2019年02月10日

日本人はもっと「食事を残す勇気」を持ってもいい!?

日本人はもっと「食事を残す勇気」を持ってもいい!?
2019年02月09日 All About
(文:平井 千里(管理栄養士))

■「残さず食べる」日本人の美徳
「食事を残してはいけない」と、両親や学校できつく教えられたという人も少なくないと思います。
食材をつくってくれた農家の人や、調理をしてくれた人を想う日本人の美徳です。

提供する側が食べる人の適量を知っていて料理を出した場合は、「残す必要がない」=「残してはいけない」という状況もあります。
例えば、小学校の給食などはその年齢の子供さんに見合った量を提供しています。
成長や体調の違いもありますので、絶対にいけないとまでは言いませんが、基本的には残さずに食べることが望まれます。

しかし、外食など自宅以外の場所で食事をする場合、食べる人にとっての適量が提供されない場合もあります。
そして「残してはいけない」という美徳にとらわれて、必死になって残さず食べきってしまうことも多いものです。

実は食べ過ぎは疲労を生み出し、老化を早めてしまうなど、体に悪影響を与えることが知られています。
もし美徳を守ることで将来の健康が危ぶまれるのであれば、勇気を持って破ってしまうことも大事なことのように思います。

■「食事を残す勇気」を持つには
食事を残すことができる人とできない人の差は、「一食分」の食事をどのように考えるかという、定義の差です。

食事を残すことができる人は、「一食分」を自分の胃袋の容量に見合った量として考えることができます。
食べ終わったときの自分の感覚で「もうちょっと食べられるけれど、体調が悪くなっては意味がない。
このくらいでやめておこう」というように、身体との対話で食事を終わらせることができるのです。

逆に、食事を残すことができない人は、出された皿に乗っている量が「一人前」なので、自分の適量に見合っていないとしても、周りの目を気にして何とかして食べきろうとしてしまいます。
「残してはいけない」という美徳や、料理・食材に関わる方への感謝を持つことは大切ですが、食べた人が美味しく楽しく食事をしなければ、それらの考え方も本末転倒です。

また、諸外国には恵まれない子供たちがいて、彼らは満足な食事を食べることはできないのだから……と考える方もいらっしゃいますが、残念ながら目の前にある食事を諸外国に届けることはできません。
確かにもったいないと思いますが、無理をして食べて肥満や生活習慣病を助長するよりも、健康を守って元気に働き、1円でも多く収入を得られれば、その中から恵まれない子供たちに少しでも寄付すると良いでしょう。
その方が本当に恵まれない子供たちを守ることにつながるのではないでしょうか。

■勇気が持てないときはどうするか
食事を残す勇気を持つことができないとしたら、当たり前ですが、最初に残さなくて済む量をオーダーすることが必要です。

特に、外食ではおかずの量を調節することは難しいことが多いので、米飯やパンなどで調節することになります。
ありがたいことに、最近では外食産業でも細かく「小盛」「大盛」などのオーダーをきいてくれるお店も増えてきました。
このような背景が出てきたのは、「残したくない」というお客様の要望が強くあることをお店側でも察知していること、そしてお店側でも食べ残しがあるより、気持ちがいいということではないでしょうか。

また、自宅で購入する食材の量も、「安い」からではなく「食べきれる量」を購入するようにします。
自宅では、食卓で料理を残すこと以上に、冷蔵庫の中に食材を入れっぱなしにしたまま忘れてしまい、ダメにしてしまうことも多いと思います。
冷蔵庫の中は常に整理整頓をして、何が入っているかがひと目で分かるようにしておきましょう。

冷蔵庫にある材料を全部使い切りたい、と言って大量に作ってしまうことも往々にしてあるようです。
冷凍保存できる料理は小分けにして冷凍保存すればよいですが、保存が効かない料理の場合は食べきれる量だけを作るようにしてください。
いずれの場合も、食事を残さなければならないのが辛いことは間違いありません。

しかし、“食事を残す勇気”を持つ必要があるシーンでは、食べ物と自分の身体のどちらが大事かという二択になります。
この二択は恋と仕事を比べるというように、どちらとも選び難いものとは違います。
食べ物は代わりがあっても、自分の身体にはスペアはないのです。
日に何度も行うので軽い選択のようではありますが、チリも積もればなんとやらです。
ぜひ、賢い選択をしていきましょう。
posted by 小だぬき at 19:59| 神奈川 ☁| Comment(2) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「政治的意図を感じた」、沖縄フェイクの闇

広告なく「政治的意図を感じた」 BuzzFeedが暴いた沖縄フェイクの闇
2019/02/09 沖縄タイムス

2018年9月上旬、オンラインメディアのバズフィードジャパン(東京都)に、読者から「選挙に関して問題だと思うサイトが出回っている」との情報が寄せられた。
 タイトルは「沖縄県知事選挙2018」と「沖縄基地問題.com」。

 一見、公式機関のサイトのようだが、取材に当たった同社の籏智(はたち)広太記者(29)は「内容のほとんどは知事選候補者だった玉城デニーさんをおとしめる誹謗(ひぼう)中傷だった」と振り返る。

デマ情報の氾濫
 同社は15年の設立以来、沖縄報道に力を入れる。
創刊編集長の古田大輔さん(41)は「日本の安全保障の問題として基地問題がある。
東京のメディアが取り上げないのはよくないと思い、積極的に発信している」と理由を語る。

 基地問題が争点となった県知事選の告示後には記者2人を沖縄に派遣。
地方の首長選挙にここまで注力するのは初めてだ。
背景には、これまでにないデマ情報の氾濫があったという。

 同社が県知事選に関して配信した記事は24本。
そのうち、10本がネット上の情報などを基にした事実を検証する記事だった。
古田さんは「多種多様なフェイクを目にすることで、有権者の投票行動に影響を与える可能性がある。
この情報は間違いだということを読者に伝えなければならないと考えた」と説明する。

 〈壊し屋と共産主義者が沖縄を滅ぼす!?〉
 〈玉城デニー氏と豪華別荘の関係!〉
 前述のサイトには、これまで取材したフェイクサイトと同じように、読者が思わずクリックしたくなるような文言が並んでいた。
一方、これまでのサイトにあった「広告バナー」は見当たらなかった。

ファクトチェック
 フェイクニュースを発信する目的の一つが広告収入だ。
サイト運営者はより興味を引く見出しを付けて読者のクリックを誘い、その数によって広告料を得ることが多い。
しかし両サイトに広告バナーはなく、籏智記者は「政治的意図があると感じた」と話す。

 同社の検証記事配信後、ほどなくして両サイトは消えた。
 古田さんは大手マスコミによる従来の選挙報道について「公平中立で報道しなければならないという縛りの下、結果として選挙の中身を積極的に報じることが少ない」とみる。
 フェイクニュースはそこにつけ込み、読者にさまざまな情報を与えようとする。

ファクトチェックができる力を持った報道機関が、事実に基づかない情報をきちんと指摘していくことが重要だ」と語った。
(「幻想のメディア」取材班・比嘉桃乃)
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする