2018年03月05日

名医が教える 危ない“かかりつけ医”を見分ける薬の目安

名医が教える 
危ない“かかりつけ医”を
見分ける薬の目安
2018年3月4日 NEWSポストセブン

 これまでの医療記事で「医者の見分け方」といえば、大病院や手術の執刀医のことばかり。
最初に私たち患者を診る“かかりつけ医”についての情報は少なく、他と比較することも難しい。  

かかりつけ医の良し悪しを見分けるためには、薬の処方箋から分かることも多い。
患者が薬の処方を希望すれば、すぐに出してくれる医師が、「患者思いのいい先生」と思ったら大間違いだ。

新潟大学名誉教授の岡田正彦医師が言う。
「多剤併用の危険性が叫ばれるのに、“薬を減らしてみましょう”と提案する医師はほとんどいませんが、本来は薬を減らす努力をする医師こそ、薬の副作用のリスクを熟知し、患者の視点で治療を進めようとしていることが多い

 では、危ないかかりつけ医を見分ける薬の“目安”はどの程度なのか。
浅草クリニック副院長の内山伸医師がアドバイスする。

1回に出す薬が5種類以上だったら気をつけたほうがいいでしょう。
薬をやたらと処方したがる医師は、自分の治療に自信がないともいえます」

 薬の種類が増えるのは、患者の体全体を把握することができず、部分、部分の症状に応じて薬を処方しているだけのこともある。
とくに高齢者の場合、多くの薬を飲んでいると副作用でふらついて、転倒するなどのリスクも高まる。

◆初診時に血圧が高いと高血圧の薬を出す
 現在、日本に4300万人もいるという高血圧患者だが、薬の服用には一定のハードルが設けられている。
前出・岡田医師が言う。
高血圧の“根本治療”は生活習慣の改善で、患者がこれまでどんな生活を送ってきたかを聞き取り、食事や運動面などで具体的な指導をするのが治療の第一歩。
ガイドラインでも、3か月間生活指導して、それでも検査値が下がらない場合に初めて降圧剤などの薬を出すよう定めています」

 高齢者の場合、降圧剤を飲むと血圧が下がりすぎ、脳梗塞を発症するリスクが高まったり、認知症を進行させるなどのリスクがあることが分かっている。

◆「お大事に」だけで終わる
 診察や薬を出した後の“説明”も、かかりつけ医選びの判断材料になる。
にしだわたる糖尿病内科院長・西田亙医師はこう語る。

「たとえば糖尿病だったら薬を出した後に、『服用後、冷や汗や動悸、強い空腹感などを覚えたら教えてくださいね』などと、副作用で起こる症状を具体的に伝え、事前に薬の副作用に配慮してくれるのがいい医師です。
『お大事に』だけで済ませる医師は、患者の命を預かっているという意識が低い。

 糖尿病治療で広く処方されているアマリールやオイグルコンといった薬は、血糖値を下げる効果は大きい反面、低血糖を引き起こす副作用もある。
低血糖はひどくなると昏睡状態に陥り、放置すると最悪、不整脈を起こして死に至るケースもあります」

『かかりつけ医は選ぶ時代』(北國新聞社刊)の著者で金沢市・ティーズ内科クリニック院長の土山智也医師が言う。
「共通するポイントは『その医師が患者の視点に立っているかどうか』です。
患者さんは、“この医師は信頼できない”と思ったら、かかりつけ医を変えること。
まずは風邪などの症状が出た時に診察を受けてみて、判断材料にしてみるのもいいでしょう」  

名医たちが教えてくれたポイントをもとに、最良のかかりつけ医を探そう。
※週刊ポスト2018年3月9日号
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☀| Comment(2) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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