2017年01月11日

新元号の話題で昭和生まれが反応 「平成の間に結婚できない可能性」「平成ライダーももう終わり」

新元号の話題で昭和生まれが反応
「平成の間に結婚できない可能性」
「平成ライダーももう終わり」
2017年01月10日 14時03分 おたくま経済新聞

 政府が、天皇陛下の譲位の希望をうけ、平成31年(2019年)1月1日に皇太子様の天皇即位を行う方向で検討に入ったことが報道されています。

■昭和生まれ「平成の間に結婚できない可能性……」

 天皇陛下の譲位にあたっては、皇太子様の天皇即位および「新元号」の誕生を意味します。
天皇陛下は即位30年を節目に譲位を希望され、決定すれば平成31年1月1日が新元号のスタートとなる見込みですが、新元号の誕生により昭和生まれの人達からは思い思いの声がネットに上げられていました。
・より化石扱いされるのか
・今まで昭和生まれと平成勢に骨董品扱いされてきたけど、さらにはかどりそう
・昭和生まれで平成の間に結婚できない可能性……
・平成生まれもじじいばばあ扱いされる時代になるのか
・平成ライダーシリーズももう終わりか 昭和ライダーからのファンとしては感慨深い

 かねてより昭和生まれは、ネタ的に平成生まれの人達から「じじい・ばばあ」扱いされたり、まるで古いもののように扱われてきた部分があります。
そのため、改元により「お前らも人のこと笑ってる場合じゃないぞ」という雰囲気が昭和生まれの間に漂いつつ、同時に「古いもの度」がさらに進んだだけで「昭和生まれ感覚の明治・大正生まれになるだけ」という空気も漂っていました。

■とはいえ昭和は64年まであったからね!
 とはいっても平成は30年、対し昭和は64年までと倍以上。
でも言うほど昭和生まれ全員が全員「じじい・ばばあ」化しているという訳ではありません。
昭和64年であり平成元年となる1989年生まれの人なら、2017年は28歳。
まだまだピッチピチのヤングな部類に入るのではないでしょうか。

 最近では昭和64年が1週間しかなかったためか「幻の昭和64年!」「衝撃!昭和には64年があった!」などとネットで都市伝説的に扱われ、さらに昭和生まれを恋愛対象とすることを「昭和専」と表現することまであるそうですが……。まぁ、気は持ちようだと思います。気休めかもしれませんが。(遠い目) (宮崎美和子)
続きを読む
posted by 小だぬき at 12:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「時代遅れ」は悪くない

香山リカのココロの万華鏡
「時代遅れ」は悪くない
毎日新聞2016年12月27日 首都圏版

 診察室で、ある女性から「私たちのグループで作ったものです」と3枚ほどの紙を手わたされた。
うつ病を治療中の彼女は、同じ病を持つ人たちの話し合いグループに属していて、そこで定期的にニュースレターを作っているのだそうだ。
「すごいですね」と言うと
「いえ、この時代に紙に印刷、なんて時代遅れですよね。
なんでも電子データですませる世の中ですが、私たちはそういうのが得意じゃないのです」と答えた。
診療が終わってからお茶を飲みながらその印刷物に目を通したが、いろいろな人の体験談が載っており、とてもおもしろかった。
 もし、その女性から「私たちのニュースレターを電子メールで送ります」と言われたらどうだったか。
もちろん受け取るとは思うが、そのデータを開いてきちんと読んだだろうか。
もしかすると「あとで読もう」と思ってそのままたくさん来るメールにまぎれてしまったかもしれない。

 アメリカの大学などで行った調査によると、インターネットの交流サービスで何かのニュースを拡散する人の6割近くは、内容をよく読まずに見出しだけで「これはおもしろそう」と思ってそうしているのだそうだ。
そうやって送られた人は、また中身を読まずに見出しだけでほかの人たちに拡散する。
そのうち、誰も「本当はどんなニュースだったのか」はわからないまま、「あの人、離婚するんだって」と見出しだけでみんなが何かを知ったような気になってしまう。
これはおそろしいことだ。

 それに比べると、手もとに紙があってそこに何かが書かれていたら、見出し以外にも、全部とは言わなくてもある程度は読むであろう。
本や新聞、印刷された通信などには、昔もいまも変わらない価値があると思う。
 考えてみれば診察も同じだ。
何百年前もいまも、診察室に医者がいて患者さんがそこに入ってきて、顔を見ながら問診をしたり手で患部に触れたりしながら診察を進めていく。
それを「時代遅れ」として軽んじると、命にかかわる問題が起きることもある。

 もちろん技術は日進月歩、私たちの生活もどんどん変わっていく。
とはいえ、世の中が変わってもすべてが「時代遅れ」になるわけでない。
とくに高齢の人たちには、自分が身につけてきたやり方や習慣を大切にして「もう私は遅れた人間」などと自信を失わないでほしいと思う。
たまには「これが私のやり方だ」と、がんこ者になってもいいのだ。
(精神科医)


posted by 小だぬき at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする