2017年07月28日

青山繁晴議員に失笑…なぜ自民党はこの人を再び出した?

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
青山繁晴議員に失笑…
なぜ自民党は
この人を再び出した?
2017年7月27日 日刊ゲンダイ

「党利党略のためでなくただ国益のためにこそ、不肖ながら質問します」(青山繁晴自民党参議院議員)
 これは25日、参院予算委員会閉会中審査で質問に立った、青山さんの冒頭の言葉。

 はあ、さいですか?
 わざわざ口に出してそういうところが、あたしは胡散臭く感じます。

 青山さんは出所不明の「関係者によると……」という話をしながら、安倍首相を庇ってた。  おなじようなことを10日の閉会中審査でもした。
ほかの議員から失笑が漏れても。なぜ自民党は、この人をふたたび出してきたんだろう?

 支持率が落ち込み、街頭のヤジが怖い安倍さんの頼りは、もはや、青山さんの熱烈ファンみたいな人しかいないんだろうか?

 ちなみに、この方の悪口をいうと、ネットに嘘八百の嫌がらせが書き込まれる。
あたしもあたしのせいで番組の視聴率が落ちたとかいう嘘ニュースが出回ったり。
だから、この人がどんなことを言っても、発言ができる場があるちょっと賢い人は、面倒臭いからほぼ話題にしない。

 青山さんは、ニュースで参考人である前川前事務次官の話は流れるのに、前愛媛県知事の加戸さんの話は流れないとも言っていた。
 しゃーないじゃん。
加戸さんの話で分かったことは、今治市に獣医学部を招致するのは悲願だったってことだけ。  

今治市は大学招致に96億円かけ、税収増は年間3000万円。
回収に320年もかかる。
財政赤字を900億円も抱えておるのにさ。
 それは次世代がどうにかすることだから、どうでもいいって?

 こういう人って、自分が大きなことを成せたってことだけが大事で、そのためにその他大勢を犠牲にするって感覚がない
東京オリンピックの石原さんや猪瀬さん、森さんや安倍首相とおなじ。
 あ、安倍首相の名を最後に持ってきて、失礼だったかしら?
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 🌁 | Comment(4) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最低賃金の引き上げ それでもまだ低い水準だ

最低賃金の引き上げ 
それでもまだ低い水準だ
毎日新聞「社説」2017年7月27日 

 2017年度の最低賃金(最賃)の引き上げ幅の目安は全国平均で25円、引き上げ率は2年連続で3%相当と決まった。
 目安通り改定されれば全国平均で時給848円となる。
25円の上げ幅は、日額から時給に変更した02年度以降で最大の伸びだ。
 政府は「ニッポン1億総活躍プラン」で最賃の毎年3%程度の引き上げを盛り込んでおり、中期目標である「全国平均1000円」の実現に向け一歩前進したことにはなる。

 しかし、もともと日本の最低賃金は先進諸国の中では低く、フランスやオーストラリアの6〜7割の水準だ。
今回の引き上げでも、フルタイムで働いた人の年収は160万円程度に過ぎない。
政府は「働き方改革」で残業時間を抑制しようとしている。
少しばかり最賃が上がっても、働く時間が減ることで手取り収入は増えないという人は多いだろう。

 最賃の引き上げは必要だが、それより少し高い賃金を得ている非正規雇用労働者の賃上げに直接つながるわけではない。
働いても生活が苦しい「ワーキングプア」を解消するためには、従業員全体の賃上げに波及させる必要がある。

 中小企業の中には最賃に近い水準で働いているパート従業員が多く、最賃引き上げが経営を圧迫することへの懸念が強い。
中小企業に生産性向上の努力が求められるのはもちろんだが、大企業に適正な取引慣行を守らせることも必要だ。

 大企業が優位な立場を利用して、下請けに納入価格を不当に低くするなど不利な条件を押しつける例は少なくない。
経済全体の好循環をもたらすには、中小企業の経営を守らなければならない。

 引き上げ額の目安は、47都道府県を地域の経済情勢などでA〜Dの4ランクに分けて決めている。
Dに属している宮崎と沖縄は22円の引き上げで時給736円となるが、最も高い東京の958円に比べて222円も低い。
隣接県同士でも100円以上差があるケースは珍しくない。
地域間格差の是正も課題だ。  

働き方改革の柱の一つは非正規雇用の待遇改善であり、最賃引き上げはその土台だ。
同一労働同一賃金の実現などに向け、政府はさらに取り組みを進めなければならない。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする