2018年07月15日

連日の猛暑 熱中症が重症か見極めるポイントは?

連日の猛暑
熱中症が重症か
見極めるポイントは?
2018/07/14 日経スタイル

 この記事では、今知っておきたい健康や医療の知識をQ&A形式で紹介します。
ぜひ今日からのセルフケアにお役立てください!

【問題】
周囲の人が熱中症と思われる症状になったとき、応急措置と見守りで済むレベルか、それより重症で医療機関の受診が必要なレベルかを見極めることが重要です
見極めのポイントの一つは「自力で水を飲めるかどうか」というのはホント?ウソ?

(1)ホント
(2)ウソ

正解は、(1)ホント です。
 日本救急医学会では熱中症を重症度でI度、II度、III度に分類しています。

I度は意識障害がなく、応急措置と見守りで済むレベル。
II度は集中力や判断力の低下が見られ、医療機関の受診が必要なレベル。
III度は特に症状が重く、入院が必要なレベルです。

 「一般の人はI度とII度を見分ける知識が求められる。
ポイントは意識の有無と、自力で水を飲めるかどうか。
ペットボトルなどを容器ごと手渡して、一人で水を飲めるかを確認してください。
うまく飲めなければ意識障害があるII度ということ。
すぐに医療機関に連れていきましょう」と帝京大学医学部救急医学講座の三宅康史教授は言います。

■応急措置は「FIRE」(炎)と覚える
熱中症の応急処置.jpg
 応急措置については、「FIRE」というキーワードを覚えておくといざという時に役立ちます。
F(Fluid)は水分補給、
I(Icing)は冷却、
R(Rest)は安静、
E(Emergency)は119番通報です。

「意識がもうろうとしていたら、すぐに救急車を。
その場合は逆から、つまりE、R、I、Fの順番で応急処置をしてください。
意識がない場合、無理に水を飲ませてはいけません」と三宅教授はアドバイスします。

■死亡者のうち、8割は「非労作性熱中症」
 ちなみに、熱中症は大きく2つに分けられます。
炎天下など気温が高い中で体を動かすことで起こる「労作性熱中症」と、
体を動かさなくても起こる「非労作性熱中症」です。

 前者は若者から中年が起こしやすく、圧倒的に男性が多いのが特徴。
一方、後者は高齢者に多く見られるタイプで、男女差はありません。
また、発症しても治療すればすぐに回復する労作性熱中症に対し、「非労作性熱中症は予後が悪く、熱中症による死亡者の8割はこちらのタイプです」と三宅教授は指摘します。

 非労作性熱中症の典型例は、下記のようなケースです。
【78歳女性・老老介護中:】
脳梗塞で寝たきりになっている81歳の夫を一人で介護していた。
本人のパーキンソン病も進行していた。
エアコンは嫌いなので使わない。
梅雨明けで暑さの続く7月下旬、夕飯の準備をしているときに倒れる。
数日後、連絡が取れず心配して訪ねてきた娘が発見。
室内はサウナのような状態で、夫婦ともに熱中症になっていた。

 「老老介護の場合、介護しているほうが熱中症で倒れると、介護されているほうも熱中症になってしまう。
特に梅雨明けの7月下旬は一気に熱波が来るにもかかわらずまだ体が暑さに慣れておらず、最も熱中症を起こしやすい時期」(三宅教授)というので、注意しましょう。

 なお、環境省では熱中症の基本情報、予防法、応急措置などをまとめた「熱中症環境保健マニュアル 2018」( http://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual.php )を出しています。
環境省のホームページから無料でダウンロードできるので、万一の場合に備え、一度は目を通してください。
(日経Gooday編集部)
[日経Gooday2017年7月10日付記事を再構成]
続きを読む
posted by 小だぬき at 06:20| 神奈川 ☁| Comment(2) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

年金開始が60歳だと"3割減"が一生続く

年金開始が60歳だと
"3割減"が一生続く
7/14(土) プレジデント

■本来の年齢で受給開始した人が64.5%
 老後の年金は65歳から受け取る、というのは誰でも知っているだろう。
 だが、受給開始の時期は、60〜70歳の間で自由に選べることをご存じだろうか。
 老齢年金の受給開始は申請すれば1カ月単位で早めたり、遅らせたりすることができる。
早く受け取るのが「繰り上げ受給」、遅らせるのが「繰り下げ受給」で、国民年金、厚生年金ともしくみは同じだ。

 厚生労働省によると、国民年金受給者のうち繰り上げ受給している人の割合は34.1%、繰り下げ受給している人は1.4%、本来の年齢で受給開始した人が64.5%となっている(2016年度)。

 「繰り上げ」と「繰り下げ」では、受け取る額がどう変わるか見ていこう。
 繰り上げ受給すると、年金額は1カ月につき0.5%減らされる。
60歳から受け取るなら、0.5%×12カ月×5年で、30%の減額だ。
しかも、これが一生続く。

65歳から受け取る場合と比べると、受給額の累計は76歳8カ月で逆転。
それより早く死ぬと“得”、長生きするほど“損”という計算になる。

 一方の繰り下げ受給では、1カ月につき0.7%の増額になる。70歳から受け取るとすれば、42%の増額。
受給額の累計を65歳から受け取る場合と比べると、81歳10カ月で逆転し、それより早く死ぬと“損”、長生きするほど“得”になる。

 16年の日本人の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳。
平均寿命より長生きするなら、70歳まで繰り下げれば男性は“ほぼトントンか得”、
女性は“かなり得”ということになる。

 ■人は何歳まで生きるかわからない
 一方で、「年金をもらう前に死ぬかもしれない。
繰り上げ受給して確実に受け取ったほうが得」と思う人もいるだろう。

 だが、ファイナンシャルプランナーとしては、年金をこうした損得勘定だけで判断すべきではない、と考える。
は何歳まで生きるかわからない。
だから、受給額の累計は結果論にすぎない。
それより、老後の生活費が足りるか否かのほうが大切だ。
 もし年金が月18万円の人が60歳から繰り上げ受給すれば、30%の減額になるため、月額は12.6万円になる。
もちろん、ほかに収入がないなら繰り上げ受給を選ぶしかない。

だが、「60歳になると収入が減るから繰り上げ受給して生活費の足しにしよう」と安易に考えてはいけない。
 老後に病気になったときでも、医療が発達した今、人はなかなか死なない。
長患いしたまま、その年金額で生活できるのか。
長生きした場合を想定して、キャッシュフローを検討すべきだ。

 また、繰り上げ受給すると障害年金をもらえなくなる、遺族年金を65歳まで受け取れなくなる、といったデメリットも頭に入れておきたい。

 一方、65歳以降も働いて収入が得られるなら、繰り下げ受給は有効な方法だ。
もし年金が月18万円の人が70歳まで繰り下げ受給すれば、月額は25.56万円に増える。
これだけの年金を死ぬまで受け取れると考えれば、手持ちの老後資金を安心して使うことができるだろう。
 労働力を増やす狙いもあり、政府は受給開始年齢を70歳超も選べる制度改正を検討している。
政府の目論見に乗せられるのは抵抗があるが、繰り下げ受給はもっと注目していい方法といえそうだ。
70代まで働くことも視野に入れて、早めに老後設計を立てておきたい。

----------
黒田尚子(くろだ・なおこ)
ファイナンシャルプランナー 株式会社日本総合研究所に勤務後、1998年に独立系FPに転身。
個人相談やセミナー講師、書籍・雑誌の執筆活動など幅広く行う。
----------
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
モッピー!お金がたまるポイントサイト