2014年11月09日

時間の経過する速度

時間の経過する速度は
暦の後半ほど速く感じる
2014年11月9日 東京新聞「筆洗」

 時間の経過する速度は暦の後半ほど速く感じるものだ。
二、三月あたりは猪牙(ちょき)舟で川を下る心地だが、十一月、十二月はもうロケットに乗っている気分になる

▼<やはらかに人押し合ひて一の酉(とり)>中村金鈴。
早いもので、十日は一の酉である。
暦の関係で、ことしは二の酉(二十二日)まで。
三の酉まである年は火事が増えるというが、その通りならば、ありがたい

▼はや一の酉と感じる、その体感速度を緩めるのは容易ではないが、工夫はある。
ある人に教わった。
思い切って、もう来年になったと思い込んでみるというのだ。
今年の十一月は二〇一五年マイナス二月。
十二月は同年マイナス一月という具合

▼ばかばかしいとは思わぬ。
そもそも終わってしまうと意識するので焦る。
これが時の猛スピードの正体か。
残り二分とせっつかれた二分と通常の二分は違うものだ

▼もう来年と思うことには別の利もある。
この時期を来年への助走ととらえれば、早く決意し、準備もできる。

十一月、十二月に新たな挑戦を始める人はあまりいないか。
もう年が改まるからと一月まで先送りしたくなるものだが、それでは、時間が惜しい

▼よい時期の合意である。
日中両政府が近く首脳会談を行う。
やっとである。
来年は終戦七十年という節目の年。
来年に向けて両政府が関係改善に動きだしたと信じたい。
こればっかりは鬼も笑うまい。
posted by 小だぬき at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

羽生選手に「感動」するだけでよいのか? 

羽生選手に「感動」するだけでよいのか?
 誤ったスポーツ観が選手「生命」を奪う
 脳震盪後、1日は安静に
2014年11月9日(日) 6時0分
内田良  リスクレポート

羽生選手の姿に「感動」の問題点

この週末(11/8-9)、スポーツ医学の中核を担う「日本臨床スポーツ医学会」の学術集会が東京で開かれている。

脳震盪(のうしんとう)に関する調査研究がいくつも発表され、日本のスポーツ界において、脳震盪への対応が喫緊の課題であることを感じさせてくれる。

まさにその最中に、羽生結弦選手の事故が起きた。
それは端的にいうと、(脳震盪であったとすれば)その事後対応は、多くのスポーツドクターが目を疑う光景であったといってよい。

フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦。
羽生結弦選手は、フリー演技前の練習中に中国の選手と正面衝突し、顔面からリンクに倒れていった。

羽生選手は、一度は起き上がろうとしたものの起き上がることができず、リンクに仰向けになった。
脳震盪の症状があったのではないかと疑われる。
なお補足までに言っておくと、「脳震盪」とは、意識消失のみを指すわけではない。

頭痛、吐き気、バランスが悪い、めまい、光や音に敏感など、その症状は多岐にわたる。
このことさえ、一般にはまだよく知られていない。

話を戻そう。羽生選手は、倒れてから10分後には練習に復帰した。
そして、さらに本番にも登場した。
本番は転倒をくり返しながらも、幸いにしてなんとか演技を終えることができた。

さて、ここで最大の問題は、その姿を、マスコミや観客、視聴者は、「感動した」「涙が出た」とたたえたことである。
羽生選手側にもさまざまな事情はあっただろう。
今回はそのことは置いておくとして、この事案から、脳震盪の怖さと日本のスポーツ文化のあり方について考える必要がある。

「魔法の水」の時代はもう終わった

「魔法の水」という言葉をご存じだろうか。
ラグビーの試合中に選手が脳震盪で倒れたときに、ヤカンに入れた水(=魔法の水)を選手の顔にかける。
選手は水の刺激で気を取り戻し、競技に復帰する。
観客はそれを、拍手でもってたたえる。

いま、プロの公式戦でそのような姿をみることはなくなった。
なぜなら、脳震盪の症状があらわれた場合には、試合を続行してはならないという考えがスポーツ医学の常識となったからである。

「魔法の水」の時代は、もう終わったのである。
なぜ、試合を続行してはならないのか。
脳震盪について考えるときには、交通事故による脳震盪とスポーツによる脳震盪のちがいを認識するとよい。

その決定的なちがいというのは、スポーツでは脳震盪を含む脳損傷が、「くり返される」可能性が高いということである。

交通事故をたびたび繰り返す人はそういないが、スポーツの脳損傷はくり返される。
そしてそうした脳へのダメージのくり返しが、致命傷になりうることがこの数年、脳神経外科医の間ではもっとも重大な関心事となっている。

しかも恐ろしいのは、脳へのダメージがくり返されるときには、2回目以降の脳への衝撃がそれほど大きくなくても、致命傷になりうるというのである。

字義どおりの、選手「生命」の危機である。

柔道事故からの教訓

脳へのダメージがくり返されることが致命傷となる。

その危機感を可視化させたのは、2009年頃から話題になった柔道による重大事故であった。
柔道では学校管理下だけでも過去30年に118件の死亡事故が起きている。

この数年を振り返ってみると,たとえば、2011年には名古屋市内で、柔道で投げられて頭部を打ち付けて,「頭が痛い」と言っていた高校1年の生徒が、数週間後にまた頭を打ち、そのまま頭痛を訴えながら,3回目の頭部の受傷により命を落とした。

また今年の3月には、沖縄県の町道場でも小学3年男児が同じような事故に遭った。
男児は柔道の練習中に、頭が痛いと感じそれを指導者に訴えたものの、最終的には男児が練習を続ける意志をみせたため、練習を継続。
その後男児は、意識を失い倒れる。
急性硬膜下血腫を発症し,重大な後遺症が残る事態となってしまった。

このような事例は,まだまだある。
これらは率直に、指導者が、くり返しの脳損傷に敏感であれば、明らかに「防げた事故」である。

脳震盪後、24時間は競技に復帰すべきではない スポーツ時に脳震盪が生じたときには、それをくり返さないことがとても重要なことである。

それゆえ、「競技復帰」には慎重を期すべきである。
脳震盪問題に早くから取り組んできたラグビー界は、この競技復帰のあり方について詳細な取り決めをおこなっている。

日本ラグビーフットボール協会(JRFU)では、国際ラグビー評議会(IRB)の規定にならって、医師が状況を管理してくれる場合は「受傷後最低24時間」、医師により管理されない場合には「最低14日間」は競技に復帰すべきでないという方針である。

この基準に照らし合わせると、仮に羽生選手が脳震盪であったとすれば、羽生選手は、医師の管理下にあったと考えられるため、それでも「受傷後最低24時間」は安静にすべきだったということになる。

羽生選手の側には、本番をこなさなければならない事情もあるだろう。
ファンの声に応えたい気持ちもあっただろう。
そのことは個別の問題として置いておくとしても、どうしても気がかりなことがある。

それは、脳震盪に対する関心の低さと、脳震盪(の疑い)を乗り越える姿が美談化される日本のスポーツ文化である。

日本のスポーツ文化は、根性で危機を乗り越える場面を、拍手でもってたたえる。

そこには感動の涙が溢れている。

脳震盪の可能性が疑われるのであれば、どうか今回の出来事を機に、考え直してほしい。
そうした「拍手」や「感動」は、選手の生命をむしろ危機に追いやる可能性があるのだということを。

※ 内田良
名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授
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増税の一方で…税金2800億円をドブに捨てる役所のデタラメ

増税の一方で…
税金2800億円を
ドブに捨てる役所のデタラメ
2014年11月9日 日刊ゲンダイ

 まったく懲りない連中である。
役所の巨額の無駄遣いが明らかになった。

会計検査院は7日、官庁や政府出資法人など2013年度の決算検査報告書を安倍首相に提出。

指摘された税の無駄遣いは595件、2831億円に上った。

 無駄遣いのトップは“常連”の厚労省で、金額は実に約888億円に上る。
長期失業者に職業訓練を行う人材育成支援事業では、使う見込みのない基金約752億円が未返納だった。

 使途をめぐって以前から問題が指摘されている復興予算関連では、福島原発事故で被害を受けた農家への交付金595億円が未使用で、国庫に返納されていなかった。

 6年後の東京五輪関連では、日本オリンピック委員会(JOC)傘下の11団体が、約2億7000万円の国庫補助金について「不当」との指摘を受けた。

国からの選手強化費をチョロまかしていたようで、今後も不正の温床になるともいわれている。

消費税、軽自動車、第3のビールと庶民は増税される一方で、役所は無駄遣いばかり。
到底許されるものじゃないだろう。

経済ジャーナリストの荻原博子氏がこう言う。
「安倍政権は『強きを助け、弱きをくじく』の典型例で、とても容認できるものではありません」

 安倍首相はまず、穴の開いたバケツをふさぐことに全力を注ぐべきだ。
posted by 小だぬき at 08:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<自殺遺児>社会変えた 思いつづった文集、国の対策促す

Listening:
<自殺遺児>社会変えた
 思いつづった文集、国の対策促す
2014年11月07日 毎日新聞

14年前、自殺で親を亡くした子供たちが「心の叫びを聞いてほしい」と訴えた小さな文集が、日本の自殺防止対策の出発点だったと世界に発信されている。

世界保健機関(WHO)は今秋、「世界自殺リポート」を初めて公表し、この中で日本の自殺対策を世界の先進事例として取り上げた。
そのきっかけとして紹介されたのが文集の存在。

ここで胸の内を明かした自死遺児の一人は「個人の責任と片付けられていた自殺が、社会の問題だと思ってもらえるようになった」と振り返る。
【清水健二】

 世界自殺リポートは、WHOが掲げる「2020年までに各国の自殺率を1割下げる」の目標達成に向け、世界の現状と課題をまとめたものだ。
個別事例として特徴的な4カ国の対策が紹介され、日本が最も大きく扱われた。
かつて「社会的タブー」だった自殺の問題は、00年に遺児たちが語り始めたことで変化が起きたと解説している。

 文集「自殺って言えない」は、親を病気や自殺で亡くした子を支援する「あしなが育英会」が発行。
家族が自殺した17人の高校生、大学生、妻が匿名で思いをつづった。

長野県の久保井康典さん(33)は当時大学2年。中1の時に借金苦から自殺した父を助けられなかった後悔、仲間に過去を打ち明けるまでの葛藤を書き「僕たちと同じ境遇の人たちに“一人じゃない”と伝えたい」と結んだ。

 A5判でわずか36ページの文集は反響を呼び、NHKが特集番組を制作した。
そのディレクターだった清水康之さん(42)が退職して設立したNPO法人「ライフリンク」は、自殺防止や遺族支援の活動を全国に広げた。

 久保井さんらは01年12月、小泉純一郎首相(当時)に面会できることになり、首相官邸で対策の必要性を訴えた。
これを機に国の取り組みが加速し、06年の自殺対策基本法制定につながった。

専門家は「法律に基づき各省庁や自治体が横断的に自殺対策を取っている国は、世界でまだ少ない」と指摘する。

 大学を出た久保井さんは郷里に戻って自治体職員になり、結婚して2児の父になった。

生活保護を担当した際は人を支援することの難しさを実感した。
家族の自殺を抵抗なく語れる社会になったとも思えない。
それでも「自殺を個人の問題と考える人は減り、社会全体が解決に向き合っている」と感じるという。

 1990年代後半に急増し、03年にピークの3万4427人に達した自殺者は10年から減少に転じ、12年にようやく3万人を割った。

 久保井さんは「国が対策を進めなかったら、自殺者は今よりも多かったかもしれない」と思う一方、現状を喜んではいない。

「それでも毎年2万人以上が自ら死を選んでいる。
その数倍の自死遺族が生まれていることを忘れてほしくない

◇「適切な介入と治療で防止可能」WHOリポート

 世界で約40秒に1人が自ら命を絶ち、その「予備軍」は20倍に上る−−。
WHOのリポートは世界の自殺の現状をそう伝え、「適切な介入と治療で防止が可能だ」と指摘する。

 2012年の自殺者数は推計80万3900人。
うち75%は国民所得が低〜中位の国。
性別では男性が多く、女性の1・9倍、高所得国に限ると3・5倍(日本は2・4倍)に達する。
15〜29歳の若者は、自殺が死因の2位(日本では1位)。

 自殺の危険因子としては、
世界共通で▽精神障害▽差別▽社会的孤立−−などが挙げられる。

紛争や自然災害があると自殺が減るとの説もあるが「明白な方向性はなかった」。

 リポートは「自殺を口にする人は自殺するつもりがない」
「自殺について話すのはよくない」など、精神保健学的に誤った「俗説」を、正しい事実とともに紹介している。

 日本語版を翻訳した国立精神・神経医療研究センターの小高真美研究員は
自殺の危険は人生のどこにでもあり、避けて通れない。
身近な問題だと知って、正しい知識を持ってほしい」と訴える。 ……………………………………………
◇WHOリポートが指摘する自殺の「俗説」

「自殺を口にする人は実際にするつもりはない」
→(事実)自殺を考える人の多くは、絶望を 抱え他に選択肢はないと感じており、口にする時はおそらく支援や援助を求めている

「自殺は予告なく突然起こる」
→(事実)多くは言葉か行動による事前のサインがあり、用心することが重要

「自殺の危機にある人は死ぬ決意をしている」
→(事実)危機にある人は、生と死の相反する 感情を同時に持っていることが多い

「自殺について話すのは、促しているようでよくない」
→(事実)包み隠さず話すことは、他の選択肢を考え直す時間を与えて、むしろ予防する
posted by 小だぬき at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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