2016年06月01日

首相の増税再延期 税の議論をゆがめるな

首相の増税再延期
 税の議論をゆがめるな
毎日新聞「社説」2016年5月31日 東京朝刊

 税と社会保障の将来に大きな影響を与え、これまでの首相の発言ともつじつまが合わない判断だ。
 安倍晋三首相は来年4月に予定されていた消費増税を2年半後に先送りする方針を固めた。
首相は通常国会の閉幕間際に政府・与党内で調整を急いでいる。

 2014年11月18日、増税の1年半延期を決め衆院を解散して民意を問う際に首相は記者会見し、
「再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりと断言いたします。必ずや(増税可能な)経済状況をつくり出す」と語っていた。

発言の重みはどこへ

 それが1年半を経て、180度近い方針転換である。
首相発言の重みやこれまでの国民との約束はどうなってしまうのか。
しかも、その根拠は著しく説得力を欠いている。  

第一の問題点は、海外の経済状況に再延期の責任を転嫁しようとしていることだ。
 首相は主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で世界経済が「リーマン・ショック前に似ている」との認識を示し、「危機に陥る大きなリスクに直面している」と記者会見で強調した。
再延期の判断基準を首相は「リーマン・ショックや東日本大震災のような事態」と説明してきた。
増税再延期の地ならしをサミットで図ったとみられている。
 だが、首相の認識は、ほかの首脳とは異なる。
英仏の両首脳は「危機ではない」と述べていた。
サミットの首脳宣言も「新たな危機に陥ることを回避する努力を強化する」との表現であり、首相の言いぶりとは落差がある。

 むしろ問題があるとすれば、国内の経済状況の方だろう。
デフレ脱却の道筋は見えず、日本経済は本格的な回復に至っていない。

 増税できないほど状況がよくないというのであれば、まずはアベノミクスの失敗を率直に認めるべきだ。
海外要因を挙げて正当化しようというのでは、議論が逆立ちしている。

 第二の問題点は、増税再延期がもたらす社会保障への影響だ。

 税率を10%に上げることで、政府は低所得年金受給者への給付金など社会保障の充実に1・5兆円程度をあてる予定だった。
子育て支援など「1億総活躍社会」のプランもまとめたばかりだ。
保育士や介護士の賃金改善だけでも2000億円規模の財源が必要だが、確保はますます難しくなる。

 財政再建への影響も懸念される。
国と地方の借金は1000兆円を超え、先進国で最悪の水準だ。
政府は「基礎的財政収支の20年度黒字化」を目標としているが、再延期すると達成は一段と厳しくなる。

 今回の判断は首相が憲法改正のステップと位置づける参院選直前のタイミングで下された。14年の衆院解散と同様、税制を政権維持の道具に使う構図が繰り返される。

 アベノミクスの効果が暮らしに反映されず、多くの国民の生活実感が厳しさを増しているのは事実だろう。
毎日新聞の最新の世論調査では10%への引き上げについて66%が先送りに賛成している。  消費税率を2段階で10%に引き上げる道筋は野田佳彦内閣時代の12年、自民、公明、民主による3党合意に基づく。

選挙で逆風を呼びやすい増税問題を政争から分離することで、社会保障の安定財源を確保しようとする政治の知恵だった。
合意当時の世論調査では、44%の人が関連法の成立を評価している。

政治への信頼を損なう

 それが今、首相は再延期方針を固め、民主党を継承した民進党も来春の増税に反対している。合意の枠組みはもはや実質的に崩壊寸前と言っても過言ではあるまい。

 危機的な財政と、急増する社会保障の需要に対処するためには、安定財源が欠かせない。
私たちは来春に増税を予定通り実施できる環境整備の必要性を主張してきた。
 10%への引き上げと同時に、食料品など生活必需品の税率を抑えるための軽減税率が導入されることが決まっている。
低所得者の負担感がある程度、軽減されることが期待されている。

 ところが首相は国民に消費税の意義を説くどころか、逆にマイナス面をあおっているようだ。  
首相方針通りに増税が2年半延期された場合、実施は19年10月となるため、同年の統一地方選や参院選以降となる。
しかも首相の自民党総裁としての任期は延長されない限り18年秋で切れるため、増税時期が任期を越えてしまう。
国民の政治への信頼を損ないかねない無責任な対応である。
 首相方針は与党内で十分な議論を経ないまま、いきなり示された。
麻生太郎副総理兼財務相が首相の方針を聞いて難色を示し、再延期の場合は衆院を解散して民意を問うよう促したのも違和感の表れだろう。

 野党は強く反発している。
4野党は、再延期は経済失政が原因として首相に退陣を求め、内閣不信任決議案の提出を検討するなど通常国会は最終盤で緊迫している。
 国民の生活に大きく影響する消費税に関する基本方針の転換だ。
徹底的に議論を尽くすべきだ。
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2016年06月02日

形骸化進む3党合意=「今後は増税無理」の声も―消費税

形骸化進む3党合意
=「今後は増税無理」の声も
―消費税
時事通信 6月1日(水)14時42分配信

 安倍晋三首相が消費税増税の再延期を決断したことで、2012年に自民、公明、民主(現民進)3党が増税の枠組みを決めた「3党合意」は形骸化が進んだ。

 社会保障の拡充や財政健全化の道筋に影響が出るのは確実。
自民党内では「この先、消費税は上げられない」(ベテラン)との声も漏れており、合意が死文化する可能性すらある。

 3党合意は、民主党政権下で交わされた「社会保障と税の一体改革」をめぐる取り決め。
消費税増税で安定財源を確保することにより、社会保障制度を維持・拡充させ、財政再建も同時達成することが狙いだ。
合意を踏まえて成立した関連法は、5%だった消費税率を14年4月に8%、15年10月に10%に順に引き上げると規定。
増収分は、年金、医療、介護に加え、子育てなどの財源に充てることを決めた。

 民主党下野後、政権に就いた安倍首相は就任時の記者会見で「3党合意に基づき、社会保障と税の一体改革を継続する」と明言。
だが、8%への引き上げは予定通り実施したものの、税率10%は今回も含め2度にわたって先送りした。

首相周辺は増収を見込んだ社会保障充実について「全部はできない」と吐露した。
 民進党の岡田克也代表は「合意を無視している」と首相への批判を強めている。
ただ、岡田氏も先の党首討論で、10%への引き上げを延期し、社会保障費は赤字国債で賄うことを首相に提案した。
公明党の井上義久幹事長は「合意の趣旨を真っ向から否定することになる」と応酬している。 
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2016年06月03日

病院でイラッとした医者の態度4つ

ちょっと、どこ見てんのよっ!?
病院でイラッとした医者の態度4つ
2016.6.2 マイナビウーマン編集部

数多くの患者さんを診なくてはならないお医者さんは、大変な思いをしていることも多いはず。とはいえ、あまりにひどい態度に正直ガッカリしてしまったという女性たちの声も……。
そこで今回は、病院でイラッとした医師の態度について、女性のみなさんの本音をぶっちゃけてもらいました。

■話を聞かない

・「こちらの話をまともに聞かず、”○○が流行ってるから、多分それだ”と決めつけられたことがある。信用できない医者だなぁと思った」(33歳/食品・飲料/事務系専門職)
・「こちらの話をろくに聞かず、『こうだからこうなったんでしょ』と自分の意見だけで診察を進める」(28歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「こっちの話をまったく聞かない」(24歳/生保・損保/事務系専門職)

なかなか患者さんの話に耳を傾けてくれない医師に、不安を抱く声が多く集まりました。
たしかに医師はたくさの知識を持っていて、説明されても素人ではわからないこともあるの。
ですが、しっかりと患者側の話を聞いて、くわしく説明してくれるだけで、こちらとしても安心できますよね。

■パソコンばかり見る

・「顔を見ないで、パソコンばかり見ている。『それで何がわかるの?』と言いたくなる」(27歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)
・「パソコンの画面ばかりを見ているお医者さん。もうちょっと親身になって聞いてほしい」(25歳/食品・飲料/専門職)
・「こちらの顔を見ず、パソコンばかり見ている」(33歳/食品・飲料/事務系専門職)

カルテもほとんどが電子カルテとなっているので、たいていの病院ではパソコンの画面を見ながらの診察となっています。
検査の結果もパソコン画面なのでどうしても、画面を見ながら話してしまいがち……。
ですが、目を見て話をしてくれるお医者さんに出会うとほっとしますよね。

■上から目線

・「上から目線で話をする。患者ではあるけど、人間として下ではないと思うから」(30歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「歯医者の話し方が高圧的で、治療も無理やりな気がして、嫌だった」(27歳/情報・IT/技術職)
・「偉そう。『何様!?』と思う」(26歳/商社・卸/事務系専門職)

すべてのお医者さんがというわけではありませんが、中には偉そうに話す人もいるようです。
こういった話し方をされると、治療を押しつけられているような気がしてしまいますよね……。

■待ち時間が長いのに診察は数分で終了

・「長い待ち時間なのに数分の診察で終了」(31歳/建設・土木/事務系専門職)
・「体調の悪い中、1時間以上待って診察時間は3分だったときにイラッとした」(25歳/医療・福祉/専門職)
・「長時間待たされたのに、診察はちゃちゃっと簡単な感じで終わらされた」(27歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

実際に病院では、1時間以上待たされることもザラにありますよね。
病院は具合が悪いときに行く場所。
誰が悪いわけでもないはずなのに、延々と待ったあげく、診察はさらっと終わってしまうと、イライラしてしまうこともありそうです。

<まとめ>

どこの病院に行っても患者さんが多くて、長時間待たされたという人も少なくないかもしれません。
ということは、お医者さんもいろいろと忙しいということになりますよね。
多少は苦労を察してあげることも必要かもしれませんが、中には、それ以前に……ということもあるようですね。
みなさんは、こんな経験ありますか?
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「男の更年期障害」が増えている?

「男の更年期障害」が増えている?
中高年の6人に1人が発症
ビートたけしやテリー伊藤も襲われた
2016年6月2日(木)5時0分配信 キャリコネ

働き盛りの中高年男性の「更年期障害」が急増しているという。
5月26日放送の「あさチャン!」(TBS系)によると、中高年男性の発症率は実に6人に1人。
国内では600万人もの患者がいると推測されている。

これまで更年期障害といえば、閉経前後の女性特有の症状とされてきたが、男性の場合も深刻らしい。
番組が取材した男性更年期の専門外来があるクリニックでは、院長が「昨年度の1.5倍の患者が見えている。
潜在的な患者は相当数いる」と明かした。
                               (文:みゆくらけん)

原因は男性ホルモンの減少。
生活習慣病の悪化も この日、治療に訪れていたのは42歳の男性会社員。
去年から突然寝られなくなり、めまいのような症状が続いているという。
不調は体だけではなく、「急に不安感に襲われる」といった精神面にも及ぶ。
集中力も低下し、仕事の効率が落ちたことでさらに落ち込む。
原因が分からないことには治療もできず、まさに悪循環のスパイラルだ。

「痛いとか骨折しているとかではないので、なかなか(周りに)相談できなくて、なおさら辛い」
クリニックで調べたところ、診断結果は「LOH症候群」。
男性ホルモンが減少することで引き起こされる男性更年期障害であることがわかった。
治療は男性ホルモンを補充する注射を行うことで症状を緩和させる。
中には、不調があってもそれが更年期障害だと疑えず、クリニックを受診しない人もいる。

院長は症状を放置するリスクについて、「男性ホルモン低下により、内臓脂肪が増えて筋肉量が減ってくる。
そうすると生活習慣病が悪化して、糖尿病と高脂血症、血圧の問題も出てくる」と話している。

たけしの悩み「1日3回ぐらい意見が変わる」
めまいや頭痛といった体の症状に出てくる人もいれば、やる気の低下やイライラなど精神面に出てくる人もいるのが更年期障害。鬱病と間違われやすいのも特徴だ。

有名人では、テリー伊藤が「女性にも音楽にも、街の景色にもときめかない自分がいた」と過去の体験を振り返る。

ビートたけしも悩まされ、50歳過ぎの頃に「受ける」といった仕事の依頼をその日の夜に「やらない」と言い、また次の日の朝になって「やっぱりやる」と言うように、気分がコロコロ変わる自分に振り回されていたという。
「ひどい時には1日3回ぐらい意見が変わる。
あぁ、これは絶対に体に異変が起きていることで考え方にも異変が起きている、とよく分かる」(2015年7月の新CM発表会見より)

やっぱりホルモンって凄い。
たけしでも太刀打ちできないものなんだなァと思う。
現在34歳女性の筆者も、ホルモン様の威力には毎月恐れおののいている。
月経直前など、体も心もお肌も絶不調!イライラを解放すべく、「悪い子はいねぇーがぁ!?」となまはげのように人や物にブチ当たり散らしている。
自分ではどうしようもない。

10項目のチェックリストで自己診断を
でも、こういうホルモンによる症状って女性は体験的に理解できても、月経のない男性には「受け入れ」がなかなか難しそう。
「それ、更年期障害かもよ」って周りが気づかせてあげるのも優しさなのかもしれない。
不調が更年期によるものだと知るだけでも、本人も周りも少しはラクになるものだから。
患者自体が増えているかどうかは分からないが、治療でよくなる人が多いことはいいことだ。
さて、以下は更年期障害のチェックリスト。

10項目のうち、自身に当てはまるものはいくつあるだろう。
1.総合的に体の調子が思わしくない
2.自分だけ暑かったり、汗をかいている
3.「あれ」「それ」などの言葉を多用している
4.仕事や家事のやる気が出ない
5.よくイライラする
6.ぐっすり眠れない
7.人との約束をよく忘れる
8.大好きだった趣味などに興味がなくなった
9.動悸や息切れが多くなった
10.頭痛・めまい・吐き気がよくある

3つ以上当てはまった人は要注意。
6つ以上の場合、男性は泌尿器科、女性は婦人科で診てもらうことをおすすめする。
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2016年06月04日

27年目の天安門事件 中国SNSで広がる「追悼画像」拡散計画

27年目の天安門事件
中国SNSで広がる
「追悼画像」拡散計画
2016.6.3 Forbes Japan

北京の天安門広場で、民主化を求める学生たちが中国人民解放軍に武力鎮圧された天安門事件は6月4日で27年目を迎える。
中国政府がこの事件を闇に葬ろうとする一方で、香港では数百人がデモ行進を行い、台北とワシントンでも追悼行事が予定されている。

民主化運動家たちは、何百人とも何千人とも言われる犠牲者が出た1989年の天安門事件を中国共産党リーダーに黙殺させないために、独自の行動に出ようとしている。

例年は事件について何も触れない中国政府は、25年目の節目に「1980年代に公共の場で”違法活動家”を鎮圧した」と認めた。

男女がペアで「6月4日」のTシャツを着る 運動家たちは今年、6月4日を思い起こさせるため、例えば女性が”6”、男性が”4”と記された黒のTシャツを着てペアで写真を撮るよう中国の市民に呼び掛けている。
黒のTシャツを着て哀悼の意を示す動きは香港で2012年に始まった。
現地メディアは、事件当時の学生指導者の一人で今は台湾に住むウーアルカイが、”6”と”4”のTシャツ姿の写真を撮ってオンラインでシェアする計画を語ったと報じている。

中国政府が写真を掲載したサイトをブロックしたり、映っている当人を特定しようと動くのは間違いない。
中国南部の湖南省の警察官は5月、SNSのWeChatで写真のシェアを提案した市民を事情聴取した。
中国内でこれらの写真のシェアが拡散するか否かは、投稿者がいかにインターネットの検閲をかいくぐれるかにかかっている。

ウーアルカイシは言う。
「多くの人が行動すれば、ブロックはしきれないだろう。
中国政府が天安門事件を忘れさせようとしてもそれは不可能だ。
だから彼らはピリピリしているのだ」
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2016年06月05日

ネットとマスコミの醜悪な“子殺し事件化”願望

北海道の男児行方不明で
「父親の殺人」のデマ…
寝屋川の事件でも見せた
ネットとマスコミの醜悪な
“子殺し事件化”願望
2016.06.04.LITERA(宮島みつや)

 北海道七飯町の山林で行方不明になっていた小学生男児(7)が、6月3日朝、鹿部町の陸上自衛隊駒ケ岳演習場内で発見され、無事保護された。

この小学生の行方が分からなくなったのは先月28日。
道警、消防、自衛隊が大掛かりな捜索を行うも1週間近く発見できず、海外メディアもこの行方不明事件を報じるなど大ニュースになった。

 報道によれば、男児は28日夜から陸自演習場内施設にいたと語っており、命に別条はないという。
とにもかくにも無事であったことに胸を撫で下ろすばかりだが、しかし男児が発見されるまでのネット上の反応はといえば、かなり酷いものだった。

 事件発生から一夜明けた29日、男児の父親が当初「山菜採りの途中にはぐれた」としていたのを「『しつけ』のため車から降ろした」と説明を翻すと、ネットでは父親が悪意をもってなんらかの行為を行ったとするツイートや2ちゃんねるへの書き込みが相次いだのだ。

〈親はまだ隠してるんじゃね?〉
〈置き去り(生きたままとは言ってない)〉
〈父親、あんな事してよく取材受けられるよなあ。本当は殺ったんじゃないか〉
〈山に置き去りの事件未だに見つかってないっておかしくない?絶対この親が殺したべ…〉
〈ころされているにきまっている。しつけ、ふざけるな!うざったいから遺棄して殺した。それが真実だね〉

 そして、こうした2ちゃんねる等の書き込みをまとめたサイトが、この「父親による殺人遺棄説」を煽るようなまとめ記事を次々と投下していったことで、その勢いは加速していく。

たとえば、ネット右翼御用達の悪質まとめサイト「あじあにゅーす 2ちゃんねる」では、5月31日から6月2日かけて、こんなタイトルのまとめ記事を連投していた。
「事件に急展開!!! 父・母・姉の口裏合わせが完全崩壊!!! ついに秘密の暴露キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! ○○逮捕に向けて一気に流れが変わったぞ!!!」
「インタビュー中の父親の目がヤバイwwwwww 2ch「目は正直だなおい」
「これはもうダメかもわからんね」」
「北海道警察が父親をロックオンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 今後の捜索方法を道警が発表!!!! 父親完全終了wwwww」

 いうまでもなく、これらは2ちゃんねる等の根拠のない書き込みを誇大化してタイトルにした“釣り”である。
しかし、こういった悪質まとめサイトの動きと、道警、消防、自衛隊による大規模捜索に進展がなかったことも重なり、ネット上ではどんどん「父親による計画殺人」「母親も姉もグル」などという与太話が、あたかも事実のごとく流布されていったのだ。

 素人の探偵気取りに悪質まとめサイトの煽り……はほとほと嫌気がさすが、しかも、こうしたネットの声にひきずられるかたちで、ワイドショーのコメンテーターや週刊誌の一部までもが、父親が証言を翻したことなどに疑問を呈し、殺人事件を匂わせるようなことを言い出す始末だった。

 だが、実際には、事件発生から早い段階で、現場の記者たちの間では「殺人の線はない」という認識でほぼ一致していたという。

「道警は保護責任者遺棄容疑の可能性もあるとして、両親や姉を事情聴取していましたが、矛盾点はなかった。
だいたい、もしも殺人ならば、男児の行方が分からなくなってからすぐに現場で捜索願を出すのは不自然でしょう。
そういうことから、第三者の介入の可能性はともかくとしても、当局が家族による殺人の線を考えていないのは捜査関係者の話からも明らかでした」(全国紙社会部記者)

 ようするに、取材のイロハも知らないネット民や一部のメディアが、勝手に妄想を働かせ、「親が殺した」と決めつけていた、というわけである。

 しかし、これは決して笑い事ではない。
子どもが行方不明になって不安と動揺に包まれている一般市民を犯罪者呼ばわりして、攻撃するというのは、明らかに人権侵害だ。
 言っておくが、これは結果論で言っているわけではない。

権力をもつ政治家や自らメディアに露出している有名人なら疑惑段階でいろんな追及を受けても当然だろう。
しかし、彼らはなんの反論の場ももっていない一般市民なのだ。
そんな弱者に対して、なんの証拠もないのに探偵気取りで嬉々として「犯罪者」扱いするというのは、どうかしているとしか思えない。

 しかも、こうしたネットやメディアの暴走は今回の騒動がはじめてではない。
むしろ、最近は、子どもが関係する事件が大きく報じられるたびに、事件の全容が明らかになる以前から「親の子殺し」と決めつける言説が流布されることが、パターン化している。

 たとえば、昨年2月に川崎市の河川敷で中学1年生が、少年グループに暴行の末殺害された事件では、報道直後から被害者少年の母親が犯人だとする言説がネットで跋扈した。

他にも、昨年8月、大阪府寝屋川市の中学生男女2人が行方をくらましたあと遺体で発見された事件でも、ネットでは母親の犯人説や虐待死隠蔽説が流れ、一部の週刊誌記者までも、その線で取材を進めていたという。

 しかも、これらはすべて最初から捜査関係者が「ありえない」といっていたなんの根拠もないデマだった。
ようするに、彼らは行方不明を心配しているわけでも、殺人事件の真相を追及しようとしているわけでもない。
エンタテインメントとして事件を消費するために、最初から「子殺し」という“刺激的なニュース”をつくろうとしているだけなのだ。
そしてこの自分勝手な欲望を満たすために、被害者の家族を晒し者にし、粗探しをして、袋叩きにする。

 繰り返すが、権力を持つ公人やマスコミに露出している有名人なら疑惑を徹底的に追及して言論で批判するのは当然だ。むしろ、何度チェックしてもしすぎるということはない。

 しかし、この国のメディアやネットの動きは全く逆だ。
公権力を批判的に検証する報道や言論をほとんど行わず、大手芸能プロの芸能人はどんな不祥事を起こしても一切報道しない。

それどころか、数少ない真っ当な権力批判を「偏向」「反日」と攻撃し、つぶしにかかる。
一方で、相手が反論する術を持たない一般人となると、まるでその憂さを晴らすように嬉々として“妄想的バッシング”を繰り広げるのだ。

 この国のメディアやネットのグロテスクな状況をなんとかしないと、このつけは必ず国民に返ってくるだろう。
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2016年06月06日

古舘伊知郎“最後の一刺し”がギャラクシー賞

『報ステ』古舘伊知郎“最後の一刺し
”がギャラクシー賞を受賞!
安倍とヒトラーの類似性をドイツ取材で証明
2016.06.03.LITERA(水井多賀子)

 この1年間で放送された優れた番組に贈られるギャラクシー賞の贈賞式が、昨日6月2日、都内で行われた。
注目は、テレビ朝日『報道ステーション』の「特集 ノーベル賞経済学者が見た日本」(2016年3月17日放送)
「特集 独ワイマール憲法の“教訓”」(2016年3月18日放送)がテレビ部門大賞を受賞したことだろう。

 ギャラクシー賞は毎年、特定非営利活動法人「放送批評懇談会」がNHK、民法放送各局から独立して審査・顕彰するが、ニュース番組が大賞を受賞するのは初めてのこと。

そして、大賞を受賞した『報ステ』の特集「独ワイマール憲法の“教訓”」は、現在、安倍首相が改憲での創設に強い意欲を見せている「緊急事態条項」と、ヒトラーが独裁に利用した「国家緊急権」が酷似していることを鋭く指摘したもの。
それも、古舘伊知郎キャスターが直接ドイツからレポートして、権力が暴走する歴史を丹念に検証するという力作であった。

 ご存知の通り、『報ステ』はこれまで、安倍政権からの有形無形の圧力にさらされてきた。
古舘氏は今年の3月末をもって番組を降板。
最後の出演で古舘氏は“圧力がかかって辞めるわけではない”としつつも、「ただ、このごろは、報道番組で、あけっぴろげに、昔よりもいろんな発言ができなくなりつつあるような空気は、私も感じています」と、放送メディアが安倍政権を忖度し、現場も自由な報道ができていない現状を率直に語った。
 その意味で、今回、古舘氏の“最後の一刺し”であった「特集 独ワイマール憲法の“教訓”」が、ギャラクシー賞の大賞に輝いた意味は大きい。

さらに贈賞式では、同じく今年の3月でNHK『クローズアップ現代』を降板した国谷裕子氏に特別賞が授与され、古舘氏と二人三脚で『報ステ』を支えてきた元プロデューサー・松原文枝氏がスピーチをするなど、現在の放送メディアの苦境を現場の人間が臆さずに跳ね返そう、という強い意志を感じるものだった。

 放送メディアには、政権の圧力に屈さず、決して忖度することのない番組作りをしてもらいたいと切に願う。
目前にある日本社会の危機を真摯に検証し、愚直に報道することこそが、視聴者がメディアに求めているものに他ならないからだ。
 以下に、今回ギャラクシー賞の大賞に輝いた『報ステ』の特集を、当時本サイトが紹介した記事を再録するので、ぜひこの機会にいま一度、じっくりとその内容をお読みいただきたい。
           (編集部)
********************
 昨夜3月18日に放送された『報道ステーション』(テレビ朝日)が、いま大きな話題を集めている。
というのも、昨夜の特集は安倍首相が改憲の入口として新設を目論んでいる「緊急事態条項」。しかも、ヒトラーが独裁のために悪用した「国家緊急権」と重ね合わせるという、安倍首相が激怒すること間違いなしの内容で、古舘伊知郎キャスター自らがドイツへ渡りレポートする力の入れようだったからだ。

 まず、古舘キャスターはドイツからのレポートの最初に、こう話した。
ヒトラーというのは、軍やクーデターで独裁を確立したわけじゃありません。
合法的に(独裁を)実現しているんです。
じつは、世界一民主的なワイマール憲法のひとつの条文が、独裁につながってしまった。
そしてヒトラーは、ついには、ワイマール憲法自体を停止させました

「ヒトラー独裁への経緯というのを振り返っていくと、まあ、日本がそんなふうになるとは到底思わない。
ただ、いま日本は憲法改正の動きがある。
立ち止まって考えなきゃいけないポイントがあるんです」

 独裁の道に走らせたワイマール憲法の条文、それこそが「国家緊急権」だ。
「大統領は公共の安全と秩序回復のため必要な措置を取ることができる」という条文をヒトラーは悪用、集会やデモの開催を禁止し、出版物を取り締まり、共産主義者を逮捕し、野党の自由を奪い、あらゆる基本的人権を停止させた。
ここまでは教科書にも書いてあることだが、本題はここから。
この「国家緊急権」が「緊急事態条項」とそっくりではないか、と言及するのだ。

 国家緊急権と緊急事態条項がそっくりだというのは、本サイトでも昨年から繰り返し指摘してきた。
安倍政権は大規模な自然災害時に迅速に対応するために緊急事態条項が必要なのだと強調するが、これは建前に過ぎない。
事実、自民党による憲法改正草案の該当箇所には、こうある。

《(緊急事態の宣言) 第九十八条 内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。》

「災害時のために」と言うわりに、自然災害が出てくるのは最後の3番目である。
しかも草案では、緊急事態宣言は国会の承認が必要だが事後でもいいことになっており、これは事実上、事後承認でやりたい放題できる、ということだ。

 くわえて草案には、ダメ押しで、《この場合においても、第十四条、第十八条、第十九条、第二十一条その他の基本的人権に関する規定は、最大限尊重されなければならない。》とある。
つまり、法の下の平等、身体の拘束と苦役からの自由、思想と良心の自由、表現の自由といった人類普遍の権利でさえ「最大限尊重」(厳守ではない)程度の扱いになるのである。

 夏の参院選で与党が3分の2以上の議席を獲得し、緊急事態条項の新設となれば、いよいよ本当に安倍首相はヒトラーのように独裁にひた走るのではないか──。

実際、昨夜の『報ステ』では、ワイマール憲法の権威であるドイツ・イエナ大学のミハエル・ドライアー教授にこの緊急事態条項を見せたところ、ドライアー教授はこう述べていた。
「この内容はワイマール憲法48条(国家緊急権)を思い起こさせます。
内閣の一人の人間に利用される危険性があり、とても問題です。

 一見、読むと無害に見えますし、他国と同じような緊急事態の規則にも見えますが、特に(議会や憲法裁判所などの)チェックが不十分に思えます。
(中略)なぜ一人の人間、首相に権限を集中しなければならないのか。
首相が(立法や首長への指示など)直接介入することができ、さらに首相自身が一定の財政支出まで出来る。
民主主義の基本は「法の支配」で「人の支配」ではありません。
人の支配は性善説が前提となっているが、良い人ばかりではない

 良い人ばかりが首相になるわけではない。
現状の安倍政権の強権的な態度を考えると、じつに含みのある話である。

さらに番組ではスタジオゲストとして、昨年の安保法制の国会審議の際、与党の推薦で参考人として国会に招致され「安保法制は違憲」という見解を示した長谷部恭男・早稲田大学法学学術院教授が登場。
長谷部教授は、「内閣総理大臣がそう(緊急事態だと)思えば(緊急事態宣言を行える)という、主観的な要件になっている。
(発動要件が客観的ではなく)非常に甘い」

「場合によっては怪しいと思われれば令状なしで逮捕される、そんなことになるということも理屈としてはあり得る」と緊急事態条項の危険性を述べ、また、“緊急事態条項が必要ならば憲法に入れるのではなく法律を設けたらいい話なのではないか”という見解も示した。

 このように、多角的に緊急事態条項を掘り下げた『報ステ』。
しかし、古舘キャスターは番組中、「ヒトラーのような人間が日本に出てくるとは到底想定できないんですが」と何度も念を押し、さらには一度たりとも「安倍」という二文字を発しなかった。
 だが、この特集のテーマは緊急事態条項と国家緊急権の類似性のみに留まらず、緊急事態条項の新設を目論む安倍首相の危険性をも暗に伝えるものだった。

 たとえば、ドイツからのリポートVTRでは、ヒトラーが経済政策と民族の団結を全面に打ち出したこと、ヒトラーが「強いドイツを取り戻す」という言葉で民衆から支持を得ていったこと、そしてヒトラーは巧妙に言葉を言い換え、独裁を「決断できる政治」に、戦争の準備を「平和と安全の確保」と表現していたことを、古舘キャスター自らが紹介した。

お察しの通り、これはすべて安倍首相に置き換えられるものだ。
 というよりも、ヒトラーの手法を安倍首相が多分に意識し、真似ているといったほうがいいだろう
現に自民党は、自民党東京都支部連合の事務局広報部長(当時)がヒトラーの選挙戦略を学ぼうという『HITLER ヒトラー選挙戦略』(小粥義雄/永田書房)なるナチス礼賛本を出版。高市早苗総務相が「著者の指摘通り勝利への道は『強い意志』だ。
国家と故郷への愛と夢を胸に、青年よ、挑戦しようよ!」という推薦文を寄せていた(ちなみに同書は批判が殺到し、わずか2カ月で絶版回収されている)。

 まさに、日本がいま置かれた危機的状況のなかで警鐘を鳴らす、渾身の特集。
既報の通り、政権からの圧力によって降板に追い込まれた古舘キャスターだが、この放送はそんな古舘氏と番組スタッフたちによる、じつに真っ当な方法による“政権への反撃”だったのだろう。

 古舘キャスターは特集の最後を、こんな言葉で締めくくった。
「とにかく立ち止まってじっくり議論をする、考えてみるということが、この条項に関しては必要ではないか、その思いで特集を組みました」
 こうした重要な情報を視聴者に伝えるのが、本来の報道の役割であるはず。
だが、ヒトラーよろしく日本の独裁政権はこれを“偏向報道”と呼び、不都合な事実を伝えるキャスターたちをことごとく握り潰すことに成功した。
まさしくいま恐ろしい国になりつつあるが、最後に気概を見せた『報ステ』は、古舘キャスター最終日の31日の放送まで見逃せないものとなりそうだ。
大いに期待したい。
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小2男児無事保護も “虐待大国ニッポン”に世界が厳しい目

小2男児無事保護も
“虐待大国ニッポン”に
世界が厳しい目
2016年6月5日 日刊ゲンダイ

 本当に無事で何よりだが、これにて一件落着とはいきそうにない。
北海道七飯町の“しつけ置き去り”騒動。
先月28日から行方不明だった小2の田野岡大和君(7)がきのう(3日)、6日ぶりに無事保護され、日本はもとより、AP通信や英BBC放送など欧米の主要メディアも相次いで速報した。
この騒動、世界の注目度も高い。

 日本でも、教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹氏が先月30日付の自身のブログで、父親が林道に7歳児を置き去りにしたことについて〈悪いしつけの見本です……虐待です〉などと憤慨。
しつけか虐待かで議論になっているが、“世界の目”はもっとシビアだ。

 AP通信は無事保護の一報を受け、〈親バカや専業主婦といった先入観があるが、それよりはるかに(日本では)子どもの遺棄や虐待が一般的〉などと伝えている。
 大和君の捜索の模様を連日報じていた英BBC放送も〈しつけ〉を〈as a punishment〉=〈罰として〉などと報じていた。

そもそもpunishmentには、罰のほかに虐待という意味もある。
欧米では今回の一件が明らかに虐待と映っているのだ。

 国際ジャーナリストの堀田佳男氏は「大和君が無事で何よりですが」と前置きしてこう言う。
「とりわけ米国は幼児虐待に敏感で、親に対して厳しい態度で臨みます。
ささいなことでも当局が緊急介入し、親と子どもが引き離されるというのも珍しい話ではない。有罪判決も出やすい。

置き去りについても、欧米では『許される一線を越えた』という見方が強い。
欧米の価値基準をそのまま当てはめる必要があるとは思いませんが、日本と欧米の間に温度差があることは確かです」

 大和君の父親はきのうの会見で、「本当に行き過ぎた行動だったと深く反省している」
「今まで以上に息子と一緒に……息子の成長を見守っていきたいと思う」などと謝罪していたが、それで欧米メディアが納得するかどうか、だ。

 日大名誉教授の板倉宏氏(刑法)も一般論として「保護責任者遺棄罪に問われる可能性がある」と指摘していた。
〈見つかって良かった〉〈すごいサバイバル能力だ〉でチャンチャンでは、欧米から“袋叩き”にされるかもしれない。
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2016年06月07日

陸自実弾誤射「あり得ない」ミス連鎖 任務拡大、不安な態勢

陸自実弾誤射
「あり得ない」ミス連鎖 
任務拡大、不安な態勢
2016年6月6日 東京新聞夕刊

 陸上自衛隊の演習場で五月、一歩間違えば大惨事につながりかねない実弾誤射事件が起きた。

陸自は弾の使用に関していくつものチェックポイントを設けていたが、隊員らによる複数のミスが重なり機能しなかった。
安全保障関連法が施行され、任務拡大が迫る中で起きた「あまりに恥ずかしい事件」(幹部)。
陸自が受けたダメージはあまりにも大きい。

◆ミス  

「部隊が誤って実弾を請求するなど、三点のあり得ないことが重なった」。
五月二十六日、東京・市谷の防衛省で開かれた記者会見。
隊員約十四万人のトップに立つ岩田清文陸上幕僚長の表情は終始厳しいままだった。

 岩田氏によると
(1)部隊が誤って実弾を請求した
(2)部隊が弾を受領する際、点検不備があった
(3)発射した隊員九人は空包と思い込んで発射した−の三点のミスが重なった。

隊員二人が軽傷を負い、警務隊が業務上過失傷害容疑の適用も視野に捜査を始めたことも明らかにした。

◆確認

 岩田氏が今回の事件を「あり得ない」と表現するのには、理由がある。
陸自は弾の使用に関し、厳格な手続きを設けているからだ。

 陸自では、射撃を伴う訓練を行う際、現場の部隊が必要な弾薬を書類で上級部隊に申請。
その後、在庫を管理する電子システムに入力し、弾薬庫を管理する部隊に請求が回る。
今回の事件は、訓練実施部隊が上級部隊に空包を求めたのに、担当者が誤って弾薬庫の管理部隊に実弾を請求するミスから始まっている。
 弾は部隊の担当者に直接渡し、種類や数などを一緒に確認。
その後、訓練先で部隊の隊員に配る際も、同様の確認作業を行うことになっているが、ここでも実弾であることに気づかなかった。

 実弾と空包には弾頭部分の形状に違いがある上、受け取った弾は隊員自身が小銃などの弾倉に込めるといい、ある陸自幹部は「誤って使用予定のない弾が交付された場合、この時点でも分かるはずだ。
なぜ空包と思い込んだのか」と首をかしげる。

◆足元  

小銃という最も基本的な武器すらまともに扱えないのか、という批判が起きるのではないか」。
陸自隊員の一人がため息をついた。
 三月には安保関連法が施行。
南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に参加する陸自部隊に、武装集団に襲われた国連要員らを救出する「駆け付け警護」などの新任務がいつ付与されるかが焦点となっている。

 「任務拡大の前に、自分たちの足元を固めろという話になるかもしれない」と話す隊員の表情は暗い。
「陸自内は相当ピリピリしている。こういう問題はうやむやにしてはいけない」。
隊員は自らに言い聞かせるように言葉をつないだ。  

<陸上自衛隊実弾誤射事件>

 5月23日午後3時半ごろ、北部方面後方支援隊に所属する第310輸送中隊が陸自然別(しかりべつ)演習場(北海道鹿追町)で訓練を実施。
陸自車両が敵役の隊員による待ち伏せ攻撃を受け、守り役の隊員が応戦するとの想定だったが、その際、双方の隊員計9人から実弾計79発が発射された。
銃口に付けていた器具が実弾で破損し、飛び散った破片が当たった男性隊員2人が軽傷を負った。
陸自は原因究明のため、事故調査委員会を設置、警務隊が捜査している。
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小だぬき 軍事オタクの溜息

小だぬき 軍事オタクの溜息

自衛隊の存在が「憲法違反」かどうかの議論は脇に置いて、最近の右翼さんたちの議論に決定的にかけている視点があるようです。
日本の主権防衛に関する 盲目的・ユートピア的「軍事崇拝」思想です。
陸上自衛隊の装備・運用を 大陸型陸軍の思想で考えている点です。

航空優勢・海上優勢が突破され、空想的に敵上陸を想定するまでは許せます。
ただ 前提になる 国民の生命財産の保護の視点がすっぽりと抜け落ちている点が問題です。

TV「そこまで言って委員会」などの議論を聞いていても 国民が消え まるでゲームの世界のような軍事的防衛を論じています。
尖閣・竹島などの島嶼部の限定的武力防衛は ある程度可能かも知れませんが、沖縄を始めとした本土防衛戦は 敵上陸と同時に「一億玉砕」の旧陸軍思想から一歩も前進しない精神論に陥っています。


無抵抗主義・レジスタンス主張の人々に対し、自称軍事評論家や憲法九条改悪論者は 「無責任な国防放棄」との罵声や中傷をしていますが、敵上陸を想定した陸上自衛隊の装備品充実こそ「無責任な一億玉砕」思想の表れと言えないだろうか??
前にも書きましたが、陸上自衛隊の装備品の根本的見直しを主張するのが「日本の陸上国防力」に責任を持つ姿勢です。

対ゲリラ戦・防諜対策・心理戦・救助、救難・工兵などの「長期持久、国民保護」の観点での再編成です。
航空自衛隊・海上自衛隊の存在拡充は 国防軍として敵上陸阻止・ミサイル防衛に不可欠ですが、陸上自衛隊の在り方は 真剣に討議されるべきと考えます。

陸上自衛隊の活動は、国民保護の観点と国民の協力が不可欠な条件です。
「国破れて山河あり」と国民が消え、旧大戦の沖縄戦・ソ連国土防衛戦のように大量の国民犠牲を無視・覚悟して機甲師団戦闘・市街戦で 政権を防衛するとの考え方なら 今の陸上自衛隊の整備計画になるのでしょうが、これでは 真の「抑止力」にはなりえません。

平和時の治安に問題があっても、希望者全員に 武器の効果的使用法や破壊活動の仕方などの「抵抗の仕方」の学習を基本・土台にした上での 陸上自衛隊の「長期ゲリラ戦・持久戦」を可能にする戦略・戦術の方が、より強い「抑止力」を持つと考えるのは、平和ボケなのでしょうか・・・。

軍隊は 抑止力・存在だけで「税金のムダ遣いと批判」される存在になるのが理想形です。
戦史を学習していて考えるのは、勝者・敗者とも 膨大な犠牲・破壊を生むことです。

安倍氏の「安全保障」の考え方に 国民の生命・財産を守りつつ 外交で戦う視点がなく、軍事力で国民犠牲を考えずに TVゲームのように戦えるというような幼さを感じるのは私だけでしょうか??
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2016年06月08日

舛添要一、その腐敗した精神構造

舛添要一、その腐敗した精神構造
経営者を狂わす
「交際費・秘書・個室・車」特権
2016.06.07 Business Journal
文=新将命/国際ビジネスブレイン代表取締役社長

 為政者や権力者がややもすると陥りがちな「コヒコクの陥穽」というものがある。
交際費、秘書、個室、車といった経営者や政治家に許された特権とでもいうべきいくつかの付加給付(コヒコク)が危険だということである。
これらの特権は蜜の味がする。
大方のビジネスパーソンや政治家にとって、これらはある意味では目標であり夢である。
組織のなかで出世の段階を昇っていくことは、取りも直さず、これらの特権を手中に収めることとなる。

「コ」とは交際費の「コ」である。
交際費を使うことのできる特権を我がものにするにつれ、次第に使うのに慣れてしまう。
最後には感覚が麻痺し、私金と公金の区別がつかなくなる。
公私混同が生じる。
身を誤る危険性をはらんでいる特権となる。

「ヒ」は秘書の「ヒ」である。
自分自身は何もやらずに秘書任せにしてしまうので、自分では何ひとつできなくなる。
コピー1枚自分では取れず、新幹線の予約も自分ではできなくなる。

皮肉なことだが、秘書が有能、優秀であればあるほど、上に立つ人間は世情に疎くなる。
権力の座についている間はよいのだが、ひとたびその座から離れたときのもどかしさと淋しさは耐えがたい。
従って権力の座にしがみ付いて、離れようとはしない。

次の「コ」は個室の「コ」である。
為政者や権力者は個室に入ると本音の情報が入ってこなくなる。
入ってくるのはほとんどが「後追い加工情報」である。
入ってくる頃には鮮度が落ちている。
伝達プロセスを経る間に、不当に拡大されたり、縮小されたりする。
時によっては歪曲され、最悪の場合は遮断される。

 個室に籠っていればいるほど新鮮な生野菜が食べられなくなる。
現場から離れた世界であるためどうしても情報を提供する側の人にとって都合のよい、脚色された情報だけが入ってくるようになる。
そのときから為政者や権力者は裸の王様となる。  

最後の「ク」は車の「ク」である。
年は足から取る、というが、年がら年中運転手付きの公用車に乗っていると歩く機会が減る。
足が弱り老化が始まる。

「コヒコク」に代表されるステータス・シンボルというのは、すべて諸刃の剣である。
私は権力の座などというものは、所詮、浮世の義理であり、仮の約束事だと思う。
権力の座についている人は、心して「コヒコクの陥穽」にはまり込まないように心と身を律する必要がある。

「権力は腐敗する」  

このところ連日のようにマスコミに報道されている舛添要一東京都知事の騒動の顛末を追うと、まさに「コヒコクの陥穽」にどっぷりとはまり込んだ人であるという気がする。

交際費の乱用(これは本人も部分的には認めている)、公用車の私用車としての乱用(これは認めていない)等のケースを挙げれば、またかまたかとばかりにその乱脈ぶりが目に見えてくる。

論語には「信なくば立たず」とあるが、この知事に対する都民の信は90%以上崩壊している。 「権力は腐敗する、絶対的に権力は絶対に腐敗する」(ジョン・アクトン)という言葉がある。

東京都知事という権力の座に就いている舛添知事は「公正な複数の第三者による厳しい評価」を待つまでもなく、とっくに腐敗した精神構造の人である、というのが私の正直な見立てである。

この人に残された唯一の救いは謝罪と共に潔く身を引く、ということのみなのだが、どうやらそんな気配はない。
あくまでも醜態を満天下に晒している姿は見苦しいの一言に尽きる。
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1日の思考の8割はネガティブ!常に前向きな「超一流」の考え方

1日の思考の8割はネガティブ!
常に前向きな「超一流」の考え方
2016年6月6日(月)21時0分配信 Suzie

職場での人間関係、失業、失恋、家族間のトラブルなど、誰しもがいろんな悩みや不安を抱え、ときには壁にぶち当たりながら生きていますよね。

一説によれば、「1人の人間が1日に思考する回数は約7万回で、そのうち8割はネガティブな思考をしている」そうです。
だとすれば、マイナス思考はむしろ自然なことであり、無理してポジティブになる必要はないのかもしれません。

ところが一方で、常に前向きな人もいます。
世間で「超一流」といわれている人たちの多くが、なにごとも前向きに考える思考法を手に入れているというのです。
そんな超一流の人たちがどんな考え方をしたり、壁を乗り越えてきたのかというエピソードを、クイズ形式で紹介しているのが、西沢泰生さんの『読むだけでポジティブになれる 超一流の人のちょっと深い話』(アスコム)。

モヤモヤとした気持ちを解消したり、人生のピンチに役立つ、すぐれたエピソードをご紹介していきましょう。

■1:巨匠、黒澤明監督がこだわった「9時5時」の習慣


リアリティの追求にこだわって完璧主義を貫いた、日本映画界の巨匠、黒澤明監督。
その撮影時間は、意外にも朝の9時から夕方5時までと決まっていたそうです。
理由は、スタッフに撮影の準備と後片づけのための時間を十分に与えるため。
朝9時にスタートするには、スタッフは早朝5時から準備を開始し、撮影が夕方5時に終わったとしても後片付けに11時までかかったとか。
これ以上撮影時間を延長すれば、スタッフの睡眠時間がなくなることを知っていたからなのです。
部下の仕事の時間を確保し、休む時間まで考慮する。
そして、最高のパフォーマンスを引き出す。
これぞ、マネジメントの極意といえそうですね。
黒澤監督が、名作を量産できた理由のひとつがわかった気がします。

■2:ドクター・中松の発明がすべて成功している理由

数々の発明を生み出した、ドクター・中松はまさに天才。
「いままでに失敗したことはありますか?」と問われると、「自分の発明はすべて成功している」といい切ってしまうほど。
その発言の真意とは、「成功するまでギブアップしない」ということなのです。
現段階で失敗していても、そこで終わりではなく、粘り強く工夫し、必ず成功までもっていく」というのが発明家の極意。
エジソンも「成功するための確実な方法は、どんなときももう1回だけ試してみると思い続けること」といっています。

画期的な掃除機で人気のダイソンも、試作品が完成するまでにかかった歳月は15年。
それまでに作った失敗作の数は5125個。
ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースが、融資先の企業を求めて売り込みを続けた企業の数は、なんと1009社。
1、2回の失敗なんて、まさに序の口。
失敗なんてない、あるのは成功につながる経験だけ」。
そんなふうに出来事を受け止め、成功するまで工夫してチャレンジし続けましょう。

■3:帝国ホテルのバーテンダーが2杯目のグラスを置く場所


究極のもてなしで客人を迎える帝国ホテル。
バーの居心地のよさも格別です。
ここのバーテンダーは、1杯目のグラスはお客が手に取りやすい右斜め前に置くそうですが、2杯目はいったいどこに置くのでしょうか。
答えは、1杯目のグラスが置かれていた位置。
人間ならだれしも無意識に飲みやすい場所や置いておきたい場所に置くもの。
それを観察し、当たり前のようにさりげなくその位置に置く気配りができれば、人の心をとらえることができるというわけです。
さすがは、帝国ホテル。
配慮の行き届いた接客術の真骨頂といってもいいでしょう。

■4:ピカソが3分で描いたスケッチが5,000フラン?

ある婦人がピカソに「私のスケッチを描いてくださいませんか? お値段は言い値でけっこうです」と声をかけたところ、3分ほどで描きあげられた絵の値段はなんと5,000フラン(今の相場で約40万円)。
高額すぎると憤慨する婦人に、ピカソが告げたひと言とは――。
「私はここまで来るのに、生涯を費やしているのです」


生涯に15万点もの作品を生み出したピカソは、「もっとも多くの作品を残した画家」としてギネスブックにも載っているほど多作な芸術家。
その膨大な積み上げがあるからこそ、3分の絵にも価値があると自信をもっていえるのでしょう。
ちなみに、正岡子規が36歳で他界するまでの16年間で詠んだ俳句は2万3,647句。
エジソンの死後に見つかった、アイデアがぎっしり書かれたノートの数はなんと約3,500冊。
日々の膨大な積み重ねが、圧倒的な自信につながることを証明していますね。

■5:漫画家、赤塚不二夫の「2度目だから」という思いやり


いわずと知れたギャグ漫画『天才バカボン』の生みの親、赤塚不二夫さん。
描きあげた原稿を編集者に渡したあとに事件が発生したことがあるといいます。
なんと編集者が、原稿をタクシーに置き忘れてなくしてしまったというのです。
それを聞いた赤塚さん。
まったく怒ることなく、「ネーム(脚本のようなもの)があるからまた描ける」といい、さらにこう続けます。
「まだ少し時間がある。飲みに行こう」と。
そして編集者を気遣い、飲んで帰ったあと、同じ話を数時間かけて描きあげたそうです。
そして、編集者に手渡すときに「2度目だから、もっとうまく描けたよ」といったのです。

ファンからも出版関係者からも愛されていた彼の葬儀には1,200人が参列したとか。
いかに慕われていたか、よくわかるエピソードですね。

失敗をしたらつい責めてしまいたくなりますが、そんなときにも周囲を気遣える人こそ、本当に優しい人なのかもしれません。
  
* 悩んだり、つまづいたりしたとき、自分とは異なる発想を知ることで、思わぬ解決策が見つかることがあります。
身近な人と話すことも大事ですが、超一流の人の考え方に触れることもひとつの方法です。
大いに活用しましょう。
                 (文/山本裕美)
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2016年06月09日

「非を認めぬ首相」=与良正男

熱血!与良政談
「非を認めぬ首相」=与良正男
毎日新聞2016年6月8日 東京夕刊

 先週、消費増税の再延期について「アベノミクスは思い通りに進んでいない」と率直に認めた方がよほど国民は納得するのに、非を認めようとしない安倍晋三首相の姿勢こそが参院選の争点だ−−と書いた。
「その通りだ」から「再延期はありがたい決断なのに、あなたは批判ばかりしている」まで、賛否両論、たくさんの意見をいただいた。

 このコラムを書いたのは首相が記者会見で再延期を正式表明する前である。
そして会見を聞いて、私はさらに驚いたのだ。
私の見立てをはるかに超えるものだったからだ。

 かつて「再延期はない」と断言していた点について、首相が「公約違反との指摘は真摯(しんし)に受け止める」と言いながらも、「これまでの約束とは異なる新しい判断だ」と語ったのはご存じの通りだ。

 状況が変われば公約の変更はあって構わないし、公約に縛られて失敗するより、よほどいい。ただし大切なのは変更に至った責任を認め、その理由をきちんと説明することだと従来、私は書いてきた。
ところが、アベノミクスは順調だが、世界経済のリスクに備えた「新しい判断だ」とは……。

私はこんな強引な弁明が今後、社会で横行するのを恐れる。
 首相は再延期について「参院選で信を問う」とも語り、「自民、公明両党で改選議席の過半数」を目標に掲げた。
通常「信を問う」は衆院選で使う言葉だ。
衆参同日選を見送った以上、参院選で目標を達成できなければ「信を失い、退陣する覚悟」を示したといっていい。

 だが、目標達成に必要なのは両党で61議席だ。
前回の参院選で両党は76議席を獲得しており、現状の世論調査を見れば、実はそんなに高い目標ではない。

 一方、首相の最終目標と思われる憲法改正に関して「与党で衆参で3分の2を取ることは不可能だ」とも会見で語り、改憲を選挙で強調しない姿勢をにじませた。
ただし、おおさか維新の会など改憲に前向きな勢力を含めれば、参院でも3分の2を占めるのは、まったく不可能ではないという声を政界で聞く。

 安保法制を思い出そう。
今の政権は選挙戦では意識的に語らず、勝てば一転、「すべて白紙委任された」とばかりに突き進んできた。
やはりそうした「安倍政治」そのものが争点なのだ。
                                 (専門編集委員)
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2016年06月10日

安倍政権が参院選に向けて改憲隠し作戦

安倍首相の遊説でもごまかし…
自民党が参院選で
“改憲隠し”作戦を展開!
安保法制の時と同じ詐欺的手口
2016.06.09.LITERA(水井多賀子)

「アベノミクスはまだ道半ばだ。
ギアをアップして、エンジンをフル回転させる必要がある」
「ロケットが成層圏を脱するには、スピードが必要。
我々もそのスピードを獲得して、成層圏から脱出するよう、力強い速度を得ていきたい」

 昨日、山梨県のJR甲府駅前を皮切りにして本格的に遊説をスタートさせた安倍首相。
もちろん、街頭演説でしつこくアピールしたのは、絵空事の“アベノミクスの効果”。
そして冒頭のように、この国にはまるでアベノミクスしか道が残されていないかのごとく観衆を煽ったという。

 エンジンだのロケットだのと喩えだけは威勢がいいが、肝心の中身は相変わらずスカスカだ。今月3日に発表した自民党の参院選選挙公約でも〈あらゆる政策を総動員して、戦後最大のGDP600兆円経済を目指します〉とぶち上げたが、〈赤字国債に頼ることなく安定財源を確保〉などと記載しながらも一体どうやって財源を確保するのかという肝心な部分は書かれていない。  

消費税の増税延期にはじまり、安倍首相はこうして経済政策を選挙の争点にしようと躍起だが、その一方で隅に追いやっているのが「憲法改正」問題だ。
 現に、自民党の選挙公約のパンフレットでは、「経済再生」や「女性活躍」、「地方再生」などは独立して項目を立て、ものによっては何百行も費やして政策を並べているが、「憲法改正」は項目も立てず、触れているのはなんといちばん最後、たったの10行だ。

 しかも、その内容は、〈衆議院・参議院の憲法審査会における議論を進め、各党との連携を図り、国民の合意形成に努め、憲法改正を目指します〉というもの。
2014年12月に行われた衆院選では〈憲法改正原案を国会に提出し、国民投票を実施〉と言及していたが、すっかりパワーダウンしている。

 だが、安倍首相が憲法改正に興味を失ったというわけでは、当然ながら決してない。
というよりも、今回の参院選の争点は、経済政策なんかではない。
本丸は憲法改正なのだ。

 だいたい安倍首相は、前述した14年の総選挙が終わるなり、「憲法改正は自民党の悲願であり、立党以来の目標だ」
「憲法改正の必要性を訴えていく」と矢も盾もたまらない様子で宣言。

昨年、安保法制を強行採決した後も、早々に参院選で憲法改正を自民党の公約に掲げることを明言し、今年に入ってからも1月の年頭記者会見で「(憲法改正を)参院選でしっかりと訴えていく。
国民的な議論を深めていきたい」と息巻いていた。
 これだけ“参院選の争点は憲法改正”と言わんばかりだったのに、いざ蓋を開けてみたら、この有り様。

たしかに、先の総選挙でもアベノミクスを連呼して、安保法制などないもののように扱っていたことを考えると、これは安倍首相の“いつものパターン”だ。
だが、悪名高い緊急事態条項をはじめ、人権さえおろそかにする改憲の中身が多くの人に知らされないまま憲法改正のための選挙を行う今回のやり方は、あまりに醜悪すぎる。

 そもそも、衆院憲法審査会は5月末の幹事長会談で“夏の参院選後に憲法改正の議論を再開させる”としたが、選挙後に改憲ありきで議論をするというのなら、安倍首相は参院選でははっきりと「憲法改正」を争点にするのは当然の道理。
それをしないというのは国民を欺く行為でしかない。

 しかも、昨年、開かれた憲法審査会では、自民党推薦の長谷部恭男・早稲田大学教授を含む憲法学者3名が安保法制を「違憲」と断じたことで、自民党の佐藤勉国対委員長は「安保法案に影響のないやり方をしてほしい」などと言い、憲法審査会での審議は事実上ストップしてしまった。不都合な事態に陥ったことで審議をやめてしまう彼らが、はたして〈国民の合意形成に努め〉ることなどできるのだろうか。

 いま、忘れてはいけないのは、安倍首相は今年3月の国会で「(憲法改正を)私の在任中に成し遂げたいと考えている」と述べたことだ。
その悲願を達成するためには、参院選でなんとしても改憲勢力を3分の2以上確保しなければならない。
どこからどう見ても、今回の参院選の争点は「憲法改正」なのだ。
 アベノミクス自体もまやかしの政策に過ぎないが、それがさも効果が出たように“偽装”して、肝心要の憲法改正を矮小化しようとする。
そして大手マスコミは、アベノミクスを検証しようともしなければ、憲法改正が隠された狙いであることを追及しようともしない──。
安倍首相が下手な猿芝居をつづけ、このまま参院選に雪崩れ込むようなことは、絶対にあってはならないはずだ。
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2016年06月11日

横田夫妻と「文春」をも騙した議員・有田芳生

【北朝鮮拉致・許しがたいレベル】
横田夫妻と「文春」をも騙した
議員・有田芳生の
“黒すぎる根回し”全貌!
2016.06.10.TOCANA

芸能や政治スクープ…まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの「“無双”文春」をも巧妙に欺き、拉致被害者である横田滋・早紀江夫妻を自らの欲望のために裏切った参議院議員がいるという。

 6月9日発売の「週刊文春」の記事で、「衝撃スクープ 横田滋・早紀江夫妻に、孫娘ウンギョンさんが初告白『めぐみさんの消息』」と題した記事が掲載された。
そこには、2014年3月、横田夫妻がモンゴルでめぐみさんの娘、ウンギョンさんに面会した際、ウンギョンさんが生後10カ月のひ孫を同行した3日間の報じられていない詳細が6枚の写真とともに公開されていた。

 記事を提供したのは、参院議員有田芳生(ありたよしふ)氏だ。
有田氏は、政府が拉致問題解決に本気で取り組んでいないことを書き連ねたうえ、自らが拉致問題解決に向けて単独で動き出し、再び横田夫妻がウンギョンさんに会えるよう、《横田夫妻と話し合った結果、ここにモンゴルで撮影された写真と交流の詳細をはじめて明らかにする》として、横田夫妻によるの合意を得た写真提供のもと、記事を制作した旨を書いた。

被害者に寄り添わない政府に対し、果敢に挑む有田氏の熱意あるスクープ記事……、しかしそれは横田夫妻への裏切りのもとに発表された内容だったのだ――。
 6月9日、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会である「救う会」ホームページに、横田夫妻が掲載したのは、衝撃的な内容だった。

「◆皆様へ この度の週刊文春に掲載の孫たちとの写真は、横田家から提出してお願いをしたものではありません。
有田氏が持参なさり、「掲載する写真はこれです」と出されたものです。
 私達は、孫との対面時、孫から写真を外に出さないでほしいと約束していましたので、横田家からは、何処へも、一枚も出しておりませんし、今後も出しませんので、よろしく御理解頂きます様お願い致します。
全て、掲載や、文章、等全て、私共から依頼した事でなく、有田氏から寄せられた事をご理解頂きます様お願い致します。
6月8日 横田 滋 早紀江」(原文ママ)

 これは一体何が起きているのだろうか?
 政府情報筋に聞くと衝撃の内容が明かされた。

●写真を掲載しない約束をウンギョンさん含む北側と交わしていた横田夫妻
「有田氏は横田夫妻に写真を提供されたわけでもなく、独自に写真を入手し、事前に横田さんに『北朝鮮政府はこの写真を掲載することを了解しているので、文春に掲載します』という声をかけています。
恐らくこのことを《話し合った結果》としているのでしょう。
しかし、横田さんは“ウンギョンちゃん含む北側と、写真は公開しない約束”をしていたため、掲載には後ろ向きでした。
あくまでも、北側が了承しているなら……と、しぶしぶ了承したのです。

しかし、まさかそれが『横田夫妻提供写真』として掲載されるとは思わなかった。
先も言ったとおり、これは、そもそも有田氏が持ってきて掲載をもちかけた写真だったからです。
にもかかわらず、有田氏はマスコミ各社に『横田さんから提供を受けた写真』だと流布し、写真クレジットにも『横田夫妻提供』としてくれと頼み込ました。
その矢先に、横田さんが先の声明文を出したのです。
そこで有田氏は『週刊文春提供』にしてくれと、クレジットの指示を変えます。
けれども、文春が提供したわけではないので、それはマズいということになり、最終的には『参院議員の有田芳生氏提供』として掲載されることになりました。
これは、横田夫妻の主張が正しいことにほかなりません。
そして、文春含める各メディアすべてが有田氏の発言に振り回されていたわけです」(政府情報筋)

●“黒すぎる”巧妙な根回し

 有田氏は、横田夫妻からの抗議を予想していなかったのだろか?
「有田氏は、マスコミとの接触を拒む横田夫妻が、まさかこのような声明文を出すとは思っていなかったのでしょう。
その証拠に、有田氏は問題が起きた際はすべてある人物に掲載後の対応を“横田さん抜き”ですすめられるよう、事前に根回ししていました
この人物とは、横田ご夫妻の拉致被害者救出活動を身近で支援する団体『あさがおの会』のAさんです。

有田氏はAさんに『横田さんから提供を受けた写真を文春で掲載することになった。
掲載後は騒ぎになるので、横田夫妻に迷惑をかけないためにも、その後の対応はあなたに任せる』という主旨を伝え、Aさんを説得しました。
有田氏を信じていたAさんは、疑問をもつことなく、マスコミ対応にあたっていたといいます。

しかし、横田さんから『提供していない』という話が入り、事態に気づいたのです。
騒ぎが起きてもAさんが止めてくれると睨んでいた有田氏は、横田夫妻の声明文に焦ったでしょうね」(政府情報筋)

●北朝鮮政府から写真を独自入手したのか?


ではどうやって有田氏は “極秘写真”を入手したのだろうか?
「現在調査中です。
当初、『写真は横田夫妻から提供された』の一辺倒だった有田氏でしたが、マスコミ含む各方面から詰めに詰められ、現在は2転3転しています。
苦し紛れに『ウンギョンさんの夫が撮影したもの』と答える始末で、出所を明かさずに、白々しい言い訳を繰り返しています。
『撮った人物ではなく、提供した人物は誰なのだ?』と詰めると『とにかくもらった』としか答えられない。

こうも答えられないとなると、考えられるのは、昨年有田氏が訪朝した際に、北朝鮮側からこの写真を入手した可能性です。
もちろん、日本の外務省が出した可能性も捨てきれませんが、その線は薄いでしょう。

憶測ではありますが、有田氏はこの写真をいつ利用しようかタイミングをうかがい、参議院選挙を睨んでの売名に使おうと今回思い立った可能性がありますね。
正義の味方を演出して、支持率アップを狙ったのでしょう。
見事に裏目に出ましたがね」(政府情報筋)

●北朝鮮政府の策略とは?

 北朝鮮側から写真を提供されたとした場合、彼らはなぜ写真を渡したのだろうか?
横田夫妻とウンギョンさんが再会すれば、さも“拉致問題が解決した”かのような印象を世間に与えることができるためです
それを有田氏は北朝鮮側の意向に沿ったかたちで、『横田夫妻の提供写真』ではないにもかかわらず、掲載したことになります。
これによって、横田夫妻は、ウンギョンさんと交わした“写真を公開しない”という約束を破ったということになってしまいました。
最愛の孫との約束を守っているにもかかわらず、破ったかのように掲載されてしまった夫妻のショックははかりしれません。
非常にデリケートな問題であるうえ、この記事を北側が政治利用する可能性があるにもかかわらず、自らの利益のために、拉致被害者を利用する暴挙に出た有田氏に怒りを禁じえません」(政府情報筋)

 《消息がわかっている家族が交流する人道的課題は、政治的問題と切り離して解決しなければならない。
『行動対行動』を原則とするなら、人道問題を閉塞からの突破口にできるのではないか》(原文ママ『週刊文春』より)
 これは有田氏が書いた文章だが、こんなことを書き連ねる前に「人道」についてよく学ぶべきだろう
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2016年06月12日

ガソリン5カ月ぶり120円台で「値上げ地獄」の夏が来る

ガソリン5カ月ぶり120円台で
「値上げ地獄」の夏が来る
2016年6月11日 日刊ゲンダイ

 この夏に始まる“値上げラッシュ”で庶民の家計は、火の車になりそうだ。

 最大の原因は原油価格の高騰である。
8日のWTI原油先物価格は1バレル=51ドル台。
2月の26ドルの約2倍だ。
それを受けて、ガソリン価格は上昇、6日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、122・5円。
13週連続の上昇で、約5カ月ぶりに120円台をつけた。

 ガソリン価格の高騰が物価に与える影響は甚大だ。
経済ジャーナリストの井上学氏が言う。
何もかも上がると思った方がいい。農業や水産業も油を多く使うので、野菜、イカやマグロ……。包装材や運送費も上がるため、冷凍食品、食パン、アイスクリーム、宅配サービスの値段も上がるでしょう。
上がらないものはなく、確実に実行されると考えておいた方がよいと思います

 夏の旅行シーズンも直撃する。
現在、燃油サーチャージはゼロに限りなく近いが、原油価格が反映されれば、北米で往復約3万〜4万円程度乗っかってくる。
 しかも、恐ろしいのは原油価格の高騰は忘れたころに、本格的な値上げにつながることだ。

電気代は6〜9カ月後に、原油の値上がり分が反映される。
包装材などの原料は国産ナフサを基準に価格が決められますが、半年後ぐらいの製品に転嫁されるでしょう。
今年は値上げラッシュの秋、冬になるでしょう」(化学メーカー資材担当者)

 すでに今春にはガリガリ君や東京ディズニーリゾート、食卓塩などが値上げされたが、値上げラッシュの流れは止まりそうにない。
おまけにこの夏は猛暑の影響でトマトなどの野菜の値段がドンと上がりそうだという。

 踏んだり蹴ったりだ。
続きを読む
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厚顔ケチ事・舛添要一、それでも「都知事を絶対辞めない」理由

厚顔ケチ事・舛添要一
それでも「都知事を絶対辞めない」理由
2016年6月11日(土)11時0分配信 日刊大衆

謝罪と言い訳を繰り返し、ひたすら逃げ回る東京の“トップリーダー”。
どケチ王は今日も居座り続ける……

『週刊文春』が報じた舛添氏の“金銭疑惑”は、大は参院議員時代の政党交付金を自らの資金管理団体に横流ししたネコババ疑惑から、小は家族の温泉旅行、回転寿司やウナギ料理などの食事代、さらに散髪代やペット用品まで政治資金で賄っていたとされる問題までピンキリだが、「あまりのセコさ、どケチぶりに失笑を禁じえない案件も多いですが、彼はれっきとした公人。
説明責任を免れることはできません」(全国紙都政担当記者)

 すでに各種世論調査でも「舛添氏の説明は納得できない」とする回答は9割を超え、「都知事を辞任するべきだ」という回答は7割を超えている現実がある。
だが、そんな状況にもかかわらず、政治関係者の間では「舛添氏が自らの意思で都知事を辞任する可能性は、限りなくゼロに近い」(同)という意見が大半だ。

その一番の理由に挙げられるのは、都議会与党の自民・公明が舛添氏の疑惑追及に及び腰なことだ。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は、こう解説する。
「そもそも、14年の都知事選に無所属で出馬した舛添氏を裏で支えて当選させた自公には“製造物責任”がある。
舛添氏が辞任した場合、“あんないい加減な男をなぜ後押ししたのか”と、自公が批判の矢面に立たされる可能性があります」

 そのため、こんな“密約”まで交わされたという。
「すでに舛添都知事に対し、都議会自民党の幹部が“撃ち方やめにするから”と直接、伝えています」(前同)
 この申し出に、舛添氏は深く頭を下げたという。

都議会で過半数を占める自公両党にとって、かつてないほど謙虚になっている今の舛添氏は非常に扱いやすい存在。
利用価値は十分にあるわけです」(同)
 こうして、両者の利害は一致。
議会から不信任決議を出される恐れもない。

「共産党都議団は、強い調査権限を持つ百条委員会の設置を要求していますが、自公両党は様子見を決めていますから、都議会で議決されることは難しいでしょう」(前出の記者)

 加えて、次のような事情もあるという。
「安倍首相は“衆参W選”はやらないと明言しましたが、7月10日の参院選に加えて都知事選ということになれば、各党の負担は重くなるばかり。
できれば避けたいのが本音です。
また、いざ都知事選になっても“勝てるタマがいない”という問題もある。
特に自民は夏の参院選の東京選挙区の2人目の候補者選びすら難航している状態ですから、とても都知事選どころじゃないはずです」(前出の鈴木氏)

 それに関連して、こんな声も聞こえてくる。
もし都知事選になり、万が一、橋下徹氏や東国原英夫氏が都知事になったら、もっと大変だという認識は各党はじめ、都庁職員の間でも一致しているのです。
“それくらいなら、舛添氏のほうがマシ”という結論になるわけです」(同記者)

 自分を取り巻く、そうした政治状況を舛添氏は冷静に把握。
よもや辞職勧告を突きつけられることはないだろうと、判断しているフシがあるというのだ。  

さらに、4年後に迫った東京五輪との絡みもある。
「舛添辞職、都知事選という流れになれば、新都知事が任期を満了した場合、その次の都知事選は、東京五輪が開催される2020年夏ということになります。
政府も東京都も、ただでさえ慌ただしい五輪開催年に、それはやりたくないでしょう」(前同)  

また大前提として、現行の政治資金規正法は抜け穴だらけ、という問題があることも見逃せない。
この点については、橋下徹前大阪市長が自身のツィッターで「政治資金規正法はザル法。公私混同の使い方も違法にしていない。
金の支出について記録があれば公私混同でも合法」と、つとに指摘している通りだ。

政治資金収支報告書も公私混同か否かではなく、収支が合っているかどうかが問われる性質のもの。
永田町では以前もバーや下仁田ネギの領収書、下着や漫画の領収書など、数々の公私混同が問題になりましたが、報告書を訂正すれば終わり。
当初、舛添氏が強気な答弁に終始していたのも、そうした“政界の常識”が頭にあったからでしょう」(鈴木氏)

 法的に問題はないとなれば、後はバッシングの嵐が過ぎるのを待つだけ。
評論家の小沢遼子氏も、一過性のメディアに、こう苦言を呈する。
「10円の買い物でも必死にやりくりしている主婦から見れば、舛添さんのやったことは言語道断。
弁解の余地はないけれど、彼だけ叩けばいいってものでもない。
甘利さんの口利き疑惑や東京五輪招致の2億円裏金疑惑についても、しっかり伝えてほしいですね」

 一方、辞任しない理由を、舛添氏の個人的な資質から読み解く声もある。
「先月までは、推定380万円という夏のボーナスを満額で受け取るため、6月1日までは都知事の座に居座るだろうという話が出ていましたが、辞任の時期を先伸ばしすれば、当然、報酬はさらに上がります。
任期を満了すれば、退職金を合わせて約1億はもらえますから稀代の吝嗇家(りんしょくか)の舛添氏がみすみす逃すわけはない」(夕刊紙記者)

 そのうえ、舛添氏が都知事という権力を手にするまでには、並々ならぬ苦労があった。
「07〜09年まで一貫して厚生労働大臣を務めた舛添氏ですが、永田町ではまるっきり人望がないため、党内では相手にされませんでした。
そこで離党し、新党改革を立ち上げたのですが、13年に任期満了で素浪人に。
その後、自民党と手打ちをし、14年の猪瀬問題で降って湧いた都知事の座を射止めたのです」(鈴木氏)

 自公の後押しを取りつけるため、菅義偉官房長官に土下座までしたという。
「ようやく射止めた都知事の座ですから、そう簡単に手放すことはないと思います。
権力の中枢どころか、常に力学の外にいた存在だっただけに、都知事の座に就き、東京五輪の準備を仕切るという大仕事を果たすことで、永田町へのリベンジができるという思いもあるかと思いますよ」(前同)

 また、辞めない理由として、メンタルの強さを挙げる声も多数あった。
「舛添氏は3度の結婚歴がありますが、2人の愛人との間に3人の子どもがいることでも知られています。
当時の妻であった片山さつき氏が愛人宅に包丁を持って乗り込んだという話もあるほど、男女の愛憎劇はもちろん、子どもの認知や養育費を巡る修羅場を何度も経験してきた氏にとって、今回の騒動は屁でもないでしょう」(女性誌デスク)

 こうして見てくると、シレッと任期満了という驚きの展開もありえそうだが、「都議会自民党と公明党が舛添氏を見限ったときが、辞めるタイミング。
都議会最大派閥が都知事の政策にNOを突きつければ、議会を正常に運営できず、引責辞任に追い込まれます」(鈴木氏)

 はたして、舛添都知事の辞任Xデーは来るのか!?
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2016年06月13日

ディズニー値上げで批判の声が続々!

ディズニー値上げで
「高すぎる」「サービス悪い」と
批判の声が続々!
他にもファン騙しお金落とさせる手口
2016.06.12. LITERA(小石川シンイチ)

 2015年の入場者数で、東京ディズニーシーがユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に抜かれ、東京ディズニーランドも前年より4%の入場者減。

この背景には、USJの仕掛けもさることながら、やはり、東京ディズニーリゾートのサービスの低下が大きく関係しているのではないか、と言われている。

 実際、4月の料金値上げ以降、評判はさらに悪くなり、東京ディズニーリゾートの公式Facebookには、こんなゲストからの感想が集まっている。


「これ以上人が増えて、料金が上がったら何も楽しめなくなる…子連れなら尚更。
最近料金だけ上がって質が下がってるもんなぁ」
「昔のアトラクションのほうが手がこんでたのに、最近お金かけてなんぼになってる気がする。。。キャストさんもなんか質落ちたし。
もう少し考える視点変えてみて欲しいです」

 また、ディズニーリゾートの労働環境の改善を求めて従業員が結成したオリエンタルランド・ユニオンにも、最近のディズニーリゾートへの不満の声が寄せられているという。

「4月から料金を値上げしたにもかかわらず、キャストのサービスの質が低下しているというのです。
あるレストランで接客係に水を何度もこぼされたとか、アトラクションの行列待ちでは、通り過ぎるキャストと何度もぶつかったなど。
値上げしたにもかかわらず、キャストを増やさず、相変わらずキャスト不足の状態が続いている。
そのため、ゲストの不満が高まっているのではないでしょうか」(オリエンタルランド・ユニオン)

 欲深なテーマパークにいよいよファンも夢から目覚め始めたか、という感じだが、この料金値上げ以外にも、ディズニーには、まだゲストの気づいていない、やらずぼったくり商法がそこかしこにちりばめられているらしい。

その事実を指摘しているのが、『あなたが知らないディズニーランドの新常識44』(堀井憲一郎/新潮社文庫)だ。
 同書は、ディズニーランドには20年、ディズニーシーには15年、足繁く通い調査してきた著者によるお役立ちディズニーリゾートガイドだが、ところどころ、オリエンタルランドが聞いたらクレームをいれそうな刺激的な内容が入っているのだ。


 たとえば、米ディズニー本社が「スター・ウォーズ」の版権を手に入れたことから大々的にプロモーションを展開する「スター・ツアーズ」。
13年5月にリニューアルされた「スター・ツアーズ」は上映回ごとに複数の映像を組み合わせて上映。
ディズニーは54通りのストーリーがあると、リピート鑑賞を煽っているのだが、これがどうも“誇大広告”らしいのだ。
〈(「スター・ツアーズ」は)出発2種→1星3種→メッセンジャー3人→2星3種。と用意されている。
1回の乗車では、それぞれ1種しか見られない。
これをディズニー側は、2×3×3×3で54通りのストーリーがある、と紹介している。
ただ、各パーツのエピソードは、次のエピソードに何の影響も与えない。
ただ、どれかが出てくるだけである。
だから、この54通り、という数値には意味がない。

(略)要はすべてのパーツを見られるかどうか、が大事なのだ。
つまり2+3+3+3で11。
11通り見られれば、満足です〉(同書)

 この11通りは理論上、3回見ればコンプリートできる。
著者の調査では最短記録で4回でコンプリートできたという。  
 また、同書はディズニーが「いつ行っても何かのアトラクションが休んでいる」という意外な事実も暴いている。

〈2015年一年365日のうち、ディズニーランドのすべてのアトラクションが稼働していたのは、11日しかなかった。
(略)シーの全アトラクション稼働日数は年間13日だった〉
〈ランドもシーも全アトラクションが稼働している日は、一年を通して見ると、圧倒的に少ない〉

 ファンであれば全アトラクションを完全攻略したくなるもの。
もしかしたら、それを先延ばしにさせて、リピートさせる戦略か、と思いきや、前述のオリエンタルランド・ユニオンによれば、別の背景もあるらしい。
コスト削減のために、キャスト(従業員)を最小限で稼働させています。
過労による体調不良でキャストが急きょ休まざるをえなくなると、アトラクション自体を動かせなくなるということも起きる。
その際は『メンテナンスによる休止』などと案内するのです」

 いずれにしても、オリエンタルランドはコストを優先するかたちで、意図的にアトラクションを全稼働させていないのだ。
これは、明らかにファンに対する裏切りだろう。

 こんなことばかり続けていると、本当にファンが夢から覚めて、そのうちドナルドダックのかわりに閑古鳥が鳴き始める、なんて事態も起こりかねない気がするのだが……。
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2016年06月14日

議事録改ざん繰り返す安倍政権の危険性

安倍首相
「私は立法府の長」発言だけじゃない!
都合の悪い議事録を
次々改ざんする安倍政権の危険性
2016.06.13.LITERA(水井多賀子)

またも安倍政権が議事録に“勝手な修正”を行ったことが発覚した。

 先月5月16日に開かれた衆院予算委員会で、安倍首相は民進党の山尾志桜里政調会長の質問に対し、「議会についてはですね、私は立法府、立法府の長であります」と答弁。
言わずもがな、安倍首相は「行政府の長」であって、総理大臣とは思えない無知っぷりを露呈させたが、議事録ではこれが「議会については、私は行政府の長であります」と修正されているのだ。

 ちなみに、安倍首相はこの答弁のなかで「国会は国権の最高機関として誇りをもってですね、いわば立法府とは、行政府とは別の権威としてどのように審議をしていくかということについては、各党各会派において議論をしているわけでございます」とも答弁していたが、この部分も「いわば行政府とは別の権威として」と、議事録から立法府発言が削除されている。

 もともと何が言いたいのかさっぱりわからない答弁ではあったが、それでも議事録とは“そのままの発言”が残されなくては意味がない。
しかも、本サイトで追及したように、この安倍首相による「立法府の長」発言は、たんなる言い間違いなどではなく、三権分立さえ軽んじる安倍首相の本質が露わになった事案だ。

議事録から発言を削除する場合、与野党代表者の合意が必要になるが、この修正にどのような手続きがあったかは不明。
だが、勝手に修正したとなれば、“歴史の改ざん”にほかならない。

 しかし、安倍政権にとって、議事録の改ざんはいまにはじまった話ではない。
昨年9月17日に開かれた参院平和安全法制特別委員会では、安保法制を採決させるために、自民党議員が鴻池祥肇委員長を“人間かまくら”で取り囲み、ヒゲの隊長こと佐藤正久自民党筆頭理事などは抗議する野党議員に暴力さえ振るった。
そのような、何が起こっているのか誰にもわからない状態で法案を強行採決させてしまったことは記憶に新しい。

 とても民主的な手続きとは思えない下劣な方法で採決されてしまった安保法案だが、当然、参院事務局が作成した未定稿の議事録でも「速記中止」と記され、鴻池委員長の発言は「……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)」となっていた。

 だが、同年10月に公表された議事録では、「委員長復席の後の議事経過は、次のとおりである」という説明書きが加えられ、「質疑を終局した後、いずれも可決すべきものと決定した。なお、(安保法制について)付帯決議を行った」と、本来なら委員会で読み上げられなくてはいけない付帯決議までもが議事録に記載されていた。
もちろん、委員会当日のVTRを何度見返しても、鴻池委員長が付帯決議を読み上げている声などまったく聞こえない。
この議事録と現実の委員会の様子が大きくかけ離れているのは一目瞭然である。

 安倍首相はこの改ざん問題について、「参院の運営だから参院で決めている」と説明したが、野党は無論、この議事録に反発。
合意など得られていないまま“公式発表”とされてしまったのだ。

 さらに、同じく安保法制をめぐる国会審議の場で質問を行うなかで、社民党副党首の福島瑞穂議員が「戦争法案」と発言(15年4月1日参院予算委員会)したことにも、自民党は議事録修正を要求。
福島議員は、「戦争法案」について〈安倍総理と私は、戦争法案という言葉をめぐって議論をしており、これを他の言葉に置き換えたら、議論そのものが成り立ちません。
削除や修正要求には応ずることは、できません〉と反論し、実際に議事録には「戦争法案」の発言は修正されることなく残ったが、こうした発言の削除・修正の要求が出てくること自体が、自民党の歴史修正主義、議論を封じ込めようとする姿勢をよく表している。

 このように、政権に都合の悪い話が議事録から削除され、言い換えられれば、どんな議論が行われたかはおろか、いかに醜いやり方でも法的手続きを踏んだと事実をねじ曲げられる。
安保法制がそうだったように、どんな暴走だって後付けで許されていくだろう。

 たとえば、ジョージ・オーウェルのディストピア小説『1984年』では、歴史の改ざんを国家が主導して行い、主人公ウィンストン・スミスは議事録などの記録を体制側の都合のいいように修正する役割を負っていた。
当然ながらその国には改ざんされた歴史しかなく、それが正しいものなのか検証することもできない。
──このままこの国が議事録の改ざんを日常茶飯事として行うようになれば、その先には、『1984年』のような世界が待っているはずだ。
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2016年06月15日

厚顔ゲス舛添知事 ようやく辞意示唆までの茶番劇と舞台裏

厚顔ゲス舛添知事
ようやく辞意示唆までの
茶番劇と舞台裏
2016年6月14日 日刊ゲンダイ

製造物責任がある自公が一転、引きずり降ろしに回ったのはなぜなのか
 13日の都議会の集中審議。
4時間の長丁場の最後に、舛添要一都知事は「委員長!」と手を挙げると、こう切り出した。

「(不信任決議案の提出は)少し猶予を頂きたい」  
不信任案が可決されれば、知事は辞職するか、議会を解散するしかない。
いずれにしても選挙になるわけで、「選挙がリオ五輪の時期と重なるのは次期開催都市の東京にとってマイナス」と説明。
そのうえで、こう続けた。
「知事の座に連綿としてしがみつくということはない」
「リオ五輪後、知事にふさわしくないと都議会が判断すれば、不信任案を出していただければと思う」

 一連の公私混同騒動の勃発から約2カ月。
ようやく居座り知事が初めて進退に言及した瞬間だった。
 集中審議での舛添は「記憶にございません」「政治の機微に関わる」などとこれまで通りの逃げの答弁の繰り返し。
怒る都民が納得できるような内容ではなかった。
 それがラストに将来的な辞意を示唆する発言である。
一体、何があったのか。

 そもそも舛添与党の自公は、都議会が始まる前まで、世論の舛添批判が激しくなっても様子見ムードだった。
「いま知事選になっても次の候補がいない」というのが最大の理由で、自公は“徹底追及ポーズ”で乗り切る算段だった。
 ところが先週末、空気が一変したという。

舛添問題に対する世論の批判の矛先は、知事個人から『議会は何をやっているんだ』『自公はなぜ知事を擁護するのか』に変わってきた。
参院選への影響が避けられなくなり、慌てたのが官邸と自民党本部、つまり安倍首相と谷垣幹事長です。
 先週金曜の知事会見の後、自民党都連に対し、『今すぐに対応しろ』と指示が出たようです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

 参院選への影響を嫌がったのは公明も同様。
創価学会婦人部の反発が激しくなり、支援者向けにも知事に厳しい態度を取る必要に迫られていたのだ。
 15日の閉会日には野党が不信任案提出を準備している。
自公がこれを否決すれば、「舛添を守った」との批判を招き、ますます党のイメージは悪化する。
その前に“舛添辞任”のムードをつくる必要があった。
製造物責任のある自公が、引きずり降ろしに転じたのには、そうした身勝手な事情があったのである。

■参院選への影響を恐れ気も狂わんばかりだった安倍首相

 とにかく安倍首相は今度の参院選では弱気だ。
全32選挙区で野党の候補者一本化が成立した1人区では「14敗」の可能性を見据え、連日、全国の激戦区を遊説して回っている。
 そんな苦しい選挙戦に舛添問題が追い打ちをかけるのだから、安倍はたまらない。
東京に限らず、全国の自民党議員の事務所に抗議電話がかかり、「参院選では応援しない」と罵声が飛ぶ。
このまま放置すれば、1人区だけでなく、比例の票も激減してしまう。
安倍官邸の危機感は相当のもので、「もはや野党の不信任案に同調しようが、知事選や都議選が参院選とのダブルになろうが、どうでもいい。
とにかく舛添を辞めさせろ」というけんまくだったようだ。

「13日の『猶予』発言は、都議会の自民党と舛添氏が話した結果だと思います。
参院選への影響を何としても避ける。
それが目的です。

本来の『政治とカネ』の問題はどこかへ飛んでしまって、参院選で有利か不利かが判断基準。
それは野党も同様で、舛添問題は完全に政局になってしまったのです」(鈴木哲夫氏=前出)  
こうした裏舞台を知ってしまうと、たとえ舛添が辞任する方向になったとしてもすべてが茶番に感じてしまうのだ。

■NHKまで生中継、舛添ショーの裏で株価暴落

 13日午後2時半に集中審議が始まると、NHKまで生中継。
民放各局とも時間を割いて舛添“追及”ショーをタレ流していたが、その裏で東京市場は大暴落だ。

平均株価は前週末比582円安と1万6000円割れ寸前で終えた。
 先月末に為替は1ドル=111円台、平均株価も直近高値の1万7251円をつけていたが、6月1日に通常国会が会期末を迎え、いざ参院選モードに突入すると、流れは一変。
急ピッチで円高が加速し、平均株価もたった9営業日で1232円も値を崩した。

 米国の銃乱射テロや英国のEU離脱リスクなど、メディアは「世界市場の不安連鎖」に円高・株安の要因を求めるが、決定的な理由を見落としている。
特に海外投資家の間で先行き不安が渦巻く中、判断が一致しているのは「すでにアベノミクスは失敗した」ということ。

「ただでさえ、割高感のあった日本株が『アベノミクスに未来なし』とばかりに売り込まれている印象です。
GWの欧州歴訪の際、英紙が安倍政権の経済政策を酷評したのを皮切りに、海外のアベノミクスへの厳しい評価は定着しつつある。
海外ファンドは日本株を買う際、為替ヘッジのために円売りをセットで行います。
この円安・株高をもたらした流れが、海外勢の失望売りによって巻き戻し。
大量の円買いも同時進行し、円高・株安が加速しているのです。
この流れは、首相がアベノミクスの失敗を認めない限り、基本的には続くでしょう」(経済評論家・斎藤満氏)

 直近の円高・株安こそ、アベノミクスの失敗の証明。
失政を招いた安倍の責任こそ来る参院選で問われるべきだが、世論がゲスな都知事の糾弾にかまけているうちに、見逃されつつある。
 まるで舛添は安倍にとっての人柱。
失政隠しの狂騒に、いつまでメディアも加担する気なのか。

世紀の厚顔・舛添を追い込んだ決定打はこの疑惑

 舛添が免罪符にしている検事出身の弁護士らの調査もデタラメだった。
集中審議でも「2日間にわたり10時間のヒアリングを受けた」と胸を張ったが、質問に立った民進党の西沢圭太都議が「調査報告書」で「シロ」とされた似顔絵入りまんじゅうの大量購入について領収書の日付の食い違いを指摘すると、態度が一変。
泡を食って「説明できる人に確認します」とガラケーを取り出して何者かに連絡し、弁護士の記載ミスが判明した。

 これまで舛添は疑惑を追及されるたびに強弁を繰り返し、発言を変えてきたが、さすがに限界だ。
突っ込まれるほどボロが出る。
見苦しいまでに知事の座にしがみついていた舛添を追い込んだ決定打は、「会議費」名目で計上した「龍宮城ホテル三日月」の宿泊代だ。
政治資金で処理した正月の家族旅行の真相は少しも解明されていない。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は言う。
核心は政治資金規正法が禁じる虚偽記載にあたるのかどうかです
宿泊したホテルの客室で知事選への出馬を検討する会議を開いたのか。
相談相手だという匿名の〈出版社社長〉は訪問したのか。
その社長は実在するのか。
舛添知事は氏名公表を拒み、面談に至った経緯を問われても〈記憶にない〉を連発し、主張を裏付ける答弁は何もしなかった。
ここをハッキリさせない限り、国民は納得しません」

 なぜ舛添はここまでかたくなに社長の名前を隠すのか。
「これまで〈故人であり、死人に口なし〉という競馬雑誌の元編集長が有力でしたが、ここへきて別の人が浮上しています。
公明党関連の出版社の社長だというのです。
公明への配慮から名前を出せないのではないか」(都政記者)

 これを裏付けるかのように、公明は集中審議でホテル疑惑について触れなかった。
「自民党が質問するから」と説明していたらしいが、出版社社長と公明は関係があるのか。
舛添が気を回しているとしたら、延命が頭にあるからか。

■早めの辞任示唆でも自公への逆風は変わらない

 参院選の公示日まで、あと1週間ほど。
選挙戦の本番前に舛添が辞任を示唆したところで、ゲス知事を生み出した自公両党への逆風は収まりっこない。


「自公両党にすれば、国民を意識して“ここまで舛添知事を追い込んだ”という実績をつくったつもりかも知れませんが、単なるアリバイ工作にしか見えません。
自公両党とも参院選の準備で手いっぱい。
舛添知事の後任探しなんて、真っ平ごめんがホンネ。
ところが、想像を絶する世論の反発に不信任案への賛否を決めかね、ニッチもサッチもいかず、都議会の自公はハムレットの心境に追い込まれていた。
舛添の辞任示唆が自公との妥協の産物であることは、有権者もお見通しです」(政治評論家・山口朝雄氏)

 自公両党が舛添のリオ五輪終了までの命乞いを許せば、閉会式での五輪旗を受け取るセレモニーへの派遣を認めることにもなる。
「都民の大半は舛添知事に“今すぐ辞めて″と求めているのです。
自公がリオ五輪まで続投させれば、今度は『厚顔知事を世界の桧舞台に送り出すのか』『恥ずかしい』という批判が巻き起こりかねません。
自公にとって『五輪花道論』はマイナスでしかない。
参院選への悪影響は必至です」(山口朝雄氏=前出)

 舛添がきっぱりと「クビ」を差し出さない限り、メディアの狂騒劇は静まらない。
有権者も納得できないはずだ。

事実上の公金横領なのに辞めれば一件落着なのか、捕まらないのか

「どうせ辞めるなら、自分の罪を素直に認めてからにしてもらいたい。
辞任を示唆して追及逃れなんて許されません」
 そう憤慨するのは神戸学院大の上脇博之教授。
先月19日、舛添らを政治資金規正法の虚偽記載などで東京地検に告発した市民団体「政治資金オンブズマン」の共同代表を務める。
こう続けた。
「少なくとも『会議費』として計上した『ホテル三日月』への2年連続の正月旅行は間違いなく虚偽記載にあたる。
舛添知事は自ら『家族と過ごすためにホテルを予約した』と言い訳しています。
出版社社長と本当に会談したかはともかく、知事自身が『部屋で会った』と説明しているのですから、会議にかかった費用は恐らくゼロ。
実態は家族旅行の宿泊代なのに、それを『会議費』と計上するのは、立派な虚偽記載。
検察も動くべきですよ」

 舛添の「不適切な支出」の数々は、民間にあてはめれば業務上横領や背任罪に相当する。
それだけの罪を犯した男が「辞意」を示唆した途端に、無罪放免が許されるなら、この国に「法の下の平等」は存在しない。

「舛添知事の“命乞い”発言を聞いても、あくまで進退は都議会の判断任せ。
『いつ何時に辞める』とキッパリ明言しない以上、“口から出まかせ知事”の辞意示唆を真に受ける気持ちにはなれません」(上脇博之氏=前出)
 辞意示唆で世論も追及の手を緩めれば、ゲスの極み知事はニンマリ。
リオ五輪が終わっても、「私自身の口から“辞める″とは一度も言っていない」と再び居直りを決めかねない。

■都知事選はいつになるのか、誰が出るのか
 ますます高まる世論の批判を収めようと、自民党幹部たちが「将来的に舛添知事の辞職は避けられない」と盛んに流している。
自民の思惑通りにコトが運べば、舛添が集中審議の最後に「リオ五輪後、知事にふさわしくないとの判断なら、不信任決議案を出していただければ」と口にした通りになるだろう。
9月18日のパラリンピック閉幕式に出席し、五輪旗を受け取るのが舛添の最後のハレ舞台となる。

「自公にとって、参院選を乗り切るのが至上命令。
自民が描いている青写真は、早ければ9月末に舛添知事を辞任させ、10月にも都知事選をやるスケジュールです」(永田町関係者)

 舛添が退場すれば、自公が支えた知事は2人続けて「政治とカネ」で辞めることになる
次の候補者は本当にクリーンな顔を選ばないと、戦えない。
その事情は野党も変わらない。

「民進党は参加賞なら海江田万里前代表、勝ちにいくなら蓮舫代表代行の線でしたが、蓮舫は次の参院選の改選組。
仮に当選した直後に都知事選に打って出るのは、さすがに節操がない。
そこで浮上しているのが長島昭久衆院議員です。
所属は民進ですが、もともとは石原伸晃経再相の公設秘書。
思想信条は自民党に近く、自民と相乗りで推薦できるという都合の良い話も持ち上がっている。

親分で都連会長の伸晃の名前も挙がってはいるものの、本人は〈総理の目があるから名前を出さないでほしい〉と言っているようです。
候補常連の小池百合子元防衛相のほか、総務省の桜井俊事務次官の名前も浮上している。
ジャニーズの嵐の桜井翔のパパで、今月中の退任が決まっていて、人柄は申し分ないといいます」(都政関係者)

 2011年に出馬し、石原慎太郎元知事に負けたものの、約170万票を得た東国原英夫元宮崎県知事も色気を見せているという。
舛添問題をめぐってテレビで猛批判を展開して上り調子だが、女性トラブルが尽きず、スネ傷の身だ。
ダークホースは生活の党からの不出馬を決めた谷亮子参院議員。
「金メダリストだから東京五輪の顔にピッタリ」なんて声が聞こえるが、政治家としての実績はゼロに等しい。
また人気投票になってしまったら、同じことの繰り返しになるだけだ。
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2016年06月16日

子どもの叱り方…カッとしたら時間置く

子どもの叱り方…
カッとしたら時間置く
2016年6月15日 読売新聞

褒めることも忘れず

 北海道の山中で、小学2年生の男児が親に置き去りにされ、その後保護された出来事で、しつけのあり方が改めて注目されている。

 子どものしつけについて悩む親は多い。
叱り方や怒りの対処法などについて専門家に聞いた。

 「子どもをどう叱ればいいか、悩んでいる」と話すのは3歳と6歳の子どもがいる横浜市の会社員の女性(39)だ。
外出先で騒いだり、あいさつができなかったりする時に、きつく怒ってしまうことがある。
注意を聞かないと暗い部屋に閉じ込めたことも。
「置き去りにした親の気持ちもわかる。
夫の帰宅は深夜。
一人で子育てをしていると、余裕がなくなってしまう」

 NPO法人「子育て学協会」の2013年の調査(6歳以下の子どもがいる親約1000人、複数回答)によると、育児の悩みは、
「感情的に叱ってしまう」が35%で最多だった。
以下「食事の好き嫌い」24%、
「叱り方がわからない」20%と続いた。

 神奈川県茅ヶ崎市は2009年から、子どもの叱り方や褒め方を教える市民向け講座を開いている。
講師を務める一人で同市こども育成相談課の渡辺めぐみさんは、
暴力や家から閉め出すなどは、一見効果があるように見えても、何がいけなかったのか子どもはわからないままのことが多い。
親の行動もエスカレートしやすい」と指摘する。

 子どもが石を投げるなど危険なことをした場合、まず制止し、「(嫌なことがあって石を投げたのなら)口で言おうね」などと言葉で説明する。

 子どもの行動にカッとしたときはどうすればいいか。
父親の育児を支援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン」理事の棒田明子さんは、

気持ちを落ち着かせるために一時その場を離れたり、時間を置いたりすることを勧める。
「子どもが小学生の頃、感情的になった時には、一人で台所に入り、冷静になる時間を作った」。
一方、子どもが興奮して、親の話を聞けそうにない時には、「話せる準備ができたらお母さんのところに来て」と言って落ち着かせたという。

 「子どもの内面も理解してほしい」と訴えるのは、立教大学教授、浅井春夫さん(児童福祉論)だ。
落ち着きがなかったりいたずらを繰り返したりと、大人の目に『困った子ども』と映る子どもは、衝動を抑える方法や適切な振る舞い方がわからず、自分でも困っていることが多い」と指摘。
言葉にできないいらだちを感じているような場合は「『学校で嫌なことがあったの?』などと話しかけ、原因に気づいてあげることも大切だ」とアドバイスする。

 東京学芸大学付属幼稚園園長で同大教授の岩立京子さん(発達心理学)は、
「叱るだけではなく、褒めることもセットに」と助言する。

日頃からよく褒めてもらったり、親との間に楽しい思い出をたくさん共有できていたりする子どもほど、大好きな親から受けた注意が心に響くという。

 岩立さんは「親も社会も、子育てにすぐに結果を求め、子どもの成長や変化を待つ余裕を失っている。
成長には時間もかかることを理解してほしい。
子育てに悩んだら、周囲の人や地域の子育て支援センターなどに相談し、一人で抱え込まないで」と話す。

子どもの権利…海外では敏感  

海外でしつけのため子どもを置き去りにしたらどうなるか。
ニューヨークでの子育て経験がある海外生活カウンセラーの福永佳津子さんは、「危険を回避する能力がない子どもを、親の保護が及ばない場所に置き去りにするのは、アメリカなどでは刑事事件になる場合がある」と話す。

 「日本には『家の外にいる子どもでも、誰か大人が見ていてくれる』と信じる文化があるが、一般に海外では『子どもの安全は親が守る』というのが常識」という。

アメリカに住んでいた日本人夫婦が、眠っている子どもを乗せた車をスーパーの駐車場にとめ、短時間で買い物を終えて戻ってみると、警察官が窓をこじ開けて子どもを助け出していたという事件もあったという。
 日本では、街中で、子どもをたたいたり、言うことを聞かない子を置いて歩いて行ったりする光景を見ることがある。
「海外は、子どもの権利に敏感で、刑事事件となる可能性がある」と福永さん。

 子どもが他人にけがを負わせるような危険なことをしている時、海外ではどのように注意すべきだと考えるだろうか。
「子どもの手を取ってやめさせ、その行為がなぜいけないかを目を見ながら言って聞かせるでしょう」。
いい叱り方については、海外も日本も大きな差はないようだ。
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2016年06月17日

舛添知事が辞職 東京は教訓を学べるか

舛添知事が辞職 
東京は教訓を学べるか
2016年6月16日 東京新聞「社説」

 自らの政治とカネの問題で追い込まれ、舛添要一東京都知事が任期途中で辞職する。
二代続けてのトップの空回りは残念である。

東京は教訓を学ぶのか。
 最後までまるで駄々っ子の振る舞いだった。
 都議会が足並みをそろえて辞職を促しても、リオデジャネイロ五輪の終了後まで不信任決議案の提出の猶予をと懇願した舛添氏。
給与の全額返上を持ち出して「東京の名誉を守ってもらいたい」と述べた。
あきれるばかりである。

◆怒り招いた“独善性”

 確かに、この時期に知事が代われば、二〇二〇年東京五輪と知事選が重なる恐れが生じる。
次期五輪の開催都市のトップとして、大会旗を受け取る役目が残されているとも訴えたかったのだろう。

 しかし、ごく普通の社会感覚からすれば、都民の信頼が失われているのに、世界の祭典の引き継ぎ行事へとのこのこ出かけようとする心情は、およそ測りかねるのではないか。
知事失格を自認していたのなら、なおさらだ。
 こうした言動に、都民の強い怒りを買った大きな要因が象徴的に表れたと言えるのではないか。
 一貫して独り善がりなのだ。

 航空機のファーストクラスや高級ホテルのスイートルームを利用しての豪華海外出張。
必要な場合もあるだろうが、批判に対しての反論は「トップが二流のビジネスホテルに泊まりますか。恥ずかしいでしょう」。
居直りである。

 あるいは、公用車を使っての神奈川県湯河原町の別荘通い。
それへの釈明は「公用車は『動く知事室』。
緊急の連絡態勢があり、危機管理上も問題ない」。

 さらに、家族旅行の宿泊代に政治資金を充てた公私混同ぶり。
支出の事実を認めながら、開き直ったように「客室で事務所関係者らと緊急かつ重要な会議をした。これは政治活動です」。

◆議会機能の再構築を

 舛添氏の一連の発言を振り返れば、自己正当化を繰り返し、保身を図ろうとする意図がくっきりと浮かぶ。
そこには都政も、都民も不在だった。
都民の常識はそれを見逃さなかったのである。

 自らの政治資金疑惑の調査を弁護士に委ねたことは、信用失墜を決定的にしたと言えるだろう。  
不適切な支出はあったけれども、違法性はない」といった結論は、一人舛添氏にとどまらず、すべての政治家とカネの問題へと憤りを向かわせたに違いない。

 折しも、建設会社から不適切な経路で六百万円を手に入れながら、刑事責任を問われないという不条理が発覚した。
渦中にある甘利明前経済再生担当相側は、いまだに説明責任を果たしていない。
 不適切であることと違法であることがかみ合わない。
ましてやうそを言えば、政治家失格となる。

 政治とカネの問題は、政治資金規正法や政党助成法、あっせん利得処罰法といった法の支配が及ばない“聖域”と化している。
政治活動の自由を守りつつも、双方が適合する仕組みづくりが緊要だ。
 加えて、舛添氏の振る舞いに学ぶとすれば、カネの動きが適切か、不適切かの線引きは、おおよそ都民、国民の常識に沿ったものでなくてはならない。

 無論、地方議会議員に支給される政務活動費であれ、公用車や出張旅費であれ、税金のみならず公共性の高いカネの出入りと中身はもはや細大漏らさず、常時ガラス張りを義務付けるべきである。
 医療法人グループから五千万円を受け取った問題で辞職した猪瀬直樹前知事のケースを併せ考えると、都議会によるチェック機能の劣化も目に余る。
メディアの報道が熱を帯びてきて初めて、腰を上げる傾向にあるのではないか。

 都道府県議会では最高額の報酬や政務活動費などをもらいながら、首長監視の気構えがさして感じられない。
猪瀬氏、また舛添氏との議場でのやりとりを見ても、多くは報道を下敷きにしていた。
 地方自治には首長と議会の緊張関係が不可欠だ
二元代表制ではどちらも直接選挙で選ばれる。
 とりわけ与党が首長の暴走を許しては、その政治的、道義的責任は自らに跳ね返ってくる。
今度の騒動で証明されただろう。

◆責任の重い権力監視

 もっとも、舛添氏の問題は、週刊文春の調査報道によるところが大きかった。
自戒を込めて、新聞の使命と役割をあらためて銘記したい。
権力の監視は、私たちメディアの大事な仕事でもある。
 多くの教訓を残して、政界は間近に迫った参院選、そして都知事選に向けて走りだしている。  

首都のトップが相次ぎ、政治とカネの問題で足をすくわれたという負の歴史を深く胸に刻まなくてはならない。
政治家選びで二度と失敗を繰り返さないために
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救急の現場から霊や神を語る

東大教授・矢作直樹さんインタビュー
2013年2月14日 読売新聞「心の元気塾」

(1)救急の現場から霊や神を語る

 最先端の救急医療に携わりながら、霊や神といった科学の枠を超えた存在について語り、話題になっているのが東京大病院救急部・集中治療部長の矢作直樹さん(57)。
仕事の性質とは相反するような思索の理由を聞いた。(藤田勝)

 ――2011年9月に「人は死なない」というタイトルの著書を出版し、その後、気功や超常現象の専門家との対談本まで出されましたね。

 「最初の本は、知人の作家の出版記念会で出会った出版社社長に、個人的な関心から調べたり、考えたりしていたことを話したら『面白い。本にしたい』と勧められたのがきっかけです。タイトルは、<肉体は滅んでも霊魂は残る>という意味です。
様々な霊的な現象や研究を紹介しているのでキワモノに思われそうですが、日本人古来の死生観からすれば、そんなに理解できない内容ではないと思います」

 ――医師としての仕事とは関係があるのですか。

 「最近、人はいつか死ぬという当然のことを忘れているように見受けられる患者さんやご家族が増えました。
病院に来れば治ると思い込み、いざ死に直面するとあわててしまう。
いくら医療が進歩しても死は避けられないのです。
生と死についてもっと深く考えて、豊かで幸せな人生を送ってほしい
医療はサービス業の面もありますから、とにかく患者さんやご家族に少しでも満足してもらえたらと思います。
それが執筆の大きな動機です」

 ――なぜ死や霊に強い関心を持つようになったのですか。

 「何度か、死を覚悟した経験が大きいです。小学校3年生の時に車にはねられて、病院のベッドで医師と母親の会話を聞きながら『死ぬんだ』と思いました。
幸い助かりましたが、以来、死がとても身近なものになりました」
 「大学では単独登山に熱中し、冬山で大きな事故を2回経験しました。
最初の墜落事故では、落ち始めた瞬間に死ぬと思いました。
奇跡的に助かったのに懲りず、同じ年、また冬山で滑落しました。
その時も助かって下山した後、どこからか『もう山に来るな』という声が聞こえたのです。
以来、ぱったりと登山をやめました。
あの声は単なる幻聴だったとは思えないのです」

2013年2月15日 読売新聞「心の元気塾」
(2)亡くなった人に見守られている  

――医療現場でも不思議な経験はありますか。

 「治療がうまくいったはずの患者さんが急変して亡くなったり、逆に助からないはずの患者さんが回復したり、現代医学で説明できないことは多くあります」
 「いわゆる臨死体験を患者の口から聞くこともあります。
光を見た体験などを語るのです。
脳内ホルモンの作用で説明されることがありますが、それだけで説明し切れない場合もあります」  
「代替医療としての気功に関心を持ち、講習に参加したことがあります。
物理法則では説明がつかない力があることに衝撃を受けました」
科学は現象のメカニズムは説明しますが、例えば、なぜ宇宙があるのか、という根源的な問いには答えません。
この世界は神秘に満ち、人が知りうる部分はわずかです。
欧米では著名な科学者が心霊研究に取り組んできた歴史がありますし、今も代替医療などへの関心は高いのですが、日本は明治時代に古来の思想を捨ててしまいました」

 ――もっと宗教を大事にすべきということですか。

 「特定の神様を信じる必要はありません。
人知を超えた大きな力の存在を意識すればいいのです。
それを宗教では神と呼びますが、私はそれを『摂理』と呼んでいます。
日本人はよく無宗教だと言われますが、古来、森羅万象に神々の存在を感じ、死者の霊の存在も信じてきました。
そうしたすばらしい感性は、今でも残っていると思います」  

摂理によって人は生かされており、肉体は滅んでも霊魂は永遠である。
亡くなった人の霊に、いつも自分は見守られている。
そのように考えれば、生きている限りは感謝の気持ちを持って生きられ、死に直面してもあわてずに済むのではないでしょうか」  
「危険な宗教には近寄ってはいけません。見分けるのは簡単です。
心身を追いつめる、金品を要求する、本人の自由意志に干渉する、他者や他の宗教をけなす、そんな宗教は危険です」(終わり)

矢作直樹(やはぎ・なおき)  
1956年、神奈川県生まれ。
金沢大医学部卒。
麻酔科、救急・集中治療、外科、内科など経験し、2001年から、東大医学部救急医学分野教授、同大病院救急部・集中治療部長。
著書に「人は死なない」(バジリコ)など。
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2016年06月18日

新聞・テレビが逆立ちしても「週刊文春」に勝てないカンタンな理由 

新聞・テレビが逆立ちしても
「週刊文春」に勝てない
カンタンな理由  
舛添騒動から考えなければいけないこと
現代ビジネス 6月17日(金)7時1分配信 長谷川幸洋

新聞記者は何をやっているのか

 政治資金や公用車をめぐる一連のスキャンダルの責任をとって、舛添要一東京都知事が辞職する。
新聞やテレビが連日、大報道を続けてきたので読者は食傷気味と思うが、本筋以外の部分で3点ほど指摘しておきたい。
騒動は落着しても、問題は終わらない。

 1点目は新聞やテレビの報道ぶりである。
今回の舛添事件は『週刊文春』が火を点けた。
 連休中の4月27日に発売された号で湯河原の別荘通いを報じたのを皮切りに、6月9日発売号の「NHK交響楽団のコンサートや家族での巨人戦観戦も公用車を使っていた」との疑惑まで、6週連続で舛添問題を暴き続けた。
まさに独走状態と言っていい。

 この間、新聞やテレビは独自報道もあったが、基本的に文春の後追いが中心だった。
新聞やテレビがどうにか面目を保ったのは、都議会が舛添問題を取り上げ始めてからだ。
記者クラブにいる大手マスコミは議会が動き始めると取材がしやすいから俄然、有利になる。  

文春はこのところ甘利明・前経済財政担当相の政治資金問題や宮崎謙介・元衆院議員の育休不倫など硬派記事でもスクープを連発している。
タレントの不倫はともかく、政治スキャンダルでも堂々たる戦果だ。

 読者は「組織力を誇る新聞やテレビが、なぜこうまで週刊誌の後塵を拝するのか」と思っているのではないか。
左派リベラルのマスコミは口を開けば「権力の監視が任務」と大見得を切っているのに、文春ならずとも「ちゃんちゃらおかしい」と言わざるをえない。

 なぜ新聞やテレビが負けるかといえば、大半の記者は記者クラブにべったりで、とてもじゃないが独自にスキャンダルを発掘するような余裕もなく、そんな取材体制にもなっていないからだ。

. 新聞・テレビが逆立ちしても
「週刊文春」に勝てないカンタンな理由

 舛添騒動から考えなければいけないこと 経費でも他を圧倒する週刊文春
 クラブ詰めの記者がやっているのは毎日の記者発表や事実上、談合の懇談取材をこなしているにすぎない。
はっきり言えば、権力の監視ではなくクラブのソファで昼寝である。
 昼寝といえば楽そうに聞こえるかもしれないが、実はそれくらい、記者たちは会見や懇談取材の「メモ上げ」で疲れ果てている。
メモ上げというのは、記事にしようがしまいが、デスクや同僚記者たちに取材内容をメモにして流す作業だ。

 メモ上げは政治取材ではもともと普通だったが、経済部や社会部でも日常作業化したのは、私の経験だと20年前くらいからではないか。
「チーム取材」という建前の下、コンピュータで簡単に送れる便利さも手伝って広まった。


 記者からすると、他の同僚がせっせとメモを出しているのに、自分が出さないと「あいつは手を抜いている」と思われかねない。
それでなんでもかんでも、とりあえずメモを出しておく。
こうして、特ダネ競争どころか「メモ出し競争」が記者の日常になってしまった。

 その結果、記者会見は肝心の質問よりも相手の発言をひたすらキーボードに打ち込む記者ばかりという状態である。
今回も、読者はテレビ画面で多くの記者たちが発言内容をキーボードに打ち込んでいる姿を見ただろう。
 あれが一番重要な仕事なのだから、新聞が文春に勝てないのは当たり前である。

 逆に週刊文春はどうかといえば、これまた私の経験で恐縮だが(私はかつて文春を含めて週刊誌でべったり仕事をしていたこともある)、まず取材費が潤沢である。
当時30代後半だった、ある文春の契約記者は「給料が年間1000万円、プラス取材費が年間1000万円だから私は役所の事務次官並み」と自慢気に語っていたものだ。

 かつて潤沢な給料と取材費といえばテレビ局というのが通り相場だったが、いまやテレビはどこも経費節減、人件費節減で見る影もない。
飲み代どころか、夜のタクシー代さえままならないのがテレビ局である。
 あるキー局のデスクは「うちは許される飲み代経費が1人5000円ちょっと。
昔は常套手段だった人数ごまかしも一部の個人負担も、いまはまったくできません」と嘆いていた。
これに比べれば、文春は圧倒的に自由かつ潤沢である(はずだ)。
 「証拠はあるのか」と言われそうだが、ある。私は文春記者と飲むときは一切、払わない(ごちそうさまです。笑)。
これは他の週刊誌でもそうだ。

逆にテレビ局の人と飲むときは、相手はカネがないので、私が払わざるを得なくなる。
これが実態なのだ。

 昼はクラブ取材に追われ、夜は飲み代もタクシー代も出ないとなったら、スキャンダルを追って独自取材などできるわけがない。

 新聞やテレビのキャスターや幹部が「権力の監視が仕事」などと大ぼらを吹くヒマがあったら、現場の取材記者たちの領収書をバンバン認めてやったらどうか。
……と思わないではないが、そうしてみたところで、実は仲間同士の内輪飲みが増えるだけだろう。

 なぜかといえば、彼らは終身雇用が保証されているからだ。
そう頑張らなくても、身分は安泰なのだ。
週刊文春は違う。
文春に限らず週刊誌の現場で取材活動をしているのは契約記者たちである。
彼らは成果を上げなければ、たちまち将来が危うくなる。
 ダメな記者はだいたい40歳過ぎくらいでお払い箱になる。
だから、それまでに名を上げて、たとえ契約が更新されなくても、食っていけるだけの実力と評判を勝ち取らなければならない。
だから必死で仕事をするのだ。

 新聞やテレビが本当にスクープ競争をするようになるためには、終身雇用ではなく契約記者制度にして、実力ある記者を高給で迎えるようにすべきだ。
このあたりの話は、いま発売中の『新聞凋落!  10の理由』(別冊宝島)にも書いた。

問題があるのは舛添氏だけではない  2点目

スキャンダルは実は舛添氏だけの話ではない。
陰に隠れて見えにくくなっているが、周辺の官僚たちにもおおいに問題がある。
 たとえば、舛添知事は昨年10月から11月にかけてロンドン・パリ5泊7日の海外視察旅行に出かけているが、都が公開した資料(http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIGAI/SHOUSAI/DATA/151027.pdf)によれば、同行した職員は19人、かかった経費は5042万円だった。

 豪華外遊自体も問題だが、その知事に総勢19人もの官僚がくっついて行く必要があったのか。知事のファーストクラス航空運賃ばかりが目立ったが、官僚のうち7人はビジネスクラスだった。宿泊はみんな高級ホテルである。
 いまどき総理じゃあるまいし、たいした用事もないのに、大臣だって19人の同行といったら2の足を踏むだろう。
ずばり言えば、都の官僚たちは知事の豪遊のお相伴にあずかったのだ。
百歩譲っても、せいぜい3,4人もいれば十分だ。
それが民間感覚である。

 本来なら、彼らは知事に「ムダな経費を使うのはやめましょう。私たちは辞退します」と諫言しなければいけないはずだ。
ところが、それも出来ないどころか、逆にホイホイとついて行ってしまう。
そんな官僚はいらない。
 知事辞職でリセットすべきなのは、知事だけではない。
周辺の取り巻き官僚も顔を洗って出直すべきである。

. 自民党には厳しい風
 それから3点目
自民党はだらしなかった。
「首相官邸が舛添氏に引導を渡すべきだ」というような話が広がったが本来、これは都の話なのだから、第一義的には自民党都連が判断すべき話だ。
 ところが、都連の姿が見えるようになったのは、スキャンダルがいよいよ収まらず、舛添辞任以外に手がないのが誰の目にもあきらかになってからだった。
水面下で何をしていたか知らないが、世論の風向きを読み違えたのは明白である。

 最後の土壇場になって「共産党に不信任案を出されて賛成するのでは、いくらなんでもみっともない」から自分たちが出すということで辞任の流れが固まったが、有権者の気持ちが分かっていない。

 こんな調子では、次の都知事候補がだれになっても、自民党が信頼を得るのはなかなか微妙ではないか。
その影響は前哨戦である6月22日公示の参院選であきらかになるだろう。
東京都選挙区の戦いは与党に厳しい。
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2016年06月19日

父の日はなぜ無視されるのか 父母へのプレゼント格差を考察

父の日はなぜ無視されるのか 
父母へのプレゼント格差を考察
2016.06.18 16:00 NEWSポストセブン

 6月19日が何の日かご存じだろうか。
即答できなかった人にはちょっとせつない、コラムニスト・オバタカズユキ氏のコラムである。  

* * *  
6月19日は何の日か。
クリエイティブサーベイ株式会社が20〜50代の男女を対象として6月上旬に実施した調査によると、25%しか認識している人がいなかったそうだが、父の日である。

 同調査では、こんどの父の日にプレゼントを渡す予定「なし」が67%だったという。

「父親に今後期待することはどんなことですか?」の問い(複数回答可)に対しても、
1位は「生き生きと生活すること」34.8%だが、
僅差の2位が「何も期待しない」30.3%だ。

「父親の好きなところを教えてください」(複数回答可)では、トップが「特になし」26.7%になっている。
 父の日を目前に、世のお父さん方には、悲しいデータが続くのである。

 もしかしたら調査が偏っているのかもしれない、と、日本生命保険相互会社が5月に行った回答者数1万人超のアンケートもチェックした。
が、そこでも父の日にプレゼントを「贈らない」が、51.1%と過半数を上回っていた。
 中には、「家族の絆はモノじゃない。
気持ちが通じていればいいんだ」と考えるお父さん方もいるだろう。

ニッセイの調査には、それを示唆するかのような結果もある。
お父さん側に「今までもらったもので最も嬉しかったプレゼントは何ですか?」と問うたら、1位が「手紙・メール・家族が描いた絵」20.2%だった。
ここですでに泣きそうになったお父さんもいるのでは。やっぱりモノじゃない、ココロなんだ。10代の子供がいる父として、私もウルッとくる。

 同調査は贈る側に「プレゼントは何を送る予定ですか?」とも聞いている。
1位は「食事・グルメ」29.1%、
2位「衣類」21.5%、
3位「酒類」20.9%だ。

「食事・グルメ」は、親孝行の気持ちを一家団欒の機会を設けることで伝えようというプレゼントともいえる。
「衣類」も、お父さんの好みをよく分かってなければ選べないし、購入の手間ひまに親思いの気持ちが込められている。
 やや引っかかるのは、3位の「酒類」。
いや、個人的な話だが、私自身、これまで父の日に贈っていたプレゼントで多かったのは「酒類」なのだ。
その選択には「手っ取り早いから」という理由が、正直大きかった。
もちろん、お父さんの好みを吟味して購入したお酒を親子で愉しむという人もいるだろう。

が、いまどきの「酒類」は楽なのだ。
ちょいとプレミアムビールの詰め合わせをオンラインショップでポチれば自動宅配。
我が子から手紙や絵をもらえたらどんなに嬉しいことかと思う父親でありながら、自分の父に対してその冷たさ、だ。
今これを書きながら自己嫌悪気味になっている。

 しかし、ニッセイのアンケート結果にはより冷徹な数字も出ている。
お父さん方がもらって最もうれしかったプレゼント1位の「手紙・メール・家族が描いた絵」を、どれだけの人数が贈ろうと考えていたか。
 これが、0.9%なのである。
「財布」1.7%の約半分。
限りなくゼロに近い。

アンケートは、20代以下から70代以上まで幅広くとっているから、もういい大人が父親に手紙や絵もないだろう、と孝行の気持ちをモノに託したケースが大半なのだとは思う。
でも、実は、たくさんのお父さん方が、よりストレートな気持ちの伝達を欲しがっている。
そこに気づく子供や配偶者は少ないのではないか。

 そもそもプレゼントを渡す予定「なし」、父の日にプレゼントを「贈らない」ほうが多いのだ。
私たちは世のお父さんの気持ちを蔑にしがちであることを、自省をこめて私はココで指摘しておきたい。

 各種調査を確認すると、先月の母の日では7割から9割の子供や家族たちが、お母さんたちにプレゼントを贈っている。
母の日には花を贈るという習慣が根づいているからでもあるのだが、それにしても記念日における父母の扱いの格差がすごく大きい。
この差はいったいなんなんだ、というくらいお父さんが下位にいる。

 理由は、それぞれの家族や親子ごとに個々別々、そう簡単に一括りで言葉にできるようなことでない。
とはいえ、ざっくり言えば、それだけお父さんがお母さんより家族や子供から遠い存在ということだ。
父親である自分自身を省みながら、今夜もこうして家に帰っていないものな、「仕事だから」と家族を放っている時間が相当あるからそうなるよな、と認めざるをえないのである。

 イクメンという流行語が、ブレイク仕切れずにいる。
育児や家事に積極的な父親を肯定的にそう呼んだわけだが、それぞれフタを開けてみたら、結局、育児も家事もめんどうな部分を担っているのは母親だよな、というケースが多かったからである。
「自称イクメン、笑わせないでよ」といった女性目線は、厳しく、正確に実情を捉えている。  

けれども、だ。イクメン可能な労働環境にある人なんかほとんどいない
世の多くのお父さんたちは、総合職として会社にフルコミットして働いている。
営業職なら接客酒や接客ゴルフが避けられない。
さらに、家族に胸を張って説明できるような仕事だけをしているのでもない。
当然、汚れ仕事も引き受けている。
接待がなくても、飲まずにはやりきれない夜もある。
だから、仕事の話を家に持ちこまないほうがいいと思っている。

〈そのかわり家のこともごたごた耳に入れるな〉と妻に対しては思っている。
〈それでは夫婦で黙りっこをしているようなもので、なんのために一緒にいるのか分からない〉と妻は不満を覚えている。
ふとしたはずみで浮気に走ってしまったこともある。

 そんな両親を見てきた女子大生の娘は、もっと広い世界を見たいと願い、勇み足でつきあっていたアメリカ人留学生から乱暴をされてしまう。
なのに、父は何も気づかず、母も自分を殺し、姉も事を荒立てないように振る舞っている。
大学受験生の弟は、そういう嘘っぱちの家族が耐えられない。
いい大学に入って、お父さんのようにバリバリ働いたって無意味だ、まっぴら御免だ、と受験勉強を投げ出している……。

 途中から話がやたら具体的になっているとお感じのはずだが、上記2段落の内容は、脚本家・山田太一の代表作『岸辺のアルバム』の概略だ。
お父さんは商社の仕事で本当に忙しい。
その忙しさが、結果的に、家族の気持ちをバラバラにさせていく。
修復不能なくらい互いの気持ちが分らなくなって、家族全員が孤独に苦しむ。

 今観ても、ずしーんとくる重い連続ドラマだ。
だが、『岸辺のアルバム』が放映されたのは1977年の6月末から9月末まで。
もう40年も前の作品なのである。
なのに、登場人物の辛さがずんずん伝わって来るから怖い。
お父さんの基本構造は、まだまだ変わっていないのだ。
 思い切って購入した多摩川沿いの小さな一戸建てが、大洪水でまるごと押し流されようというラスト、お父さんはすがるように言う。

「働いて残したのは、あの家だけだ。あとは滅茶苦茶だ。滅茶苦茶じゃないか」。
仕事を言い訳に家族と向き合ってこなかったツケなのだ。
だけど、お父さんの絶望があまりに切ない。
私は、先日、DVDをそれこそ仕事で全巻観たのだが、最後は号泣してしまった。

 改めるべきは、今のお父さんたちにも多々ある。
でも、父の日くらいご苦労さんだ。
今年の私は、内臓が弱って酒が飲めなくなった実父に、長寿梅と呼ばれている盆栽を贈った。
自分の家庭のほうは、せめて妻子の弁当づくり担当日を増やすつもりだ。
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2016年06月20日

安倍首相が遊説でSEALDsから逃亡

安倍首相が都内遊説で
SEALDsら
野党共闘市民連合から逃亡!
直後に同じ場所で遊説を計画しながらキャンセル
2016.06.19.LITERA編集部

 参院選に向け全国遊説を進めている安倍首相が、東京ではきょう初めて、JR吉祥寺駅北口前で演説を行った。
 安倍首相が姿を現し、演説をはじめたのは16時20分すぎ。
もちろん、肝心の内容は相変わらず“アベノミクス”のアピール一辺倒。
これまで本サイトで幾度となく追及してきたように、いずれも根拠のないウソばかりで、もはや「それはあなたの頭のなかのファンタジーでは?」と言うべき話をひたすら語り続けた。

 このように、これまでの選挙と同様、またしてもアベノミクスを選挙の争点にしようと躍起の安倍首相だが、経済政策を謳うことで国民の目を誤魔化し、憲法改正という危険な争点を隠そうとしていることは明々白々。
特定秘密保護法や安保法制のように選挙にさえ勝てば後は好き放題にできると、完全に国民を見くびっているのだ。

 しかも、安倍首相がアベノミクスの“架空”の成果を強調する一方で、野党バッシングにも精を出した。
大分市での13日の遊説でも「みなさん、「気をつけよう、甘い言葉と民進党」であります。
だまされてはいけません」などと言い、十八番の共産党批判を展開し、野党共闘を罵倒したが、きょうも「野党は批判ばかり」と煽った。
「あなたこそ批判ばかりでは?」という話だ。

 しかし、強気な態度で野党批判を繰り返す安倍首相だが、じつは内心では、野党共闘に怯えきっているようなのだ。
 というのも、きょうは10時30分から東京・有楽町のイトシア前にて、SEALDsをはじめとする野党に共闘を訴えてきた「市民連合」が、4党代表を集結させて参院選に向けたキックオフイベントを開催。
民進党の岡田克也氏に共産党の志位和夫氏、社民党の吉田忠智氏、生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎氏が登壇し、スピーチを行った。

 この市民らと4党代表による合同街頭宣伝は、先週11日にはすでに告知されていた。
それに対抗するように、自民党は先週後半、直前になってこのイベントの終了2時間ほど後である14時30分に、同じ有楽町イトシア前での安倍首相の遊説を決定したのだ。
 野党共闘の象徴的イベントが開かれる同じ日、同じ場所に遊説先を選ぶ……。
これはどう考えても、安倍自民党が“わざと”ぶつけてきたとしか思えない。

当然、同日に同じ場所で野党と安倍首相が同じように演説を行えば、メディアは比較するように報道を行う。
すなわち安倍首相は“野党より自分のほうが聴衆を集めた”という画をつくり出すことで、圧倒的な強さを示す魂胆だったのだろう。
 だが、昨日になって自民党は、なぜか予定を変更。
14時30分からの有楽町での安倍首相遊説をホームページの告知から外した。
しかも、11時からのJR船橋駅南口前、12時30分からのJR市川駅北口前、16時からのJR吉祥寺駅北口は事前告知のまま。
急遽、有楽町の遊説を“ドタキャン”したのだ。
つまり、直前になって安倍首相は敵前逃亡したのである。

 自分からケンカを仕掛けておいて、自ら尻尾を巻いて逃げ出す……。
肝が小さいわりに威勢のある振りをするというのは、いかにも安倍首相らしい虚勢を張り方ではある。

だが、この事実はようするに、口では野党を貶めて“俺のほうが上”とマウンティングに余念がないのに、心の奥底では野党共闘に恐怖心を抱いている、ということの証拠だろう。

 しかも、だ。実際、有楽町の野党4党合同街宣と、吉祥寺での安倍首相遊説を比べると、熱気の差はハッキリ言ってまったく違うものだった。
 吉祥寺では、熱狂的な安倍信者が前に固まって必死になって拍手を送っていたが、大半は“有名人”の登場にスマホで写真を撮る人びとばかり。
いざ演説がはじまっても、「写真撮れたからもういいや」と言って駅に向かう人が数多く、人だかりの中〜後方では、安倍首相のスピーチに対して拍手はほとんど起こっていなかった。
それはそうだろう。
いくらアベノミクスで景気が回復したとアピールしても、そんな実感をもっているのは一部の富裕層だけなのだから。

 他方、有楽町の野党4党合同街宣のほうは、午前中という人出の少ない時間帯にもかかわらず、「みんなのための政治を、いま。」と書かれた色とりどりのプラカードを持参した市民が数多く参加。
昨年夏、国会前で市民が声を上げたときと同じように次々に大きな拍手やコールが起こる盛況ぶり。
“絵面”的には、多くの通行人が客寄せパンダの安倍首相を横目に通り過ぎていく吉祥寺の冷ややかな雰囲気とは違い、有楽町のほうが圧倒的に“派手”だったのはたしかだ。

 そう考えると、安倍首相はもしかすると、昨年夏の国会前さながらに市民から批判のコールが起こることを恐れ、有楽町での街宣を取り止めたのではないか、とも思えてくる。

 現に、安倍首相が街宣車に登壇する前、「安倍政治を許さない」というプラカードを掲げて歩いていた男性は、SPにぴったりマークされ、走って駆けつけた警官に注意を受けて街宣車から遠ざかるように誘導されていた。
記者が警官に話を聞くと、「プラカードはデモ扱いになるので、きょうはデモは禁止なので」との説明だった。
 たったひとりでプラカードを掲げて歩くだけでデモになるとは驚きだが、過剰警備の甲斐も虚しく、安倍首相のスピーチ中には、一部で「帰れ」コールが起こったり、「安保法制に反対します」というプラカードを掲げる人も見受けられた。

市民と野党のイベント後に同じ場所で遊説となれば、その数は段違いのものとなっただろう。  安倍首相は「もう安保法制のことなど忘れただろう」とでも考えていたのかもしれないが、それは大間違い。
そして、どれだけ安倍首相がアベノミクスを振りかざしても、街をゆく市民の生活実感とはかけ離れているのだから、何も伝わりようがない。
地方遊説を行うなかでそうした市民の醒めた空気を感じ、急に怖じ気づいて自分から仕掛けた“同日、同場所での対決”をドタキャンした。
……それが真相なのではないだろうか。

 まあ、そうは言っても、お調子者の安倍首相のことだから、一部の狂信的な自民党信者の声援しか耳に入れようとしていないのだろうが、市民を安く踏むのも大概にしておいたほうがいいとだけ忠告しておこう。
どれだけ黒山の人だかりができても、あなた、結局は見世物のように写真を撮られているだけですよ?
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2016年06月21日

「うつ病」は薬を売るための病名だった!? 

「うつ病」は
薬を売るための病名だった!? 
実は投薬のほとんどが無意味だと
医者は知っている
「薬漬け社会」のタブーを斬る
2016年06月19日(日) 週刊現代

「心の風邪」だと騙されて 「うつ病の人は'99年を境に急増しました。
同年に抗うつ薬のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)のルボックス(デプロメール)が認可されたのがきっかけです。

製薬業界はSSRIを売るために、うつ病啓発キャンペーンを大々的に展開しました。
『うつ病は心の風邪』という言葉が流行して、本来は病気とは言えないような人もうつ病と認定されることになり、薬を処方されるようになったのです」
こう語るのは名古屋フォレストクリニック院長の河野和彦氏。

実際、下のグラフを見ればわかるように、'96年には43万人程度だった日本のうつ病患者は、わずか12年のうちに100万人を超えるようになった。


また同時期に、地方公務員や公立学校職員などの公務員の「メンタル休職率」も急増している。地方公務員のメンタル休職率は'98年に0・3%程度だったのが、'06年には1%近く、つまり3倍にも増えているのだ。

うつ病患者の増加は、バブル崩壊後、失われた10年で日本社会にストレスが増えたからなどと語られることもあるが、とうてい社会環境の変化だけでは説明のつかない増え方だ。

製薬会社の「心の風邪」キャンペーンに見事にひっかかり、ちょっとした心理的不調で「自分はうつ病かもしれない」と思い込む。
そして神経内科に通院する人が増えたというのが本当のところだろう。


同時期に「新型うつ」という事象も話題になった。
メンタル休職しているはずの社員や公務員が、いったん職場を離れると趣味を楽しんだり旅行に出かけたりするほど元気になるケースだ。
このような現象が話題になるのも、本来病気でないはずの人が「病人」に仕立てられていることの証左だ。
製薬会社のキャンペーンはものの見事に功を奏し、抗うつ剤の市場規模は'98年の145億円から'10年の1100億円まで、実に7倍以上も増加している。

最悪、歩けなくなることも

このように病気がないところに病気を作り出すことを「疾患喧伝」という。
医療ジャーナリストの田辺功氏が語る。


「やる気が出ない、だるいからといって安易に精神科や心療内科に行くのはやめたほうがいい。

医者にかかって、『うつ病だからこの薬を飲みなさい』と言われた瞬間に、ただ悩みがあっただけの健康な人が病人にされてしまうのです。

SSRIは心の安定に関わるセロトニンの再吸収に作用する薬で、脳内の環境を変えてしまいます。病気でもないのに、そんな薬を飲んでよいわけがありません」

病気でもないのに病人扱いされ、しかも不要な薬を投与されることで、副作用に苦しむことだってあるのだ。
高齢化の進んだ現代の日本社会では、抗うつ剤に関する新たな問題も生まれてきている。

前出の河野氏が語る。
「認知症と抗うつ剤の問題です。
日本では認知症患者は精神科で見ることが多い。
認知症の患者は表情が暗く無気力で、活力がない人が多い。
こうした症状は認知症の周辺症状の一つにすぎませんが、精神科医のなかには、これをうつ病と誤診して、強い抗うつ剤を処方することがあるのです」

認知症の患者に抗うつ剤を処方すると歩行困難や寝たきりになるケースが多い。
「認知症の人は、脳の状態が非常にデリケートです。
薬の量が少し多いだけでもダメージが大きくなります。
症状が悪化すると、医者がパニックになり、もっと強い抗うつ剤を出す。
すると症状がさらに悪化し、二度と改善しないほど深刻化することになる」(河野氏)

高齢者の場合、それが認知症なのか、うつ病や統合失調症なのか区別をするのが難しい。
「幻視や妄想の症状のある人に、リスパダールという抗精神病薬を処方する精神科医が多いですが、これも認知症の可能性がある。
認知症患者にリスパダールを処方するのは極めて危険で、筋肉に異常が起こり、歩けなくなることが非常に多い」(河野氏)

「医者に言われたから」「有名な薬だから」と安易に薬を飲んでいると取り返しのつかないことになる。
医者と病院にダマされないためには、こちらにも「知識」という武器が必要なのだ。

「週刊現代」2016年6月18日号より
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2016年06月22日

安倍自民党が公選法違反の誇大政党CM

スクープ!! 安倍自民党が
参院選で公選法違反の
“誇大政党CM”放映をゴリ押し!
弁護士を使いテレビ局に圧力
2016.06.21.LITERA編集部

 6月22日の参議院選挙公示日まであと1日、ここにきて、安倍政権と自民党が民放キー局に対し、とんでもない圧力をかけてきているという情報が飛び込んできた。

 自民党は2014年末の衆院選で〈選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い〉なる圧力文書を在京キー局に送りつけたが、今回は政党CMをめぐるものだ。
この参院選で、自民党は明らかに公職選挙法違反の誇大な政党CMを放映させようと、テレビ局に弁護士まで送り込んでごり押しをしているというのだ。

 始まりは5月末頃、自民党から今回の参院選に向けた政党CMの案が各局に提示されたことだった。
ある民放関係者がこう語る。
「今回、自民党は放送局にあわせて、電通、ADK、I&Sという3つの広告代理店を使い分けているんですが、それぞれの代理店から、まずCMコンテが提示され、続いて完パケ映像が持ち込まれた。
テレビ局では、考査部という部署がCMの内容を事前チェックするんですが、その内容には考査担当者も唖然としていました。
こんな政党CMはこれまで見たことがない、明らかに公職選挙法にひっかかる、自民党は何を考えているのか、と」

 選挙公示日になると、各政党が競うように流す政党CM。
しかし、もともと公職選挙法では政見放送を除き、選挙運動にテレビを利用することはできないと規定されており、政党CMは通常の時期と同じ「選挙運動が目的でない政党の日常の政治活動」の広告でなくてはならない。

ところが、複数の証言によれば、自民党が各局に提示してきたのは、以下のような映像だった。
**************************
 まず、青空を背景にして、自民党総裁・安倍晋三が登場し、カメラ目線でこう語り始める。
「日本はいま、前進しています」
「雇用も、全国で大きく改善しています」
 セリフにあわせ、画面にはテロップで大きく
〈雇用100万人増加〉〈国民総所得36兆円増加〉〈有効求人倍率全都道府県で1倍超史上初〉〈賃上げ2%達成3年連続〉の文字。
 そして、安倍首相が「止めてはいけない、この流れを」というセリフを口にすると、同時に、先日の米オバマ大統領の広島訪問の模様が、2枚の写真で挿入される。
ひとつは安倍首相とオバマ大統領が、広島の平和記念公園の原爆死没者慰霊碑をバックに握手している姿。
もうひとつは、同じく平和記念公園でオバマの隣で演説する、安倍首相の姿。
 続いて、黒の背景に「前進か、後退か」という大きい白抜きの文字が書かれたテロップがインサートされる。
 再び、青空の背景に戻り、最後は、カメラ目線で安倍首相が以下のような宣言を口にしてCMは締められる。
「停滞したあの時代に、後戻りさせてはならない」「私たちは結果を出していきます」「この道を。力強く、前へ。自民党」
**************************
 たしかに、証言通りのCMが存在し、放映されたなら、明らかな公選法違反だ。
まず、最大の問題は、オバマ大統領の広島訪問の写真を使っていること。
そもそもオバマの広島訪問は、日本政府の外交の中で実現したことであり、自民党の活動ではない。
また、これまでの政党CMでは、基本的に出演者はその政党の代表者のみとされてきた。
自民党員でもなんでもないアメリカの大統領の画像を勝手に出すなんてありえないだろう。
「これは報道ではなく広告ですから、肖像権やパブリシティ権の問題もある。
自民党はその許可もとっていなかったのではないか、という疑問もあります」(前出・民放関係者)
 さらにもうひとつ、問題になったのは、CMに出てくる“経済実績”の数字だった。
これまた、政党の活動ではないうえ、「数字が恣意的で、客観的ではない」という指摘の声が各局でそろってあがったという。

 たとえば、本サイトが情報を得た自民党のCM案では、〈雇用100万人増加〉などと謳われていたが、実際には2012年と2015年を比較すると正規雇用は36万人も減少している(しんぶん赤旗16年6月11日付)。

また、〈賃上げ2%達成3年連続〉というのも完全に誇大広告だ。
厚労省の統計では実質賃金は5年連続でマイナスを記録している。

 外交の政治利用に誇大広告――こんなCMを本気で放映しようとしていた自民党の神経に唖然とするが、
各局は当然、自民党側に「このままでは放映できない」と突き返した。
それは安倍応援団のフジテレビ、日本テレビでも例外ではなかったという。

当のフジテレビの関係者が語る。
「さすがのうちも法律違反にかかわることですから、受け入れることはできないですよ。
考査部が営業部にNOを出して、電通に持って帰ってもらったと聞きました」

 ところが、である。
自民党はオバマと安倍首相のツーショット、そして“経済実績”の数字の告知を頑としてゆずらず、修正案でもほとんど同じ映像を出してきた。
そして、先の電通、ADK、I&Sという3つの代理店が毎日のように各局の営業部にやってきて、CMを放映するように圧力をかけ始めたという。
 さらに、一部の局には弁護士まで送り込んできて、恫喝をはじめたというのだ。

先のフジテレビの関係者がこう語る。
「先週だと思うんですが、自民党の広報担当者が弁護士を連れて直接、社に乗り込んできたという話が現場にも伝わってきました。
取締役局長クラスと会って、オバマ訪広も経済実績も党の政策の結果だと正当化したようです。

あと、上層部にも他のチャンネルから働きかけがあったと聞いています。
テレビ局としては、官邸ににらまれるのは怖いので、本音としてはそのまま放映したい。
ただ、そのまま出せば出したで、明らかな公選法違反ですから、絶対に問題になる。
営業部も考査部も板挟みになって頭を抱えていました。

とにかく、孤立するのが一番怖いので、各局の担当者で『おたくはどうするの?』と連絡を取り合い、最終的には各局の経営トップがどう判断するか、というところまでいった。
その結果、どうも上層部が放映に傾きつつあるようです」

 さらに、公示日前々日になって、自民党は突如、拒否する他局に新たな“戦略”を仕掛けてきた。
CMからオバマ訪広を下げるかわりに、“経済実績”の数字をそのまま使うようにもちかけてきたのだという。
前述とは別の民放キー局関係者の談。
「バーターですよ。
オバマの広島訪問は、さすがに各局が改稿を要請し続けた。
そこで、これを取り下げる代わりに、経済実績の数字の宣伝はさせろ、と。

普通なら、これも公選法違反のうえ誇大広告ですから、ありえないんですが、この間、テレビ局は自民党にずっとぎゅうぎゅう詰められていたので、この妥協案を呑む気配が濃厚になっています。
『オバマがなくなったのならまあいいか』と。
もしかしたら、自民党が最初からそういう妥協を狙って、オバマの画像をふっかけていたのかもしれません」

 ようするに、弁護士まで連れてきて圧力をかけ、ヘロヘロになった民放キー各局を懐柔。
デタラメな経済実績の数字は、そのまま垂れ流されることになるというのだ。

 繰り返すが、各放送局の政党CMの考査は、公職選挙法と日本民間放送連盟の指針に基づいた各局の内規で決められるものだ。
それは、放送の独立を考える上でも、とくに公権力からは厳密に距離をとらなければならないからである。
 しかし、自民党はそれを無視して、違法なCMをゴリ押し。それを今、通そうとしている。

安倍自民党が放送局に対してこれほど強引な手段に出るのは、「圧力をかければ放送局は黙る」とタカをくくり、他党を簡単に出し抜けると思っているからだろう。
あまりにも傲岸不遜としか言いようがない。
 参院選の公示は明日。
放送される自民党の政党CMが最終的にどういった形になるかはまだ確定的でないが、野党は、この自民党の圧力行為を徹底追及し、国民に広く知らしめるべきだ。

そして、メディアの独立性だけでなく、公職選挙法までをも力でねじ伏せようとする安倍政権に対して、私たち有権者は報道の自由と民主主義を守るために、絶対にNOを突きつける必要がある。
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2016年06月23日

<不寛容という病 バッシングが止まない日本>

「舛添批判」から、
短絡的すぎる「舛添降ろし」へ。
日本人の不寛容さは、
もはやコントロール不能に!?
「舛添バッシングの過熱、
日本人の不寛容性

第1回<不寛容という病
バッシングが止まない日本>
幻冬舎plus 6月22日(水)6時0分配信

岩波 明(精神科医)

 幻冬舎新書『他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑』が評判になっている精神科医・岩波明氏。

本書は2015年に発売されたが、2016年に入った途端、絶え間なく、メディアによる「バッシング」が起きている。
ベッキーと“ゲス乙”川谷絵音の不倫騒動、SMAP解散騒動、国会議員の「ゲス不倫」と、炎上事件が相次いだ。

その後も、ショーンK学歴詐称事件、乙武洋匡5股不倫騒動、元”ファンモン”のファンキー加藤と”アンタ”柴田の元妻W不倫騒動など、メディアもネットも、日々誰かをバッシングを続け、不倫を詫びる芸能人を、何度も見ることになりました。

そして、今最もバッシングの渦中にある人物といえば、舛添要一前都知事。
責められて当然のことをしていることは否めませんが、その一方で、舛添氏をバッシングする側の過剰な熱量には違和感を感じ、そのエネルギーが向う先に不安さえ感じます。

今こそ、日本人の「不寛容さ」について、あらためて考えていきたい。
精神科医岩波明氏による連載スタート!   
* * *
1.舛添バッシングは「祭り」になり、舛添は「天下の極悪人」となった。
この異常な現象をどう考える!? 
 舛添都知事が、ついに辞任することになった。
頑強にマスコミや一般市民からの批判やバッシングに抵抗し、この苦境を乗り切ることについて秘かに自信をのぞかせていた舛添氏であったが、与党である自民党まで不信任に同調する事態となり、ついに白旗を掲げた。

 週刊文春が、舛添氏の疑惑について第一報を報じたのは、4月27日発売の「5月5日・12日合併号」においてである。
週刊文春WEBは、舛添氏の公用車流用疑惑について、次のように伝えた(2016.04.26 16:02)。
 ……舛添要一東京都知事(67)の「豪華すぎる海外出張」へのブーイングが日に日に高まっている。
だが当の舛添氏は、4月12日から18日まで例によってファーストクラス&スイートルームでニューヨーク、ワシントンを外遊した。

そんな折、小誌にある「内部告発」がもたらされた。
「舛添都知事は週末に東京を離れて、公用車で湯河原にある自分の別荘を訪れている」

 小誌が早速、情報公開請求によって、舛添氏の公用車の運転手が移動経路を記録した「庁有車運転日誌」を取り寄せたところ、驚くべき事実が判明した。
 この記録と小誌の取材によると、舛添氏は、昨年4月からの約1年間で、実に49回にわたって、毎週末、公用車で、温泉で名高い神奈川県湯河原町にある別荘を訪れていたのである。
都内のハイヤー会社によると「都庁と湯河原の往復で約八万円かかります」というから、その総額は単純計算でも400万円を超える。

 これに続いて、国会議員時代における政治資金の私的流用、都の公用車での美術館めぐりなどの疑惑が次々と噴出し、過去の身内とのスキャンダルなどプライバシーに関する内容も繰り返して報道されることとなり、だれにもコントロールができない「祭り」状態となった。  

実は、このような追求を舛添氏が受けるのは、初めてではなかった。
都知事に就任後の平成24年においても、画廊やアートギャラリーなどから、政治資金で、掛け軸や版画などの美術品を多数購入していたことが発覚し、報道陣から追及を受けている。
舛添氏は、美術品は自ら店頭やネット通販で入手し、自宅や知事室に置いてあるとし、「研究本を書くための資料だ」と弁明したが、この時はうやむやのままに終わっている。
けれども、今回は様子がまったく違った。

ネット上においても、マスコミ報道でも、舛添氏に対する批判が殺到し、まさに「天下の極悪人」扱いとなった。

 平成26年2月の都知事選では、210万票あまりを得票し、宇都宮健児弁護士、細川護煕元首相らを破って当選した舛添氏は、都民の人気も高く、厚生労働大臣の経験もある実力派の政治家として期待されていたはずである。
けれども、任期の半ばあまりにおいて、予想もしない激しいバッシングを浴びて退場することになったのである。

2.本人が動けば動くほど、「舛添疑惑」は非難の目を浴びることに。
 この結末には、舛添氏側の「まずい」対応も関係している。
 おそらく、「火消し」とするつもりで知事が用意した「公平な第三者」という触れ込みの弁護士による調査報告は、さらに舛添氏に対する不信感を増幅する結果となった。
政治資金の個人的流用に関して、調査した弁護士たちは、チャイナ服などの購入などについて、「不適切であるが、違法ではない」と強弁したが、この説明にだれも納得しなかった。

 知事は打つ手を間違えたのである。
彼とその取り巻きは、マスコミや都民をなめていた。
しばらく以前であれば、「権威のありそうな」弁護士が断言すれば、あるいは一般市民は仕方なく納得させられてしまったかもしれない。
 けれども、今やそのような「牧歌的」な時代ではない。

SNSの世界では、「第三者」とされた元検事である佐々木善三、森本哲也の二人の弁護士の過去の「仕事」が瞬時のうちに洗い出され、批判をさらに増幅する結果となった。
彼らは政治家の疑惑の「火消し」を生業にしてきたわけで、今度も出来レースに違いないと見なされたのである。

 平成28年6月上旬の時点では、都議会における厳しい追求やバッシングが繰り返された。
マスコミ報道において、視聴率のとれる「舛添疑惑」は重要なコンテンツとなった。
しばらく、このような状態が続いたが、「面の皮が厚い」舛添氏は、猪瀬前知事のようにあっさり白旗を振って辞任する様子はみせなかった。
もっとも本人は、当初は口先三寸で逃げ切れると甘く見ていたにもかかわらず、盛り上がるバッシングに対して、次第に焦りを募らせていたようである。

 このような状況を東洋経済オンラインは、「舛添知事、逃げ道ふさがれ辞職へまっしぐら」と次のように伝えた(安積明子、平成28年6月9日)。
 舛添要一東京都知事の政治とカネを巡る問題が終幕へと向かいつつある。
舛添知事は「第三者」の弁護士に調査をさせ、それを明らかにさせれば批判の勢いは収まり辞任を回避できると考えていた。
しかし、その目論見は完全に外れようとしているのだ。……(中略)……  

すでに他の逃げ道はふさがれており、辞職までまっしぐらの舛添知事。
しかしてそのタイミングはいつなのか。与党が参院選との“ダブル選”を嫌がっているため、「9月辞職説」が聞こえている。
 参院選が終われば、リコールが始まる可能性も大きい。
リコールには約147万もの有権者の署名が必要になるが、多くの都民は進んでこれに応じるだろう。
いくら舛添知事が抗おうとも、それを止めることは不可能だ。すでに政治の歯車は大きく動き出している。

 舛添氏をめぐる状況は、この記事の予想よりも、さらに急速に展開した。
当初、陰ながら舛添氏を支持していた自民党であったが、間近に迫った参議院選挙への悪影響を恐れ、不信任に賛成するに至った。
この時点で、頼るべきバックを持たない舛添氏は、辞任する以外に道は残されていなかった。  * * *  
次回へ続く。
いよいよ、日本人の不寛容性がいかなるものか、斬り込んでいきます。

■岩波 明(精神科医)
1959年、横浜市生まれ。
東京大学医学部医学科卒。
医学博士、精神保健指定医。
東大病院精神科、東京都立松沢病院などで診療にあたる。
東京大学医学部精神医学講座助教授、埼玉医科大学精神医学講座准教授などを経て、2012年より昭和大学医学部精神医学講座主任教授。
精神疾患の認知機能、司法精神医療、発達障害の臨床研究などを主な研究テーマとしている。
著書に『狂気という隣人』『うつ病』『文豪はみんな、うつ』『生の暴発、死の誘発』『精神科医が狂気をつくる』『心の病が職場を潰す』ほか多数。
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きょう沖縄戦慰霊の日 恒久平和の誓い新た

きょう慰霊の日
 恒久平和の誓い新た
琉球新報 6月23日(木)5時0分配信

 沖縄は23日、「慰霊の日」を迎えた。
住民を巻き込んだ地上戦が行われ、20万人を超える尊い命を奪った沖縄戦から71年がたつ。

激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園では、午前11時50分から、県と県議会主催の「沖縄全戦没者追悼式」が行われる。
戦没者のみ霊を慰め、世界の恒久平和への誓いを新たにする。

 追悼式には、安倍晋三首相、関係閣僚、衆参両院議長が参加する。

 元米海兵隊員の軍属による女性暴行殺人事件が県民に与えた衝撃は収まらない。
19日には、事件に抗議する県民大会が開かれ、6万5千人(主催者発表)が集結した。

翁長雄志知事は追悼式で読み上げる「平和宣言」で事件に言及し、戦後71年を経ても米軍関係者による事件事故が後を絶たない沖縄の現状を訴える。

 追悼式では、金武小6年の仲間里咲さんが「平和の詩」に選ばれた「平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)」を朗読する。

 3月には、集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法も施行されるなど憲法改正もいっそう現実味を帯びてきている。
日本の将来を占う参院選のまっただ中で、沖縄は鎮魂と祈りに包まれる。
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2016年06月24日

激痛で飛び起きることも…「夜中に足がつる」のはナゼ?

激痛で飛び起きることも…
「夜中に足がつる」のはナゼ?
2016年6月23日 日刊ゲンダイ(伊藤あゆみ)

 安眠を妨げる激痛の正体は?
国際医療福祉大学熱海病院の〆谷直人先生が教えてくれました。

睡眠中に足がつる主な原因は、『血行不良』です。
足の血流が悪くなると筋肉が収縮しやすくなり、足がつりやすくなるのです

 通常、足がつるのは長い立ち仕事や運動の後。筋肉が長時間緊張したことで、筋肉や腱のセンサーが誤作動を起こし、異常な収縮が起こるのです。

 また、発汗により血液中の水分やナトリウムが排出されると他の電解質のバランスも崩れて、神経や筋肉が興奮しやすくなることも要因です。

 一方、睡眠中に足がつるのは「冷え」による血行不良が主だといいます。
「たとえば涼しい部屋で足を出して寝ていると、冷えて血流が悪くなり、足がつりやすくなります。
そもそも睡眠中は体幹部に血液が集まるので、手足の血流が低下し、足がつるリスクが高まるのです」

 そんなリスクを避けるには、適度な運動をして足の筋肉をつけること。
筋力が低下すると血流が悪くなり、筋肉に十分な栄養が行き届かなくなりがち。

 すると筋肉が疲労しやすくなり、ますます足がつりやすくなるのです。

頻繁に足がつる場合は、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、糖尿病、腎不全、下肢静脈のうっ血や閉塞性動脈硬化症などの病気が潜んでいる恐れもあります

 これら病気の可能性も視野に入れつつ、まずは筋力アップを目指しましょう!
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2016年06月25日

「民共連携」大失敗か 自民党は単独過半数の勢い 参院選序盤情勢

「民共連携」大失敗か
自民党は単独過半数の勢い 
参院選序盤情勢
2016.06.24 ZAKZAK

与野党激突の参院選(7月10日投開票)がスタートし、報道各社による序盤情勢の調査が出そろった。
自民、公明与党は堅調な戦いを進めており、「改選過半数を獲得する勢い」という。
一方、民進党は全体的に伸び悩んでおり、共産党には勢いがある。

参院選は投票直前の風で大きく変わるケースもあるが、果たして「民共連携」は失敗したのか。  24日朝刊に掲載された報道各社の序盤情勢の結果は別表の通り。
傾向は、ほぼ同じだ。

 産経新聞によると、自民党は単独過半数に必要な57議席を獲得しそうで、自公両党の獲得議席は安倍晋三首相(自民党総裁)が「勝敗ライン」とした改選過半数の61議席を大きく上回る勢い。
自公におおさか維新の会などを加えた「改憲勢力」は憲法改正の国会発議に必要な3分の2(162議席)確保をうかがう。

 一方、岡田克也代表率いる民進党(改選43議席)は、今回10議席以上減らすことがほぼ確実な情勢だ。
改選4人区の神奈川や大阪でも議席を獲得できない可能性がある。

 志位和夫委員長の共産党は、比例代表も合わせて2ケタをうかがう勢いで、改選3議席から大きく躍進しそうだ。

 参院選の勝敗を左右する32ある「1人区」については、「自民党は計16の選挙区で優位。(野党)統一候補は、東北地方を中心に13の選挙区で接戦」(読売新聞)、「(野党統一候補が)8選挙区で自民候補に対しリード。
4選挙区では激しく競り合っている」(朝日新聞)という。

 今回の参院選では、民進党と共産党の「民共連携」が注目されているが、序盤情勢を見る限り、「民進党にはマイナスで、共産党にはプラス」とも受け取れる。
やはり、民進党支持者としては、党綱領に「日米安保の廃棄」「自衛隊の解消」を掲げる共産党との共闘に抵抗があるのか。

 ただ、政権選択の衆院選と違い、参院選は投票直前のムードに影響されやすい傾向がある。
情勢調査の結果、劣勢と報道された政党や候補者に支持が流れる「アンダードッグ効果」が出る場合と、有権者が勝ち馬に乗ろうとする「バンドワゴン効果」が出るケースがある。

 約2週間後、有権者はどんな決断を下すのか。
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年金、兆円単位で損失の危機―英国EU離脱による金融危機、安倍政権のエゴがリスク増大

年金、兆円単位で損失の危機
英国EU離脱による金融危機、
安倍政権のエゴがリスク増大

志葉玲 | フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)
2016年6月25日 11時44分配信

正に激震だ。
大方の予想を覆して、イギリスでの、EUからの同国の離脱の賛否を問う国民投票で、離脱派が勝利したことにより、株式市場は文字通りパニック状態になっている。

昨日24日、米国や欧州、アジアの各市場で株価が急落。
世界同時株安の様相を見せてきた。

日本でも、東京株式市場は、08年のリーマン・ショックを超える下げ幅となるなど、株価が大暴落した。

◯金融不安で年金消失―予測されていたリスク
問題は、株をやっている人々が被害を被るわけではない、ということだ。
今回の英国ショックで、私達の年金が兆円単位で吹き飛んでしまう恐れがある。
2014年10月、安倍政権は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用ルールを変え、それまで2割程度だった株式市場への年金運用を、一気に5割に引き上げた。

つまり、年金運用が、より株式市場の動向に強く影響を受けるようになったのだ。
株式市場が好調な時はいいが、逆に金融不安が起きると、リスクが年金を直撃するようになる。

実際、昨年1月の時点で安倍政権は、今後の年金運用の最大損失額を「21兆5000億円」と見積もる想定を、長妻昭衆議院議員の質問主意書に対する答弁書の中で示していた。
その後、世界的な株安による影響で、2015年度は約5兆円という巨額の損失を出したと観られている。
今回の英国ショックによって、さらに年金運用での損失拡大は避けられないだろう。

◯安倍政権のエゴが招いた年金5兆円損失
莫大な額の年金損失が懸念されながら、なぜ安倍政権は、株式市場に年金資金を大量投入することにしたのか。
それは、膨大な資金が流れこむことによって、日経平均株価が底上げされ、「景気回復」を演出できたからだろう。
日経平均株価は、安倍政権の支持率にも大きく影響する。
要するに、安倍首相は自分の支持率を維持するために、国民の大事な年金をハイリスクな金融ギャンブルにぶち込んだ、ということなのだ。
舛添前都知事なんか問題にならない程の公的資金の私物化と言うべき、愚行である。

◯安倍政権の責任は?
英国ショックによる世界的な金融市場の動揺はしばらく続くものとみられる。
安倍政権は、GPIFの年金運用の割合を以前に戻し、正確な損失額を明らかにするべきだ。
有権者としても、一連の年金巨額損失を参院選での投票の判断材料とすべきだろう。

志葉玲
フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)
パレスチナやイラクなどの紛争地取材、脱原発・自然エネルギー取材の他、米軍基地問題や反貧困、TPP問題なども取材、幅広く活動する反骨系ジャーナリスト。
「ジャーナリスト志葉玲のたたかう!メルマガ」 http://bit.ly/cN64Jj や、週刊SPA!等の雑誌で記事執筆、BS11等のテレビ局に映像を提供。
著書に『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共編著に『原発依存国家』『母親たちの脱被曝革命』(共に扶桑社新書)など。
イラク戦争の検証を求めるネットワークの事務局長。
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2016年06月26日

山本太郎が安倍にガリガリ君問題を追及

党首討論で山本太郎が安倍首相に
「ガリガリ君を政治資金で買った」
事実を追及!
安倍は異常に狼狽して逆ギレ
2016.06.25. LITERA編集部

6月21日の『報道ステーション』(テレビ朝日)での党首討論で、たった1分収録時間が延びただけでキレまくり視聴者を唖然とさせたばかりの安倍首相だが、
今度は『NEWS23』(TBS)で醜態を晒した。
ある質問に慌てふためき、パニックに陥ったのだ。

 その質問とは、生活の党と山本太郎となかまたちの共同代表である山本太郎がぶち込んだ、「安倍首相“ガリガリ君”問題」だ。

 討論の最中、テーマが舛添要一前東京都知事の“政治とカネ”に及んだ際、山本氏は「(舛添氏の)そのセコさ、そしてそのやり方っていう部分に関しては負けず劣らずと言いますか」と前振りをし、安倍首相にこう追及したのだ。

「安倍総理もですね、たとえば、ガリガリ君というアイスクリームであったりとか、そういうものもそこ(政治活動費)で支出をしていると」
 この安倍首相の「ガリガリ君」政治資金支出問題とは、先日、本サイトでも紹介したように、日刊ゲンダイが安倍首相の資金管理団体「晋和会」の1万円以下の支出に関わる「少額領収書」の開示請求を行ったところ発覚したもの。

それによると、2012年9月5日に発行された「セブンイレブン衆議院第一議員会館店」の領収書には、スポーツ飲料や栄養ドリンクという商品とともに、赤城乳業の《ガリガリ君コンポタージュ味》単価126円×2本=252円を購入していることが印字されている。
 つまり安倍首相は、小学生だってお小遣いのなかから自腹購入している「ガリガリ君」を、政治資金で賄っていたのだ。
なんともセコさ極まりない話である。

 山本氏はこの問題を取り上げ、「このようなものに支払うことの意味、わかりますよね?」「子どものマンガ本は責められて(いるのなら)、このガリガリ君というアイスクリームは許されないと」と、安倍首相本人に突きつけたのだ。

……いやはや、さすがは「みなさまの鉄砲玉」を自認する山本氏らしい追い込み方だが、対して突如、自身の疑惑が俎上に載せられた安倍首相は、ものの見事に狼狽し、声を詰まらせ、目を泳がせながら、このように繰り返すのが精一杯だった。
「それ、私、全然知らないんでね。それは全然知らない」
「いき、いきなりこんなところで突然言われてもですね、事実かどうか調べますけども」

 しかし、山本氏が追及をつづけると、ついに声を荒げた。
「そんなもの政治資金で買いませんよ!」
 いや、政治資金でガリガリ君を2本買ったことは、自分のところの資金団体が領収書を出しており、そのことで発覚した正真正銘の事実。
実際、日刊ゲンダイは問題の領収書そのものを公開している。
安倍首相のこの発言は、明らかな大ウソだ。

 その後、安倍首相は必死になって「いわば政党助成金は、これ税金からきておりますから、これについては党の内規でやっております。
それ以外も、すべてオープンにしておりますが、私が食べた分をですね、それは、載せるということは、まずありえない」と反論したが、山本氏はすかさず「秘書が食べた分を載せた?」と質問。
すると安倍首相は、またもキレはじめた。
「それは、私は、それは知りませんけども。
で、そんなことをですね、いま、いきなりそう言われてもですね、私、わかりませんけども」
「個人攻撃を、答弁できないことをこういう場でするのはちょっとどうかと思いますよ!」

 無論、これは個人攻撃ではなく、“政治とカネ”というテーマにおいて、総理たる安倍首相本人がこのように恥ずかしい政治資金の使い方をしているという問題の提示にすぎない。
むしろ、「答弁できない」ような領収書の切り方をしている安倍首相こそ、「ちょっとどうか」しているのだ。

 だが、ここで司会の星浩キャスターが公明党の山口那津男代表に話を振り、「ガリガリ君」問題は終了。
しかし、その後、挟まれたCM明けには、スタジオで山口代表が山本氏に「自分で確かめてから言ったんですね?」と質問し、山本氏が「そうですよ」と返答している様子が映し出されていた。
……怒り心頭の安倍首相に代わってフォローに勤しむとは、公明党もすっかり安倍首相の下部組織化が定着したようだ。

 それにしても、「ガリガリ君」が政治討論の場で議題にあがり、総理大臣が慌てふためいて火消しをするとは、つくづく情けない話である。
もちろん「ガリガリ君」に罪はなく、山本氏は国民の知る権利にこたえたまでだ。
問題は、「ガリガリ君」で領収書を切って収支報告していた安倍首相のセコさと、逆ギレすることしかできない態度にほかならないのだ。

 ともかく、安倍首相は「事実かどうか調べます」と明言した。
ここはぜひきっちり調べていただいて、国民に弁明していただきたいものだ。

……と言っても、『報ステ』のときと同様、どうせまたFacebookでウソの言い訳を並べて逆ギレするのだろうけれど。
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水素水、EM菌…批判されても生き残る「疑似科学」のナゼ

水素水、EM菌…
批判されても生き残る
「疑似科学」のナゼ
2016.06.25 日刊SPAニュース

 水素が、体を酸化させる活性酸素を中和することで老化を防ぎ、ガンや糖尿病を退治してくれる水――という触れ込みで今、話題の“水素水”。
市場規模200億円ともいわれ、大手飲料メーカーがこぞって新商品を発売している。

だが、そもそも人の体内でも水素は発生しており、実物を飲んでも普通の水と味や匂いも大差ない。
なぜ人は疑似科学を信じてしまうのか。水素水以外にも批判されて、なお生き残っている疑似科学はまだある。

 その代表格と言っても過言ではないのが“EM菌”だ。
もともと土壌改良を目的に開発された微生物資材だったが、’90年代後半からどんどん疑似科学化し、東日本大震災以降は放射能除去効果があるとも謳われた。
現在でも河川の水質浄化を目的にした、EM菌の投入イベントを企画している団体すらある。

「農業資材だけならまだしも、環境浄化や医療効果まで主張し始めて、話がどんどん大きくなり、疑似科学として問題のあるレベルになってきているのです」(疑似科学に詳しい明治大学の石川幹人教授)

 そんなEM菌以上に、つい信じてしまいがちなのが、健康効果を謳った“モノ系”疑似科学だという。
斉藤秀雄さん(仮名・40歳)は某プロ野球監督が身に着けている“磁気ネックレス”の愛用者だ。

「前から肩や首のコリがひどくて、今でもゴルフや運動の後、全身にコリが出ちゃうけど、これを着けると痛みとかダルさが全然違う」

 だが、五本木クリニック院長の桑満おさむ氏はこう断言する。
「磁気の効果は科学的な根拠が十分とはいえません。
多少はコリをほぐすかもしれませんが、あくまでプロの選手が自分のモチベーションを維持するために使うもの。
ゲン担ぎ程度のものでしょう」

 男性がスポーツ関連に手を出しやすいのに対し、女性に浸透しているのが“子宮系”だ。

山野芳子さん(仮名・28歳)は母親からある生理用ナプキンを勧められた。
「『紙ナプキンは石油を使っているから危険だ』と言われ、渡されたのが布ナプキンです。
エコで節約にもなると聞かされたのですが、正直、いまだ半信半疑です」

 この布ナプキンはそれ自体、疑似科学とは言えないが、問題はその「お勧めの理由」にある。

「石油だから危険といった時点でまったくのデタラメ。
子宮温めも具体的な効果は不明。
前にはやった疑似科学『経皮毒』の亜流でしかない」(水に関する著書も多い法政大学の左巻健男教授)
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2016年06月27日

最高の医療を受けるには「患者力」が必要だ

医者に任せっきりの「二流患者」は損をする
(東洋経済オンライン 2016年06月25日掲載)
2016年6月25日(土)配信 中村 陽子 :東洋経済 記者

病院ランキングや名医ガイドのたぐいが相変わらず人気を集めている。
だが、『一流患者と三流患者』を書いた米テキサス大学MDアンダーソンがんセンター永代教授の上野直人氏は、こうした風潮に異論を唱える。
同氏は、最高の医療を保証するのはランキングでもブランドでもなく、患者自身がいかに医療に参加するかの「患者力」だと力説する。

■一流と二流、三流の違いは

──タイトルの「一流患者」「三流患者」とは? 医者と一緒に考え、治療を選択し、納得のいく治療を選び取れる患者さんを一流患者としました。
それに対し、医者の言うことはすべて受け入れ、自ら考えることなしに一言「お任せします」の患者さんを二流患者
文句ばかりで病院との信頼関係を作れないモンスター患者を三流患者としました。
最低限のことしか病院から引き出せず、本人が損するタイプです。

あえて一流、三流と呼びますが、その意図は患者間に優劣をつけることではなく、自分の患者力がどのレベルにあるかを見直して、よりよい医療を受けられるよう、スキルを上げることです。

──「お任せします」はもう通用しない?
自分の身を守るためにも、二流患者の物言わぬスタンスは、ぜひ改めてほしいです。
新しい治療法や薬が出て治療の選択肢が増え、医療はどんどん高度化、細分化している。
医者は膨大な情報と日々格闘しており、正直手いっぱいです。
医者も人間。
国家試験は医療従事者として最低限の能力を保証するものであって、運転免許証を持っていても自動車事故が起きてしまうのと同じ。
丁寧な運転の人もいれば暴走癖の人もいる。

この医者は大丈夫か、本当に自分のことを考えてくれているか、患者はつねに質問をぶつけて突っつくことが大切です。
医者との会話で医者を試す、といってもいい。

この治療法でいいか、ほかの治療法はないか、組み合わせはどうか。自分の生き方に合った最適な治療を医者から引き出していくのです。

みんな遅かれ早かれ病院の世話になるときがやってくる。
病気に向き合う準備を先延ばしにせず、たとえば風邪を引いて受診するときなど、今から練習を始めてほしいのです。

──まずは、この薬は何のための薬ですか、と聞くことからですね。
そう、とにかく質問です。
何となく引っ掛かったら必ず聞くことを習慣にする。
なぜこの病名か、なぜこの診断か、なぜこの検査をするのか、なぜこの薬か、なぜ効かなかったのか。Why(なぜ)をつねに問う。自分が直面している事実を理解するためです。

専門用語の羅列でわからないなら、わからないとハッキリと言う。
なぜ?を重ねることで、自分の理解も深まっていく。
医者にとっては、質問が気づきのきっかけにもなります

見落としや別の可能性に気づいて、より多くの選択肢が提示できるかもしれない。
それから診察時には必ずメモ帳とペンの持参を。

一言断って会話を録音するのもいいし、誰かに付き添ってもらって話の受け手を増やすのもいい。
医者とのコミュニケーションは真剣勝負。
一言も漏らさず聞くぞという意気込みでいきましょう。
疑問は放置せず、その場でも次回でもよいので、必ず聞くようにしてください。

話を理解できたかどうか確認するのにいちばんいい方法は、自分が受けた説明を他人に話すこと。
聞かされた側が要領を得ないようなら、自分がちゃんと理解できていないってこと。

次回受診時に、医者相手に話して反応を見る。
僕の場合は大抵僕のほうから聞きますね。
どう、ちゃんと理解してる?ちょっと話してみて、と。これは必ずやります。

ネットで得た情報は医者と共有を
──病気の医学的な正式名を必ず聞くことも強調されていますね。
ネットで調べるとき、正式な病名で検索したほうが情報が精査されます。
セカンドオピニオンを取る際にも意思疎通がスムーズになる。

それから、ネットで得た情報は医者と共有し、わからないところは医者に聞くようにしてください。
僕の患者さんはネットで見たものをプリントアウトして持ってきますよ。
僕もそれを歓迎していて、必ず情報共有しようと約束します。
ネットで見つけたサプリメントや代替療法を試したいなら、その前に絶対見せてくださいと。
プリントアウトを見ても判断がつかない場合は、自分でもサイトを見に行きます。
そこまでするのが医療従事者の責任ですから。

──日米の差は患者力の差だと書かれていますが。
実際には米国の患者だって一流ばかりでは全然ない。
ただ米国では、患者力を与えることが重要だという意識を医療側が持っていて、病院全体で患者を一流に引き上げていく仕組みというか、サポートが日本よりはある。

まず医者が患者に質問を促します。
小児科なら、子供の患者に対し「質問はないか」と必ず聞く。
親がいると話しにくいなら席を外してもらう。
そうやって医者に質問することが当たり前という感覚を育てていく。
そうした中で、優れた患者がキャッチボールを通して育つ可能性が高いというだけ。

 ──日本ではまだ、躊躇してしまう患者も多いかもしれません。
でも、質問し情報を正しく把握することは、日常生活のあちこちでやっていることでしょう。
医者に対してだけ、恐縮して言えないとか遠慮してしまうとか、聖域視する必要はないし、そんな神話はなくさないといけない。
医者には説明責任が、患者には医者の言葉を理解しようとする責任があります。

医者が投げたボールをきちんと受け止め、しっかり投げ返す。
説明下手だったり面倒がったりするような医者の悪投は「ちゃんと投げて」と投げ返す。

大事なのはキャッチボールです。
キャッチボールする理由の一つは、相手がまっとうな医者かどうかを見極めることでもある。
患者が要求しないから医者が変わらない

──何といっても「3時間待ち3分医療」の現実があります。
現状のシステムを変えるためには、患者側からの突き上げが必要です。
医療側には大きなプレッシャーになる。

10年経っても20年経っても何も変わらないのは、誰も要求しないから。
もっと説明を受ける時間が欲しい、それが要求である、とわからせないといけない。
動かすのは患者団体などではなく、やはり個々の現場です。
消費者ベースの市場なのに、消費者が声に出さないから市場ニーズが低い状態のままなんです。 日本のモノやサービスの質が成熟しているのは消費者が要求したから。
それと同じ。
医療だけを聖域視するのはおかしい。
現実に、患者とともに医療を進めていきたいと考える若手や中堅の医者はとても多くなっています。
医者が患者の面倒を見る時代から、医者のよさを最大限引き出すために、患者が医者を試し育てる時代へと移行しているのです
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2016年06月28日

実はどこにあるのかよく分からない都道府県といえば? 3位は福井

実はどこにあるのか
よく分からない
都道府県といえば? 3位は福井
2016年6月27日(月)11時30分配信 gooランキング

「ガキん頃、北海道は中国地方の上にあると思ってた」
「じゃぁ沖縄は関東の下か?」

皆さん、都道府県名をすべて空欄になっている地図に書き込むことはできますか?
筆者は絶望的に地理が苦手なので、たぶん10個くらいしか正解できないと思います、マジで。

今回はそんな「実はどこにあるのかよく分からない都道府県」を調査・ランキングにしてみました。
この完全に悪口としか思えないランキング上位になったのは、一体どの都道府県だったのでしょうか?

1位は鷹の爪団でおなじみの島根県!
場所は中国地方の日本海側である山陰地方の西部、広島県の北、山口県と鳥取県に挟まれるように位置しています。
わかりにくいと思う理由の1つに、字面がちょっと似ている鳥取県が隣にあることが考えられ、多くの小学生のテストで点数を奪ってきたはず。
全国的に「神無月」と呼ばれる旧暦10月、日本の神々が島根県出雲地方に集まることから島根では旧暦10月を「神在月(かみありづき)」と呼んでいました。
神様はちゃんと場所をわかって集まっているのに、信仰していた日本人の末裔がわからなくなってしまうなんて、なんだか変な話ですね。

2位は餃子でお馴染みの栃木県! 関東地方の最北端、福島県と埼玉県の間、群馬県と茨城県の間に位置しています。
海に面していない事、近隣に面積の比較的小さい県が集まっているため、群馬県とどっちかわからなくなってしまう人が多いようです。

3位はふるさと納税発祥の地である福井県!
中部地方の最西端、石川県の南西、岐阜県、滋賀県、京都府に囲われるような形で位置しています。
その他の県とは異なり一部だけ細長い形をしており、位置というよりも「どこからどこまでが」福井県かわからない、といった感じでしょうか?

いかがだったでしょうか? 地図をまじまじと見る機会がなくて知らなかったのですが、福井県って本当に特徴的な形をした県ですよね。
今回は「実はどこにあるのかよく分からない都道府県ランキング」をご紹介させていただきました。
気になる4位〜47位のランキング結果もぜひご覧ください!
執筆・イラスト:Hikaru Sano)
調査方法:gooランキング編集部が「リサーチプラス」モニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
有効回答者数:500名(20~30代男女各250名:複数回答)
調査期間:2016年6月1日〜2016年6月3日

1位 島根県 . 82票 .
2位 栃木県 . 77票 .
3位 福井県 . 75票 .
4位 鳥取県 . 66票 .
5位 岐阜県 . 56票 .
5位 佐賀県 . 56票 .
7位 群馬県 . 51票 .
8位 茨城県 . 46票 .
9位 大分県 . 45票 .
10位 富山県 . 42票
11位 山梨県 . 40票 .
11位 岡山県 . 40票 .
13位 徳島県 . 38票 .
14位 三重県 . 37票 .
15位 石川県 . 33票 .
15位 滋賀県 . 33票 .
17位 宮崎県 . 31票 .
18位 山口県 . 27票 .
18位 愛媛県 . 27票 .
18位 高知県 . 27票
21位 和歌山県 . 26票 .
22位 山形県 . 24票 .
23位 奈良県 . 22票 .
24位 香川県 . 21票 .
25位 宮城県 . 19票 .
26位 埼玉県 . 18票 .
27位 兵庫県 . 17票 .
28位 長野県 . 16票 .
29位 静岡県 . 14票 .
29位 大阪府 . 14票
31位 愛知県 . 13票 .
32位 福島県 . 12票 .
33位 岩手県 . 11票 .
34位 広島県 . 10票 .
35位 千葉県 . 9票 .
35位 長崎県 . 9票 .
35位 熊本県 . 9票 .
38位 東京都 . 8票 .
38位 神奈川県 . 8票 .
38位 福岡県 . 8票
38位 沖縄県 . 8票 .
42位 北海道 . 7票 .
42位 秋田県 . 7票 .
42位 京都府 . 7票 .
45位 鹿児島県 . 5票 .
46位 新潟県 . 4票 .
47位 青森県 . 0票
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尾木ママ、業界内での悪評

尾木ママ、業界内での悪評…
すぐ感情的になり暴言、
おネエ系と真逆
2016.06.27 Business Journal

「尾木ママ」こと、教育評論家の尾木直樹氏が批判に晒されている。
 尾木氏は自身のブログで、北海道の小学2年生、田野岡大和君が行方不明になった事件について、父親に対し次のように批判の記述を繰り返した。
「7歳の子どもを北海道の山中に車で放置するとは! なんという虐待!?」(5月29日)
「こんな状況に置いた親は厳しく批判されるべきです。警察にも間違いなく逮捕されることでしょうね!」(同31日)
「これは置き去りそのものが真実なのか。失礼ながら疑いたくなってしまいます…」(6月3日)  

これらの辛辣な発言をめぐってインターネット上で炎上し、尾木氏は謝罪に追い込まれた。
 尾木氏がブログ上に並べた大和君の父親を非難するコメントは、普段テレビ番組で披露するおネエ系のトークとはまったく異なる。
その違いに驚きの声も上がったが、尾木氏は熱くなると表現が過剰になる“瞬間湯沸かし器”の素顔を持っているという。

直情型というか、よく言えば正義感が強いというか。我々が尾木ママに取材を求めると、辛辣なコメントをすることがあって、『これを報道していいですか?』と尋ねると、尾木ママは『やっぱり……』と一気にトーンダウンすることがあります」(テレビ局関係者)

 たとえば、2012年の夏の高校野球の大会期間中、出場校の栃木・作新学院高校の部員が暴行と強盗で逮捕、広島・広島工業高校の部員が強制わいせつで逮捕される前代未聞の事件が起きたときのことだ。
「あるメディアが尾木ママに取材したところ、『甲子園大会自体を中止にすべきだわね!』とコメント。
それを報道していいか尋ねると、『それはちょっと……』と言い過ぎたことを反省して、別のコメントに替えたことがあったそうです。
確かに出場校の部員による事件は前代未聞の不祥事ですが、だからといって関係のない部員、他の出場校まで巻き込んで全体責任を問うて、大会自体を中止にすべきと提言するのはいかがなものでしょうか」(別のテレビ局関係者)

敬遠の姿勢を見せている番組も
 ほかにも、あるメディアが別件の教育問題で尾木氏に取材しようと電話したところ、「今忙しい!」と即刻断られてしまったこともあるという。
「テレビ番組で見せるおネエ系の言動とは違ったので、そのメディア側はビックリしたそうです。
ときに感情的になり、暴走してしまう素顔を知っているメディア関係者は、北海道の事件で尾木ママが謝罪したことに『やっちゃったか』『案の定』と妙に納得したのではないでしょうか」(同)
尾木氏は20日に放送された『橋本×羽鳥の新番組(仮)』(テレビ朝日系)で、前大阪市長の橋下徹氏から「あれは尾木さん、教育者としてはダメです」と批判された。
尾木氏は謝罪し、「あの後の私のブログ、ものすごく丁寧です」と反省を示した。

「テレビ局関係者の間では、『教育評論家としてどうなの?』と疑問を抱き始め、敬遠の姿勢を見せている番組もあります。
口は災いのもとですね」(同)
 特異なキャラクターで親しまれているだけに、自らの舌禍で価値を下げてはもったいない。 (文=編集部)
posted by 小だぬき at 12:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 教育・学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月29日

緩和策限界、改憲実行…安倍政権の「安定」は地獄への道

緩和策限界、改憲実行…
安倍政権の「安定」は
地獄への道
2016年6月27日 日刊ゲンダイ

 英国EU離脱の衝撃は、日本の参院選にも影響を与えている。

 この週末から、安倍首相の街頭演説が変わった。
力説する選挙の争点が、「アベノミクスを前に進めるか否か」から「政治の安定」になったのだ。
世界経済の危機に対応するため、「安定政権が必要」と訴える作戦に変えてきた。

 これに公明党の山口代表も歩調を合わせ、「自民と公明の安定政権でなければ、この難局を乗り切ることはできない」と声を張り上げている。
 そのうえ、安倍は「サミット議長国として、新たなリスクを回避するため、あらゆる手段を取らなければならないことをまとめた。準備はすでにしていた」と、
EU離脱をチャッカリ自分の手柄アピールに利用し始めた。
この厚顔には言葉もない。
だったら、ちゃんと対策をしておけよ! という話なのだ。

 24日の日経平均は1286円安の大暴落。
リーマン・ショック時の1日最大下げ幅だった1089円をも上回り、歴代8位の下げ幅を記録した。
いったい、1日で何兆円の年金が消えてしまったのか。

「総理は英国のEU離脱はないと考えていたはずです。
だから、24日は総理も官房長官も選挙応援に出かけて官邸を空けていた。
夕方、大慌てで官邸に戻って関係閣僚会議を開きましたが、みんな意外な結果に驚くばかりで、すぐに対応できる状況ではない。
取りあえず、財務省に任せることにしたそうです」(自民党関係者)

 EU離脱で世界経済は大混乱だが、最も打撃を受けたのが日本市場だ。
それだって、アベノミクスの無謀な金融緩和が原因なのである。
しっかり内需拡大を図っていれば、ここまで対外的な要因に振り回されることはない。
金融を膨らませるだけ膨らませた結果、脆弱になってしまったハリボテ経済は、何かあると直撃をモロに受ける。
海外投資家のオモチャにされる。

 異次元緩和による円安目くらまししか能がない無能政権では、この危機に対応などできやしないのだ。
それが、よりによって英国ショックを成果アピールに使うのは倒錯の極みというほかない。

■政治の安定ではなく独裁が固定

 だが、騙されやすい有権者は安倍の言い分をうのみにしてしまう可能性がある。
「経済危機だから政治を安定させないと……」と、“ホラッチョ首相”の詭弁に引きずられそうで心配だ。
「海外メディアや、IMFにまでアベノミクスが酷評され、国内のエコノミストも『アベノミクスは失敗した』と言いだしていたところに英国ショックが起きた。
それを逆手に取って、安倍首相はちゃっかり自己PRに使う。
悪運が強いというか、姑息というか、都合の悪いことは何でも海外のせいにする厚顔は相変わらずです。
それに、自公が訴える『政治の安定』が、どういう意味かを有権者は冷静に考える必要があります。
選挙の前だけ経済対策を叫んで、勝った途端、秘密保護法や安保法制のような右派政策をゴリ押しするのが、この政権の常套手段なのです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
 要するに、連中が言う「政治の安定」とは、国民や、野党の反対を無視できる圧倒的な数の力をくれということだ。
衆参ともに3分の2議席を確保すれば、悲願の憲法改正に手をつけることもできる。

 京大名誉教授の伊東光晴氏も22日の東京新聞のインタビューで「いまの政権は異論に耳を傾けないのが非常に心配だ。本当の民主主義は多数決が全てではない。多様性が重要であり、それが破局を防ぐことになる」と警鐘を鳴らしていた。

 圧倒的な数の力で反対意見を封じ込めるのは、ある種の独裁だ。
政治が良い状態で安定するのならまだしも、独裁が固定化すればどうなるか。
有権者は、そこをマジメに考える必要がある。

大英帝国の幻影と大日本帝国への回帰を問う投票

 英国の国民投票の結果には、かつての大英帝国の幻影がチラつくと分析されている。
過去の栄光への憧憬が、離脱派を駆り立てた。
「EUに指図されるのは我慢ならん」というおごりだ。

 翻って、この国の現状を見てみれば、大日本帝国への回帰を狙う狂信的カルト政権が、憲法改正という争点を隠して、選挙に圧勝しようとしている。
参院選の公示直後に各紙が発表した序盤情勢分析は驚くようなものだった。

「改憲4党 2/3うかがう」(朝日新聞)
「改憲 3分の2うかがう」(毎日新聞)
「与党 改選過半数の勢い」(読売新聞)
「改憲勢力 2/3うかがう」(日経新聞)
「改憲勢力 2/3うかがう」(産経新聞)

 24日の1面トップには、判を押したように同じ見出しが並んだ。
まるで大本営発表である。
「現時点で投票先を決めていない無党派層が4割もいる。
投票日までまだ時間がありますから、数ポイントの差なら十分に逆転が可能です。
それなのに、各紙が一斉に自公圧勝を流すのは、悪質な情報操作としか思えません。
序盤で流れを決めてしまい、『勝負あった』と有権者に思い込ませることが目的ではないのか。

あまりに恣意的な報道で、無党派層を投票に行かせたくないからとしか思えません」(政治評論家・森田実氏)
 読売と日経の調査は、同じ日経リサーチ社のデータを使っていて、サンプル数は2万7640だった。
毎日の調査もサンプル数が2万7500と極めて近く、ネット上では「独自調査にしては不自然だ」という指摘もある。
メディアがグルになって、「改憲勢力3分の2」に協力しているように見えるのだ。

■バンドワゴンに協力の大マスコミ

 前回の総選挙でも、公示された途端、各紙一斉に「自民党圧勝、300議席」と打ってきた。これがバンドワゴン効果を生んだ。
一方で無党派層が棄権し、投票率は低下。
組織選挙の自公にますます有利になった。
選挙のたびに、同じことが繰り返されている。

今回の参院選で改憲勢力が3分の2を獲得すれば、どんな恐ろしいことが起こるか。
それを国民にしっかり知らせるキャンペーンを張るのがメディアの本来の役目なのに、勝ちを煽るだけで、そこには言及しない。
あえて黙っていることで、安倍政権の野望を後押ししているのです。
有権者は軽い気持ちで投票したら、大変なことになりますよ。
アベノミクスを加速化すれば、日本経済は破滅に向かう。
憲法改正に突き進み、国民生活も破壊されてしまう。
この国は再び焼け野原になってしまいます」(森田実氏=前出)

 嘘だと思ったら、自民党の憲法改正草案を読んでみるといい。
彼らが改正をもくろんでいるのは9条だけではない。
人権を制限し、国家のために国民が尽くす国につくり変えようという意図が満載だ。
自分たちの人権を制限しようとする政党にわざわざ投票して勝たせるなんて、笑い話にもなりゃしないのである。

 英国では、早くも国民投票のやり直しを求める声が高まっている。
今さらだが、軽い気持ちで投票した結果、大変な事態になってしまったと大勢の人が青くなっているのだ。
BBCでは「自分の一票が影響してしまうなんて思わなかった。
残留するものだと思ってたから」と後悔する声も紹介されていた。

 日本の有権者も、「自分が投票しなくても大勢に影響ない」などと思っていたら取り返しのつかないことになる。
参院選は政権選択選挙ではないから、頼りない野党にも安心して投票できる。

人権蹂躙の独裁国家を望み、お国のために奉仕したいという人は、改憲派に投票すればいい。  世論調査で残留派が優勢だった英国の投票結果で実証された通り、事前の世論調査結果なんて、いくらでも覆せる。

メディアや首相の言葉をうのみにせず、自分の頭で考えて、とにかく投票に行くことだ。
参院選の帰趨は、無党派層の意識と投票行動にかかっている。
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2016年06月30日

自民都連はカンカン 小池百合子氏「都知事選出馬」のウラ

自民都連はカンカン
小池百合子氏「都知事選出馬」のウラ
2016年6月29日 日刊ゲンダイ

 自民党の小池百合子元防衛相は29日午前、衆院議員会館で記者会見し、「自民党議員として決意を固めた」と7月31日に投開票の東京都知事選の出馬を表明した。
が、小池氏は自民都連の了解を得ないで出馬表明。
党内調整が済んでいない“無断出馬”に、都連はカンカンだ。
自民分裂は避けられそうにない。

 小池氏は会見で「都政の信頼回復と、山積する課題の解決に向け、崖から飛び降りるつもりで挑戦したい」と述べた。
 不意打ちを食らった格好の都連は今週中にも候補を詰めたい意向というが、一部報道によると、小池氏を推薦しない見通しという。
萩生田官房副長官も小池氏のごり押し表明を受け、会見で「違和感がある」と戸惑いを隠せなかった。

「小池氏出馬の裏には石破派議員の動きがあるようです。
ただ、党内の本命は“桜井パパ”こと前総務事務次官の桜井俊氏で最終調整を進めていた。
桜井氏本人が固辞したため難航し、これで可能性が下がった。

小池氏は、舛添問題で逆風の都連を敵に回しても世論を味方につけられると踏んだようです。
もちろん都連が小池氏の暴走を許すわけがない。
他候補を推すとなれば、上から下まで完全に自民は分裂です」(都連事情通)
 自民党内ではこれまで都連会長の石原伸晃経済再生担当相らの名前が挙がっている。

崖から飛び降りるバクチが吉と出るか凶と出るか。
posted by 小だぬき at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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