2014年04月15日

イギリスと日本で違う「小保方さん問題」の報じられ方

イギリスと日本で違う
「小保方さん問題」の報じられ方
2014.04.15 07:00 newsポストセブン

 日本中の話題をさらった万能細胞の「STAP細胞」捏造疑惑。

先日、行われた理化学研究所(理研)の小保方晴子ユニットリーダーの記者会見の生中継は、各局で高視聴率をマークするなど注目を集めました。

会見での小保方さんの説明は不明瞭な部分も多く、専門家や視聴者からは不満の声も聞こえています。

 一方、報道陣から「(理研の)笹井芳樹副センター長と不適切な関係にあったと報道されている。
どう感じたか」といった、研究とは直接関係のない質問も飛び、それはそれで「本質的ではない質問」、「マスコミの報道姿勢もおかしい」と疑問を呈する人もいるようです。

 そもそもSTAP細胞が発表された当初、祖母からもらった割烹着を着て実験を行う姿や、ピンク・黄色に塗り替えた研究室の壁、好きなキャラクターはムーミン……と、小保方さんの女性らしい一面が、研究内容以上にフォーカスされた側面があります。

  たとえば朝日新聞は「泣き明かした夜も STAP細胞作製、理研の小保方さん」という見出しで快挙を報道。

読売新聞は「論文一時は却下…かっぽう着の『リケジョ』快挙」といったスポーツ紙のような見出しで記事を掲載しています。

 もちろんこれらの記事では研究内容にも触れてはいますが、業績に関係ない彼女の「女子力」がクローズアップされすぎています。

スポーツ紙やワイドーショーならこれでも構わないかもしれませんが、新聞社や報道番組が同じ方向で報じるのはいかがなものでしょうか。

 当時から、そういった日本の報道に疑問をぶつけているのが、書籍『日本の女性がグローバル社会で戦う方法』の著者・谷本真由美さんです。

現在、ロンドンに住む谷本さんは、STAP細胞発見の初報をイギリスのニュース番組で知り、その後、日本での報道をネットで見ることになるのですが、その紹介のされ方の違いにびっくりしたそうです。

「BBCでは、テレビ放送でもウェブでも、まずこの発明が何であるか、なぜ画期的なのかが紹介され、イギリスの研究者の解説を盛り込み、医学などにどのように貢献するか、ということが明記されました。

また小保方博士に関しては「Dr Haruko Obokata」と明記されているだけで、年齢や性別には触れていません(なお、イギリスでは博士号がある人のことはドクター何々と呼ぶのが当たり前です)。

 イギリスの他の主要新聞でも、この発見が何なのか、どのように貢献するのかに記事のスペースが割かれ、小保方博士の年齢、性別、服装、ラボの装飾に関しては一切書かれていません。

倫理問題に触れた記事があるのも日本と違うところです」(『日本の女性がグローバル社会で戦う方法』より)

 件の会見でも、小保方さんの「泣くことを想定してマスカラを控えたメイク」や、清楚に見えるファッション、訴えかけるような声色など、見事なまでの「女子力」に注目が集まりました。もちろん、彼女が「そういう人」だという事実はあるでしょう。

 ただ、それを差し引いても、日本のマスコミはその部分に流されすぎているのではないでしょうか。

 とはいえ全てマスコミのせいにすることもできません。
「マスコミは国民を移す鏡」とも言われ、読者が知りたい情報をマスコミは追いかけているのです。
我々、視聴者、読者もそのことを改めて認識すべきかもしれません。
posted by 小だぬき at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鳥インフル対策よりゴルフを優先させた安倍首相の“非常識”

鳥インフル対策より
ゴルフを優先させた安倍首相の“非常識”
2014.4.14 日刊ゲンダイ

 熊本県の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザ(H5型)が発生し、13日は朝から大騒ぎだった。

 熊本県はすぐに2養鶏場のニワトリ11万2000羽の処分を開始し、隣接する宮崎県など九州の自治体でも相次いで対策会議が開かれた。

 政府も農水省に対策本部、官邸内の危機管理センターに情報連絡室を設置。
午前11時には、関係閣僚会議が緊急招集された。

 3年前の鳥インフル発生時は9県に感染が拡大。
180万羽が処分され、鶏肉に対する風評被害も広がった。
今回も、これからGW明けごろまで渡り鳥の移動時期のため、感染拡大が懸念されている。

■緊急招集
「関係閣僚会議」は安倍首相不在

 そのため、緊急の閣僚会議には総務相、農相、国交相、国家公安委員長らが出席、「政府一丸となって、感染防止拡大のため万全の対応を取る」ことが確認されたのだが、これを仕切ったのは菅官房長官だった。

“政府一丸”なのに安倍首相は不在。
なぜなら、山梨の別荘近くで大好きなゴルフに興じていたからだ。

首相動静によれば、安倍は別荘を午前7時16分に出発し、同20分に「富士桜カントリー倶楽部」に到着。
ヒッチンズ駐日英大使や日枝久フジテレビ会長らとゴルフをたっぷりフルで楽しんで、ゴルフ場を出たのは午後2時44分だった。

 本人もさすがにマズイと感じたのだろう。
ゴルフ場出発直前の記者団の取材に、「午前8時に秘書官を通じ、政府として情報を収集するよう指示した」と早期対応を力説したうえ、「この後、再び農水省から報告を受けたい」とわざわざ強調していた。
だが、午前8時に対応できたのなら、そこでゴルフを中断して帰京すれば、午前11時の緊急の閣僚会議には十分間に合ったはずだ。

■JR東海のリニア売り込み

 この週末の安倍は、JR東海のリニアモーターカーの売り込みで、ケネディ駐日米大使と実験線に乗車し、山梨の雪害を視察、別荘に1泊して、翌朝ゴルフというスケジュールだった。

「インフラ輸出という金儲けのため、“お友達”の葛西敬之・JR東海名誉会長のためなら自ら出ていく。
しかし、養鶏業者にとって死活問題であり、食の安全にも関わる鳥インフルは後回し。
<命よりカネ>の安倍首相の姿勢がよく出ていますよ」(野党議員)

安倍のゴルフは2週連続だ。先週は突然の雷とみぞれでちゃんとホールアウトできなかったから「今週はよっぽどやりたかったんだろう」(自民党関係者)という皮肉まで聞こえてくる。

 政治評論家の野上忠興氏がこう言う。
「日曜に<緊急>の閣僚会議を開くのです。
自分の配下の大臣を緊急招集するのですから、せめて会議に遅れたとしても、ゴルフを途中で切り上げて駆けつけるのが、総理大臣のあるべき姿です。

最高指導者としてのモラルの問題。
<指示をしてあるから大丈夫。文句あるか>という姿勢ですが、ゴルフが全部終わった後に格好をつけても仕方ありません」

 こんな非常識首相に国民はいつまで高い支持率を与え続けるのか。
posted by 小だぬき at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする