2018年10月04日

片山さつき氏入閣で限界露呈 安倍政権“自滅”は時間の問題

片山さつき氏入閣で限界露呈
安倍政権“自滅”は時間の問題
2018/10/03 日刊ゲンダイ

 2日の内閣改造と党役員人事で、安倍政権の限界がハッキリ見えた。
どんなに立派に見える家でも、屋台骨にガタがきているのに放っておいたら、内側から崩れ落ちるのは必定だ。
ガラクタ素材で補強したところで、どうにもならない。

 改造人事について、安倍首相は「しっかりとした土台の上に、幅広い人材を適材適所で」と言い続けてきた。
「土台を固める」という方針で、政権の屋台骨である菅官房長官と麻生財務相、二階幹事長の留任を真っ先に決めたのだ。

「ただでさえ二階は79歳、麻生は78歳と高齢で、この2人が踏ん張っているかぎり、党内の世代交代が進まない。
しかも、政権の“花形ポスト”である官房長官と財務相は第2次安倍政権発足時から一度も交代がなく、お鉢が回ってこない待機組の不満は爆発寸前でした。
それでも政権が力を持っていれば誰も文句を言えなかったのですが、今回は空気が違う。
相変わらずのオトモダチ重用人事に、党内で怒りの声が渦巻いています」(自民党の閣僚経験者)

■腐った屋台骨をガラクタで…
 今回、初入閣が決まったのは、お騒がせ議員の片山さつき氏、安倍首相の首相補佐官や総裁特別補佐を務めてきた茶坊主の柴山昌彦氏極右仲間の桜田義孝氏スマホ向けゲームの「あべぴょん」を開発したという平井卓也氏……。
その他は、組閣のたびに名前だけは挙がる宮腰光寛氏や原田義昭氏、吉川貴盛氏ら滞貨一掃組がズラリだ

「総裁選で主要5派閥からの支持を取り付けた結果、各派閥の意向を尊重せざるを得なくなった。
特に党内第2派閥を束ねる麻生さんと、総裁3選の道筋をつけた二階さんには格別の配慮をしています。
この2人の不興を買って反安倍に回られては、たまらないですからね。

がんじがらめに縛られた結果、当選回数を重ねた大臣待機組の“在庫一掃”に協力し、新鮮味は出せなかったのです」(官邸関係者)

 主要閣僚は代わらず、新入閣組はオトモダチとくたびれた滞貨ばかり。
こんな改造内閣に期待しろという方が無理だ。
屋台骨を中心にしてオトモダチを要所に配し、残りを派閥に論功行賞で配分するという内向きの論理だけで、まったく有権者の方を向いていない人事です。少なくとも麻生財務相は交代させなければおかしい。何度辞任してもおかしくないほどの暴言を繰り返してきたし、公文書改ざんという大問題を起こした組織のトップが責任を取らずに続投なんて、あり得ません。
麻生財務相や菅官房長官、二階幹事長を交代させて、若返りで人心一新すれば支持率アップも望めたかもしれませんが、この布陣では難しい。
延命第一で小幅改造にとどめたことが裏目に出て、党内の不満に足をすくわれることにもなりかねません」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
 守りを固めるつもりが、肝心の屋台骨が腐っていれば、あっという間に家は傾く。
干された石破派が暴れるまでもなく、自滅は時間の問題だ。
posted by 小だぬき at 08:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

玉城デニー陣営で創価学会の三色旗を振った男性、孫思う自民党支持者の思い 沖縄県知事選

玉城デニー陣営で
創価学会の三色旗を振った男性、
孫思う自民党支持者の思い
沖縄県知事選 10/3(水) 琉球新報

 投開票日の9月30日午後9時半すぎ、玉城デニーさん当選確実の報道を受け、歓喜に包まれる沖縄県那覇市の会館で、創価学会を象徴する青、黄、赤色の三色旗が揺れた。
「ウチナーンチュのチムグクルが辺野古新基地建設反対の意思を再び示した」。
野原善正さん(58)は、体いっぱいで喜びを表すかのように、旗を大きく振り続けた。

「学会員が集票マシンに…」 危機感
 学会が支持する公明党は今回、辺野古新基地建設問題の賛否を明言せずに政府の支援を受ける佐喜真淳さんを推薦した。

「学会員が集票マシンとして使われる。
ウチナーンチュの魂を見せなければ」。
危機感に駆り立てられた。
 約15年前、布教を巡って組織と対立したことがあった。
反逆者と言われ、職も失った。
「本当につらかった。
今回も正直、怖かった」と振り返る。

今回、親戚からも運動をやめるよう諭されたが、告示日から10回、玉城さんの演説場所で三色旗を振った。
同志に深く考えてほしかった。
 野原さんは創価学会の池田大作名誉会長の文章をよりどころとした。
沖縄に思いをはせた池田名誉会長は著書の中で「人類史の悲劇がこの小さな島に集約された。ゆえに人類史の転換をこの島から起こすのだ」とつづった。

転換とは新基地建設阻止のことだと思った。
同志にも物事の本質を深く考えてほしかった。
正しいことをやって叱られるのが法華経の行者だ」。
教えが支えになった。

 結果を受けても気は休まらない。
国はまた沖縄を締め付けるだろう。
玉城さんは屈せず、最後まで翁長雄志知事の遺志を継いでほしい」と期待を込めた。
「信仰心を疑われるのも怖かった」

 県出身で東京都在住の住友(旧姓・国吉)ヒサ子さん(66)は「このままでは古里の自然が壊されてしまう」といても立ってもいられず沖縄に来た。
「白い目で見られたりするのも信仰心を疑われるのも怖かった」と語る。

だが、青く澄んだ辺野古の海が埋め立てられるのが許せず、玉城さんの陣営で運動し、県内の学会員を説得して回った。
 住友さんは、公明党が集団的自衛権の行使容認の閣議決定に賛同したころから党の方針に違和感を抱いていたが、思いは公にしてこなかった。

だが、池田名誉会長は「人間革命」の中でも沖縄に心を寄せ、核廃絶を含め平和を訴えていた。
現在の公明党にはこの平和思想に反する。真実を見抜いて投票してほしい」と街頭でも同志に訴えた。

 石垣市出身の安里善好さん(82)=浦添市=は学会に加入して59年。
8歳の時、沖縄戦では、マラリアで両親を亡くした。
自身も発病したが九死に一生を得た。
基地建設は戦争につながる。
目をつぶってはいけない」と語気を強める。
 40年間基地で働いたが、「基地建設による経済効果は土台がなく、いつか崩れる」と断じる。
日本の安全保障を理由に基地建設の正当性を主張する人もいるが、「本土が沖縄に押し付けたいだけ」に映る。
沖縄戦からの差別の歴史が続くことに我慢ができず、党の方針に従わなかった。

「国は県に寄り添わず、新知事が苦しい思いをするだろう。
でも、県民がついている」と力を込めた。
「孫が大きくなった時に沖縄はどうなっているのか」

 従来と違う投票行動をしたのは公明党支持層だけではない。
これまで自民党の推薦する候補者に投票し続けてきた新垣政栄さん(77)=浦添市=は、この数年で「孫が大きくなった時に沖縄がどうなっているのか」と考え始めた。
 70歳近くになるまで建設業界で働き、自民系候補に投票しないと公共工事が受注できなくなると思い、遊説や集会にも足を運んでいた。
だが、9人の孫を抱くうちに気持ちが変わった。

 安倍政権が強硬に基地建設を進めるやり方にも怒りを覚えた。
今回の選挙は人生で初めて自民党推薦でない候補に票を投じた。

 本紙と共同通信の出口調査によると今知事選で、自民党支持層の24%、公明党支持層の27%が玉城さんに投票した。
共通するのは「辺野古に新基地を造らせてはいけない」とウチナーンチュの尊厳を大切にする気持ちだった。  
   (’18知事選取材班)
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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