2014年09月27日

どうする?「墓じまい」

手続き煩雑、トラブル続出…
どうする?「墓じまい」
2014年9月23日 日刊ゲンダイ

子どもがいない。
いても嫁いでしまった。
そんな事情で、先祖代々の墓を撤去する「墓じまい」する人が増えている。

少子高齢化で、墓じまいする人は、この先、確実に増える。
どうすればいいのか。

 千葉市にある「やすらか庵」は、墓の撤去から散骨までのサービスを行っている。

代表を務める僧侶の清野勉氏が言う。
「11年前に事業を始めたときは散骨のみのサービスだったのですが、5年ほど前から、先祖の遺骨を散骨して、墓を閉じたいという要望が増え始めました。

そんな要望にこたえるため、昨年10月から墓の撤去、取り出した遺骨の供養、散骨までを自前で行うサービスを始めたところ、30件以上の依頼がありました」

「墓じまい」は、墓地埋葬法の「改葬」にのっとって行う。

「改葬」は、“墓の引っ越し”だが、制定された昭和23年には「墓じまい」の考え方がなかったため、「墓じまい」でも「改葬」という手続きを取る。


■モメがちな寺院との交渉は代行業者に依頼

「墓じまい」の“引っ越し先”としては、
@跡継ぎがいない人のための永代供養墓や合祀墓
A別の施設で遺骨を一時的に預かってもらってから散骨の2通りだ。

いずれにしても、遺骨が埋葬された霊園や寺院がある自治体で、「改葬許可申請書」をもらい、霊園や寺院などの管理者から遺骨の「埋蔵証明」を取る。

そして申請書に、“引っ越し先”の名称や住所などを記入し、改めて自治体に申請書を提出すると、「改葬許可証」が発行されるが…。

霊園ならスムーズに改葬できるのですが、寺院は檀家が離れることを嫌うため、数百万円の離檀料を要求されたりして、トラブルになりやすい。

また、永代供養墓などの料金が高く、散骨を望んでも、改葬申請書に記入する受け入れ先がなくて挫折するケースもあるのです」(清野氏)

改葬許可までの手続きがスムーズにいっても、墓は更地にしなければいけない。

そのため石材業者に墓石を解体し、処分してもらう。

1平方メートル当たり10万〜15万円が相場といわれるが、ここでもボッタクリの恐れがある。
とにかくシロウトには手続きが煩雑なのだ。

 トラブルを未然に防ぐには、一連の手続きをパッケージで請け負ってくれる業者に頼むといい。

たとえば、関西地方で霊園を運営する「霊園・墓石のヤシロ」は、墓の解体から永代供養までを行う「墓じまい安心パックプラン」を29万8000円〜で提供している。

冒頭の「やすらか庵」では、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城なら交通費無料で対応してくれる。

「遺骨の“引っ越し先”がない場合、こちらで一時的に預かってから散骨することもできます。

費用は墓石を運ぶ重機を搬入できるかどうかなど、条件によって異なりますが、たとえば、『墓の面積が3平方メートル』『改葬許可申請代行』『寺院との交渉代行』『ご遺骨2体の散骨』などの条件で見積もると、約35万円〜です(離檀料などは別)」(清野氏)

「夫の墓は大丈夫だけど、妻の実家の墓じまいを」と夫婦で訪れるケースもあるという。
元気なうちに夫婦でよく話し合っておくことだ。
posted by 小だぬき at 00:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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