2014年05月01日

うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこと9つ

うつ病の人を支えるときに
必ず知っておきたいこと9つ
2012/05/12 21:00 by 中田綾美 Menjoy!

大切な人がうつ病になってしまったら、あなたはどのように振る舞いますか?

 「大切な人がうつ病のときにあなたがやるべき9つのこと【前編】・【後編】」では、医学の専門家からのアドバイスをお届けしました。

さらに、心理学の専門家からのアドバイス9つを3回にわたって紹介していきます。

うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこととして、今回は、

1:苦しんでいる相手に寄り添う、2:会話以外の方法でもコミュニケーションを図る、3:判断しない・批判しない、の3つを見ていきましょう。

■1:苦しんでいる相手に寄り添う

うつ病の人にあなたが出来る最も大切なことは、そばにいてあげること。
心理学者のデボラ・セラーニ氏は、自身のうつ病体験を振り返りながらこう話します。

「うつ病で苦しかったとき、最も癒されたのは泣いている私のそばに愛する人が寄り添ってくれたこと。何も言わずに手をとってくれたこと。
あるいは、“あなたは私の大事な人だよ”とか“私に何かできることがあれば言ってね”と優しい言葉かけてくれたことです。
自分がされて嬉しいことを、うつ病の人にもしてあげてください」 何も特別なことをする必要はありません。
ただ、そばにいるだけでも、うつ病の人の心を支えることができるのです。

■2:会話以外の方法でもコミュニケーションを図る

うつ病になると、普段のように会話を楽しむことができません。
場合によっては、言葉を交わすことで、ますます気分がふさぎこむおそれもあります。
なので、うつ病の相手に対しては、会話以外の方法でコミュニケーションを図ることも大事でしょう。

たとえば、メモを渡したり、メールしたり、留守番電話にメッセージをふきこんだりなどです。 「こういう働きかけは、自分と相手が愛情で結ばれていることを感じさせてくれるものです。
また、暗い気持ちで沈んでいる人にとって、一筋の光明にもなるでしょう」
うつ病の症状のひとつとして、理由のない孤独感が挙げられます。
「いつもあなたのことを気にかけているよ」というあなたの気持ちがこもったメッセージによって、その孤独感が少しでも緩和されるのではないでしょうか。

■3:判断しない・批判しない

あなたの言葉は、うつ病の人にとって強力なインパクトがあります。
健康な人の視点から、うつ病の人を判断したり、批判したりするのは避けてください。

たとえば、「コップ半分の水を見て、“半分しか入っていない”と思うのではなく、“半分も入っている”と思うことが、今のあなたには必要なのよ」という説教。

うつ病になると、どうしても“半分しか”という発想から逃れられず、だからこそ彼らは苦しんでいるのです。
また、「頭のなかでクヨクヨ考えてたって仕方がないわ。ベッドから起きて、体でも動かせば、少しは気分が晴れるんじゃないの」という提案。

根性論では、うつ病は治りません。
こうした無神経な発言は、「うつ病になったのは、あなたの考え方や気の持ちようのせい」と言っているようなもの。
あなたの愛する人をますます孤独に追い込むことになりかねません。
まずは、うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいことを3つお届けしましたが、いかがでしたか? 次回はさらに3つのことを紹介します。




前回の記事では、うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいことをまずは3つ紹介しました。
引き続き今回は、4:叱咤激励はマイナスと心得る、5:苦しみを過小評価しない、6:むやみにアドバイスしない、という3点を見ていきましょう。

■4:叱咤激励はマイナスと心得る

愛しているからこそ、厳しく接するほうが、相手のためになるのではないかと考えている人も少なくありません。
たとえば、わざと相手に非寛容になったり、距離を置いたり、沈黙してみたり、冷淡になったり、あるいは「とっとと立ち直らないと別れるからね」などと最後通牒を突きつけたり……。

たしかに、弱音を吐いた男性を甘えさせるのではなく、敢えて「しっかりしなさい!」と尻をたたく肝っ玉女房のほうが、男を成長させるアゲマンということもあります。

しかし、うつ病の人にとって、こうした態度は無意味・有害でしかありません。
がん患者の人に何ら治療を施さず、「気合いで治せ」と言っているようなものです。

前回の記事でも述べましたが、うつ病は決して考え方や気の持ちようが原因ではありません。
相手を立ち直らせたいという善意であっても、むやみに叱咤激励することは避けてください。

■5:苦しみを過小評価しない

うつ病の人がちょっとしたことで涙ぐんだり、悲観的なことばかり口走ったりするのを見ると、健康な人は「一体全体なにがそんなに辛いわけ?」と理解に苦しむかもしれません。

しかし、あなたの物差しでうつ病の人を判断することは避けるべきです。
たとえば、「あなたは神経過敏すぎるのよ」とか「なんでそんな小さなことでクヨクヨするの?」といった発言は、相手の面目をまるつぶしにするだけでしょう。

うつ病は、甘えや性格の問題ではありません。
相手の苦しみを評価するのではなく、ただ“この人は今すごく苦しんでいるのだ”という事実だけをどうか受け止めてあげてください。

■6:むやみにアドバイスしない

愛する人に何か役立つことをアドバイスしたいというのは自然な感情です。
とりわけ、相手が何か大変な目に遭っているときには、その苦しみを少しでも取り除いてやりたいと思うことでしょう。

しかし、「●●したほうがいいよ」といったアドバイスをうつ病の人にすることについて、心理学者のデボラ・セラーニ氏は警鐘を鳴らしています。
「うつ病の人が助けを必要としているのはたしかですが、安易なアドバイスは禁物です。
それによって、彼らは自尊心が傷ついたり、自分のことをダメ人間だと感じたりして、余計に心を閉ざすおそれがあります」

「●●したほうがいいよ」と相手の行動を促すのではなく、「何か私にできることない?」と声をかけるほうが、うつ病の人にとって救いになるでしょう。
そうすることで、相手が助けを求めやすくなるからです。

ただでさえ、心のエネルギーが消耗しているうつ病の人にとって、アドバイスは重荷にしかなりません。
人から言われなくてもそうすべきだとわかっていても、体が動かないのです。
なので、うつ病の人の行動を変えようとするよりも、相手があなたに気兼ねなく頼みごとをできる環境を作ってあげるほうが大事だといえるでしょう。
前回に引き続き、うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいことを3つ紹介しました。次回は残りの3つをお届けします




うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこと9個のうち、前回の記事及び前々回の記事で6つまで紹介してきました。
今回は残りの3つです。7:無理に共感しようとしない、8:うつ病について学ぶ、9:回復を気長に待つ、という3つを見ていきましょう。

■7:無理に共感しようとしない

自分が辛い思いをしているときに、その気持ちを共感してもらいたいことってありますよね。
ただし、あなた自身がうつ病になった経験がないのであれば、うつ病の人に共感を示すことは避けるほうがいいでしょう。

また、仮にうつ病の経験がある場合でも、症状の程度は人によって様々なので、安易に「辛いよね、わかるわ」といった言葉をかけると、かえって相手を傷つけることになるかもしれません。 うつ病の状態では、物事を悪いほうへ悪いほうへ解釈しがちです

そのため、あなたが相手の孤独感を癒したくて発した共感の言葉も、うつ病の辛さを軽く見ているように受け取られかねません。

■8:うつ病について学ぶ

うつ病について学ぶことによって、誤解したり、対応を誤ったりするのを防ぐことができます。

うつ病の症状や進行、回復までのプロセスについて理解できれば、愛する人をよりうまくサポートすることができるようになるでしょう。

たとえば、うつ病の人も、日によっては元気そうに見えることもあります。
ただ、一時的に調子が上向いたのを見て、「もう治ったのね」と判断するのは早計です。

「うつ病は症状が安定しません。小康状態を見て“もう大丈夫”と誤解する人が多いのですが、まるで潮の満ち引きのように状態がよくなったり悪くなったりするので、またすぐに症状がぶり返してしまいます」
そう話すのは、心理学者のデボラ・セラーニ氏。セラーニ氏によれば、うつ病で絶望感のある人でも冗談を聞いて笑うことはあるし、また、うつ病の子どもが学校で優秀な成績を修めたり、表面上は明るく見えたりすることもあるのだそうです。

「実際のところ、うつ病は、よくなったように見えてもまだまだ完治していないことがよくあります。見た目ではわかりにくい病気だということを知っておくのは非常に重要です」

■9:回復を気長に待つ

愛する人を支えるためには、回復を焦らず気長に構える忍耐力も不可欠です。
「うつ病は、症状が現れてから回復するまでにかなりの期間を要することもありますが、あなたが気長な姿勢を見せることで、患者も安心することができるでしょう。

気長に待つことで希望が見えてきます。
希望を見出すというのは、うつ病の人にとっては難しいことなので、まずはそばで支える人間が希望を持ち続けることが大切です」
うつ病の人を支える過程で、あなたは綱渡りのような気分を味わうこともあるでしょう。

「何を言うべきか、言わざるべきか? 何をしてあげればいい? これはNG?」というように、事あるごとに頭を悩ませるかもしれません。
しかし、あなたがそばにいて、いつでも手助けできる姿勢を見せることは、うつ病の人にとって何よりの支えになるということを、どうか忘れないでください。

以上、3回にわたって、うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこと9つをお届けしましたが、いかがでしたか?

 あなたの大切な人にもしものことがあれば、ここで紹介した9つを思い出しながら、支えてあげてくださいね。
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第85回メーデー:「一点共闘」総結集する日に

第85回メーデー
「一点共闘」総結集する日に
2014年5月1日(木) しんぶん赤旗「主張」

  今日はメーデー、労働者・国民の団結と国際連帯の日です。

 安倍晋三政権の暴走は、消費税大増税の強行、医療・社会保障改悪、労働法制改悪、環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加、原発推進、「秘密保護法」強行、集団的自衛権行使容認策動、沖縄の新基地建設など、とどまるところを知りません。

しかし、どの課題でも反撃の国民的共同は日に日に広がり、勢いを増しています。

第85回メーデーを、「一点共闘」総結集の日、安倍暴走政治阻止の総決起の場としましょう。

安倍暴走政治阻止を

 日本軍「慰安婦」問題などで歴史を偽造し過去の侵略戦争を賛美する、歴代内閣の憲法解釈を公然と覆し集団的自衛権行使容認を策動する―。

暴走を続ける安倍政権は、国際秩序も戦後の保守政治も否定する「極右政権」ともいうべきものになっています。

良心的な保守の人々も批判しています。

 TPP問題では、譲歩に譲歩を重ねる安倍政権に、全国各地で、これまで保守の基盤だったJA(農協)や医師会が厳しい批判の声をあげ、自治体ぐるみのたたかいが広がっています。

原発ゼロをめざす運動でも、秘密保護法や集団的自衛権行使に反対する運動でも、かつてない広範な無党派の人々が草の根から自発的で粘り強いたたかいを繰り広げています。

 「企業が世界一活躍しやすい国」をかかげる安倍政権は、法人税減税の一方での消費税大増税と社会保障切り捨てとともに、雇用と労働の一段の規制緩和に乗り出しています。

派遣労働の大前提である「常用雇用代替禁止」「臨時的・一時的業務に限定」の原則を投げ捨て、「生涯ハケン」「正社員ゼロ」社会への道を開く派遣法の大改悪案を提出しました。

国民的批判で一度は断念を余儀なくされた「残業代ゼロ」「解雇自由」の復活も、性懲りもなくねらっています。

 規制破壊ともいうべき策動に反対して、労働組合のナショナルセンターの違いをこえた共同行動がすすんでいるのも当然です。

全労連、全労協、MIC(日本マスコミ文化情報労組会議)の三者が事務局団体をつとめる「雇用共同アクション」が、持続的にたたかっています。

昨年12月には、日本弁護士連合会が主催する「市民大集会」に、全労連、連合、全労協、中立系が勢ぞろいするという画期的出来事が起こりました。
春闘でも、要求の一致が広がっています。

 生活と権利、平和と民主主義を脅かし、戦後国際社会での日本の立ち位置さえ揺るがす悪政の連続に直面し、政治的立場や団体の枠を超え、団体に所属しない人も政治に無関心だった人たちも含め、全国津々浦々で「一点共闘」による反対運動がかつてない規模で広がっています。

階級的民主的労働組合が、こうした国民的たたかいの土台ともなり要ともなって大きな役割をはたしています。

「新しい統一戦線」へ

 これらのたたかいは、アジアと世界に日本の良心の健在を示し、国際連帯を広げる点でも重要です。

たたかいの発展につれ、どこでも「アメリカいいなり」「大企業中心主義」の根本の枠組み―「二つの異常」に突き当たってきています。

一致点を大切にし、お互いの立場を尊重しあいながら、日本の政治を変える新しい統一戦線へと発展させようではありませんか。
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2014年05月02日

消費増税:「財源が足りないから取る」は馬鹿でもできる政策

 消費増税
「財源が足りないから取る」は
     馬鹿でもできる政策
2014.05.01 11:00 NEWSポストセブン
※SAPIO2014年5月号

政府はアベノミクスによる景気回復で消費増税も耐えられると見ているが、本当に日本経済を活性化させるなら、増税よりも減税が必要だと説くのは国際ジャーナリストの落合信彦氏だ。
以下、同氏がレーガノミクスで経済成長を遂げたアメリカの例をもとに解説する。

 * * *
 4月から消費税率が5%から8%に引き上げられたが、愚かと言うほかない。
今の日本に必要なのは増税ではなく、「減税」である。

 不況下の増税によって景気に冷や水を浴びせれば、個人も企業も収入が減り、結果的に税収も減ってしまう。

「財源が足りないから取る」というのは馬鹿でもできる政策である。

 むしろ世界の優れたリーダーたちは思い切った「減税」によって景気を回復させ、税収を増やしてきた。

歴史と経済を真剣に学べばわかることだが、安倍をはじめ自民党の政治家と財務官僚、新聞など大メディアはそれがわかっていない。

 安倍が手本にすべきリーダーを一人挙げるとすれば、第40代アメリカ合衆国大統領のロナルド・レーガンだろう。

 アベノミクスとはそもそもレーガンの経済政策である「レーガノミクス」になぞらえて名付けられたものだが、レーガノミクスはアベノミクスとは正反対の政策であった。

財政危機のなかで思い切って減税を断行し、既得権集団の抵抗を排して利権を解体していく改革だったからである。

 レーガンが1981年に大統領に就任した時、アメリカ経済は瀕死の状態にあった。
2度にわたるオイルショックなどにより不況下のインフレ(スタグフレーション)が起き、失業率は7%を超えた。

 前任のカーターをはじめ1970年代の大統領たちは景気を刺激するためと言っては政府支出を野放図に拡大させ、各種税率を上げていった。
またエネルギー資源の価格規制など、政府の権限を大きくして経済をコントロールしようとした。
つまり安倍と同じことをして、ことごとく失敗したのである。

そんな中で登場したレーガンはそれまでの政権とは180度転舵し、減税と行政のスリム化、そして規制緩和を掲げた。

議会や専門家の反対に屈することなくレーガンは所得税の最高税率を70%から段階的に28%に引き下げるといった大胆な減税を断行したのだ。

 その効果は目覚ましいものだった。
レーガン政権一期目の後半にはアメリカ経済は復活の軌道に乗り始め、1984年に経済成長率を7.2%まで急伸させた(就任前の1980年はマイナス成長だった)。

 またレーガンは8年間の任期を通じて減税という政策の軸を変えなかったが、その間にアメリカ政府の歳入は24%も増加したのだ。

逆に日本は1997年に消費税を3%から5%に引き上げたが、それ以降で政府の歳入が1997年の水準を上回ったことは一度もない。これが世界の常識である。

 一方で、レーガンはソ連に対抗するために軍事支出を増やしたので財政赤字は拡大してしまった。
それをもってレーガノミクスを批判する人間は多いが、それはおかしい。

 軍拡競争に対応できなくなったソ連が西側に歩み寄ったことで1989年に冷戦は終結。その後、1990年代にアメリカが「平和の配当」による経済成長を遂げたことを考えれば、やはりレーガンの方針はアメリカ国民に多大な利益をもたらしたと言えるだろう。
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2014年05月03日

温暖化なのか大地震の前兆なのか…不気味なほど全国で豊漁

温暖化なのか大地震の前兆なのか…
不気味なほど全国で豊漁
2014年5月1日  日刊ゲンダイ

「いやー不思議だね、天変地異でも起こらなきゃいいね」

 福井・越前町漁業協同組合の小倉孝義専務は、そう言って首をかしげた。

先月18日からの数日間、越前町沖の定置網にだけ大量のマフグがかかっていたという。 「21、22日をピークに1日30〜40トン引き揚げた。
普段は多くて5キロ程度なのに。
で、24日にはパッタリです」

 ところ変わって愛媛・八幡浜市沖では、回遊魚のサワラが近年にない大漁だ。
八幡浜市水産港湾課によれば、「3月は例年の3〜4倍、4月は現時点で6倍の水揚げ量。他の魚は全体的に減少傾向のなか、珍しい現象です」(担当者)

 隣県の高知・室戸岬沖の定置網には深海魚「ホテイエソ」が引っかかって騒ぎになった。

「過去に捕獲例がなく、昨年の1匹が室戸での初記録。
ところが、先月21日は9匹、22日は105匹、24日は159匹も取れた。

海自体は、例年より水温が低いこと以外に異常はない。
原因を究明中です」(付近の海洋生物の生態に詳しいNPO「日本ウミガメ協議会」)

■海水のバランス崩れ

 全国の海に広がる奇怪な現象は温暖化の影響か。
それとも大地震の前触れなのか。

北大名誉教授の尼岡邦夫氏(魚類学)はこう見る。
「マフグやサワラ、ホテイエソが普段なら捕獲例のない場所で大量に水揚げされているのは、恐らく海水温の低下が原因のひとつ。

また、日本全体の積雪量が増え、川から大量の淡水が海に流れ込み、塩分濃度が変化した影響もあるでしょう。
海水のバランスが崩れて“常識”が通用しなくなっているのです。

だから、温暖化の影響とも考えにくい」

 北海道では、暖流を好むブリが豊漁。
一方、前出の越前町沖では、名産のホタルイカ漁が不調とか。日本の食卓が大きく変わるかもしれない。
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憲法を考える 9条と怪人二十面相

憲法を考える
 9条と怪人二十面相
2014年5月3日 東京新聞「社説」

国が曲がり角にあります。
カーブの先は…。
他国のために戦争をする国でしょう。

憲法九条が破壊されるのに、国民が無関心であってはなりません。

 <そのころ、東京中の町という町、家という家では、ふたり以上の人が顔をあわせさえすれば、まるでお天気のあいさつでもするように、怪人「二十面相」のうわさをしていました>

 不気味な書き出しです。江戸川乱歩の探偵小説が出版された一九三六年には、陸軍の青年将校らが反乱を起こした二・二六事件がありました。
翌年には泥沼の日中戦争が始まる時代でした。

◆「解釈改憲」は変装だ

 新聞紙面をにぎわす怪人二十面相はとびきり変装が得意です。

安倍晋三政権が宣言している「解釈改憲」もメディアを連日にぎわし、驚くべき変装術を見せてくれます。

憲法九条は専門家が研究しても、集団的自衛権行使など認めているとは、とても考えられません。
それを政権が強引に解釈を変えようとする変装です。

 解釈改憲も集団的自衛権も難しい言葉です。
でも、「お国」を守ることが個別的自衛権なら、他国を防衛するのが集団的自衛権でしょう。

憲法は九条一項で戦争放棄を宣言し、二項で戦力の不保持と交戦権の否認をしています。

一項は一九二八年のパリ不戦条約が基とされ、先進国では常識です。

 平和憲法の核心は、九条二項にあるのです。
日本は近代戦を遂行する戦力を持ってもいけません。

ドイツの哲学者カント(一七二四〜一八〇四年)も「永遠平和のために」の中で、「常備軍は、時とともに全廃されなければならない」と訴えました。

 <なぜなら、常備軍はいつでも武装して出撃する準備を整えていることによって、ほかの諸国をたえず戦争の脅威にさらしているからである>

◆専守防衛で国民守る

 軍隊を持たねばいいというカントの考えは明瞭です。
とくに日本国憲法はヒロシマとナガサキの悲劇を経てつくられました。

大国同士が核ミサイルを撃ち合ったら、滅亡しかありません。
ヒロシマの約四十日前にできた国連憲章と比べても、戦力を持たせない同条二項は先進的です。  

でも、国民を守るため、自衛の実力は必要だと過去の政権は考え、自衛隊がその役割を担いました。
諸外国のように他国防衛もできる戦力ではなく、「専守防衛」の実力のみです。
憲法の読み方のぎりぎりのラインなのです。

 中国や北朝鮮の脅威がさかんに唱えられていますが、もちろん個別的自衛権が使えます。
でも他国防衛など、憲法から読み取るのは不可能です。
無理筋なのです。

 集団的自衛権行使を封じることこそ、九条の命脈と言っても過言でありません。
でも、政権はこの無理筋を閣議決定するつもりです。
事例を限定する「限定容認論」という変装術も使います。

 五十五年も昔の最高裁判決を持ち出すのも変装です。
個別的自衛権のことを言っている判例なのに、「集団的自衛権を認めている」と“誤読”するのです。

 政策は憲法の枠内でしか行えませんが、それを逆転させる変装術です。
閣議決定されれば、九条二項は存在しないことと同じです。
多くの有力な憲法学者に見解を聞く手続きが不可欠です。

恐らくみんな「憲法は集団的自衛権を認めていない」と言うでしょう。

 米国は日本が手下になってくれるので、「歓迎」します。
でも、自衛隊が海外へ出れば、死者も出るでしょう。

わざわざ平和憲法がそんな事態が起きないように枠をはめているのに、一政権がそれを取り払ってしまうというのです。
ここは踏みとどまるべきです。

 急“転回”を人ごとと思う空気こそ危機であるともいえます。
危険を覚えるのが、限られた人々だけでは困ります。
お天気のあいさつでもするように、みんなが「解釈改憲」を語るべきです。

 それどころか、護憲集会に自治体の後援拒否の動きが広がっています。
大学でもそうです。
学生が「憲法改正反対」を唱え、教室で集会を開こうとしたら…。
明治大学は「思想色が強い」と判断し、集会は「認められない」。
慶応大学も「学生有志による教室利用や集会は、理由にかかわらず認めない」と回答しています。

 若者の血が流れても「反戦集会」さえできないのでしょうか。

◆戦争を考える悪者は

 乱歩は別の作品で、怪人二十面相に戦争批判を語らせています。
 <まだ戦争をやろうとしているじゃないか(中略)そんなことを、考えているやつは、おれたちの万倍も、悪ものじゃないか>

 憲法解釈をおろそかにし、戦争に道を開けば、天下の大泥棒から悪者扱いされます。
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2014年05月04日

弁護士が語る 3等海佐が「告発」決意した自衛隊の隠蔽体質

弁護士が語る
3等海佐が「告発」決意した自衛隊の隠蔽体質
2014年5月2日 日刊ゲンダイ掲載

海自いじめ裁判  

海上自衛隊の護衛艦「たちかぜ」の乗組員だった1等海士の男性(当時21)の自殺をめぐる裁判で先月23日、東京高裁は国側に約7300万円の損害賠償を命じた。

1審から大きく進展したウラには3等海佐の告発があった。

1審では自衛隊側の「指定代理人」をしていた3佐の心を動かしたのは、自衛隊の隠蔽(いんぺい)体質だ。

岡田尚弁護団長が振り返る。
「裁判の依頼を受けたときに考えたのは、最大の課題は自衛隊側からどれだけの情報を入手できるかでした。
普通の民間対民間の裁判と違って、原告と被告のスタート地点が違う。
自衛隊側が圧倒的に情報を独占していた。

それで、2006年5月31日の第1回裁判以前に『証拠保全』の申し立てなどをしたのですが、裁判所は『自衛隊が証拠を隠したり、改ざんしたりするということは考えられません』とあっさり棄却したのです」

 1審の横浜地裁では「自殺の予見可能性」を認められず、440万円の支払い命令にとどまった。

「がっくりしていたところ、1週間もしないうちに3等海佐から手紙が来たのです。

正直、国のスパイかなと思ったし、向こうもそう思われるでしょうねと。

私は1年以上、告発の事実を内緒にしていました。
彼が免職になるんじゃないかと考えて、報道関係者や裁判所にも明かせず、私が法廷で彼の告発をもとに話していました」  

12年4月18日の控訴審第5回裁判で、3佐が「海自が文書を隠している」と陳述書を提出。
隊内の「公益通報窓口」への訴えが退けられた上での決断だった。

このことが報道で公になり、同年6月に海上幕僚長が記者会見で謝罪。勝訴への転機となった。

■内部告発を萎縮させる秘密保護法

「一方で、13年6月には3等海佐を懲戒処分の対象にするという手続きがはじまった。
しかし、彼は弱音を吐くこともなかったし、公務員は国民のために働くものだと一貫してました。
勇気ある行動だと思います」

 だが、「特定秘密保護法」の施行で、3佐のように告発する人はいなくなるかもしれない。

「『アンケートは防衛秘密じゃないから、特定秘密保護法とは関係ないじゃないか』というのは誤りです。
今回はアンケートの中身がわかったからそう言えるだけ。

もし、特定秘密保護法に違反したと刑事裁判で起訴されたとしても、そこに何が書いてあるか具体的には、少なくとも弁護士や被告側に見せちゃいけないことになっている。
だから、皆、罰を恐れて内部告発をしなくなるでしょう。

第1回裁判の直前のこちらの申し立てに対し、自衛隊側は『国家の安全等に該当する情報』と言って出し渋ったんですが、実はそれが『いじめアンケート』だったんです」

 これだけでも、秘密保護法がいかに危ない法律かがわかるというものだ。
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2014年05月05日

愚痴や悪口だらけの相手と上手に会話する「オウム返し」のコツ2つ

愚痴や悪口だらけの相手と上手に会話する
「オウム返し」のコツ2つ
2014/05/02 19:45 by 宮野茉莉子
W00Ris(ウーリス)

口をひらけば愚痴や悪口だらけの先輩や同僚に、怒ってばかりの上司……
オフィスでのネガティブな会話は、避けられませんよね。

聞いているこちらも、ネガティブな感情に飲み込まれてしまいがちです。

とはいえ毎日顔を合わせ、共に同じ仕事をしていく相手。
悪口や愚痴、怒りといった話も、前向きな方向に会話を誘導したいものです。

そこで今回は、愚痴や悪口だらけの相手と上手に会話するコツを、会話力向上サイト『雑談力のきいろわ』の管理人、野本ゆうきさんに聞きました。

野本さんがテクニックとして勧めるのは、ずばり“オウム返し”。
相手の言った言葉をオウム返しして会話をすると、真剣に聞いている態度が伝わり、信頼関係が築けるというのです。

とはいえ、相手のネガティブな話をそのままオウム返ししてしまうと、お互いの気持ちがドンドンネガティブになるだけ。
上手にオウム返しを使うには、いくつかコツが必要とのこと。
さっそく、その具体的な方法を見てみましょう。

■1:相手の気持ちを感じてあげる

まずは例を見てみましょう。

相手 「最近ホントついてないことばっかりなんだよね。」
自分 ×「良くないことが続くときってあるよね」    
         ○「良くないことが続いてるって感じるの?」

普段の返答だと、×のように「わかる」「よくある」とネガティブな感情を断定しがち。
他人から断定されることで、相手はよりネガティブな感情を増幅させます。
○のように相手の気持ちを感じてあげるオウム返しをすると、ネガティブな感情を助長することはありません。
他にも「つらいんだ」には「つらいよね」ではなく「つらいと思うんだね」、「面倒くさい」には「面倒くさいね」でははく「面倒くさいんだ」と言い換えましょう。

■2:前向きに言い換える 相手

 「今月に入ってから、連日目標の売り上げに届いてないな。」
自分 ×「連日売り上げに届いてないですね。」   
       ○「あと一歩なんですけどね」

仕事がうまくいかない時の会話も、後悔や反省ばかりで暗くなりがち。
前向きな言葉に言い換えてオウム返しすると、“前向きな方法をとるためにどうするか”という具体的な策へ会話を進めることができます。

ポイントは「大丈夫だって」のように、根拠のない前向き発言はしないこと。
余計相手を怒らせてしまいます。

あくまでオウム返しの範疇で、前向きに言い換えましょう。
この方法は、相手の狭まった視野を広げることもできます。

たとえば「こないだも別れる別れないの怒鳴り合いで、うんざりだよ。」と言われたら、
「お互いに意見を言い合える仲はうらやましいけど、そればっかりだと疲れちゃうね。」と返せるように、あなた自身も広い視野を意識しておきましょう。

以上、愚痴や悪口だらけの相手と上手に会話するための“オウム返し”のコツ2つについて、ご紹介しましたが、いかがでしょうか?

野本さんによれば、ネガティブ発言は“やわらかい表現に言い換えて繰り返す”ことがポイントとのことです。ネガティブを増幅することもなく、打開策が見つかることもあるので、使ってみてくださいね。
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拳銃自殺の蒲田署巡査長が遺書で訴え 上司の度を超えたパワハラとは…

拳銃自殺の蒲田署巡査長が遺書で訴え
 上司の度を超えたパワハラとは…
産経新聞 5月4日(日)12時0分配信

 警察官が自らに向けて拳銃の引き金を引いたのは、上司の度重なるパワーハラスメントが原因だった。

警視庁蒲田署で2月、拳銃自殺した同署地域課の男性巡査長=当時(44)=が自殺前日、上司だった同課係長の男性警部補(52)から辞職するよう迫られていたことが発覚した。

警部補は周囲から「仕事熱心」と評価されており、巡査長を含む約10人の部下にパワハラを繰り返していたことは見過ごされていた。
「指導」というには度を超えた振る舞いと、巡査長が遺書で残した決死の訴えとは−。

■「許せない」…
遺書で実名告発、両親に相談も

 前日からの雪が降り積もったままの2月15日。
東京都大田区の蒲田署1階男子トイレの個室内で午後2時45分ごろ、巡査長が頭から血を流して倒れているのを同僚が発見した。
巡査長は病院に搬送されたが、ほぼ即死状態で、間もなく死亡が確認された。

 巡査長はこの日午後2時半から交番で勤務する予定だった。
署内で制服に着替え、1階の拳銃保管庫で自分の拳銃を取り出し、銃弾を込めた後、トイレに向かって自ら拳銃で頭を撃ち抜いたようだ。

巡査長のそばに拳銃とともに置かれていた遺書には、衝撃の告白がつづられていた。

 「こんなに仕事がいやになったのは初めて」

 遺書は両親にあてられたもので、上司の警部補の実名を挙げて「許せない」とも記されていた。

 警視庁の監察部門が確認したところ、警部補が数日前、巡査長を含む数人に対して、職務質問による実績が上がっていないことを責め、「1年間見てきたが、おまえらは駄目だ。身の振り方を考えて家族に相談しろ」と辞職を強要する暴言を繰り返していたことが発覚した。

 警部補は前日の14日にも、「家族に身の振り方を相談してきたのか」と追及を強めた。
巡査長が同じ日に実家を訪れ、両親に「実は上司からパワハラを受けている」と告白。
心配する両親に「自分で何とかする」と話していたことも明らかになった。

■「仕事熱心」の評価…
被害者は約10人、休職者も

 確かに、警部補が蒲田署地域課の統括係長となった平成24年9月以降、係の検挙実績は上がっていた。

 それだけに「仕事熱心」という評価を受けていたが、実績を挙げられない部下には指導が厳しいという一面もあった。

警視庁幹部は「自殺した巡査長だけが狙い撃ちされたのではない」と打ち明ける。

 蒲田署でのパワハラが始まったのは、昨年春ごろ。

「被害者」は確認できただけでも約10人に上る。

電話をすぐに取らなかった新人は、ジュースの紙パックを口が開いた状態で投げつけられ、「お前は警察官に向いていない」と怒鳴られたという。

 勤務表を間違って記載した別の部下はその紙を破り捨てられ、紙を拾おうとしたしたら頭をたたかれた。

50代の警部補は仕事の覚えが悪いとして、「降格を申し出ろ」などと迫まられた。

昨年11月には、部下の1人が警部補のパワハラが原因で休職に追い込まれたという。

 警視庁は巡査長の自殺の原因がパワハラだったと判断。
ほかの部下への人格否定や辞職強要の言動もパワハラにあたると認め、4月21日に警部補を減給100分の10(3カ月)の懲戒処分とした。

 警部補は「パワハラの認識はなかった。責任を痛感している」と話し、巡査部長への降格を申し出た上で、「係員の個性を把握した上で指導するべきだった。
適正な範囲を超えていた」と後悔の弁を並べているという。

■同僚のパワハラも認定…類似事案も

 統括係長だった警部補の圧力は、部下の係長だった40代の警部補にも波及。
部下数人から始末書を受け取る際、末尾に「今後、同じことをすれば辞職します」と書かせていた。

 この警部補は「統括係長の前に係長が並ばされて怒鳴られたことがあった。
部下がきちんとしていないと、自分が怒られるので厳しくあたってしまった」と釈明しているといい、警視庁からパワハラと認定され、訓戒処分を受けた。

 また、一連のパワハラを見過ごしていた署幹部も監督責任を問われ、当時の地域課長(54)が訓戒、署長(58)ら7人が口頭厳重注意の処分を受けた。

 警察社会のパワハラをめぐっては、大阪府警で上司からのパワハラやいじめを受けた四条畷署刑事課の男性巡査長が昨年自殺していたことが今年3月に発覚し、上司ら4人が懲戒処分を受けるなど、類似事案が後を絶たない。

 神奈川県警OBの小川泰平氏は「職務怠慢が人命に関わることもあるので、警察社会に厳しい指導が残っていることは事実」とした上で、「自殺に追い込んだのなら、よほど度を超えた指導だったのだろう。
指導とパワハラは違う。それは本人が一番分かっていると思う」と指摘する。

 処分前日の4月20日には、蒲田署長が巡査長の実家を訪れ、両親ら遺族を前に謝罪した。

上司のパワハラが原因だったことを告げると、両親らは切実にこう訴えたという。

 「こんなパワハラが今後二度と起こらないようにしてほしい」
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2014年05月06日

アベノミクスの帰結…国民は1%の人たちに踏みつけられる

アベノミクスの帰結…
国民は1%の人たちに踏みつけられる
2014.5.4 日刊ゲンダイ

「資本主義の終焉と歴史の危機」
    の著者・水野和夫氏

 1990年のバブル崩壊で、日本が成長する時代は終わりました。

それからの20年は、だましだましです。
ただ、過去の蓄積が大きいから、(1)ゼロ金利(2)ゼロインフレ(3)ゼロ成長でも、クラッシュさせずにやってこられた。

1人当たりGDPで比較すれば、ユーロ圏で独り勝ちといわれるドイツをいまだに上回っています。
もちろん英仏よりも豊かで、3つがゼロでも十分に暮らしていけるのです。

 そんな状態を良しとせず、ゼロから引き剥がそうとしているのがアベノミクス。
2%のインフレ目標を掲げ、GDP成長率や金利も2〜3%程度を目指しています。

「経済を立て直し、成長する日本を取り戻す」のだと勇ましい。

 でも、今の日本に「成長」の余地はあるのでしょうか。
手狭な公団住宅が当たり前だった時代は終わりました。
車は一家に1台、テレビは1人に1台です。温水洗浄便座やスマホの普及率もすさまじい。
ほとんどの商品は、行き渡るところまで行き渡ってきています。
「フロンティア」は残っていません。

 飽和状態の中で無理やり成長しようとすれば、バブルが生成されます。

実際、実物経済の低成長を金融分野で穴埋めしてきた米国では、ITや住宅のバブルが発生しました。
その後はリーマン・ショックです。
バブルの成長分を超える信用収縮に見舞われました。

 得をするのは、その間に稼いだ1%の富裕層です。
たとえバブルが崩壊しても、公的資金で救済されるため、彼らの痛手は小さい。

一方で何ら恩恵を受けていない中間層は、リストラされて職を失った上で、救済のための負担を強要されます。
富裕層はまんまと逃げ切り、99%がバカを見る。
それが「成長」の帰結です。

 アベノミクスで成長を求めれば、だれかを踏み台にするしかありません。

勝ち組となるには負け組が必要です。
多くの人は、「自分は勝ち組になれる」と思っているのかも知れません。
でも、それは、知らず知らずのうちに近くの誰かを突き落とす行為。

いずれはみんな1%の人たちに踏みつけられるのです。
投資が行き渡った現在、高度経済成長の再来は望めません。
成長は近代の病気です。
「頑張れば成長する」は幻影に過ぎない。
取り憑(つ)かれるとひどい目に遭うのです。

 このままアベノミクスを続ければ、日本という国家も経済も立ち行かなくなるでしょうね。


▽みずの・かずお 
1953年生まれ。
日大国際関係学部教授。
早大大学院経済学研究科修士課程修了。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストを経て、内閣府大臣官房審議官、内閣官房内閣審議官を歴任。
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2014年05月07日

断たれた人生の連続性

香山リカのココロの万華鏡:
断たれた人生の連続性
毎日新聞 2014年05月06日 首都圏版

 先日からとても気になっているのが、「警察に保護されて名前や住所が言えず、施設などに入所する高齢者」の問題だ。

4月22日の本紙にも、自治体が介護施設に暫定入所させ「緊急一時保護」の対象となった人が、2008年度からの約6年間に少なくとも546人いたという調査結果が載っていた。

中には、その後もずっと身元不明のまま、仮の名前がつけられている人もいるという。

 その人たちはどこから来たのだろう。

家族と住んだり施設に入所したりしていれば行方不明者届が出されるはずだが、何かの行き違いで出されていないのだろうか。
あるいは、それまでは何とかひとり暮らしをしていたのが、ある日、買い物か散歩に出てついに帰路や自宅の住所を忘れてしまったのだろうか。

いずれにしても、その人たちの人生の連続性は、そこでぷっつりと断たれてしまう。

 子どもの頃から誰もが、「来年は野球の試合に出たい」「あと2年で大学卒業して社会人だ」「子どもが成人するまではがんばるぞ」「住宅ローン完済までついに10年を切った」などと先々に目標を定め、それに向かって努力してきた。

そして、ときどきは後ろを振り返り、自分の人生を貫く一本の道に目をやって、満足感を味わったりちょっぴり後悔したりする。

 年齢を重ね、だんだん記憶力が怪しくなってきてからは、集団でそれを支えあうことができる。

クラス会で「おまえは昔、水泳が得意だったよな」と友人に言われ、自分ではすっかり忘れていたのに「あー、そうそう」と思い出すことはよくある。

さらに高齢になり認知症などの病にかかっても、家族や友人が記憶を肩代わりしてくれて「お父さんは本当に仕事人間だったね」などと言ってくれると想像したら、なんとなく安心できる気がする。

しかし、名前も住まいも忘れ、保護されて暮らす人たちの人生の連続性は、誰にも支えてもらえない。

 ご近所。
檀家(だんか)になっているお寺。
子どもや孫を通わせた学校。
趣味で通っていた老人クラブ。

かつてなら、地域に誰か「あなたのことを知ってるよ」という人がいたように思う。
たとえ迷子になっても、「あなたはあの家の人じゃない」と教えてもらうこともできた。
それが今では、誰にも「あなたなんて知らないよ」と言われてしまう。

保護されている高齢者が「どこからやって来た誰なのか」がわからずに一生を終えるとしたら、それはあまりにも悲しいことではないだろうか。
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2014年05月08日

善良な市民が危ない!? 「冤罪・誤認逮捕」はこうして起こる!

善良な市民が危ない!?
「冤罪・誤認逮捕」はこうして起こる!
日刊大衆 2014年05月07日08時00分

世界一治安がいいと称賛される、わが国・日本。
その治安を守っているのが日本の警察なのだが、時として、無実の国民を犯人にしてしまうことがある。

たとえば、大阪府警では昨年7月から3月までの9カ月間に、なんと8件もの誤認逮捕の失態を演じている。
冤罪事件に関しても、誤認逮捕に比べれば数は少ないが、近年でも最高裁での無期懲役刑の確定から一転して、無罪になったケースもある。

なぜ、無実の罪で国民が逮捕されたり、罰せられるような事態が起こってしまうのだろうか。

その理由を探っていくと、警察組織の杜撰な捜査の実態があった――。

第一に、誤認逮捕と冤罪の違いについて説明しよう。

この2つ、似ているようで、実は大きく違うものなのだ。

誤認逮捕は、無実の罪の者を誤って逮捕してしまうこと。
ただし、起訴はされずに保釈されたケースを指す。
逮捕した時点では容疑者であり、犯人と断定していないため、警察側にはいかなる罰則もない。

しかし、逮捕の時点でマスコミに、あたかも犯人かのような報道をされるうえに、最大20日間、留置場に勾留され、取調べを受ける苦痛は想像を絶するものがある。

一方の冤罪は、容疑が確定し、起訴されて裁判にかけられたケースだ。
その結果、有罪・実刑となれば刑に服することになるが、晴れて無罪が証明されれば、国から補償金が出る。

しかし、その額は勾留1日あたり最高で1万2500円と、受けるダメージの大きさを考えれば微々たるものだ。

法治国家において絶対に起こってはならない誤認逮捕と冤罪は、どのように起きているのか。

まずは誤認逮捕の例を見ていこう。

2010年に、大阪で発生した強制わいせつ未遂事件。
逮捕されたのは大阪市内に住む男性だった。
現場付近で被疑者のものと似た車が目撃されていたことや、被害者女性の"この男性の顔が犯人に似ている"という証言から、大阪府警は逮捕に踏み切った。

ある朝、男性の自宅に突然、警察官が現れ、家に入り証拠品を探し出した。

身に覚えのない男性は必死に犯行を否定したが、捜査員はその場で男性を逮捕。
警察署に連行し、犯行を認めるように迫ったという。

しかし、逮捕から数日後に、男性は、事件発生時刻に医療機関に行っていたことを思い出し、診療記録からアリバイが成立、釈放された。

明確な証拠がないなかでの警察官の決めつけと、思い込みで捜査を行っていた杜撰な実態が透けて見えてくる。

次に、冤罪事件の例を挙げよう。

冤罪事件と聞いて、真っ先に思い浮かぶのが足利事件だろう。
90年、栃木県の足利市で幼女が誘拐され、殺害された事件で、逮捕された菅家利和さんは00年に、最高裁で無期懲役刑が確定。

逮捕の決め手となったのは、本人の自供と、当時、捜査に導入されるようになったばかりのDNA鑑定だった。
しかし、後に自供は、当時の取調官の圧力に屈した菅家さんがやむなくしたものであること、現場に残されたDNAと菅家さんのそれが一致していた当初の鑑定結果が、再鑑定では覆ったことなどから、10年3月、再審で無罪を勝ち取ったのだ。

無実の菅家さんは17年半にわたって、勾留、刑務所生活を余儀なくされ、その間に実の母親を亡くしている。

捜査員が土下座しようが、国家賠償が支払われようが、決して埋め合わせがつくものでないことは言うまでもない。

だが、冤罪事件は足利事件のようにマスコミの注目を集めた事件だけではない。
その例を、いくつか紹介しよう。

  12年、恐喝の容疑で逮捕されたのはA氏(40代)。
一審判決で懲役2年とされたが、東京高裁での控訴審で無罪判決を勝ち取った。

「A氏の容疑は有力暴力団Xの名を出すなどし、11年、飲食店会社社長・B氏らから同社応接室にて50万円を脅し取ったというものでした。
だが、そのように脅したという証拠は、社長と社長室長2人の供述しかなかったんです」(事件に詳しいジャーナリスト)

被害者側の証言だけで有罪判決を下すとは、なんとも危うい話だが、一審判決後に、B氏が恐喝されたとされる直後、A氏と寿司店、韓国クラブを訪れていたが、B氏のクレジット決済の履歴と、韓国クラブの従業員の証言から発覚したのだ。

「恐喝をされた直後に、当事者2人で飲食店を訪れるなんてことはあり得ないでしょう」(前同)

実は、B氏の経営する飲食店の店舗が、A氏が管理する東京・六本木のビルに入っており、ビルの建て替え工事に伴う店舗立ち退きの件で、2人は揉めていたのだ。

「この背景から見えてくるのは、建て替えに際する立ち退き料などの交渉を有利に進めるべく、B氏側が事件をデッチ上げたという構図が見えてきます」(同)

それにしても、なぜ、警察はB氏側の主張を一方的に信じ、逮捕にまで至ってしまったのだろう。

そこで浮かび上がってくるのが、警察庁の大号令の下、推し進めている暴力団排除運動だ。

「A氏が有力暴力団Xの名前を出したと聞いて、"これは手柄になる"と警察官は舞い上がってしまったんでしょう。
真偽はともかく、Xの関係者を有罪にまで持っていければ、その警察官は大手柄ですからね」(全国紙社会部記者)

  A氏はいま、虚偽告訴罪や国賠訴訟などを準備中だ。
暴力団と聞けば、裏づけ捜査も十分にせず、逮捕してしまう……。
なんとも驚くべき事例だが、さらに、とんでもないケースも存在している。

汚職警官とヤクザがタッグ!?

昨年、ある有力暴力団の元組長が暴行などの容疑で逮捕された事件だ。
これは、そこの所轄署が組長(当時)を暴行容疑で逮捕に行った際の家宅捜索で、拳銃と覚醒剤が出てきたというもの。
だが、この事件には不審な点が多い。

まず、逮捕のきっかけとなった暴行罪だが、当初は一般人とされていた被害者だが、第二審で元組長の組の構成員だったことが判明。
つまりデッチ上げだったことが証明され、暴行罪に関しては逆転無罪となっている。

次に拳銃と覚醒剤に関して、元組長が衝撃的な証言をしている。
「実は、組織のナンバー2・若頭が組長の座を狙い、警官と結託。
元組長宅に拳銃と覚醒剤を仕込んだと主張しているんです」(暴力団事情に詳しいジャーナリスト)
確かに、発見されたブツから、元組長の指紋もDNAも一切出てこず、元組長の体からも覚醒剤反応は出なかった。

となると、元組長が法廷で主張していた若頭と汚職警官の陰謀説の信憑性が増してくるように思える。
この事件の取材を続けているジャーナリストは、こう指摘する。

「今回の事件の捜査に当たった警官は、暴力団との癒着疑惑が出て、所轄署に異動させられた人物なんですが、本部復帰を熱望していた彼が、有力組織の組長を逮捕するという手柄を立てれば、本部への復帰に大きく近づく。

そう考え、組長の座が欲しい若頭と結託して、元組長を陥れようとした可能性が考えられます」

さらに、こう続ける。
「しかし、大物組長の拳銃、薬物所持ともなれば、所轄署ではなく、いきなり本部の出番になってしまう。
そこで考えたのが、所轄署でも捜査ができる暴行罪をデッチ上げるということだったのでは?」 まさか……。

元組長は銃刀法違反、覚せい剤所持の罪で懲役6年の実刑を言い渡され、現在、刑務所に服役中だ。
組長の座を巡って、若頭と汚職警官が現役の組長を陥れようとしたのが真実であるならば、まさに北野武監督の映画『アウトレイジ』を地で行く実態だ。

冤罪・誤認逮捕の裏に隠された検挙数至上主義

汚職警官の存在は特別だとしても、警察の思い込みや決めつけによる先入観で、捜査もそこそこに不当な逮捕が行われている実態があるのであれば、それは衝撃的な話。

なぜ、このような事態が起こってしまうのだろうか。
そのひとつの理由として、警察組織に根づく「強いタテ社会」という体質が挙げられるという。

「各警察署には、同僚や部下、幹部からも大きな信頼を得ているエース捜査官が存在します。
警察は実力の面でもタテ社会です。

エースに異論を唱えることは、相当な"勇気"が必要になります。
となると、組織全体が"エースが、この男が犯人だと言うのだから間違いない"という思い込みが大きくなってしまうんです」(警察事情に詳しいジャーナリスト)

さらに、その思い込みで犯人を逮捕するのに、都合のいい事情もある。

それは、警察の捜査書類は聞き込みの内容をすべて検察官などに提出する必要がないのだ。
「実際、容疑者がほぼ特定できた場合、捜査官は必死に裏づけ捜査に走ります。

このとき、容疑者が犯人ではないとする証拠が出てくることも多いんですが、それらの証拠は捜査書類にて報告されることはありません」(前同)

また、冤罪、誤認逮捕を生み出すもう一つの温床が、警察組織全体に蔓延している検挙率至上主義という体質だ。

各警察組織には、ノルマとも言える1年間の検挙数に関する「努力目標」もしくは「目標数値」が存在する。
たとえば、「検挙率○%以上」「検挙率前年比○%以上」といったものだ。

実際の検挙数は警察署ごとに警察庁が毎年発行する警察白書で公表される。
「それがいわば、警察署にとっての成績表のようなもの。1、2年ごとに異動する警察の署長にとってみれば、愛着もない土地の治安よりも、この数値が自身の出世に大きく関わるので、数字に関して異常なまでに敏感です」(同)

検挙率アップが至上命題の警察が強引な捜査で逮捕に踏み切る一方で、警察が被害届を"にぎる"ということもある。

"にぎる"とは警察内での隠語で、被害届の受理を拒否することを指す。
そこには犯罪認知件数の低下が、日々のパトロールなどの活動で犯罪を未然に防いだことの証しとして評価される背景があるのだ。

神奈川県警厚木署では、10年に、夜間の当直中に被害届の受理が10件を超えた場合、当直者全員にペナルティーを課していたことが発覚し、大問題となった。

これでは「被害届を受理するな」と言っているようなものだ。

そんな警察の怠慢ともいえる体質が招いてしまった大惨事が、99年の桶川ストーカー殺人事件だ。
「元交際相手からストーカー被害を受けていた被害者は、何度も警察に足を運び、告訴状(被害届とは違い、相手に処罰を求めるもの)を出していたんですが、あろうことか警察は、告訴状の改竄、さらには、告訴の取り下げを被害者に要請していたんです」(前出・社会部記者)

  11年に起きた長崎でのストーカー殺人事件でも、同じ過ちが繰り返されている。
ストーカー被害を受けていた家族は、被害届を出しに警察を訪れたのだが、「1週間、待ってほしい」と突き返された。

「実はその2日後に、ストーカー犯罪の責任者である生活安全課の課長、被害届受理を断った刑事課の係長が揃って、北海道へ慰安旅行に行っていたことが発覚しています」(前同)

その後、ようやく被害届は受理されたのだが、そのわずか2日後に事件は発生してしまった。
もし、被害届を出した時点で警察が慰安旅行を取りやめ、捜査に乗り出していたら……。

『本当にワルイのは警察〜国家権力の知られざる裏の顔〜』(宝島社刊)などの著書もあり、警察の不正に詳しいジャーナリスト・寺澤有氏は、被害届の不受理について、こう指摘する。

「以前、私も知人から、警察が被害届を受理してくれないと相談を受けたことがあります。
そのときは、ビール券を渡したらどうかとアドバイスをしました。
もちろん本来オススメできるような方法ではありませんが、実際、これで被害届が受理されたそうです」

検挙率アップのために、裏づけ捜査もおろそかにして、強引な逮捕に走ることもあれば、犯罪認知件数低下のために、被害届を握りつぶすこともあるという警察。

国家の治安を守るための「逮捕」が、こうような基準で執行されているとなると、この国の治安は本当に大丈夫なのかと不安になる。

これらが一部の特異な例で、大多数の警察官は我々を懸命に守ってくれていると信じたいが……。
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2014年05月09日

年間約10万人、突然死を防ぐには 「予兆」見逃さず病院へ

どうすれば安全安心:
年間約10万人、突然死を防ぐには  
 「予兆」見逃さず病院へ
毎日新聞 2014年05月08日 東京夕刊

◇ふらつき、息切れ、腹痛/
        危険な不整脈をチェック/
                動脈硬化の要因減らす

 歌手の安西マリアさん、レスリングの吉田沙保里選手の父栄勝(えいかつ)さん、元ハイ・ファイ・セットの山本俊彦さん〓〓。

それまで元気に活躍していた有名人の急死が相次いでいる。

年間約10万人、1日約270人が突然死しているとの報告もあり人ごとではない。
一刻も早く異変に気づくには?(医療ライター・福島安紀)

 突然死は、医学的には「病気の症状が出てから24時間以内の予期しない死」と定義される。

日本不整脈学会によると、突然死した年間約10万人のうち約6割は心臓の異常が引き金だ。

3月に亡くなった安西マリアさん(享年60)の死因は心筋梗塞(こうそく)、
山本俊彦さん(享年67)は虚血性心不全だった。

2011年にはサッカー元日本代表の松田直樹さん(享年34)が心筋梗塞で亡くなっている。  

「心臓突然死のほとんどが、心筋梗塞や虚血性心不全を含む虚血性心疾患によるものです。
虚血とは、動脈硬化などにより心臓の筋肉への血流量が減り酸素不足に陥った状態で、心筋の一部が壊死(えし)していれば心筋梗塞と診断されます。

虚血性心疾患で最も怖いのが『心室細動』と呼ばれる不整脈を合併することです。
心室細動を起こすと、発症後数分で心臓が止まり死に至ります」。

帝京大学医学部付属病院循環器内科教授の一色高明さんが説明する。

 心筋梗塞は心臓を取り囲む冠動脈が急に詰まって起こる。
「中には前触れとして、胸が圧迫されるような痛みがしばらく続く人がいます。
時間がたってから完全に冠動脈が詰まる恐れがあるので、いったん治まったとしても、すぐに循環器科のある病院へ行きましょう」と一色さんは話す。

 心臓は左上の図のように四つの部屋に分かれているが、心室細動は右心室か左心室が1分間に200回以上の異常な速さで脈打ち心臓が収縮しなくなった状態だ。

脳や全身に血液が流れず、すぐに心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)で救命処置をしない限り命を落とす。

もともと心臓病だった人だけではなく、普段元気な人にも起こるのが怖い。
 予兆はあるのか。

「一瞬ふらついたり、数秒間、意識を失ったりした経験が一度でもあれば心室細動の前触れの可能性があります。
突然死した家族がいる人や心電図を受けたことがない人は一度、検査を受けてみてください。

肥大型心筋症や、先天的な病気であるブルガダ症候群、QT延長症候群など心室細動につながる特殊な病気が見つかるかもしれません」

 ところで、安西マリアさんは胃の痛みを訴えていたとの報道がある。

「右側の冠動脈が詰まったときには腹部に痛みを感じることがあります。
特に、喫煙習慣、高血圧、高脂血症、糖尿病、家族に心筋梗塞や脳梗塞を起こした人がいる場合は、胃の内視鏡検査で異常がなければ念のため心臓の検査も受けたほうがいい。

また、心臓の弁に異常が起こる弁膜症のせいで息切れが起こっているのに、単なる加齢によるものと勘違いしているうちに急に倒れることもあるので要注意です」(一色さん)。

「年のせい」と思っていたひどい息切れが突然死の予兆かもしれない。

 一方、昨年末、歌手で音楽プロデューサーの大滝詠一さん(享年65)の急死の原因となったのは、心臓から全身へ血液を運ぶ大動脈が突然裂ける解離性動脈瘤(りゅう)だった。

心臓に近い部分が裂けると突然死する危険が高い。

「この病気にはほとんど予兆がなく、裂けた場所によっては緊急手術が必要になる。
50〜60代の高血圧の人に起こりやすいので、減塩と薬物治療による血圧のコントロールが大切です」(同)

 心臓病の次に突然死の要因になりやすいのが脳卒中だ。
レスリング女子の全日本コーチだった吉田栄勝さん(享年61)は運転中、脳卒中の一種のくも膜下出血に襲われた。
脳を覆うくも膜と軟膜の間にある動脈瘤が突然破裂して起こる。

「経験したことのない激しい頭痛が起こったら、くも膜下出血の初期症状かもしれません」と、東京慈恵会医科大学付属病院神経内科教授の井口保之さん。

 また、高齢化の進展で増えているのが脳の血管が詰まる脳梗塞。

「医学の進歩で脳梗塞による突然死はまれであるものの、意識を失ったまま長期間入院して亡くなったり、後遺症が残ったりするのが怖いところです。

特に、心臓の心室ではなく心房がけいれんを起こす『心房細動』と呼ばれる不整脈によってできた血栓(血の塊)が、脳の血管に詰まって起こる脳梗塞は重症化しやすく危険です。

手首に指を当てて脈を測ってみて1〜2拍飛ぶようなら、心房細動の予兆かもしれないので検査を受けてほしい」と井口さんは語る。

首相在任中の2000年にこのタイプの脳梗塞で倒れた小渕恵三さん(享年62)は、発症から1カ月半後に帰らぬ人となった。

 そういった不整脈以外に脳梗塞では、「からだの片側がしびれ、手足に力が入らない」といった上の表のような前触れが出る場合がある。

こういった前兆は一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれ、いったん治まっても48時間以内に脳梗塞を起こす危険性が高い。

小渕元首相も、急に言葉が出なくなる前兆が表れていたとされる。

 突然死を起こす病気の中には、残念ながら前兆のないケースがある。

「月並みかもしれませんが、喫煙習慣、高血圧、糖尿病といった動脈硬化の要因を減らし、検査で危険な不整脈を早く見つけることが大事です。
無理や過労も禁物です」と井口さんは話す。
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2014年05月10日

ゴールデンウィークの混雑にストレスを感じる東京人

石井苗子の健康術
ゴールデンウィークの混雑 に
           ストレスを感じる東京人
2014年5月9日 読売新聞yomiDr.

(昔は「飛び石連休」で、連休ではなかった)

 今からおよそ30年前、私は旧・労働省の通訳として、欧米や当時のソビエト連邦に公式訪問をしたことがあります。

目的は、「日本人の労働時間を減らすように」と外国から注意を受けるためでした。
内政干渉ではないかと感じるぐらい日本人は働きすぎだといわれ、段階的に週休2日制になり、日曜日と祝日が重なれば月曜を振替休日としたり、「飛び石連休」から大型連休を「ゴールデンウィーク」と呼ぶのが定着してきました。

まるで社会現象的のように日本人は休日を増やしていき、愛社精神に突き動かさせるように働く日本人を諸外国が非難することで、メンタル面で日本人の国際競争力を下げようとした作戦だったのではないかと思いました。

 「今年は○○を入れると何連休となります」と報道されるほど、平日を休むことを遠慮する人も少なくなりました。
今年も海外旅行者の数は健在のようですが、故郷に帰るかわりに、高齢で元気な両親を東京に招く家族も増えたようです。

同じお金の使い方としては、故郷に帰るより東京で自分たちが行きたいところに行く若者夫婦も増え、高齢の両親もそれだけお元気なのかもしれません。

 連休中どこにも行かれない私は、高校の同級生3人と都内のホテルでランチをしようかということになり、私が開店10分前に到着するとすでにレストランの前に長い行列ができていました。

順番待ちで私の前に並ぶことになったご家族が、VIPカードを持っているのに予約が取れないこと、飛び込み客と一緒に並ばなくてはいけないことについてホテル側にクレームをつけていました。
なぜ年寄りを郷里から呼んでいるのに、一緒に立たせて待たせるのかと。

 レストランの答えは、予約を受け入れると飛び込みのお客様が入れなくなる。
ホテルのレストランならまだ他にもあるので、そちらでご予約をお願いします、でした。

もちろん高額のレストランはいっぱいあります。
そのコーヒーショップは窓から庭が見えて景色がいいので、1人4000円以内で時間制限なく、郷里の両親にごちそうしたかったのでしょう。

そのご家族は納得がいかずご不満の様子でした。

 しかしホテル側のいい分もわからないではありません。
ゴールデンウィークの予約を取ることは常連客に嫌われる可能性があります。
これは、いかにも江戸前の考え方です。
商売中心ではないのかもしれません。

普段から土日は平日より高く値段を設定していますから、ゴールデンウィーク特別価格というのは提示していませんでした。

出すのはホテルのオリジナルの味ばかりですので、ちょっとしたぜいたくを味わえます。3000円台のホテルのビュッフェランチ価格は東京のホテルでは通常価格なのです。
それだけ物価が高いということになります

普通でもこのくらい払うものだという意識が消費者にもあるので、その辺にギャップがあるのかもしれません。

 案の定、遅れて駆け付けてきた友人が「なんでこんなに混んでるの?」と不満げなのです。「ゴールデンウィークぐらい、東京はすいてるんじゃなかったの?」と。

思わず私は、「そりゃ、ずいぶん昔の話だよ」と言ってしまいました。

 都内は歓送迎会で4月の夜の街は混んでいるし、夜の電車のラッシュはひどいし、せめて連休のど真ん中ぐらい都内のホテルは空いているだろうと思っていたと腹を立てるのも分らないではないですが、「東京人だと思っていばるな!」なんて陰口を言われてしまいそうです。

 連休ですが、5月3日が憲法記念日だったりするのを忘れてはいないかと、ふと思ってしまいます。
各所で憲法記念日のイベントは行われていたのでしょうが、今のように憲法改正が盛り上がっていたり、日本人の8割が戦争を経験していない状況となると、真剣に考えた方がいいのではないかと不安になります。

私にとってレストランで並ぶより、憲法改正案のゆくえのほうがよほど気になったゴールデンウィークでした。
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2014年05月11日

ワタミ赤字転落で崩壊寸前 ブラック企業のビジネスモデル

ワタミ赤字転落で崩壊寸前
ブラック企業のビジネスモデル
日刊ゲンダイ 2014年05月10日10時26分

 ブラック企業の“ビジネスモデル”は、もう限界ということではないか。

 大手居酒屋チェーンのワタミが1996年の上場以来、はじめて赤字に転落した。
8日に発表した14年3月期連結決算は純損益が49億円の赤字。
前年は35億円の黒字だったから、天国から地獄の様相だ。

「売上高は前年比3%増の1631億円でしたが、営業利益が68%減の29億円だった。
アルバイトの時給上昇が業績の重荷になったようです。

もっとも、ブラック企業の風評もあり、時給を上げても求人が埋まらない。
人手不足で今年度中に全店舗の約1割にあたる60店舗の閉鎖を計画していて、21億円の特別損失を計上したことも響きました」(経済紙記者)

■時給を上げても人が集まらない

 ワタミといえば、無理のきく20〜30代の若者を低賃金でコキ使うことで成長してきたブラック企業の代表格だ。

 求人情報会社によれば、飲食店のアルバイトの平均時給は12年1月の920円から25カ月連続で増えていて、942円に上がったという。

バイトの給料がちょっと上がっただけで、経営が立ち行かなくなってしまう。

 ワタミの桑原社長も、決算発表の会見で「われわれの成長戦略が曲がり角に来ている」と認めていた。
“ブラックビジネスモデル”は崩壊寸前ということだ。

「すき家」のゼンショーホールディングスも、人手不足を理由に今年2月から4月にかけて123店舗を休業し、124店舗が深夜・早朝営業を休止した。

 人手不足は外食、サービス、建設業界などに広がっている。
時給を上げても応募が増えないという。
自業自得だが、とくにブラック企業の烙印を押された会社には、アルバイトが寄りつかない。  

そもそも、人件費を安く抑えて、労働者を酷使してボロ儲けしようという発想が間違っていたのだ。

 ところが、安倍首相はさらに人件費を安くしようとしているのだから、どうかしている。

「安倍首相は<有効求人倍率が上がった>と自慢していますが、そのほとんどは短期雇用の非正規社員です。
アルバイトの平均時給が上がる一方で、正社員の所定内給与は22カ月連続で減少している。

アベノミクスで給料が増えるなんて大ウソだし、クビ切り自由の“限定正社員”や残業代ゼロの“ホワイトカラーエグゼンプション”を導入して、企業が安く使い捨てできる労働力をさらに増やそうとしているのが安倍政権です。

サラリーマンの給料が上がらなければ、お父さんの小遣いが減って、居酒屋にも行けなくなる。
いまやワタミで飲めるサラリーマンは恵まれた人たちなのです。
それで外食産業の業績は悪化し、正社員の給料も上がらない。
こういう悪循環に陥っているように見えます」(経済ジャーナリスト・荻原博子氏)

 アベノミクスの矛盾がここにも表れている。
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生きて税金、死んでも税金!? 政府が「死亡消費税導入」を検討

生きて税金、死んでも税金!?
政府が「死亡消費税導入」を検討
日刊大衆 2014年 05月11日07時00分

いったいどこまで国民から搾り取るつもりなのか?

 この4月に8%へアップされた消費税は、来年10月にはさらに10%になる予定。

そして今年の6月からは復興特別住民税の徴収も始まる。
さらに来年には所得税や相続税も控除額が引き下げられ、実質的な増税となり、さらには国民年金保険料も上がり続け、国民健康保険料も一部自治体では大幅な値上げとなっている。

怒涛のように続く増税ラッシュ。
しかし政府はまだまだ増税の手をゆるめようとはしない。

政府内では社会保障精算税、いわゆる「死亡消費税」の導入が検討されているのだ。

これは死亡時に残した財産から一定の税率で税金を徴収するというもので、膨らみ続ける高齢者医療費の対策として提案された。

要するに生きている間に医療費を負担させては不満がつのる。
でも死んでからなら不満もないでしょ、という理屈だ。

「ゆりかごから墓場まで」とは、かつてのイギリスの手厚すぎる社会保障を揶揄した言葉だが、日本では厳しすぎる税制度を揶揄する言葉に置き換えられるだろう。

5月9日には国の借金が過去最大の1024兆円にまで膨らんでいることが発表された。今のところは検討段階の死亡消費税だが、実際に導入される日も近いかもしれない。
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2014年05月12日

政府は「集団的自衛権はすでに行使されている」を隠し続け中

政府は
「集団的自衛権はすでに行使されている」
            を隠し続け中
2014.05.11 16:00 NEWSポストセブン

北朝鮮が韓国を攻撃し、米国が韓国を助ける状況になったとき、日本はどうするか。

この問題に関連して、産経新聞が3月18日(電子版)に興味深いニュースを報じた。
日本政府関係者が韓国との協議で「日本は米国との事前協議で米軍が国内の基地を使うのを認めないかもしれない」と発言したというのだ。

 言うまでもなく、日韓関係は従軍慰安婦問題で冷えきっている。
国民感情を考えると、韓国を無条件で支援するとは限らないぞ。
そう聞いて、韓国側は「凍り付き言葉を失った」と報じている。
この話は日本の集団的自衛権問題を考えるうえでも核心部分を突いている。

 まず前提になる事実関係をチェックしよう。
日米安保条約はもちろん日本を守るのが使命だが、同時に「極東の平和と安全」に寄与する役割も担っている。つまり朝鮮半島有事への備えだ。

 1960年に条約が調印されたとき、日米両国は「米国が韓国防衛のために日本の基地を自由に使える」という密約を結んでいた。

この密約は民主党政権時代に大問題になったが、外務省の調査では1969年に当時の佐藤栄作首相が日本は米軍の基地使用を「前向きに」検討する方針を表明したので事実上、失効したと結論付けている。つまり基地使用を容認した。

 以来、自民党政権はもちろん民主党政権でも米軍の基地使用を見直した形跡はない。
それどころか、1999年には周辺事態法を作って有事には後方支援をする枠組みを決めている。だから、冒頭の発言が本当になったら大変だ。

 そんなことは百も承知のはずだから、発言者の意図は「韓国が反日姿勢を続けるなら、ひどいことになるぞ!」と一発かましたのだろう。

 それはともかく、ここで注目したいのは、1960年当時から日本は韓国防衛に出撃する米軍への基地提供を事実上、約束していた事実である。
それこそ、集団的自衛権の行使容認ではないか。

 北朝鮮が韓国だけでなく日本も攻撃する意図が明白なら、個別的自衛権の発動でもOKだろう。
だが韓国の救援に出動する米軍が日本の基地で武器弾薬を補給するのを認めるのは、集団的自衛権の行使でないと説明できない。
仲間を助ける行為だからだ。

 当時の岸信介首相は国会で「他国に基地を貸して自国のそれと協同して自国を守るようなことは従来、集団的自衛権として解釈されており、日本として持っている」と述べている。
当時の内閣法制局長官も同じ国会答弁で、米軍への基地提供を集団的自衛権という言葉で理解すれば「(それを)日本の憲法は否定していない」と明快だ。

 つまり、日本を守るために米軍に基地を提供した段階で集団的自衛権は容認されていた。
いまはそこから事態が進んで、日本そのものではなく韓国を救援する米国の支援が眼目だ。
そうであれば、ますます「集団的」と考えられる。

 周辺事態法以来、国会では与野党が「外国の武力行使と一体化していれば集団的自衛権の行使」という前提で議論を続けてきた。
マスコミもそれに乗ってきた。
だが、そんな話は虚構ではないか。

 間違いの始まりは「密約」からだ。
韓国防衛には基地を使わないかのように国民を欺いてきたから、その後の政権は集団的の「しゅ」の字も言えなくなってしまった。
いい加減でタブーを解禁し「日本の平和は極東の平和から」という安全保障の基本に立ち返った議論を望む。

文■長谷川幸洋:
東京新聞・中日新聞論説副主幹。
1953年生まれ。
ジョンズ・ホプキンス大学大学院卒。
政府の規制改革会議委員。
近著に『2020年新聞は生き残れるか』(講談社)。

※週刊ポスト2014年5月23日号
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3週に1度ペース…なぜ安倍首相はゴルフに狂っているのか

3週に1度ペース…
なぜ安倍首相はゴルフに狂っているのか
2014.5.12 日刊ゲンダイ

ムキになっているのか、それとも反省ができないのか。

鳥インフルエンザの発生後もゴルフを続け批判された安倍首相が、10、11日と連チャンでラウンドした。
10日の夜には番記者に焼きそばを振る舞い、普段なら「国家機密だ」とケムに巻くスコアまで披露。
「きょうはよかった。最後43だからね。前半は49だったから、92か」「最初の2オン? ああいうのをテレビで使ってくれるといいんだけどね」とお気楽に話したのだ。

 第2次政権下でのゴルフはこれで21回になる。
記者に「外遊の回数を超えた」と教えられると、「シャングリラ(シャングリラ・ダイアローグ=アジア安全保障会議・シンガポール=5月末)とG7(ブリュッセル=6月)で挽回する」と強調。

「でも、その前にゴルフを入れちゃったらダメだね」と軽口をたたくのだから、まだまだコースに出続ける気らしい。

「第1次政権の失敗後、安倍首相は中曽根元首相をまねて、気づいたことをノートに書き留めるようになりました。

そこには、首相にカムバックした際の“課題”もまとめてあり、
月イチでやるべきこととして(1)外遊(2)福島(被災地)視察(3)地方視察に加え、(4)ゴルフを入れた。

外遊や視察は、マスコミを通じて動いている姿を国民に見せるため。
ゴルフは健康管理が目的でしょう。
病に倒れた失態を再び演じたくないのです」(政治評論家・有馬晴海氏)

いやはや、なんとも自分勝手な男である。
課題はすべて自分にプラスとなるものばかりだ。

国民のことを第一に考えたテーマは皆無である。

 百歩譲って、外遊や視察の人気取りパフォーマンスは政治活動だとしても、ゴルフまで入れる感覚が分からない。

しかも、外遊回数を超えたことでも分かるように、4つの課題で最も積極的に取り組んでいるのもゴルフである。
なにせ月イチどころか、3週間に1度のハイペース。
まるで半分リタイアした中小企業のオーナーみたいだ。

 第1次政権でのラウンドは、昭恵夫人との1回だけ。
それが今回はタガが外れたようである。
本人は「やった方がいいと気づいたんだよ。やっぱり気分転換になるね」と説明しているが、
政権を放り出したのはゴルフをやらなかったせいではないはずだ。

知恵も力もないのにトップに祭り上げられ、幼稚な政権運営を続けた揚げ句、自滅したのである。

 前回の失敗を理由にしてまでやりたいのなら、一日も早く引退してゴルフ三昧の日々を送ればいいだろう。
国民はだれも困らない。むしろ大歓迎である。
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2014年05月13日

つながらない評論家 世に広がる「絆」至上主義に一石を投ず

つながらない評論家 
世に広がる「絆」至上主義に一石を投ず
2014.05.12 16:00 NEWSポストセブン
※週刊ポスト2014年5月23日号

 人との「つながり」に飢えているのは、携帯電話やインターネットに精通する若者たちだけではない。
定年退職を迎えたシニア世代こそ、地域デビューや趣味サークルなどに「つながり」を求め、もがいているように見える。
だが、つながることは、果たして人間にとって必要なものなのか。
「つながらない」評論家・呉智英氏が、世に広がる「絆」至上主義に一石を投ず。

 * * *

 三年前の東日本大震災によって、日本の精神風土は、じわりと変化した。
あれだけの大惨禍に遇って、逆に日本人は自信を深めた。
大震災の直後、絶望的な状況にもかかわらず、略奪騒ぎも暴動も起きず、日本全体が復興を支援した。
むろん、大破した原発処理を含め、今も未解決の課題はあるし、個別の不祥事はいくらでも指摘できるだろう。
しかし、総じて文明の成熟度が明らかになった。これは日本が世界に誇るべきことである。

 このことは、震災後十日の二〇一一年四月一日号の本誌で、私も既に一文を草している。

だが、翌々週の本誌では、苦言のコメントを出さないではいられなかった。
ちょうど花見のシーズンだったが、これを自粛しようとする奇妙な同調圧力が日本中に広がっていたからである。
「つながろう、日本」の目に見えぬ強制であった。

確かに、被災者たちは復興へ力強く歩み始め、ボランティアたちも尽力している。
しかし「よい人、よい事」の前に、何も言えなくなるのも不健全ではないか。人間の営みは、もっと複雑で多様であり、その上に文明の成熟は築かれるのである。

 私が当時、そして今、ますます気になるのは、「絆」の横行である。
なぜ誰もこれを批判しないのだろう。
「絆」ってそもそも「よい事」なんだろうか。

本来これは「動物をつなぎ止める綱」のことである。
語原は「首綱」が考えられている。
当然、意味は「束縛」「執着」「しがらみ」である。

 昨今ではあまり読まれなくなったイギリスの小説家にサマセット・モームがいる。
代表作は『人間の絆』だ。
この書名は、人と人が手を取り合い、連帯してゆこう、という意味では全くない。

家族との軋轢、愛人との感情のもつれ、その中でもがく作者自身の半自伝的小説である。
つまり「人間社会の束縛」という意味なのだ。

 原題を見れば分かる。“Of Human Bondage”である。
ofがついているのは「人間の束縛から離れて」の意味だろう。
作者も本作を書くことによって、長年の心理的葛藤から解放されたとしている。

思ひ出ポロポロならぬ、思ひ出ドロドロが人間の絆なのだ。

 絆とは束縛であり、しがらみである。それを承知の上で、社会には束縛も必要であり、人間にはしがらみもある、という意味で「絆」が叫ばれているのだろうか。
どうもそうは思えない。
そもそも言葉の意味さえ分かっていない浅薄で平板なスローガンが横行しているのだ。
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香山リカのココロの万華鏡:論文も「シェアする」時代?

香山リカのココロの万華鏡:
論文も「シェアする」時代?
毎日新聞 2014年05月13日 首都圏版

 大学の授業でいわゆる「コピペ」、他人の文章を自分のリポートなどに無断で丸写しする問題を取り上げた。
STAP細胞の論文にそれと思われる箇所があったことがきっかけとなり、いま全国の大学で「コピペ問題」が語られていると思う。

 学生たちももちろん「基本的にはコピペはしてはいけない」と言い、理由を問うと「自分で考える力がつかないから」「著作権侵害だから」などと話す。

しかし、あれこれ議論するうちに「よく考えるとコピペはそれほど悪くないのでは」といった意見も必ず出てくるのが興味深い。

 「誰が考えても同じような文章になるような箇所は、時間節約のため前の人が考えたものを使ってもよいのでは」「完全にその考えに共感している場合、“私も同じです”という意味でのコピペならありではないか」という具合だ。

「自分で書いた下手な文章を読ませるより、コピペでちゃんとしたものを読んでもらうほうが親切」という意見には思わず噴き出しながら「なるほど」と納得しそうになってしまった。

 いまの大学生の多くは、物心ついた頃からインターネットに触れてきた。
そこには無数の情報や知識があふれており、多くが無料で提供されている。
そうなると、もはやそれが誰のオリジナルなのかには、あまり関心がなくなる。

というより、「このネット空間の情報や知識はみんなのもの」という感覚なのだろう。
よく若い人は自分が撮った写真などをネットで公開して見てもらうことを「シェアする」と言うが、まさに情報や知識もシェアされるものと思っているのかもしれない。

 今後、誰かのリポートや論文を丸写しして「コピペしたんじゃないですよ。
ネット上にある知識の集積を“集合知”というのを先生は知らないんですか?
 私はその集合知をシェアしただけです」などと言い張る学生が出てきたら、どうやって「それはいけないこと」とわかってもらったらよいのだろう。

はじめに書いた側も「どんどんみなさんでシェアしてください」などと言い出したら、事態はさらにやっかいになる。

 精神科医としては「コピペばかりしていると自分は何かという大切な感覚がなくなる」などと言えるが、大学の教員としてはどう言うべきか。

おかしなことで悩む5月となった。
しかし、いまの時点ではやっぱりこう言っておこう。
「たとえ稚拙でもいい。自分の頭でしっかり考えて発言したり、リポートを仕上げたりすることが大切だよ」
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2014年05月14日

高血圧治療「薬で血圧下げても長生きしない」との研究結果も

高血圧治療
「薬で血圧下げても長生きしない」
との研究結果も
2014.05.14 07 NEWSポストセブン
※週刊ポスト2014年5月23日号

血圧は一体、いくつまでセーフなのか──。

4月に日本人間ドック学会が発表した新しい健康基準値では「上(収縮期血圧)147までが健康値」とされ、これまで専門学会が定めてきた「140以上は高血圧」の基準と違うため、大きな論争となっている。

 だが、血圧は上がりすぎるだけでなく、高血圧治療薬の副作用により下がりすぎても健康に弊害を及ぼすことは、あまり知らされていない。

 イギリスの研究グループは、高血圧治療薬を投与した実薬グループ8700人、偽薬(効き目のない偽の薬)を投与したグループ8654人を対象に、5年の期間をかけた大規模調査の結果を発表した(1985年)。

 注目されたのは死亡者の数だ。
総死亡率は実薬グループ、偽薬グループで違いが見られなかった。
つまり、「薬で血圧を下げても長生きしない」という結論である。

 高血圧症によって引き起こされる代表的な病気は脳卒中と心臓病。

同研究では、総死亡のうち脳卒中と心筋梗塞による死亡者数もカウントされているが、脳卒中についても死亡率に差がなかった。
しかし心筋梗塞による死亡数では、実薬グループで106人、偽薬グループ97人と、薬を飲んだグループのほうが逆に増えてしまったのである。

 理由としては、「高血圧薬の副作用」などが挙げられているが、薬の服用の一番の目的は長生きすることにあるため、薬を飲んでも寿命が延びない、むしろ病気のリスクを高めてしまうのなら意味などない。

「血圧を下げすぎるのにもリスクがある」というこの結果は、最新の調査によって次々に裏付けられている。

 アメリカのテネシー大学のグループは2005年から2012年までに65万人の慢性腎不全の人を対象に高血圧治療の効果を検証。

血圧が高い人ほど死亡率が高かったのは順当だったが、上が130未満、下が70未満という「低血圧」のグループも同じように死亡率が上がるという現象が見られた。

 2006年には、アメリカの医師などを中心とした研究者グループが血圧と死亡原因の関係について、35万人を対象に25年間追跡した、空前のスケールの大規模調査を行なった。

 それによると、関係者の予想通り、高血圧による死亡原因の1位は、脳卒中や心血管障害だった。
だが、意外だったのは血圧が高くなるにつれ、病気以外の原因で死亡する割合が増えたことだ。  明らかに増加したのは転倒・転落、自動車事故、自殺などだ。

同時に、これら事故などによる死亡率は、血圧が低すぎる場合でも上昇する傾向が見られたため研究者らを驚かせた。

 高血圧や高脂血症、糖尿病などの予防治療を専門とする医学博士で新潟大学名誉教授の岡田正彦氏が解説する。
「その理由として有力視されているのは、血圧が下がりすぎると、脳への血液量が減少し、めまいや立ちくらみなどを起こしやすくなる。また脳の神経細胞にも十分な酸素や栄養分が送られないため思考・判断能力の低下に繋がるといった、血圧が下がりすぎることによる心身へのダメージです
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2014年05月15日

美味しんぼ批判 行き過ぎはどちらだ

美味しんぼ批判
 行き過ぎはどちらだ
2014年5月14日 東京新聞「社説」

 被災者の切実な声が届くのか。
それとも風評被害を増すのだろうか。
漫画「美味しんぼ」が物議を醸している。
何事にせよ、問題提起は必要だ。
だがその表現には、もちろん思いやりも欠かせない。

 「美味しんぼ」は一九八三年から週刊漫画誌上で連載されており、昨今のグルメブームの発信源とされている。
東日本大震災後は、被災地を取り巻く食の問題などにほぼ的を絞って、問題提起を続けてきた。  前号で、主人公の新聞記者が東京電力福島第一原発を取材直後に鼻血を流す場面が論議を呼んだ。

 そして今週号では、福島第一原発のある双葉町の井戸川克隆前町長や関係する学者らが実名で登場し「大阪が受け入れたがれきの焼却場周辺でも眼(め)や呼吸器系の症状がある」「福島にはもう住むべきではない」などと訴えて、騒ぎはさらに広がった。

 福島県の佐藤雄平知事は「風評被害を助長するような印象で極めて残念」と強く批判した。  

漫画作品だけに、創作部分も多いだろう。
表現の隅々にまで、被災者の心と体に寄り添うような細心の注意が必要なのは、言をまたない。その意味で、配慮に欠けた部分もある。

 しかし、時間をかけた取材に基づく関係者の疑問や批判、主張まで「通説とは異なるから」と否定して、封じてしまっていいのだろうか。

 東電が1号機の格納容器から大量の放射能を含んだ蒸気を大気中に放出するベント作業をした後も、住民にそれを知らせなかった。
「そうとは知らず、われわれはその放射線を浴び続けてたんです」と、前町長は作中で訴える。  

SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)による放射能の拡散情報が、住民に伝えられなかったのも事実である。

 またそれよりずっと以前から、原発は絶対安全だと信じ込まされてきたというさらに強い疑念がある。
それらが払拭(ふっしょく)できない限り、被災者の心の底の不安はぬぐえまい。

素朴な疑問や不安にも、国として東電として、丁寧に答える姿勢が欠かせない。
情報隠しの疑念こそ、風評の温床なのである。

 問題提起はそれとして、考える材料の提供である。
登場人物が事故と被害をどう見ていくのか。
作品を通じ、作者は社会に訴えようと試みる。
行き過ぎはないか。もちろん、過剰な反応も。
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2014年05月16日

消費税増税1月半:過小評価は再増税するためか

消費税増税1月半
過小評価は再増税するためか
2014年5月15日(木) しんぶん赤旗「主張」

 消費税の税率を、17年ぶりに5%から8%に引き上げた増税から1カ月余り―。

政府や財界、一部のマスメディアは、「増税の影響は想定内だった」「落ち込みは一時的だ」という宣伝に躍起です。
しかし、増税が強行されて約1カ月しかたたず、その影響はいよいよこれから現れるというのに、「想定内」も「一時的」もあったものではありません。

こうした消費税増税の影響を過小評価するような宣伝は、来年10月から税率を10%に引き上げる再増税に道を開くことを狙った危険なものです。

「街角景気」は大幅悪化  

消費税が増税されて以降、客足が途絶えた。
新しい商品を投入し、品ぞろえを変え、売り上げを維持するのに必死になっている―街の中小の商店では、増税の影響を何とか切り抜けようと懸命です。

内閣府が「街角景気」と称して発表している景気ウォッチャー調査でも、4月の景気の現状判断DIは41・6(5段階で評価しそれぞれ点数をつけて計算、50が好不況の分かれ目)と、3月に比べ16・3ポイントも悪化、50を割り込んで2カ月ぶりの低下となりました。

 4月は、家計動向関連、企業動向関連、雇用関連と、すべてのDIが低下しました。
下落幅は東日本大震災が発生した2011年3月以来の大きさです。
駆け込み需要の影響があったことを考えても、増税後の販売や生産の低下による落ち込みは明らかです。

 原則としてあらゆる商品の販売やサービスの提供に課税され、新たに3%の税率を価格に上乗せすることになる消費税増税は、暮らしに打撃を与え、消費を冷え込ませ、売り上げを減少させます。
食料品など生活必需品にも課税されるため、低所得者ほど負担が重くなる逆進性は深刻です。
その打撃を「想定内」だの「一時的」だのと過小に見せようとは、なんと国民に冷たい態度か。  

一部のマスメディアなどの世論調査は、大企業を中心にした企業のアンケートをもとに「減速『一時的』」などと伝えていますが、増税分を値上げに転嫁して大企業はもうけを回復しても、国民の所得が増税に見合って伸びなければ、暮らしは悪化します。

それでなくても安倍晋三政権がすすめる「アベノミクス」で円安が進み、物価は上昇しています。
経済の「好循環」がいわれていますが、大企業のもうけは増えても、労働者の収入は増えていません。

厚生労働省の統計では、労働者の所定内給与は丸2年にわたって減り続けています。
物価の上昇と収入の伸び悩みに増税が加われば、暮らしが悪化するのは目に見えます。

再増税やめさせるために

 大企業でなく、国民を対象にした世論調査では消費税増税の影響がくっきり現れています。

消費税増税で家計のやりくりが「非常に厳しくなった」が16%、「少し厳しくなった」が43%(NHK調査)、負担増を「非常に感じている」が24%、「多少は感じている」が54%(「読売」)―。

国民の実感は「想定内」どころの話ではありません。

 安倍政権は消費税増税の打撃を「一時的」と思わせ、年内には来年10月からの再増税実施を決めようとしています。
しかし、再増税反対は「読売」調査でも66%。国民の圧倒的な世論に応え再増税をやめさせるためにも、増税を過小評価させるわけにはいきません。
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コレステロール基準値「実は低い値のほうが要注意」と専門家

コレステロール基準値
「実は低い値のほうが要注意」と専門家
2014.05.16 16:00 NEWSポストセブン
※週刊ポスト2014年5月23日号

 欧米の数々の研究では、血圧や血糖値について薬で無理やり下げすぎると、かえって健康を害したり死亡率が増加したりするといった驚愕のデータが発表されている。

昨年にはコレステロールの新しいガイドラインも策定されていた。

 これも驚くべき内容で、「動脈硬化を促すとされ、“悪玉”と呼ばれているLDLコレステロールを下げても、心筋梗塞などの心血管疾患が治療・改善される根拠はない」として、基準値そのものが撤廃された。

 現在、日本では60〜119mg/dlがLDLコレステロールの正常値だ。
しかし、アメリカのガイドラインでは、コレステロールを一定の数値に誘導する治療法そのものに疑問が投げかけられているのだ。

「コレステロールは細胞膜や神経、ホルモンなどの材料で人体には必要不可欠なものです。コレステロール値は高値よりも、実は低い値のほうが要注意なのです」
 こう話すのは東海大学医学部名誉教授の大櫛陽一・大櫛医学情報研究所長だ。

 大櫛氏らが2009年に発表した、日本人2万6121人を平均8.1年間追跡した調査によれば、男性において、LDLコレステロールが100mg/dl未満の集団で肺炎などによる死亡が増加し、総死亡率が最も悪化したという。

「男性ではLDLコレステロールが160mg/dl以上の集団で総死亡率の上昇は認められましたが、これは高コレステロール血症という遺伝病が原因です。
しかも、上昇率は100mg/dl未満のグループに比べると小さなものでした。

 また、女性では、LDLコレステロールが高い集団であっても総死亡率の上昇は見られませんでした。
それよりも、危険なのはコレステロールを下げすぎること。

 先の調査結果の通り、細胞の免疫力が落ちて感染症などにかかりやすくなってしまう。
日本ほどデタラメな非常識が“常識”としてまかり通って、患者の健康を損ねている国は他にありません」(大櫛氏)
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2014年05月17日

過去に学ばず、どんな未来に向かうというのだろう・・・

過去に学ばず、
どんな未来に向かうというのだろう
2014年5月16日 東京新聞「筆洗」

 今そこに、大量破壊兵器や弾道ミサイルの脅威が差し迫っている。
そう言って始めたイラク戦争の大義がまやかしだったと分かった時から、英国ではこの戦争の検証が始まった

▼強い権限を持つ調査委員会が機密文書を調べ、公聴会も重ねてブレア元首相らにも証言を求めた。
検証の一つの焦点となったのが、英政府の「法の番人」たる法務長官を務めたゴールドスミス卿の言動だった

▼彼は当初、イラクへの武力行使は、国際法上「違法」だと明言していた。
だが二〇〇三年二月に訪米したことで考えを変える。
ブッシュ政権の法律担当者らに「合法」だと説得されたのだ

▼英外相らからも再考を促されていた長官は、ついに英国の参戦に青信号を出した。
法の番人が政治家や米国の言いなりとなって法解釈を歪(ゆが)めたことで、〇三年三月二十日、英国は泥沼の戦争に突入した

▼日本政府の法の番人・内閣法制局長官は集団的自衛権の行使は憲法が許さないと言ってきた。
その番人を自分の意を汲(く)む人物にかえた安倍首相はきのう、これまた自分の意を汲んだ有識者らの提言を受け、集団的自衛権行使に向け舵(かじ)を切った

▼日本も米国の求めでイラクに航空自衛隊などを派遣した。
後に裁判所は空自の活動は違憲だったと断じたが、政府はあの戦争の検証すらまともにしていない。
過去に学ばず、どんな未来に向かうというのだろう。
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2014年05月18日

なぜ高齢者は居眠りをするのか

石井苗子の健康術
なぜ高齢者は居眠りをするのか
2014年5月16日 読売新聞yomiDr.

(不眠と寝不足との違いは)

 日本人の睡眠時間の変化を調査したデータ(NHK放送文化研究所、2005年国民生活時間調査報告書P38)によりますと、1970年代に平均8時間だった睡眠時間は、2005年に7時間22分と少し減りました。

さほど変化があるように見えませんが、これを死亡率に関連させると6.6時間から7.4時間が最も死亡危険率が低い (KripeDFetal:ArchGen Psychiatry59:131,2002)とあります。

つまり疲労回復に必要な時間を確保できないほど短いのは、体に悪いですが、長ければそれで疲労回復が解決されるということでもないのです。

副交感神経のバランスが悪いと、長く寝ても体がだるいという症状が出てきます。

 人間と睡眠の関係は長い間研究されていますが、解明されていない所もたくさんあるようで、特に高齢者の睡眠については、特徴は解明されていますが「質の確保」となるとまだ研究中です。

 高齢者はよく居眠りを目撃されます。
逆をいえば、高齢になって仕事から解放された方は、仕事中の居眠りを他人に見られなくてもすむといえます。

「年寄りの居眠り」と一言で片づけられ、高齢の役員が会議中に居眠りをすることや、国会議員の居眠りに批判が及び、そんな者が給料を取るなと非難されることもありますが、さぞストレスも溜たまることだろうと私は思います。

 「居眠り」は、「寝入りばな」と同じ状態のことで、ノンレム睡眠の1段階2段階目のことを指していいます。

人間の睡眠はこのノンレム睡眠から入るといわれていますから、高齢者の「居眠り」と若い人の「寝入りばな」は同じなのです。

 「ノンレム睡眠」はよく「深い眠り」の意味だと混乱されることがありますが、ノンレム睡眠の第一段階である居眠り状態は、深い眠りでは全くありません。

ややこしく聞こえるでしょうが、高齢者の眠りの質が悪いのは、この寝入りばなから深い眠りのノンレム睡眠状態に到達できないことに原因があるのです。

 グッと深く眠りに入っていくことが高齢になるとできなくなるのです。

「若いからよく寝る」と言われますが、それはノンレム睡眠を深くする体力があると考えてもいいでしょう。

高齢になるとそこができないので、結果的に浅い「寝入りばな」ばかりが続き、起きても疲れていることが「居眠り」の繰り返しという状態になって現れるのです。

 ストレスの消化もホルモンの分泌も、「深いノンレム睡眠状態」で起きます。
つまり脳も肉体も十分に休息を取っている状態の時に現れます。

高齢になると睡眠の深さがなくなるので、心身ともに休息が満足にとれていない状態です。
これが睡眠の質が確保されていないということで、逆をいえば、深く眠れないことで常に疲れているのが高齢者だともいえるでしょう。

 心療内科の初診時に、「不眠」と書かれる高齢者の方が多いのですが、明け方からうとうとして昼すぎまで寝てしまうのをなんとかしたい、夜中に覚醒があり日中に眩暈めまいがする、眠れずに布団の中で不愉快なことを考えるなど、悩みに個人差があります。
これは寝不足ではなくて、睡眠の取り方や質を解決しなければなりません。

睡眠導入剤を利用される方が多いのですが、最近は種類も増えて、どの薬があうかをよく研究する必要があります。
トイレに行きたくなって起きたら薬が効いているせいで、布団の上で転倒して骨折したという方もいらっしゃいますが、その瞬間に失禁もしてしまったりして、不甲斐ふがいなさや情けなさが精神面での副作用となって現れることがあります。

 夜中に起きていることを気にしなければいいといいますが、夜中は寝ていたいと願う人間の心理は不思議なもので、一般的な気持ちの問題のようです。

 睡眠時間が短くても疲労が回復し、スッキリできる健康な睡眠を取り戻したいと願うご高齢者が多いのですが、薬に頼るのは限界があります。

やはり、体を動かさないと眠りは深くなりません。
若い方に不眠が増えたのもパソコンでの仕事が多く、運動量が少なくなったからではないでしょうか。

女性はおしゃべりな方のほうが熟睡するというデータもありますが、大きな声で話すことは、肉体疲労に貢献しているともいえるでしょう。

人との会話など、社会活動と睡眠の関係もあるようで、高齢化して社会面での活動が少なくなれば、睡眠の質も低下するとは、どうやら関係があるのかもしれません。
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2014年05月19日

心を穏やかに保つための4つのアドバイス

心を穏やかに保つための4つのアドバイス
2014年5月18日(日)22時26分配信 モデルプレス

予定が詰まりに詰まっていると心の余裕もなくなってくるものですよね。

イライラしたり、やっちゃいけないと分かっているものの、誰かに八つ当たりしてしまったりなどなど、心の余裕がないといいことがありません。
そこで、心に余裕を持たせ、穏やかに保つためのとっておきの4つのアドバイスをご紹介します。

1.忙しいのは自分だけではないことを理解する

自分だけが時間や仕事に追われて忙しくて押しつぶされそうだと嘆いていませんか?
周りを見てみましょう。

みんな同じ一日24時間の中でやらなければならないことをやりくりしているんです。
忙しいのはあなただけではありません。
まずはそれを理解しましょう。

2.出来ないことは他の人にお願いしよう

今あなたが抱えている、やらなければならないことは、本当にあなた自身がやらなければならないことですか?

他の人にお願いできることもあるのではないでしょうか?
自分が不得意なことは、友人や家族でその事柄を得意としている人にお願いして助けてもらうようにしましょう。

3.やるべきことを紙に書きだして順位をつける

頭の中だけでは整理しきれないことってあるんです。

そういうときは、やらなくてはいけないことを全て紙に書きだしてみましょう。
そして、2でお話したように他の人にお願いできるものはお願いする。
その後、自分でやるべきことに優先順位をつけてこなしていきましょう。

4.合間合間で自分を褒める

心の余裕がなくなってしまうほど忙しいあなたはきっと、色んなことをがんばっている証拠なんです。
そんな中で、自分が達成したことや、がんばっていることを褒めてあげるようにしましょう。

そうすることで。やる気がまた湧いてくるものです。
いかがでしたか?忙しくがんばるあなたに、心の穏やかさが加わればもっと魅力的な人になれるはずですよ。(モデルプレス)
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2014年05月20日

裁判員制度5年 冤罪防ぐ法整備を急げ

裁判員制度5年
 冤罪防ぐ法整備を急げ 
毎日新聞「社説」 2014年05月19日 

 裁判員制度が始まって21日で5年になる。
3月末までに全国で約6500件の裁判員裁判が開かれ、約4万9000人の国民が、裁判員や補充裁判員として裁判に参加した。

 「市民感覚」を生かしながら、まじめに裁判や被告と向き合う姿は、法曹界から高く評価されている。

 インターネット利用が広まる中で、裁判や評議に関する情報の漏えいが心配されたが、そういった事案も起きていない。
国民の司法参加は、おおむね定着しつつあるといっていいだろう。

 ただし、裁判員裁判は、死刑や無期の懲役・禁錮が言い渡せる殺人など重大事件が対象だ。

裁判員に与える心理的負担は大きく、万が一、判決後に被告の冤罪(えんざい)が明らかになれば、筆舌に尽くしがたいほどの衝撃を裁判員に与えるだろう。
裁判員制度を一層安定させるには、冤罪や誤判を防ぐさらなる法整備が必要だ。

 この5年の間に、東京電力女性社員殺害事件で被告の再審無罪が確定し、袴田事件の再審開始決定も出た。

両事件では、被告に有利な証拠をなかなか出さなかった検察の姿勢が批判された。
裁判員裁判開始前の両事件ではあるが、改めて現行の刑事司法手続きへの不安が募る。

 裁判員裁判では、公判の前に法廷外で検察と被告・弁護側が争点や証拠の整理をする手続きが実施される。
このため、確かに以前より検察の証拠開示範囲は広がった。

だが、検察の裁量は今も残り、被告に有利な証拠が必ずしも法廷に出てくるとは限らない。
そうした場合、裁判員の判断を誤らせる可能性は残る。

 取り調べの録音・録画(可視化)も警察、検察が裁判員裁判対象事件で試行的に実施しているが、取り調べ側の裁量で行う面は今も残っており、完全可視化とは言えない。

 証拠の全面開示も可視化も法制化をめぐり、法制審議会の部会で議論が進んでいる。
だが、こうしている間も裁判員裁判は日々、行われている。
政府は法制化を急ぐべきだ。

 もう一つ、袴田事件で浮き彫りになったのは、究極の刑である死刑のあり方に目を向けるべきではないかということだ。

 死刑廃止国が大多数を占める欧州の国々などが、死刑執行を続ける日本に向ける目は厳しい。

存廃はもちろん重大問題だが、現行制度を前提としても、どういったケースで死刑を言い渡すべきか確たる基準はない。
裁判員の悩みは深いだろう。

裁判員制度見直しの議論では、死刑言い渡しの評決は全会一致とすべきだとの意見もあったが、採用されなかった。

 死刑囚の処遇や執行の様子など情報公開をさらに進めるべきだ。
死刑についての議論も深めたい。
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2014年05月21日

香山リカのココロの万華鏡:「好意の返報性」に注意

香山リカのココロの万華鏡:
「好意の返報性」に注意
毎日新聞 2014年05月20日 首都圏版

 人間の心理のひとつに「好意の返報性」がある。

わかりやすく言うと「親切にしてもらったら、お返しをしなければ」という気持ちだ。
旅行に出たときに「お世話になった人におみやげを買っていこう」という気になるなど、「好意の返報性」は生活にうるおいを与える大切なものだ。

 しかし、時にはこれを悪用する人もいる。

たとえば日ごろから近所の人たちに親切にしておいて、ある時「今度、ためになるセミナーがあるんだけど、ぜひ行きましょうよ」と誘う。

ふだんお世話になっている人は「行きたくないけれど、たまにはお返しをしなければ」という気持ちになり出かけて行く。
すると連れて行かれた先は高額な商品の販売会で、ほしくもないものを買わされてしまったりする。
とくに日本では昔から「義理と人情」が重んじられており、「世話になったら多少無理をしてでも返さねば」と思う人が多いのではないだろうか。

 15日夕、安倍晋三首相が行った記者会見では、私たちのこの「好意の返報性」に訴えかけるような言葉やイラストが用いられていた。

首相は、今後実現を検討すべき具体的な例のひとつとして、国連平和維持活動(PKO)の他国部隊が武装勢力に襲われた際の自衛隊による「駆け付け警護」を挙げ、パネルを使いながらこう説明した。

「一緒に平和構築のために汗を流している他国の部隊から救助してもらいたいと連絡を受けても、日本の自衛隊は彼らを見捨てるしかない。これが現実なのです」

 そう言われ、笑顔のPKO要員が描かれたイラストを見せられたら、私たちの多くはこう思うのではないか。
「たしかに現地で日本人もお世話になるこんな人たちがピンチに陥ったら、助けてあげるべきだ。
そのためにはいまの憲法の解釈を少し変える必要があるならそれは当然だろう」

 これこそまさに「好意の返報性」だ。
ほかでもこの集団的自衛権の行使の問題では「日本を守ってくれるアメリカ軍が攻撃を受けたら、今度は日本が助けるのはあたりまえ」など、この心理で考えようとする人が目につく。

しかし、本当に「お世話になったからお返しする」というあまりに日常的な感覚で、国の安全保障という重要な方針を決めてしまってよいのだろうか。

パネルのイラストを見て「こんなさわやかな若者が襲われたら、守ってあげなきゃ」と考える人たちのやさしさが戦争への道につながってしまった、などということだけはあってはならない。
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2014年05月22日

診療報酬カット:在宅でも入院でも医療壊すな

診療報酬カット
在宅でも入院でも医療壊すな
2014年5月21日(水) しんぶん赤旗「主張」

 今年4月からの診療報酬改定が、医療現場に苦難と混乱をもたらしています。

その一つが高齢者施設などの患者への訪問診療の報酬の大幅引き下げです。
診療をやめる医療機関も生まれ、医療従事者、高齢者施設、患者に重大な影響を広げています。病院から患者を締め出す病床削減も今回の診療報酬改定で本格化しています。
入院でも在宅でも必要な医療を受けられない―。

「医療難民」をつくる政策はただちにやめるべきです。

いきなり4分の1に

 診療報酬は医療機関に支払われる“医療の値段”です。
診療行為ごとに国が価格を決め、2年に1度改定されます。

消費税増税と同時の今回改定は、実質マイナス改定でした。「社会保障の充実」どころか、医療現場を苦境に追い込む実態が浮き彫りになっています。

 訪問診療の報酬引き下げは、乱暴きわまるものです。
月2回以上定期的に訪問診療する場合、老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者住宅、マンションなど「同じ建物」に住む複数の患者を「同じ日」に診察すると診療報酬を約4分の1に大幅減額するとしました。

 在宅医療に熱心に取り組む医療機関にとって、これほど大きな打撃はありません。
高齢者施設の患者は80〜90歳代が多く、認知症などいくつも病気を抱えていたり重症化したりしています。
医師や看護師にとって患者を1人ずつきちんと診察することは、「同じ建物」であっても、大変な時間と労力が必要です。
今回の減額は現場の実態をまるで無視しています。

 「あまりにも割に合わない」「『在宅重視』に逆行する」と怒りが広がり厚生労働省はあわてて「緩和策」を導入しましたが、問題はまったく解消せず、混乱に拍車をかけています。

日を変えて「1日1人だけ」訪問などすれば減額しないという「緩和策」ですが、それをするにも外来の合間をぬって訪問診療をしている医療機関には大きな負担です。
施設が遠くにある場合は実行が不可能です。
訪問診療からの撤退だけでなく、閉鎖を検討する診療所も現れるなど事態は深刻です。

 高齢者施設側は訪問を受け入れる回数が激増し、その対応に四苦八苦し悲鳴を上げています。訪問診療がなくなることで被害を受けるのは高齢者・患者です。
まさに地域医療の崩壊です。

 厚労省は、減額理由に「患者紹介ビジネス」をする一部の業者・施設の存在を挙げますが、筋が違います。

今回の減額は、問題ある業者の規制につながりません。
「不適切事例」への対処なら指導を強めることです。

真面目に在宅医療に取り組む人たちを締め付ける診療報酬は即時改めるべきです。

医療・介護破壊許さず

 今回の診療報酬改定は、消費税増税と社会保障「一体改悪」路線の一環です。
「患者7人に看護師1人」体制をとる病床を9万床削減する診療報酬改定も行い、病院からの“患者追い出し”を加速させています。

「入院から在宅」を強引にすすめておきながら、「在宅」の基盤を壊す診療報酬改定を強行することは、支離滅裂というほかありません。

 国民の命と健康を無視した「一体改悪」路線の危険な姿は明らかです。
医療・介護破壊路線をやめさせることが急務です。
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2014年05月23日

夜更かしに引き込んじゃダメ!子どもの「生活リズム崩壊」リスクとは

夜更かしに引き込んじゃダメ!
子どもの「生活リズム崩壊」リスクとは
WooRis(ウーリス) 2014年05月22日07時00分

  赤ちゃんも含め、子どもの生活リズムを一定に保つことは、子どもの成長において、大きな意味があります。

ところが最近は24時間営業のコンビニ、ファミリーレストラン、また仕事の兼ね合いなど、親の生活リズムが一定にならず、その結果、子どもの生活リズムが安定しない、という家庭が増えているようです。

そこで今回は、雑誌『赤ちゃんとママ』増刊お誕生号の「生活リズムの大切さ」という記事を参考に、子どもの成長における“生活リズム作り”の重要性についてご紹介します。

■コミュニケーション障害になる恐れも!

<生後2〜4ヶ月の睡眠覚醒リズムの移行期に、赤ちゃんの求めるまま相手をしたり、寝かせっぱなしにして、リズムを整えることに配慮しなかった結果、コミュニケーション障害に至ったという報告もあります。>

睡眠、覚醒のリズムは明るさや暗さ、騒音などの環境的な要因にも影響されるようですが、食事のリズムなどにも大きく影響されるようです。

幼いうちから、できるだけ生活のリズムを整えてあげることが大事なようですが、都会の現代人の生活環境は、なかなか一定のリズムに保つのが難しいようです。
せめて大人のリズムに、子どもを巻き込むのは、避けましょう。

■親の生活リズムが子どもの成長に直結する

<幼児期初期に、大人の都合で食事や睡眠のリズムを乱し、夜更かし、朝寝坊の生活を続けたために、朝食抜きも多くなり、午前中の活動性が低くなり、体温も低下し、自律神経系が乱れ、成長・発達が遅れてしまったお子さんの報告も数多く見られます。>

親のほうも、夜更かしが続いていたりすると、だんだんと鬱のような傾向がでてきて、子どもとの外遊びも減ってしまうとか。

子どもが小さな頃は、親も、子どもの生活に合わせて、なんとか早寝早起きの生活リズムを作ることを意識したほうがいいようです。

親の生活リズムは、とくに子どもが小さな頃は、その子の成長に直結するようです。

子どもが小さい頃と、親の会社での働き盛りの時期は、重なることが多いと思いますが、親も必死で生活リズムを整える必要がありそうです。

以上、“子どもの成長における生活リズム作りの大切さ”をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

  現在の都会の生活環境を考えると、大人の生活リズムを整える、ということは非常に難しいことでしょうが、お子さんのためにも、もちろん自分のためにも、ちょっと意識して生活リズムを整えてみましょう。
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2014年05月24日

1999年の画期的な抗鬱剤の日本上陸が鬱病大発生させた原因か

1999年の画期的な抗鬱剤の
日本上陸が鬱病大発生させた原因か
2014.05.23 11:00 NEWSポストセブン
※週刊ポスト2014年5月30日号

 ほんの15年ほど前まで、うつ病は日本人にとってそれほど身近な病気ではなかった。
1990年代後半まで、うつ病患者数は40万人前後で、ほとんど増減しなかった。

フジ虎ノ門健康増進センター長で精神科医の斉尾武郎氏がいう。
「1990年代後半までは、精神科で治療の対象となる患者は、強い妄想を抱いたり、自殺の恐れがあったり、通常の生活を営むことができない重篤な症状を持つ人だけでした。
だから、研修医を受け入れるような大病院でもうつ病患者は数えるほどしか入院していなかった」

 しかし、2000年代に入ると患者数は右肩上がりで増え、1996年には40万人超だったものが2008年には100万人を突破。それに伴い、日本の抗うつ薬の市場規模も1996年の8倍と爆発的に伸びている。

 最近では、うつ病は深刻な社会問題にまでなっている。
精神疾患を抱える人が学校に通えなかったり、会社を長期休養したりするケースが頻発しているからだ。
なぜ、1990年代までは病名さえ一般的でなかったうつ病の患者が、ここまで増えてしまったのか。

 一般的に、日本でうつ病が増えた原因は、「バブル崩壊後の日本経済の停滞」や「非正規労働者の増大」「グローバル競争の苛烈化」など、経済状況や労働環境の悪化の文脈で説明されてきた。
しかし、それだけでは2000年頃から爆発的に増加した理由にはならない。

 パナソニック健康保険組合メンタルヘルス科東京担当部長の冨高辰一郎氏の著書『なぜうつ病の人が増えたのか』(幻冬舎ルネッサンス新書)によると、イギリスやアメリカでは、日本より約10年先行してうつ病患者が増えている。

その増加曲線を経済の好不調に照らし合わせると、不況だからといってうつ病患者が増えるわけではなく、それらの因果関係は薄いという。

 それではなにが原因なのか──。
実は1999年、日本に新しい“画期的”な抗うつ薬が上陸したのだが、それがうつ病を大発生させたと見られているのである。

「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」。
1999年に初めて日本で認可されたこの薬は、セロトニンの血中濃度を高めることによって、うつ症状を軽減させようというものだ。

現在、フルボキサミン(商品名デプロメール、ルボックス)、パロキセチン(同パキシル)、セルトラリン(同ジェイゾロフト)、エスシタロプラム(同レクサプロ)の4種がSSRI系の抗うつ薬として日本で認可されている。

「これらSSRIの登場によって、日本のうつ病を巡る環境は一変した」と、前出の斉尾氏が語る。

「従来型の抗うつ薬は薬価(薬の価格)が安かった。
だから、製薬会社にしてみれば“売ってもあまり儲からない”ということで、精神科医を営業の対象にはしていなかった。

それが、従来の抗うつ薬に比べて3〜5倍も値段が高いSSRIが認可されると、抗うつ薬市場は一気に製薬業界にとって“オイシイ”マーケットになって、精神科医は大のお得意様になった」  

前述した患者数と抗うつ剤市場のデータによると、患者数は2倍なのに、抗うつ薬の売り上げが8倍になっていることを、不思議に思わないだろうか。
このデータは、単に患者が増えただけでなく、高額な薬を売ることで、製薬業界は大きな利益を上げたということを示しているのだ。

 それにしても、画期的な新薬が登場したのならば病人が減るのが普通だろう。
本当にSSRIがきっかけでうつ病患者が増えたのか。

 実は、日本よりおよそ10年早くSSRIが承認された先進各国でも同様のことが起きている。
前出の冨高氏によると、イギリスやアメリカでも、それまでは変化のなかったうつ病患者数が、SSRIが承認された年から10年足らずで2倍になった。

さらに、現在の日本同様、休職率は悪化し、抗うつ薬市場が急成長するという現象が起きたという。
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成果主義「死を招く」 残業代ゼロ制度なら

成果主義「死を招く」
 残業代ゼロ制度なら
2014年5月24日 07時09分 東京新聞「社会」

  働いた時間の長さではなく、「成果」に応じて報酬を支払う「残業代ゼロ」制度の導入が政府の産業競争力会議で検討されている。
労働時間と報酬を切り離せば、長時間労働を減らすことにもつながると強調。

しかし、現状でも長時間労働を強いられながら、応分の残業代を支払われていない労働者からは「成果が出るまでさらに働かせられることになる」と不安の声が上がる(小林由比)

 猛暑が続いた昨年八月半ばの深夜、東京都目黒区のピザ宅配店で店長を務める男性(28)=大田区=は、歩いて帰る途中で吐き気と頭痛に襲われ、救急車で運ばれた。
四カ月間、深夜まで働く日が続いていた。過労と診断されたが、点滴を受けて翌朝はいつも通り出勤。
「とにかく仕事に行くことしか考えられなくなっていた」

 念願の正社員として昨年四月に入社。
ハローワークの求人票には残業は一日最大二時間と示されていた。
だが、就職後に会社からは「もっと頑張るなら」と、どれだけ働いても月五十四時間とみなし、固定残業代六万九千円余りを支払う提案があった。

 疑問に思いながらも応じた後は、午前十時から少なくとも閉店の午後十一時まで働いた。店にいる正社員は自分だけで、事務処理などが終わらず日付をまたぐ日も。

アルバイトには昼食休憩を一時間取らせるが、自分は仕事の合間にゼリー飲料を流し込む。
滑舌が悪くなり、食事や入浴をする気力もなくなった。

 残業時間は、厚生労働省が過労死ラインとする月八十時間を大幅に上回る月百四十時間以上。だが、固定残業代以上の残業代が払われたことはない。

売り上げ目標に届かない店では、それさえ削られると店長仲間から聞いた。
「成果報酬になれば、売り上げが達成できるまで、泊まり込んででも働くことになると思う。
死ぬ人も出てくるのでは」

 都内の中堅外食会社に約一年勤務した調理師の男性(25)も長時間労働の結果、立っていられないほどの腰痛や難聴などの症状が出て休職。
精神科で今月、抑うつ状態と診断された。

 年間の休日は五十九日、残業は月百四十〜百七十時間に上った。
支払われた固定残業代の月六万二千円は、何時間分とみなされたのかも不明。
月給を労働時間で割ってみると、時給は都の最低賃金八百六十九円を割り込む八百五十円程度だった。

 産業競争力会議で制度を提案した長谷川閑史(やすちか)経済同友会代表幹事は、一般従業員に適用する場合、労使と本人の合意が前提と強調。
違法な長時間労働などを強いるブラック企業に悪用されることはないとした。

 しかし、若者の労働相談に乗るNPO法人「POSSE」代表の今野晴貴さん(31)は「現在でも労使協定さえ結ばず、違法にサービス残業をさせていても刑事罰を受ける会社はほとんどない」と指摘。
残業代ゼロ制度が広がれば「労働者が自分の身を守る手段は何もなくなる」と批判する。

<残業代>
 労働基準法は労働時間を「1日8時間・週40時間」と定める。
長時間労働を抑制するため、法定労働時間を超えた時間外や休日の労働には、企業は割増賃金を支払わなければならない。
 労働時間の配分を個人に委ねる制度としては、デザイナーなどの専門職や企画部門などで働く人を対象とした裁量労働制がある。
労使協定で定めた時間を働いたとみなし法定労働時間の8時間を超えた分は割増賃金が支払われる。
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2014年05月25日

ダダ漏れは数字で歴然…汚染水「ブロック」はやっぱり大ウソ

ダダ漏れは数字で歴然…
汚染水「ブロック」はやっぱり大ウソ
2014年5月24日 日刊ゲンダイ

 やっぱり、安倍首相の発言は大嘘だったのか。
大きな話題を呼んでいるのが福島沖30キロの汚染データだ。

国は「財団法人海洋生物環境研究所」などに委託し、海水中の放射性セシウム137などの濃度を調べているが、この値が2〜7ミリベクレル/リットルで、いまだに原発事故前の数倍、場所によっては数十倍のレベルが続いているのだ。

 事故直後は通常の20万倍もあったから、それに比べれば急減しているが、専門家によれば問題は低下のスピードが鈍化していることだ。
事故から3年たっているのに元の水準に戻らないのは、「福島第1から外洋へのセシウムの流出が続いている」と考えるべきなのである。

東京海洋大の神田穣太教授が言う。
「調査方法は海水20リットルに試薬を入れて、セシウムを吸着させた粉末を集めて調べる精緻なものです。
このレベルであれば、環境や魚に影響が出ませんが、セシウム137は自然界に存在しない。
その値が事故前の水準に戻らないのは、今も何らかの形で供給が続いているということです。
福島原発の港湾はシルトフェンスで取水口などが覆われていますが、完全に遮断できるものではない。
海水は入れ替わるので、遮断されていれば、外洋と汚染レベルが一緒になりますが、今も港湾内の汚染レベルは高い。
つまり、今も汚染水が流出していると考えるのが妥当なのです

■漏洩箇所はいまだ不明

 福島沖ではいまも規制値を超える魚が出ることもある。

「これもどこかから放射性物質が入り込んでいなければ、説明がつきません。
エサかも知れないし、岩陰のホットスポットのようなところがあるのかもしれない。
しかし、我々はそれを見つけられていないのです」

 神田教授によれば、流出をストップさせるには、漏洩箇所を突き止めなければいけないが、「建屋の地下なのか、トレンチなのか、他の滞留箇所があるのか。
ソースはわからない」という。

 安倍首相は「汚染の影響はブロック」という曖昧な言い方をしたので、「科学者は間違いだとは言えない」(神田教授)と言うが、ズルイ表現だ。現実はダダ漏れが続いている
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2014年05月26日

死亡消費税構想 棺桶から税金もぎとる年金収奪のメカニズム

死亡消費税構想
棺桶から税金もぎとる
    年金収奪のメカニズム
2014.05.25 16:00 NEWSポストセブン
※週刊ポスト2014年5月30日号

 田村憲久・厚生労働大臣は、受給者の選択によって年金受給開始年齢を75歳まで遅らせて繰り下げ受給ができるようにして、その分、金額を割り増す制度を検討することを表明した。

また、政府の経済財政諮問会議の有識者会議「選択する未来」委員会は70歳までを労働人口に位置付ける提言を発表した。

2つを合わせると、国民をできるだけ長く働かせ、年金支給を大幅に遅らせようという意図が透けてくる。

 国民にとって、政府の年金75歳支給に対抗する方法は、長生きしてできるだけ長く年金をもらうことくらいしかない。

 そうはいっても、人間には平均寿命とは別に、日常活動に支障をきたさないで生活できる「健康寿命」がある。

厚労省(厚生科学審議会)の資料によると、日本人の健康寿命は男性約70歳、女性約73歳であり、それ以降は〈日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味します〉とされている。

 70歳を過ぎるまで働き、受給開始を遅らせて年金の割り増しを受けても、健康寿命が尽きて体の自由がきかなくなってからでは趣味や生きがいのためにお金を使いたくても難しくなる。

「健康寿命は大切だとひしひしと感じる」。
そう語るのは今年80歳になるAさん。
大手メーカーの営業部長として定年を迎えた。50代までゴルフはシングルの腕前だったという。

「70代前半までにたまにコースを回っていましたが、最近はめっきり足腰が弱くなり、血糖値が高いから病院通い。
趣味のゴルフにも行けなくなりました。
いまの楽しみは盆と正月に遊びに来る中学生と高校生の孫たちにお小遣いを渡して喜ぶ顔を見ることですね。
幸い、多少の蓄えはあるから、孫の教育費くらいは遺してやれるかなと思っています」

 ところが、政府は高齢者がコツコツ貯めた年金にまで手を伸ばそうとしている。

政府内で「75歳の年金支給」、「70歳労働」とともに検討されているのが、「死亡消費税」の導入だ。

提唱者で首相ブレーンの伊藤元重・東京大学教授は、社会保障制度改革国民会議で内容を次のように説明している。
「亡くなられた段階で消費税をいただくというもの。60歳で定年されて、85歳でお亡くなりになられるまでに、一生懸命、消費して日本の景気に貢献された方は消費税を払ってお亡くなりになっておられる。

 しかし、60歳から85歳まで、お使いにならないでひたすら溜め込んだ方は、消費税を払わないでお亡くなりになられて、しかもそれが相当な金額にならない限りは、遺産相続税の対象にならない。

ですから、生前にお支払いにならなかった消費税を少しいただく。
それを、後期高齢者の方の医療費に使わせていただくというものです」

 高齢者がカネを使わずに貯め込むのは経済にマイナスだから、亡くなってから相続税とは別に“消費しなかった罰則税”をかけるという論理だ。

 この「死亡消費税」はただの増税論ではない。
政府がやろうとしている3つの政策をセットだと考えると、そこから怖ろしい企みが浮かんでくる。

 国民を70歳を過ぎて健康寿命が尽きるまで働かせ、体の自由がきかなくなってくる75歳になるのを待って「使えるものなら使ってみなさい」と年金を払い、仕方なく孫や子のために貯金すると、「消費に回さなかったあなたが悪い」と棺桶から税金をもぎ取る。

明らかに、意図的な年金収奪のメカニズムをつくろうとしている。
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2014年05月27日

中国機接近でも宴席ハシゴ…首相の「国民の命守る」は方便か

中国機接近でも宴席ハシゴ…
首相の「国民の命守る」は方便か
2014年5月26日 日刊ゲンダイ

中国機が24日午前、自衛隊機の30〜50メートルにまで異常接近した。
自衛隊機は東シナ海で行われている中国とロシアの軍事演習を監視していたという。
それに対して中国機が緊急発進(スクランブル)し、際どい状況になったという。

だが、そんな緊急事態にもかかわらず、安倍政権の対応はのんびりしたものだった。

■当日は大臣の「コメント」発表のみ

 安倍首相は解釈改憲の検討を表明した15日の会見で、「東シナ海では、海上保安庁や自衛隊の諸君が、高い緊張感を持って24時間態勢で警備を続けている」とし、「いかなる事態にも対応できるよう、日ごろから隙のない備えをする」と訴えた。

 まさに、その東シナ海の公海上空で、一触即発の事態が発生したのだ。
現場は騒然となったはずで、職員や隊員は頭と体をフル回転で対応したことだろう。

ただ、首相や防衛大臣の対応は、「隙のない備え」から程遠かった。
自衛隊機がスクランブルを掛けられたのは、24日の午前11時と正午ごろという。
だが、防衛省で緊急の会議が開かれたのは夜になってから。

小野寺防衛相は、深夜に「偶発事故の発生につながりかねない危険な行為だ」とのコメントを出して終わりだ。
翌25日の午前になって初めて「常軌を逸した近接行動だ」と記者団を前に話したが、本当に異常なら、その日のうちにカメラに向かってメッセージを発信すべきだろう。

■2001年には米軍機と接触墜落

 軍事評論家の神浦元彰氏もこう言う。
「中国機の行為は、悪質な嫌がらせです。
レーダーを照射しロックオンしていないため、威嚇まではいかないが、衝突や接触の危険性はある。
実際に2001年には、米軍機にスクランブルを掛けた中国機が接触し墜落しています。

今回、中国軍の現場の兵士は<日本人に怖い思いをさせてやれ>と遊び半分だったのかもしれませんが、墜落すれば一大事。
日本側の厳重抗議は当然です。

ところが、防衛省の対応を見ると、当日は夜に事実関係の発表をしただけ。
大臣が姿を見せて口を開いたのは翌日です。
なぜ、当日ではなかったのか。政権の危機管理体制には不安を覚えざるを得ません

15日の会見で「内閣総理大臣である私は、いかなる事態にあっても国民の命を守る責務があるはずだ」「みなさんのお子さんやお孫さんがいるかもしれない場所で、政府が何もできないということでいいのか」などとエラソーに言っていた安倍も緊張感ゼロ。

 小野寺防衛相は「引き続き、しっかりした態勢を取っていただきたいと指示があった」と話したが、安倍が報告を受けたのは24日夜の会議のときだ。
それまでは何も知らされていなかった。

 実際、24日の安倍は、正午過ぎからお友達の根本復興相の長男の結婚披露宴に出席。
夜にはホテルの日本料理店で知人と食事をしている。

 はたして、これが「国民の命を守る責務」を持った人物が、異常事態の発生当日にとるべき行動なのか。
 安倍は、集団的自衛権の行使ができなければ、「お子さん、お孫さんを守れない」と言う。

だが、憲法解釈を変えたところで、安倍に国民は守れない。
「国民を守るため」は解釈改憲の方便に過ぎないということだ。
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世界一トヨタ、5年間法人税を払っていなかった! どんなカラクリがあるのか、と怒りの声 

世界一トヨタ、
5年間法人税を払っていなかった!
どんなカラクリがあるのか、と怒りの声 
  J-CASTニュース 2014年05月27日13時58分

クルマの年間販売台数「世界一」のトヨタ自動車が法人税を納めていなかった。

最近、巨額の利益を上げているはずなのに、なぜこんなことができるのか、とインターネットで怒りの声も出ている。

トヨタの豊田章男社長は2014年3月期の決算会見で、09年3月期分から納めていなかった法人税を、14年3月期から支払えるようになったと語った。

「企業は税金を払って社会貢献するのが存続の一番の使命」??

トヨタ自動車の2014年3月期連結決算によると、グループの世界販売台数が世界で初めて年間1000万台を突破。
売上高は前期比16.4%増の25兆6919億円、営業利益は6年ぶりに過去最高を更新して、73.5%増の2兆2921億円。
税引き前当期純利益は73.9%増の2兆4410億円の好決算だった。
まさに、トヨタは「世界一」の自動車メーカーになった。

この結果に、豊田章夫社長は「一番うれしいのは納税できること」と喜んだ。
豊田氏が社長に就任したのが2009年6月。
「社長になってから国内では税金を払っていなかった。
企業は税金を払って社会貢献するのが存続の一番の使命」と語り、「納税できる会社として、スタートラインに立てたことが素直にうれしい」と話した。

トヨタ自動車は、たしかに法人税を払っていなかった。
そのことは広報部も「この5年間は払っていません」と認め、「13年度分を、この6月に納めます」と話している。
こうした実態に疑問を呈する人も出ている。

共産党の佐々木憲昭議員は自身のオフィシャルサイト(5月20日付)で、「トヨタは税金を払っていなかった!?」と取り上げた。
しかも豊田社長の就任後の5年間、ずっと払っていないというのだから、「いったいどうなっているのか」との思いがあったのだろう。

佐々木氏は「これまで、繰越欠損税制や連結納税制度などをフルに使って税逃れをしてきたということでしょう。
税金も払わず『社会的貢献のできない会社』だったということを自分で認めたかたちです」と指摘。

さらに、トヨタが新聞広告で4月からの消費税率の引き上げについて、「『節約はじつは生活を豊かにするのだと気がつけば、増税もまた楽しからずやだ』などと述べている。

自分は、税金を払わないが、庶民が払うのは『楽しからずや』だなんて、庶民感情を逆撫でするものだと言わなければなりません」としている。

研究開発費や外国での納税… 法人税の「控除」は多岐にわたる

トヨタ自動車の豊田章夫社長の発言に、インターネットには、 「ホントに払ってないのか??」 「世界のトヨタが言うと嫌みにしか聞こえない。傲慢さが出てるね」
「1円も税金払っていないことを抜けぬけとトップが自慢げに言うとは。あくせく働いて税金を払っている一般国民を小ばかにしたような発言ではないか」
「クルマも売れて、戻し税のおかげもあってウハウハで、ついポロリと本音が出たのであろうか。
この発言で点数下げたことは確か」 といったコメントが寄せられている。

とはいえ、基本的に利益があって、配当している上場企業は法人税を払っているはずだ。

トヨタの2009年3月期の税引き前当期利益は5604億円の赤字だったので、このとき法人税が払えないのはわかる。
しかし、10年3月期のそれは2914億円の黒字。
以降、5632億円、4328億円、13年3月期には1兆4036億円もの黒字を計上してきた。
法人税を納められないほど「体力」がないわけではない。

一方で、じつは法人税にはさまざまな「控除」項目がある。
たとえば、欠損金の繰越控除額(期間7年、大手企業の場合は80%)。
ただ、2010年以降利益を上げているので、これだけでは「ゼロ継続」の説明はつかない。

子会社からの配当や研究開発費、海外に進出している企業が海外で納めた税金分を、日本に納める法人税から控除することもできるし、地方税の部分については工場誘致などを理由に免除していることもある。

いろいろ優遇措置を使って、法人税を払わずに済んでいる企業は少なくない。
おそらく、トヨタも税金を納めなくて済むよう、いろいろと「遣り繰り」したことは推測できる。
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2014年05月28日

香山リカのココロの万華鏡:薬のない人生、いつ?

香山リカのココロの万華鏡:
薬のない人生、いつ?
毎日新聞 2014年05月27日 首都圏版

 また人気者が違法な薬物を使用していたのか。
男性デュオの一人が覚せい剤取締法違反で逮捕された。
今後、容疑を認めたとしても、急に薬物を中止したことによる離脱症状と呼ばれる苦しみが待っているかもしれない。

 それにしても、なぜ多くのファンを持つアーティストや芸能人が安易に違法な薬物に手を出してしまうのか。
「人気を失うかもしれないというプレッシャーに耐えかねて」といった話をよく聞くが、ストレスを背負って生きているのは一般の人も同じだ。

人気者ゆえに「自分にはほかの人には味わえない世界を知る権利がある」と錯覚してしまうのだろうか。
だとしたら、いくらお金はあっても心は貧しかったということになる。

 さて、いったん薬物に依存した状態になると、「もうやめます」と言っても、からだも心も手を切るのは、そう簡単ではない。
薬物依存はすでに「病気」であり、決意だけでは断ち切れない。
キレやすい、がまんがきかない、など性格変化という症状もあるからだ。

 薬物にしてもアルコールにしても、依存症は「やめてさえいれば完治する」というものではない。
薬物依存のリハビリ施設「ダルク」の創始者である近藤恒夫氏は、デーブ・スペクター氏との対談集「ニッポンの(薬物)依存」の中で、こう語っている。

「20年やめていてもまた飲んじゃったら、20年前からスタートじゃない。
最後の悪いところからスタートする。
最悪のところからいつもスタートする。
そこのところが治らない病気と言われているんですね

 「ダルク」では依存症者をただ薬物から遠ざけるだけではなく、「薬を使わない新しい生き方」を実践できなければ回復はできないとの考えのもと、仲間とのミーティングを1日2回、それに加えてスポーツや畑仕事などを毎日行ってもらう。

とにかく、これまでとは別の新しい人生を歩んでもらうのだ。
それくらいの覚悟がないと病としての依存症からの回復は見込めない。

「また人気者に戻りたい」というのは病気を自覚していない甘えから来る発言だと思う。

 アーティストや芸能人の多くは、違法薬物で逮捕されると「一日も早く元の仕事に戻りたい。ファンに恩返ししたい」と言う。

しかし、これまでと同じ仕事を続ける限り、本当の意味で「新しい生活」に踏み出すことはできないのではないか。

 逮捕されたアーティストはどうやって「薬のない人生」を実践していくつもりなのか。
今後を見守りたい。
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2014年05月29日

囚われない、偏らない「中道」という生き方

石井苗子の健康術
囚われない、偏らない
      「中道」という生き方
2014年5月27日 読売新聞yomiDr.

(このまま突っ走るべきか、それとも仏のように静かに生きるべきか)

 先日、BS日テレで放送された旅番組「わが心の聖地〜思いの道 願いの道〜」のロケで、京都の浄瑠璃寺に行きました。

敷地内に浄瑠璃浄土と極楽浄土が東西に一望できるお寺です。
金色の仏像が9体も連座されている本堂は圧巻でした。

 副住職に「悩みごとは?」と尋ねられ、「これまでガムシャラに生きてきたが、このまま突っ走るべきか、静かに余生を送った方がよいのか、分からなくなった」と申し上げると、「中道を生きるというのはいかがですか」という答えが返ってきました。

 そもそもは仏教に詳しくない私は、「中道?どっちつかずの優柔不断で?」と感じてしまったのですが、違うようです。

 「中道( マディヤマー・マールガ)」は仏教用語で、極端に対立する概念に偏らないで生きること。
つまりどちらか一方の生き方をしない、ということなのだそうです。

このまま走り続けるのか、それとも静かに余生を送るべきかは、極端で対立する概念ということになります。

 人間は自分で「いつまでもそこに有るもの」を勝手に決め、それに「依存」したり「固執」して生きるために、「安住」から「堕落」を起こす場合もある。

反対に、これまであったものが消えてなくなると裏切られたと感じ、「どうせいいことなんかありゃしないさ」といった「虚無感」が心を支配するようになり廃虚と化した生き方になる場合もある。
これがふたつの対立する極端な概念の例です。

 私が「ガムシャラに生きて少々疲れたが、体の中にはまだエネルギーが残っているような気がする。
自分のやりたいことがこの先にまだあるのでしょうか」と質問したので、住職は「中道ではいかがか」とおっしゃったのでしょう。
もしかしたら「わたし、ほしい物が手にはいらなくなりました」と、何かに固執していたり、依存している人間だと感じられたのかもしれません。

 囚とらわれない、偏らない。
これを中道という。
これは難しい悟りだと思います。

 この世に存在するものはたえず変化し、連鎖を繰り返しながら存在している、死もまた変化のひとつ、と説明されるのが仏教思想なのかもしれませんが、若いころからの中道思想はないでしょう。

ひとつのことに熱中したり、偏った生き方に努力することを許されるのは、若さの特権だと思います。
それも心身の成長と認められ、仏教でいう「変化」だからでしょう。

 ところが、長生きすると、肉体的成長は期待できないのに、心だけが「こうあるべき」とか「なぜ以前のようにならない」と焦るため、ストレスを抱えることになっていきます。

私の顔付きに副住職がそれを見てとられたのかもしれません。

 教えはよく分かりましたが、どこかまだ腑ふに落ちないでいたのですが、次の文を発見してやっと納得ができました。

 釈迦は厳しい苦行の末、いくら厳しい苦行をしても悟りを得ることができないとして苦行を捨て、断食も辞めて中道を覚ったという。
苦行やそれと反対の快楽に走ることなく、目的にかなった適正な修行方法をとることなどが中道である。

 私の場合も、どうしたらいいのでしょうなんて「依存」して聞いてないで、中道という生き方があると教えられたのだと思います。
後は、自分で適正な修行方法を見つけなさいと言われたということだと分かりました。
中道の健康術を全うしようかと思います。
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信念の強さがアダに!「心が疲れて折れやすい人」の特徴5つ

信念の強さがアダに!
「心が疲れて折れやすい人」の特徴5つ
2014/05/29 05:45 by 坂本正敬
WooRis(ウーリス)

うつ病や摂食障害、睡眠障害など、メンタルと深く関係のある病気の話題について、最近いろいろな場所で耳にします。
実はそうした病気になりやすい人には傾向があると、ご存じでしたか?
そこで今回は、厚生労働省がまとめたウェブサイト『こころもメンテしよう』の情報をもとに、心の病気になりやすい人の特徴を5つご紹介します。

■1:“オール・オア・ナッシング”思考の人

白か黒か、善か悪か、好きか嫌いか、何でもはっきりと決めないと気が済まない潔癖な人は、心の病気になりやすいそうです。
ほどほどを知らないこの手のタイプは、自身の心の病気へのリスクを自覚する必要があるかもしれません。

■2:“べき”思考の人

「30代の独身女性はこうあるべき」、「主婦はこうあるべき」、「夫婦はこうあるべき」、「上司と部下の関係はこうあるべき」といった感じで、何でも“べき”と思いこんでしまう人も、心の病気になるリスクが高いそうです。
思い込みや信念が強過ぎる人は、自身のメンタルリスクを知った方がいいかもしれませんね。

■3:“せい”思考の人

「自分のせいで負けた」、「自分のせいで場がしらけた」、「恋人ができない理由は自分の顔のせいだ」、「周りの人が変な顔をする理由は、自分の体臭のせいに違いない」など、何でも自分の“せい”にしてしまう人も、心の病気になるリスクが高いそうです。
自分の過ちを反省する能力には優れているので、一見するとそれほど問題は無いように思えますが、この考え方がいき過ぎると、心が疲れてしまうそうです。

■4:過小評価・過大評価が強い人

自分の仕事の成績が良ければ自信満々になり、一方で成績が下がると落ち込んで立ち直れなくなるといった、過小評価・過大評価が強い人も心の病のリスクが高いといいます。
自分への評価が簡単に逆転してしまうので、心が落ち着かず疲れてしまうそうなのです。

■5:被害妄想・悪い方向への思考フィルターがある人

何でも悪い方向に考え、傷付いたり不安になったりする人も要注意だといいます。
何気ない他人からの注意を必要以上に悪くとらえてしまったり、ちょっとしたトラブルに過剰に不安になってしまったりする人は、心の病のリスクが高いと知っておいた方がいいかもしれません。

以上、心の病気に注意したい人のパターン5つをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?  誰にでも多かれ少なかれ上述のような傾向があるはずなので、当てはまるからといって深刻になる必要はありません。

ただ、心が疲れて折れそうになったとき、 「おいおい、それは被害妄想じゃないの?」 「べき思考にとらわれ過ぎかな?」 などと、自分の極端な考え方にツッコミを入れるだけで、かなりのガス抜きになるようです。

なかなか自分の考えにツッコミを入れるなど簡単ではないかもしれませんが、心の病気になりやすい人の典型的なパターンを学んでおくだけでも、違ってくるかもしれませんね。
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2014年05月30日

集団的自衛権 説得力欠く首相の答弁

集団的自衛権
 説得力欠く首相の答弁
毎日新聞「社説」 2014年05月29日

  なぜいま集団的自衛権の行使を認める必要があるのか。
この根本的な問いに対し、安倍晋三首相は衆院予算委員会の集中審議で、安全保障環境の変化に対応し、国民の命と平和な暮らしを守るため、日米同盟を強化しなければならないと強調した。  

だが、その方法がなぜ集団的自衛権でなければならないのか、首相から納得のいく答えは示されなかったように思う。

 この日の審議は、首相が私的懇談会・安保法制懇の提言を受け、行使容認に向けた検討を正式表明してから初の本格的な国会論戦となった。

 朝鮮半島有事を念頭に、取り残された在留日本人を日本に向けて輸送中の米軍輸送艦を、自衛隊が集団的自衛権を行使して防護する事例などで、激しいやり取りがあった。

 例えば、民主党の岡田克也議員はこう主張した。集団的自衛権の概念を使うから米国艦船にだけ対処するおかしな結果になる。
自衛隊の海上警備行動と似た概念で、日本人が乗っている船舶を国籍にかかわらず守れる仕組みを作るべきだ。

 安倍首相は「米国の船以外は駄目と言ったことはない」と反論した。

 だが、その国が武力攻撃を受けていなければ、日本は集団的自衛権を行使できない場合がある。
そのとき、日本人を乗せた米国以外の船舶をどう守るかという問いに首相は直接、答えなかった。

 集団的自衛権を行使する際の要件や歯止めがあいまいなことも、改めて浮き彫りになった。  安保法制懇の提言では「我が国の安全に重大な影響を及ぼす可能性」がある場合に、政府が総合的に判断して行使できるよう求めている。

 審議では、米国の要請を断れず、正当性を欠いたまま集団的自衛権が乱用される恐れなどが指摘された。

 首相は、行使には法律の歯止めがかかるとしたうえで、行使は「権利であって義務ではない」「慎重に判断する」と述べたが、これでは安心して政府に判断を任せられない。

 政府は、ホルムズ海峡などシーレーン(海上交通路)での機雷掃海活動への参加も事例にあげている。

シーレーン封鎖による原油供給の停滞という経済的理由を「我が国の安全に重大な影響を及ぼす可能性」ととらえ、集団的自衛権行使にまで広げていいのかという疑問も出された。

 首相は、戦闘行動が目的ではなく、機雷除去という限定的行使だとして理解を求めた。

 だが、戦闘中の機雷除去は武力行使にあたるため反撃され、自衛隊が戦闘行動に入らざるを得なくなる可能性がある。
戦争とはそういうものだ。
どう歯止めをかけるつもりなのか、首相はきちんと示してほしい。
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2014年05月31日

アイドル襲撃事件…加害者の心の闇

石井苗子の健康術
アイドル襲撃事件…加害者の心の闇
2014年5月30日 読売新聞yomiDr.

(「誰でもよかった」と人を傷つける心理)

 心療内科のドクターにマスコミ関係者から問い合わせの電話がかかってくるようになりました。
精神科のドクターにもあるそうなのですが、いずれも最近起きた一連の事件のトピックによる一時的なものだと思います。

 病院の大代表には基本的に質問できないことになっていますので、科の名称とドクター名を言えば電話はつながれます。

そこで初めて我々のような立場の人間が電話の応対をすることになりますが、中には早くドクターを出せとイライラされる方もいらっしゃいます。
ちょっとコメントくださいと言えば、答えが返ってくると思っていらっしゃるのかなと不思議に思います。

 「事件について詳しい情報をもっているわけではないので、コメントは出来ません」とお答えするのが一般的なものですが、質問の内容は、「誰でもいいから傷つけたい」という心理はどこから起こるのかとか、幼いころに「いじめ」にあっていたのではないかといったものまであり、どれもお答えできる内容ではありません。

たしかに「ノコギリ」に関しては、あたりどころが悪ければ出血多量による殺人事件に発展していた可能性はありますから、小さな出来事ではなかったでしょう。

 こうした事件のたびに、メンタル問題としてコメントを求められるドクターも気の毒ですが、世間の関心が心理の分野に向いているのかしらと思います。

 院内でその話題になることはあります。

 マスコミが報道することによって再発の抑止力になることもあるでしょうが、反対に、俗にいわれる「負の連鎖」につながる危険性もあります。
報道の波及効果とは受け取る側によるのですが、残念ながら、事の起こりを悲しく受け止める人ばかりとは限りません。
「負の連鎖」は、自分も同じことをやってもいいのではないか、あるいはこれまで押しとどめていた気持ちが一気に盛り上がり、衝動的行動を起こす危険性も免れません。

 「誰でもよかった、人を傷つけたかった」の対象が、どうしてアイドルだったのかはコメントできませんが、本人が発言している「誰でもよかった」という言葉は非常に重いです。

 人は思いっきり悪いことをすることで、自分にまとわりつく柵のようなものを振り切りたい衝動にかられることがあります。
そうすることで、自分の現在や過去のすべてを投げ出したくなる。
こうした破滅的な行動は珍しいことではありません。

衝動にかられるという心理は、誰にでもあります。
むしろ、理性や人とのつながりなどで衝動をくい止めながら人は生きているといった方が正確なのかもしれません。
それほど人間とは本来弱い生き物なのです。
社会といった箱のなかでどうにか自分の立場を探しながら生きている。

 人間以外の動物は本能で生きていますから、自分の人生に悩んで、同類をかみ殺してから自分も死ぬといった行動は、私が知る限りでは、ありません。
人間は悩みながら成長するとよくいわれますが、どうにも結論が出ないと感じた時、他の人たちの楽しそうな姿がうつろに映ることがあります。

楽しそうだな〜と思って眺めているうちはいい、あるいは「腹が立つ」と感じているうちは、まだその怒りを自分が確認している状態なのですが、これが「うつろに映る」となると、もはやそこに自分の感情がついていっていないことになります。

そこから衝動的行為が勃発すると、結果的に「誰でもよかった」という言葉となって説明されるのではないでしょうか。

 もちろん、加害者の心理がこれで説明できるのではありませんが、楽しそうにしている群衆を見てどう感じるかは、その日のストレス度チェックにはなります。

たまたま入ったレストランのとなりのテーブルがやたら煩うるさ かったとき、「ま、楽しそうでいいじゃないか」と思えるか、「うっせ〜な〜」と腹が立ってたまらないか、あるいはその楽しそうな風景が自分とまったく無縁なものに見えてくるか、こんなことひとつでも今日の自分の気分をチェックすることができます。
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