2014年12月05日

日本の「おもてなし」賛美の勘違い 「ガラパゴス」だし自由度がない

大石哲之ブログ「大石哲之のノマド研究所」
日本の「おもてなし」賛美の勘違い
 「ガラパゴス」だし自由度がない
2014/12/ 4 12:00 J-CASTニュース

旅館のおもてなしは素晴らしい。
おもてなしは凄い。
ホテルのサービスよりぜんぜん凄い。
これが日本の文化―― なんだか日本のサービスを褒めちぎって持ち上げる言説をここのところ多く見かけるが、これは昔から変だと思っていた。

もう私の連載は炎上が常なので、この際はっきり書いて断言しよう。

はっきりいって日本のおもてなしのサービスは、とんでもないガラパゴスだとおもう。

日本人以外のひとは間違いなく戸惑ってしまう 何故か?

朝のチェックアウトは10時。
まだ眠たいままで旅館を後にしないといけない。
食事は、部屋出しのところもあるが、大部屋が食べることもある。
しかも何時から何時という幅ではなく、6時半といったスタート時間が決まっていることもある。
メニューは選択肢がなく決まったセットコースだけ。
選べるのはお酒の種類くらいだが、それもビールに日本酒が数種類。
ワインにいたってはほとんど種類がない。
それから、そもそもの話、レストランが1軒しかない。

普通ホテルには2つか3つのレストランがある。
辟易するのは、朝食の間に勝手に布団が片付けられていることだ。
部屋に帰って一眠りしようと思っても、片付けられてしまっていて、座布団に寝るしか無い。

日本が誇るおもてなしどころか、どローカルの、ガラパゴスな珍妙なサービスでしかないではないか。

これでは、日本人以外のひとは間違いなく戸惑ってしまう。
「日本は難しい」と。

私の意見では、世界中を相手にするには、最低でも、これらのサービスをインターナショナルなホテルのものに揃える必要があると思う。
チェックアウトは12時にして、食事の時間も自由にして、アラカルトも選べるようにした方がいい。
表記は最低でも英語を併記し、英語を喋れるひとも常駐させる。

「啓蒙を一生懸命行う」は負け戦だと思う

日本のおもてなしは、自由度がない。
たしかにそのおもてなしのフォーマットを知っていて、それに合わせて受け身になれば、丁寧なサービスを受けられるのかもしれないが、フォーマットを知らないひとや、フォーマット以外のことがしたいひとにとっては、とても窮屈に感じるだろう。

たしかに、セットされたものの完成度は折り紙つきなのだろうが、フォーマットをしらなければ楽しめない。

そういうと、こういう反論がくる。

そのフォーマットを外国人に理解させろ、それが日本の文化であり、そこがわからなくては、日本式サービスはわからない。
たしかに仰るとおりかもしれないし、そういう啓蒙を一生懸命行うという方向もあるかもしれないが、これは負け戦だと個人的には思う。

わざわざ旅行先の文化やフォーマットを勉強して、それに合わせて旅行するほどのひとは殆どいない。

我々だって、世界を旅行するのに、各国で細かいマナーが違うのを事前に勉強したりしない。

共通なフォーマットの上に、それぞれのお国柄が見えるくらいで十分だ。
同じように、多くの外国人にとって必要なのは、日本のしきたりの勉強をしなくても怒られないインターナショナルなフォーマットで、そのうえで日本文化も体験できるような施設だろう。

一方、日本文化好きな日本マニアはすでにいるし、そういう人は日本語を勉強して、日本語しか使えない秘境の温泉につかって愉しめばいい。
独自のハイコンテクストな文化を、優しく噛み砕いて説明してわかってもらおうという方向性は行き詰まる。

これは、独自のOSの操作性を良くして勝負しようというようなものといっしょだ。
いくら操作性が良くても、日本に来るためだけに独自OSの操作を学ぼうという人はいない。
OSは揃えておかないといけない。
OSからして独自だと、もはや独自性を出す前でおわってしまう。

行うべきは、ローコンテクストのインターナショナルなホテルフォーマットのなかに、日本の文化を昇華させて楽しんでもらうようにすることだ             
posted by 小だぬき at 12:12 | Comment(2) | TrackBack(0) | 旅行・静養 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

言論弾圧? 逮捕された女性作家は安倍批判“急先鋒”だった

言論弾圧?
逮捕された女性作家は
安倍批判“急先鋒”だった
2014年12月4日 日刊ゲンダイ

 何だか戦前の「特高」事件のようでイヤ〜な感じだ。

 3日、作家の北原みのり(本名・渡辺みのり、44)、漫画家の「ろくでなし子」(本名・五十嵐恵、42)の両容疑者が警視庁保安課にわいせつ物公然陳列の疑いで逮捕された。

ろくでなし子容疑者の女性器をモチーフにした作品がわいせつ性が高いと判断され、それを都内のアダルトショップで並べていた北原容疑者がそろって御用となったのだ。
2人は警視庁の調べに対し、容疑を否認しているという。

 この事件、そもそも、そんなに目くじら立てるコトなのか大いに疑問だが、気になるのは、北原さんが安倍政権批判の「急先鋒」として知られていたこと。

<安倍の自信が気持ち悪くて重たい気分だったけど、安倍が語れば語るほど馬脚を現しまくりで、なんだかこのまま消えてくれる可能性もありるのかしら>
<総理はお金の話ばかりだったな。辺野古や原発や集団的自衛権や特定秘密保護法を争点にして下さいって言えないなんて、小さい男ね。>――。

北原さんのツイッターは、安倍首相の痛烈批判のオンパレードなのだ。

■インタビューで安倍首相を“お子ちゃま”扱い

 今年6月の朝日新聞のインタビューでは、こうも話していた。
<だれが安倍さんを支持しているのか。
(略)『安倍さんは子どもなんだ』と思い至った。

(略)まったく役にも立たないことを、子どもならではの大胆さでやろうとしている。
ヤンキーのケンカさながらに(略)『大人の政治をしなさい』と言いたいですね>

 安倍首相を完全に“お子ちゃま”扱いだった。逮捕直前のツイッターでは<さよなら安倍政権>と書き込み、「自民党議員100人落選キャンペーン」サイトを推奨していた。

 北原さんの指摘はどれもまっとうなものばかりだが、批判を一切許さない“オレ様”の安倍首相は面白くなかったに違いない。

すでにネット上では「不当逮捕」を指摘する声が続出。
ろくでなし子さんの弁護士である山口貴士氏も<今回、警視庁が彼女を逮捕したことは明らかに不当であり、間違っている>と投稿するなど騒ぎになっている。

検察の裏金を暴露しようとして突然、逮捕された元大阪高検公安部長の三井環氏はこう言う。

「今回の逮捕のケースが当てはまるかどうかは別として、権力側は何でもできる。微罪であっても、逮捕することで社会も萎縮する。そういう“効果”があるのです。恐ろしいことです

 安倍首相が絶叫する「この道」の先が心配だ。
posted by 小だぬき at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする