2015年10月08日

おとなを拒否する少女

香山リカのココロの万華鏡:
おとなを拒否する少女
毎日新聞 2015年10月06日 首都圏版

 また悲しい事件が起きた。
三重県で高校3年の女子生徒が同じ学校の男子生徒に刃物で胸を刺されて殺害されたのだ。
取り調べで少年は「頼まれて殺した」と述べ、友人らは女子生徒に「自殺願望があった」と語っている。

 事件の詳細はまだ明らかでない部分も多いのでここからは一般的な話をしたい。

10代の少女は、しばしば「おとなの女性になりたくない」と口にする。
女の子の場合、おとなへと成長する中でからだの変化も激しく、それを嫌悪することもめずらしくない。

食事を極端に減らす拒食症の少女は、よく「ほっそりした少年のようなからだは清潔、豊満な女性のからだはきたない」と語る。
その「きたない」というイメージが母親に投影され、「お母さんのようなおとなの女になりたくない」と反発する少女もいる。

 その中に、まれではあるが「心もからだもおとなの女性になるくらいなら、その前にきれいな少女のまま死んだほうがよい」と考えるケースもある。
しかし、この少女たちにとって「死」は空想や物語の世界の出来事で、実際に何を意味しているのかの実感はあまりない場合が多い。

「私がいなくなったら親はどれくらい苦しむかな。それを見たい」などと話す少女に「でも、死んだらその様子を見ることもできないよ」と伝えてハッとした顔をされたこともある。

どうも彼女は「死後も現実の世界を見続けることができる」といった内容の小説を読み、それをうのみにしていたようだった。
 「おとなの女性はきたない」と思い込み、成熟を拒否する少女たちとは、よく「カッコいいおとなにしかできないこと」といった話をする。

自分の人生は自分で切り開けるのだから、すてきな女性として生きる生き方を選べばよいのだ。

「おとなはみな嫌い、というわけじゃないでしょう」
「うん。アフリカとかで医者をやっている女性をテレビで見て感動した」
「じゃ、それを目指そうよ」といった会話も何度かした。

 実際におとなになってみると、心の中は10代の頃とそれほど変わるわけではなく、むしろ好きなことを思い切りやることだってできる。
体重やシワが増えたりすることはあるけれど、「きたない」と思うほうが間違っているとも気づいた。
「きれい、清潔」と思える生き方かどうかは、年齢や見た目が決めるのではない。

「おとなになりたくない」少女たちには、恐れずにおとなの女性になって自分らしさを十分に花開かせてほしいと願っている。
            (精神科医)
posted by 小だぬき at 12:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スクープ:安倍内閣の新農水相に暴力団との癒着

スクープ!
安倍改造内閣の新農水相・森山裕が
暴力団と“黒い交際”…
暴力事件が起きた時、組事務所にその姿が
2015.10.07. LITERA(小和田三郎)

 安倍晋三首相は本日7日、内閣改造に踏み切った。
19閣僚のうち10人を一気に交代させる大幅改造だ。
「改造といえば、新閣僚のスキャンダルが怖いため、小幅な入れ替えにとどめたいのが時の首相の本音のはず。
ところが今回、大幅改造の上に、初入閣が9人も出た。

懸案の安保法案が成立したことに安倍首相も気を許したのだろう」(大手紙政治部記者)
 その気の緩みのせいか、新閣僚には、すねに大きな傷を持つ人物が入っていた。

それは、農林水産大臣の森山裕衆院議員だ。
しかも、疑惑の内容はなんと、地元・鹿児島に拠点を置く暴力団との“黒い交際”である。

 今から26年前、1989年9月に鹿児島県の地元紙などが報じたところによると、当時、鹿児島市議会議長だった森山氏は、市内の暴力団組長らが起こした暴力事件で、現場となった組事務所に同席し、暴行に関与した疑いで、鹿児島県警および鹿児島地検から事情聴取を受けた。

 当時の報道によると、問題の暴行事件が起きたのは前年の1988年夏。
暴力団幹部らは、鹿児島市内の中古車販売業者が借金を取り立てられて困っていると聞きつけ、取り立てをしていた男性を組事務所に呼んで暴行、10日間のけがを負わせたという。

 森山氏は取り立てを受けた中古車販売業者の実兄が経営する外車販売会社の副社長を兼職しており、この兄弟とは親密な仲。
状況から見て暴力団に取り立て業者への脅しを依頼したのは明らかだった。

 実際、県警はその後の捜査で、事件当時、組事務所の別のフロアにある応接室に森山氏とこの兄弟が待機していたことをつかみ、暴行事件に関わった疑いがあるとして、森山氏に対して県警が2日間にわたり、地検が1日それぞれ事情を聴いた。

 しかし、森山氏は「組事務所の1階にはいたが、暴行事件のあった4階の現場は目撃していない」と容疑を否認したという。

「県警は検察も巻き込んでかなり慎重に捜査を進めたが、結局、鹿児島市議会議長という大物ということで、事件化されないまま終わった。
ただ、報道が大きくなされたため、森山氏が自ら『世間を騒がせたので、けじめをつけたい』と市議会議長を辞職することで決着をつけた形でした」(地元紙関係者)

 森山氏は当時、報道機関に対して、「中古車販売業者が激しい取り立てに遭い、ら致されたと親族から相談を受けて、助けたいと思った。

兄の外車販売会社社長から『料亭の前まで来てほしい』と呼び出しがあり、料亭の前にある暴力団事務所に結果的に出向いてしまった。
今からしてみれば、軽率な行為だった」などと意味不明な釈明をしていた。

 だが、森山氏がどう言い訳しようとも、この農水大臣が暴行のあった組事務所内で待機しており、暴力団への依頼者サイドに立っていたのは間違いない。

実際、森山氏は他にも、暴力団幹部の子供の誕生祝いに出席していたことなども発覚。
鹿児島では、その“黒い交際”は知る人ぞ知る事実なのだ。

 26年前の事件とはいえ、暴力団との交際の過去がある政治家を閣僚に起用するのは、不適切きわまりない。
しかも、現内閣は指定暴力団「山口組」や「工藤会」の壊滅作戦をうたっているのではなかったか。
そんな政権で、暴力団の暴行事件の現場にいるような人物が閣僚の椅子に座っていていいのか。  

そして、森山新大臣は暴力団との“黒い交際”を解消できているのかどうか。
ぜひ就任会見で追及してもらいたいところである。
                            (小和田三郎)
posted by 小だぬき at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする