2014年04月20日

憂楽帳:家族の病気

憂楽帳:家族の病気
毎日新聞 2014年04月19日 中部夕刊

 家族の病気は日常生活を大きく揺さぶる。
妻(52)が昨年2回、脳腫瘍の摘出手術を受けた。
足元がふらつくため検査すると左右の脳の間に子どものこぶし大の腫瘍があり運動中枢を圧迫していた。

7月の手術で取り切れず、11月の再手術で残りを摘出できた。

 杏林大学病院(東京都)の塩川芳昭教授らの事前説明は詳細だった。

無数の血管が集まる脳の画像を見せられ、頭の骨を5センチ四方切開することやリスクに及び不安は募ったが、丁寧な分納得もできた。

最初の手術は大幅に長引き、途中で別室に呼び出された。

緊張感でドキドキしたが「頭を開くと血管を伴う種類と分かり止血に手間がかかっている」と再び丁寧な説明を受けた。

 退院後の経過は良好で後遺症もごくわずか。
妻は「最初は怖かったが、スタッフを信頼でき2度目は全く不安はなかった」。

十数年前ミスを隠蔽(いんぺい)する医療機関を取材し追及したが今回、印象は異なり、徹底したインフォームドコンセント(十分な説明に基づく同意)と技術の高さが際立っていた。

家族に日常が戻った。
               【小出禎樹】
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3億円事件モンタージュ写真 1人の男性の顔写真をほぼ流用

3億円事件モンタージュ写真 
1人の男性の顔写真をほぼ流用
2014.04.19 07:00 ※SAPIO2014年5月号

 3月末、「袴田事件」で死刑が確定していた袴田巌元被告に対する再審が決定し、袴田氏は釈放された。

  袴田事件の他にもグリコ・森永事件(1984〜1985年)、
国松警察庁長官狙撃事件(1995年)など、未解決事件は多数存在するが、その陰には警察の重大な問題が潜んでいる。

「国松事件」では、長官狙撃を“自供”した現職巡査長の存在を公安警察が隠蔽したが、身内の疑惑を隠蔽しようとするのは公安警察だけではない。

白バイ隊員に扮して日本信託銀行の現金輸送車を奪った東京・府中市の「3億円事件」は、1968年12月10日の事件発生以来、多くの小説やドラマの材料になった。

 白バイのヘルメットを被った男の「モンタージュ写真」は事件の象徴として広く知られるが、実は、この写真は「モンタージュ(組立)」ではない。

その事実を突き止めたジャーナリストの近藤昭二氏は言う。

「モンタージュというのは、沢山の写真の中から目撃者の証言に合わせて目や口のパーツを切り抜き、それらを組み立てて一枚の写真を作ることを言います。

しかし、かの有名な『モンタージュ写真』はすでに亡くなっていたSという男の写真を、ほとんどそのまま流用したものでした」

 その理由は、有力な容疑者として浮上した当時19歳の青年Aの「属性」にあるという。
「驚くべきことに、青年Aは、現職の交通機動隊中隊長の息子だった。
しかも事件の5日後に自殺してしまったのです。

そのため刑事警察は少年Aによく似たSという無関係な人間の写真を少しだけ加工し、モンタージュ写真として公表しました。

 もちろん、この事実は幹部クラスしか知りませんでした。
現場で聞き込みをする刑事たちは本物のモンタージュ写真だと思って捜査していたのですから、この隠蔽工作で捜査が大きくねじ曲げられてしまったことは間違いない」

 さらに警察の失態は続いた。3億円事件では、現金輸送車を奪う際に乗り捨てた偽の白バイや、輸送車から現金を移し替えた逃走用の車両など、153点もの遺留品が発見されたが、それが逆に足かせになった。

「遺留品が多かったので、必然的に多くの捜査員が投じられました。
そうなると、今度は『あっため報告』が頻発するのです

自分の掴んだ情報を捜査会議の場で出さない。
他の捜査員に手柄を取られるのが嫌で、幹部にだけこっそり報告して点数を稼ごうとする。
これでは捜査会議の意味がない」(近藤氏)
posted by 小だぬき at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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