2012年11月18日

もう“化けの剥"が剥がれた「第三極」

 もう“化けの皮"剥がれた「第三極」
2012年11月17日 11:26  BLOGOS 門田隆将
http://www.kadotaryusho.com/

私は、衆院が解散され、慌ただしく動く昨日の政界のニュースを「なんでこんなことをしたんだろう?」と首を傾げながら見ていた。
例の「第三極」について、である。

私も多くの有権者と同じく、既存の政党には、どこに対しても不満を持っており、それなりに「第三極」には期待を抱いていた。

しかし、昨日から今日のニュースを見ていると、石原慎太郎氏は、結党したばかりの「太陽の党」を解党して、「日本維新の会」に合流することを「決めた」というのである。

「ウソだろ」「なぜ?」と思い、私は正直、失望した。

これまで「日本維新の会」に尻っ尾を振りつづける政治家たちと、「石原氏も同じだったのか」と。


それぞれがそれぞれの理念・政策を掲げて選挙を戦い、国民の審判が下ったあと、政策に従って連合を組むなど、大同団結を果たせばよかったはずである。
政策も理念も違うもの同士が、ただ選挙に「勝つ」ために一緒になるのは「野合」にほかならない。

しかも、すでに“化けの皮”が剥がれかかっている日本維新の会に、必死で擦(す)り寄るのは、失望と落胆以外のなにものでもない。

今回の石原氏らの慌てぶりを見ると、自分の意志を直前まで隠し、電撃的な解散に打って出た野田首相の戦略が「功を奏した」と言えるのかもしれない。


消費税増税、TPPへの参加・不参加、脱原発、憲法改正、対中国政策……等々、国民の投票を決定づける「選択肢」は、多岐にわたる。

太陽の党は、そもそも「原発推進」の立場で、維新は「脱原発」だ。

TPPに関しても、太陽は「反対」で、維新は「参加」の立場だ。真逆である。


しかも、石原氏は、前日に河村たかし名古屋市長が率いる「減税日本」との合流を会見で発表したばかりである。
そのことを「忘れた」かのように、翌日、日本維新の会の橋下氏のもとに走ったことで、国民の期待は「失望」へと変わっていったのではないだろうか。


政治家とは、一瞬、一瞬の判断が「勝負」を分ける世界である。その意味で、政治の世界は、アスリートたちが極限まで鍛え上げた肉体で勝負をつけるスポーツの世界とも似ている。
石原氏は、その第一段階で、致命的な失敗を犯したと思う。


彼らがやるべきことは、それぞれの選挙区での「協力」であったはずだ。
「この選挙区では遠慮する」「ここでは応援してくれ」「この選挙区では、協力してこの人物を推そう」と、個別の協力をおこなうことは、何もおかしくない。

だが、政党として「すべてが一緒になる」などというのは、まさに「野合」以外のなにものでもない。

そもそも立候補を目指して地道に選挙運動をつづけてきた候補者たちはどうなるのか。
それぞれの選挙区で活動をしてきた多くの候補者が、“梯子(はしご)”を外されることになるだろう。


政策や理念も異なり、それと同時に、極めて“我(が)”の強い石原慎太郎氏と橋下徹氏の二人が、同じ政党の中で、どのくらい辛抱しながら相手を尊重していくことができるのだろうか。


「第三極」とは、太陽の党、日本維新の会などが、それぞれの強い地域で議席を獲得して、選挙後、政策ごとに協力していくそういう国民連合ともいうべきものだと私は勝手に思っていた。
民主主義の基本とも言えるダイナミックな政治を夢見ていた私は、昨日から今日にかけて、大いに落胆してしまった。


これで、今回の選挙の争点のひとつに「“野合”に対するスタンス」というものが浮上した。
選挙期間中、そのことへの「批判」をことあるごとに、私たちは聞くことになるだろう。


それは、「ああ、石原さん、あなたもか」ということである。

混沌とした政界の情勢は、期待、落胆、失望……の間を揺れ動きながら、これから「1か月」に及ぶ壮絶な闘いに突入した。

posted by 小だぬき at 09:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大人の政治談議 総理大臣をどこまで遡って覚えておくべきか

大人の政治談議 総理大臣をどこまで遡って覚えておくべきか
2012.11.17 16:00
 NEWSポストセブン
 
     * * * 
 ご承知のとおりこの記事がアップされる頃には、予定通り解散が行なわれ、12月16日の総選挙に向けて、政治家のみなさんはあわただしく動いてらっしゃることでしょう。
          ******
野田佳彦首相は、1月14日に国会内で行なわれた党首討論で、安倍晋三自民党総裁に「16日に(衆議院を)解散します」といきなり宣言しました。
そして街でもメディアでも、ああでもないこうでもないと、政治談議がにぎやかにかわされているはずです。

 政治談議は、大人にとって諸刃の剣。

それらしい話は、常に「それらしい話をもっともらしく語るだけで、お手軽に自分が賢くなった気分を味わえます。

いっぽうで「得意気に語ってるけど、どっかで聞いたような話だな」と心の中で苦笑いされたり、「政治の話をすれば尊敬してもらえると勘違いしている痛い人」というレッテルを貼られたりしかねません。


 どこに行っても政治の話題が飛び出しそうなこの時期、うっかり墓穴を掘る事態を避けつつ、手堅く盛り上がり、しかもちょっと見直してもらえる「政治の語り方」を用意しておきたいところです。

オススメは、もしかしたらまた内閣総理大臣が交代するかもしれないことを見据えつつ「最近の総理大臣の顔ぶれ」の話に持っていくこと。


 まずは「野田の前は菅直人でしょ。
その前は誰だっけ?」と尋ねます。さすがに「菅の前は、鳩山由紀夫だったよね」ぐらいまではあっさり出てきても、さらに遡るとちょっと迷ってしまう人が増えるはず。

余談ですが、この3人が民主党です。
鳩山の前は、自民党の麻生太郎、福田康夫と来て、選挙の結果によってはまた総理大臣になるかもしれない安倍晋三。
ここまでの6人は、ほぼ1年ぐらいずつしか在任していません。
さらに、小泉純一郎が5年半と長くやっていて、その前の森喜朗も1年ぐらいでした。


 このあたりまでスラスラ出てくる人は、ほとんどいないでしょう。
しかし、この記事を読んでいるあなたは、もう大丈夫。
あらかじめ森ぐらいまでを頭に叩き込んで、お酒の場などでさりげなく話題を振ります。
みんなが悩んだり間違えたりしているのをよそに、ちょっと考えたフリをしつつ、正しい顔ぶれを次々にあげていきましょう。


 日頃は自分を軽んじている部下や上司も、たちまち一目置いてくれるはず。
さらに「森なんて2000年に首相になったんだよ。たった12年のあいだにすぐ思い出せないぐらいコロコロ変わるなんて、やっぱり変だよね」と呟けば、若い女性社員も狙っているキャバクラ嬢も、深い知性や見識にウットリしてうるんだ視線を向けてくること請け合いです。


 ただし、勢い余って、小渕恵三、橋本龍太郎、村山富市、羽田孜、細川護熙、宮沢喜一、海部俊樹……と、どんどん遡りすぎるのは危険。

心の中で「お前は、東海道線の駅名を全部言える小学生か!」と突っ込まれて、微妙な評価を受けることになるでしょう。
大人としては、ほどほどの大切さを忘れないようにしたいものです。

posted by 小だぬき at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
モッピー!お金がたまるポイントサイト