2012年09月08日

若者に急増! 就活うつを防ぐ3つのヒント

若者に急増! 就活うつを防ぐ3つのヒント
2012年9月7日(金)10時1分配信 All About

■就活を機にうつ病化する若者が急増している

 この春から企業の新卒採用試験にチャレンジしてきた学生は、夏休みを過ぎても就職先が決まらないと、たまらなく不安や劣等感を感じてしまうものです。

 かくいう私も、今をさかのぼること20年ほど前、春からチャレンジした新卒試験にことごとく失敗し、やっと内定をもらえたのは9月のことでした。

半年もの間、一社からも採用通知をもらえない状態では、さすがに自尊心もへし折られ、「どこにでもいいから入れて!」と20年ほどたった今でも、このとき感じた挫折感、卑屈な気持ちなどをありありと覚えています。

 私の新卒当時も、バブル崩壊後の不況で就職が困難な時期でしたが、今はリーマンショック後の世界的不況やユーロの信用不安による歴史的な円高による影響などから、より困難になっていると思います。

そんな厳しい状況のなか、就活を機にうつ病を発症する若者たちが続出しているようです。

 警視庁の調査によると、2011年には20代まで150人もの若者が就職の失敗を理由に、自ら命を絶っていることがわかりました。
2007年には60人でしたから、この年の2.5倍ほど増加している結果になります。
また、労働問題に詳しいNPO法人 POSSEが2010年度に学生約600人へのアンケートにより集計した「就活調査」によると、就活経験者の7人に1人が「就活うつ」の状態になっているという結果です。

 就活の失敗から生きる気力を失っていく若者が、後を絶たない現代。
次世代を担う「社会の宝」である若者が、社会に出る前に自己効力感を失い、将来に希望を持てなくなるような状況では、日本の未来も心配です。

■「就活うつ」を防ぐ3つのヒントとは?

 企業の採用人数が激減するなか、そもそも希望の会社にストレートで就職できる人は少ないもの。
そんななか、たくさんの若者が就活を機に自己否定感や挫折感を経験します。
さらに、何度挑んでも失敗する状況では、抑うつ的になってしまうのも無理はありません。

 しかし、本格的なうつ病に進行する前に、ぜひ次の3つのポイントを参考にしてみてください。

□1:「今の気持ち」をカウンセラーにまるごと話す

 「どうして自分だけ落ち続けるんだろう」「もうどこにも雇ってもらえないのだろうか」……就活に失敗し続けると、こんな思いが頭の中をぐるぐると駆け巡ります。
そうした気持ちは、ためたり押し殺したりせず、ぜひ吐き出してしまいましょう。

 両親やきょうだいなど、身近な人が受容的に聞いてくれれば何よりです。
しかし、残念なことに、家族に弱音を吐くことで逆に責められ、精神的にますます追い込まれてしまうケースも少なくありません。

そもそも叱責を受けても、就活がうまくいくはずがないのです。

 たとえば大学生なら、学内のキャリアセンターや就職支援センターなどの就職相談窓口、学生の心理相談を行っている学生相談室を訪れて、まずはまるごと「今の気持ち」を聞いてもらいましょう。
カウンセラーは、相手の立場に立って話を聞き、長所やストレングス(強み)を引きだす技術を持っています。
また、一人ひとりの学生にあった就職先や働き方を一緒に、真剣に考えてくれるでしょう。

 また、全国のハローワークには若者の就職活動を応援する「ジョブカフェ」があります。
キャリアカウンセリングの他、セミナーやイベントなども充実しています。
共感的に話を聞き、一緒に就活の課題を考えるキャリアカウンセラーが常駐していますので、ぜひ利用してカウンセラーと一緒に自分自身の就活の課題を考えてみるといいでしょう(各地のジョブカフェについては、最寄りのハローワークにお尋ねください)。

□2:「オール・オア・ナッシング思考」を見直す

 就活を続けていくうちに、考え方がとても狭くなっていく傾向があります。
「大手企業に入社できなければ、負け組になってしまう」「こんなに落ち続けている自分は価値のない人間だ」……このように勝ち負けにこだわった極端な考え方に傾いていく危険が高いのです。
この極端な考え方は「オール・オア・ナッシング思考」といい、就職活動をしている人に特有の「認知のゆがみ」です。

 そもそもキャリアの道は、新卒入社で決まるわけではありません。
「大企業」に入らなくても、自分なりにスキルアップをしながら理想的な仕事に就いていく人もいます。
臨時職員やアルバイトとして働きながら資格を取得し、数年後に正社員として就職した人もいます。
企業の規模や年商にこだわらず、その会社独自の発想や展望に共感して就職を決める人もいます。
また、就職してから本当にやりたいことに気づき、キャリアチェンジをしていく人もいます。

 仕事に就く道は一つではなく、また世間で言われる評価が、必ずしも自分に適したものとは限らないのです。
「オール・オア・ナッシング思考」に傾いている自分自身の認知のゆがみに気づき、「今の自分の考え方は、本当に正しいのだろうか?」と問い直してみましょう。

□3:自分を追い込まず、いったん休みを挟んでみる

 休みなくたくさんの会社に応募し続けていると、心がすり減り、精神的な疲労を抱えてしまいます。
その状態では、2で紹介した「認知のゆがみ」も強固になりますし、企業研究も雑になります。
元気を出せず、表情も暗くなり、充実した就活ができなくなるでしょう。

 そうした状態なら、いっそのこと一度就活から離れてゆっくり休み、頭の中をからっぽにしてみてはどうでしょう? 
気分転換に、どこかに出かけてみてもいいと思います。
そうして少し元気が出てきたら、1で紹介したキャリアカウンセラーや心理カウンセラーと一緒に、自分らしい働き方、就職先について、もう一度考えていくといいでしょう。

■ロングスパンで自分のキャリアを築いていく

 就活は長距離走であり、キャリア形成もまた長距離走なのです。
たとえ、理想からかけ離れた就職先しか見つからなかったとしても、そこからスタートできる「自分らしいキャリア」があります。
目指すべきは、ロングスパンで職業人としての自分を育てていくという発想。
会社は自分自身ではなく、キャリアを磨き、生かすための「器」にすぎません

このことに気づけば、就職する会社にこだわりすぎる必要もなくなります。
自分を育てるのは、会社ではなく自分自身です。
長距離走で形成していくキャリアを念頭に置きながら、就活の目標をもう一度考え直してみましょう。きっと、就活への思いも変わってくると思います。
【ストレス:大美賀 直子】
posted by 小だぬき at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ病について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

余録:われわれの子供はその立ち居振る舞いに・・

余録:われわれの子供はその立ち居振る舞いに…
毎日新聞 2012年09月07日 00時03分

 「われわれの子供はその立ち居振る舞いに落ち着きがなく優雅を重んじない。
日本の子供はその点非常に完全で、全く賞賛に値する」。
戦国時代に来日して大著「日本史」を残したポルトガルの宣教師フロイスは「日欧文化比較」にこう記した

▲「われわれの間では普通鞭(むち)で打って息子を懲罰する。
日本ではそういうことは滅多(めった)に行われない。
ただ言葉で譴責(けんせき)するだけだ」。
彼は書簡でも日本人は「6、7歳の子にも70歳の人に対するように真面目に話す」と述べた

▲それよりやや後に来日したスペインの貿易商人も日本人の親が子を罰しないことに注目した。
そして首切りなど残虐な刑罰をためらわぬ日本人が「子供を罰するのは残酷だ」というのに驚いている。
戦国の殺伐とした世でも、子供には甘かったわれらのご先祖である

▲「おもちゃをかたづけないので腹が立った。言うことを聞かせるためだった」。
東京・碑文谷で5歳の男児が母親にポリ袋をかぶせられて亡くなった事件で、当の母親はしつけだったと話しているという。
ささいな怒りと胸のつぶれるような虐待の落差に言葉を失う

▲今年上半期の児童虐待事件は前年比6割増で、過去最多の248件にのぼった。やはり「しつけ」が虐待の口実とされる例が多いのが何ともやりきれない。
このほか警察が虐待の恐れがあると児童相談所に通告した児童数7271人も前年を4割近く上回る数だった

▲世の平和とはうらはらに閉ざされた家庭内で子供へのむごい仕打ちが増える時代をどう評すればいいのか。
大人の鬱屈のはけ口が子供へと向けられる世には戦国乱世のご先祖も眉をひそめよう。
posted by 小だぬき at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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