2017年07月01日
若者ら怒り NHKが“テレビなし世帯”から受信料徴収を画策
2017年07月02日
読売が“官邸の犬”続行中…下村元文科相の加計献金は一切追及せず、東京・望月記者を「長官会見に入れるな」と恫喝
2017年07月03日
都民ファースト大躍進 「小池ガールズ」は全員当選の勢い
2017年07月04日
惨敗の自民党で安倍降ろしの気運
都民ファーストはスキャンダルだらけ!
2017年07月05日
“1日1万歩で健康”のウソ 奇跡の「中之条研究」で判明
2017年07月06日
霞が関官庁の仰天人事 森友“論功行賞”とお気に入り抜擢
2017年07月07日
安倍自民とは真逆 共産・志位委員長の演説とファッション
2017年07月08日
稲田防衛相、九州豪雨災害時に「台風来てるの?知らなかったーっ!」と秘書官に発言し波紋
2017年07月09日
山口敬之準強姦事件で安倍官邸の謀略機関「内調」が詩織さんバッシング情報を流していた! 2ちゃんねるに直接投下も?
2017年07月10日
内閣支持率31%に低下、安倍退陣を求める大規模デモ…「こんな人たち」は左翼活動家じゃない、国民の怒りの声だ
2017年07月11日
閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問浴びせるも次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態
2017年07月12日
公安警察大国・日本の誕生…共謀罪で国民への監視・盗聴拡大、でっち上げで誰でも逮捕可能
2017年07月13日
熱血!与良政談 「不自由非民主党」の敗北=与良正男
2017年07月14日
<年金プア 不安の中で>60代夫婦 食費節約、香典も断る

2017年07月15日
在来種vsヒアリの上陸決戦 “アリにはアリ”はありなのか?
青山繁晴が教祖化、伝説とアート
2017年07月16日
医師の半数が「国民皆保険は維持できない」と悲観! <無駄な医療>の見直しを急げ
松居一代と栄一郎の結婚に猛反対 船越パパは正しかった
2017年07月17日
SMAP問題も…公正取引委員会が芸能事務所のタレント支配と移籍妨害を調査開始! でも共犯者のテレビはこのニュースを封印
2017年07月18日
内閣支持率 最低の35% 不支持53%と逆転
2017年07月19日
防衛費また過去最高へ ムダな兵器を軍事専門家がチェック
2017年07月20日
宝くじで1億円当たった人の末路
7億円もの1等賞金を巡り、毎年暮れに盛り上がる年末ジャンボ宝くじ。
―― 7億円とは言いません。1億円でも当たれば、人生が変わる気がするんですが。
瀧: 宝くじの当選金が払い戻される際、銀行から高額当選者に『【その日】から読む本』という冊子が渡されます。
―― どういう悲劇のパターンがあるのでしょうか。
瀧: まずポピュラーなのは、家族・親族内トラブルだと聞きます。
―― 運が悪ければ、「一家離散」のきっかけにすらなりかねない、と。
瀧: シミュレーションでさえそうなのだから、実際にお金が入ってくると、入念な準備がないとトラブルは必至です。
―― でも、当てた人が、家族にも親族にも黙っていたら無用なトラブルは起きないのでは? たんす預金や海外の金融機関に預けて少しずつ使えば親族にも近所にもばれない。
瀧: 現実には、当たる前は「黙っていよう」と思っていても、多くの人はばれてしまいます。我慢し切れずに自らカミングアウトする人もいるし、隠そうとしてもついつい生活が派手になり周囲に隠し切れなくなる人もいるようです。
―― なるほど。
瀧: 人間の浪費というものは一回始まるとなかなか止まらないものなんですね。
―― 「そんなことには絶対にならない。自分は鉄の意志で自制心を失わない」と思っている読者もたくさんいると思いますが。
■「自分は大丈夫」と思っている人ほど危ない
瀧: そう思っている人ほど、危ない。
―― 慎重にメニューを吟味します。
瀧: でも5000万円で家を買う時、70万円追加すれば、より生活が快適になるオプションが付きますよと言われたら。
―― 「そりゃもう5000万円払うんですから、70万円なんて大した金額ではない」などと思う人もいるでしょうね。
瀧: そうですよね。
超高級宝飾店で買い物をすれば、豪華なパンフレットやインビテーションが届くようになります。
―― 宝くじが当たった結果、固定費が上がって「かえって貧困化」しかねない、というわけですか。
瀧: そんなふうに大金が入った勢いで仕事を辞めてしまったりすれば、事態は一段と深刻になります。
それに、労働が私たちに提供してくれているものはお金だけじゃないんです。
―― 後の2つは分かりますが、最初は退屈ですか。
瀧: そのくらい退屈というのは人生にとって辛いものなんです。
―― そういや、富裕層の取材などをしていると、「お金を貯めようと必死になっている時は楽しかったのに、いざ、一生かけても使い切れないお金を手にしてしまうとつまんない」といった話をこっそり聞かされます。
瀧: 宝くじで得た資金で事業を始めるなんて最もハイリスクな選択です。
―― なら、結局、宝くじで1億円当てちゃったらどうすればいいんでしょうか。
瀧: まず親族内トラブルを回避するため、税理士、弁護士に相談しましょう。
―― せっかく宝くじが当たったのに、ものすごく夢がない気がするんですが……。
瀧: そんな皆さんにぜひお聞かせしたいのが古典落語の『芝浜』です。
ところが翌日目覚めると、肝心の財布がありません。
―― あーあ。せっかく宝くじが当たったようなものなのに。
瀧: ところが勝は、ここで一念発起します。
そしてある日、勝はこれまでの苦労をねぎらい、ありがとうと妻に頭を下げます。
―― 勝は?
瀧: 全く怒ることなく、「あの時、道を踏み外しそうになっていた自分を救ってくれたのはお前さんが財布を隠してくれたからだ」とその機転に深く深く感謝します。
―― おお。
瀧: 感動した妻は夫の長年の頑張りをねぎらい、久しぶりのお酒を勧めます。
―― なんと?
瀧: 「よそう。また夢になるといけねえ」
―― お後がよろしいようで。
【結論】
一家離散、貧困化、人生の目的喪失……ろくなことにはならない
(注)瀧さんの言う“準備”をしておけば大丈夫です
【解説】
1枚買って7億円が当選する確率は約1000万分の1以下で、交通事故で死ぬ可能性よりはるかに低く、99・999……%の人は、生涯買い続けても1等などまず当たりません。
それでも、多くの人が今日もせっせと宝くじ売り場に列をなすのは「万が一にも当選すれば、その日から一発逆転、バラ色の人生が待ち受けている」と信じて疑わないからです。
外れ⇒お金と時間のムダ⇒ろくでもない
当たり⇒親族トラブル、かえって貧困化、やる気の喪失⇒ろくでもない
当たっても当たらなくてもろくでもない末路になるなら、「そもそも宝くじは買わないという選択が正しい」という結論にならざるを得ません。
にもかかわらず、日本での宝くじ人気は依然高く、過去1年で1回以上、宝くじの購入経験がある人は推計で約5600万人もいるそうです。
自分で稼いだお金をどう使おうと個人の自由ですが、不思議なのは、1000万分の1の確率を信じて宝くじ売り場に並ぶ“勇猛果敢”な日本の中高年が、会社の中ではとても挑戦意欲の低い保守的な上司だったりすることです。
皆さんは、日本の家電メーカーがロボット掃除機をなかなか開発せず(作れる技術はあったのに)、米アイロボット「ルンバ」の後塵を拝した理由をご存知ですか。
「ロボット掃除機が仏壇のろうそくを倒して火災になるリスクを重視したため」(大手家電メーカー幹部)だそうです。
先祖に祈りを捧げようと仏壇に火を灯しながら、すぐに外出を思い立ち、出かける前になぜかろうそくを消さず、一方で「ルンバ」のスイッチを入れる――。
人生もビジネスも「リスクを取ってリターンを取りにいく作業」の繰り返し。
リターンを過大評価⇒1000万分の1 の幸運を信じて宝くじを生涯買い続ける
リスクを過大評価⇒仏壇が燃えるかもしれないのでロボット掃除機を開発せず新市場をみすみす海外企業に明け渡す
とりあえず、「めったに起こらない幸運」を待ちわびるのも、「めったに起こらない不運」を恐れるのも、今日からやめてみる。
2017年07月21日
地球滅亡!? 危険すぎる「科学実験」の最前線
【01】夜空が真昼のように! 宇宙で超核爆発
米ソ冷戦が最も深刻だった1950〜60年代、今では考えられないような核実験が行われていた。
当時、地球の周りをヴァン・アレン帯という磁気の帯が覆っていることが発見されたばかりだったが、この実験では、ヴァン・アレン帯を破壊もしくは変化させることで、放射性物質をモスクワに落下させたり、爆発の衝撃を伝えることが可能かどうかを調査したといわれている。
しかし、この爆発は思わぬ結果を引き起こした。
このとき初めて、核爆発によって大規模な電磁パルスが発生することが判明した。
【02】気象兵器で天変地異発生!?
気象をコントロールしたり、人工的に地震や津波を引き起こす兵器の存在は、昔から噂されていた。
実は核地雷という兵器がある。
米軍が1971〜72年に行ったグロメット作戦では、三十数回の地下核実験が行われた。
2012年、米軍が1944年にニュージランド沖で核爆発により津波を起こす実験を行ったという公文書が、ニュージーランド公文書館で見つかった。
【03】人工ブラックホールで地球が消滅
CERN(欧州原子核研究機構)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)は、空間に高エネルギーを与えると、そこで、どのような素粒子が生成されるのかを測定する。
LHCは物理学の謎を解く強力な装置である一方、ブラックホールの研究で知られるS・ホーキング博士は、LHCによって宇宙の崩壊が始まると警告している。
他にも問題がある。
ロシアの科学者が、ブラックホールが成長する可能性を証明する論文を発表、話題になった。はたして、地球はブラックホールに飲み込まれてしまうのか?
【04】世界の植物を全滅させる細菌
遺伝子操作された細菌によって、地球上の全植物が枯れてしまう!
遺伝子操作されたGMO(遺伝子組み換え)作物が今も問題視されているが、ただでさえ正体が分からないGMO作物が農地以外に広がったら大変だ。
そこで遺伝子操作したクレブシエラ・プランティコラを使って、廃棄する植物をエタノールに変えてしまえば、一石二鳥だと考えた。
市場に出る直前、オレゴン州立大学のエレイン・イングラハム教授が大変なことに気がついた。
【05】HIVの真相は獣人兵士計画だった!
エイズ=HIVはアフリカ・ギニアの奥地に住むサル類が保菌しており、それが人間にうつったことで始まったとされる。
SIVがHIVに変化したのは1920年代と考えられている。
もし、それが実現すれば、サルと人間のハイブリット種ができることになる。
こうして獣人兵士開発の資金援助を政府から受けたイワノフは、ギニアへ渡った。
では、イワノフは何をしたのか?
世界はいつまでも続き、繁栄していくというのは幻想だ。
2017年07月22日
嫌われる人の「余計な一言」、よくある5大NG
7/21(金) 9:00 東洋経済配信
このたび、東洋経済新報社より『たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書』を出版いたしました。
本記事では「嫌われる人の余計な一言」5つのNGを紹介します。
■「一言多い」ことに、
本人は気づきにくい
「あの人は一言多い」という人っていますよね。
そこは黙っておけばいいのに、つい余計なことをいってしまい、雰囲気を壊したり、嫌われたりする人……。
この記事を書くにあたっていろいろ考えてみたのですが、「一言多い」といっても、いくつかのパターンがあるように思えます。
「了解しながらも相手をけなす一言」を入れてしまうパターンや、「答えを先回りして」言ってしまうパターンなど。
しかし、どのパターンにしても共通しているのは、悪気はないこと、ちょっと自己顕示欲が強めの人が言いがちなことです。
1回1回はささいなことなのですが、積み重なるとイラッとしてしまいますよね。
では、嫌われる人の「余計な一言」はどんなものか、パターン別に紹介しましょう。
まず、よくありがちなのが、つい「相手をけなす一言」を付け加えてしまうことです。
■その一言で
「自分の器の小ささ」が出てしまう
【1】「相手をけなす一言」を付け加えてしまう
「君は人の話を聞いてなさそうなのに、議事録はきれいでよくまとまっているよね」
「君は偏差値のわりには、仕事ができるよね」
「あいつは、人はいいんだけどさ。あれで女性にさえモテればねぇ」
「食欲旺盛でいいけど、食べた分だけ仕事してくれよ」
会議の議事録をまとめてくれる部下に対して、「いつも議事録をきれいにまとめてくれてありがとう」「君は仕事ができるね」と言えばいいだけなのに、つい「人をけなす一言」を入れてしまう上司、いますよね。
しかし、その一言が「人をほめる言葉」になっていれば、どうでしょうか。
「彼は本当に仕事ができるんだ。しかもモテるんだよね」だと、「一言多い」とは言いませんよね。
その場にいる人が不愉快に感じるからこそ、「一言多い」わけです。
人をけなすことで、「自分が優位に立ちたい」という心理が働いているのかもしれません。しかし、これはその人の「器の小ささ」が表れてしまうだけ。逆効果にしかなりません。
【2】答えを「先回りして」言ってしまう
「こないだ長瀞の川下りに行ってきたんだけどさ、意外と……」
「ああ、あれか。結構激流のところがあったでしょう。俺が行ったときは水しぶきでカメラが濡れちゃってさ、焦ったよ」
相手が言おうとしていることを「先回りして」言ってしまうパターンです。
これをやってしまうと、相手は鼻白んでしまい、会話が盛り上がりません。
私が局アナ時代、マラソンランナーにインタビューしたとき、答えを全部先に言って失敗した話は新刊でも紹介しましたが、気をつけていないとついやってしまいがちなことです。
相手の言おうとすることがわかってしまったとしても、まずは最後まで聞いて、自分の話はその後からしたほうがいいでしょう。
大人の会話は、ときには我慢も必要だと思います。
次にありがちなのが、「話が終わりそうなときに、別の話題を仕掛ける」ことです。
■円滑に終わらせるときは
新たな話題は控える
【3】話が終わるころに「別の話題」を仕掛ける
話がひととおり終わり、「では、そろそろ……」となったときに、「そうそう、あの話、どうなった?」「ところで、こないだのあれなんだけど……」と、新たな話題を仕掛けてくる人がいます。
大切な話を忘れていた、というのならもちろんいいのですが、不急不要の話、雑談程度の話を持ち掛けてくる場合です。
あるいは、新しい話題を見つけたのはいいけれど、タイミングが悪かったという場合もあるかもしれません。
その結果、またひとしきりその話をすることになり、話が長引いてしまいます。
時間に余裕のあるときはいいですが、急いでいるとき、余裕のないときは「余計なことを言って……」とまわりが困ってしまいますね。
「その場を円滑に、スッキリ話を終わらせる」というのは、それなりのスキルが必要なもの。
そろそろ話が終わりそうかなと思ったら、「新しい話題」を仕掛けるのは控え、上手に話を収束させていくのがいいと思います。
【4】「疲れていませんか?」
「大丈夫?」を連発する
ことあるごとに「疲れている?」「大丈夫?」と聞く人がいます。
どちらも相手を気遣ったつもりで言っているのでしょうが、相手によっては、よく受け取られない場合があります。
特に女性の場合は、「疲れている?」と聞かれると、「疲れが顔に出ているのかな」「顔色が悪いのかしら」と気になってしまうものです。
不用意には発しないほうがいいでしょう。
また、「大丈夫?」という言葉掛けですが、「準備できましたか?」「出られますか?」などの代わりに使う人がいます。
あまり頻発すると「私に不安があるということ?」「どういう意味なの?」と不快に思われる場合があるので注意したほうがいいでしょう。
最後に、よくある「余計な一言」は、親切心かもしれませんが、上から目線で「余計なおせっかいをしてくる」ことです。
■異なる価値観は押し付けず、
認め合う
【5】「余計なおせっかい」をしてくる
「あなたを思って言うのだけれど……」
「そういう性格は直さないとこれから先、困るぞ」
「結婚したほうがいいよ。独身は、いまはよくても老後が困るぞ」
その人の指導的立場でもないのに、上から目線でアドバイスをしてきたり、自分の価値観を押し付けてきたりするのは、嫌われてしまう大本です。
基本的に、アドバイスは相手に求められてからするべきものだと思います。
人にはいろいろな生き方があるし、それぞれの価値観があります。
人の道を踏み外したり、はた迷惑になったりしないかぎりは、自分と相手との「違い」を認め合い、「言いたいアドバイス」もときには我慢するのも大切ではないでしょうか。
【嫌われる人の余計な一言】5つのNG
・「相手をけなす一言」を付け加えてしまう
・答えを「先回りして」言ってしまう
・話が終わるころに「別の話題」を仕掛ける
・「疲れていませんか?」「大丈夫?」を連発する
・「余計なおせっかい」をしてくる
以上、「嫌われる余計な一言」5つのNGを紹介しました。
人は、話すことでコミュニケーションをとりますが、「口にしないこと、黙っていること」が最良のコミュニケーションになる場合もあると思います。
「自分はいつも一言多い」と自覚している人、人から指摘されたことのある人は、話す前に「これを言って、人は嫌な思いをしないか」を考えるクセをつけるようにしましょう。
どんな「話し方&聞き方」をするかによって、人に好かれたり嫌われたりすることは多々あります。
ほんのちょっと気をつけるだけで、好感度もぐんと上がるので、ぜひ日々の会話で試してみてくださいね。
2017年07月23日
子どもに今必要な「未来を生き抜く学び」とは
「親世代の常識」はこれからも通用するのか?
コレが原因で死ぬ危険はある? 扇風機の健康で効果的な使い方
「扇風機は体に悪い」
「夜、寝るときにつけっぱなしにすると危険」という都市伝説はウソ? ホント?
猛暑の暑さ対策や熱中症予防に欠かせない扇風機の噂を医師が徹底検証。
医学的にオススメしたい健康的な扇風機の活用法をご紹介します。
■扇風機にあたりすぎて
死ぬことってあるの?
心地よい扇風機の風……。
でも、「夜寝るときにつけっぱなしにすると、知らないうちに体温が下がりすぎて低体温死する」
「あたりすぎは体に悪い」という話もあるようです。
結論から言うと、日本では健康な人が扇風機の風を浴び続けても、体温が命を脅かすほど下がることはありません。
西洋医学とは哲学が異なりますが、東洋医学では体を冷やすことは悪いこととされています(悪いの意味は曖昧ですが……)。
風を送って温度を下げる、冷ますという場合、実際に温度はどこまで下がるでしょうか?
気化熱を考えない場合、コーヒーなどの熱い飲み物はだいたい室温と同程度までは下がると考えられます。
ある温度と湿度で水蒸気が水になる温度を「露点温度」と呼びます。
露点温度で身近なのは、雷雨時にガラスの内側に水滴が結露する現象です。
気化熱を利用している場合、露点温度に達すると気化が止まるので、温度低下も止まります。
扇風機を使っても、通常結露は起きていませんね。
理論上は湿度計の湿球温度までが下がる温度だと考えられます。
つまり、温度と湿度によりますが、扇風機を使えば室温よりも数度低い温度まで、皮膚温を下げることが可能です。湿度が高い日本の夏、扇風機の風だけで体温がどんどん下がり続けて死亡するような現象は起きません。
■都市伝説? 扇風機による
突然死(FAN DEATH)の正体
また、体温と関係なく、扇風機にあたっている最中の突然死が気になっている人もいるようです。
一人暮らしの人が真夏の風呂上がりにビールや酎ハイを飲み、扇風機にあたっているときに突然死……。
「亡くなった方の部屋では扇風機が動いたままだった」といった報道があると、扇風機使用中の突然死で、扇風機にも原因かのように思われてしまうかもしれません。
しかし、突然死の季節別・地域別の統計については結論を出すのが難しい面があります。
全ての突然死に対して、必ずしも解剖が実施されるわけではなく、推定の部分が多いからです。
夏という気候自体にも突然死のリスクは潜んでいます。
例えば、夏の暑さはビールを美味しくしてくれますが、アルコールには利尿作用もあります。
それでなくても脱水症をおこしやすい季節です。
それによって脳梗塞が多いという傾向もあります。
また、飲酒は脈拍数を増加させて不整脈を誘発することもわかっています。
入浴が血圧は変動を与えるのも確かです。
「夏の風呂上がり、飲酒中に扇風機にあたりながら突然死」というのは、医学的に考えると扇風機のせいというよりも、実際には上記のような他の原因の方が考えられると思います。
■寝るときの扇風機のつけっぱなしは、
腹痛・下痢の原因にも……
東洋医学的な用語で「寝冷え」という言葉があります。
実は西洋医学では「寝冷え」という病気や症状はないのですが、消化器系の症状については西洋医学的解釈が可能です。
眠ると体全体での熱産生が落ちます。
血流の分布も変わり、皮膚への血流が増加します。
つまり体全体として冷えやすい状態となります。
冷えやすい状態で血流が変化すると、消化器系の血流も変化します。
生理的な変化ですが、血流の変化は腹痛や下痢などを起こす機能性胃腸症に近い状態を引き起こす可能性があります。
同様に、冷たい食べ物、かき氷などを食べても機能性胃腸症に似た状態が起きる可能性があります。
その意味では、夜寝るときに扇風機をつけっぱなしにして体全体を冷やし続けるのは、胃腸の健康のためには注意が必要かもしれません。
■暑い室内でも体温よりマシ?
体温で温まってしまう周りの空気
夏の外気は、体温よりも高い可能性があります。
直射日光に曝されたアスファルトやコンクリートの上では、体温よりも高い空気が滞留しているかもしれません。
汗の気化には湿度も関係しますが、体温より空気の温度が高いと、せっかくの気化熱を割り引いても、ひどい熱気として感じることになります。
一方で、温度のコントロールがしやすいのは室内です。
よほど日当たりがよく密閉された空間でない限り、夏場でも室内の温度は体温よりは低いことが多いです。
しかし、体温よりも温度が低く、空気の流れのない場所では、自分自身の皮膚が周囲の空気を温めてしまうことになります。
温まってしまう空気と周りの空気を簡単に入れ替えられるのが扇風機です。
風を作って送ることで体が体温よりも冷たい空気と接することができ、快適な環境を作ることができます。
■扇風機2台使い&換気扇活用で、
効率よく体感温度を下げられる
建物の構造によっては窓を開けられないこともありますが、外気温が室温よりも涼しい場合、外の空気を上手に取り入れない手はありません。
室温や外気温が40度を超えるような場合は別ですが、「外気温<室温<体温」が成り立つ場合、2台の扇風機を使うことで、より効率よく室内を涼しくすることも可能です。
まず、室内の熱気を外に出すために、1台の扇風機を窓を開けて外向きに使います。
扇風機は羽の後ろの空気を吸い込んで前方に送り出す構造です。
別の窓を開けておいて空気の通り道を作ります。
さらにもう1台の扇風機で、体に風を送ります。
ヒートアイランドが起きているような地域では難しいですが、涼しい外気を取り入れつつ、体温を下げることができます。
自宅のようにキッチンがある室内なら、換気扇を使って熱気を外に出しながら扇風機を使うと、上記の扇風機の2台使いと同様の効果が得られます。
■扇風機はエアコンと
一緒に使うのがポイント
エアコンからの冷気は冷やしたい空間に届くとは限りません。
溜まった冷気を拡散させるのに扇風機は役に立ちます。
エアコンの吹き出しから遠い場所に冷気を送ることも可能です。
熱帯夜の場合、エアコンと扇風機を併用すれば、温度設定を数度上げることができるので、節電効果も期待できます。
都心ではヒートアイランド現象があるので、団扇と浴衣による夕涼みは死語となって夜もエアコンが必要な状態です。
自然の風ではありませんが、扇風機を使って風による気化熱で体温を冷やすほうがよいといえそうです。
(文:西園寺 克)
2017年07月24日
議会廃止の危機に抗う
あなたの住む町や村から、議会がなくなってしまう…。
過疎化や少子高齢化で議員のなり手が少なくなれば、そんな話が現実になるかもしれません。
高知県北部の山間部にある大川村が、にわかに注目を集めています。
村議会を廃止して、有権者自身が直接、村の予算案などの議案を審議する「村総会」設置の検討を本格化するというのです。
その理由は議員のなり手不足です。
村の人口は約四百人。離島を除く自治体としては全国最少です。
村民の42%が六十五歳以上と高齢化が進み、現職村議六人の平均年齢は七十歳を超えています。
◆町村総会は1例のみ
前回二〇一五年の村議選は無投票でした。
村議の半数は七十歳代後半。次の一九年四月の村議選を機に引退したい人もいるようですが、後継者探しは難航している、といいます。
欠員を埋められなければ、村議会の機能が損なわれ、村政の停滞が懸念されます。
それが村総会検討の理由でもあります。
そもそも、村総会とは何か。
地方自治法は議会に代えて、有権者全体で構成する「町村総会」の設置を認めています。
ただ設置されたのは、一九五一年からの四年間、東京・八丈小島(現在は無人)の宇津木村(現在の八丈町の一部)の一例だけです。
村総会が注目を集めるのは過疎化や高齢化が大川村だけでなく、日本全体の問題だからでしょう。
一五年の統一地方選では、町村議会選挙での無投票当選が全国で四分の一近くに上りました。町村総会は議員のなり手不足に対応する一つの方法ではあります。
町村総会のような直接民主主義には、住民の意見を身近な行政に直接反映できる利点もあります。
ただ課題も多くあります。
まず、有権者が一堂に集まれるのか、という問題です。
◆候補者不足が深刻に
村総会の成立には有権者の半数以上の出席が条件となります。
公共交通が不便で病院や福祉施設に入っている高齢者も多い村で、三百人を超える有権者が集まれる場所や交通手段の確保が必要です。
宇津木村の場合、有権者は三十〜四十人でした。
大川村はその十倍。村総会に移行するには規模が大きいのかもしれません。
また仮に総会が開催できたとしても、これまで議員が行っていた自治体行政をめぐる専門的な議論を有権者自身が行うとしたら、かなりの負担になります。
有力者の発言に引きずられたり、議論が未消化のまま、首長や行政の追認機関になっては本末転倒です。
参加者に報酬や交通費を支給すれば財政負担も大きくなります。
「今のシステムのまま村総会に移行しても、住民の負担が大きくうまくいかない」
調査・研究のために大川村を訪れた名古屋学院大学の榎澤幸広准教授(憲法学)は、こう問題点を指摘します。
村総会の導入には、集落ごとに委員会を開いたり、議会経験者らによる有識者会議を設けたりすることで全村民が集まる回数を減らし、負担を軽減するなどの工夫が必要だと提言します。
総務省も、町村総会の運営方法や町村議会活性化の方法などについて話し合う有識者研究会を近く設けるなど、解決すべき課題は山積しています。
過疎化や少子高齢化への一対応策にはなり得ても、最善の策とは言えません。
むしろ議会廃止の危機に抗(あらが)い、存続を前提に知恵を絞った方が建設的ではないか。
大川村の場合も本音は議会存続で、議会が成立しない事態に備えた問題提起と考えた方が良さそうです。
地域のことをどう決めるのかは議員のなり手不足に悩む自治体に住む人だけでなく、みんなで考える必要があります。
例えば、議員の兼職問題です。
小規模な自治体では報酬も少なく、仕事を辞めてまで選挙に立候補しようという人は少ないのが現実です。
農家や自営業者などを除いて専業が前提になっています。
◆夜間や休日に開催を
欧米などでは自治体議員はボランティアの場合が多いようです。
地域に眠る経験や知見を、地域の活性化に生かすには、日本でも議員は専業でなく、仕事との両立を前提とした制度や意識に改める必要があるのかもしれません。
企業などに勤めながら議員活動ができるよう法律や会社の規定を改めたり、一部市町村で実施しているように議会を夜間や休日に開いたらどうでしょう。
それが定着すれば、女性や若年層を含め、多彩な人材が地方自治に参加できるようになるかもしれません。
英国の政治家・ブライスは「地方自治は民主政治の最良の学校」と記しました。
自分が住む自治体のことは、人任せにせず、住民自身が決める。
その自覚を持つことが、民主主義を強くするのです。
横浜市長選の争点「カジノ誘致」は加計問題と同じ、アベ友への利益誘導だ! 仙台市長選に続き安倍自民党にNOを
菅義偉官房長官(神奈川二区)が安倍晋三首相と一緒に推進するカジノ誘致が、横浜市長選(7月16日告示・30日投開票)を直撃、菅直系の林文子市長(71)3選の逆風になりつつある。
横浜は、「日本維新の会」の本拠地・大阪と並ぶ有力なカジノ候補地だが、都議選で自民党の歴史的惨敗の一因となった加計問題と同様、「安倍首相の“お仲間”への利益誘導」と見なされて横浜市民の猛反発を受ける可能性があるためだ。
7月16日13時、桜木町駅前で「カジノよりも中学校給食を」と訴える前・横浜市議の伊藤ひろたか候補が第一声をあげた。
街宣車には市民団体と野党国会議員の垂れ幕がずらりと並び、候補者や応援弁士が「カジノ反対」と叫ぶたびに歓声と拍手が沸き起こる。
市民参加型の野党共闘が実現した昨年夏の参院選と同じような光景と高揚感が再び出現するなか、二人の国会議員がカジノ誘致と加計問題を重ね合わせた。
民進党の真山勇一参院議員(神奈川選挙区)が「なぜ違法のカジノが(横浜に)できるのか。それは『国家戦略特区にして違法なことでも違法でなくしてやってしまおう』と政府は考え、一体となってやっているのが横浜市」と切り出すと、
江田憲司代表代行(神奈川8区)も次のように一刀両断したのだ。
「カジノは賭博、バクチです。依存症患者が続出、治安も風紀も乱れ、子どもの教育上も極めて悪い。
なぜ、こんなカジノを林市長と自民党は誘致しようとするのでしょうか。
それは、森友、加計問題で見られるように、ギャンブル場を誘致すれば、(候補地の)この山下埠頭に大きなお金が落ちる。
その利権を漁ろうとしている政治家にレッドカードを突きつけるのが、この横浜市長選ではありませんか!」
実際、横浜へのカジノ誘致関連予算は約1000億円にも及ぶ。
その内訳は、山下埠頭の倉庫移転補償費などの候補地基盤整備に約500億円、交通アクセス向上のための「海底トンネル」(新港埠頭から山下埠頭の1.5キロ)に約300億円、そしてLRT(次世代型路面電車システム)などの「新交通システム」に約200億円である。
カジノを含むIR誘致には広大な用地確保と良好な交通アクセスが不可欠で、巨額のインフラ整備費が必要になる。
カジノ利権も加計問題と同じ!
安倍官邸のお友だちへの利益誘導
三輪智恵美市議(共産党)が「カジノ誘致のためにここまでやるか」と疑問視するのはこのためだ。
その一方で、工事が増えるゼネコンや利益誘導型の政治家にとっては、権益拡大のチャンスになる。
地元選出の菅官房長官や直系の林市長や建設業界を含む地元経済界がカジノ推進をするのもよく分かる。
「地元への巨額な税金投入を期待している」のは間違いないだろう。
市長選告示日から約1週間前の7月8日、江田氏は地元の集会でカジノ誘致と加計問題の共通点について、より詳しく説明していた。
「(去年12月の)カジノ法案の強行採決でも、安倍官邸と大阪維新が連携、公明党を置き去りにした。
『岩盤(規制)にドリルで穴を開ける』と言って加計に落ちるように開けたが、カジノでは横浜と大阪だけの穴を開けようとしている」
江田氏が紹介したのが、仁坂吉伸・和歌山県知事が「地方にカジノ誘致はできなくなる」という抗議の記者会見を開いたこと。
「政府が『カジノを誘致するには大規模な国際会議場を併設しなければならない』という基準の設置を検討」という新聞報道を受けての知事会見だった。
「これこそが『間口を狭めて大阪と横浜に(カジノ利権を)落とそう』とする魂胆であることは明らかだ。
そういう基準を検討していることは、大規模な国際会議場を併設してもペイする大都市、大阪か横浜に落とそうとするもので、加計と同様、特定地域への絞り込みが平気で行われている」(江田氏)
カジノ法案強行採決でアベ自民党と維新は二人三脚を組んだが、「その論功行賞として菅官房長官の地元である『横浜』と維新の本拠地の『大阪』を二大有力候補地にするシナリオ(密約)ができているのではないか」という見方である。
新潟県知事選、小樽市長選につづく
奇跡の逆転勝利なるか
カジノ推進で菅官房長官と足並みを揃えてきた林市長は、去年11月の東京五輪のバレーボール会場見直しでもアベ自民党に“同調”した。
横浜の既存施設活用を目指した小池百合子都知事の提案に対して、当初は前向きの発言をしながら、途中でハードルを上げてハシゴを外した。
「アスリート・ファースト」を錦の御旗にバレー会場新設を主張した森喜朗・元首相を後押し、見直し派の小池知事を見離したともいえる。
「林市長は、小池知事嫌いの菅官房長官と工事減少を免れた建設業界が高笑いする対応をした」と勘繰られても仕方がないだろう。
野党が徹底抗戦する中でカジノ法案が強行採決された昨年の臨時国会でも、林市長はアベ自民党と息のあったところを見せた。
法案審議が山場を迎えた去年12月8日、IR推進議連主催の緊急集会に林市長代理の副市長が出席。「IR整備は観光立国実現に大変重要」「地域経済活性化や財政基盤強化や雇用創出などでメリットの大きい」と絶賛した。
大阪や北海道などとともに誘致自治体として法案成立を後押しし、カジノ法案成立直後には林市長が「観光立国への大きな一歩」と歓迎したほどだ。
今回の横浜市長選で3選を目指す林市長は現職の強みに加えて、自公と連合神奈川が推薦をしていることから盤石のようにも見えるが、カジノを争点とした地方選挙では普通では考えれない番狂わせが起きている。
それは2015年4月の小樽市長選のことだ。
この時も、自民・公明・民主(当時)・連合小樽・小樽商工会議所が支援するカジノ推進派で当時現職だった中松義治氏が圧倒的に有利と見られたが、「カジノはいらない」と訴えた森井秀明・元市議が奇跡的な勝利を勝ち取ったのだ。
原発再稼働に反対した米山隆一知事が逆転勝利をはたした去年10月の新潟県知事選と同様、民意の受け皿となった候補が大政党と連合が推す候補に勝利するという番狂わせが起きていたのである。
カジノ反対の根強い民意を感じ取ったためか、林氏は今年に入ると、「全くの白紙」と変節した。
横浜青年会議所主催の7月8日の公開討論会でも、
「ギャンブル依存症が課題。
今の段階で誘致するしないを考えるのは疑問で賛成派も反対派もいる」と慎重な姿勢を打ち出した。
当然、反対派の二候補は「賛成派はほとんどいない」「立場を明確にすべき」と批判したが、市長選の手法でも林氏は、原発政策など不都合政策を国政選挙で語らないアベ自民党そっくりの“争点隠し選挙”を実践しているようにみえる。
林文子市長に直撃!
“カジノ推進隠し”は菅官房長官からの要請?
林氏の告示日の第一声は横浜駅西口だったが、約11分の街宣でカジノ誘致には一言も触れなかった。
そこで街宣後、直撃をしてその理由などについて本人に聞いてみた。
――カジノについて触れられなかったのは理由があるのですか。
林氏 これから皆さまと判断していくということです。
(触れなかった)理由はないです。
――(カジノについて触れないように)菅官房長官から頼まれたのですか。
林氏 いえいえ、そういうことはありません。
(演説)時間のなかでお訴えしていくことを絞って話しております。
――当選したらカジノ推進はありうるわけですね。
林氏 いや、今のところ、白紙でございます。
――カジノについアンケート調査をされたのですか。
林氏 (無言のまま車に乗り込んで走り去る)
横浜市議会議員へのアンケート調査でも、駅前などでの市民へのシール調査でも「カジノ誘致反対が多数」という結果が出ているが、林氏はアンケート調査で横浜市民の民意を“定量的”に把握しようとしていない。
これでは、「カジノ誘致推進の菅官房長官らアベ自民党やゼネコンの意向しか眼中にない」と疑われても仕方がないだろう。
“隠れカジノ推進派”にしか見えない林氏だが、4年前の市長選で支援した民進党は自主投票となったものの、新潟県知事選と同様、蓮舫代表を含む同党所属の国会議員が応援に駆け付ける可能性はある。
共産党も自由党も伊藤氏支援を決定、実質的な野党統一候補を市民団体が応援、自公と連合支援の候補を追いかける展開も新潟県知事選とよく似ている。
「カジノ誘致にイエスかノーか」を問う横浜市長選で、都議選に続き安倍政権に再びレッドカードが突き付けられるのか否かが注目される。
(横田 一)
2017年07月25日
安倍首相“脱傲慢”作戦失敗 加計キーパーソンが逆ギレ答弁
質問のトップバッター、自民党の小野寺五典議員が「単刀直入にうかがう」と切り出し、加計氏との関係を問うと、安倍首相は普段のまくし立てるような答弁を控え、ゆっくりと穏やかな口調でこう釈明した。
「私の友人が関わっていることで国民の皆さまから疑念を持たれるのは当然のことだ。
この日も前川氏は和泉氏から「総理は自分の口から言えないから自分が言う」と獣医学部新設で対応を促されたと重ねて証言。
「獣医学部新設は『岩盤規制』の象徴。
あまりに感情的な口調に議場がざわつくと、「言っていません!」と繰り返した。
■「腹心の友」の学部新設「知らなかった」
質疑者が与党から野党に移ると、安倍首相の態度は一変。
官邸の関与をめぐり、前川氏と和泉氏の主張は真っ向から対立。
加計孝太郎理事長との関係については「政治家になるずっと前からの友人関係」と説明したものの、「獣医学部を今治市にという話は一切なかった」などと、新設計画については知らぬ存ぜぬの一本調子。
今治市とのパイプ役を担ったとみられている柳瀬唯夫首相秘書官(現・経産省審議官)も出席。
シニアライフ、旅行プラン、余裕を持って
ただ、中には「せっかくだから、あちこち見たい」とスケジュールを詰め込み、途中で体調を崩してしまうケースもあるという。
若い頃より体力は落ちているもの。「無理のないプランを立てることが肝心」と専門家はアドバイスする。
例えば、短い期間に複数の観光都市を次々に訪ねて回るツアーは魅力的だ。
だが、原さんは「予約の前に、どんな旅行になるのか、パンフレットと地図、ガイド本を広げて想像してみてください」と話す。
早朝に起きてバスの長距離移動と観光地の見学を繰り返すようなツアーもある。
シニア世代は自分の体力をよく考えたい。
「せっかくのイタリア旅行なのに2日目でダウンした、という事例もあります。
体調を崩しては楽しいはずの旅が台なしです」
訪問する観光地の立地や歩く道の状況についても、ガイド本などでよく調べておきたい。
古い街並みや遺跡、寺社は年配の方に人気のスポットだが、一方で坂道や階段が多かったり、道が舗装されていなかったりすることもある。
また、美術館巡りは、意外に長時間歩くことも。
日本旅行業協会広報室長の矢嶋敏朗さんは、「こうした場所を見学した後には、たっぷり休憩時間を取ってほしい。足に自信がない人は、坂道は観光用のタクシーを利用して」とアドバイスする。
ホテルも、予約前にバリアフリーへの配慮が行き届いているか確認しておきたい。
膝の具合がよくなくて畳に座れないといったこともある。
「食事は大広間でも椅子に座ることができるか」といった不安や質問は、宿や旅行会社に問い合わせておく。
最近は、高齢者向けのツアー商品もある。
クラブツーリズム(東京)では、
〈1〉1日の見学場所を平均3か所以内に絞る
〈2〉見学時間は通常の1・5倍以上取る
〈3〉歩く時間は30分〜2時間に抑えて休憩も90分に1回は取る
――といった配慮をしている。
こうした考え方は、個人旅行のプランを立てる際にも参考になる。
矢嶋さんは「『お金を払って来たのだから全部見ないと』と無理をしがち。
でも、もし体調がよくないなら、その日は途中で観光をやめてバスの中で休む、ホテルで一日寝ている、といった判断をしてほしい。
それが楽しい旅につながります」と話している
2017年07月26日
揺らぐ「安倍一強」 国民の目は厳しく
2017年07月27日
相模原事件から1年−−−−植松被告の思想と、安倍自民党の障害者切り捨て・差別排外主義との関係を改めて問う
障がい者大量殺害、相模原事件の容疑者はネトウヨ? 安倍首相、百田尚樹、橋下徹、Kギルバートらをフォロー
自民党のネット応援部隊が「植松容疑者の主張は間違ってない」「障がい者は死んだほうがいい」と障がい者ヘイト!
障がい者抹殺思想は相模原事件の容疑者だけじゃない! 石原慎太郎も「安楽死」発言、ネットでは「障がい者不要論」が跋扈