2017年07月25日

シニアライフ、旅行プラン、余裕を持って

シニアライフ、
旅行プラン、余裕を持って
2017年7月7日 読売新聞
日程詰め込まず休憩たっぷり
 この夏、旅行するシニアの方も多いことだろう。

ただ、中には「せっかくだから、あちこち見たい」とスケジュールを詰め込み、途中で体調を崩してしまうケースもあるという。

若い頃より体力は落ちているもの。「無理のないプランを立てることが肝心」と専門家はアドバイスする。

 「旅の経験があまりない年配の方は、『二度と来られないかも』『できるだけ見ておきたい』などと考え、つい無理な旅行をしてしまうことがあります」。
海外120か国で観光客を案内してきたベテラン添乗員の原好正さん(69)はそう指摘する。

 例えば、短い期間に複数の観光都市を次々に訪ねて回るツアーは魅力的だ。

だが、原さんは「予約の前に、どんな旅行になるのか、パンフレットと地図、ガイド本を広げて想像してみてください」と話す。

早朝に起きてバスの長距離移動と観光地の見学を繰り返すようなツアーもある。

シニア世代は自分の体力をよく考えたい

「せっかくのイタリア旅行なのに2日目でダウンした、という事例もあります。

体調を崩しては楽しいはずの旅が台なしです」

  訪問する観光地の立地や歩く道の状況についても、ガイド本などでよく調べておきたい。

古い街並みや遺跡、寺社は年配の方に人気のスポットだが、一方で坂道や階段が多かったり、道が舗装されていなかったりすることもある。

また、美術館巡りは、意外に長時間歩くことも。

 日本旅行業協会広報室長の矢嶋敏朗さんは、「こうした場所を見学した後には、たっぷり休憩時間を取ってほしい。足に自信がない人は、坂道は観光用のタクシーを利用して」とアドバイスする。

 ホテルも、予約前にバリアフリーへの配慮が行き届いているか確認しておきたい。

膝の具合がよくなくて畳に座れないといったこともある。

「食事は大広間でも椅子に座ることができるか」といった不安や質問は、宿や旅行会社に問い合わせておく。

 最近は、高齢者向けのツアー商品もある。

クラブツーリズム(東京)では、

〈1〉1日の見学場所を平均3か所以内に絞る

〈2〉見学時間は通常の1・5倍以上取る

〈3〉歩く時間は30分〜2時間に抑えて休憩も90分に1回は取る

――といった配慮をしている。

こうした考え方は、個人旅行のプランを立てる際にも参考になる。

 矢嶋さんは「『お金を払って来たのだから全部見ないと』と無理をしがち。

でも、もし体調がよくないなら、その日は途中で観光をやめてバスの中で休む、ホテルで一日寝ている、といった判断をしてほしい。

それが楽しい旅につながります」と話している

posted by 小だぬき at 09:00 | 神奈川 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

安倍首相“脱傲慢”作戦失敗 加計キーパーソンが逆ギレ答弁

安倍首相“脱傲慢”作戦失敗
加計キーパーソンが逆ギレ答弁
2017年7月24日  日刊ゲンダイ

 安倍首相は「李下に冠を正さず」という言葉を何度も繰り返した。
24日午前から始まった衆院予算委員会の閉会中審査。

安倍首相は“腹心の友”が理事長を務める「加計学園」の獣医学部新設計画に関し、改めて「(理事長の)加計さんは学生時代からの友人だが、彼が私の地位や立場を利用して何かを成し遂げようとしたことは、ただ一度もない」と関与を全面否定したが、テレビ中継を意識して最も強調したのは「低姿勢」だ。

 質問のトップバッター、自民党の小野寺五典議員が「単刀直入にうかがう」と切り出し、加計氏との関係を問うと、安倍首相は普段のまくし立てるような答弁を控え、ゆっくりと穏やかな口調でこう釈明した。

私の友人が関わっていることで国民の皆さまから疑念を持たれるのは当然のことだ。
今までの答弁ではその観点が欠けていた。
足らざる部分は認めなければいけない
 数々のゴーマンな態度が、内閣支持率暴落の要因との自覚はあるようで、安倍首相はしおらしい態度に努めたが、それを打ち消すように感情を爆発させたのが、前文科次官の前川喜平氏から「キーパーソン」と名指しされた和泉洋人首相補佐官だ。

 この日も前川氏は和泉氏から「総理は自分の口から言えないから自分が言う」と獣医学部新設で対応を促されたと重ねて証言。
対する和泉氏は、興奮した口調でこう答弁した。

「獣医学部新設は『岩盤規制』の象徴。
総理は常々『スピード感を持って進めるように』とおっしゃってきた。
そのことは申し上げたかも知れないが、『総理が自分の口から』という極端なことを言えば記憶に残っているはず。
その記憶はないから、言っていません」

 あまりに感情的な口調に議場がざわつくと、「言っていません!」と繰り返した。
他の証言者も前川氏以外は、内部文書に残された安倍首相の“お友達”への便宜をにおわす発言を、岩盤規制突破に向けた指示にスリ替えた。

■「腹心の友」の学部新設「知らなかった」

 質疑者が与党から野党に移ると、安倍首相の態度は一変。
都合の悪い質問にはマトモに答えず、いつものように持論を一方的に垂れ流し始めた。

 官邸の関与をめぐり、前川氏と和泉氏の主張は真っ向から対立。
民進党の大串博志議員が偽証罪に問われる証人喚問を行い、真偽を明らかにするよう安倍首相に求めると、途端にのらりくらり。

「委員会から要請があった中で、松野大臣も山本大臣も和泉補佐官も藤原審議官も出席している。
誠意をもって真実を話している」と何度も言い募り、「国会のことは国会でお決めいただきたい」と明言を避けた。

 加計孝太郎理事長との関係については「政治家になるずっと前からの友人関係」と説明したものの、「獣医学部を今治市にという話は一切なかった」などと、新設計画については知らぬ存ぜぬの一本調子。
「正式に申請が認められた(今年)1月20日の特区諮問会議で知るに至った」
「知り得る立場にはあったが、具体的な説明は私にはなかった」と答弁。
 これには議場がどよめき、激しいヤジが飛び交った。

 今治市とのパイプ役を担ったとみられている柳瀬唯夫首相秘書官(現・経産省審議官)も出席。
国家戦略特区での獣医学部新設を提案する2カ月前に、今治市の課長級の担当者らを官邸に招いて面会していた疑いが浮上しているのだが、「記憶にないので覚えていない」を5回も繰り返した。
「丁寧な説明」とやらは、どうなったのか。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする