2014年02月14日

朝日訴訟 承継50年ー権利はたたかう者の手に

朝日訴訟 承継50年
 権利はたたかう者の手に
2014年2月14日(金) しんぶん赤旗

 岡山県の重症結核患者、朝日茂さんが1957年に、低すぎる生活保護費は憲法違反だとして国などを訴えた「朝日訴訟」。

茂さんが亡くなる直前の64年2月14日、朝日健二さん夫妻は茂さんの養子になって訴訟を承継しました。

あれから50年―。
安倍晋三・自公政権の暴走が社会保障分野をはじめ強まる中、朝日訴訟の今日的な意義を振り返りました。
              (岩井亜紀)


安倍政権の異常な動きは、朝日訴訟の前夜を彷彿(ほうふつ)させます」。朝日訴訟を承継した朝日健二さん(78)は、こう指摘します。


 安倍政権は昨年末、多くの国民が反対の声を上げる中、秘密保護法や国家安全保障会議設置法を強行成立しました。
その上、憲法改悪をもくろみ、戦争できる国づくりにひた走っています。


 一方で、社会保障を「自助・自立」を基本とするものに変質させる大改悪に着手。

先行して行われたのが、保護基準の引き下げなど生活保護改悪です。

社会保障給付全体を引き下げるには、その“物差し”である保護基準の引き下げを行う必要があったのです。

縮まった格差

 朝日訴訟(57年提訴)の“前夜”は、どんなは状況だったのか。
 吉田茂内閣は54年、軍事力増強を趣旨とした日米相互防衛援助協定(MSA協定)の締結や自衛隊創設と同時に、社会保障の全面削減を打ち出しました。


 これに対し、保育・患者・労働団体などが大蔵省(当時)に押し寄せ猛反撃。
健二さんは「大蔵省の煙突に登り、三日三晩、赤旗を振り続けて励ました労働者がいましたよ」と目を細めます。


 吉田内閣は社会保障費の国庫負担率引き下げは撤回したものの、予算案はそのまま成立。
生活保護の打ち切りや診療報酬のマイナス改定などが行われました。


 こうした中で、茂さんは訴訟に立ち上がったのです。
「長く続いた暗闇の中にともされた“一点の火花”として歓迎されました」と健二さん。
「労働者や市民、学生など幅広い人々の中に訴訟の『守る会』がつくられ、国民運動に発展しました」と振り返ります。


 東京地裁(浅沼武裁判長)は60年10月、国の予算は最低生活を保障するために指導支配されなければならないとして、茂さん勝訴の判決を出しました。

 その翌年から、生活保護基準は連続23年間引き上げられました。

さらに、保護基準を“物差し”として最低賃金や社会保障全体の水準が引き上げられ、国民の所得格差を縮めました。


 ところが、転機となったのは、中曽根内閣の「土光臨調」(81〜83年)です。民主党政権をはさみ、第2次安倍内閣の税・社会保障「一体改革」まで引き継がれます。

例ない広がり

 「国民は黙っているわけではありません」と強調する健二さん。


 昨年8月に行われた保護基準引き下げに対し、全国の1万人を超す人たちが不服として審査請求しました。

「生活保護史上例をみない大きな広がりです」と健二さんは評価します。

同年12月から引き下げられた年金支給額に対しては、12万人以上の高齢者が立ち上がりました。


 「いま、1万人、12万人の“朝日茂さん”が社会保障改悪を許さないたたかいに立ち上がっている」と健二さん。

「社会保障は労働者階級の基本的権利として、雇用主の搾取に反対して多年にわたって勝ち取った成果です。

権利はたたかう者の手にある」と強調します。

posted by 小だぬき at 16:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

薬剤師「薬は体にとって毒」と断言

『薬剤師は薬を飲まない』著者
   「薬は体にとって毒」と断言
2014.02.13 07:00
※週刊ポスト2014年2月21日号

 世界第2位の製薬会社ノバルティスファーマが白血病治療薬の臨床研究に不正な圧力をかけていた問題が波紋を広げているが、日本人の薬に対する信頼感はいまだ大きい。

2009年には大衆薬のコンビニ販売が解禁され、昨年11月には約99%の大衆薬のネット販売を認める方針を政府が打ち出した。

今後、薬はますます身近な存在になり、体の不調を感じたらすぐに手を伸ばす気軽な商品になっていくだろう。


 そんななか、薬を調剤・処方する、いわば「薬のプロ」であるはずの薬剤師から衝撃的なアドバイスが飛び出した。


 昨年12月に発売され、医学界で話題を呼んでいる『薬剤師は薬を飲まない』(廣済堂出版刊)の著者で薬剤師、そして栄養学博士でもある宇多川久美子氏は次のようにいう。


「私自身、35歳から40歳過ぎまで頭痛や肩こりに悩まされ、毎日10数種類の薬を飲んでいました。
しかし、あるとき、すべての薬を手放して生活習慣を改善したところ、薬を飲まなくとも症状が軽減されていったのです」


 そもそも“薬が効く”ということ自体がとても怖いことだと宇多川氏はいう。

「たとえば、火事が起きたら消防車を呼びますが、消防車は火事の家だけに放水します。
しかし、薬は体の不調なところにだけピンポイントで作用するわけではありません。

飲み下された薬は胃で消化され、全身を駆け巡ります。
言うなれば、住宅街をくまなく回り、火事でない家にも放水して屋根や壁を痛めつけているようなものです。
そうした薬の本当のメカニズムを知っているからこそ、私は薬を飲まないのです」


 宇多川氏が「飲んではいけない」と唱える理由を挙げてもらった。


 体調が悪いときに飲むものなのだから、体に悪いはずがない
―薬についてそう思う人も多いだろう。

しかし、宇多川氏は「薬は体にとって毒」だと断言する。


「薬は自然界には存在しない合成品です。
薬には、石油から合成して作られたものが多くあります。
つまり、元をたどればプラスチックと同じ成分から作られているのです。
そうした合成品は体にとって異物。

効き目があるところにはよいですが、全く無関係のところに行き渡れば重い副作用を及ぼす毒になるのです」(宇多川氏)

posted by 小だぬき at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする