2014年12月01日

セブン-イレブン“タブー“の現実...週刊誌の社員自殺報道も潰された!

セブン-イレブン“タブー“の現実...
週刊誌の社員自殺報道も潰された!
2014年12月1日 10時2分  LITERA/リテラ

 国内約1万7000店を超え、営業利益は2127億円(2014年2月期)をたたき出すコンビニエンスストア業界最大手のセブン-イレブンジャパン(以下、セブン)。

マスコミにとっては、セブンだけで524億円という広告宣伝費(2014年2月期)を投入してくれる大スポンサーなうえに、新聞・雑誌の重要な販売網を握られている存在だ。

 だからなのか、垂れ流しされるのは、セブンの親会社であるセブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長・最高経営責任者(CEO)を務める鈴木敏文氏のカリスマ経営ぶりばかり。

鈴木氏はセブンを国内小売店業界最大手にまで育て上げた人物で、"流通の神様""カリスマ経営者"などとマスメディアは持てはやしている。

 一方で、都合の悪いことは報道されにくい。
本部に有利なフランチャイズ契約、自殺者続出の加盟店オーナー、24時間営業の過酷な就労状態......これだけでも本来ならば、ブラック企業の筆頭に挙げられるべき企業だろう。

 さらに、本来ならばマスコミがこぞって報道するような不祥事なども報道されにくいというのが現実なのだ。

 たとえば、13年2月、セブン&アイのグループ会社・セブンネットショッピングが入る千代田区・麹町(東京)のビルで飛び降り自殺があった。

飛び降りたのは12年4月に入ったばかりのセブンネットショッピングの新入社員Sさん。
「彼は真面目な性格のエンジニアタイプで、体育会系の社風についていけなかった。
彼のSNSに『生きている意味がない』『そろそろ人生の終わりも近いか』などという書き込みが目立つようになり、家族にも『この会社はやばい』と漏らし、ふさぎこみがちになっていたようです。

自殺する前日は夜10時30分に帰宅し、朝7時には会社に出社。
そのまま自分のフロアではエレベータを降りずに、社長室のある10階まで行き、11階との非常階段の踊り場で飛び降りたのです。
社内は徹夜組が働いていましたが、パトカーが何台もきて、やっと自殺に気がついた状態だったようです」(Sさんをよく知る人物)

 そもそも、この会社は体育会系でブラック企業の体質だった。

「『業革、業革(業務改革)』『コスト削減のための内製化』が最優先。
社員がシステム開発もするために徹夜作業も多い。
それでも翌日は定時出社が原則。
しかも、トップダウン経営、いわゆる社長のワンマンで思いつきの朝令暮改の部署移動、席変えも多い。

出社時間も9時30分だったものが8時30分に前倒しされました。
労働基準監督署からの指導もあったようですが、朝8時30分から終電まで働き詰めの日々では、精神的に耐え切れない。
自殺したSさんの同期は約20人いましたが、その時点ですでに半数は退職しています。

2月はセブンネットショッピングの決算期でかなりピリピリしていました」(前出)

 しかも、このセブンネットショッピングの代表取締役である鈴木康弘氏は鈴木敏文会長の次男なのだ。
鈴木康弘氏は1987年、武蔵工業大学(現・東京都市大学)工学部電気工学科卒業後、富士通に入社、ソフトバンクを経て、99年、34歳のときにソフトバンクとセブンが中心となって設立した、ネット上で書籍を販売するイー・ショッピング・ブックの社長に就任(同社は09年にセブン&アイのグループ会社になり、社名をセブンネットショッピングに変更)。

"流通の神様"鈴木会長の「ネットを制するものがリアルを制する」という掛け声の下、業界内では、「ネットビジネスで次男に結果を出させて、いずれ持ち株会社の取締役に引き上げる。

次男は今年82歳になる鈴木会長の後継ナンバー1候補」(業界関係者)と見られているのだ。  

しかし、セブンネットショッピングのネット通販業界内での立ち位置はかなり厳しい。

それまでの5年連続赤字から、2011年度に黒字に転じたものの、ネット通販の強者・楽天、アマゾンを前に大苦戦中。
12年夏には、これまで別々のサイトで展開していた西武・そごうのe.デパート、イトーヨーカドーのネットスーパー、セブンの宅配サービス・セブンミール、赤ちゃん本舗のネット通販などというグループ各社のネットショッピングサイトをセブンネットショッピングに集約・一本化。

12年度でも黒字を出すべく決算期にあたる2月に向けて社内は相当ハッパをかけられていた。
その矢先にSさんの飛び降り自殺が起きたのだ。

「鈴木ジュニアは会議を開きたがるが、そこでは富士通時代や孫正義ソフトバンク社長の自慢話ばかり。
社員には新規事業を考えよといいながら自分は『勉強会』と称して秋元康と会って大風呂敷を広げているだけです。
鈴木会長は『ネットを制するものがリアルを制する』という持論があるならば、ネット事業は別にいる適任者をあてたほうがうまくいくと思うのですが......」(元社員)

 後継者と目される鈴木会長の次男の会社がブラック企業で、新入社員が飛び降り自殺ともなれば、週刊誌の格好のネタだ。

「週刊現代」(講談社)「週刊新潮」(新潮社)はこの情報を入手し、取材を進めたという。ところが、記事掲載はストップ、いつのまにか立ち消えになってしまったのだ。
 いまや、書店に代わって、コンビニは週刊誌の有力な販売チャネル。紙メディアにとってはセブンに置いてもらえるかどうかは死活問題になってくる。
ヘソをまげられてはたまらないということか。

さらに、鈴木会長は大手取次会社「トーハン」出身であり、現在、トーハンの取締役を務めている。
 00年に発売された『鈴木敏文 経営を語る』(江口克彦/PHP研究所)では「いまではチェーン全体の書籍と雑誌と年間売上げは約一四〇〇億円。
基本的にセブン‐イレブンで売っている出版物はすべてトーハン経由ですから、トーハンの売上高の約一割はセブン‐イレブンのもの」と語っているほどだ。

00年当時2兆円だった全売上高は現在3.7兆円になっており、よりセブンの存在感が増していることは容易に想像できる。

 かつて、鈴木会長の独裁体制による社内の閉塞状況をあばいた『セブン-イレブンの正体』(古川琢也、金曜日取材班/金曜日)が取次より配本拒否にあった過去もある。

出版社としてはコトを荒立てたくないのだ。

結局、セブンネットショッピングの自殺記事もコンビニ売りが少ない月刊誌「サイゾー」(サイゾー)で簡単に掲載されただけだった。
出版関係者もこう話す。

「出版社では雑誌の中でも『セブン』という名前をできるだけ使わないという自主規制が働いています。
広告が大量出稿されるラジオ番組でも『東京電力の批判はOKだが、セブン批判はNG』になっています」

 いまや、メディアは報道できないどころか、事実上、セブンのブランドイメージはセブンだけがコントロールできる状態になっているのだ。
          (小石川シンイチ)  
posted by 小だぬき at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アベノミクス審判/ 暮らし置き去りからの転換を

アベノミクス審判
暮らし置き去りからの転換を
2014年12月1日(月) しんぶん赤旗「主張」

安倍晋三首相は「アベノミクスを進めるのか、止めるのか」と強調し、経済政策「アベノミクス」だけが総選挙の大争点といわんばかりです。

原発再稼働や集団的自衛権などが注目されるのを避けたい思惑からですが、格差拡大と景気悪化をもたらした「アベノミクス」を売り物にすること自体、安倍政治の深刻な行き詰まりを示すものです。

総選挙では「アベノミクス」ノーの審判を下し、国民の所得を増やす暮らし最優先の政治へ転換することが求められます。

「この道」は大企業応援

 「アベノミクスで企業が収益を上げ、雇用が増え、賃金が上がれば、消費が拡大し、景気が回復する」―。

安倍首相が街頭演説やテレビ討論で繰り返す宣伝文句です。

大企業は株高や“円安効果”でもうけを増やし、富裕層は株高などでうるおっています。
しかし、賃上げの動きは鈍く、消費者物価が上昇したため、実質賃金は15カ月連続の減少です。
中小企業の「円安倒産」も相次いでいます。

 4月からの消費税増税で国内総生産(GDP)が2期連続で後退するなど「増税不況」が深刻化し、安倍政権は、来年10月からの消費税再増税を1年半先延ばししました。
そんな状態なのに「アベノミクス」をさらに続ければ、来年も再来年も賃上げになって景気が回復し、増税ができるようになるといわれても、「そうですか」と信じる国民はまずいません。  

「アベノミクス」が何より問題なのは、大企業や富裕層のふところを豊かにする対策が第一で、暮らしをよくする対策がないことです。

大企業がもうければ、雇用や賃金が増えるという「トリクルダウン(滴り落ち)」は、世界でも日本でも成功したことはありません。

 「アベノミクス」は暮らしを立て直すどころか、いっそうの暮らし破壊です。
消費税増税と社会保障の「一体改革」は、医療も介護も年金も引き下げのオンパレードです。

安倍首相が「アベノミクス」第2弾に持ち出しているのは、大企業のために法人税の大幅減税をする一方で、雇用、医療、農業などの各分野で規制緩和・撤廃をさらに推進することです。

 富める者をさらに豊かにし庶民に生活苦を押し付ける「アベノミクス」をストップさせなければ、国民の暮らしは立ち行かず、日本経済の健全な成長もできません。

 日本共産党は、「アベノミクス」にかわって、国民の暮らしを第一に、経済を立て直す道を明確に示しています。

(1)人間らしく働ける雇用ルールの確立
(2)暮らしをささえ、人間としての尊厳を守る社会保障
(3)TPP交渉からの撤退、農林水産業、中小企業と地域経済の振興―です。

暮らしの土台を支え豊かにする政策への転換です。

国民を応援する政治へ

 日本経済の6割近くを占める家計消費を温めてこそ、日本経済も低迷から脱却できます。

 首相が「この道しかない」と「アベノミクス」に突き進むのは経済無策ぶりを示すだけです。

「規制改革」を推進してきた民主党は口先で「転換」といっても対抗の足場がありません。
「アベノミクス徹底」をいう維新の党は文字通り首相の補完勢力です。

 「暮らし第一」を掲げる日本共産党を大きく伸ばし、大企業応援政治から国民を応援する政治へ切りかえようではありませんか。
posted by 小だぬき at 12:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「アベノミクスは絵空事」亀井静香が政権を斬る

「アベノミクスは絵空事」
亀井静香が政権を斬る
2014/11/30 18:00 新刊JPニュース

11日21日、自ら「アベノミクス解散」と称して、衆議院解散を決定した安倍晋三総理だが、下がり続ける支持率や、最優先としてきた経済政策の効果がいまだ見えないことから、「アベノミクスの失敗隠し」とも噂され、強い逆風にさらされている。

 そんな中、安倍総理の父、晋太郎氏(故人)の薫陶を受けていた縁で、晋三氏を弟のようにかわいがってきたという衆議院議員、亀井静香氏が、著書『晋三よ!国滅ぼしたもうことなかれ〜傘張り浪人決起する〜』(メディア・パル/刊)を刊行。

間もなく成立2年になろうとしている第2次安倍内閣をぶった切る。

■公的資金の流出を招いただけだった
            「異次元の金融緩和」

 このところ、その効果が否定的に語られることの多い「アベノミクス」だが、亀井氏が「絵空事」と切り捨てているように、「3本の矢」はどれも外れたと考えざるを得ないようだ。

 1本目の矢「異次元の金融緩和」によって、金は確かに世の中に溢れ出したが、その金が向かった先は株式市場だ。

亀井氏は、日経平均株価が15000円を割りそうになるたびに、必ずといっていいほど政府が株価維持目的で公的資金を注ぎ込むというのを、ファンドなど投機筋は見抜いていると指摘している。

そのタイミングで株価が戻るわけだから、彼らからしたら日本の株式市場は「損をしないで博打ができる、夢のような賭場」というわけだ。

 企業への融資と生産活動の活発化を目論んだ「第1の矢」だったが、その結果が、国民年金や郵便貯金といった公的資金の海外金融資本への流出では成功とはとても言えない。

■地方の建設業が激減した今、
         「公共事業」の意味は…

 2本目の矢「機動的な財政出動」だが、これは大ざっぱにいえば「政府から民間の会社に公共事業を発注する」ということを意味する。

しかし、亀井氏が問題点として指摘するのは、今この「公共事業」が成り立たなくなってきていることだ。

 公共事業は多くの場合、政府から大手ゼネコンに発注され、大手ゼネコンから各地方の中小建設会社に振り分けられる。

バブルの時代ならばそれでよかったのかもしれないが、最終的に工事などの実作業を請け負う中小の建設会社は小泉改革前後から激減している。

つまり、公共事業を政府が発注しても、遂行できる会社や職人がいないのだ。
これでは、公共事業をどれだけ発注しても、儲かるのはゼネコンだけ。

地方経済を活性化させる具体策なしに、ただ金をばらまいただけだと言われても仕方のないところだろう
 余談だが、これは東日本大震災の被災地復興も同様で、格好だけ予算を割り当てても、実際に働く人や企業がないために4割近くが未執行になっているという。

 そして、3本目の矢「成長戦略」については、今にいたっても「よくわからない」という人は多いはずだ。

このあたりの事情についても、亀井氏は本書でかなり辛口な評価を下し、「集団的自衛権」「新自由主義」といった、安倍政権を彩るキーワードについても政治家としての豊富な経験と、その経験から導き出される洞察力を元に「大変なことをやってしまった」「とんでもないことになる」と厳しい口調で非難している。

  今は無所属と“浪人”の身分である亀井氏だが、かつては閣僚として引く手あまただった切れ者中の切れ者だ。

本書では、同氏がこれまでの政治活動を振り返りつつ、対米関係や経済、政界といったトピックについて述べるとともに、今後日本が進むべき針路についても重要な提言を行っており興味深い。
その政治観は、総選挙を控えて安倍政権への是非が問われている今、異彩を放っている。                
(新刊JP編集部)
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posted by 小だぬき at 00:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする