2014年12月21日

叱るのは逆効果!? 「子どもの嘘」に対する正しい対処法

叱るのは逆効果!?
「子どもの嘘」に対する正しい対処法
※ 清水克彦(2013)『よい親 ダメ親 ふつうの親』(アスコム社)
2012.10.10 マイナビウーマン

「嘘付きは泥棒の始まり」などといわれますが、子どもに嘘をつかれると、親としてはかなりショックですよね。
「どうしてそんな嘘つくの!?」とつい声を荒げたくなるかもしれません。
もちろん、嘘はいけないこと。
ただ、「嘘はダメ!」と厳しく叱るだけでは、逆効果なことも……。
委縮した子どもが隠し事をするようになったり、バレないように巧妙な嘘をつこうとしたりするおそれがあるのです。

そこで、教育ジャーナリストの清水克彦さんの著書『よい親 ダメ親 ふつうの親』をもとに、子どもの嘘への対処法をお届けしたいと思います。

■“嘘の背景に何があるのか”
      子どもと一緒に考えよう

子どもの嘘は、主に以下の3つの種類にわけることができます。
(1)自分の失敗や過ちをごまかそうとする嘘
(2)「本当はこうだったらいいな」という願望からつく嘘
(3)両親の関心を引くためにつく嘘

どのタイプの嘘であっても、親は単に叱るのではなく、なぜ嘘をついたのか、子どもと一緒に考えるのが大事。

以下、3つの嘘のタイプごとに対処法を見ていきましょう。

■自分の失敗や過ちをごまかそうとする嘘

たとえば、テストの点数が低かったときに、「僕だけじゃなくて、クラスの子はみんな50点くらいだったよ」などと言う嘘です。
このタイプの嘘は、親が過度な期待を子どもにかけていて、子どももそれを重く受け止めているときによく見られます。
「ダメな自分を見せたくない」と、子どもなりにプレッシャーを感じているのです。
ですから、このタイプの嘘に遭遇した場合は、厳しく叱って子どもをますます追い込むよりも、「自分が期待をかけすぎていたせいなのでは?」とまずは冷静に振り返りましょう。
そのうえで、「うまくいかないこともあるよね」などと声をかけて、嘘をつかざるをえなかった重圧から子どもを解放してあげてください。

■願望からつく嘘

たとえば、リレーの選手になれなかったのに「なれた」と嘘をつくなどです。
この場合、嘘をついたことはきちんと叱ったうえで、「リレーの選手になりたかったんだね。じゃあ次はなれるように練習しよう」などと子どもの気持ちを共有して、一緒にがんばろうという姿勢を見せるようにしましょう。

■親の関心を引く嘘

たとえば、お腹が痛いふりをしたり、「物がなくなった」とさわいだりといった嘘です。
これは不安や寂しさから生じることが多いので、子どもときちんと向き合っているのかどうか顧みましょう。
そして、子どもと過ごす時間を増やしたり、しっかり抱きしめたりして、子どもを安心させることが嘘の再発防止策になります。

■まずは親が嘘をつかないようにしよう

子どもは親を映す鏡。
子どもに嘘をつかせないためには、親自身が正直・誠実なところを子どもに見せることが何よりです。
単に“事実と反することをわざと告げる”嘘だけでなく、親が言い訳するのもよくありません。

たとえば、子どもとの約束をうっかり忘れていた場合に、「だって忙しかったんだから!」と逆ギレするなどです。
そういう不誠実な態度は、子どもに「都合が悪くなったらごまかせばいい」という誤ったメッセージを伝えてしまい、子どもの嘘を引き寄せます。

親がミスをしたときは、たとえ何らかの事情があったとしても、まずは「ごめん、悪かった」ときちんと謝ることが大事です。
子どもは自分の最も近しい存在である親に、つい嘘をついてしまうもの。
子どもに嘘をつかれたら、感情的に叱り飛ばす前に、ぜひここで紹介したことを思い出してみてくださいね。
posted by 小だぬき at 12:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする