2014年04月01日

人事異動や転職で不安…新天地で「成功する人」「失敗する人」

人事異動や転職で不安… 
新天地で「成功する人」「失敗する人」
2014.3.30 日刊ゲンダイ

 ヤル気マンマンで転職人も、飛ばされたと沈んで異動する人も、等しく新年度を迎える。

ヤル気があっても、中高年なら心のどこかに不安もあるはずだ。

新天地で成功する人は、何が違うのか。
出向先でこれでしくじった  転職も異動も、中高年は成果が求められる。
10年前と大きく違うのは、スピード感。特に中高年の転職だと、スタートダッシュが肝心だ。

「中高年の転職は年齢的に中間管理職で、なおかつ新天地が中小企業のケースがほとんどです。今のご時世、中小企業は社員1人の売り上げで、黒字か赤字が分かれたりする。
10年前なら、成果を出すまで半年くらい待っていてくれた企業も、今は3カ月が精いっぱい。

古巣の取引先や大学の仲間、親戚など、使える人脈はだれでも頼り、とにかく早く結果を出す。競争が激しい時代だから、よく思わない人を認めさせるためにも重要です」(キャリアコンサルタント・新田龍氏)

新天地でガムシャラに仕事をやるのは大切だ。
だが、やり方は考えた方がいい。
経験を積んだ中高年ほど失敗しやすい。

「同じ社内でも部署が違うと、勤務時間や連絡の取り方、決裁の仕方が変わります。
転職ならなおさらです。

異動する人は事前に同僚や新しい上司に暗黙のルールを確認しておくといい。

転職する人は、社長や上司に素直に教えてもらうこと。
でも、年下上司に『ご指導ください』なんて仰々しくすることはありません」
(人材コンサルタント・菅野宏三氏)

■上から目線はご法度

 大企業から中小企業への転職の場合は、さらに注意点がある。

「大企業は、仕事が大きい半面、社員一人一人の役割はそれほど大きくはありません。
しかし、中小企業だと、一つ一つの仕事は小さくても、一から十まですべて一人でやるケースが多い。
そうすると、責任の取り方が違ってくるのですが、理解不足の“大企業病”の人が少なくありません。

この点は、転職直後の成否を左右する大きなポイント。
部下の仕事を承認したり、上司に承認されたりしたら、その仕事すべてを承認したことになるのです」(新田氏)

仮に転職した人が管理職なら、必要以上の指示は部下に疎まれる。
だからこそ、やり方やルールを事前に確認しておくことが重要なのだ。

 では、異動や出向の人はどう動くべきか。

 パッとしない人が異動や出向すると、たとえ上司でも、受け入れる側は「オレたちがオマエを食わせてやってるんだ」と内心軽く見る。社内やグループ内でも競争が激しい今、その傾向が強まっているという。

「常に謙虚な姿勢が大事で、上から目線はご法度です。
異動にふてくされたりすると、意外とそれができない。
逆に謙虚さを勘違いして、下手に出過ぎてビビったりする。

ウソだと思うかもしれませんが、ドラマ『半沢直樹』で出向した経理部長が異常に臆病に描かれているのは、それがエスカレートしていることの動かぬ証拠です」(菅野氏)

 中小企業は、OLを雇う余裕がない。女子社員だって総合職の戦力だ。転職後にうっかり、「お茶、よろしく」なんて言おうものなら、陰で何を言われるか分からない。

お客さんのお茶は自分で用意する。
家に帰ると妻に何でもやってもらうような人は、この手のうっかりを連発しやすい。要注意だ。
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2014年04月03日

消費増税が正規雇用者を減らすカラクリ 女性経済学者が解説

消費増税が正規雇用者を減らすカラクリ
 女性経済学者が解説
2014.04.02 07:00 NEWSポストセブン

国民生活に負担を強いる消費増税が実施された。
国は3%の増税で約7.5兆円の収入増をあてこみ、「社会保障費への捻出」「物価上昇による景気拡大、雇用創出」などバラ色の未来を描いているようだが、そんなにうまくいくのだろうか。  一貫して「消費税は公平を謳いながら、実は不公平な税制」と指摘する大阪経済大学経営学部客員教授の岩本沙弓さんが、消費増税“賛成論”のウソを暴く。
 * * *
 消費税増税の推進する向きからは、賛成する理由として賃金に対して直接の負担を求める社会保険料に比べても雇用の創出に中立的だから、という点があげられています。

果たして本当に中立的なのかどうか、ここは大きな疑問が生じます。

 消費税の納税額の算出方法を簡略化すると、「(売上―経費)×消費税率」ということになります。
消費税の納税義務のある事業主としてみれば、いかに「経費」の部分を多く積み上げられることができるか、それ次第で消費税の納税額が変わってきます。

 ポイントはこの「経費」に人材派遣業社などへの支払いを含めることができるということ。
言葉は悪いですが、非正規労働者や契約社員はモノのように扱われることで「経費」の一部と見なされ、「売上」から引くことが可能となります。

 その結果、消費税の納税額を減らすことができる、という仕組みとなっています。
つまり、消費税を導入すればするほど、そして税率が上がれば上がるほど正規雇用者の数はますます減少しやすくなるのです。

 消費税導入、橋本政権下で3%から5%へと引き上げの歴史と、非正規労働者が増加の時期は、もちろん小泉政権下での雇用の規制緩和も併せてということになりますが、重なっていると言っても過言ではないでしょう。

 正規雇用を減らし、非正規雇用を増やす作用のある税制度が果たして雇用の創出に中立的と言えるのでしょうか。

 また、今回の消費税の増税法案が「社会保障と税の一体改革」と命名されていることが示すように、増税の目的は社会保障費の捻出とされています。

しかし、消費税が果たして社会保障費の捻出となり得るのか。
これも消費税導入からの経緯を踏まえると疑問を投げ掛けざるを得ません。

 消費税を採用してから20数年あまり、一向に財政再建にはなりえなかったという証拠は財務省が公表している「一般会計における歳出・歳入の状況」を見れば一目瞭然です。

 消費税導入をした年を起点として、歳出(社会保障費など政府から出ていくお金)は増える一方で、歳入(税金なご政府に入ってくるお金)は減少が始まっています。

 さらに、消費税を引き上げた1997年以降は一段と歳入と歳入の差が拡大しています。
消費税だけで財源確保しようと思っても無理がある、というのがありありとわかってしまうのです。

 つまり、「消費税だけで社会保障費を捻出するような財源確保」の発想にそもそも限界があるのです。
増税をする前に、そのあたりからまず分析をし直す必要があるのではないではないかと当局には申し上げたいと思います。

岩本沙弓/いわもと・さゆみ
経済評論家、金融コンサルタント。
1991年から日米豪加の金融機関ヴァイスプレジデントとして外国為替、短期金融市場取引業務に従事。
現在、金融関連の執筆、講演活動を行うほか、大阪経済大学経営学部客員教授なども務める。
近著に『アメリカは日本の消費税を許さない』(文春新書)、『あなたの知らない日本経済のカラクリ』(自由国民社)などがある。
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2014年04月04日

香山リカのココロの万華鏡:医療特区の理想と現実

香山リカのココロの万華鏡
 医療特区の理想と現実
毎日新聞 2014年04月01日 首都圏版

文部科学省は、世界の医療分野をリードする人材を専門に育てる「国際医学部」が必要と判断して、医学部新設の検討を始めたそうだ。

政府は世界最高水準の医療を提供できる国家戦略特区の設置を計画しており、そのための人材育成を目的としているとのことだ。

 日本の医療水準は現在でも世界有数を誇っているが、世界で活躍する教授らと優秀な学生が集まる国際医学部は、どれほどの高レベルになるのだろうか。

もちろん公用語は英語で、スタッフは「明日はパリで講演、週末はロンドンで手術」と、世界を飛び回るのだろう。

世界からセレブが超一流の健康診断や治療を求めてやって来て日本経済の後押しもしてくれるに違いない。

 夢のような華やかさだが、ふと現実に引き戻されると手放しで喜ぶわけにもいかない、という気分になる。

日本では今、あちこちの医療現場、特に地方では深刻な医師不足にあえいでいる。

地域医療の中核を担うはずの公立病院からも常勤医がいない、外来を閉鎖せざるをえない、という声が聞こえてくる。
また、都市の病院であっても、小児精神科などまだまだ人材不足に悩む科も少なくない。

 私は現在、東京で民間の診療所に非常勤で勤務しているが、パソコンのメールボックスを開くと、毎日のように医師の転職情報サービスからメールが届いている。

私自身、転職などまったく考えていないのだが、「年収も休日もたっぷり」「都心で働きませんか」といった魅力的な誘い文句を日々見せられるとなんとなく気になってくる。

もし今、地方で多忙な病院に勤めていたら、きっと誘いに乗ってしまったのではないかと思う。そう考えると、激務を離れて都市のクリニックに移る医者を責める気にはとてもなれないのだ。  

文科省が考えている「国際医学部」はどうなのだろう。
世界水準で腕を試したい、という野心を持つ医者や学生は、そこでの勤務や勉強を希望するのではないだろうか。
向上心は否定されるべきではないが、その分、一般の地域医療に“空席”が生じることになる。

 もちろん、理想は最高水準の医療も地域医療も、ともに充実することだ。

とはいえ、それが現実的でないことは誰の目にも明らか。

となると、少数のセレブが恩恵を受ける「世界最高」と無数の人のための「地域一般」、どちらのレべルを優先すべきか、ということになるのではないか。

 その答えはあえてここには書かず、みなさんはどう思いますか、と尋ねたい。
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2014年04月05日

論文のイロハを知らない理系研究者

【高橋乗宣の日本経済一歩先の真相】
論文のイロハを知らない理系研究者
2014.4.4 日刊ゲンダイ

小保方さんは「捏造」「改竄」なのか

エコノミストの領域ではないが、研究者のひとりとして看過できない問題だ。
STAP細胞の研究論文に関して、理化学研究所の調査委員会が「捏造(ねつぞう)」と「改竄(かいざん)」を認定した。  

はたして、この調査結果は正しいのか。

研究をリードした小保方晴子さんが未熟だったのは間違いないだろう。
まだ30歳の駆け出しだ。
かばうつもりはないが、ミスをすることだってある。

 特に彼女の場合は、論文の書き方を知らなかったことにありそうだ。

基本やイロハを知っていれば、非難されることではなかっただろう。
実際、調査委員会はSTAP細胞の存在を否定していない。

そこも無責任な話だが、画期的な結果をもたらした研究内容についての判断は留保した。
これから1年かけて検証するそうだ。
それなのに「捏造」だ「改竄」だと一刀両断するやり方は異常だ。

小保方さんが「承服できない」と不服申し立てをする構えなのも当然だろう。

 実験にのめり込んでいる理系の研究者の多くは、論文を書く機会が極めて少ない。
そこが文系の研究者と違うところだ。

文系であれば、論文を書き慣れているしトレーニングも積んでいる。
どのように表現するのが適切かも理解しているから、この手の失敗は起こさない。

 小保方さんの論文は、博士論文と画像が酷似している点が「捏造」とされたが、論文の作成で引用は決して珍しいことではない。
広く行われていることだ。
ただ、誰の何を引用したのかは、きっちりと明記しなければならない。
そのルールさえ守っていれば、他人の研究を自分の研究に生かすことは許されている。

むしろ、いろんな研究を踏まえて研究しなければ、新しい扉も開けない。

小保方さんは、画像の引用が必要だったのなら、論文の中で説明すればよかったのだ。
「改竄」と指摘された画像の切り張りについても同じである。
加工した理由を明記していれば、何ら問題にならなかったはずだ。

 この程度のミスを断罪し、研究者としての生命を絶とうとする調査委員会のメンバーも、理系の研究者を中心に構成されている。
やはり小保方さんと同じで、論文のイロハを知らないのだろうか。
あるいは知っていながらも、組織を守るために個人をバッサリと切ったのだろうか。

 いち文系の研究者には理解できない騒動である。
          【高橋乗宣】
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2014年04月06日

「高いつもりで低いのが教養/低いつもりで高い…

余録
「高いつもりで低いのが教養/低いつもりで高い…
毎日新聞 2014年04月04日 01時40分

 「高いつもりで低いのが教養/低いつもりで高いのが気位(きぐらい)/深いつもりで浅いのが知識/浅いつもりで深いのが欲の皮/厚いつもりで薄いのが人情/薄いつもりで厚いのが面(つら)の皮……」。
これは「越中富山の薬売りの秘伝」の一つという

▲富山の薬売りがお客の家に置き薬と共に置いていく標語集にあった言葉というが、この後もある。

強いようで弱いのが根性/弱いようで強いのが意地/多いようで少ないのが分別(ふんべつ)/少ないようで多いのが無駄」(寺田(てらだ)スガキ著「『言葉』の置きぐすり」東邦出版)

▲最初に「教養」が出てくるが、昔は薬売りがへき地で「先生」と呼ばれ、代書や講演を頼まれる場合も少なくなかったという。

教養と礼儀とはお客の信頼を得る決め手とされていた。

だが今やもっぱら「欲の皮」「面の皮」ばかりが目立つ先端医薬の売り手も現れた

▲降圧剤の臨床試験疑惑を機に臨床試験への社員の関与を禁じたはずの製薬会社ノバルティスファーマである。

だがその後、白血病治療薬の臨床試験への関与が発覚し、調べるとその中で重い副作用があった事例を把握しながら国への報告を怠っていたことも判明した

▲試験への関与の中止よりも隠蔽(いんぺい)という「面の皮」の厚さ、薬の安全より販売促進という「欲の皮」のつっぱり方、いやはやなみたいていではない。

さすがにスイスの本社から来日した同社社長は日本法人のトップらの総退陣を発表した。
後任は全員が外国人となった

少なすぎたのは、やはり「分別」というしかない。こちらは薬の臨床研究と販売促進とを企業内においてはっきり「ぶんべつ」できるふんべつのことである。
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教科書 複眼的思考力を養おう

社説:教科書 
複眼的思考力を養おう
毎日新聞 2014年04月05日 02時32分

 薄くて地味、といった昔のイメージは今の教科書にはあてはまらないだろう。

小学校で来春から使われる今回の検定教科書はますます厚くなり、写真、イラスト、図解などで彩り豊かだ。

だが、肝心なのは教科書の体裁より、どう生かすかだ。
よくいわれる「教科書『を』教えるのではなく、教科書『で』教える」ことが問われている。

 学校教育の基準とされる現行学習指導要領は、学力低下論を背景に脱「ゆとり」の方向にかじを切ったもので、学習内容を増やした。
ページ数で見ると、小学校では初回の検定(2009年度)で25%、2回目の今回はさらに9%厚くなった。

  しかし授業時間が比例して増えはしない。
そうした中で教科書を活用するとは記載をすべて消化することではなく、子供の学習進度などを見ながら、授業の組み立てや目標に即して内容に選択や強弱を工夫することにほかならない。
簡単ではない。

 また、全教科を通じて討論や意見発表などの言語活動を活発にし、その力を伸ばすという学習指導要領の基本方針から、話し合いやノートの取り方、自分の意見と他人の意見の違いの整理、調べ学習の方法などを細かに例示した。

 また新聞記事の読み比べや、東日本大震災をめぐるさまざまな政治や社会の動きなど、同時代的テーマも工夫されている。

 近年注目され、日本の学校教育にも反映されつつある経済協力開発機構(OECD)の国際学習到達度調査(PISA)で見る読解力や数学的、科学的活用力。

それは学校の教科別知識ではなく、教科の枠を超え、日常生活にも結びつくものだ。

 言語活動はその一環と位置づけられるが、厚い教科書をその活発化に生かしたい。

 今回の検定では社会科を扱った全社が「領土問題」を記述した。
尖閣諸島に対し「中国が領有を主張しています」と記す教科書もあるなど客観的だが、小学校段階では簡略だ。

 今後、言語活動の比重が増す中学、高校で、お仕着せではなく、歴史や世界に関心を広げて複眼的で掘り下げた論議、思考にもつながる教科書の記述や学習になるかが肝心だ。

 団塊の世代の退職と入れ替わるように、学校では若い先生の割合が高まった。

教科書会社によると、授業の進め方がわかりやすい教科書を求める声もあるという。

 しかし、教科書の活用については実践の中で工夫され、それが経験の浅い若い世代にも伝えられ、共有されることが重要だ。

そしていずれ、教材がもっと多様化し、検定教科書も唯一の存在ではなく「主たる教材の一つ」となるのが望ましい。
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2014年04月07日

民主主義のルールとは

週のはじめに考える
 民主主義のルールとは
2014年4月6日 東京新聞「社説」

「一強多弱」の政治状況です。
多数決を用いれば、「一強」は何でも決められます。
でも、民主主義には多数派のおごりを覆すダイナミズムもあります。

 三人が昼食に行こうとしています。
Aさんは和食がいいと言い、Bさんは洋食、Cさんは中華を望んでいます。
決まりません。

 そこで好む順番を考えました。
Aさんは和食、洋食、中華の順。Bさんは洋食、中華、和食。Cさんは中華、和食、洋食の順です。
好む順番にそれぞれ三点、二点、一点を与えると、和・洋・中、すべて六点の同数になってしまいます。

要するに何を食べるのか、決まらないのです。

◆少数意見に意義がある

 これに似た状態を「コンドルセのパラドックス(逆理)」と呼んでいます。

コンドルセは十八世紀のフランスの社会学者で、数学者でもありました。
哲学者のルソーと同時代を生きた人です。

 昼食をめぐって、民主主義的な投票をしたわけですが、決めることができない…。
でも、きっと三人は話し合って、この日の昼食を決めたことでしょう。

 重要なポイントは、それぞれ異なる好みや意見を持つ人たちが率直に話し合うことでしょう。

民主主義のルールとは、まず第一に話し合いといえます。

 国を動かす一つ一つの政策には、当然、政府とは異なる意見を持つ人々がいます。
議論の過程で、少数意見を十分に尊重し、くみ上げることが肝心です。

 一九四八年に旧文部省(現文部科学省)が高校生向けに出した教科書『民主主義』には、次のように書かれています。
 <民主主義を単なる政治のやり方だと思うのは、まちがいである。
民主主義の根本はもっと深いところにある。
それは、みんなの心のなかにある。
すべての人間を個人として尊厳な価値をもつものとして取り扱おうとする心、それが民主主義の根本精神である>

◆「空疎」と排除するな

 少数意見を押し切らず、交流しあうことが大切です。
面倒であっても、熟した議論は避けられません。
民主主義を多数決だと思い込んでいる人は、再考すべきです。

 現在使われている教科書『現代社会』(教育出版)の中には、二つの基本原理が書かれています。

一つは「全メンバーの承認に基づいて社会を結成すべきであること」、もう一つは「社会の運営にあたって、個人をとことん尊重すべきであること」です。

民主主義とは、この二つを同時に実現しようとする企てなのです。

 翻って、安倍晋三首相の政権運営はどうでしょう。
昨年暮れには特定秘密保護法を強行可決しました。
集団的自衛権をめぐる憲法解釈の変更でも、強引に閣議決定してしまう可能性が濃厚です。

 そのための首相の私的諮問機関である「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」は、近いうちに報告書をまとめる予定です。
でも、このメンバーは首相の「お友達」といわれる人の名前が並んでいます。

 この点について、安倍首相は国会で「空疎な議論をされている方は排除している」と述べました。

空疎な議論をする人とは、どんな人でしょう。
おそらく反対意見を持つ人のことではないでしょうか。

反対派を排除し、賛成派ばかりで構成する会議の結論は見えています。
公正さも、議論の深まりも期待できないでしょう。

 反対意見を「空疎」と断じる政治姿勢は民主主義的とは到底、言えません。

 内閣法制局長官も、首相の意に近い人物を据えました。
このような手段には、異論をはさませぬ姑息(こそく)さを覚えます。

 確かに民主主義の手続きには、多数決があります。
これが第二のルールでしょう。

でも、多数決とは「51対49」の場合もありえます。
「49」の意見を無視する冷徹な仕組みでもあるわけです。

 しかも、多数派の意思決定が必ずしも正しいとは限りません。

世界史を振り返っても、多数の横暴が民衆を苦しめる結果になったケースはいくらでもあります。
 そのとき、持ち出すべきは、第三のルールである検証だと考えます

多数派がなぜ判断を間違えたのか、きちんと検証すべきなのです。

すると、少数派だった意見が、今度は多数派を占めるダイナミックな転換を呼ぶはずです。
これが民主主義の醍醐味(だいごみ)でしょう。

◆独裁に走らせぬために

 英国の元首相チャーチルは、次のようなウイットに富んだ演説をしたことがあります。

 <民主主義は最悪の政治形態だ。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けばだが…>
 少数意見の尊重と検証のルールを怠ると、多数派は多数決を乱発し、独裁に走りかねません。
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2014年04月08日

「子供たちにこの国を渡して死ねない」(上)

瀬戸内寂聴さん
「子供たちにこの国を渡して死ねない」(上)
2014.4.6 日刊ゲンダイ

  極端に右傾化する安倍政権に「怖さ」を感じる人は大勢いる。

なかでも戦争を知っている世代ほど「戦前とそっくりだ」と警鐘を鳴らしている。

「人間は情けないから50年くらいたつと忘れてしまう」
「安倍政権の中には戦争を知っている政治家はいないんですよ」

−−寂聴さんの言葉は鋭く、重い。
 ぜひ、安倍首相に読んで欲しい。

■安倍さんのクスリは興奮剤じゃないの?

−−都知事選の応援の際、これは脱原発の戦いだけでなく、安倍政権をストップさせる戦いだ、とおっしゃった。
しかし、その後も安倍政権はイケイケドンドンという感じで、集団的自衛権の行使容認に向けて突き進んでいますね。

 どうして、あんな元気なんでしょう、あの人は。
病気だったんでしょ? もう出てこないと思ったら、とてもいいお薬が見つかったってね。
そのお薬の中に興奮剤が入っているんじゃないかしら。

−−靖国参拝や河野談話見直しの動きなど、周辺諸国を刺激するような言動ばかりが目立ちますね。

安倍政権の人は、自分たちの祖先はそんな悪いことしてないと思っているのかもしれませんが、しましたよ。

朝鮮人を連れてきて、炭鉱でこき使って殺しているじゃないですか。

私は北京にいましたから、食べ物まで差別したのを見ています。
慰安婦の問題だって、もともとあってはならないことなんですよ。

−−NHK会長の言動にも呆れましたね。

 あの人事は安倍さんでしょ? なんですか、あの人。

あんなムチャクチャな人をトップにいただけないでしょ。
NHKの職員は辞めさせられないの? デモでも起こせないんですか?

■戦争を始めれば日本は消えてなくなります

−−この政権の危うさは日に日に強まっているような気がします。

 もし、戦争が始まったら、米国が助けてくれると思っているでしょ。
日米安保という契約があるから。
そんなもん信じられないんですよ。

先の大戦の時に、ソ連が裏切ったじゃないですか。
あれだって、(不可侵の)契約があったんですよ
人間の契約なんて、あてにならないんです。

私は戦争が始まったら、すぐにアメリカと中国は仲良くなると思いますよ。
日本は沖縄みたいに両方からやられてしまう。

戦争が終わったら、日本の半分は米国のなんとか州、もう半分も中国のなんとか省になっているんじゃないですか。
戦争なんてすれば、国はなくなるんですよ。
それなのに政治家は日本は永久に続くと思っている。

−−同盟関係による軍事的な抑止力なんて、あてにならない。
それよりも、いかに戦争を阻止するか。そちらに傾注するべきだと?

 日本にはせっかく、戦争しないという憲法があるんですよ。
それを戦争できる憲法にしようとしているんですよ。
米国から与えられた憲法だって言うけれど、その憲法で戦後70年間、誰も戦死していないんです。
これは凄いことなんですよ。

−−なぜ、安倍首相はそこまでして、軍事力を行使できるようにしたいのでしょうか?

 権力の場に立つと、男は変わるんですよ。
権力第一になる。
自分が思う通りになると気持ちがいいんでしょう?

−−それで、その権力、武力を誇示したくなる。

それが権力の狂気だとして、周囲にいさめる人が見当たらないのも悲劇的です。
 戦争を知っている人が安倍政権にはいないじゃないですか。
戦争の悲惨さを知らないし

−−そうやって、どんどん戦争準備法案みたいなものが通っていますね。
特定秘密保護法など。この辺は戦前と似ていますか?

 あっという間に国って変わるんですよ。
特定秘密保護法もとても怖い。
戦前、ものを書いちゃいけない、と言われましたが、そこまで行きますよ。同じです。

−−しかし、世論にはそうした危機感がない。

 当時もね、われわれ庶民にはまさか戦争が始まるという気持ちはなかったですよ。
のんきだったんです。
袖を切れとか、欲しいものを我慢しろとか言われるようになって、ようやく、これは大変だと思いましたが、女学校の修学旅行は朝鮮、満州に行ったくらいだし、真珠湾攻撃の日は女子大にいたんです。

ちょうど翌日から学期試験で勉強していた。
そうしたら、みんなが廊下を走ってきて「勝った」「勝った」と騒いでいる。
私は明日は試験がなくなると思って「しめた」と思って寝ました。

試験はちゃんとありましたけど、こうやって国民が知らない間に政府がどんどん、戦争に持っていく。
そういうことがありうるんです。
みんな、今の政府での立場を良くしたい。
そうしたら、誰も反対しませんわね。

−−特に当時は大本営発表の情報だけでは何もわかりませんね。

 真珠湾で何があったのかもわからなかったし、なぜ、そうなったのかも知らなかった。
自分たちはいいことをしていると思っていましたからね。

 今は情報は豊かになりましたが、イラク戦争のときはすべて、多国籍軍サイドの情報でした。

私は前の戦争で懲りていますから、自分の目で見なければわからないと思って、イラクに薬を持っていきました。
そうしたら、やっぱり、それまでの報道と実態は違っていました。(つづく)

▽せとうち・じゃくちょう
 1922年生まれ、91歳。小説家、天台宗の尼僧。東京女子大卒。代表作は「花に問え」(谷崎潤一郎賞)や「場所」(野間文芸賞)、「風景」(泉鏡花文学賞)など。「源氏物語」に関連する著作も多い。2006年文化勲章。2012年5月には経済産業省前で脱原発のハンガーストライキに参加した。
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「子供たちにこの国を渡して死ねない」(下)

瀬戸内寂聴さん
「子供たちにこの国を渡して死ねない」(下)
2014.4.6 日刊ゲンダイ

−−今も大メディアは安倍政権の批判をしない。
瀬戸内さんも含めた文化人の方々が脱原発で訴えても、メディアは大きく報じない。
そういう怖さも感じませんか。

 本当に大きな新聞はあまり書きませんね。
以前、経済産業省前の原発反対のテント村に来てくれと言われて、足が悪かったので、車椅子で行ったことがありました。

それまではみんな知らん顔して通っていたけど、私がいると、寂聴さんがいるってなるわけですよね。
それまで無関心だった人が原発反対の字を見てくれる。
それだけでも役に立ったかなと思ったんですよ。

 そうしたら、報道の人が来て、「(こうやって反対していれば)再稼働しないと思いますか」って聞くんです。

周りで座っている人は「しないと思う」って言いましたが、私は「するかもしれない」と言ったんです。
それじゃあ、なぜ、座っているのか、と聞かれて、「もし再稼働しても歴史に残った時に誰も反対しなかったと思われるのが嫌だ。
反対者がいたという証拠で座っている」と言いました。

−−そこまでしないと、取材にすら来ない。

これだけ地震が多い国なのに、信じられないような世相ですよね。

 原発を動かせば、儲かる人がいるんです。その人たちの力が強いから、政府はその人たちと手を結ばざるを得なくなる。

■神も仏もなくて拝金主義

−−命より金儲けですね。こうしたモラルダウンはいつからなんでしょうか。今の政治家が劣化したのでしょうか。

 前も同じようなところはあったように思いますが、今はちょっとひどいような気がしますね。でも、そんな政治家を選んだのは庶民ですからね。

戦争に負けて、日本はもっとひどくなると思ったら、すごい活力でよみがえったでしょ、日本人は。
家を建て、着物を買って、その家に飾るものを欲しくなる。
全部、お金ですよ。
戦後くらい、拝金主義になった時代はないですね。

そうやって日本人は戦争の怖さを忘れちゃったんじゃないですかね。
全てはお金。
そのために目に見えない心とか、神とか仏とかどうでもよくなったんですね。

−−これだけ就職難で、正社員になれないのに、若い人にも妙な満足感があるのか、おとなしい。

 なんとなく食べられて、昔より豊かに暮らしているでしょ?
 国民全体が自分が底辺だと思っていないわけですよ。

本当に貧乏で、困っていたら、もっと騒ぐと思う。
どこかのどかなんですね。

職がないのに。昔は学生が騒ぎましたよね。
世界の歴史を見ても、革命を叫ぶのはいつも若い人たちだったんですよ。
それが草食系とかいって、女ともできないって、そんなことばっかり。

−−なぜ、そうなってしまったんでしょうか?

 こっちが聞きたいですが、やっぱり教育でしょうね。
その教育にも安倍さんがまた手を出そうとしている。

こうして見ていくと、いいことひとつもないですね。
私はすぐ死ぬからどうでもいいけど、子供たちにこのまま、この国を渡して死ねないという気持ちです、怖くて、かわいそうで。

今の若い人にはしっかりと目覚めて欲しいです。
自分のことじゃないみたいな顔をしていちゃダメですよ。
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2014年04月09日

増税に加え社会保険料の負担増は「盗人に追銭」の国家的な詐欺

増税に加え社会保険料の負担増は
 「盗人に追銭」の国家的な詐欺
2014.04.08 07:00 ※週刊ポスト2014年4月18日号

  4月1日から消費税が5%から8%に引き上げられたが、消費増税には、納税者が忘れてはならない公約がある。

 増税を決めたのは、野田民主党政権時代(2012年6月)に交わされた民主、自民、公明の三党合意だが、この時に「増税分はすべて社会保障に充てる」というのが国民に対する約束だった。

  安倍晋三首相も消費税率が3%引き上げられた4月1日の朝、改めて「国の信認を維持するためのもの。全額を社会保障費に充て、子育て支援の充実にも使う」と明言した。

 家計が多少苦しくなっても、年金や保険制度が充実するなら仕方ない──そう思って消費増税を渋々容認した有権者は少なくない。

 だが、4月から社会保障費は軒並み値上げされた。

 国民年金の支給額は昨年10月から段階的に減額されており、昨年4月の支給額と比較すると今年4月はマイナス1141円の6万4400円。

一方の保険料の値上げも段階的に進められ、前年4月から月額210円増だ。厚生年金は平均的世帯で保険料が月額約425円アップ、支給額は4015円ダウンである。

 医療費も跳ね上がる。

この4月の診療報酬改訂に伴い、初診料は従来の2700円から2820円に上がった。

消費増税を上回る4.4%の値上げだ。
医療費は消費税対象外のはずだが、医療機器やシーツ代の増税による値上げに対応するためだという。

さらに今年4月以降に満70歳を迎えた高齢者は、医療費の自己負担が1割から2割へと2倍になる。
金額ベースで計算すると平均で2万9000円の負担増だ。

 協会けんぽ(全国健康保険組合)の介護保険料も引き上げられる。

介護保険の納付は40歳以上に義務づけられているが、今年3月から負担率が0.17%アップ(月給24万円の場合、月額204円)となった。

 そうした保険料の引き上げラッシュによって、2014年度の国民負担率(国民所得に対する税と社会保障費の割合)は過去最高の41.6%となる見通しで、安倍政権発足時の2012年から比べて1ポイント上昇している。

 社会保障制度の充実のために増税を強いられながら、各種の社会保険料の負担増まで強いられるのだから、まさに“盗人に追銭”。
国家的な詐欺というほかない。

政治家が約束を守らないから、国民は「こんなはずではなかった」と増税前に買いだめして自己防衛するしかない。
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毎年20万人が中絶 女性が働きながら出産の環境が貧困な日本

毎年20万人が中絶 
女性が働きながら
出産の環境が貧困な日本
2014.04.09 11:00 NEWSポストセブン

保育園は不足し、ベビーシッターに関する法整備も充分とはいえない日本の社会。

子供を育てるのもそう簡単ではないが、それ以前にそもそも、産みづらいという現状もある。  

昨年は、女性の妊娠には年齢の限界があることを周知し、若いうちの出産を奨励する『女性手帳』の配布論議や、不妊治療の助成費を年齢で打ち切る論議が「国が女性に子供を産むよう強制している」と猛反発を招いた。
そこまでやらないと少子化対策は難しいのだろうか。

少子化対策と子育て支援を担当する内閣官房参与の吉村泰典慶應大学名誉教授は言う。

「マスコミに主旨が理解されないまま、一方的に報道されてしまったのですが、女性が50才になっても妊娠できるんじゃないかと思っているなど、あまりにも教育ができていない現状を変えたかったんです。
国が妊娠を強制するわけにはいきませんから、日本産科婦人科学会で、男女両方に渡せる冊子を作ろうと思っています」

 吉村さんがいまだ日本が「産めない社会」だと感じるのは、中絶の多さからだ。

「今、中絶件数は年間20万件ですが、そこには、経済的な理由や結婚していない等の理由から、やむをえず中絶されている人も多いように感じています。
例えば、シングルマザーでも、社会が子供を育てていくという考え方をしていれば、子供を産んでくださると思うんです」

 特に、今求められているように、働きながらだとなおさらだ。
吉村さんが続ける。

「日本の少子化の要因は、女性のキャリア形成に伴う女性の社会進出です。
それが未婚化、晩婚化、晩産化につながっていくんですが、なぜそうなるかというと、女性が働きながら妊娠、出産、育児ができないから。
インフラも制度も全く整っていない。
社会にも企業にも、そういう意識がないんです」

 そのことは、専業主婦やパートの主婦よりも、バリバリ働く女性の人生を直撃している。

これからは女性の時代、女性も働いて一人前。そう言われそう信じて、仕事に一生懸命で、結婚や子供を後回しにしてきた女性たちは、今になって、若くして子供を作らなかったことを社会から責められている。
慌てて不妊治療に通っても、自業自得という目を向けられる。

 労働経済ジャーナリストで『ルポ産ませない社会』(河出書房新社)の著者・小林美希さんはこう指摘する。
もし妊娠すれば、女性は事実上の解雇に遭ったり、つわりがひどくても残業を強いられるマタニティハラスメントが横行している実態があります。
無理をして働いて、流産してしまう人も少なくありません。
安倍政権は労働者派遣法を改正して、さらに非正規雇用を増やそうとしています。
結局それは、安い賃金で人を使おうということ。
働く側にとっては不安が広がるばかりで、安心して妊娠や出産ができる環境にはありません」

※女性セブン2014年4月17日号
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2014年04月10日

石井苗子の健康術:自分の体と相談して食べる

石井苗子の健康術
自分の体と相談して食べる
2014年4月8日 読売新聞yomiDr.

(ストイックな食事法って本当に体にいいのでしょうか?)

 「アナタの体は、アナタが今まで何を食べてきたか、今何を食べているかで作られている」  こんなビーガン料理レストランの案内を道で渡されました。

 確かに食物アレルギーがある人は、食べ物に気をつけるべきでしょう。

そばアレルギーだと知らずに仲間と「ざるそば」を食べたら、呼吸困難になるということもありえます。

以前、そば屋さんでたぬきそばの天かすにエビがまざっていたので苦しくなったという人とご一緒したことがありましたが、天かすの中のエビにも気をつけなくてはならないんだと、アレルギー反応の怖さに驚きました。

 自分の食物アレルギーを知らないことは恐ろしいことです。
少しずつ慣らしていくという治療法もありますが、細心の注意を払わなければなりません。

 こんな飽食の時代です。代用する食べ物があるならば、アレルギーを起こすものを避ければいいと思いますが、たとえば卵なんて色々な食品に入っているので、いちいち気にしなければならないなんて本当にストレスフルな食生活だと思います。

 アレルギーとは無関係に、宗教的にある種の動物を神聖な物として食さない人たちもいますし、ベジタリアン、マクロビオティックなど個人の考え方で食生活を決めている人もいます。

私の友人でビーガン料理しか食べない女性がいるのですが、動物に関するものは一切食べないという主義ですので、かつおだしのみそ汁もダメなら、卵も牛乳も食べない。ヨーグルトもダメ、パン類に卵が入っていたら食べない。

雑穀、白米、そば、うどん、餅、野菜や豆腐が中心ですから炭水化物が多くなります。
お酒はどうかといえばワインは全くかまわないし日本酒もOKとなります。
植物オイルで揚げたポテトチップスはいくらでも食べていいわけです。

「太らない?」とたずねると、「太っている人もいる」ということ。
「偏食とどこが違うんだろう」と私は疑問に思ったのですが、安全な野菜をたくさん食べるようになったので、肉を食べていたころに比べると体の調子が信じられないほど改善されたそうです。
彼女が動物に関するものを一切食さない理由は、「生き物を人間の食事のために殺さない」という思想的な考え方が入っているようで、食べ物に限らず私生活でも「動物愛護」のボランティア活動を行うなど食生活と生き方が連携して徹底しています。

 しかし一緒にレストランに入ると「これ大丈夫?これなら食べられる?」と、私たちも巻き込まれてしまいます。
最初からビーガンレストランに行くのが一番良いのでしょうがまだお店の数が少なくて、フラッと歩きながら見つけて入るってことはできません。

あと、お値段が高くて量が少ない。
これは私が大食いゆえの不満かもしれませんが、小鉢のようなお皿に入った野菜の豆乳グラタンが1180円、シイタケと昆布だしのつゆで食べる稲庭うどんが少量で1000円。

東京という場所がらかもしれませんが、やせるのは高くて少量のものを食べているからなんじゃないかと思ったぐらいです。

 日本はビーガンレストランがどこにでもあるという状態ではありませんから、私の友人は、自宅でビーガン料理を工夫して(たとえば豆腐でつくる酢豚料理など)作るのが楽しくてたまらないそうです。
そして体はデトックスされていくように快調になっていくとおっしゃる。

 一方で、私の周辺の男性に最近人気なのは、「糖質制限ダイエット」。
こちらはビーガンと正反対で、炭水化物カットです。
肉と野菜ばかり。日本酒もダメです。

白米、雑穀類、そば、うどん、パスタ、パン、ケーキ類、砂糖がふんだんに使われているお菓子やスイーツ、もちろんせんべい、カリントウ類もすべて食べない。

とにかく肉料理、野菜、果物ばかりの生活なのですが、10キロやせたという男性もいます。
単純にビールや日本酒をやめたからじゃないかと私は思うのですが、ワインは飲んでよいそうです。

 上記の方々の特徴は、突然「今日から始める」といった風にストイックに食生活の変化を開始する点にあります。

たばこは心理的に今日からやめるということも可能な嗜好品なのですが、食べ物はどうでしょう。

やせたい一心でとか、「糖尿病予防」に真剣に取り組むという考え方もあるでしょうが、私のように、おにぎり・そば・すし・うなぎが大好きな人間は、糖質制限ダイエットをすると人生の楽しみがどこかにいってしまったような生活になってしまうのではないでしょうか。

それでもやせたい一心で挑戦したことがありますが、やせるより先にものすごい頭痛に襲われました。
インストラクターによれば、これまでいかに炭水化物に頼ってきていたかの証拠ですと言われ、その頭痛が取れたら体がスッキリしますとアドバイスされましたが、泣きたくなるほど豆大福が食べたくなってしまい途中で挫折しました。

 最近、昼間の時間帯のテレビをつけると「女性に人気のレストラン」といった番組が大はやりですが、どれをみてもカロリーは高そうなものばかり。

私もかつては、「体によい食べ物講演会」を何度もやりましたが、集まるのは高齢者が多かったのです。
私の指導教官によりますと「高齢者は何を食べたら体が丈夫になるということはない、むしろ何を食べないかを考えた方がいい。

私が心配しているのは子供たちの食生活の改善」だそうで、なんとなく高齢者にとって夢がないアドバイスだなと思いました。

  私は時々食生活を変えてみるのは、人生の中で何回かあって良いことだと思っています。
高齢者は何を食べてももう関係ないではあまりにもさびしい意見です。

お腹なかがすいたら好きな物を「少量」食べるのは、年齢に関係なく良いことでしょうが、それよりお腹がすく前に時間が来たからとにかく食べるとか、空腹を無理に我慢して仕事するといったような習慣から直していくこと。
とにかく食べたいものを自分で作ること。
これが食事の健康法だと思います。

 現代人の食生活は自分のライフスタイルに合わせて食べる時間を工夫する必要があるでしょう。
ある程度いつも空腹にしておくことは必要でしょうが、空腹すぎるのも、満腹すぎるのも、食事にこだわりを持ちすぎるのも、健康的とはいえないと私は思います。

まず、自分で台所に立って食べたいものを作る。
特に男性はそこから始めるのがいいのではないでしょうか。
このごろは女性もあまり食事を作らないそうですから両者とも、まず料理をしてから自分の体と相談してみましょう。
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2014年04月11日

金銭感覚の危険度チェックリスト

金銭感覚の危険度チェックリスト
2014.04.10 11:01 NEWSポストセブン

毎月、気付くといつのまにか口座残高が減っている、なぜか貯金がたまらない…なんて人は少なくないだろう。

これは、自分のお金の使い方をきちんと把握できていない証拠。

将来を見据えて貯蓄をしていくためにも、まずは自分の金銭感覚をしっかり把握し、危機感を持つことから始めたほうがよさそうだ。

そこで、ファイナンシャルプランナーの横山光昭氏に金銭感覚の危険度をチェックできるリストを作ってもらった。

0〜2個しか該当しなければ「かなりの節約ニスト」。
3〜5個該当なら「ギリギリ節約ニスト」。
ここまではセーフだが、
6個以上は危険なゾーン!
6〜8個該当なら「厳しい…散財ニスト」。
9〜10個の該当までくると「危険! 借金ニスト」なのだ。
6個以上当てはまってしまった人は、早急に意識改革が必要だろう。

●金銭感覚“危険度チェックリスト”

□待ち合わせなど、時間にルーズで遅れがち
□コンビニに寄ると、ついで買いをしてしまう
□交通費と食費を全部電子マネーで済ませてしまう
□セールやバーゲン品は買わないと損な気がする
□部屋が散らかっている
□大抵のことは「なんとかなる」と思っている
□レシートやポイントカードで財布が膨らんでいる
□買い物の際に、ついで買いをしてしまうことがよくある
□節約は格好悪いし、面倒だと感じる
□クレジットカードの分割払いやリボ払いをよく使う

横山氏によれば、金銭感覚と生活態度は密接に関係しているという。

「時間が守れなかったり、片付けの苦手な人は、お金にもルーズな場合が多い」とのこと。
また、電子マネーで、交通費や買い物代などジャンルの違う出費を混ぜて支払うことも避けたい。
収支を把握しづらくなり、支出が増える原因となってしまうからだ。

消費税のみならず、この先も僕らの負担は増える一方。
少しくらい給料が増えたからといって、無駄な支出を続けていたら、お金なんて貯まるはずもない。
傷が深くなる前に、今一度、自分の“悪癖”を見直してみよう。
(井上真規子/verb) (R25編集部)
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悩みを溜め込んではダメ!自分で自分のメンタルを守るための5箇条

悩みを溜め込んではダメ!
自分で自分のメンタルを守るための5箇条
2014.04.11 12:00 NEWSポストセブン

桜も咲き終わり、日に日に暖かくなって、なんとなくワクワクする季節ですね。

その一方で、“五月病”という言葉もあるように、職場の異動や環境の変化などで、「なんとなく自分のメンタルが落ち込み気味……」という人も増えているのではないでしょうか。

人間関係や環境の悩みを溜め込んでしまって、「気付いたらうつ病かも……」と手遅れになってしまっては大変です!

 そうなる前に、自分で自分を助ける“セルフヘルプ術”を知っておきましょう。
そこで今回は、マリアージュカウンセラー・斎藤芳乃さんの近著『一週間で自分に自信を持つ魔法のレッスン』を参考に、うつ病予防に取り入れたい、“自分で自分のメンタルをコントロールし穏やかに保つ方法”を、ご紹介します。

■1:無理に頑張らない

<できないものをできるようにする必要はありません>
無理に頑張ったりしないことが重要です。
苦しい時は自分一人で抱え込まず、誰かに助けてもらうという選択肢も増やしてみて下さい。
<楽になることを目的に行動する> このような考え方ができると、目の前のストレスから解放されます。

■2:関わる人を選ぶ

<自分から関わりたい人や環境を選ぶ>
自分にとってストレスを感じる人をなるべく避けて、素直な気持ちを話せる人とだけ積極的に関わるとよいそうです。
また、さみしい時は、自分を孤独にさせないことも重要とのことです。

■3:自分で自分に幸せを与える

幸せにしてほしいと感じる時は、誰かに満たされることばかり求めるのではなく、自分で自分に幸せを与える手段を選ぶことで、次第に満ち足りた時間も増えてくるといいます。

■4:傷つけられた時は守ってもらう

<誰かに傷つけられたときは怒ってもいい>
傷つけられ、怯える前に、怒ってもいいのです。
また、そんな時は、 <友人であれ、弁護士であれ、上司であれ、誰かに守ってもらうことで、傷つけられた痛みや不安は改善>
自分一人で抱え込むと、どんどんネガティブな気持ちが膨らんでしまいますよね。
そんな時は守ってもらうことも重要です。

■5:休む勇気を持つ

なにかをしていて苦しいな、と感じたら無理して続けずに休む勇気を持って下さい。
完璧にする必要はないし、休む自分を自分自身が許せることで、 <「できないからダメなんだ」と自分を傷つけてしまうことも減っていきます>

以上、“自分で自分のメンタルをコントロールし穏やかに保つ方法”をご紹介しましたが、いかがでしたか?

頑張り屋さんな人ほど、自分自身に厳しくなってしまい自分を追い込んでしまうということがあります。
放っておくと、うつ病になる可能性があるので、ぜひ今回の記事を参考に、自分で自分を守る“セルフヘルプ術”を身につけてくださいね。
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2014年04月12日

「平成小保方忠臣蔵」の内蔵助は現れるのか

石井苗子の健康術
「平成小保方忠臣蔵」の
    内蔵助は現れるのか
2014年4月11日 読売新聞yomiDr.

(研究者は夢を強く持ち続けて)

 「風さそふ、花よりもなほ、我はまた、「科学」の名残を いかんとやせん」

 9日、理研の小保方さんの記者会見を見て、上の句が頭に浮かびました。
35歳でこの世を去った浅野内匠頭の辞世の句の「春」を「科学」に私が勝手に変えています。  

「風に吹かれ散っていく花も春を名残惜しいと思うだろうが、それよりも、春を(科学を)名残惜しく思う私の気持ちはどうすればいい」といった意味で、ちょうど桜が散っていく季節なので思い出しました。

 同じテーマでブログを書くのは今回初めてですが、彼女は、「STAP細胞はあります!」と言い残して去ってしまうのでしょうか。

彼女の意思を継ぐ、小保方さんの大石内蔵助が現れてほしい。
結果がどう出ても、再現してほしいと思います。

 これまでも大学の組織的仕業とも思える事件はありましたが、弁護士が同席したとはいえ、彼女のように大勢の報道陣の前で、ひとりで謝罪する報道はあまり見られません。

しかも「STAP細胞は本当はありませんでした。申し訳ございません」という記者会見ではないのです。

 「彼女は研究者としての倫理に欠けている」と理化学研究所の方がインタビューに答えていましたが、論文については何度も未熟だったと謝罪しています。

理化学研究所を「吉良上野介こうずけのすけ」とまでは申しませんが、どうしてもう少し擁護してあげないのか不思議でなりません。

彼女をフロントラインに置いて、組織的に研究発表を急いだ責任はないのでしょうか?

 確かに落ち度はあったでしょうが、「悪意」とか「改ざん」、あげくは「研究は小保方ひとりの責任です」という強い言葉をもって批判されました。

これでは彼女が「不服申し立て」したくなるのも無理ないと私個人は思います。

 彼女が「STAP細胞はあります。社会貢献に役立つことができるように研究を前進させてほしい」と発言したことで、今後、何かが動かざるを得なくなると思います。

 小保方さんが表に出てくることがないにしても、「再現して見せてください」という国民、特に難病を持つ人々の気持ちを粗末にしてはいけないと思います。

 研究者にとって最も大切なことは、研究者自身が強い夢をもっていることです。
自分の研究を信じる心です。
最初から悪意が存在する研究はそれこそ倫理に欠けるのです。

 しかし、あのアインシュタインでさえ、最終的には自分の夢とかけ離れた結果を生むことになりました。
彼は、原子力が大きなエネルギーであることを示す理論と公式を考えついただけです。
決して原子爆弾を作る作業に直接かかわっていません。

原子力が人類に大きく貢献するだろうという夢を持っていましたが、結果的には広島・長崎に原子爆弾が投下されたのです。
強烈なショックと自分の研究に対するストレスがあったことでしょう。
戦争という最悪の機会に自分の発明が利用されたことに対するストレスです。

 小保方さんの論文には手違いが多くあったと謝罪していました。
間違いはあったのでしょうが、あれこれごちゃまぜにしてバッシングされているのではないでしょうか。

「すでにiPS細胞があるのだからいいではないか」と言ったコメンテーターもいましたが、科学の選択肢はいくつあってもいいのです。

 若くして輝かしくデビューして注目された女性研究者に対して、あそこが間違っていた、ここが間違っていたと非難ばかりしている。

オシャレでブランド品を身に着けているとかまるで芸能人のような扱いですし、家の前には報道陣が集まり、外出もできないストレスにさいなまれたとも言っていました。

割烹着についても「メディアがおそろしくなりました」と本人が言うほど特別な目で書かれていました。
これでは入院もするだろうなと思います。

 長年かかってやっと認められたり、一生芽が出なかったり、研究的作法に振り回されて終わったりしても、学術や研究の世界の多くがそれに耐えており、またそれでいいのだという風習がありますが、私はそろそろ終わりにしたらどうかとも思っています。

独自の研究であらゆるところを転々と渡り歩いてきたと小保方さんが言っているのを聞いていて、とにかく体力を取り戻して生き続けてほしいと思いました。

小保方さんのストレスを緩和するには、早く新しい味方を見つけることです。
どの世界の仕事にも共通することです。
小保方さんはまだ30歳、先は長い。
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2014年04月13日

いのちに優しく:春に必ず気が滅入る

今日は、小だぬきの61歳スタート日
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いのちに優しく いまづ医師の漢方ブログ
春に必ず気が滅入る
2014年4月11日 読売新聞yomiDr.

  近所の小学校の入学式で、駆け出す子供を嬉うれしそうに眺める両親の姿を見かけました。

ふと目を足元に向けると、小さな花がきれいに咲いています。
タンポポ、スミレなど、いろいろな色の花が心を和ませてくれます。

 この季節、新しい出会いに、目を輝かせている人は多いと思います。
しかし、新しい環境で、精神的な負担を感じる人もいらっしゃいます。
期待と不安が精神的な重荷になっているわけです。

 「友達100人、できるかなぁ」と、新しい出会いにワクワクして、プラスに考えられる人もいますが、中には、「どうやって友達を作ればいいのだろう」と、マイナスに考える人もいます。

◇ 「先生、これは病気でしょうか」

 先日、外来にいらした方は、「毎年、春になると気分が滅入めいってしまいます。
わたしは春が苦手なんです」とおっしゃいました。
「手足の肌に、ぴりぴりとした電気が走ったような感覚になり、気持ちが落ち着きません」と、ご自身の腕をさすりながら話します。

 冬から春に季節が変わる時期、さまざまな訴えをされる方が外来におとずれます。
気分が滅入る、おなかを壊しやすい、昼間の眠気など、身体の不調を訴える方々です。

 今回のこの方を診察させていただくと、腹直筋が緊張してピンと張っていました。
「そんなに身構えなくてもいいですよ」と言いながら、診察を続けます。
今度は、みぞおちあたりに、軽い抵抗を手のひらに感じました。
「なるほど、なるほど」と、ひとり納得しながら、診察を終えました。

 「あなたにとって、春は大きな負担になったのですね」。
わたしは説明を始めました。

 土の中から草花が芽生え、冬眠から生き物が覚める季節、わたしは人の身体も大きく変わると考えています。

冬の間、縮こまっていたものが、春になって大きく伸びをするとき、身体の調子も大きく変わり、精神的にも肉体的にも、負担になると考えています。

 三寒四温、この時期は気候も安定していません。
気圧の変化に身体がついていけないことも、原因の一つだと思います。

 こんなときに、漢方医学では、「気き」の巡りが悪いと考えます。

 目に見えない「気」というものが、うまく身体の中をめぐっていないために身体の不調が起きているという考え方です。
この場合、「気」を春の時期にあった状態にすることが大切です。

胃薬で?

 わたしは、この方に人参湯(にんじんとう)をお出ししました。
この漢方薬は、胃薬として用いられるものです。

 どうして、「気」の病に胃薬を使うのでしょうか。
それは、元気を取り戻すには、胃腸が丈夫で、食事をしっかりととらなくてはならないからです。
食欲が増し、体力がつくことで気力も充実し、「気」が身体の中をめぐり、春にあった身体にしてくれるわけです。

 この方は、2週間後、元気な笑顔で診察室に入ってこられました。
「これまでひとりで悩んでいたのは、何だったのか。もっとはやく相談に来ればよかった」と笑いながらお話しになりました。

 みなさんは、春をうまく迎えられているでしょうか。
体調がすぐれなかったり、気分的に落ち込んでいたりしませんか。
そんな時は、ひとりで悩まず、近くの医師に相談してみてください。
そして、春をうまく過ごす手立てをいっしょに考えましょう。

 春をうまく過ごすことが、一年をうまく過ごすことにつながります。
*************************
今津嘉宏(いまづ よしひろ)
芝大門いまづクリニック(東京都港区)院長
日本がん治療認定機構認定医・暫定教育医、日本外科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医
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佐野実氏だけじゃない…中高年が蝕まれる“複合汚染”

佐野実氏だけじゃない
…中高年が蝕まれる“複合汚染” 
2014年4月12日  日刊ゲンダイ掲載

 有名ラーメン店「支那そばや」の店主で、“ラーメンの鬼”としてテレビ番組にも出演していた佐野実氏が11日、多臓器不全で亡くなった。
享年63歳。
糖尿病を患っていて、2月中旬から入院していたが、病室でも「支那そばや」のラーメンを口にしていたという。

 ラーメンは子どもからお年寄りまで愛される国民食だが、健康的なイメージはない。
6年前には、新横浜ラーメン博物館の広報だった武内伸氏も肝硬変で亡くなっている。
「3食ラーメン」生活を送っていたラーメン王。
48歳の若さだった。

 医学博士の米山公啓氏は「ラーメンの特徴はカロリーの高さと塩分の多さ。塩分の過剰摂取とがんの関係は医学的に証明されています。
やはり、控えめに食べるのがいいでしょうね」と言う。

■「41歳寿命説」に現実味

 最近は佐野氏と同じぐらいの年齢で亡くなる有名人が多い。

女優の安西マリアさん(享年60)がそうだし、蟹江敬三さん(同69)、大滝詠一さん(同65)もまだ若かった。
みんなの党の藤巻幸夫参院議員(同54)はさらに年下だ。

問題は塩分だけじゃないだろう。
1990年には、1959年生まれ(今年の誕生日が来て55歳)以降の人の平均寿命は41歳だとする書籍「41歳寿命説」が話題になった。

子どものころに防腐剤、着色料、保存料などの添加物や農薬を摂取し始めた世代は早死にすると説いた本だ。

 実際、戦後の1948年に60品目だった添加物は、60年代には約350品目になり、今や1500品目ぐらいまで増えている。
それだけに気になってしまう。

「危険食品読本」の著書がある食品ジャーナリストの椎名玲氏が言う。
「今の40〜60代は、子どものころに高度経済成長期を迎えています。

主婦も働きに出るようになった世代。
家庭では食生活に手間を掛けられなくなり、そこにレトルトカレーやインスタント麺が出てきた。
しかも、今ほど製造者が食品の安全性に意識がなかったから、危険な食品添加物がいくつも使われていた。
そんな食品を摂取すれば、体は複合的に汚染され病気を引き起こしかねません

また、化学物質は経皮吸収もします。
化粧品やシャンプーに含まれる成分でも病気につながるケースがある。
乳がんが増えたのも経皮吸収によるものだとの指摘があるくらいです」

 長生きしにくい時代である。
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2014年04月14日

週のはじめに考える 冤罪はだれが防ぐ

週のはじめに考える 冤罪はだれが防ぐ
2014年4月13日 東京新聞「社説」

 冤罪(えんざい)にかかわるニュースを聞くと、少なからぬ人がこう思うでしょう
一体、裁判所は何をやっていたのか。
ましてや今は裁判員時代であるのに、と

 先日の袴田事件の再審決定では、決定理由が捜査機関の証拠の捏造(ねつぞう)にまで言及していたことに、多くの人が驚いたでしょう。

 しかしながら、この事件の裁判のもう一つの驚きとは、最初に死刑を言い渡した一審・静岡地裁判決の裁判官三人のうちの一人、熊本典道さんがのちになって、判決は誤りだった、自分は無罪を主張していた、と公表したことでしょう。
自責の念からです。

◆一審判決の強い疑念

 本来なら裁判の評議の秘密は漏らしてはならないとむろん知りつつも、判事を辞めたあと、長い沈黙を破って胸の内を明かしたのでした。

 一審判決を振り返ると、特別な付言のあることに気づきます。

 こう述べます。  …自白を得ようと極めて長時間にわたり取り調べ、物的証拠に関する捜査を怠ったため、結局は「犯行時着用していた衣類」という重要な部分について、虚偽の自白を得、これを基にした公訴の提起がなされ…。

 要するに、証拠の捏造は当初から強く疑われていたのです。
 それにもかかわらず有罪とされたのはなぜか。
大多数の証拠を退けつつ、検察官作成のたった一通の「自白」調書を採用したからです。

もし冤罪であるのなら、その「有罪」は被告側から見れば、警察、検察、裁判所の共同的な作業の結果ということになるでしょう。

 中でも、刑事裁判の大原則、疑わしきは被告人の利益に、を実行すべき裁判所の役割は一体どこへ行ってしまったのか。

 同じような体験は、日本刑法学の泰斗で、二年前に亡くなった元最高裁判事団藤重光さんもしています。

◆団藤氏の一抹の不安

 余談のようになりますが、団藤さんは、旧制の小中校で二年の飛び級をして通常より若く東京帝国大学法学部を首席で卒業。
二十三歳で助教授、三十三歳で教授となった人物。

教え子でのちに作家となる三島由紀夫は団藤講義の論理性に魅せられた一人です。

 団藤さんの体験とは、最高裁判事の時のもので、著書「死刑廃止論」に書いています。

 大要は以下のよう。
 …ある田舎町で起こった毒殺事件で、被告人は捜査段階では自白していたかとも思いますが、少なくとも公判では一貫して否認。
よくある型の事件です。
しかし状況証拠はかなりそろっており、おそらく間違いないだろうと、心証はとれるのです。  

しかしながら、被告人、弁護人の言い分を聞いてみますと(捜査の不十分から)一抹の不安がどうしても払拭(ふっしょく)できなかった。
そして死刑を言い渡した時、傍聴席から罵声(「人殺しっ」)が飛んだ。
たまたま私の主任事件ではなかったが、胸に突き刺さった…。

 著書は事件名を明かしてはいませんが、それといわれる事件は状況証拠しかなく、毒物の入手先や所持の事実すらはっきりしないということでした。
この被告、元死刑囚は獄死しています。

 団藤さんはこの裁判を機に死刑廃止論者となります。
もともと誤判の恐れを抱いていたのです。

 しかし、以上の告白は、日本刑法学の巨人であり、戦後、新刑事訴訟法をつくりあげ、のちに文化勲章を受章した人物ですら、疑わしきは罰せず、という裁判の鉄則を守り切れなかったという、一つの事実でもあります。

 最近、足利事件などDNA鑑定の進歩による冤罪の証明がいくつか出てきています。

 米国ではもっと早く死刑囚の釈放が続々と現れました。
過去の科学鑑定の誤りや隠された証拠が見つかったのです。
陪審のある国ですから、市民が誤った有罪を言い渡した事例もあるでしょう。

 米国の民間団体「死刑情報センター」(DPIC)の調査では、一九七〇年代半ばからこれまでに百人を超す死刑囚の無実が判明し釈放されている。
その理由とされた、拷問による自白、証拠の不開示、警察の不正は残念ながら日本でも繰り返されてきたことです。

◆「裁判員」時代だから

 日本は裁判員時代にあります。

 市民裁判員が、もしも熊本さんや団藤さんのような立場になった場合、一抹の不安は果たして生かされるのか。
一抹の不安を生じさせないための、取り調べの可視化や証拠の開示など捜査側の改革はまさに急務です。

 誤判の根絶は難しいかもしれない。
しかし、なくすためには、繰り返すようですが、疑わしきは罰せず、の鉄則をまず裁判所がしっかり守るしかありません。

*****************************
小だぬき
この「社説」の大筋は賛成ですが、大事な冤罪発生の原因に言及していないのが残念です。
マスコミの「警察発表垂れ流し」報道、推定有罪とも思えるプライバシーの暴露報道。
マスコミのスクープ合戦の犠牲者がいることを直視して欲しいと思うのです。
逮捕され「被疑者」になった人の立場にたって 検証報道をする必要があります。
「疑わしきは 罰せず」「推定無罪」は、マスコミ報道にも強く求められています。
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2014年04月15日

鳥インフル対策よりゴルフを優先させた安倍首相の“非常識”

鳥インフル対策より
ゴルフを優先させた安倍首相の“非常識”
2014.4.14 日刊ゲンダイ

 熊本県の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザ(H5型)が発生し、13日は朝から大騒ぎだった。

 熊本県はすぐに2養鶏場のニワトリ11万2000羽の処分を開始し、隣接する宮崎県など九州の自治体でも相次いで対策会議が開かれた。

 政府も農水省に対策本部、官邸内の危機管理センターに情報連絡室を設置。
午前11時には、関係閣僚会議が緊急招集された。

 3年前の鳥インフル発生時は9県に感染が拡大。
180万羽が処分され、鶏肉に対する風評被害も広がった。
今回も、これからGW明けごろまで渡り鳥の移動時期のため、感染拡大が懸念されている。

■緊急招集
「関係閣僚会議」は安倍首相不在

 そのため、緊急の閣僚会議には総務相、農相、国交相、国家公安委員長らが出席、「政府一丸となって、感染防止拡大のため万全の対応を取る」ことが確認されたのだが、これを仕切ったのは菅官房長官だった。

“政府一丸”なのに安倍首相は不在。
なぜなら、山梨の別荘近くで大好きなゴルフに興じていたからだ。

首相動静によれば、安倍は別荘を午前7時16分に出発し、同20分に「富士桜カントリー倶楽部」に到着。
ヒッチンズ駐日英大使や日枝久フジテレビ会長らとゴルフをたっぷりフルで楽しんで、ゴルフ場を出たのは午後2時44分だった。

 本人もさすがにマズイと感じたのだろう。
ゴルフ場出発直前の記者団の取材に、「午前8時に秘書官を通じ、政府として情報を収集するよう指示した」と早期対応を力説したうえ、「この後、再び農水省から報告を受けたい」とわざわざ強調していた。
だが、午前8時に対応できたのなら、そこでゴルフを中断して帰京すれば、午前11時の緊急の閣僚会議には十分間に合ったはずだ。

■JR東海のリニア売り込み

 この週末の安倍は、JR東海のリニアモーターカーの売り込みで、ケネディ駐日米大使と実験線に乗車し、山梨の雪害を視察、別荘に1泊して、翌朝ゴルフというスケジュールだった。

「インフラ輸出という金儲けのため、“お友達”の葛西敬之・JR東海名誉会長のためなら自ら出ていく。
しかし、養鶏業者にとって死活問題であり、食の安全にも関わる鳥インフルは後回し。
<命よりカネ>の安倍首相の姿勢がよく出ていますよ」(野党議員)

安倍のゴルフは2週連続だ。先週は突然の雷とみぞれでちゃんとホールアウトできなかったから「今週はよっぽどやりたかったんだろう」(自民党関係者)という皮肉まで聞こえてくる。

 政治評論家の野上忠興氏がこう言う。
「日曜に<緊急>の閣僚会議を開くのです。
自分の配下の大臣を緊急招集するのですから、せめて会議に遅れたとしても、ゴルフを途中で切り上げて駆けつけるのが、総理大臣のあるべき姿です。

最高指導者としてのモラルの問題。
<指示をしてあるから大丈夫。文句あるか>という姿勢ですが、ゴルフが全部終わった後に格好をつけても仕方ありません」

 こんな非常識首相に国民はいつまで高い支持率を与え続けるのか。
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イギリスと日本で違う「小保方さん問題」の報じられ方

イギリスと日本で違う
「小保方さん問題」の報じられ方
2014.04.15 07:00 newsポストセブン

 日本中の話題をさらった万能細胞の「STAP細胞」捏造疑惑。

先日、行われた理化学研究所(理研)の小保方晴子ユニットリーダーの記者会見の生中継は、各局で高視聴率をマークするなど注目を集めました。

会見での小保方さんの説明は不明瞭な部分も多く、専門家や視聴者からは不満の声も聞こえています。

 一方、報道陣から「(理研の)笹井芳樹副センター長と不適切な関係にあったと報道されている。
どう感じたか」といった、研究とは直接関係のない質問も飛び、それはそれで「本質的ではない質問」、「マスコミの報道姿勢もおかしい」と疑問を呈する人もいるようです。

 そもそもSTAP細胞が発表された当初、祖母からもらった割烹着を着て実験を行う姿や、ピンク・黄色に塗り替えた研究室の壁、好きなキャラクターはムーミン……と、小保方さんの女性らしい一面が、研究内容以上にフォーカスされた側面があります。

  たとえば朝日新聞は「泣き明かした夜も STAP細胞作製、理研の小保方さん」という見出しで快挙を報道。

読売新聞は「論文一時は却下…かっぽう着の『リケジョ』快挙」といったスポーツ紙のような見出しで記事を掲載しています。

 もちろんこれらの記事では研究内容にも触れてはいますが、業績に関係ない彼女の「女子力」がクローズアップされすぎています。

スポーツ紙やワイドーショーならこれでも構わないかもしれませんが、新聞社や報道番組が同じ方向で報じるのはいかがなものでしょうか。

 当時から、そういった日本の報道に疑問をぶつけているのが、書籍『日本の女性がグローバル社会で戦う方法』の著者・谷本真由美さんです。

現在、ロンドンに住む谷本さんは、STAP細胞発見の初報をイギリスのニュース番組で知り、その後、日本での報道をネットで見ることになるのですが、その紹介のされ方の違いにびっくりしたそうです。

「BBCでは、テレビ放送でもウェブでも、まずこの発明が何であるか、なぜ画期的なのかが紹介され、イギリスの研究者の解説を盛り込み、医学などにどのように貢献するか、ということが明記されました。

また小保方博士に関しては「Dr Haruko Obokata」と明記されているだけで、年齢や性別には触れていません(なお、イギリスでは博士号がある人のことはドクター何々と呼ぶのが当たり前です)。

 イギリスの他の主要新聞でも、この発見が何なのか、どのように貢献するのかに記事のスペースが割かれ、小保方博士の年齢、性別、服装、ラボの装飾に関しては一切書かれていません。

倫理問題に触れた記事があるのも日本と違うところです」(『日本の女性がグローバル社会で戦う方法』より)

 件の会見でも、小保方さんの「泣くことを想定してマスカラを控えたメイク」や、清楚に見えるファッション、訴えかけるような声色など、見事なまでの「女子力」に注目が集まりました。もちろん、彼女が「そういう人」だという事実はあるでしょう。

 ただ、それを差し引いても、日本のマスコミはその部分に流されすぎているのではないでしょうか。

 とはいえ全てマスコミのせいにすることもできません。
「マスコミは国民を移す鏡」とも言われ、読者が知りたい情報をマスコミは追いかけているのです。
我々、視聴者、読者もそのことを改めて認識すべきかもしれません。
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2014年04月16日

香山リカのココロの万華鏡:夢見るのは悪くないけど 

香山リカのココロの万華鏡
:夢見るのは悪くないけど 
毎日新聞 2014年04月15日 首都圏版

 STAP論文問題をめぐる騒動が収まらない。
研究や論文執筆で中心的な役割を担った理化学研究所の小保方晴子リーダーの記者会見は、テレビで生中継され、新聞でも大きく取り上げられた。

 いろいろな分析や感想があると思うが、私が気になったのは何度か出てきた「役に立ちたい」という言葉だった。

STAP現象に出合って以来、「いつか多くの人々の役に立つ技術にまで発展させていける日を夢見て」、研究を続けてきたのだという。

 小保方さんの気持ちにウソはないのだろう。
大学でも「社会で必要とされる人間になりたい」「大勢の人たちのために何かしたい」と将来の夢を語る学生は少なくない。

「私さえよければいい」という自己中心的な考えに比べれば、「役に立ちたい」という気持ちは立派だと言える。

 しかし、そこに一つ落とし穴がある。
それは、「役に立たなければダメなのか」という問題だ。

診察室では、世の中や人々のために何かしたいと考えていたのに挫折した人が、ときどきやって来る。
まずは自分の健康や楽しみのために生きてもいいんじゃないですか」と助言すると、「それでは人生の意味がない」と首を横に振ってこう言う人もいる。
「誰かの役に立たなければ、私が生きていることにも気づいてもらえない」

 「役に立ちたい」は「認めてもらいたい」という欲求と裏表の関係にある。
そういう人は時として、なんとか認めてもらおうと夢中になり、いつの間にか「役に立つ」という、はじめの目的を忘れてしまうこともある。

 社会の役に立つのはすばらしいことだが、それだけが生きる意味ではない。
自分がまずその日、その日をしっかり生きて、大勢に知られなくても手ごたえのある暮らしを送る。
季節の移り変わりを楽しみ、身近な家族や友人と笑いあう。
「人生はそれで十分」という気もする。

 小保方さんは「役に立ちたい」と思いすぎ、「病気で苦しむ人も子宮がなくて出産できない女性も、みんなが救われる」とあまりに大きな夢を追いかけすぎたのではないだろうか。
もしかすると、それくらいのことを達成できないと科学者人生には意味がない、と思ったのかもしれない。

 夢を見るのは悪いことじゃないけれど、夢がかなわなくたって生きる意味はある。
もっと等身大の生活を送る道もあったのではと、「とにかく役に立ちたい」と繰り返す学生たちの顔を思い浮かべながら考えてしまった。
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2014年04月17日

PC漬けの人注意!「テクノストレス」が原因で起こる危険症状7つ

PC漬けの人注意!
「テクノストレス」が原因で
      起こる危険症状7つ
2014.04.16 19:00 美レンジャー

長いパソコン作業によって起こるドライアイや肩こり、腰痛……。
仕事とはいえ辛いですよね。

しかし、それだけでなくパソコンと絶えず向かい合っている人には、”テクノストレス”といわれるストレス症候群が発生しやすいので注意が必要です。

このストレス症候群は、処理速度の速い機械に人間のほうが合わせて作業することによって、心身に歪みが出てくることが原因だとされています。

この歪みを放っておくと、心身の病気に進んでしまうことがあるのです。

今回は、テクノストレスが原因で起こりやすい症状や病気を7つご紹介します。

■1:月経前症候群 生理前に精神的な不安定感に陥ったり、肉体的な苦痛が強く出やすくなります。

■2:仮面うつ病 肩こりや頭痛、倦怠感、疲労感などの症状が見られ、原因がうつ症状であるケースも多いようです。

■3:慢性疲労症候群 ストレスによってウィルスに対する抵抗力が低下し、全身の倦怠感や微熱、思考力低下などが起こります。

■4:過敏性腸症候群 長期的に下痢と便秘を繰り返します。

■5:自律神経失調症 ストレスによって自律神経の調子が狂い、偏頭痛など身体の不調が起こります。

■6:脱毛症 女性であっても頭のてっぺんから薄くなってきます。

■7:過換気症候群 ストレスが引き金となって呼吸困難に陥ります。

上記のような症状があったら、原因はパソコン疲れかもしれません。

オフィスのストレスといえば人間関係が最大理由といわれてきましたが、それに加えてパソコンばかりの環境というのも、こうしたストレス症候群を発生させてしまいます。

人間関係も悪くなく、ストレスが少ないはずなのに、心身の調子が悪いという人は至急対策が必要かもしれません。

目や肩の疲労を和らげ、長時間作業を続けずにリフレッシュすること。

そして休日は、自然体で過ごすなど、積極的にストレスを軽減させるようにしましょう。
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従業員半減で不調倍増…おさえておきたいうつ病必須知識

従業員半減で不調倍増…
おさえておきたいうつ病必須知識
2014.4.16 日刊ゲンダイ

仕事でストレスゼロの人はほとんどいないだろう。

「景気回復」といわれているが、それを実感できている人がどれくらいいるか…。
だれが、いつうつ病を発症してもおかしくない時代

サラリーマンとして知っておくべきうつ病対策など、東京女子医大東医療センター精神科・山田和男教授に聞いた。

■同僚・部下のうつ病サインを見逃さない

 山田教授があるメーカーの産業医から聞いた話だ。
以前は心の不調に関する相談者数は月5〜10人だったのがリストラで社員数が半分に減ったら、月の相談者数は2倍に増えたそうだ。

「社員数が減り、1人当たりの仕事量が増えたのが原因です。
残業ゼロでもうつ病になるリスクはありますが、残業時間が増えるとリスクがより高くなる傾向があります」

 残業が増えると、睡眠時間が減る。
興奮状態の時に働く交感神経から、リラックス状態の副交感神経への切り替えがうまくいかなくなり、自律神経の働きが悪くなる。
すると、精神の疲労が蓄積され、うつ病を発症しやすくなる。

同僚や部下のうつ病サインを見逃さないためのポイントとして、残業45時間以上をひとつの目安にし、『仕事のパフォーマンスが落ちた/ミスが多くなった』『明らかに食欲が落ちている』のどちらも見られるようなら、うつ病が疑われます

 最近は“典型的なうつ病(メランコリー型)”より、“一見では分かりにくいうつ病(非定型)”が増えているので、うつ病サインでよくいわれる「抑うつ気分」「意欲・気力の低下」
「興味の喪失」などは周囲から分かりにくい。

家族ではなく、会社の仲間ならなおさらだ。

「しかし、仕事のミスなどは目立ちますし、食の進み具合も比較的チェックしやすい。

この2点があるようなら、会社に産業医、保健師、衛生管理者がいるなら彼らへ、いないなら心療内科医や精神科医への相談を勧めた方がいいでしょう」

■復職後のポイント

「休んでいた分を取り戻さなければ」とシャカリキになるのは厳禁。
うつ病を再発しかねない。

山田教授が10年以上産業医を務めている製造業では、試行錯誤の末、復職後のうつ病再発を回避するためのプログラムを次のようにした。

「主治医が復職可能としても、“ならし勤務”をしてもらいます。
最初の1カ月は午前中出社。
うつ病は午前中の調子が悪いので、その時間帯に仕事ができるかを見ます」

 この間、締め切りのある仕事は任せず、メールの整理などをしてもらう。
「土日祝日以外は1日も休まずに勤務できたら、次の1カ月は定時までの勤務。
こちらは9割以上勤務できればOKです」

 半日勤務、あるいは定時までの勤務が途中挫折したら、もう一度イチから始めてもいい。
ただし、“ならし勤務”は最大3カ月。

この間に半日勤務と定時までの勤務を1カ月ずつ続けられないなら、復職はまだ早い。

「半日勤務も、定時までの勤務も、『1カ月続ける』ことがポイント。
うつ病から十分に回復していなければ、1週間は頑張れても、2週間目あたりから息切れがしてきます。
無理して復職し、うつ病再発となれば、治りが悪くなります

 企業の体制で“ならし勤務”のようなことができなければ、クリニックなどで「復職プログラム(リワーク)」を設けているところがあるので、利用するのも手だ。

ただし、内容は千差万別なので、きちんとリハビリになりそうなところを選ぶことが大切だ。
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2014年04月18日

百害あって一利無し!「落ち込み癖」から逃れるための思考パターン3つ

百害あって一利無し!
「落ち込み癖」から逃れるための思考パターン3つ
2014.04.17 19:00 WooRis

上司や先輩に怒られた! 恋人に冷たい態度をとられた! 同僚に悪口を言われた!……などなど、嫌なことがあれば誰しも落ち込みますよね。

しかも、相手との今後の付き合いを考えると、建設的な対応をしたいし、マイナスの感情も引きずりたくないし……と、クヨクヨ悩んでしまうこともあるでしょう。

でも、必要以上に落ち込んだり、自分を責めたりすることは、“百害あって一利なし”です! 

そこで今回は、哲学を元にした“落ち込み癖を終わりにするための解決策”3つをご提案します。思考をちょっと変えるだけで心が楽になるはず。ぜひ1から順に試してみて下さい。

■1:相手に“された”のではなく“させた”のでは?と考える

相手に何かを“された”時に、セットで考えたいのが、自分が相手に”させた”可能性です。
たとえば、自分が相手の気に障ることや、問題や失礼に当たる発言・態度をしてしまった覚えはないでしょうか?
 思い当たるふしがあれば、今相手に何を言うべきか、今後どうすべきか、といった的確な対処がとれます。
原因が明確でない場合は、不必要に「自分が悪い」と思い込む必要はありません。

■2:相手に嫌なことがあっただけなのでは?と考える

1の項目に思いたるふしがなかった場合、可能性として考えられるのは、“単に相手に嫌なことがあった”ということです。

たとえば相手の個人的な問題で、“面白くないことがあった、二日酔いだった、疲れていた、寂しかった、寝不足だった”ということが原因かもしれません。

また、それ以外の理由、“相手の立場・役職・性別・価値観・好み”によっても、怒りをかってしまう可能性があります。
これは自分のせいではなく、相手次第のなので、曖昧ですし、見極めに時間がかかります。
なので、こういった可能性も考えて、あまり落ち込みすぎないようにしましょう。

■3:自分も同じ経験がないか、共通点を探す

結果的に1と2どちらの項目が原因でも、「自分も似たような経験はなかったか?」と、考えてみましょう。
まったく同じじゃなくても、似た経験や何となく分かる部分はあるでしょう。

少しでも共通点を持つと、一気に気持ちが楽になります。
“自分が嫌な思いをさせられた”という気持ちに固執しなくなるので、自身の反省もできますし、相手を許す気持ちも生まれます。
落ち込みすぎることも、引きずることもないでしょう。

以上、”落ち込み癖を終わりにするための解決策”3つをご提案しましたが、いかがでしたか?
必要以上に落ち込む人は、“それだけ自分のことが可愛い”ともいえるそうです。
自分が可愛いから必要以上に気にしたり、落ち込んだり、引きずるということなのですね。

嫌な思いをしたら、落ち込む前に上記3項目を思い返し、必要以上に落ち込んでしまう自分とサヨナラしましょう!
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人間ドックは「おみくじ感覚」で!

イグ・ノーベル・ドクター新見正則の日常
人間ドックは「おみくじ感覚」で!
(2014年4月18日 読売新聞)

 人間ドックの続きです。
早期発見が実は寿命にあまり影響しない検査もありそうだという話を前回しました。

マンモグラフィーによる乳がんの早期発見で予後は変わらなかったという臨床研究を紹介しました。

なにが正しいかは、医療の世界ではなかなかわからないという説明もしました。
でもボツボツですが、着実に進歩しているのです。

少々「要注意」がついても気にするな

 しかし、人間ドックを僕は否定していません。
僕の家内は、ここ数年人間ドックに行っています。
マンモグラフィーもしています。
遠方に住む姉も一緒にやります。
そんな年一回の人間ドックが姉妹のおしゃべりの機会なのです。
ほほえましい光景です。

 一方で、僕自身は人間ドックをしたことがありません。
なんか病気が見つかるのもちょっと怖いような気もします。
なかなか仕事を休めないということを言い訳にして人間ドックは未経験です。
でも病院で行われる健診(採血やレントゲン)は年2回しっかりと受けています。

 健康に関心を持つことはとても良いことです。
僕たちは市場原理の社会で生きています。
グレーであれば、お金が回る方に力が働きます。
それが、多くの人が幸せになると思っているのです。

みんながお金を使わない世の中では、消費が冷え込んで、社会は活性化しません。

 人間ドックは体の異常を早期に発見することで、顧客からお金を頂いています。
ですから、人間ドックの検査の報告書には要注意というマークが結構つきます。
当たり前ですね。見逃しが一番人間ドックでは困るので、疑いが少々ある程度で、要観察という指摘になります。
そして要観察としたほうが、来年もその顧客が人間ドックに来きてくれるので、ある意味致し方ない流れになります。

 ですから、人間ドックで少々要注意、要観察がついても、あんまりガッカリしてもらいたくないのです。
まったく健康なのに、人間ドックの検査の値で、ウロウロして、そしてかえって心煩って、病気もどきになっているひとがときどき僕の外来に見えます。

そんなひとはいっそ、人間ドックを受けない方が精神衛生上いいのかもしれません。
人間ドックは「おみくじ感覚」でうければいいと思っています。

日常生活の管理こそ大事

 明らかな病気であれば、真摯しんしにそれに向き合いましょう。
そして早期に治療すれば、有益なことが多いです。

問題はちょっとした変化の時は、まず日常生活の改善などを心がけて、そして来年また人間ドックで調べれば良いですね。
それが「おみくじ感覚」ということです。

 明らかな不調もないのに、将来的に病気になるかもしれないと思って、早々とクスリで介入することに僕は反対なのです。

メタボリックシンドロームもそうです。
血液データのちょっとした異常もそうです。
血圧のちょっとした変動もそうです。

クスリを飲む前にまず日常生活を見直しましょう

 日常生活の管理を指導できるドックが素晴らしいと思っています。僕が毎週火曜日に勤務している公益財団法人の愛誠病院(東京都板橋区)では、メディカルヨガをはじめました。

人間ドックで来院された方に、そして希望者には、アメリカで今流行はやっているメディカルヨガを体験してもらおうというプロジェクトです。
そしてその練習用のDVDもお渡ししています。

 人間ドックの使命は、まず健康管理と思っています。
折角せっかく、時間とお金を使って健康に興味を持っていただいた人々に、ただ検査をするだけではなく、日頃の生活改善となる何かをもって帰っていただこうという趣旨です。

僕はメディカルヨガで健康管理

 メディカルヨガは僕自身もやっています。
昨年の9月からアメリカでメディカルヨガを学んだ岡部朋子さんに愛誠病院に来きていただいて、興味ある職員と習っているのです。
とってもいいですよ。
本当にからだが楽になります。
ネットで「メディカルヨガ」と検索して下さい。詳細がわかりますよ。

 健康診断で異常値がみつかったというときに、まずクスリを飲むのではなくて、食事や運動やストレスを減らすなどの方法を試しましょう。

どんなことでもいいです。
散歩でもいいのです。
そのひとつの解決手段がメディカルヨガなのです。

僕は日本全国にお金がかからない健康管理のひとつであるメディカルヨガが普及することを願っています。
 人それぞれが、少しでも幸せになれますように。
**********************
小だぬき
私が30年近く 通っているのが愛誠病院です。
次に互助会で「人間ドック」補助が決まれば 火曜日に予約してメディカルヨガを経験してみたいです。
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2014年04月19日

新学期でも朝起きられない子どもが急増中!原因は「朝ごはん」にあった

新学期でも朝起きられない子どもが急増中!
原因は「朝ごはん」にあった
2014.04.18 12:00 WooRis

新学期が始まりましたが、あなたのお子さんは新しい環境にはもう慣れていますか?

 実は最近、朝起きられない、あるいは元気がない子どもが増えているというのです。

子どもが幼稚園や保育園に入ると、だんだんと一日のリズムが確立されてきますが、実は、その生活リズムには、“朝ごはんをきちんと食べること”が大切だというのです。

そこで今回は、雑誌『母の友』2012年4月号の「子どもが過ごしやすい一日のリズム」記事で、夏見台幼稚園・保育園の園長である南部愛子さんが述べていることを引用しつつ、“朝ごはんの大切さ”についてご紹介します。

■朝ごはんを食べないと頭も体も働かない

<朝食べないでお昼まで過ごすのは、体が目覚めていないうえに、エネルギーが不足しているので、特に午前中の活動に影響してくるのです。

これから先、小学校に行くようになったら朝からお勉強ですから朝ごはんを食べていないと、授業は頭に入らないだろうと思います。>

脳にエネルギーを送るためにも、朝ごはんは大切です。
なぜなら、脳は夜、寝ている間もエネルギーを消費しているからです。
もちろん、体にもエネルギーが必要なのはいうまでもありません。

朝ごはんを食べない子が増えているようですが、南部さんによれば“朝ごはんを食べてきていない子”は一目瞭然で、すぐにわかるそうです。
周りから見て、エネルギーが足りていないことがすぐにわかるほど、朝ごはんの影響は大きいのですね。

■朝ごはんを食べるためには夜更かししても早起きする

<いきなり早く寝るように変えるのは難しいかもしれませんが、第一歩としてできるのは、前の晩にどんなに遅く寝ても、翌朝は決めた時間に起こすことです。

朝は親も準備に忙しくて、朝ごはんを食べる時間がない、という家庭も多いかもしれません。
きちんと朝ごはんを食べるためには、早く起きる習慣をつけることが大切です。
就寝時間がどんなに遅くても、朝起きる時間を決めていると、やがてその時間に起きるようなリズムができてきて、朝ごはんもきちんと食べられるようになるとのこと。

もちろん、朝ごはんも“完璧に作らないとダメ”なんてことはなく、ご飯とお味噌汁で十分ということです。
以上、大人はもちろん子どもにも当てはまる“朝ごはんの大切さ”についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

現代生活では、子どもの就寝時間はついつい遅くなりがちですよね。
いきなり早寝はできなくても、朝は決まった時間に起きるようにして、朝ごはんをしっかり食べる時間を作るようにしましょう。

朝ごはんは、食べること自体が体や脳にとって大切であると同時に、生活のリズムを作るという意味でも重要なことです。
大きくなってから生活のリズムを直すのは大変です。
子どものうちから、規則正しい生活習慣を身につけておきましょう。

【参考】
※ 『母の友』2012年4月号
「子どもが過ごしやすい一日のリズム」(福音館書店)
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2014年04月20日

3億円事件モンタージュ写真 1人の男性の顔写真をほぼ流用

3億円事件モンタージュ写真 
1人の男性の顔写真をほぼ流用
2014.04.19 07:00 ※SAPIO2014年5月号

 3月末、「袴田事件」で死刑が確定していた袴田巌元被告に対する再審が決定し、袴田氏は釈放された。

  袴田事件の他にもグリコ・森永事件(1984〜1985年)、
国松警察庁長官狙撃事件(1995年)など、未解決事件は多数存在するが、その陰には警察の重大な問題が潜んでいる。

「国松事件」では、長官狙撃を“自供”した現職巡査長の存在を公安警察が隠蔽したが、身内の疑惑を隠蔽しようとするのは公安警察だけではない。

白バイ隊員に扮して日本信託銀行の現金輸送車を奪った東京・府中市の「3億円事件」は、1968年12月10日の事件発生以来、多くの小説やドラマの材料になった。

 白バイのヘルメットを被った男の「モンタージュ写真」は事件の象徴として広く知られるが、実は、この写真は「モンタージュ(組立)」ではない。

その事実を突き止めたジャーナリストの近藤昭二氏は言う。

「モンタージュというのは、沢山の写真の中から目撃者の証言に合わせて目や口のパーツを切り抜き、それらを組み立てて一枚の写真を作ることを言います。

しかし、かの有名な『モンタージュ写真』はすでに亡くなっていたSという男の写真を、ほとんどそのまま流用したものでした」

 その理由は、有力な容疑者として浮上した当時19歳の青年Aの「属性」にあるという。
「驚くべきことに、青年Aは、現職の交通機動隊中隊長の息子だった。
しかも事件の5日後に自殺してしまったのです。

そのため刑事警察は少年Aによく似たSという無関係な人間の写真を少しだけ加工し、モンタージュ写真として公表しました。

 もちろん、この事実は幹部クラスしか知りませんでした。
現場で聞き込みをする刑事たちは本物のモンタージュ写真だと思って捜査していたのですから、この隠蔽工作で捜査が大きくねじ曲げられてしまったことは間違いない」

 さらに警察の失態は続いた。3億円事件では、現金輸送車を奪う際に乗り捨てた偽の白バイや、輸送車から現金を移し替えた逃走用の車両など、153点もの遺留品が発見されたが、それが逆に足かせになった。

「遺留品が多かったので、必然的に多くの捜査員が投じられました。
そうなると、今度は『あっため報告』が頻発するのです

自分の掴んだ情報を捜査会議の場で出さない。
他の捜査員に手柄を取られるのが嫌で、幹部にだけこっそり報告して点数を稼ごうとする。
これでは捜査会議の意味がない」(近藤氏)
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憂楽帳:家族の病気

憂楽帳:家族の病気
毎日新聞 2014年04月19日 中部夕刊

 家族の病気は日常生活を大きく揺さぶる。
妻(52)が昨年2回、脳腫瘍の摘出手術を受けた。
足元がふらつくため検査すると左右の脳の間に子どものこぶし大の腫瘍があり運動中枢を圧迫していた。

7月の手術で取り切れず、11月の再手術で残りを摘出できた。

 杏林大学病院(東京都)の塩川芳昭教授らの事前説明は詳細だった。

無数の血管が集まる脳の画像を見せられ、頭の骨を5センチ四方切開することやリスクに及び不安は募ったが、丁寧な分納得もできた。

最初の手術は大幅に長引き、途中で別室に呼び出された。

緊張感でドキドキしたが「頭を開くと血管を伴う種類と分かり止血に手間がかかっている」と再び丁寧な説明を受けた。

 退院後の経過は良好で後遺症もごくわずか。
妻は「最初は怖かったが、スタッフを信頼でき2度目は全く不安はなかった」。

十数年前ミスを隠蔽(いんぺい)する医療機関を取材し追及したが今回、印象は異なり、徹底したインフォームドコンセント(十分な説明に基づく同意)と技術の高さが際立っていた。

家族に日常が戻った。
               【小出禎樹】
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2014年04月21日

高齢者ねらう特殊詐欺 手口が次々変化

高齢者ねらう特殊詐欺 
 手口が次々変化
2014年04月20日 読売新聞「熊本」版

窮地に陥った親族を装ったり、架空のもうけ話を持ちかけたりして、大金をだまし取る特殊詐欺。

県内でも被害が増加している。
被害者の大半は高齢者で、「家族に打ち明けにくい」と泣き寝入りするケースも多いとみられる。
県警は今年度、詐欺グループからの押収名簿や県警OBを活用して、水際での被害防止に力を入れる。   

■しつような電話

 「次から次に電話がかかってきて、よく分からなくなってしまった。
詐欺だろうとは思ったけど……」
 県内の70歳代女性は、沈痛な表情で振り返った。

 3月中旬、大手インターネット会社の社員を名乗る男から自宅に電話がかかってきた。
「あなたの名前を使って(食品会社の)株を1000万円分購入したいのですが」

 男は考える隙を与えないように、「あなたの名前が名簿に載っている。
載るのは選ばれた人だけ」「名前を削除するにもお金がかかる」と矢継ぎ早に持ちかけてきた。

身に覚えがないため電話を切ると、再び電話が鳴り、別の食品会社員を名乗る男が「あなたの口座に1000万円分の株を引き渡す。
まず100万円振り込んでほしい」。

 多くの情報をもたらされた女性は混乱した。
インターネット会社員をかたる男から「株の売買を取り消されたら、大変な迷惑がかかる。後で返すので、100万円を引き出して」と再び電話があったときには、判断力が低下していた。  幸い、お金を引き出そうと訪れた郵便局の局員の機転で被害は免れたが、怖くて今も電話に出られない。
「もう人の言うことが信じられない」と、女性は涙を浮かべた。  

■60歳以上が8割

 警察庁のまとめでは、昨年の特殊詐欺の被害総額は全国で約486億9000万円と、統計を取り始めた2004年以降で最高額となった。

被害者の8割が60歳以上の高齢者で、特に70歳以上の女性が5割を占めている。

 県警によると、県内の昨年の被害は75件、総額3億4260万円だった。
今年は3月末までに16件(前年同期比2件増)、約8200万円(同約4400万円増)となっている。
 だます口実や送金手段など手口は変化を続けている。

 1〜43の数字から六つを選び、最高で4億円が当たる数字選択式宝くじ「ロト6」。
当選番号は当日のインターネットで発表されるため、ネットで見た番号を電話で教え、翌日の新聞で確認させて相手を信じ込ませる。

次からはでたらめな数字を教え、情報料名目で金をだまし取る。
県内では約3500万円をだまし取られた人もいる。

 特殊詐欺への警戒を強める金融機関を避け、現金を送ることが禁じられているレターパックやゆうパックを指定する手口も。
県内では昨年17件(同11件増)と急増している。   

■撃退電話も導入

 県警は今年度、県警OB2人を「特殊詐欺被害防止アドバイザー」として採用。
全国の警察が詐欺グループから押収した名簿の掲載者や過去の被害者の自宅を訪ねて防犯指導を行う。

 さらに過去の被害者宅の電話機に録音機を取り付ける。
「振り込め詐欺撲滅電話です。
この通話は録音されます」とのガイダンスを流し、別の詐欺グループを“撃退”する。
今年度は100台の取り付けを予定している。

 県警犯罪抑止対策室の福岡淳一室長補佐は「詐欺と思ったらまず誰かに相談して、警察に通報してほしい。早期の通報が被害防止と犯人逮捕につながる」と呼びかけている。

〈特殊詐欺〉

 電話やメールなどを使って、面識のない人から金をだまし取る詐欺の総称。
親族などを装う「オレオレ詐欺」や「架空請求」といった「振り込め詐欺」のほか、架空のもうけ話で社債や株の購入を持ちかける「金融商品等取引詐欺」、ギャンブル必勝法名目の詐欺などがある。  

◆相談と通報を

 詐欺グループは巧妙な話術で人の心につけ込む。
取材した女性は「本当の話だったら誰かの迷惑になると心配で……」と声を震わせた。
こうした善意を利用した特殊詐欺は、決して許されない。
プライドがあってだまされたことを言えない人も多いが、被害撲滅のためにまずは通報してほしい。

 詐欺グループの間では、高齢者の名簿が出回っており、いつ電話がかかってきても不思議ではない。
一人で抱え込むと判断力が鈍る。
おかしいと思ったらすぐに周囲に相談できる態勢が必要だ。
         大久保和哉
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照れも遠慮もない。車内の好奇の目も気にならない。母親を楽にしてやりたいという気持ちしかなかった

筆洗
2014年4月20日 東京新聞

 混み合う通勤電車の中で風体のよからぬ中年の男に声を掛けられた。
三十年ほど前の話である。
若い時の川谷拓三さんに似ていた。
たまたま、自分は座っていた。
「学生さんか」「ええ」「席をかわってくれねえか」

▼男は健康を害しているようには見えない。
むしろ頑強そうである。
厚かましいなとは思ったが、断れば面倒なことになる気もした。
席を立った

▼自分が座るのかと思っていたらそうではなかった。
車内の奥から年老いた小柄な女性を連れてきた。
「かあちゃん、席をかわってもらった」。
母親はすみません、すみませんと何度も頭を下げた。
男は、オロナミンCを自分に差し出した。「疲れちゃうからさ」

▼この男を恐れた自分を恥じた。
男のようにあっけらかんと生きたいとさえ思った。
男には照れも遠慮もない。車内の好奇の目も気にならない。母親を楽にしてやりたいという気持ちしかなかった。
あの母親にはいつまでも長生きしてほしいと本気で思った。
あの男のために

▼韓国南西部の珍島(チンド)沖。
沈没した船の中に大勢の人が閉じ込められている。
つらい。
本当につらい。
日本政府は支援を申し入れたが、韓国側は今は必要ないといっている

▼事情もあるのだろう。海域が混み合うことを心配しているのかもしれないが、もし変な遠慮であれば、それはあまりにも悲しい。
あの男と母親はどうしているか。
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2014年04月22日

NHK籾井会長を追い詰める受信料「支払い凍結運動」の威力

NHK籾井会長を追い詰める
受信料「支払い凍結運動」の威力
2014.4.21 日刊ゲンダイ

居座っているNHKの籾井勝人会長(71)も、これでギブアップするのではないか。

 市民団体「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」が、籾井会長が4月中に自ら辞任しない場合、受信料を半年間支払わないよう視聴者に呼びかける運動をスタートさせたからだ。

21日、NHKの担当者と面会し、籾井会長の辞任を求め、運動を開始することを通知する。  運動の特徴は、受信料の「不払い」ではなく「支払い凍結」。

籾井会長が辞めた場合は、支払いを再開するとともに、滞納分も支払うように呼びかける。

 市民団体には「受信料を払う気になれない」「口座の引き落としを止めたいがどうしたらよいか」という問い合わせが殺到しているという。

「もし、受信料の支払い凍結運動が大きくなったら、籾井さんは辞めざるをえないでしょう。
なにしろ、NHKの事業収入6997億円のうち、受信料収入は6725億円と96%を占める。

単純計算でも契約者の1割が1カ月間“支払い凍結”しただけで56億円の収入が途絶え、NHKの業務はマヒしてしまう。

かつてNHKのドンと呼ばれた海老沢会長も“受信料の不払い”が急増したことで辞任に追い込まれています」(NHK関係者)

気になるのは“凍結運動”に賛同した場合のリスクだ。

最近、NHKは受信料を払わない個人に対して容赦なく支払いを求める訴えを起こしているからだ。
弁護士の紀藤正樹氏はこう言う。
「訴えられたら負ける可能性はあります。

ただ、果たしてNHKが裁判に訴えられるかどうか。
判決が出るまで、普通は5カ月程度はかかる。
半年後には支払う可能性が高いのに、わざわざ裁判を起こすのかどうか。
しかも、賛同者が数万人になったら裁判費用は巨額になる。

1人当たり1万円程度の受信料のために、訴訟費用だけで赤字になってしまう。
なにより、裁判沙汰になったら、世論を喚起し、運動が拡大する可能性がある。

損得を計算したら訴えるとは考えづらい」

 市民団体側は、半年後にいったん受信料を支払い、また半年間の運動を開始すればいい。
辞任するまで永遠に運動を続けられる。

籾井会長が追い詰められるのは間違いない。
「政府が右と言ったら右だ」とNHKを政府の宣伝機関にすると宣言している籾井会長。
国民の手でクビを取れたらスゴイことだ。
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がん免疫療法の元祖「丸山ワクチン」新たな臨床データで騒然

がん免疫療法の元祖「丸山ワクチン」
新たな臨床データで騒然
2014年4月22日(火)7時0分配信 NEWSポストセブン

がん治療は「手術」「放射線」「抗がん剤」が標準治療とされているが、その限界を唱える医師も登場する昨今。

“第4の治療法”として注目を浴びているのが「免疫療法」である。

がん細胞を直接殺すのではなく、人間の持つ自然免疫力を高めて、がんの発生や増殖を抑えようとする治療法である。

 いま、免疫療法の元祖というべき薬の有効性に大きな関心が集まっている。

1944年に日本医科大学元学長の故・丸山千里氏が皮膚結核の薬として開発した『丸山ワクチン』である。

 丸山ワクチンは丸山博士を中心に長らくがん治療に転用する研究が続けられ、1976年には抗がん剤として製造承認を求める申請が当時の厚生省にも出されるも、「効果が認められない」と5年後に却下。

薬事法にも規定のない異例の「有償治験薬(有料の治験薬)」として、希望者のみ医師の承諾書を提出すれば使用が認められている。

「丸山ワクチンは水と同じ」――いまも効果に疑問を呈すがん治療の権威はいるが、論より証拠。
使用者はすでに40万人に達し、患者・家族の会には様々ながん治療のケースで、「劇的に回復した」という声も寄せられている。

 だが、いくら体験談が集まろうとも、きちんとした臨床試験を行い、科学的にも有効な根拠を示さない限り、がん治療薬としての正式認可が下りないのは当然といえる。

今回、丸山ワクチンに再びスポットライトが当たっているのは、「新たな科学的データ」が出たからである。

 4月18日、都内のホールで行われた「NPO丸山ワクチンとがんを考える回(第12回)」。

詰めかけた300人以上の患者や医療関係者の前で、埼玉医科大学国際医療センター教授(婦人科腫瘍科)の藤原恵一氏が、ひとつの治験データを報告した。

 藤原氏が丸山ワクチンの臨床試験に携わり始めたのは1992年。
当時、川崎医科大学の産婦人科に勤務していた同氏は、上司の命によって「イヤイヤ」やらされていたという。

「私も最初は丸山ワクチンなんて胡散臭いと思っていたんです」と苦笑する。
しかし、臨床試験を続けていくうちに、驚愕の結果に触れることとなる。

「放射線治療を受ける国内の子宮頸がんの患者さん249人に、丸山ワクチンと同じ成分の薬(試験薬剤コード名はZ―100)を併用投与して、プラセボ(偽薬)との比較試験を行ったところ、Z―100を投与した患者さんの5年生存率が使わない患者さんより10%も上回っていたことが分かりました。

これは他の抗がん剤や分子標的薬ではほとんどあり得ない数字です」

 しかし、この結果を導き出すためには多くの“見込み違い”もあったという。
「実はZ―100の濃度を3段階に分けて、有効性を比較する臨床試験も行ったのですが、なんと高用量のほうが生存率が悪いという結果になってしまったんです。

つまり、丸山ワクチンをたくさん使用すると毒になるのではないかと、一時騒然となりました。  でも、よくよく掘り下げてみると、高用量の生存率は従来の放射線治療のみの生存率と同じで、低用量を用いることで子宮頸がんの予後が良くなっているという驚くべき現象であることが分かったのです」(藤原氏)

 これら画期的な臨床結果は、昨年ASCO(米国臨床腫瘍学会年次集会)でも報告されたが、残念ながら患者の子宮頸がんの進行度にばらつきがあるなどして、「統計学的には意味のある差とはいえない結果になってしまいました」(藤原氏)という。

 今後は効果をよりはっきりさせるため、末期の子宮頸がん患者に限定し、臨床試験の範囲を日本だけでなくアジア各国にまで広げていく方針だ。

丸山ワクチンは免疫賦活剤なので、理論的にはどんながんにも一定の効果があるはず」と期待を込める藤原氏。

「ひとつのがん種の治験をやり直すだけでも5年〜7年はかかり、莫大な金もかかる」(医療関係者)ため、広くがん治療の“特効薬”として再び承認を得るのは容易ではない。

だが、開発から半世紀の時を経ても、丸山ワクチンは色褪せていないことだけは確かだ。
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2014年04月23日

健康基準値 キリよい数字かつ若者と80歳が同じなのは不自然

健康基準値 
キリよい数字かつ
若者と80歳が同じなのは不自然
2014.04.22 16:00 NEWSポストセブン
※週刊ポスト2014年5月2日号

人間ドック学会が4月4日、血圧やコレステロール値、肥満度などについて行なった大規模調査の中間報告を発表。
そこで、現在の健康診断で採用されている健康基準値と大きく差がある「新基準値」が公表された。

 例えば血圧の場合、これまでは上(収縮期血圧)が130以上、下(拡張期血圧)が85以上なら「血圧が高い」と診断されてきた。

それが、今回公表された新基準値では大幅に緩和され、上は147まで、下は94までは正常値であるとされた。

最も従来の数値とかけ離れているのが、いわゆる「悪玉コレステロール」とされてきたLDLコレステロールで、現基準では120未満が正常とされたが、新基準では男性の上限が178、高齢女性では190まで拡大された。

 そうなると、「今の基準は一体、何なのか?」と疑問が出てくるのも当然だ。

現行の基準は、各分野の専門学会が算出したもの。
例えば高血圧の基準値は「日本高血圧学会」が定めた高血圧治療ガイドラインに沿うものだ。  

算定の根拠は何か。

日本高血圧学会事務局に聞くと、「欧米を中心とした複数の研究レポートに、健康に有益な血圧の範囲についての調査結果が出ている。
それらを体系的、総合的に勘案して導き出したのが基準値です。
多岐にわたる研究調査を参照した数字なので、ひと言で説明するのは非常に難しい」という。  だが、この策定の仕方そのものに懐疑的な研究者も少なくない。

高血圧や高脂血症、糖尿病などの予防治療を専門とする医学博士で新潟大学名誉教授の岡田正彦氏が指摘する。

「私は血圧関連の複数の学会のガイドラインに示されている基準値の根拠となる文献をすべて精査しました。
しかし、その中に正常値の数値がきちんと明記されている文献はひとつもなかった。
学会が発表する基準値の根拠は、専門家の目から見てもわかりません」

 たしかに血圧の上限〈130〉、LDLコレステロールの〈120〉、総コレステロールの〈200〉、中性脂肪の〈150〉、肝障害の指標になるγ-GTの〈50〉、肥満度を表わすBMIの〈25〉など、今の基準値は素人目にも“キリがよすぎる数字”である気がしてしまう。

 東海大学名誉教授の大櫛陽一・大櫛医学情報研究所長もこう指摘する。

「日本の現在の基準値は、年齢はおろか性別さえ分かれていない項目が大半です。

20歳の活力に満ちた男性と、80歳のおばあさんが同じ基準で判断されるのは、あまりにも不自然だ」

 対して、今回の約150万人に及ぶ人間ドック検診受診者の血液検査データを使って、健康基準を導き出した調査では、十分なサンプル数があるので、男性と女性、さらには年齢までも分けて調査をすることが可能だった。

例えばコレステロール値では男女差に加え、女性は年齢別に基準値を設けている。

 だが、「病人」と診断される人が減ることは、必ずしも歓迎すべきではないという専門家の指摘もある。

臨床循環器病学の権威である杏林大学医学部名誉教授の石川恭三氏がいう。

「人間ドック学会の調査は、これまでにない大規模なものであるうえ、これまでの日本の基準値に明確な科学的な根拠が不明なものもあったという点を浮き彫りにするなど、意義は小さくない。
しかし、従来のように基準値が厳しく見積もられていることは、病気の一歩手前の“グレーゾーン”の人にも警告を与えられるので、病気予防の観点からは良いことと考えられます。

 生活習慣病は、自覚症状に気付いた時には病気が進行していて手遅れであることも多い。
詳しい検査を受けるチャンスとしてグレーゾーンの領域は残しておくべきでしょう」
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担任の入学式に欠席した女性教諭はなぜ責められるのか

石井苗子の健康術
担任の入学式に欠席した
女性教諭はなぜ責められるのか
2014年4月22日 読売新聞yomiDr.

(その時、息子と夫はなんと言ったのか)

 「○○らしくしなさい」とは、子どもの頃に目上の人からよく言われた耳慣れた言葉です。
「男らしく、女らしく」が代表的でした。

「女らしく」とは何かといえば、男性から好かれるような女性のかわいさだったり、誰からも愛される女性という答えが返ってくる。

「母親らしく」といえば、子どものためには命をかける覚悟があるかなんてことまで引き合いに出され、それが美徳と教育される。

そんな時代を見ていたであろう50代の女性教諭が、勤務する高校の入学式に休暇届を出し、担任となった学級の生徒や父母にお詫わびの手紙を残し、自分の息子の別の高校の入学式に出席したことは、意味あるできごとでした。

 これを「らしく」で表現すると、「母親らしいが教員らしくない」だったり、仕事に一生懸命「らしさ」に欠けるといったところでしょうが、いずれにしても、曖昧な言葉です。

有給休暇の平等性の視点から見れば、休暇は休暇で話は終わりなのです。

何々だったらいいが、何々ならダメという視点は、どうしても偏見の匂いがします。

 ずいぶん昔になりますが、楽屋に自分の子どもを連れて来たある外国人の芸能人を、女性小説家が批判し、「論争」にまで発展したことがありました。

他の出演者に配慮が足りないといった内容だったように記憶していますが、「時代だな〜」と、今回のニュースで久しぶりにあることを思い出しました。

 故・伊丹十三監督のスタジオで私が通訳のアルバイトをしていた時、妊娠中の女性スタッフが辞めさせられたことがあり、外国から来ていたスタッフに「妊娠が理由か?」と、かなり不思議がられました。
まるで悪いことをしたみたいじゃないかと。

撮影現場は危険だからという日本人的な愛情表現があったのでしょうが、外国の方には「そんなことは自己責任」とさっぱり意味が分からない様子でした。
「妊婦したから仕事を取り上げるとは何ごとだ!」とのこと。
夫がいるなら仕事をする必要がどこにあると言っていた日本女性のスタッフと対立していました。
そういう時代が90年代まであったのです。

 詳細なことはわかりませんが、その女性教諭の夫はどうしていたのか。
彼女はシングルマザーなのか、息子がどうしても来てほしいと言ったのかなど、深い事情を知りませんから、こういう場合は許可が取れたならそれ以上は何も問わないのが常識だろうと私は思うのです。

 最近、「モンペ」と呼ばれるモンスターペアレンツから、「忙しい親が入学式に来ているのに、担任が休暇を取るとは何ごとかと批判した」とネットの記事で読みました。

私が育った古い時代もどうかと思いますが、「忙しい親が出席しているのに」とまで発言される現代の教員ストレスもコントロールが大変です。

 私がもし現役の親で、「主役は子どもなんだし、明日になったら出てくるのだからいいじゃないか。
親に自己紹介が遅れたぐらいでガタガタ言うな」なんてコメントをしたらどうなっていただろうと思いました。

 東京大学では、入学式・卒業式に両親と祖父母まで参加し大人数になってしまうので、大学側が参加ルールを作るしか方法がなかった例があります。

親族が行きたいと言えば学生は来るなとは言えない時代なのかもしれません。
子どもの健康管理の名目で親が受験に付き添うので、受験生がバスなどに乗り遅れ、試験開始時間に間に合わないとうハプニング?も最近ありました。

これは「母親らしい」ことなのか、それとも利己主義の部類に入るのでしょうか。

 小学生高学年になれば、気持ちを表現する子もいるでしょう。
「一度しかないことだから来てほしい」と言うか「来なくてもいいから」というかは、その子どもの性格かもしれません。

 私個人としては、苦労してひとりで育てていれば、有休を取って息子の入学式に参加していいと思ってしまう。

もう先生は静かに教室に戻っているでしょうから、今後、騒ぎ立ててほしくないと思います。
間違っても彼女がテレビの画面に出てくるような事態にならないでほしい。
ストレスフルな顔を見なくてすみますように、静かにしてあげてほしいと思います。
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2014年04月24日

憂楽帳:避難する権利

憂楽帳:避難する権利
毎日新聞 2014年04月23日 中部夕刊

 ここ1カ月、ずっと引っかかっていることがある。
「避難する権利」。
福島県から子どもと愛知県に自主避難している母親の言葉だ。

東日本大震災から3年の3月、愛知県内であった集会に参加した母親に取材をした時に聞いた、涙ながらの訴えだった。

 震災後、家族や親戚と愛知にやってきたという。
時がたつに連れて家族らは帰り、今は母子2人だけ。

母親は「帰ろうという気持ちはあるけれど」。
だが、小学生の子どもへの影響はどうなのか、放射能汚染への不安が今も除かれないでいるのだ。

 福島から来た他の避難者が言っていたことを思い出した。
帰らない人に、厳しい視線が同郷人から向けられることがあると。

また、母子は、避難先の集合住宅で、住民から「帰れ」と罵声を浴びせられたこともあるという。

 そんな3年間だから、口を突いて出たのだろう。
「避難する権利を認めてほしい」。

人々はまだ渦中にある。
この時の実感が、今も時々よみがえる。
思いを伝えてほしいとの思いが筆を動かす。
                     【清藤天】
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残業代ゼロ案 際限なく働かせるのか

残業代ゼロ案
 際限なく働かせるのか
2014年4月24日 東京新聞「社説」

 安倍晋三首相の指示で検討が進む「残業代ゼロ」案は、サラリーマンの長時間労働を助長しかねないものだ。

過労死や「心の病」を減らそうとする社会の流れに明らかに逆行する。
看過できない。

 報酬につながらない残業を強い、成果が出るまで際限なく働かせる。
そんな「ブラック企業」を助長するような労働法制の改悪案である。

第一次安倍政権の二〇〇七年に世論の批判で導入を断念した経緯がある「ホワイトカラー・エグゼンプション」という成果報酬の仕組みを、対象を一般社員に拡大して実現しようというのだから驚きを禁じ得ない。

 安倍首相は政府の産業競争力会議と経済財政諮問会議の合同会議で「労働時間ではなく、成果で評価される新たな仕組みを検討してほしい」と指示した。

つまりは企業にとって都合の良い成果主義の賃金体系を広める狙いといっていい。

目玉政策が乏しい成長戦略の柱にする意向である。

 基本的な考えは、働く人が労働時間を自分で決める代わりに、残業代や深夜・休日勤務などの割増賃金をもらえなくする。

労働基準法は労働時間を「一日八時間、週四十時間」と定め、それを超える場合は役員や管理職を除き、残業代の支払いを企業に義務付けているが、この規制を外すのである。

 成果さえ出せば短時間で仕事を切り上げられる可能性はある。
しかし、厚生労働省が懸念を示すように、日本は使用者側である企業の立場が著しく強い。
「成果」や「賃金」が企業のさじ加減で決まりかねず、結局は労働者が成果を求められ過剰労働や解雇など不利益を被るおそれがある。

 長時間労働が背景にある過労死や過労自死、うつ病などの「心の病」が社会問題化する中で、時代に逆行するものである。

超党派の国会議員が「過労死等防止基本法案」を国会に提出しているが、その努力に反しはしないか。

 働き手を守る労働規制を緩める場合には、細心の議論があってしかるべきだ。

しかし、安倍政権は労働法制をあしき「岩盤規制」とみなすなど大きな勘違いをしている。
派遣労働の固定化につながる労働者派遣法の改正や、解雇しやすい正社員を増やすおそれがある「限定正社員」、不当解雇を正当化する「解雇の金銭解決」の検討など企業偏重ぶりは目に余る。

 働く人の権利も尊厳も無視して企業だけが利する。それは社会の「ブラック化」にほかならない。
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2014年04月25日

記者も体験! 「PTA役員改選」言い訳合戦と上手な断り方

記者も体験! 「PTA役員改選」
言い訳合戦と上手な断り方
2014.4.22 日刊ゲンダイ

「妻が重い病気で…」に教室中が失笑

 正直なところ誰もやりたくないが、いつか一度は回ってくる。

今年もそんなPTA役員の改選の季節がやってきた。

先日、日刊ゲンダイ本紙記者(40代・男)も参加してきた。
そこで目を疑う事態に……。

 先日、長女が通う小学校の保護者会に呼び出された。
新任クラスの担当教諭の自己紹介、今年度の学校行事の説明のあと、ガラリ空気が一変した。  役員の改選である。

公立学校のPTA役員は、学校ごとに改選の時期は違うが、主に今のような新年度4月と、前年度の1〜2月に行われることが多い。

私の長女のクラスの場合、本部委員や学年委員があるから、ざっと父母の頭数を数えて5人に1人が該当する感じだ。

 司会係(前年委員)が、自己推薦を呼びかけた。
教室中を重苦しい雰囲気が包む。
誰も手を挙げない。
他薦となる。
しかし、ここで「責任感のある佐藤さんがよろしいと思います」などと言ったら、私は一生、佐藤さんに恨まれる気がする。

 やはり抽選になったのだが、その前に「免除してください」という人たちが、辞退理由を述べる。
そこで記者は、その辞退理由に耳を疑った。

「え〜、私は医師をしております。実は妻が重い病気にかかっており(病名は不明)、とてもPTAの任には堪えられないと診断しました。誠に残念ながら、ご辞退申し上げます」

 周囲の父母たちの視線は宙をさまよう。
よく見かける元気な奥さんなのに……。
「ならば、あなたがやれば」という思いもあるが、そこは世間知らずな医者のこと。
これでも立派に断っているつもりなのだろう。

 だが、役員をやりたくないのは誰もが同じだ。
定例会のほか、学校行事、先生の慰労会のたびに呼び出され、近所で事件でもあれば、「防犯パトロール」もやらされる。

何人かが、「共働きなので辞退させてほしい」「主人の転勤が決まりそうなので……」と言い始めたが、すべて却下。
今の時代、共働きの方が多いし、転勤は決まってから言えばいいのだ。

 反対に「妊娠中」「シングルマザー」「自宅で両親を介護している」は、ほぼ辞退が認められるケース。

 一方、「1年生のときにやった」は認められるか微妙だ。
「市川市は少子化のために児童数が少ない。
多い人は中学に上がるまでに3回はやらされます」
 こういうのは、30代のヤクルトレディーだ。

 話は記者の保護者会に戻るが、結局は厳正な“じゃんけん”で決めることになった。

 だが、じゃんけんには必勝法がある。
桜美林大学の芳沢光雄教授(数学者)が1万回以上のじゃけんを調査したところ、
「グー」は35.0%、
「パー」が33.3%、
「チョキ」が31.7%となった。

つまり、「パー」を出せば、勝率はちょっと上昇する。

 その結果は……。見事に勝利。PTA役員は、来年度以降になった。
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放置すれば心が病む!すぐ「自分のせい」にしてしまう悪い癖の直し方5つ

放置すれば心が病む!
すぐ「自分のせい」にしてしまう
悪い癖の直し方5つ
2014.04.25 11:45 WooRis

上司の表情が暗いだけで「自分のせいかもしれない」と考えこんでしまう……。
このように理由もハッキリしないのに、すぐ「自分が悪い」とビクビクしたり、落ち込むことはありませんか?

「自分が悪い」と1日に2〜3回思う人もいれば、年に2〜3回しか思わない人もいます。
実はこれは“思考の癖”なんです!

 この癖を直さないと、必要以上に自分を責め続けることになり、積もりに積もって、不眠やうつになってしまう可能性があります。

そこで今回は、哲学を専門とする筆者から、すぐに「自分が悪い」ととらえてしまう悪い思考癖から抜け出すための5つのステップをご紹介します。

■1:“自分の思考癖”と自覚する

朝から晩まで自分を責める人もいれば、全く自分を悪いと思わない人もいます。
まずは「自分は“自分が悪いと思う癖”を持っている」と自覚しましょう。
“癖”という言葉通り、何らかの理由で自らその考え方を身に付けてしまっているので、まずは自分でその癖を受け止める必要があります。

■2:“傲慢な癖”と自覚する

一見「自分が悪い」と思う癖のある人は、謙虚なように見えます。
自身も“自分を悪いと思う自分”を正当化している面があるでしょう。

しかし、自分が悪いと思う人は、同じように他人も「あの人は偉い」「あいつはダメ」という目で見ているのです。
「自分が悪い」という考えは、実は“傲慢な癖”なのです。そのように自覚することも大切でしょう。

■3:“物事の見方が偏っている”と自覚する

物事の善し悪しの基準は、職種や性別、人種や国が違えば180度入れ替わります。
それを考えると、あなたが下した善悪の判断は、“偏った物の見方”なのです。
見方を変えてみることも大切かもしれません。

■4:人を善悪の判断をもって見ない

「自分が悪い」と思ってしまう思考癖を根本的に変えるためには、人を善悪の判断をもって見る癖をやめましょう。
他人も自分も、“ありのまま”をただ受け入れるのです。
1日に何度も善悪の判断を下したくて、心はザワつくでしょう。
その度に、ありのままを受け止めるよう、思考をそちらに向ける努力をして下さい。

■5:“人は変わる”と期待しない

「自分が悪い」と思うことは、どこかで「今の自分はほんとうの自分ではない。
自分は変われる」という期待を抱いているから思うのであって、同じく他人に対しても、「もっと変われるはず」という期待をもってしまいます。

しかし、人間は簡単には変わりません。

今の自分が本当の自分であり、今の自分しかこの世には存在していないのです。
自分も変われないのですから、なおさら他人を変えることはできませんよね。

その事実を受け入れましょう。
変えられるのは人ではなく、“やり方”などの手段の方です。

以上、すぐに「自分が悪い」ととらえてしまう悪い思考癖から抜け出すための5つのステップをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今の自分の状況を自覚し、ありのままを受け止める。
1番簡単なようで、これが1番難しいのです。
時間はかかりますが、冷静に物事を見るクセをつけましょう!
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2014年04月26日

安倍首相の俳句の“破壊力”とは

安倍首相の俳句の“破壊力”とは
※週刊朝日  2014年5月2日号
(更新 2014/4/25 07:00)

 消費税も8%に上がり、日本国民の財布のひもは、ますます固くなっている。
そんななかで安倍晋三首相が披露した俳句を見て、作家の室井佑月氏は全身の力が抜けたという。
*  *  *
「給料の 上がりし春は 八重桜」

 この俳句、どうよ?
   安倍さんが12日、彼主催の「桜を見る会」で自分で作って披露した俳句だ。

 あたしは新聞でこの記事を見つけたとき、全身の力が抜けた。
てことは、一瞬「?」と思うけど、じつは非常に破壊力のあるすっごい俳句なのだろうか。

俳句素人のあたしにはわからない深い意味でも入っていたり。
覚えたくないけど、すぐ覚えてしまうよ。

 あたしは友達の歌人・枡野浩一さんに電話をかけた。
この俳句、どうよ?と。
枡ちゃんは、電話口で一瞬黙った。

そして、いった。
「……室井さんが作ったの?」
「いや、あたしじゃない安倍総理」
「ふうん」 「で、どうよ?」

俳句や短歌は、誰が作ったかが込みで評価されるものなんだよ。
読み人知らずってあるけど、あれはわざとそうやっているわけだし、そのことに意味が……」  

桝ちゃんの話を聞きながら、あたしは考えていた。
「給料の……」俳句になぜ破壊力があるのか。
それは安倍さんが作ったものだからだ。

 13日付の産経新聞には、「今年の春闘で、大手企業のベースアップ(ベア)が相次いだことを念頭に、政府の賃上げ要請の成果に自信を示した」と書かれてあった。

 とすれば、首相のまわりに生えている桜の木と、あたしたちのまわりに生えている桜の木は、おなじであっても見え方が違う。

でも、首相という立場の人間であれば、物価も消費税も上がり、財布の中の千円札を散りゆく桜の花びらに見立てている人たちのことも把握していないといけない。

 この句に破壊級の何かを感じるのは、一国の首相、全体を把握していなきゃならない方が(しかも、生活が大変な方が多数だ)、かなり管見であるということだ。

 安倍さんのお花見の前、8日発売の「女性自身」にはこんな記事が載っていた。

「4月1日を境に“アベノミクス餓死”がますます増える!!」という見出しで。
「アベノミクスによる好況が伝えられているが、日本人の『餓死』は特殊なことではなくなりつつある。

2011年の国内の餓死者は栄養失調と食糧の不足を合わせて1746人。
およそ5時間に1人が餓死しているという状態だ」

 餓死の問題は、以前は路上生活者によるものだったが、近年では一般家庭や若者にも広がっているらしい。

 安倍さんの俳句から、自分が小学生のとき作った俳句を思い出した。
京都にて作った俳句だ。

「八つ橋と 柴漬け食べて お茶飲んで」

「京都まで連れて来てやって、そうじゃないだろ」と先生に怒られた。
ほんとうにおまえは馬鹿だな、と。

 安倍さんには「首相なのに、そうじゃないだろ」、そういって怒ってくれる人はいないのか。その後の言葉も……。
一国のトップがあの俳句ってさ
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患者になって再痛感した外来の慌ただしさ・医師に辛さを分かってもらえない時に…

医師に辛さを分かってもらえない時に… 
大津 秀一(おおつ しゅういち)
緩和医療医。
東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンター長
2014年4月24日 読売新聞

 前回(下記に)は、患者となってみて、病院の医師が患者さんの満足するように時間をかけることが物理的に簡単ではないと改めて実感したことをお伝えしました。

 今回は心理の面からの話をします。

 私の場合、気持ちはすこぶる元気でしたが、症状の辛つらさは確かに一時想像を絶しました。  

ではこの辛さが医師にわかるか、というと、同病を患ったことがない限り不可能だと思います。言葉で共有するのが非常に難しい症状を有した時、医療者が感性次第でどれくらい辛いかを推測することはできても、実際にその身になるというのは無理だと痛感しました。

 一方で、同病の患者さんのブログも拝見しましたが、「もう無理だから、諦めて、受け入れましょう」と言われて怒りを覚えた、はなはだしく落ち込んだ、という記載を数多く見つけました。

 確かに「治らないから受け入れるしかない」のですが、自分自身がこの症状を味わっていれば、この言葉は出て来ないと思います。
しかし体験していないから、良かれと思ってその言葉が出るのです。

誰が悪いわけでもなく、これが人の限界と言えるでしょう。

話を聴いてくれるところ、確保して

 では、このギャップを患者としてはどう対処すればいいのでしょうか。

 まず、患者は自分が感じている症状の辛さを医師に言わねば絶対にわからない、と捉えるべきです。

言ってもわからないくらいですから、言わねば絶対にわかりません。
伝わるように工夫して述べたことによって医師に対応してもらえることもあるでしょう。

 一方で、どうしようもない症状に対しては医師から手立てがないと伝えられることもあるかもしれません。
それは受け止めていくしかないかもしれませんが、その過程で目の前にいる医師のほかにも活用できるものがいくつかあります。

 少しでも気持ちを「聴いてもらえること」によって楽になるという側面は必ずあります。
だから他に「ちゃんと話を聴いてくれる」ところを確保するといいでしょう。

ご家族が聴いてくれるのならばそれに越したことはありません。
けれども受け止めるご家族も大変で、またご自身の遠慮からなかなか辛さを言えないということもあるでしょう。

その場合は、緩和ケアチームに関わってもらうという方法があります。
しかし緩和ケアチームにも関われる限界があります。

 最近私が注目しているのは、大病院で行われている患者会やサロンなどの集まりです。
あるいはインターネットで同病の患者さんのブログを探したり、会を見つけたりという方法もあるでしょう。

私自身も同病の患者さんのブログに大いに励まされ、またあるブログのメッセージ欄に様々な同病者のメッセージが寄せられているのをみて、これが各々おのおのの苦悩の緩和につながっているのだろうなと得心もしました。

 幸運な方は自らつながったり、誰かが紹介してくれたりして、聴いてくれるところに出会えたという場合もあります。
しかし自分で探さなければ、なんともならないことも多いです。
同病の患者さん同士はそうではない人よりはお互いの境遇を分かり合いやすいです。
有益な情報も交換できるかもしれません。
そのようなネットワークを自ら望んで利用すると良いでしょう。

**********************
患者になって再痛感した
外来の慌ただしさ
大津秀一のオフィシャルブログ
2014年4月17日 読売新聞

昨年、ある病気になりました。
そこでしばらく病院通いをしました。

 この一連のいきさつについては、またいずれどこかで記したいと思っているのですが、久しぶりに患者としての経験を積み、いくつかの気づきがありました。

今回と次回はそれを記したいと思います。

医師には本当に時間がない!

 患者になって改めて痛感したこと。

 まず1つ目は、やはり物理的に医師には時間が少なすぎるということでした。

 特に外来診療においては、じっくりと患者さんのお話を聞く時間も説明する時間も、本当にないのです。

 ましてや相手の心理的なつらさに目を向けて、それに配慮した声かけをするというのは外来では難しいことでしょう。

 あるいはそういう懇切丁寧な対応を多くの患者さんに行っている先生もいらっしゃるかもしれませんが、そうすると時に時間がかかり過ぎて今度は待っている患者さんの中から苦情が出るかもしれません。

 それでも私は短時間で相手に配慮した声かけはできるとは思っています。
しかし時間をかけて丁寧に説明するのは、特に混んでいる外来では簡単ではないことなのです。  

また外来の時間で、出す薬剤の主作用・副作用を全部説明するのも難しいことです。
さらに言えば、説明を受ける患者さんの性格もまちまちです。

副作用を1つ言っただけで「もう飲みたくない!」という患者さんもいれば、いくら副作用を言っても「大丈夫、大丈夫。飲みます、飲みます」という患者さんもいます。

 いずれにせよ定型的な説明では満足感につながらないことは確かです。

患者さんに合わせるのが最良なのですが、そのニーズを掴つかみ取るのも、短い時間でその方にもっともふさわしい説明を行うのも、容易なことではありません。

 だからこそ、やはり患者さん側もある程度はご自身の病気のことを調べて、それでもわからないことや、本当に自分が気になることを聞くのが良いと思います。

きちんと準備をして、今日はこれだけは聞こうという質問を2、3個用意しておくと良いでしょう。
あるいは医師を前にするとあがってしまって忘れてしまう、いつも聞きたいことが聞けなくて終わってしまうという方は、紙に書いておいてそれをみながら質問すると良いでしょう。

限られた時間、患者側の努力も必要

 日本のシステムは、とにかく自由に病院にかかれるものですから、病院の患者さんの数が減ることはなく、したがって医師は一人あたりに割く時間を少なくしないと回りません。

それが患者さんの満足になかなかつながらない長さであることは、先にも述べた通りです。

 しかしそれではシステムを変えよう、と言っても、他国では自由に病院にかかれるわけではなかったり、入っている保険によってかかることができる病院が指定されたり、そもそも人によっては保険がなくて多額のお金を払わねばならなかったりします。

日本の制度が一番良いとは言いませんが、他と比べて悪い制度とまでは言えないですし、また私たちはこの制度を政治家(国政選挙)を通して許容しているとも言えます。

 今後もそう簡単にシステムが変わるとも思えませんから、当面続くであろうこの時間が足りないがゆえの問題を、患者であるほうも織り込んで動いていかなければ、結局満足できないのは自分になってしまいます。

 「患者さんが、患者さんが、と私たちばかりひどいじゃないか!」
 「まずは医療者が、とりわけ医師がしっかりしてほしい」
 そういう方の気持ちもわかります。

 けれども私は常に現実的です。
今、皆さん、患者さん、そして医療者が幸せになるのは、「限られた時間であることを相互に認識しつつ、その中で満足できるコミュニケーションを取る」方法から始めることだと思います。

医療者が患者さんの気持ちを汲くみ取ろうとすることも当然ですが、患者さん側も病院の医師にはこのような状況があるのだということを知って、賢く立ち回らねばなりません。
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2014年04月27日

湯山玲子氏「首相の周りに有能なスタッフいるように見えない」

湯山玲子氏
「首相の周りに
有能なスタッフいるように見えない」
2014.04.26 16:00 NEWSポストセブン
※女性セブン2014年5月8・15日号

女性セブンが20代から80代の女性500人に行ったアンケートによると
「嫌いな男ワースト10」の1位は安倍晋三。
2位にみのもんた、3位に木村拓哉という結果だった。

 視野が狭くて、自分の世界だけで生きている男が嫌いだというのが、近著に『文化系女子という生き方 ポスト恋愛時代宣言』(大和書房)がある著述家の湯山玲子さん。
アンケート結果を受けて、湯山さんが「嫌いな男」について語る。
 * * *
 安倍首相は、“今、なんでこんなことをしちゃうの!?”みたいな行動が多くて、ハラハラするじゃないですか。

この間、発表した俳句、『給料の上がりし春は八重桜』。
誰も発表を止めなかったのかしらね。

 例えば、嫌いな隣人や上司とはつきあいたくないし、文句言ってやれと思っても、いい大人は実際はやらないでしょ。

国だって同じで隣国とは、妥協をしつつ、均衡を保っていくしかないのに、彼の勇ましい言葉の連発を聞いていると、この人、大丈夫なのかなって思います。

 周りに有能なスタッフがいるように見えないのも怖いですよ。

 あと、政治献金問題で辞任した猪瀬直樹前東京都知事(67才)。
以前、テレビ番組に出ていた時に、一生懸命話している人を、フンって顔で笑ったのを見て、“性格がよくないな”と。

テレビから伝わるぐらいだから、都庁の部下やマスコミにも伝わっていたんじゃないかな。

“5000万円献金問題”が出たら、一気に味方がいなくなって孤立。
しおしおとして、ごめんなさいでしょう。
打たれ弱すぎる!

 攻めている時は強くても、攻撃されるとすぐ謝って辞める。
自分が正しいと思ったら闘わないと。
でも、味方がいないのは悲しいですよね。
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介護職:低い賃金で疲弊 相次ぐ離職「仕事夢ない」

介護職:低い賃金で疲弊 
相次ぐ離職「仕事夢ない」
毎日新聞 2014年04月27日 
08時38分 (最終更新 04月27日 09時45分) 

 過酷さの割に賃金が低いと指摘される介護職。
政府も手は打ってきたものの、依然、他業種との格差は埋まらない。
人材確保には、賃金アップか外国人の活用か−−。ここへきて国の姿勢も揺れている。
【遠藤拓、佐藤丈一、中島和哉】

 常夜灯がぼんやり照らす廊下を、おむつやタオル、ごみ箱を積んだ台車が行き来する。
11日深夜。東京都葛飾区の特別養護老人ホーム(特養)「葛飾やすらぎの郷」に勤めて3年目、生活援助員の宮崎梓さん(22)の夜は長い。

 1フロアには約40人が入居する。
大半は80〜90歳代で7割は認知症だ。
同僚と2人、一晩で4回は巡回し、おむつを替え、トイレを介助し、体位を変える。
消灯後も徘徊(はいかい)する人はいるし、繰り返し呼び出しボタンを押す人もいる。

 ひと息つけるのは午後11時の食事と2時間の仮眠の間だけ。

「朝方トイレに行きたくなりそう。でも、呼ばないようにする」。

そう気遣う女性入居者に、宮崎さんは「気にしなくていいんですよ」とほほ笑んだ。

 月4〜5回の夜勤日は、午後5時前から翌朝10時前までの勤務。
しかし、この日は引き継ぎ書類の記入やシーツの交換に追われ、朝食にありつけたのは昼近くになっていた。

 ◇平均を9万円下回る

 正規職で介護福祉士の資格を持つ宮崎さんの月給は、手取りで約18万円。
15万円を切るという同業の友人よりは「恵まれている」と感じる。

とはいえ、介護労働者の賃金は他業種に比べて低い。
全国労働組合総連合のアンケート調査(昨年10月)では、手当を除く正規職の平均賃金は20万7795円。
厚生労働省調査の全産業平均(29万5700円)を約9万円下回る。

 長らく介護は主婦による家事労働とみなされてきた。
職業としての確立が遅れ、低賃金から抜け出せない。

介護労働安定センターによると、介護職の離職率は17.0%(2011〜12年)で、全産業平均(14.8%)を上回る。

求職者1人に働き口がいくつあるかを示す2月の有効求人倍率は2.19倍。
全産業平均(1.05倍)の2倍だ。

「家族を養えないからな」。
首都圏の介護施設に勤める30代の男性介護福祉士は、結婚を機にそう言って「寿退社」していく仲間を大勢見送ってきた。

この道7年目。専門学校の同期80人のうち、続けているのは十数人。
自身の手取りは初任給から2万円ほど上がり、ようやく月約23万円となった。
が、同業の妻は初めて産んだ子の育休中。共働きでなければ生活は成り立たず、保育所を確保できるかが不安でならない。

「仕事に夢を見られない。このままなら、なり手はどんどんいなくなる」

 日本海に臨む金沢市郊外の特養「やすらぎホーム」。
入居する母(83)の昼食介助に隣の石川県野々市市から訪れる主婦(64)は通ううちに介護職員の疲弊を知り、入居者の家族と職員の処遇改善を求める署名に取り組むようになった。

 母親が入居したのは06年10月。
脳梗塞(こうそく)で半身不随となり、食事、排せつなどすべてに介護が必要だ。

感情が高ぶるとパジャマを歯で切り裂く。そんな母をてきぱき世話してくれる職員たちも、入居当初からの顔なじみは3人に1人ほど。
慣れた頃にはいなくなるからだ。

この主婦は訴える。
「親の面倒を見るかのようにしてくれた職員が、どんどん辞めている。
専門職にふさわしい給料が必要です」
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公明「平和の党」正念場 安保政策 結党時から変遷

公明「平和の党」正念場
 安保政策 結党時から変遷
2014年4月27日  東京新聞朝刊

集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲に公明党が反対の姿勢を強めている。

結党当初は自衛隊の存在も認めず「平和の党」を看板にしつつも、徐々に現状を追認。
連立政権参加後は自民党に足並みをそろえてきた。

しかし、海外での武力行使を可能にする集団的自衛権の行使を認めてしまえば、党の存在意義を失うとの指摘は党内外に多い。

公明党は傷だらけの看板を守ることができるのか。

 公明党は結党五年後の一九六九年の党大会で「すべての国際紛争は、絶対に武力によらず外交手段で解決すべきだ」との「絶対平和主義」を掲げ、日米安保条約の段階的解消と完全中立を主張。
自衛隊は「正当防衛の名で他国基地攻撃を是認している」と認めず、代わりに「国土警備隊」創設を提案した。

 方針が変わるのは八一年の党大会。安保条約は現実的にやむを得ないと容認。
自衛隊は「日本の領域を守ることに限定する」ことで認めた。提起以来、四年の議論を経た結果だった。

 九〇年代、国連平和維持活動(PKO)協力法に慎重姿勢をみせたが、条件付きで賛成した。  九九年からは自民党と連立政権を組む。

米国の「テロとの戦い」に際し、公明党は自民党にひきずられるように、インド洋で活動中の米軍など多国籍軍への海上自衛隊の給油活動を可能にするテロ対策特別措置法や、イラクでの陸上、航空両自衛隊の人道支援や多国籍軍支援を可能にするイラク復興支援特別措置法に賛成した。

 連立参加後の公明党は、自民党にむげにされてもついていく「げたの雪」と揶揄(やゆ)されることがある。
しかし、政権にとどまり、自衛隊の活動を集団的自衛権の行使に当たらないように憲法九条の解釈の枠内にとどめるよう主張し、実際に収めてきたと公明党は自負している。

 公明党としては、日本が攻撃されていないのに海外で武力を行使できるようにするのは、憲法の平和主義の変更に当たり、越えてはならない一線との思いが強い。

 安倍晋三首相が行使容認の解釈改憲に意欲的なのに対し、山口那津男代表は二十三日のBS番組で「海外で武力を使う(ことが可能になる)のは大きな変化。
政府が憲法解釈を変えましたと閣議決定してしまうことには異論が大きい」と指摘。
解釈改憲は「憲法の精神にもとる」と批判した。

 党代表として、何事にも慎重に発言してきた山口氏がこれほど強い表現で考えを示すのは異例だ。

 山口氏は周辺にも「海外で武力行使する本質を理解すべきだ」と語り、危機感を募らせている。党幹部は「これを認めたら『平和の党』ではなくなる。絶対譲れない」と話す。
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2014年04月28日

認知症事故訴訟 介護への影響は甚大だ

認知症事故訴訟 介護への影響は甚大だ
2014年4月28日 東京新聞「社説」

  認知症の男性の事故で鉄道会社に生じた損害を家族が負担すべきかが争われた裁判の控訴審は、妻のみ賠償責任を問われた。

認知症が急増する社会に沿った判断か。
公的な賠償制度も検討すべきだ。

 家族側に全面的賠償を命じた一審の判断は適正か。
介護現場の注目を集めた裁判だった。

 愛知県大府市で二〇〇七年、認知症の男性=当時(91)=が徘徊(はいかい)中に列車にはねられ死亡し、JR東海が男性の遺族に振り替え輸送代など約七百二十万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は男性の妻(91)と長男(63)に全額支払いを命じた一審判決を変更し、妻に対してのみ約三百六十万円の賠償を命じた。

 遠方で暮らす長男への請求を棄却し、新たにJR側に対して、「駅の利用者への監視が不十分だった」などと安全対策の不備に言及し、賠償を半分に減額した。
この点は一定評価ができるだろう。

 しかし、妻だけであっても、家族に賠償責任を負わせる点は一審と変わらない。
民法が定める監督義務者として配偶者の責任は免れないという考え方である。

 夫婦が互いに協力し、助け合っていくことが大切なのはもっともだが、配偶者というだけで常に責任を負わされるなら、精神的にも、経済的にも追い詰められる。
在宅介護は立ちゆかなくなる。

 認知症を患う人は、今や高齢者の七人に一人、予備軍もあわせて四人に一人に上る。

高齢者が高齢者を介護する「老老介護」も増え、高齢ながらできる限りの介護に尽くしている人は大勢いる。

 事故で亡くなった男性は「要介護4」だった。
妻がまどろんだ数分の間に家を出た。

 同じような事故はほかでも起こる。認知症の徘徊対策として玄関に開閉センサーをつけても、ヘルパーに頼んでも、行動予測の難しい人を二十四時間、一瞬も目を離さず見守ることは不可能だ。

在宅であれ、施設であれ、部屋に閉じ込めることなどできない。

 この判決が前例になれば、ほかの事故でも損害賠償裁判で責任を問われる。

亡くなる人は被害者でもある。

家族だけに賠償を押しつけない、鉄道会社の責務や、社会的な救済制度が考えられるべきだ。
保険料は運賃に上乗せし、事故の時は保険から支払われる仕組みがあってもいい。

 認知症の事故は列車に限らず、自動車などでも起きる。
事故による負担を社会全体で分かち合う、そんなシステムをつくりたい。
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2014年04月29日

増税賛成、組織率2割…賃上げも政府頼み「連合」の存在価値

増税賛成、組織率2割…
賃上げも政府頼み「連合」の存在価値
2014.4.28 日刊ゲンダイ

参加者はア然としたに違いない。
26日に東京・代々木公園で行われた連合(日本労働組合総連合会)主催のメーデー中央大会。

壇上で古賀伸明会長と仲良く座っていた来賓のひとりが、安倍首相だったからだ。

 自民党の首相として13年ぶりに出席した安倍は「働くみなさんが景気回復を実感できるように全力を尽くす」なんて挨拶していたが、シラジラしいにもホドがある。

やっていることは、過労死を助長させる「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入など、労働者イジメの政策ばかり。

「労働者の祭典」に最もふさわしくない出席者だったはずだ。

「“敵地”に乗り込んだ安倍首相が余裕シャクシャクだったのは、『官製春闘』といわれた今春闘は、自分の力で賃金アップを実現したと思っているからです。

連合にしてみれば“お株”を奪われ、自分たちが果たせなかった賃上げを首相にやられてしまった形です」(政治ジャーナリスト)

 どうりで「打倒・安倍政権」のシュプレヒコールが上がらなかったワケだ。
それにしても、自分たちで賃上げを勝ち取る力量もない連合に存在意義があるのか。

■月間330億円

「連合傘下の組合員の月額組合費は平均約4900円です。
組合員数は675万人なので、動くカネは月にざっと約330億円。

これだけ巨額の闘争資金を集めながら、連合はここ数年、ストすらしていない。

それどころか、消費増税法案が浮上した野田政権の時は早々と賛成し、反対派議員の切り崩し作戦まで展開した。
経営者の“別動隊”のような動きを見せたのです」(事情通)

 経営者や時の政権にスリ寄る「御用組合」。
今や労組の組織率は17.7%に落ち込んでいる。ジリ貧になるのも当然だ。
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スピード違反で捕まったら旅行が台無し!「覆面パトカーの見分け方」5つ

スピード違反で捕まったら旅行が台無し!
「覆面パトカーの見分け方」5つ
2014/04/28 19:45 by今野裕幸
WooRis(ウーリス)

世間はゴールデンウィークまっただ中。
今年は、最大11連休になるという方もいるみたいですね。

家族や仲間と、車で旅行やドライブに出かける人も多いでしょう。
しかし、気分がいいからといって高速道路でスピードを出しすぎると、“スピード違反で捕まってしまう”とい思わぬ落とし穴が待っています!

 これでは、折角の気分も台無しですね。
そこで今回は、高速道路で行われるスピード違反の取り締まりを未然に防げる(……かどうかはわかりませんが)ための知識として、フクメンパトカー研究家の櫻井健さんに、
“覆面パトカーの見抜き方”の5つのポイントを教えていただきました。

■1:車種は“セダンのクラウン”が多め

「覆面パトカーの多くは、見た目は普通のセダン、車種ではトヨタのクラウンなどが多いですね。
排気量が大きめで、独特のカスタムをしているものの、見た目は大人しめ。
さらに、色は、白、紺、銀といった景色に溶け込みやすい車両が使用されています」

■2:アンテナに注目

「以前は、カーナビ等に見られるV字のアンテナが主流でしたが、今は、通称“ちょんまげ”といわれるユーロアンテナが無線受信用に装着されています。
設置場所は、後方から見ると一目瞭然。
リアウィンドウの真上辺りにちょこんと生えています」

■3:目隠しのスモークなど加工が多い

「後部から車内が見えないように、リアウィンドウはスモーク処理がされています。
覆面パトカーの車内は、反転式警告灯や、助手席用ダブルミラーなど、通常の車両には見られない加工が車内に施されています。
目隠しのために、スモーク処理をされているのも特徴です」

■4:急な加速や減速を繰り返す

「バス停留所や、待避所に止まっていたり、急な加速減速を繰り返す、大型トラックの間に割り込むといった行動が見られるセダンには要注意。
獲物を狙うために隠れていたり、または獲物を追尾している際に見られる動きだからです」

■5:覆面パトカーを追い越してみて車内をチェック

「覆面パトカーかなと思ったら、追い越すときは注意して、車内を見てみましょう。
制服に身を包んだ警官が2名乗車していたら覆面パトカーです。
アポロキャップと言われる帽子を着用している場合もあります。
なので、この時点でスピードを出しすぎていたら、すぐに減速しましょう」

以上、フクメンパトカー研究家の櫻井健さんによる“覆面パトカーの見抜き方”5ポイントをご紹介しましたが、いかがでしたか?
 覆面パトカーだからといって、完全に覆面ということではなく、所々にその特徴は垣間見えるのですね。
もちろん、無茶なスピードの出しすぎは絶対禁物です!

 安全運転を心がけて、楽しい連休をお過ごしください。
posted by 小だぬき at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月30日

香山リカのココロの万華鏡:はたらけどはたらけど 

香山リカのココロの万華鏡:
はたらけどはたらけど 
毎日新聞 2014年04月29日 首都圏版

 「たくさん働けば、その分生活もラクになるはず」。
こう信じてがんばっている人も多いと思うが、これからの時代はそうもいかなくなるかもしれない。

 政府の産業競争力会議が提出したプランには、会社勤めの人の「働く時間」と「賃金」とが直接結びつかない新しい制度の導入が盛り込まれていたのだ。

その中には賃金はあくまで仕事の成果で決まり、いくら働いても成果を上げられなければ残業代は出ない、といった仕組みも含まれていた。

安倍晋三首相もこの提案を受けて「時間ではなく成果で評価される働き方にふさわしい、新たな労働時間制度の仕組みを検討してほしい」と前向きな発言をしたといわれる。

 もちろん、まだ提案の段階であり、「労使の合意と本人の希望選択をもとに適用され」とあるので「会社員の残業代はすべてゼロ」という法律がただちにできるわけではない。

ただ、早くも「会社側が若手社員にまでこの制度を選択させ、達成が不可能な高い成果を要求し、報酬につながらない残業を延々とさせることになりかねない」といった懸念の声が上がっている。

 私は「成果に応じて」という考え方自体がくせものだと思う。
以前、日本の会社が年功序列制度を捨てて「就業年数や年齢に関係なく成果に応じた報酬や地位を与える」という成果主義を導入した時期があった。
一見、収入アップや昇進のチャンスに思えるが、同じ会社や部署内でも激しい競争を強いられることになり、結果的にストレスから心身をこわす社員が激増した。

努力したのにタイミングなどの問題で成果を上げられず、無残に低い評価をつけられ、うつ病になる人もいた。
成果主義の導入で生き生きと活躍できた社員は、ごくわずかだったのではないか。

 私だって、結果を出した人が高い評価を受けることには反対ではないし、何もせずにダラダラしているのに残業代が支払われるのはおかしいとも思う。

ただ、たとえすぐに成果につながらなくても、がんばって働いた人にはその時間分、賃金が支払われるのはやはり当然なのではないか、と思うのだ。

その仕組みまで変わってしまったら、戸惑う人、傷つく人、そして何より生活ができなくなる人や働けなくなる人がさらに増えるのではないだろうか。

 石川啄木は「はたらけどはたらけど猶(なお)わが生活楽にならざりじっと手を見る」と詠んだが、そういう人が世の中にあふれる日がやって来ないように、と祈るばかりだ。
posted by 小だぬき at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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