2018年03月15日

朝日に敬意を表する=与良正男

熱血!与良政談
朝日に敬意を表する=与良正男
毎日新聞2018年3月14日

 森友学園問題で、財務省の決裁文書改ざん疑惑をスクープした朝日新聞は見事だった。
闇に埋もれそうになっていた事実を発掘するのは私たちの大切な仕事だ。
ライバルに心から敬意を表する。

 1カ月前、旧知の朝日幹部に「朝日のためというより、日本のジャーナリズムのために萎縮しないでほしい」と声をかけたのを思い出す。

 安倍晋三首相は今の国会で再三朝日を名指しし、従来の報道の一部を取り上げて誤報だと批判。
自民党議員のフェイスブックには、朝日は「哀れ」と自ら書き込んだ。

 首相が長年、朝日を敵対視してきたのは知っている。
しかし、ここまで来ると異様な報道圧力だ。
そしてそんな首相を後押しし、産経新聞や一部雑誌は競い合うように激しい見出しで朝日たたきを続ける。
それが日常になっていることにジャーナリズム全体の危機を感じてきたのだ。
 そんな中でのスクープだ。

仮に誤報なら朝日はつぶれてしまうのではないかと思ったほどだ。
取材はより慎重さを要したに違いない。
 報道後、朝日が改ざん前の原本の写真を掲載しなかったのを理由に、自民党議員やコメンテーターらの中で、報道の信ぴょう性に疑義を呈し、「立証責任は朝日にある」と語る人が相次いだのにも驚いた。

 報道の仕事を分かっていない。
証拠をより具体的に示せば情報源が特定されてしまう恐れがある。
ネタ元を守るのは私たちの鉄則だ。
情報源が分かれば政権側はそこに圧力をかけ、さらにウソを重ねて、ごまかすかもしれないではないか。

 毎日新聞の私の後輩記者たちは、情報公開請求で入手した別の文書にも「特例処理」等々の疑惑のキーワードが記されていると、その後報じた。
まさか改ざんし忘れ?
 だが、いずれにしても朝日報道を疑問視する流れを元に戻したのは確かだろう。

 先週書いた通り、文書の改ざんは民主政治の根っこを腐らせる。
それだけでも麻生太郎副総理兼財務相や安倍首相の責任は重大だ。
 で、なぜ値引きされたのかの原点に返る。
首相や妻昭恵氏の名前が原本から消えたのはなぜか。
そもそも値引きは誰の判断だったのか。

 今後も事実を積み重ねて追及していきたい。
              (専門編集委員)
posted by 小だぬき at 05:25 | 神奈川 ☀ | Comment(4) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

体調に異変 安倍首相を蝕む「昭恵夫人・国会・支持率」

体調に異変 安倍首相を蝕む
「昭恵夫人・国会・支持率」
 2018年3月14日 日刊ゲンダイ

「また体調が悪化したのではないか」――。
案の定、安倍首相の体調悪化説が飛びかっている。

 見るからに顔色が悪いからだ。
テレビ画面を通すと分かりづらいが、近くで見ると顔はむくみ、目はくぼみ、完全に精気を失っている。
13日は、歯科医に駆け込み、1時間以上、治療を受けている。

 よほど体調が悪いのか、12日、13日と2日続けて夕方6時すぎには帰宅。
政界では「主治医を呼んで治療を受けているのではないか」と臆測が飛んでいる。
 体調悪化の原因が、強いストレスなのは間違いない。
総辞職がカウントダウンに入っているのだから、ストレスも当然だ。

安倍首相はストレスがかかると、すぐに具合が悪くなってしまう。
周囲が懸念しているのは持病の悪化だ。

「安倍さんは、ストレスを発散できないと持病の『潰瘍性大腸炎』を再発しやすい。
本人が『子供の頃からテストがあると再発した』と明かしています。
症状が悪化すると血便と下痢が続き、1日に10〜20回もトイレに駆け込まなければならなくなる。
周囲が不安視しているのは、特効薬のアサコールが効かなくなっているのではないかということです」(政界関係者)

◆野党の審議拒否は好都合
 いま、安倍首相のストレスの要因になっているのは、“昭恵夫人”“国会審議”“支持率”の3つだという。
周囲は、この3つにピリピリしている。

昭恵夫人が森友問題の火種になっていることもあって、昭恵さんの存在がストレスのひとつになっているようです。
ただ、昭恵さんは自宅にいないようなので家でストレスがたまることはないでしょう。
安倍首相にとって、野党から攻められる国会審議も強いストレス。
毎年、通常国会の会期末である6月には体調を崩してしまう。
だから、しばらく野党が審議拒否していることを内心、喜んでいたようです。
審議が再開されたら、さらに体調を悪化させるのは間違いないでしょう。

どうにもならないのが、3つ目の支持率です。
小心の安倍首相は、評価をすごく気にする。
もし、支持率が30%台に落ち込んだら、本人の気持ちがガクンとなる可能性があります」(官邸事情通)

 はたして体はもつのか。持病を悪化させ、政権を放り投げた第1次政権の再現もあるのではないか。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 | Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする