2014年04月18日

人間ドックは「おみくじ感覚」で!

イグ・ノーベル・ドクター新見正則の日常
人間ドックは「おみくじ感覚」で!
(2014年4月18日 読売新聞)

 人間ドックの続きです。
早期発見が実は寿命にあまり影響しない検査もありそうだという話を前回しました。

マンモグラフィーによる乳がんの早期発見で予後は変わらなかったという臨床研究を紹介しました。

なにが正しいかは、医療の世界ではなかなかわからないという説明もしました。
でもボツボツですが、着実に進歩しているのです。

少々「要注意」がついても気にするな

 しかし、人間ドックを僕は否定していません。
僕の家内は、ここ数年人間ドックに行っています。
マンモグラフィーもしています。
遠方に住む姉も一緒にやります。
そんな年一回の人間ドックが姉妹のおしゃべりの機会なのです。
ほほえましい光景です。

 一方で、僕自身は人間ドックをしたことがありません。
なんか病気が見つかるのもちょっと怖いような気もします。
なかなか仕事を休めないということを言い訳にして人間ドックは未経験です。
でも病院で行われる健診(採血やレントゲン)は年2回しっかりと受けています。

 健康に関心を持つことはとても良いことです。
僕たちは市場原理の社会で生きています。
グレーであれば、お金が回る方に力が働きます。
それが、多くの人が幸せになると思っているのです。

みんながお金を使わない世の中では、消費が冷え込んで、社会は活性化しません。

 人間ドックは体の異常を早期に発見することで、顧客からお金を頂いています。
ですから、人間ドックの検査の報告書には要注意というマークが結構つきます。
当たり前ですね。見逃しが一番人間ドックでは困るので、疑いが少々ある程度で、要観察という指摘になります。
そして要観察としたほうが、来年もその顧客が人間ドックに来きてくれるので、ある意味致し方ない流れになります。

 ですから、人間ドックで少々要注意、要観察がついても、あんまりガッカリしてもらいたくないのです。
まったく健康なのに、人間ドックの検査の値で、ウロウロして、そしてかえって心煩って、病気もどきになっているひとがときどき僕の外来に見えます。

そんなひとはいっそ、人間ドックを受けない方が精神衛生上いいのかもしれません。
人間ドックは「おみくじ感覚」でうければいいと思っています。

日常生活の管理こそ大事

 明らかな病気であれば、真摯しんしにそれに向き合いましょう。
そして早期に治療すれば、有益なことが多いです。

問題はちょっとした変化の時は、まず日常生活の改善などを心がけて、そして来年また人間ドックで調べれば良いですね。
それが「おみくじ感覚」ということです。

 明らかな不調もないのに、将来的に病気になるかもしれないと思って、早々とクスリで介入することに僕は反対なのです。

メタボリックシンドロームもそうです。
血液データのちょっとした異常もそうです。
血圧のちょっとした変動もそうです。

クスリを飲む前にまず日常生活を見直しましょう

 日常生活の管理を指導できるドックが素晴らしいと思っています。僕が毎週火曜日に勤務している公益財団法人の愛誠病院(東京都板橋区)では、メディカルヨガをはじめました。

人間ドックで来院された方に、そして希望者には、アメリカで今流行はやっているメディカルヨガを体験してもらおうというプロジェクトです。
そしてその練習用のDVDもお渡ししています。

 人間ドックの使命は、まず健康管理と思っています。
折角せっかく、時間とお金を使って健康に興味を持っていただいた人々に、ただ検査をするだけではなく、日頃の生活改善となる何かをもって帰っていただこうという趣旨です。

僕はメディカルヨガで健康管理

 メディカルヨガは僕自身もやっています。
昨年の9月からアメリカでメディカルヨガを学んだ岡部朋子さんに愛誠病院に来きていただいて、興味ある職員と習っているのです。
とってもいいですよ。
本当にからだが楽になります。
ネットで「メディカルヨガ」と検索して下さい。詳細がわかりますよ。

 健康診断で異常値がみつかったというときに、まずクスリを飲むのではなくて、食事や運動やストレスを減らすなどの方法を試しましょう。

どんなことでもいいです。
散歩でもいいのです。
そのひとつの解決手段がメディカルヨガなのです。

僕は日本全国にお金がかからない健康管理のひとつであるメディカルヨガが普及することを願っています。
 人それぞれが、少しでも幸せになれますように。
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小だぬき
私が30年近く 通っているのが愛誠病院です。
次に互助会で「人間ドック」補助が決まれば 火曜日に予約してメディカルヨガを経験してみたいです。
posted by 小だぬき at 11:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

百害あって一利無し!「落ち込み癖」から逃れるための思考パターン3つ

百害あって一利無し!
「落ち込み癖」から逃れるための思考パターン3つ
2014.04.17 19:00 WooRis

上司や先輩に怒られた! 恋人に冷たい態度をとられた! 同僚に悪口を言われた!……などなど、嫌なことがあれば誰しも落ち込みますよね。

しかも、相手との今後の付き合いを考えると、建設的な対応をしたいし、マイナスの感情も引きずりたくないし……と、クヨクヨ悩んでしまうこともあるでしょう。

でも、必要以上に落ち込んだり、自分を責めたりすることは、“百害あって一利なし”です! 

そこで今回は、哲学を元にした“落ち込み癖を終わりにするための解決策”3つをご提案します。思考をちょっと変えるだけで心が楽になるはず。ぜひ1から順に試してみて下さい。

■1:相手に“された”のではなく“させた”のでは?と考える

相手に何かを“された”時に、セットで考えたいのが、自分が相手に”させた”可能性です。
たとえば、自分が相手の気に障ることや、問題や失礼に当たる発言・態度をしてしまった覚えはないでしょうか?
 思い当たるふしがあれば、今相手に何を言うべきか、今後どうすべきか、といった的確な対処がとれます。
原因が明確でない場合は、不必要に「自分が悪い」と思い込む必要はありません。

■2:相手に嫌なことがあっただけなのでは?と考える

1の項目に思いたるふしがなかった場合、可能性として考えられるのは、“単に相手に嫌なことがあった”ということです。

たとえば相手の個人的な問題で、“面白くないことがあった、二日酔いだった、疲れていた、寂しかった、寝不足だった”ということが原因かもしれません。

また、それ以外の理由、“相手の立場・役職・性別・価値観・好み”によっても、怒りをかってしまう可能性があります。
これは自分のせいではなく、相手次第のなので、曖昧ですし、見極めに時間がかかります。
なので、こういった可能性も考えて、あまり落ち込みすぎないようにしましょう。

■3:自分も同じ経験がないか、共通点を探す

結果的に1と2どちらの項目が原因でも、「自分も似たような経験はなかったか?」と、考えてみましょう。
まったく同じじゃなくても、似た経験や何となく分かる部分はあるでしょう。

少しでも共通点を持つと、一気に気持ちが楽になります。
“自分が嫌な思いをさせられた”という気持ちに固執しなくなるので、自身の反省もできますし、相手を許す気持ちも生まれます。
落ち込みすぎることも、引きずることもないでしょう。

以上、”落ち込み癖を終わりにするための解決策”3つをご提案しましたが、いかがでしたか?
必要以上に落ち込む人は、“それだけ自分のことが可愛い”ともいえるそうです。
自分が可愛いから必要以上に気にしたり、落ち込んだり、引きずるということなのですね。

嫌な思いをしたら、落ち込む前に上記3項目を思い返し、必要以上に落ち込んでしまう自分とサヨナラしましょう!
posted by 小だぬき at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする