2019年02月06日

自分に嘘をついて買い物をする人の末路

自分に嘘をついて買い物をする人の末路
2019年02月05日 PRESIDENT Online
舟木彩乃 ストレス・マネジメント研究者

■破産、借金をしてもやめられない
普段の買い物では「必要なもの」を買うわけですが、セールでは「お得なもの」を手に入れようとします。
販売する側は、「在庫限り」と強調して他のお客さんとの競争を煽ったり、セールによる興奮を促す音楽や広告を展開したりして五感に訴えかけます。
その結果、買うという行為が達成感に繋がり、快感を覚えるのです。

「何をいくらで買うか」といった中身ではなく、買い物をすること自体が価値となってしまう。
だから、必要以上に買い物をしてしまうというわけです。
心理学の見地からは、いったん家に帰るか、少なくとも2〜3時間ほど時間を空けて冷静になってから買うかどうか判断するようアドバイスできます。

しかし、適切な範囲での買い物は、ストレス解消に役立つ面もあります。
自分の中で「費用対効果」が取れたと納得できればよい、と割り切ることも大切です。
ただし、気をつけなければいけないのは、「買い物依存症」になってしまうことです。
つまり、買い物によって日常生活に支障をきたすようになってしまう。
カード破産や、多額の借金をしてまで買い物がやめられなくなるケースもあります。

買い物依存症には、以下のようなチェックリストがあります。

・買い物をすると気分がスッキリして、嫌なことを忘れる
・品物のすべての種類や型などを揃えたくて買うことがある
・店員にちやほやされると気分がいい
・手持ちの現金がなくてもカードなどで借金してまで買い物してしまう
・高額な品物をどんどん買いたくなる
・買い物をやめようとするとイライラする
・買ったものを捨てられない
・買い物をするために嘘をついたことがある
・買い物の後に罪悪感や不安感を覚えることがある
・買った物を使わないことがある

複数の項目にチェックがつくようであれば、要注意です。

■オンラインゲームの「課金」「ガチャ」も要注意
また、近年は現物の買い物ではなく、ソーシャルゲームやオンラインゲームに多額の課金をする人も増えています。
「重課金」「廃課金」と呼ばれる人たちも、買い物依存症と同じように「課金」自体が目的化し、癖になってやめられなくなっている可能性があります。
こちらも、運営側は「期間限定」を謳い、視覚や聴覚に訴える演出を巧みに施しています。

買い物依存症のチェックリストの買い物を「課金」や「ガチャ」、品物を「キャラクター」や「アイテム」に置き換えて、チェックしてみてください。

日常生活に支障をきたしている場合は、背景に原因となっているストレスがあるといわれています。
ひいては、そのストレスを解消することが必要といえます。
仕事や交友関係に悩みがあるのであれば、信頼できる人に悩みを相談したり、カウンセリングを受けてみるのもいいでしょう。
買い物ではないストレス解消法が見つかるかもしれません。

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舟木彩乃 ストレス・マネジメント研究者
国会議員秘書などを経て、現在は筑波大学大学院博士課程在籍。
著書に『「首尾一貫感覚」で心を強くする』がある。
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posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする