2017年03月27日

安倍晋三首相 森友騒動収束と米国への“お土産”で稲田防衛相をチェンジ?

安倍晋三首相 
森友騒動収束米国への“お土産”
稲田防衛相をチェンジ?
2017年03月27日 05時55分 アサ芸プラス

 日米首脳会談で“ゴルフ外交”や食事会で距離を縮め、トランプ大統領(70)との「蜜月」関係をアピールした安倍晋三総理(62)。
しかし、その実態はアメリカの「ポチ」。
「憲法改正」の“ご褒美”をもらってはしゃいでいたのだ──。

「自民党は憲法改正の発議に向けて、具体的な議論をリードしていくのが歴史的使命だ!」
 3月5日に開かれた自民党の党大会で力強く挨拶した安倍総理。
自民党関係者がこれに驚く。
「久しぶりに安倍総理の口から『憲法改正』という言葉を聞きました。
肝煎りだった安全保障関連法を成立させて以降、憲法改正の優先順位は低くなっていた。
それが突然、強い意欲を見せたので、次の衆院選の争点として準備するつもりでしょうか」

 総理に火をつけたのは、昨年秋の米国大統領選挙だった。
大番狂わせでトランプ氏が勝利。
安倍総理はすぐにトランプタワーでの会談を実現させた。
 しかし、目玉政策の「TPP」では、「離脱」を主張するトランプ氏の“説得”に失敗。
しょげたところに、同席したマイケル・フリン元国防情報局長官から、「いつ南シナ海に自衛隊を派遣するのか」と追及されたという。
「安倍総理が憲法改正しないと難しいことを伝えると、トランプ氏は『それなら憲法改正すればいいだろう』とあっさり言ったそうです」(官邸担当記者)
 アメリカ様の「お墨付き」を得たことで、再び憲法改正に向けて本格的に動きだしたのが真相のようだ。

 それでも2月になって、国有地の土地取引で不正疑惑が浮上した、大阪市の学校法人「森友学園」問題が安倍総理に飛び火。
同学園が開校予定だった小学校の「名誉校長」に昭恵夫人(54)が就任していたため、連日、野党から集中砲火を浴びるハメになった。
しかし総理が土地取引に関与した物証が出てこなかったことで、野党の批判の矛先は稲田氏に。

同学園が04年に起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に、原告側の代理人弁護士として稲田氏が出廷していた資料の存在が明らかになったのだ。
13日の参院予算委員会でこの件を追及され、 「学園の事件を受任したことも、裁判を行ったことも、法律相談を受けたこともない」  と否定した稲田氏だが、翌日には「虚偽」を認めて謝罪する始末。

「安倍総理は衆院本会議で稲田氏の辞任について否定しましたが、最近は仏頂面でイライラする場面が増えています」(自民党関係者)
 大臣と党三役を経験するスピード出世で、「初の女性総理」に近いと言われていた稲田氏。
南スーダンへの自衛隊のPKO派遣について答弁に詰まると、安倍総理が代わりに答えるなど、「寵愛」する場面も見られた。
しかし2人の「蜜月」関係にすきま風が吹いたのは、昨年末のこと。
稲田氏が突然、東京・九段の靖国神社を参拝したのだ。
「菅義偉官房長官(68)にも当日まで知らせず、午前中に電撃訪問したんです。
中国、韓国を刺激する身勝手な行動に安倍総理は焦り、すぐに叱責しました」(前出・自民党関係者)

 そして2月3日に「マッド・ドッグ」の異名を持つ、米国のマティス国防長官(66)がトランプ氏の使者として訪日した。
「マティス氏は叩き上げ軍人で、国防素人でチャラチャラした服装の稲田氏を評価しなかったんです。
マティス氏から『稲田はノー』と伝えられ、総理は“交代”を考え始めました」(前出・官邸担当記者)
 大臣就任当初こそ、執務室で防衛白書を読んでにわか勉強。
答弁に詰まるたび、職員たちもフォローしようとしていた。
しかし、最近では居場所がないようだ。
「あまりにできなさすぎて、最近は『あの“姫”は全然成長しない』とあきれられています」(防衛省関係者)

 憲法改正に向けて盤石の体制を敷くため、3月末に予算成立後、内閣改造がささやかれている。森友騒動収束と米国への“お土産”として、「稲田チェンジ」の日は近そうだ。
posted by 小だぬき at 09:00 | 神奈川 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「安倍首相の傲慢さに起因」精神科医が見た籠池問題の本質

「安倍首相の傲慢さに起因」
精神科医が見た籠池問題の本質
2017年3月25日 日刊ゲンダイ

 森友学園の籠池泰典理事長(64)が衆参両院の証人喚問に出席した。
改めて以前の発言を繰り返したが、実際に「安倍首相の100万円寄付はあったのか」「学校認可に議員の口利きはあったのか」は、当事者の言い分が食い違い過ぎ、真相はまさしく「やぶの中」。
ただ、「他人を平気で振り回す迷惑な人たち」(SB新書)の著者の片田珠美氏は、籠池氏の言動にある疑いを抱いている。

――籠池氏は経歴詐称や有力政治家との交際を強調してみたりと、実際の自分よりも大きく見せようとする面が強いように思えます。
片田氏「心の中に微妙なコンプレックスが潜んでいるように思われます。
奈良県庁勤務を旧自治省から出向とするあたりにも、そういう面がある。
資産家の令嬢である諄子夫人と結婚し逆玉の輿に乗りましたが、明らかな上昇志向が見え隠れします」

――なぜ愛国者の彼が、かつての“同志”をこれほど簡単に“売って”しまうのでしょうか。
片田氏「そもそも日本会議のメンバーになったのも、愛国主義のイデオロギーより、鴻池祥肇氏など有力政治家と知り合って自分を偉く見せたい願望を満たすためだった可能性もあります。
いずれにせよ、トカゲのしっぽ切りをされたという被害者意識が高まっており、懲罰欲求が抑えられない状態にあります。
ある種、無理心中と言っていいでしょう」

――サラリーマン社会でも、有力者と知り合いだと自慢するやからはいます。
片田氏「現時点で真偽はわかりませんが、籠池氏は『〜だったらいいのに』という願望を真実のように思い込む『幻想的願望充足』に陥っている可能性があります

■一家で“フォリ・ア・ドゥ”
――不思議なのは、身内という点を割り引いても、籠池氏の長女や長男も父親と同じ証言をしていることだ。
単に口裏合わせをしているだけとも思えません
片田氏「それは当然です。彼らにとってまったく嘘偽りがない。
安倍首相による100万円寄付では、振込伝票を提示し、受け取った時の様子や振り込みの経緯まで家族全員が事実として話しています。
これはフォリ・ア・ドゥという医学用語で説明がつきます。
フランス語でフォリは情熱、ドゥは2を意味しますが、熱烈な信奉者が3人以上いる場合も含まれ、真偽不明の出来事ですら複数で共有すること。
家族が固い絆で結ばれていればいるほどこの状況に陥る。
陰謀論を唱えているのも、籠池一家がフォリ・ア・ドゥに陥っているとすれば腑に落ちます」

――証人喚問を見ての印象はどうですか。
片田氏「籠池氏は小学校設置認可について、元大阪府議の畠成章氏に動いてもらったと証言しましたが、畠氏はその1カ月前に亡くなっていた。
これこそが『〜だったらいいのに』という幻想的願望充足の一例です。
ただ、私は今回の問題の本質は、傲慢症候群に罹患している可能性のある安倍首相にあると思っています。
傲慢人間は自分の意向を忖度してくれる人ばかりを集めたがりますし、周囲には忖度の達人が集まりやすい。
トップの意向を忖度する組織には、籠池氏のような人間たちも集まるのです」
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする