島訪問を続ける考えを示すなど、主張はまったくの平行線だった。


 ロシアの言い分は、戦争の結果としての領土の最終処理は平和条約で行うものだ、とする日本側の立場と相いれない。

要人の北方領土訪問を続けて日本側を挑発するような姿勢も、今回の外相会談で確認した「相互信頼と静かな環境」の下での交渉という合意に矛盾する。

言葉と行動に大きな隔たりがあるのが、日露関係の現実なのである。

ロシア側の強硬姿勢をなじるのは簡単だ。
だが、日本の近年の政治混迷が、ロシアに付け入られるスキを見せてきたことも事実だろう。
首相が毎年のように代わり、一貫した外交方針を持てない政権を相手に、先方が真剣な外交交渉に応じると考えるのは甘すぎないか。


 要は、政争に明け暮れているうちに国家の統一した意思と戦略が見えなくなっているのだ。


 今に始まったことではないとはいえ、重要な国際会議を日本の首脳が欠席したり、日程を短縮したりするケースが目立つ。

最近も、20年夏季五輪の東京招致を閣議了解していながら、アピールの機会だった野田佳彦首相のロンドン五輪開会式出席は、国会最優先を理由にあっさり見送られた。
これは一つのエピソードにすぎないが、政権全体、政党、国会のすべてに、世界とかかわろうという意識が希薄な証左でもある。


 日露関係だけではない。

揺れる日米関係や困難さを増す日中、日韓関係も、絶え間ない内向きの権力闘争からは、前向きに切り開く力も知恵も生まれてはこない。

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