2017年03月10日

首都圏直下型地震が起きた時に「危険度が高い街」ワースト5

首都圏直下型地震が起きた時に
「危険度が高い街」ワースト5
2015.12.17  日刊SPA

「ヤバい何かがある街」を、首都圏を中心にジャンル別にランキング!
 識者や住民の声、現地での取材結果からその火種に極限まで接近してみた。
あなたの住む街は大丈夫か?

◆東京湾沿いの被害は不可避。
なかでもタワマン住人は不利?【災害】
 南海トラフ地震などの災害予測がよく話題に上るが、首都圏直下型地震が起きた場合、その被害規模は類例のないものとなる。
そこで「All About」でガイドも務める災害危機管理専門家の和田隆昌氏に聞いた。
「東京は、山手線の東側に災害危険区域が集中しています。
なかでも最も災害時の被害を気にしなければならないのが墨田区。
住み続けるにはそれなりの準備が必要です。
両サイドを川に挟まれ地盤が弱い上、橋が落ちたら逃げられない。
おまけに高齢住民も多く木造住宅の建て替えが進んでいない。
避難危険度、倒壊危険度、火災危険度のすべての面で条件が悪い。
同区内では関東大震災にも4万人以上が亡くなっています」

 次に、土砂災害の可能性が非常に高い神奈川県横浜、横須賀市。
「土や崖の露出面に立つ住宅がなぜか圧倒的に多い。
横浜の根岸などは住宅街がそのまま山の中にあります。
海岸線近くでは津波の被害も想定しなければなりません」
 そして京浜工業地帯が広がる川崎市川崎区はもちろん、大型コンビナート、火力発電所が集中する千葉県浦安、木更津も震災で化学薬品が漏れ出したり、大規模火災が起きる可能性が大だ。
繁華街では古い木造建築が入り組んでいる赤坂、新橋、新宿の一部地域、そして古い建物が多く厨房で火を多用する横浜中華街の火災危険度が高い。

 またタワーマンションの場合は、さらなる苦労を強いられる。
「東京湾沿いの火力発電所が大規模被害を受けると停電復旧までに最大1週間以上はかかる可能性があります。
電気がないと高層階までインフラが通らないため、外に出ざるをえなくなる。
多くの避難所はマンション住民の数は考慮していないので、入ることができずに彷徨うことになるでしょう」

<災害で壊滅する街/ワースト5>
1位:墨田区(東京都)【孤立・倒壊・延焼】
悪条件がこれでもかというほど重なり、住むには準備が必要

2位:川崎市川崎区(神奈川県)【連鎖火災】
京浜工業地帯が広がる一帯。
いざ倒壊や火災が起きると……

3位:横浜、横須賀(神奈川県)【土砂崩れ】
土砂災害危険度ナンバーワン。
住宅街と急斜面が隣接している

4位:京浜工業地域、浦安など(千葉県)【首都圏麻痺】
首都圏のインフラ施設が集中。
浦安は液状化現象

5位:首都圏繁華街【逃げ遅れる】
旧耐震の建物が多いため火災、避難危険度が高い

取材・文/SPA!ヤバい街取材班
posted by 小だぬき at 14:35 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

増加するぜんそく患者、実は大人が多く年間約1500人が死ぬ

増加するぜんそく患者、
実は大人が多く年間約1500人が死ぬ
2017年03月09日 16時00分 NEWSポストセブン

 近頃、ぜんそく患者が増え続けている。
2005年の約400万人から2008年には約800万人(非アレルギー性含む)へと倍増した。
子供の病気だと思われがちだが、実は大人の患者の方がずっと多い。

2014年の患者調査によると、118万人のぜんそく患者のうち、成人が6割を占めている。
 認定NPO法人日本アレルギー友の会・事務局長の丸山恵理さん(56才)は自身も小児の頃からアトピーとぜんそくに悩まされてきた。
アトピーはよくなったり悪くなったりを繰り返しながら現在まで続き、ぜんそくも1才の時に発症して、15才の頃にいったん治まったものの5年前に再発したという。

「うちの会にはアトピーとぜんそくの成人のかたが多い。
アレルギーのために自分に自信がなくなってしまい、就職や結婚に不安を持ってしまったり、遺伝するのではないかと考え、出産を躊躇する人もいます。
それほどアレルギー疾患は人生を左右するものなんです」(丸山さん)

 ぜんそくは、丸山さんのケースのように、治ったと思っても安心できないのが特徴だ。
東京慈恵会医科大学附属第三病院小児科診療部長・勝沼俊雄医師が言う。
「3才くらいまでによくなっても、思春期になると4分の1弱が再発するといわれています。
6才でぜんそくの子は思春期になっても半数が治っていないというデータもある。
ストレス、妊娠、感染、喫煙などの影響で、大人になってから再発することも珍しくありません」  

ただし、小児ぜんそくから大人のぜんそくに移行するのは2〜3割ほどで、大人になって発症するケースがほとんどだと池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は言う。
「ピークは40〜50代です。
風邪を引いた後に発作が残る人が多いですが、ほこりを吸って悪化する人、疲労やストレスが原因で悪くなる人もいます。
大人の場合、ぜんそくだとは思わずに発見が遅れて症状を悪化させてしまうケースも少なくありません」
 年間約1500人がぜんそくで命を落とす。
そのほとんどが大人で、60才以上が9割近くに上る。
アレルギーは遺伝するといわれるが、ぜんそくは遺伝だけではなく、ほかにも危険・環境因子があり、突然発症するのも大人のぜんそくの特徴だ。
「大人になってから発症したぜんそくを完治させるのは難しい。

のどがヒューヒューゼーゼーと鳴る“ぜん鳴”や呼吸困難などの発作を抑えるために、吸入ステロイドなどの長期管理薬(コントローラー)をベースに、発作が起きたとき用の発作治療薬(リリーバー)を組み合わせるのが治療の基本です」(大谷さん)

    ※女性セブン2017年3月23日号
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする