2018年07月25日

サラリーマンに訪れる“55歳の壁”。

サラリーマンに訪れる
“55歳の壁”。
乗り越えるためにすべき5つのこと
日刊SPA! 2018/07/24

年金の支給開始年齢の引き上げをにらんで、サラリーマンの定年が60歳から65歳へと引き上げられる過渡期にある現在。
しかし、ほんの30年ほど前までは「55歳定年」が主流だった。
そんな「55歳」というボーダーラインは、今日では見えざる壁となって現役サラリーマンの前に立ちふさがっている。

例えば、サラリーマンは55歳を超えると会社から“戦力外”扱いされるという話もあり、実際SPA!で55〜60歳の男性にアンケートを行ったところ(回答者数3018人)、58.9%が「55歳を境に人生が“下り坂”になった」と回答していのだ。

◆55歳の壁を越えるには?
 職場での戦力外扱い、それに伴う収入のダウン、そして子供の教育費など、
“55歳の壁”はさまざまな角度からわれわれの人生を阻もうとするが、その本質をひとことで言えば「生きていくためにいやいや仕事を続けなくてはならないツラさ」ということになるだろう。

仕事がツラいのはどの世代でも同じですが、若い世代と違って55歳には転職という逃げ道がほとんど残されていない。
そこへもってきて、医療費だ教育費だとカネがかかるため、いさぎよく会社を辞めるという選択肢もない。
会社からお荷物扱いされてモチベーションは極限まで下がっているにもかかわらず、不本意ながら会社にしがみつかなくてはならない……
この状態が、メンタル的には一番堪えます」(ジャーナリストの溝上憲文氏)

 55歳ともなれば“残りの会社人生は消化試合”という気分になりがちだが、年金がもらえるまではあと10年(ゆくゆくは15年)もある。
その間ずっと“いやいや”が続けば、それは地獄だろう。

「そんな状態から脱するシンプルな方法が、ささやかな副業を持つこと。
少額でも会社以外に収入源があれば、安心感と充実感が違います。
私の知人にも、50歳を過ぎてライターになった会社員がいるのですが、逆に職場を取材の場として楽しめるようになったとか。
55歳の壁に直面した人にとって、ただの趣味ではたいした気晴らしになりません。
むしろ『こんなことをしている場合なのか』などと、かえってストレスになる恐れも。
趣味なら趣味で、お金をもらえる趣味を持つことが大事なんです

 副業と言われても何をしていいかわからないという人も多いだろうが、自分で考える以上に「他人から“頼まれる”状態をつくるのが大事」と言うのはライフデザインアドバイザーの木村勝氏。
「自分がこれまで何をしてきたか、自分に何ができるのかを日頃から周囲に伝えていれば『今度、こういう案件があるから手伝ってもらえないか』と声がかかることもある。
そんな、ちょっとした手伝いが副業に発展したという例はいくらでもあります。

そのためには、会社の内外で人の輪を広げることが重要。
会社の看板があるからこそ会える人もいるわけで、55歳から定年までの5年間は“今後の取引先を開拓する”つもりで活動すれば、会社にいることのモチベーションも見いだせるでしょう」
 55歳といわず、40代のうちからこの心構えでいれば、“壁”を跳ね返すことも十分可能だ。

<55歳の壁を跳ね返すには>
・ささやかな副業を始める
・カネがもらえる趣味を持つ
・頼み事をされる人間になる
・自分のできることを人に話す
・顧客を開拓するつもりで人に会う
posted by 小だぬき at 16:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

それでも「教室にエアコン不要」と言う大人へ

それでも「教室にエアコン不要」と
言う大人へ
2018/07/24 東洋経済

親野 智可等 : 教育評論家

7月17日に、愛知県豊田市で小学1年生の児童が熱中症で亡くなりました。
各社報道によると、公園で30分ほど昆虫採集をした後、児童たちは教室に戻って教室で休憩していました。
ところが、休憩中に意識を失い、救急車で搬送されましたが亡くなりました。
かけがえのない子どもを失ったご家族の心情は察するにあまりあるところです。

この教室にエアコンはなく、扇風機が4台設置されていただけとのことです。
暑いさなかに公園に出掛けた判断も問題になっていますが、教室にエアコンがあったら助かった可能性があるということも指摘されています。

この事故を受け、豊田市では、小学校の教室のエアコン設置工事を前倒しで進める方針を決めました。

根強くある「エアコン不要」の根性論
学校にエアコンを設置すべきか否かという議論は十年前からありました。
そして、数年前までは、
「子どものうちからエアコンの中で過ごしてばかりいては、体が弱くなる。せめて学校では……」
「教室を快適にしてしまうと、休み時間にも外に出て遊ばなくなる」
「つねに快適な環境の中にいては忍耐心が育たない」などという意見もありました。

ですが、今年の酷暑を経験してみれば、もはやそういう議論をしている段階でないことは明らかです。
豊田市の事故は校外学習の後ということでしたが、このままでは、ずっと教室にいて熱中症になる児童が続出する可能性があります。
休み時間に外遊びをした子どもたちが汗だくで教室に戻ってくると、体感温度はさらに上がります。
そうでなくても、1つの教室に40人近い子どもがいるのですから、子どもたちの発する熱の量だけでもハンパないものがあります。

私も講演先の学校で授業中の教室を参観させてもらうことがありますが、エアコンがない場合、7月や9月の教室内は勉強に取り組めるような環境ではありません。
また、勉強面だけでなく、不快な環境にいればストレスもかかりますし、いら立ちにより子ども同士のトラブルやいじめが増えることも考えられます。

「昔は学校にエアコンなどないのが当たり前だった。
今の子は今の子は軟弱だ」という意見は根強くあります。
そこで、気象庁の「過去の気象データ検索」で調べてみました。

50年間で2.5度も上昇した平均温度
たとえば奈良県奈良市の1967年(50年前)の7月の「一日の最高気温」の平均は、30.5度でした。
そして、1987年(30年前・今の子育て世代が子どもだった頃)の7月の「一日の最高気温」の平均は、31.0度でした。
ところが昨年、2017年の7月の「一日の最高気温」の平均は33.0度です。
つまり、50年間で2.5度も上昇したのです。

また、この30年間だけでも2.0度の上昇です。
平均が2.5度も上昇したというのはすごいことです。
しかも、上昇の度合いも上がっています。

また、たとえば愛媛県松山市の1967年(50年前)の7月の「一日の最高気温」の平均は、30.7度でした。
1987年(30年前)の7月の「一日の最高気温」の平均は、30.7度で、これは1967年と変わりがありません。
ところが昨年、2017年の7月の「一日の最高気温」の平均は32.6度です。
つまり、この30年間だけで1.9度も上昇したのです。

ついでに、7月の「一日の最高気温」の平均が30年間でどのように変化したか、気象庁のデータより、あといくつかアトランダムに調べてみたら、次のような結果が出ました。

福岡市は3.0度上昇
静岡市は1.1度上昇
長野市は0.5度上昇
横浜市は1.7度上昇
高知市は2.2度上昇
秋田市は2.3度上昇
札幌市は2.9度上昇
那覇市は1.6度上昇 ということで、もう十分ですね。

このように、日本の気温は確実に上昇しています。
ですから、「昔は学校にエアコンなどないのが当たり前だった。
今の子は軟弱だ」などという意見は成り立たないのです。
ところで、なぜ主に奈良県と愛媛県を例に取ったかというと、この両県は最高気温が高いにもかかわらずエアコン設置率が低いという最悪な県だからです。

それは、名古屋大学の内田良准教授の下記のリポートによって明らかです。
小中のエアコン設置 いまだ半数 
暑くても設置率1割未満の自治体も 
莫大な予算が課題(Yahoo!ニュース)
※リポートの5番目のグラフに出ています。

大人たちは、政治家も役人も会社員も、エアコンの効いた涼しい環境で仕事をしています。
それでいて、子どもたちには悲惨な環境を押し付けています。
教室にエアコンはいらないと言う人たちは、「教育のためだ」「身体を鍛えろ」「忍耐心、我慢する力、根性を鍛えろ」とでも言いたいのでしょうか?

特に、政治家や役人にはエアコンのない教室の授業を参観してみてほしいです。
1時間と言わず、子どもたちのいる間ずっと一緒に過ごしてみてください。
もちろん、晴れの日にです。
だんだんと気温が上がって、3時間目4時間目になると相当大変です。
これが5時間目や6時間目になると、うだるような暑さになります。
ぜひ、経験してください。

そうすれば、二度と「教室にエアコンはいらない」などとは言えなくなるはずです。
しかも、すでに各種メディアで報じられているように、子どもたちは次の理由で大人よりも熱中症になりやすいのです。

1. 子どもは、体重当たりの体表面積が大人と比べて大きいので、外の熱を吸収しやすい
2. 子どもは、水分をためておく筋肉の量が少ないので保水力が弱い
3. 子どもは、汗を出して体温を調整するための汗腺や自律神経が未発達

そして以下は、長く学校現場にいた私の実感ですが、

4. 子どもは人生経験が少ない分、大人より自分の体調不良に気づくのが遅い。
それに気付いたとしても、適切な言葉でうまく伝えられない

「9月は大丈夫だろう」でいいのか
政治家や役人の中には、「もう夏休みに入ったからセーフ。
これでエアコン設置を求める声も下火になるだろう」と思っている人がいるかもしれません。
でも、それは勘違いです。
9月の残暑を甘くみてはいけないからです。

私も教師として経験してきましたが、夏の疲れが蓄積したところに、9月の残暑がやってきて、そのまっただ中でエアコンのない教室で勉強するのです。
思い出しただけでぞっとします。

夏は毎年必ずやってきます。
来年は冷夏になるという保証はありません。
先述のとおり、毎年気温は上がっており、熱中症のリスクは高まっているのです。

そして、もう1つ見逃せないのが、都道府県によってエアコンの設置率がまったく違うという点です。
この違いは異常なまでに大きいです。

先の内田良准教授が作成したグラフを見れば一目瞭然です。

設置率が低いところは政治家や役人を動かす必要があります。
そのためには、PTA、校長会、教頭会、地域の教育協議会、教職員組合などの関係団体が一致団結して取り組むことが大切です。
なんといっても子どもの命にかかわる問題なのですから。

いちばん効果的なのは、やはり自治体の首長や議員に働きかけることでしょう。
署名集めは常套手段です。
そして、エビデンスもつけて請願書を出しましょう。
エビデンスがあると説得力が高まります。
気象庁のサイトで自分たちの地域の気象情報を得てください。
さらには、気象庁や各地の気象台に直接問い合わせれば、もっと詳細な情報が得られるかもしれません。
実際の教室の温度を測って記録するのも効果的です。

繰り返しますが、本当に、このままではずっと教室にいて熱中症になる児童が続出する可能性があります。
というより、確実に出るでしょう。
そうならないためには、機運が盛り上がっている今を逃さずに取りかかることが求められます。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(2) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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