2012年11月29日

選挙、政治変える好機 母親ら「国動かしたい」

選挙、政治変える好機 母親ら「国動かしたい」
2012年11月29日 07時01分 東京新聞

東京都知事選がきょう二十九日告示される。

東京電力の福島第一原発事故後、初の衆院選も間近だ。

東日本大震災が起きるまでは表舞台に出てこなかった母親たちは、放射能から子どもを守る活動を通して政治と関わるようになった。
新しい仲間とつながり、社会を変える好機と選挙を位置付ける。
 (柏崎智子)


 全国から集まった百人が、復興庁の担当者の言葉に耳を傾けた。
二十八日、参院議員会館で開かれた「原発事故子ども・被災者支援法」の集会。

「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」の伊藤恵美子さん(49)=東京都豊島区=もその一人だ。

 「せっかくのいい法律が、選挙で国会議員が落ち着かない間に、官僚に骨抜きにされたら大変だから」


 支援法は六月、超党派の議員立法で成立した。
原発事故で被害を受けた子どもたちや住民に避難する権利を認め、医療費の減免や住宅確保、学習支援を保障する。具体策を決めるのはこれからだ。


 「自分が国会に足を運ぶようになるとは全く思わなかった」。
八歳から二十一歳まで四人の子どもの母親。
子育てのNPO法人の一員だが、政治に関わったことはなかった。
「世の中のメジャーにはならない立ち位置に慣れていたんです」


 原発事故で、そうも言っていられなくなった。
子どもを外遊びさせていいのか。
母乳を与えてよいのか。母親たちの不安は増すばかりだった。


 昨年六月、初めて区議会に陳情した。
放射線量測定や給食の食材の安全性チェックを求めたが、継続審査に。
全会派を回ったが、採択のめどは立たなかった。
その代わり、区の担当職員と直接話し合う機会が持てた。

都は、議会も行政も全く手応えがなかった。


 福島の母親たちともツイッターでつながり、しがらみで声を上げられない人もいることを知った。
国を動かそうと、手分けして国会議員を回った。
その中で一人の議員が「私案だけど」と見せてくれたのが、支援法の草案だった。


 参院復興特別委員会で法案審議を傍聴し、初めて政治の熱気を感じた。
参院本会議への提出が決まると、傍聴人から拍手がわき起こり、議員と握手する人もいた。
「立法府」の意味をかみしめた。


 活動する中で、手をつなぐことのできる仲間を見つけることの大切さを知った。
考えの違いで敵対しても、得られるものはない。

選挙でも、同志になってくれる候補者は誰かを探し、その情報を広めることで仲間を増やしたい。
「勝手連で動こうと思っています」

posted by 小だぬき at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
モッピー!お金がたまるポイントサイト