2014年11月15日

近藤誠さんが発言できる社会

近藤誠さんが発言できる社会
2014年11月14日 読売新聞
イグ・ノーベル・ドクター新見正則の日常

 僕は、常々、「少数意見も聞いてみよう」と思っています。
そして、そんな姿勢を実行してきたつもりです。
いろいろな意見を聞いて、それらを参考にして自分で判断を下すのが一番、腑ふに落ちるからです。

 ヨミドクターにも、「近藤誠さんが流行る深層」というコラムが登場しました。

 近藤先生と僕は同じ大学の卒業で、僕の10年ぐらい先輩になります。
面識はありません。
近藤先生も僕の事は知らないと思います。

一般外科医として乳癌がんの手術をしていた二十数年前から、その当時定型的であった乳癌の治療に対する疑問を投げかけていた方なので、僕にはなんとなく「嫌な存在」でした。

自分のやっていることを否定されているようで。

いろいろな意見が出るのが健全

 さて、最近は近藤誠先生をちょっと応援しています。
理由は簡単で、少数意見だからです。

僕は、少数意見が正しく発信される世の中が健全と思っています。
大多数の意見の陰に隠れて、少数意見が言えないような雰囲気が嫌いなのです。

今の日本の世論にもそんな危険を少々感じています。

 いろいろな意見が出て、それも実名で自分の意見を言って、それに反対の意見があれば、それも聞いて、自分の主張の正しさを訴えるもよし、また反対意見の有益性を考慮して、自分の意見を修正することもいいでしょう。

 近藤誠という人が、今の医学的常識とはちょっと異なったことを言える世の中が好きなのです。
そして、今の世の中は、「市場原理」の見えない力が働いています。
また、医療は「明らかに間違い」と思われていることと「明らかに正しい」と思われていること以外のグレーの部分が実は結構多いのです。

医療にはグレーゾーンが多い

 さらに、「今、症状がない病気」を扱うと、そのグレーゾーンは一気に広がります
「今、症状がある病気」は比較的判断しやすいです。
痛みがあれば、その痛みをとる治療の合否は比較的簡単にわかりそうです。
今出血して命にかかわる状態であれば、その出血を止めないと救命できないので、なんとなく正しそうな医療はわかりそうです。

 一方で「今、症状がない病気」に対する判断は結構むずかしいのです。
 例えば、
(1)高血圧を放置すると将来的により重い病気になるから、今治療を開始しましょう。
(2)早期癌の状態で発見すれば延命可能です。
(3)検診で病気を見つければ長生きできます。

 どれもなかなか現時点では正しいか間違いか判然としません。
それは将来的なことについて、比較的短い期間の観察や、少数の観察者からの推測で、なんとか正しい結論を見いだそうとしているからです。

そこに作為や市場原理が働くこともあるでしょう。
「今、症状がない病気」に対する介入は、寿命を延ばすことを目的としているのですから、観察しているグループが死ぬときに、そして治療をした群と、しない群の膨大な数をすべて比較検討すれば、結論は出ます。
でもそれは数十年先のことですね。

反論は実名ですべき  近藤誠先生と意見の異なる先生方は、ヨミドクターのコラムのように、実名で反論すべきですね。
そして、僕は公開の討論会が開催されることを望みます。
できれば、ライブがいいですね。
そしてその画像を後から、誰でも視聴できることがフェアだと思います。

そして、いろいろな意見があることを多くの人が理解し、どちらが正しいかを判断すればいいのです。
または、僕のように、「ある意味、両方正しいのかもしれないな。
いずれ正しいことは判明するだろうな」と思うこともいいでしょう。

 そんないろいろな意見が日の目を見る世の中が大好きです。
そんなこと当たり前だと思いますか。

東日本大震災の時に、ほとんどの専門家は、福島原発はメルトダウンしていないと言い放っていました。
メルトダウンしているという少数派の意見は抹殺されていました。
でも、今ではメルトダウンは誰もが認める事実です。
本当に専門家が全員そう思っていたのであれば、それこそ想定外ですね。
少数派の意見も大切ですよね。
どんな領域でも、どんな時にも。医療分野でも。
 人それぞれが、少しでも幸せになれますように。

◆ 新見正則(にいみ まさのり)
                 帝京大医学部准教授
posted by 小だぬき at 06:51| Comment(3) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地球温暖化は「最悪の大量破壊兵器」である――米国の姿勢が変わりつつある背景

地球温暖化は「最悪の大量破壊兵器」である―
―米国の姿勢が変わりつつある背景
2014.11.14 ニュース 日刊SPA

 集中豪雨や巨大台風、異常な暑さや寒さ……毎年のように起きる異常気象は、地球温暖化の進行によるものだったとの見方が強まっている。

既に温暖化地獄は始まっていたのだ!

◆地球温暖化は「最悪の大量破壊兵器」。

世界中で異常気象
 今、地球温暖化が原因とみられる気候カオスが世界を脅かしている。
異常気象
今年の夏に広島や兵庫、京都など西日本各地で甚大な被害をもたらした記録的な大雨について、気象庁の異常気象分析検討会は、「数十年に一度の異常気象だった」と結論づけた

今年2月、米国のケリー国務長官は講演の中で危機感を露わにし、各国に対策の必要性を呼びかけた。

温暖化対策に後ろ向きである米国の姿勢が変わりつつある背景にあるのは、頻発する気象災害だ。

気象庁・気候情報課の竹内綾子調査官は「個別の災害の直接の原因を、温暖化であるか否か断定するのは難しい」と前置きしながらも「毎年、世界各地で大規模な気象災害が起きていることは事実」と認めた。

「’05年夏に米国南東部を襲ったハリケーン『カトリーナ』は、死者1300人以上、被害額およそ1470億米ドル(当時のレートで約16兆3000億円)と、すさまじい被害をもたらしました。
’12年には米国中部は高温・少雨により干ばつとなり、世界の穀物価格が過去最高に高騰。米国南西部は昨年から雨量が激減し、野菜や果物、酪農などの主要な生産地であるカリフォルニア州では、昨年1月から今年5月までの統計で雨量が平年の3〜4割程度となっています。

さらに、昨年末から今年1月、上空を流れる偏西風が大きく蛇行したことで、北極側の寒気が流れ込み、米国各地でマイナス30℃前後まで気温が低下、さらには強風で数十万軒が停電になるなどの被害が出ました」

 気象災害に襲われているのは、米国だけではない。

「欧州では、昨年5月から6月にかけ広範囲で大雨が降り、チェコとドイツでそれぞれ2万人以上が避難しています。

アフリカ東部では、’11年に1000万人以上が食料不足に苦しんだ大干ばつが発生、
アジアでは’08年に巨大サイクロン『ナルギス』がミャンマーを襲い、13万人以上が死亡したと報じられています。

昨年11月にフィリピンを直撃した超巨大台風『ハイエン』は、死者・行方不明者合わせて7000人以上、被災者約1600万人という被害をもたらしています」

 また、気象庁・気候情報課の石原幸司調査官は「温暖化による悪影響は既に現実化しているというのが世界の専門家の間の共通認識」と語る。


「気候のメカニズムはまだわからないことも多いのですが、はっきりわかったときは手遅れ。
予防原則に基づき、温暖化対策を急ぐ必要があるでしょう」
                         取材・文/志葉 玲
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posted by 小だぬき at 03:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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