2019年04月01日

転落の平成”の次は奈落か希望か 新元号で安倍談話の吉凶

転落の平成”の次は奈落か希望か 新元号で安倍談話の吉凶
2019/03/30 日刊ゲンダイ

 歴史に名を残す――。
安倍首相の執着はやはり相当のものだった。
「平成改元時の手続きを踏まえつつ決めていきたい」として“前例踏襲”を示唆していた新元号の選定。
週明け4月1日に行われるが、発表については、前回同様、官房長官が行うものの、その後の「談話」の読み上げという形で、首相が記者会見する。
自ら前面にシャシャリ出てきたのである。

 前回は小渕官房長官が「平成」の墨書を掲げ、竹下首相の「談話」も代読した。
その映像が幾度となくテレビなどで流された結果、小渕は「平成オジサン」として全国民の記憶に残るほど有名になった。
歴史に名を残したのは官房長官の小渕で、首相が竹下だったことを覚えていない人が少なくない。

 永田町では今年2月ごろから、「安倍首相が自分で新元号を発表することに意欲を示している」と話題になっていたが、「前例踏襲と言っているのだから、さすがに菅官房長官から横取りみたいなことはしないだろう」(自民党ベテラン議員)と冷静な声もあった。
しかし、安倍はやっぱり安倍だった。

 28日夜には官邸の記者会見室で、報道陣を締め出して新元号発表のリハーサルが行われた。
新元号の墨書を入れた額縁は安倍の会見時、傍らに置かれる予定。
その位置などが念入りに確認されたようだ。
 安倍は会見で、新元号に込められた意義や国民へのメッセージを伝えるという。
傍らの新元号の墨書とともに、安倍のその映像は後世に語り継がれることになるだろう。
これで安倍が次代の「新元号オジサン」だ。
まんまと菅の晴れ舞台を横取りした。

 安倍の生い立ちに迫る著書もある政治評論家の野上忠興氏が言う。
「竹下さんは『手柄は人に』という首相でした。
しかし、安倍さんは菅官房長官ひとりが目立つのを許せなかったのでしょう。
かつて安倍さんの養育係は、『晋ちゃんは自己中心的で、こうと思い込んだら、何が何でもやる』と言っていました。
今回、まさにそれです。
自分と新元号が映った画像が将来にわたって残るのを狙っているのがミエミエで、呆れてしまいます」

平成とは昭和の遺産を食いつぶした時代
 平成の最後の6年間。
安倍が何をしたのか、何か成果を上げたのか。
外交は威勢がいいだけで、拉致問題も北方領土問題も進展していない。
内政ではアベノミクス失敗でトリクルダウンは起きず、賃金も増えていない。

その一方で、借金を1100兆円にまで膨らませ、世界経済における日本のGDPのシェアを1995年の18%から6%にまでしぼませた。
 そう、安倍はこの国を大転落させたA級戦犯なのだ。
そんな人物が今なお、のうのうとトップに居座り、「したり顔」で新元号の記者会見をする。
新時代は希望にあふれた輝かしい未来になって欲しいと誰もが願っている。

だが、その幕開けに“疫病神”が出しゃばってくるのでは、先が思いやられるというものだ。
 元経産官僚の古賀茂明氏はこう言う。

「平成というのは、昭和の遺産を食いつぶした時代だと思います。
『失われた20年』と言われ、自民党ではダメだということで民主党政権に交代し、それもダメで仕方なく再び自民党政権になったわけですから、安倍首相は全てをリセットしなければいけなかった。
ところが、全く同じ過ちを繰り返してしまった」
 古賀茂明氏の言う自民党の過ちとは、

@借金大国をつくった
A少子高齢化を放置し、社会保障基盤を壊した
B日本を成長できない国にした
C原発の安全神話をつくり、大事故になった――なのだが、これらはいずれも安倍の時代にリセットどころか、悪化の一途をたどった。

@は拡大A改革に手を付けずB世界で唯一の低成長国家にし、Cそれでも原発再稼働に邁進――というヒドいありさまである。
「3本の矢だ」「成長戦略だ」などと口先で新しいことを言っていても、安倍のやったことは、結局は過去の自民党の愚行の拡大再生産に過ぎず、昭和の遺産をスッカラカンになるまで食いつぶしたのである。
 そのうえ最悪なのは、食いつぶすだけで新しい時代の芽をまったくつくってこなかったことだ。

「将来を見通すランキングで日本はことごとく上位に入れていません。
『ビジネス環境ランキング』は新規事業が育つ環境について世界銀行が調査しているものですが、第2次安倍政権の当初、『先進国で3位』という目標を掲げていたものの、それが達成できないどころか、2018年は全体で39位。
ロシア(31位)にも抜かれてしまいました。
日本の経営大学院(MBA)は世界ランキングで100位内にも入っていません。
『国際特許出願ランキング』も日本はこれまで米国に次いで2位でしたが、17年に中国に抜かれました。
つまり、現状が悪化しているだけでなく、将来も見通せなくなっているということ。
もう手遅れだと思います」(古賀茂明氏=前出)

 世界的に著名な米投資家のジム・ロジャーズ氏は、「私が10歳の日本人なら、ただちにこの国を去るでしょう」と言っている。
外から見れば、今の日本はそういう状況だということだ。

■安倍首相の皇室利用に不都合を覆い隠す意図
 奈落の底に落ちていく……それが今の日本の現実。
それなのに、この国は新元号の発表を前にして、ただただ浮かれるばかり。
29日のテレビは、「どんな元号になるのか」「新元号ビジネス最前線」といった企画で大騒ぎしていた。
この先、改元の5月1日を含む10連休までの1カ月以上、お祝いムードが続くのだろうが、国が沈没しかけているのに、“おめでたい”としか言いようがない。

 政治評論家の森田実氏が言う。
「メディアもどうかしていますよ。
現行憲法の象徴天皇制では、皇室を利用しないというのが根本の精神です。
安倍首相は自分の人気のために皇室を政治利用し、それに乗っかるように、テレビは朝から晩まで新元号の話題を繰り返している。
他の報道を犠牲にしてまでやる必要があるのでしょうか。
安倍首相の皇室利用には、経済や外交の矛盾や失敗という政権の負の部分を覆い隠す意図が見えます」

 経済や外交の失敗以上に安倍の罪が重いのは、日本をモラルハザード国家にしてしまったことだ。
 森友学園問題で「私や妻が関係していたとなれば、首相も国会議員も辞める」とたんかを切ったのに、昭恵夫人の関与が真っ黒になっても責任を取らない。
そんな安倍夫妻を守るために、公文書の改ざんにまで手を付け、自殺者まで出ても、財務官僚は誰ひとり起訴もされない。
厚労省の毎月勤労統計をめぐる不正も「隠蔽の意図はなかった」で、不問に付された。

「最近の官庁の不祥事は酷すぎます。
公文書改ざんや統計不正はもちろんのことですが、内閣法制局長官が野党議員を侮辱した発言は看過できないものでした。
なぜあれが謝罪だけで済まされるのか。
安倍首相は長官をクビにすべきですよ。
平然と嘘をつき、傲慢になって恥じることがない。
そういう政権が、皇室を使って不都合なことから国民の関心をそらすのは非常に危険です。
かつての大本営発表と同じで、本当は負けているのに気づかないようにさせられている状態を思い出させます」(森田実氏=前出)

 新元号の新時代に希望があるとすれば、少なくとも安倍退陣が実現した後だろう。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月02日

人はなぜ偶然を軽視するのか? 人生のヒントは偶然にある

人はなぜ偶然を軽視するのか? 人生のヒントは偶然にある
2019年04月01日 日刊SPA(佐々木)

いまの仕事楽しい?……
ビジネスだけで成功しても不満が残る。
自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。

人間の能力には限界があります。
自分一人ですべてをこなすことはできません。
実際、私たちは色々な場面で協力し合っています。

しかし、考えることに関しては、一人でやろうとしがちです。
 ほかのことと同様に、考えることもまた誰かと協力した方が捗ります。
そのために取り入れるべきなのが「偶然」です。

悩みを解決してくれるのは、「たまたま見かけた出来事」や「たまたま人から聞いた話」といった偶然のヒントです。
 多くの発明や発見はこうした偶然をきっかけにしています。
アルキメデスはお風呂に入っている時に、アルキメデスの原理を発見しました。
スイスの発明家ジョルジュ・デ・メストラルは衣服に貼りついたオナモミの実から、面ファスナー(マジックテープ)を発明しました。

 誰にでも、知らないことや経験していないことは山ほどあります。
それ故にすべてを必然として考えるのは不可能です。
「こうすれば上手くいくはず」と考えを突き詰めていって、八方塞がりになったことは誰にでもあると思います。
そんな時、答えは偶然という形で見つかります。

 しかし、私たちはつい偶然を軽視しがちです。
せっかくヒントをつかんでも、「ただの偶然」で片付けてしまいます。
それだと自分一人で考える「必然」という限界から抜け出せません。

 心理療法家の河合隼雄は通勤途中に起きた出来事を、その日の臨床のヒントにしたといいます。
心の世界は複雑で、何が閃きの引き金になるかわかりません。
しかし、それはあらゆるものがヒントになりうるということでもあります。

 発明や発見のように物事について考える時は、物事がヒントになります。
同じように人間について考える時は、人間がヒントになります。
つまり、自分のことで悩んだ時は、他人がヒントになるということです。

 ですから偶然といっても、それはデタラメではありません。
たとえばお金持ちになりたい時に、宝くじに期待しても仕方ありません。
そうではなく、お金持ちに注目しましょう。
するとその人物が思わぬヒントになってくれます。

 このように偶然に目を向けられるようになると、人生の進み方がまったく変わってきます。
偶然がヒントになるのは発明や発見だけではありません。
仕事や家族といった人間的な問題には、他人という偶然がヒントになります。

 悩んだ時は、ぜひあちこちへ出かけて、色々な人に会ってみてください。
彼らが、あなたの悩みを解決するヒントになってくれるでしょう。


佐々木
コーチャー。
自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。
カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。
現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。
ブログ「星を辿る」
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

令和×年に「018(レイワ)」を足すと...西暦になる!

令和×年に「018(レイワ)」を足すと...西暦になる!
覚えやすすぎる換算法が早くも発見
2019年04月01日 J-CASTニュース

2019年5月1日からの新元号「令和」が発表された。
和暦と西暦の両方を使う日本では、それぞれの変換がしばしば話題になる。
しかし「令和」では、あまり悩まなくてもよさそうだ。
「狙ってるんですかね?」「とても便利」

昭和を西暦に換算するときは、和暦に25を足すと簡単だ。
これは1926年が昭和元年だったことから、毎年「1925+和暦の年数」が西暦の年数になるためだ。

同様に平成は、1989年が元年だったため、「和暦の年数プラス88」もしくは「マイナス12」で西暦の下2ケタになる。
たとえば平成31年は、31マイナス12で「(20)19」だ。

この法則から行くと、令和と西暦の換算は「和暦の年数に18足す」ことでできる。「018(レイワ)」の語呂合わせで覚えられると話題になっているのだ。
たとえば5月から始まる「令和元年(1年)」なら、「018」を足すと「(20)19」といった具合である。

ツイッターでは、 「あ、今後は018(れいわ)を足せば西暦になるのか」
「令和(018)を足すと西暦になるって狙ってるんですかね???」
「未だに平成何年かパッと出てこないので令和が西暦−18と覚えられたのはとても便利」 といった反応が出ているほか、新元号を決める閣議に参加した柴山正彦文科相も、 「なるほど、新しい年数に『れいわ(018)』を足すと西暦か...」 と感心しているようだ。
posted by 小だぬき at 07:44| 神奈川 ☔| Comment(4) | 旅行・静養 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月03日

増税でアベノミクスは「なかったこと」になる

増税でアベノミクスは「なかったこと」になる
来春の消費税増税はタイミングが最悪だ
2019/04/02 東洋経済オンライン
高橋 洋一 : 政策工房会長/嘉悦大学教授

日本の昭和末期から平成に至る政治史を振り返ったとき、消費税の導入や消費税の税率引き上げにまつわる動きは「呪われた歴史」といってもいいほど政権を潰し、苦境に追い込んできた。
さらにはその都度、景気回復の兆しを迎える日本経済をどん底に突き落とすなど、悲劇的な状況を数々もたらす結果となった。
嘉悦大学教授の高橋洋一氏が、『「消費増税」は嘘ばかり』から例を挙げて明らかにする。

中曽根内閣の「嘘」
本来、消費税というのは優れた税制です。
脱税がしにくく、徴税コストが安く、安定財源となる税制です。
その優れた税制を正しく運営すべきでした。

しかし、その導入において、国民や野党の反対をかわすためだけにあまりにも誤ったロジックをふりかざし、嘘ばかり重ね、しかもインボイス制度(適格請求書等保存方式)がない不完全な形で導入してしまいました。
そして以後、税理論や社会保障理論を歪めてまで、ひたすら消費税の増税こそが正義であるかのように志向してきた歴史があります。

このような思惑で消費税の制度が歪めば歪むほど、無理が生じて、呪いにかかったかのように政権が潰され、日本経済にも悪影響を与えてきました。
現在の消費増税議論がいかに歪んだものであるかを知るためにも、日本における消費税の歴史を振り返ってみたいと思います。
たとえば、中曽根康弘首相は1986年7月に大方の意表を突くかたちで解散し(死んだふり解散)、衆参同日選挙に打って出ます。
この折には、「国民や自民党員が反対する大型間接税はやりません」
「この顔が嘘をつく顔に見えますか」と発言をし、衆院で300議席以上を獲得する大勝利を収めていました。

しかし、同年12月に政府税制調査会と自民党税制調査会が「売上税」を提案し、中曽根内閣は翌1987年2月に「売上税法案」を国会に提出したのです。
売上税はもちろん「大型間接税」ですから、「嘘つき」という批判が満ち満ちることになりました。
結局、1987年の地方選挙で敗北をし、売上税は撤回に追い込まれました。
大平内閣の挫折と、中曽根内閣の「嘘つき」で、消費税には決定的に悪いイメージが付くことになってしまいました。

また1993年6月、野党が当時の宮沢喜一内閣の不信任案を出し、小沢一郎氏たちが造反して野党に賛成した結果、内閣不信任案は成立し、衆院選が行われることになります。
ここで自民党は衆院での過半数を失い、逆に自民党を飛び出して新生党を結党した小沢氏たちは「非自民」勢力を糾合。
かくして、自民党が下野し、八党派連立(日本新党、日本社会党、新生党、公明党、民社党、新党さきがけ、社会民主連合、民主改革連合)の細川護熙内閣が成立しました。

大蔵省と小沢氏に「抱き込まれた」細川首相
その細川首相が1994年2月3日未明に突然、記者会見を開いて「国民福祉税」構想を打ち出しました。
税率3%の消費税を廃止して税率7%の福祉目的税にする、というものです。
細川内閣は、赤字国債を発行しないことを公約の一つにしていました。
しかも当時、アメリカが日本の内需拡大を促すために、日本の所得減税を求めていました。
赤字国債を発行せず、所得減税も行うとなれば、消費税を増税するしかない。
しかし消費増税は、消費税反対を訴えて支持層を広げてきた社会党から受け容れられないことは目に見えています。

ならば、いっそのこと「消費税」を廃止してしまい、「新税」の衣をまとわせようと考えたのでしょう。
袋小路に陥った状況を活かそうと考えた大蔵省と小沢氏が、よく事情をわかっていない細川首相を抱き込み、一気に税制改革も進めてしまおうとしたのではないかと思います。
ところが、これが見事に失敗します。

政治家が目論む「新税」などすぐに見透かされるのであって、大蔵省とすれば、細川首相をうまく取り込んだつもりだったのかもしれませんが、連立政権内でも話し合われておらず、根回しがまったく不十分だったこともあって社会党などは猛反発。たちまち翌4日の連立与党代表者会議で撤回されるに至ります。
政権の求心力は急速に失われて、細川内閣は同年4月25日に総辞職しました。

そして時代は下り、2012年12月の総選挙で、単独過半数を大きく超える294議席を獲得して圧勝した自民党が政権に返り咲き、第二次安倍晋三内閣が誕生します。
それに先立つ2012年9月の自民党総裁選の際、安倍首相は消費税を上げる前にデフレ解消をする、といいました。
安倍首相は消費税の増税には消極的でしたが、法律になったものを無視することはできず、「法律どおり」2014年4月、消費税率が5%から8%に引き上げられました。

せっかくアベノミクスによってデフレ対策が打たれ、2014年4月時点ではインフレ目標達成にかなり近いところまで行っていたのが、消費税率を上げたことで景気は逆戻り。離陸し始めた状態で安定飛行に入っていなかった景気は、消費税の増税によって急失速してしまいました。
ようやく「賃金上昇」が始まろうとしていたが こうした状況を受けて、2015年10月の増税予定は一年半先送りされ、2017年4月の増税予定がさらに2年半先送りに。安倍首相が財務省の意向を退け、かろうじて踏みとどまったかたちでした。
過去3回の消費増税のうち、3%の税率で導入した1回目(1989年)は、バブル期で景気がよい状況でした。
しかも物品税の減税と同時に行なったので、タイミングとしては悪くなかった。

しかし、税率が3%から5%に引き上げられた2回目(1997年)、5%から8%に引き上げられた3回目(2014年)の消費増税は最悪です。
いずれもデフレのときに行なったため、景気を大きく冷え込ませる結果となりました。
現在、デフレは解消されつつありますが、脱却には至っていません。
企業で人手不足の状況が生まれ、雇用回復に次いで当初の狙いである「賃金上昇」がようやく始まる、と思ったところで、政府は事実上の「移民」緩和政策を決めてしまった。
外国人労働者の流入が日本の賃金を押し下げていることは、筆者の実証分析でも立証されています。

あまりにもタイミングが悪く、さらに2019年10月に消費増税を実行してしまえば、2012年以降、7年に及ぶアベノミクスの努力はすべて水の泡でしょう。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☀| Comment(6) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月04日

明日受ける 股関節の人工関節手術

入院から退院まで
人工関節ドットコムより引用

(小だぬき)今日4日1時30分入院、明日5日に下記の手術を受けます。
股関節がすり減り 人工関節に入れ替える。
歳だけでは説明出来ない 骨粗鬆症の疑いがあるそうです。
皆さんの応援があると信じて、リハビリに努めます。
合併症などでないことを祈る思いです。
医師の見通しでは、順調にリハビリが進み 合併症がではなければ 15日(月)には退院可能になるとのことでした。

手術前
インフォームドコンセント
医師からインフォームドコンセントと呼ばれる術前説明があります。
股関節手術説明.png
入院と手術の準備

手術の前に、必要な検査を受けます。
服用しているくすりがあれば必ず病院のスタッフに伝えてください。
血を固まりにくくするくすりは、一時的に服用を中止していただくことがあります。
手術を受けられる体調であることが確認されたら、入院のための準備品などの説明を受けます。

自己血貯血(じこけつ/ちょけつ) 貧血のない方は、輸血による合併症のリスクを避けるため自分の血液を前もって採血して、 手術まで保管しておく場合があります。

⇒輸血について ※入院から退院までの一般的な流れを記載していますが、施設によって内容や呼び名が変わります。

入院 糖尿病の方で、血糖値のコントロールのために手術前日より早く入院が必要となる場合もあります。
手術の日取りに合わせたスケジュールが組まれます。

手術準備

当日は手術用の着衣に着がえ、腕に小さなチューブ(静脈ライン)を挿入します。
このチューブは、手術中に抗生物質やその他のくすりを投与するために使います。

麻酔 手術室に入ると麻酔がおこなわれます。
麻酔には全身麻酔と局所麻酔があります
麻酔が十分に効いてきたら、消毒液を使って患部を消毒します。

手術開始

関節の中に人工関節を入れるため、皮膚を切開します。

損傷骨の切除
手術に必要な程度、骨が見える状態になったら、専用の器具を使って損傷のある部分を取り除き 、人工関節に合わせて骨の形を整えます。

人工関節の固定
医師は人工関節がしっかりと固定され、十分に機能することを確かめてから、切開した部分を縫合します。

縫合
当日は手術用の着衣に着がえ、腕に小さなチューブ(静脈ライン)を挿入します。
このチューブは、手術中に抗生物質やその他のくすりを投与するために使います。

手術終了
創にたまった血液を外へ流し出すために、専用の排液管(ドレーン)を傷口に挿入します。
その後、傷口を滅菌(めっきん)ガーゼでおおい、包帯を巻いて帰室します。

手術室への入室から病棟への帰室までの目安は概ね2時間から3時間程度で、個々の状況によって変わります。

手術後

麻酔が覚めてくると、ゆっくりと意識が回復してきます。
看護師が適宜、血圧や体温、足の動きなどをチェックします。
また、手術直後の痛みを取り除くため、痛み止めのくすりを投与しますが、痛みがひどい場合は麻酔を使用します。

リハビリテーション
人工膝関節周囲の筋肉を強化し、バランスや可動域を回復させるために、徐々にリハビリテーションを始めます。
また、理学療法士が最適な運動をおこなう手助けをしてくれます。
いずれも日常生活への復帰を目的とした内容になります。

退院

回復が十分であると医師が判断したら、まもなく退院することができます。

具体的には、安定した歩行・階段昇降ができ、トイレ・入浴などをご自身ひとりでできるようになることが退院の条件となります。
輸血について 手術中および手術後には、輸血を必要とする可能性があります。
最近では、手術の前に自分の血液を採っておき、手術後に輸血する方法(自己血(じこけつ)輸血)や、 手術中に出血した血液を専用の器械でろ過して体内に戻す方法(回収血輸血)などをとる場合もあります。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☀| Comment(8) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月20日

無事退院しました。

入院での交流など これから連載で報告したいと思います。

今日は、長文の文がPCの悪戯で2度も 消えてしまったので 明日以降 今日の消えた文を再現しながら 書いて行きたいと思います。

看護師・理学療法士・看護助手・栄養士・薬剤師さんとの交流、包括支援センター、市の介護認定員さん、病室の仲間との交流など 多くの交流と リハビリの悪戦苦闘の様子などを 報告していきたいと思います。

今日は 股関節人工関節置換手術の中で得た 人間関係の温かさで 無事退院帰宅したことの報告でお許しください。
posted by 小だぬき at 19:04| 神奈川 ☀| Comment(6) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月21日

筋肉の炎症。足のむくみで象さん足

入院雑記@ 
あんよは上手
*看護師さん・看護助手・理学療法士さんなどの交流は次回以降

T.手術は成功でも リハビリを妨げた股の筋肉の炎症と足のむくみ(象さんの足)

術後の患者管理室をでて 部屋に戻るためのベット移動で異変。股の筋肉の炎症のため右足が痛くて力が入らない。
その状態が術後1週間継続。
歩行補助器のリハビリでも 左足ケンケンや補助器に体重を預けることが多く、担当した理学療法士さんは あの手この手を繰り出し 徐々に体重を左右平衡になるようになるように特訓。

U.転機になったのが 13日。  

担当療法士さんのお休みの日に 代わってリハビリしてくれた女性療法士さんと若手バリバリのイケ面男子。
女性療法士さんに囲まれてのリハビリに 痛がらず従順に身体・筋肉を預けて トレーニング中も冗談の交流。

担当の療法士さんが 不思議がるような 次の日の身体移動の上達。
小だぬきの補助器を使っての歩行も13日を境に 急激に上達。
14日からは 杖でのリハビリに前進。
何か初老引きこもり小だぬきは、若い女の子たちには 素直に従う スケベ老人なのかと 心で苦笑い。

V.股の炎症も全体から手でほぐせるように分離

マイ杖を購入して秘密特訓の開始が 15日。
多少 足がもつれたり 杖での足の歩行順序が分からなくなりつつ 日々 前の日の指摘を次の日は克服するようになってきたのが 16日。

主治医は この時点で 退院許可のハンコを押したとのことですが、理学療法士さん 看護室の抵抗で20日まで延期。
杖や杖抜きの自力歩行が 可能になったのが 18日。

入院前から尻にできた嚢胞が ムクレタのか 18日・19日に大量出血。
ほぼ独り立ちで 階段の昇降を含めて可能になった時に 今度はこちらから カートの持ち方やカバンかリュックかと質問してのリハビリが19日、やっと療法士さんも納得してくれたのか 20日退院に同意。

W.もっと看護師さんたちといたい・・・

尻の嚢胞の大量出血に驚いていた看護師さんに、「君たちともっと話したい気持ちが出血に出たんだよ」、自宅リハビリ可能になっても 若い女の子と話したいとの気持ちが出るあたり やはり小だぬきは 寂しがり屋かスケベか・・・
posted by 小だぬき at 07:19| 神奈川 ☁| Comment(10) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月22日

若い子が キビキビ働く姿は素敵

入院雑記A
看護師さんらとの交流のスタート

今日は内容に入る前に、何げない言葉の持つ 受け取り方・・・
夜勤の看護師が自己紹介をする時の「今日の夜のお世話を 担当する〇◎です」、場所が病院なのだから 聞き流せばいいのですが、リハビリが進みよくなってくると ついからかいたくなる小だぬき。

病院の外で会った時、聞きたい言葉だね、と言ったら 一瞬意味が呑み込めずキョトンとしてから「今のはセクハラですよ」と顔を赤くして抗議。

教員の世界もそうですが 職業独特の言葉の使い方が 他の仕事の方からすると 理解に苦しむという場合もあるのだと学びました。

T.手術前日

夜食で食止めになり、次の朝 10時迄の期限付きで 補水液「OS-!」2本を渡されるのですが 「ポカリスエット」をより不味くした味で苦手だなぁといったら 看護師曰く「私も同じように感じますが 手術のため必要だから・・」と妙に同情する表情。

また 術前ということで シャワーを使わせて貰えるのですが 看護師さん「一人で大丈夫ですか??」、まだ手術をしていないのでシャワーくらい使えるのですが 「一人じゃ無理、身体を洗ってくれると言ったら 洗ってくれるの?? 」と余計な一言。
何か教員が子供と言葉遊びを楽しんでいるような感覚に。

U.手術当日

なんと15時 手術室入室とのこと。
それまでは 何もすることがないので ウトウトと眠っていると なんとも時間の経つのが早いこと。
「前の人の手術が早く終わりそうだから 手術着に着替えて「」と 術着の着替えの指導。
やたらと紐が多く しかも多くの部分にスリットがある代物。
結局看護師さんに 紐を結んで貰いました。

看護師さんと同伴で手術控室に。
手術室が多いんだねとか 病棟看護師が立ち合い看護師をやることがあるの? とか質問攻めに。
専門性が違うので 配属されない限り 病棟専属とのこと。

既往症とかアレルギーの有無を質問されたのち 手術室へ。
同伴してくれた看護師さんに「頑張ってね」と言われ 手を振りながらの別れ。

手術に入り 麻酔担当医が問診した男の人と違い 美人の女医さん。
質問に答えているうちに 全身麻酔で眠りに・・・。

目が覚めたら 患者観察室に。

その5日は 救急患者やストーカー傷害容疑の人が 大立ち回りをしたらしく骨折で搬送され賑やかでした。
私は 右足に異物感を強く感じながらも 痛み」は感じませんでした。

V.手術翌日

翌朝に病棟看護師が迎えに来てくれた時 捕虜生活から解放されたような気分でした。

病棟に戻り病室に入る時 病室用ベットに移動するのですが 初めて右足が動かないことに気づき 自力でのベット移動が不能に。
なんと記憶だけでも 6人の看護師が 身体を支え持ちあげて ベット移動をしてくれまた。

W.ベットの配置がえ

この配置換えが 看護師・看護助手・理学療法士さんらとの 交流をうむのです。

位置は、入り口の右側。カーテンを開けると 廊下での動きが 全て見える所。

これからが 不思議な交流が始まるのですが・・・、
        次回に続くにしてください。
posted by 小だぬき at 04:19| 神奈川 ☁| Comment(5) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月23日

困難な通院

入院雑記Aを不自然に中断してしまい申し訳ありません。
番外編
外来クリニック通院での戸惑い

@22日10時45分からの外来予約

クリニックには 予約時間に余裕を持って家を出たはずだったのですが、クリニック整形外科にたどり着いたのが10時35分。
受付に予約票と保険証、受診券を出し 待つこと20分。
待合室椅子には、びっしりと予約患者が座り、次から次へと外来患者の受付。

こんなに混むのかよ!!  
こんなに「整形外科」の患者がいるのかよ と心で毒ついて 受付を待ちました。

やっと受付嬢に呼ばれて 「ハイっ」とカラ元気で返事、

受付嬢「下の階の放射線科でレントゲンを撮ってください。取り終わったら戻って名前を呼ばれるまで待ってくださいね。

放射線科で待つこと 約5分、名前を呼ぶ声がしたので 返事をしたら 普通レントゲンでなく CT撮影室から。
ヨレヨレだぶだぶのGパンを脱ぎ 撮影着に着替え入室。
何かヨガのようなポーズを取り 4枚の手術痕周辺を撮影。

A糖尿病入り口患者に。

実は 入院中の採血と各食事前・食後の血糖検査で 最低113、最高224、平均150強という数字をたたき出し、

糖尿病初期患者認定」で毎回米飯130グラム・1食1440カロリー制限の食事療法を受けていたのです。
血糖値200超えのインスリン注射も3度 打っているのです。

<栄養士さんからの食事療法のコツ>

外食時・買い物時などで

・「野菜や肉など、品数の数が多い食事をする。
・あれもダメ これもダメという否定的な気持ちにならずに 大盛を普通食にする。
例えば 麺類では「五目◎◎」など 具の多いものにする。
つゆを飲んでいたのを少し控える。

・だんだんと薄め・塩分と糖分の少ないものに変えていく。
・できることからムリなく食事を楽しみながら食べる。
・大盛から普通もり、単品から複数の組み合わせ食材使用のものを。
・冷凍食品時も  二個入り中華マンなども一度に全部ではなく 2回に分ける、

タコ焼きなら8個入りを6個入に。
できるだけ大きい袋詰めから多少でも小さな袋詰めに変更する。

・栄養士さんの「今だされている病院食も 小だぬきさん個人に合わせた 「ダイエット・カロリ制限」の糖尿食です、不味いですか??」
「じつは昨年の脊椎狭窄手術の時も 糖尿食で お出ししていました」
正直、私は病院食の改善で 「美味しい」と感じたのです。

しかも配食が 朝7時すぎ 昼12時 夜18時と 不自然な時間ではなく
温かいものを温かく、冷たいものは冷たい 患者に優しい「食事」でした。
しかも」毎食後の「歯磨き」グッズ・手ふきの配布。

・過去手術で入院した時の他病院の病院食は おせいじにも美味しいにはほど遠く 白身魚などは看護師さんですら名前を聞いても答えられない
そして、朝8時・昼12時・夜16時などと生活リズムを無視した配食、おまけに「温かいものを冷たく、冷たいものは生ぬるくだす、まるで野良犬も食べないであろうエサ」としか思えない代物でした。

ちょっと脱線しjました。

<栄養講習会>
次の日、病院栄養士主催の「栄養教室」

ここでも悪い癖
・栄養士さんの問いかけに いつでも手を挙げ「質問」
何度かそうしてるいるうちに 各参加者が質問やつぶやきをしはじめ 会場の参加者が一体となって考える場になるのに時間はかかりませんでた。 


B主治医の率直な笑顔

・レントゲン画像の説明

『完璧に位置づいて機能しています、クリニックのリハビリをバリバリ受けてください。もう何も制限しませんから リハビリ以外でも動いてくださいね、風呂もOKですよ」と勝利宣言??。

その後がいけません。
「何か希望ある?」と聞かれたので 鎮痛剤が欲しいと答えたら 処方箋が・・・

C薬局の薬管理

・処方されていたのが 脳神経外科から出されているのと同じ薬。

薬剤師さんが 整形外科に電話をしてくれて 処方取り消しに。
ただ「保険点数の訂正が必要だけれど 今からクリニックに戻れる?
それとも次回予告の時にする」と聞かれたので 疲れた声で「ハイ」

「まだリハビリの予約がされていないので すぐ5階リハビリ室に戻って療法士さんと日程調整してください」・・・。
トボトボとクリニックに戻り 25日が最初のリハビリ日になりました。
約40分の「運動療法」とのこと

・カロリー調整食の配達を頼んだ配達員からの携帯電話着信
上記レントゲン結果を待っている時に 

「オートロックで入れないので開けてください」
「えっ、当初の契約通り 玄関横に置いてください」
「それだと どんな問題が起こるかわからないですけれど いいですか??」
「(何かおかしい)と感じながら 「ハイ」

しばらくしたら折り返し電話 弁当店の店主から「他のマンションと間違えたようです。
配達員に玄関横に置かせます」と連絡。

どうも最近はやりの マンション玄関がオートロック式警備の隣マンョンと勘違いしたようです。
「部屋にたどり着けない」「開けて・・」の理由がやっと納得できました。

やはり「電話」だと 真意が伝わりにくいようです。


・帰宅し郵便受けをみたら川崎市福祉課からの手紙が

介護保険
等級審査のお知らせ 
「要支援2」と昨年と変わらずでした。

私の部屋にしている 廊下がわの部屋の窓を全開にして ユーチューブで 映画音楽を聴いていたハズが いつの間にか キーボートに頭を乗せ寝ていました。
夕食を配達しにきたおじさんが 廊下から声をかけてくれるまで 3時間うたた寝状態でした。

「見守り・孤独死防止声かけ」サービス登録の初成果。

やたらと眠い1日でした。
posted by 小だぬき at 04:28| 神奈川 ☔| Comment(2) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月24日

「PTA免除の儀式」

「PTA免除の儀式」
笠井アナの体験談に「『自慢話』が保護者を追い詰める」の声も
2019年04月23日 リアルライブ

 朝日新聞で、「PTA免除の儀式怖い/病気・離婚を告白 /泣き出す親」というショッキングな見出しが躍った。
 これを取り上げたのが、23日の『とくダネ!』(フジテレビ系)。
番組ではこう紹介されていた。

新年度最初に行われる保護者会で、PTA役員を希望する人を募るのだが、多くの場合、希望者はいない。
その場合、保護者たちは、例えば妊娠中であるとか親を介護しているなど、それぞれの家庭事情をみんなの前で説明し、任命免除を求めるケースがあるのだとか。  
「そして、免除するかどうかは、他の保護者たちが顔を伏せながら挙手して決めるとも紹介されていました。

ところが、病気であることを明かすと、『診断書を出してください』と言われ、シングルマザーと言うと、『みんなも働いています』と言われ拒否されたそうです」(芸能ライター)

 ただし、長男の通う学校のPTA役員を務めた笠井信輔アナは「(PTA)毛嫌いしすぎなんですよ」と主張し、妻とともに様々な学校行事に積極的に参加したと語っていたが、これを「正論」と言うユーザーもいる一方で、「PTAで悩んでいる人は、決して初めから毛嫌いしているわけではない。

そういう『自慢話』が、できない人を追い詰めていく」と反論する意見も多かった。

 さらにSNS上には、PTA経験を今までした、あるいはこれから務める親世代からも様々な体験談が。

「子どもが複数いると PTA、子ども会、自治会の役員など 何年も重なる

親の介護、子ども達と自分の病気の 通院も
死にそうになりながら 夫は仕事で忙しく非協力的

助けてくれる役員さんが数人いたから 何とかなったけど ほぼ家庭崩壊状態」といったものから、
「今日初めての小学校の保護者会だ…憂鬱でしかない。
ぼくうつ病なんでPTA役員無理っすって話したい」という投稿も。

 また、「PTAはホントいらない組織」
「この悪しきシステムは何のためにあるんだ?

保護者イジメ?なんの罰ゲーム?」というPTA不要論も渦巻いていた。
posted by 小だぬき at 02:39| 神奈川 ☁| Comment(2) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月25日

長距離通院に成功

入院雑記B番外編
電車で座席を譲られる

うつでの障害年金申請書(病気診断書)は はじめに「うつ」と診断した医師または病院で書いてもらうことが必須です。
私の場合、通勤途中で 「頭痛・寝不足状態・自殺念慮・出勤拒否)などで 勤務先川口に向かう途中の王子駅に無意識に降り病院精神科を受診しました。 
癌の疑いで胆嚢摘出をして以来 肝臓機能の定期通院している病院です。

「うつ」検査をして 以後 長く主治医になるK先生が 休職の必要性を 診察室から直接管理職に電話連絡し
「今日からしばらく休職させないと 自殺の可能性があるので 医師の責任で学校にはいかせられません」
「治療の条件として 小だぬきさんとの直接接触は禁止し、私を介しての 連絡にしてください、
小だぬきさんの方からの連絡は 電話ではなく メールかFAXでするように話します」としたうえ、しばらく教頭・校長と話してくれました。」

電話を終えた主治医が 「病気の心配より 代員確保のため 長期の診断にしてほしい」だなんて・・・、
「この管理職のもとでは 治るものも治らない」
「管理職が人事異動で異動し 関係が切れるまでは 現場復帰は 考えないでいい」と・・・。

*詳しくは ブログ開設当時に記述してありますので ここでは触れません。

T.自宅川崎から 板橋区滝野川の病院への通院

共済組合傷害老齢年金の申請が今月末なので、手術退院直後の杖状態で 昨日24日 K病院精神科受診。
通勤帯での電車に 杖で踏ん張る私を見かねてか 座席の中年の女性が席を譲ってくれました。
自宅から川崎駅までで 疲労がでていたので、素直に「ありがとうございます」の言葉で座らせていただきました。
以後 爆睡して 一駅乗り越し、また電車で王子駅に戻るという おっちょこちょいを。

U.杖は不便な歩行補助道具??

何の荷物がない時は 杖は 便利な補助道具ですが、昨日のように雨の中だと話は別。
リュックを背負い、杖と傘だと スイカの出し入れも不自然な姿勢になるし、電車内でのリュックの手持ちでは つり革もつかめない。
席を譲ってくれた女性がいなければ 満員電車での足の踏ん張りも長続きしなかったでしょう。
まだまだ、人情が残っていることに感激した瞬間でした。

V.リハビリに望みが・・・

電車に乗れたことが TVの「初めてのおつかい」の子供・親のように 嬉しかったです。
大げさのようですが「できなかったことが できた」喜びです。
手術あとに 少し腫れがでましたが、長距離移動(約自宅から 往復2時間半)が できたことが 25日に予定それる外来リハビリに臨む自信になったように感じました。

<今日の教訓>
出来なかったことが できたことで より進んだ挑戦の動機づけになる。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☔| Comment(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月26日

「義務教育の敗北」に見る教育アップデートの必然性

「キャベツ枕」と「妊娠米」
「義務教育の敗北」に見る教育アップデートの必然性
2019/04/24  文春オンライン(吉川 ばんび )

少し前から、インターネットで「義務教育の敗北」という言葉をたびたび目にするようになりました。
「何が敗北なんだろう?」と思い調べてみると、子育て中のママ向けサイトで

「熱冷ましの新常識『キャベツ枕』! キャベツを頭にかぶせると、熱が下がり、体内の毒素を吸い取ってくれる」という記事が掲載され、それを安易に信じる人が後を絶たなかったり(現在記事は削除、お詫びもされています)、
「妊婦が触って妊娠菌が付き、妊娠しやすくなる『妊娠米』」がメルカリで高額取引されたり(医薬品医療機器法[旧薬事法]に抵触する恐れがあるとして、現在は「妊娠菌」商品は削除されています)と、とんでもない情報が続々と出てきました。

SNSの登場によって可視化されやすくなった

 確かにネットで簡単に情報が手に入る今の世の中は、正しい情報だけでなく「間違った情報」が入ってきやすい時代でもあり、私たちが肌で感じている「常識」は、相手にとっては「常識でない」可能性もあります。
そう考えると、もはや「常識で考えたら分かるだろう」という一言で片付けてはいけないのかもしれません。

 念のため付け加えると、私が言いたいのは「今の若者は常識がない」ということではありません。
「医学的根拠のない民間療法を信じる人たちが一定層いる」という状況は今も昔も変わりませんし、「義務教育の敗北」問題は年齢とは関係がなく、単純にSNSの登場によって可視化されやすくなったり、間違った情報にリーチしてしまう人が増えたりしただけだと思うのです。

「ゆとり世代」が生まれるまで  

こうした状況を見ているかぎり、今は「義務教育のあり方そのもの」をアップデートすべき時代に入っているように思えます。  

そもそも「義務教育」とは、近代国家にとって「人権」「産業振興」の両面から「一人前」の国民を育てるための制度です。戦後は、子どもたちが全国のどの地域でも「一定の水準の教育」を受けられるようにするため、全国共通のカリキュラム(学習指導要領)が定められました。

 学習指導要領は時代とともに改定されており、平成元年以降は生活科や「総合的な学習の時間」の新設、道徳教育の充実など「生きる力の育成」に重きを置いています。
いわゆる「ゆとり世代」も、こうした流れの中で誕生しました。

実際に「生きる力」は育成されたのか

ゆとり世代」と呼ばれる私が義務教育を受けていた9年間を振り返ると、
「総合学習」の時間には、学年全員が体育館に集められ、例えば盲導犬の生涯を描いた『クイール』などの感動的な映画を見せられることが多かったと記憶しています。
あんなに懸命で可愛いワンちゃんの映画を強制的に見せられて泣かないわけがなく、女子中学生たちが号泣していたのも鮮烈に覚えています。

 個人的には、義務教育の中で「生きる力」の育成にも重きを置く姿勢には大賛成です。
しかし、実際にそういった姿勢の下に教育を受けて育った世代としては、すべての子どもにとって総合学習の時間が有効に活用されていたとは言い切れず、学校によって大きなバラつきが生じている、と実感しています。

 そして「社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間の育成」という目標についても、全国的に見るとまだまだ達成されていないように思えます。
 例えば冒頭にも触れたように、子どもの発達や子育てに必要不可欠な「科学的根拠のある知識」であるとか、子どもの精神疾患について、義務教育ではほとんど触れられません。

ゆえに、そうしたことに知識がない大人たちがいざ子どもを作り、何か子育てで困ったときにその場その場でスマホで調べ、友人やネット経由で間違った情報を共有してしまうことも少なくないでしょう。

「あとは大人になって自分たちで勉強してね!」

 親となる以上は、子どもの発達や成長過程で起こりうる問題については最低限の知識を有しておくべきですし、子どもが健やかに成長できるような環境づくりを常にしておく必要があります。

 しかし今の日本では実質、この具体的で大事な部分をまるっと「あとは大人になって自分たちで勉強してね!」と本人たちに委ねているため、知識量に大きな格差が生じてしまっているのが現状です。

 とことん子どもの発達について調べて、子どもの健全な成長の障壁となる可能性のあるものをすべて取り除いてから子どもを作る人たちもいれば、
一方ではあまり子どものことを理解しないまま、何となく子どもを作って「まぁ、何とかなるだろう」と安易に子育てをスタートした結果、「キャベツ枕」を信じてしまう人もいるわけです。

「正しい情報」がフェイクに埋もれてしまって、本当に必要な人の元に届かない。
 これは「常識がない」と言われる個人の責任ではなく、情報過多の社会全体が抱える、深刻な問題だと思うのです。

生きていく上で本当に必要な教育とは何か  

では「生きる力」を育成する上で必要な教育、とは一体何か。
インターネット上で間違った情報が氾濫している現代において、もっとも重要なのは「正しい情報を見極める力」を養うことではないでしょうか。

 正しい情報を選び取るためには、その分野について最低限の知識を持っておくことが不可欠となります。
そうなると、義務教育の段階で「勉学以外の、生きていく上で本当に必要な教育」をある程度はしておくべきで、社会のひとりひとりの知識レベルの底上げが必要になるでしょう。

 私が通っていた中学校での総合学習の時間は、映画を見るか、主に学年の生徒全体を集めて行われる「お説教の時間」であることがほとんどでした。

「性の知識をどこから得たか」というアンケートに答えさせられ、漫画作品『NARUTO』と回答した生徒の犯人探しが始まってめちゃめちゃに怒られていたり、バレンタインデー直前には「チョコレートをもらった、または誰かにあげた者は正直にその場に立て」と言われ、私を含めた「バレンタインデーなどには関係がない風」の生徒も含めて全員が1〜2時間かけて懇々とお説教を食らったりと、「この時間を使ってやるべきことがもっと他にあるだろうに」と思うことも多々ありました。

「総合学習」の時間をそんな風に使うくらいなら、子どもたちにはもう少し社会に出てから役に立つ話をしてあげたほうが、よっぽど「生きる力」が養われ、「社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間の育成」に繋がると思います。

いろんなことをタブー視した結果……

 子どもの精神疾患や政治絡みの話など、大人たちが色んなことに対して「タブー視」を続けたこともあり、子どもは「人生において重要なこと」をほとんど知らないまま大人になってしまう気がします。

 私たちが生きている世界には膨大な問題があるので、それらすべてを義務教育の期間で網羅することは到底不可能だと言えます。
だからこそ自力で勉強し、判断することはもちろん必要になってくるわけですが、「そもそも社会にはどんな問題が溢れているのか」を知らなければ、問題意識を持ちようもなく、自主的に勉強すらしようがありません。

 そのため「個人間の知識量の差」の問題を、「常識がない」という一言で片付けてしまうことは非常にナンセンスで、非生産的な行為であると思うのです。

 日本政府が少子高齢化を危ぶみ、「労働人口の減少を補填するために労働生産性を高める」と唱えているのであれば、せめてこれから大人になる「労働者たち」には、より豊かな人生を歩めるような教育を、できるかぎり学校でやってあげるべき段階に入ったのではないかと、危機感を覚えずにはいられません。

 少子高齢化の日本が労働人口を確保して、数十年後も国として機能し続けるために、義務教育をすでに修了した我々の「常識」も、時代の変化に合わせて少しずつアップデートし、互いに理解しあい、助け合うことができる社会にしなければならないのではないでしょうか。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☔| Comment(0) | 教育・学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月27日

よく通院を乗り切りました。糖尿患者に

入院雑記C
日常生活でのリハビリと自分との闘い

20日の退院以来、今までになく通院予定日が連続してありました

22日 MR検査、主治医の診断
   人工関節がきちんと筋肉になじんでいる様子を MR写真で確認。
   あとは外来リハビリと自宅で動くことを積極的にしてくださいとのこと。
   外来リハビリの予約。
   カロリー調整食での食事開始。

24日 精神科受診 往復2時間間半の電車移動の成功。
   年金申請用診断書 受け取り、公立学校教職員共済会に郵送。

25日 1回目の外来リハビリ(約40分)、歩行の前提になる筋肉の硬直をほぐすことを重点に。

26日 歯科定期健診。

入院中は 看護師が補助をしてくれて トイレから各種検査までこなしていたのですが、退院後は、全て 自己管理・自己責任。
病院のリハビリ室や廊下とは違い 
一歩自宅のドアーからでると 頼りは杖のみ。

起床から 洗面 トイレ 食事 外出が なんと 大変なのか・・・。
当たり前の日常と手術前に思っていたことが 当たり前でなかった」と痛感。

糖尿病初期との診断

血液検査・尿検査・血糖検査(毎回 空腹時と食後)をしたのですが、「糖尿病」との診断が確定。
*血糖値 最低空腹時 103、最高値214。インスリン注射を3回 平均血糖値158

栄養士さんとの個別面談や栄養講習会に参加し、当面は 今までの食事の見直しを提案されました。

@外食で 大盛や特盛を止め、普通食に抑える
A間食をしない
B規則正しい 食事時間を心がける
Cできるだけ単品の食事ではなく 野菜を含めて 多くの栄養素のあるものを食べる

このことから始めませんか?? と提案されました。

退院後の食事は 電子レンジとトースターが 大活躍しています。
微妙に ネットでの注文も 副食・惣菜が多くなってきました。

板橋の精神科受診時に内科に寄り 手術病院への「高血圧・高脂血・糖尿」の紹介状を書いてもらおうとしたのですが、精神科でクタクタになり しかも 内科主治医が午後の担当であり 3時間半待つことに耐えられず、帰宅。

手術病院での検査データーから 板橋から転院しなくても 治療は可能ですが、今までの主治医から「紹介状」→病院通院の手順をふんだ方が 今後、その病院との関係では円満な方法と、 患者相談室の助言に従うことにしました。

今回の診断書で障害老齢年金が却下された場合は、精神科も 手術病院の「心療内科」に変更したいと思っています。

4月は「座席を譲られる体験や人間関係の大変さと交流の必要性、他人の優しさなどを感じる日々になっています。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☔| Comment(2) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月28日

日本人にも中国「監視国家」化は人ごとではない

日本人にも中国「監視国家」化は人ごとではない
「私利私欲と公益」をどう両立させるのか
2019/04/27 東洋経済オンライン

梶谷 懐 : 神戸大学大学院教授

テクノロジーの進展や情報の社会化にともなって、西洋近代の象徴ともいうべき「市民社会」が大きな転機を迎えている。
とりわけ中国の「監視社会」が注目を集めているが、これらの問題をどう捉え、どう対処していけばよいのか。
近刊『教養としての世界史の学び方』で「市民社会」の章を寄稿した梶谷氏が論じる。

市民の「動物化」とは

いま、市民の「動物化」という言葉が注目されています。
これは批評家の東浩紀さんが、フランスの哲学者コジェーヴの議論を援用する形で用いることによって、日本でもよく知られるようになった概念です。

市民の「動物化」とは何か
「近代的な人間性(ヒューマニティー)」および「それに支えられた社会」、すなわち、しっかりとした自我を持った個人が他者との双方向的なコミュニケーションを通じて社会を形成していく、という「理想」とは逆のことが生じつつある、という問題意識から生まれた概念です。

つまり、他者との関係性を欠いたまま、資本主義的なシステムが手を変え品を変え提供してくる「商品」を刹那的に消費することで欲求を満足させる人々が増えていき、そのようなシステムの運用や改善は一握りのエリートに委ねられる。
これが、人々が「動物化」した社会のイメージでしょう。

つまり「動物化」とは、後述するようなICT(情報通信技術)の普及に支えられた高度消費社会における市民的公共性の「危機」を喚起するキーワードとして、現在もなお有効性を保っていると言えるでしょう。

西洋近代が理想とした「市民社会」
「市民社会」は(アメリカを含む)西洋社会の、そして日本のような非西洋の後発資本主義国の近代化を論じるうえで、欠かすことのできない概念です。
しかし、論者やその立場によって使い方やニュアンスが異なるため、しばしば混乱を招きやすい用語でもあります。
したがって、「市民社会」について考えるには、それがそもそも取り扱いの非常にやっかいな用語だ、ということを認識しておく必要があるでしょう。

例えば、近代の「市民革命」を通じて成立したとされる自律的な市民社会にしても、一方では「法律の前での平等」の下で人びとが政治に参加することによってつくりだす「公民社会」、
他方ではアダム=スミスが「商業社会」のモデルを通じて提示したような「自由な経済社会」という、二重の意味を持ち続けてきました。

このことは、近代西洋社会における「市民」が、資本主義的な市場経済の担い手(フランス語の「bourgeois=ブルジョワ」)であると同時に、国家主権との関わりにおいては、人間と市民の諸権利の主体(同じく「citoyen=シトワイヤン」)でもあるという、二重性を持つ存在であったことに対応しています。
そして冷戦崩壊後の1990年代以降は、NGOやNPOなどの国家とも営利企業とも異なる「第三領域」に属する民間団体、あるいはその活動領域を指して「市民社会」と呼ぶ動きが主流になっています。
つまり、西洋社会にその起源をもつ、少なくとも3つの異なる概念に、日本では同じ「市民社会」という用語を当てるのが習わしになってきたのです。

そういったややこしい経緯をしっかりと踏まえたうえで、「市民社会」という概念を、現代社会を理解するうえでどのように使いこなしていけばよいのか。
そういった問題意識に答えようと書いたのが『教養としての世界史の学び方』(第8章「市民社会」)です。

社会の情報化やテクノロジーの進展と「市民社会」

前述の東浩紀さんは、かなり早い段階から、ミシェル・フーコーによる「管理社会」批判の成果などを踏まえる形で、ハーバーマスら啓蒙主義的な思想家が擁護しようとした「市民的公共性」という概念が、ICT(情報通信技術)の普及に支えられた高度消費社会の中で急速に現実的基盤を失いつつあることを見据え、独自の現代社会論を展開してきました。

彼が15年ほど前に雑誌に連載した『情報自由論』では、人々が大資本や国家などの、ひたすら快適な生活空間を提供してくれる「環境管理型権力」によって飼いならされ、すなわち「動物化」された結果、自立した意思決定を行い、公共性を担うはずの「市民」はもはやどこにも実在しないのではないか、という問題提起を行っています。

確かに、現代社会における急速なICT(情報通信技術)の普及、生活インフラのインターネット化は、膨大な個人情報の蓄積とそれを利用したアーキテクチャーによる社会統治という、新たな「管理社会」「監視社会」の到来をもたらしているのかもしれません。
ある意味で、テクノロジーによる管理社会化の進化によって社会の「公」的な領域と「私」的な領域の関係性が揺らぎつつある現在、私たちはむしろ、私的な経済利益を追求する存在としての「市民(bourgeois)」と、より抽象的な人倫的理念を追求する「公民(citoyen)」との分裂をいかに克服するか、という古くて新しい問題群に改めて直面しているのではないでしょうか。

中国で進む監視社会

2014年に中国政府が「社会信用システム建設計画要綱(2014〜2020年)」を公表して以来、急速に進むビッグデータの蓄積とその管理、およびそれらを社会秩序の構築に結びつけた「社会信用システム」の構築について関心が高まっています。
一方で、例えば中国ではアリババやテンセントといった大手IT企業が提供する決済サービスや「社会信用スコア」が、利便性を求める人々の私欲を充足させると同時に、テクノロジーに裏付けられたアーキテクチャによる「向社会的行動の点数化」を実現しつつあります。

つまり人々がより社会のためになるような行為を行うと、それが可視化されて自分の利益になっていく、という仕組みが社会の中に実装されつつあるわけです。
中国社会というと、非常にアグレッシブでカオスのようなエネルギーにあふれている社会だ、というのが一般的なイメージだったと思いますが、実はこのところ大都市に限って言うと、「行儀がよくて予測可能な社会」になりつつあるように思います。
ただし、このような社会の動きをもって、中国ではジョージ・オーウェルの小説『1984』さながらの、政府が14億人の国民の行動を監視するような社会が構築されつつあるような印象を与える報道も目立ちますが、それは明らかに誤ったイメージだと言えるでしょう。

例えば、裁判所が命じた賠償金の支払いに従わないなど、社会的に問題のある行動を起こした人物(「失信被執行人」)を行政機関が共有し、社会的な制裁を与える仕組みがあります。
このようなブラックリストに載った人々への政府による制裁と、アリババのような民間企業が開発した信用スコアを混同した報道もありますが、基本的に両者はまったくの別物です。

日本や欧米はどうすべきか

このようなテクノロジーの進化に支えられた「監視社会化」と、「市民社会」との関係については、これまでも欧米や日本などの事例をめぐって活発な議論の蓄積があります。
そこでは、テクノロジーの進展による「監視社会」化の進行は止めようのない動きであることを認めたうえで、大企業や政府によるビッグデータの管理あるいは「監視」のあり方を、「第三の社会領域」としての市民社会がどのようにチェックするのか、というところに議論の焦点が移りつつあります。

しかし、現代中国のような権威主義体制をとる国家において、「市民(社会)による政府の『監視』の監視」というメカニズムは十分に機能しそうにありません。
だからといって、中国のような権威主義的な国家における「監視社会」化の進行を、欧米や日本におけるそれとはまったく異質な、おぞましいディストピアの到来として「他者化」してしまう短絡的な姿勢もまた慎むべきでしょう。

「監視社会」が現代社会において人々に受け入れられてきた背景が、利便性・安全性と個人のプライバシー(人権)とのトレードオフにおいて、前者をより優先させる、功利主義的な姿勢にあるとしたら、中国におけるその受容と「西側先進諸国」におけるそれとの間に、明確に線を引くことは困難だからです。

私は、このような問題を考察するうえでは、「監視社会」が自明化した現代において、私利私欲の追求を基盤に成立する「市民社会」と、「公益」「公共性」の実現をどのように両立させるのか、という難問を避けて通るわけにはいかない、と考えています。

例えば、中国社会を論じる際に1つの重要な軸であり続けた、近代的な「普遍的な価値」「市民社会論」の受容、という主題はすでに過去のものになりつつあるのでしょうか。

あるいは、現代中国の動きは「管理社会化」の先端を行く事例として、日本に住むわれわれにとっても参照すべき課題を提供しているのでしょうか。
こういった「問い」を自分たちにも突きつけられている問題として受け止めることが、中国のような権威主義国家の台頭を前に、私たちに必要とされている姿勢なのだと思います。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月29日

なぜ痩せない?「お腹太りの人」が陥る5大盲点

なぜ痩せない?「お腹太りの人」が陥る5大盲点
「食事抜き、腹筋、飲み会…」あなたは大丈夫?
2019/04/24 東洋経済オンライン

池谷 敏郎 : 医学博士/池谷医院院長
内科、循環器科の専門医として、数多くの患者と日々接している医学博士の池谷敏郎氏。
血管、血液、心臓などの循環器系のエキスパートとして『名医のTHE太鼓判!』(TBS)などテレビにも多数出演しているが、過去15キロ以上の減量に成功し、57歳でも体脂肪率10.6%を誇ることはあまり知られていない。
このたび、その「減量メソッド」を全公開した新刊『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える内臓脂肪を落とす最強メソッド』を上梓した池谷氏に「お腹太りの人ほど陥ってしまう『内臓脂肪』5つの盲点」について解説してもらう。

内臓脂肪のこと、「正しく」知っていますか?

「食事をできるだけとらないようにしているけどやせない」
「腹筋運動を頑張っているけど、なかなかお腹が引っ込まない」という話は、私のクリニックに来る患者さんたちからもよく聞きます。
食べすぎや運動不足は内臓脂肪が蓄積する原因の1つではありますが、ダイエットを「間違った方法」で行ってしまっては、その効果は期待できません。
なにより、無理をして体に負担をかけたり、自分が苦痛に感じたりすることは長続きしません。

私は長年、血管、血液、心臓などの循環器系のエキスパートとして数多くの患者さんたちと接してきました。
その中で感じたのが、「内臓脂肪に対して多くの誤解をしている人が多い」ということです。
誤解したままダイエットを頑張っても、内臓脂肪は減るどころか、かえってどんどん蓄積してしまうこともあります。
その結果、体に悪影響を及ぼすことにもなりかねません。
努力をしているのに無駄なことになってしまっては、本当にもったいないことです。

では、多くの人たちが誤解しがちな「内臓脂肪の盲点」とは何でしょうか。
いくつかありますが、ここでは、主な5つの「内臓脂肪の盲点」を紹介しします。

「食事」を抜いても、内臓脂肪が落ちない…

まず、よく誤解されがちな盲点が「単に食事を抜くだけでは、内臓脂肪はなかなか減らない」ということです。
内臓脂肪を減らすには「賢く食べる」こと

【盲点1】朝食やランチなど、無理に「食事」を抜いてしまう
「内臓脂肪を落としましょう」というと、「食べなければいいんだ」と思ってしまいがちですよね。
そのために「朝食を抜く」「ランチを抜く」と、「食事をとらないダイエット」で頑張ろうという人がいますが、これは絶対NGです。
極端に食事を減らすと、脂肪と一緒に筋肉も落ちてしまいます。
すると食事制限をやめたあとは、筋肉の減ってしまったところに脂肪がつきます。
この脂肪ばかりついた状態を「サルコペニア肥満」といい、通常の肥満よりも生活習慣病になる可能性が高くなります。

「サルコペニア肥満」は高齢者に多くみられますが、近年は若い女性も増えています。
「無理なダイエット」を行った結果、肥満体には見えなくてもぷよぷよの体をもった「サルコペニア肥満」になってしまうのです。
そもそも「食べない」ダイエットは長く続かないものです。

私自身の経験からも、ダイエットは「無理なく、続けること」ができるものでなければ成功しません。
「食べない」のではなく、「賢く食べて」上手にやせましょう。

【盲点2】無理に「完全な糖質制限」までしてしまう
現代人の肥満の原因ほとんどが、ご飯やパンなどの「糖質のとりすぎ」といわれています。
この糖質を減らすことができれば、内臓脂肪も減らすことができますが、「極端な糖質制限」を、私はおすすめしません。

極端な糖質制限を始めた場合、ほとんどのケースでエネルギー不足になる危険性があるからです。
炭水化物を食べすぎて太っている人の多くはほかの栄養素が不足していることが多く、炭水化物を極端に減らすことで全体的なエネルギーが足りなくなるのです。
その結果、「だるくなる」「やる気がなくなる」などの症状が出ることになり、当然長続きもしません。

私自身も完全な糖質制限によってエネルギー不足となり、「やせこけた老人」のような状態になってしまった経験があります。
糖質は多すぎず少なすぎず、上手にとることが重要です。
今までの量から「半分に減らす」だけでも内臓脂肪の減少は十分に期待できると思います。

次によく誤解される盲点は、「外食や飲み会が多くて、内臓脂肪を落とすことができない」と思われがちなことです。

1日のトータルエネルギー量で調整すればOK

【盲点3】「外食」「飲み会」が多くて、「調整できない」と諦める
糖質制限をしようと思っても、会社勤めだと昼や夜の食事が調整できないことがありますよね。
昼食が仕出し弁当になったり、夕食が接待や飲み会になったりなど、糖質の調整がしづらい状況があるでしょう。
そこで、思い切って朝の「主食」を抜いてしまう作戦を提案します。
朝食を抜くのではなく、朝は必要最小限の糖質とあわせて、1日の中で不足しやすい食物繊維・ビタミン・ミネラル・たんぱく質を摂取する方法です。
主食は抜くことになるので、朝食のカロリーは低めとなります。
その分、昼や夜の食事のカロリーが少し多くてもOKです。

主食の制限がうまくいかなかった場合でも、1日で摂取するトータルエネルギー量が糖質を中心に制限できるので、効率よくダイエット効果を発揮してくれます。

私がよくおすすめしているのが、「蒸し黒豆トッピングヨーグルト」です。
ヨーグルトに市販されている蒸し黒豆をのせただけの簡単レシピで、低糖質で高たんぱく、さらに豊富な水溶性食物繊維を含んでいます。
私もよく朝食で食べています。
簡単ですので、一度試してみてはいかがでしょうか。

【盲点4】「間違った方法」で、「腹筋運動」を一生懸命している
「ポッコリお腹を引っ込めるには腹筋運動!」と、必死に腹筋運動をするというのはよくある光景ですが、残念ながら一般的に行われている腹筋運動だけで、「お腹ポッコリの解消を期待すること」はほとんどできません。

「一般的な腹筋運動」とは、「膝を固定して腕を頭の後ろに組んで上半身を90度まで起こす」という運動のことです。
この運動は腹筋ではなく、主に太ももの前の筋肉を使って起き上がっているため、太ももを鍛える運動にはなりますが、腹筋を鍛えて「お腹ポッコリの解消」にはつながらないのです。

さらに「運動」については、実は「よくある誤解」がもう1つあります。

「ハードな運動」をすればいい?
「内臓脂肪を減らすには、とにかく運動」と、「ハードな運動をしよう」とするのも、よく誤解されがちな盲点です。

【盲点5】「ハードな運動」を続けなくても、軽い有酸素運動10分程度でOK
腹筋だけでなく、「たくさん運動をしなくては」と、たくさん走ったりジム通いを頑張ったりしている人もいると思います。
しかし、ハードな運動は体に大きな負担をかけるだけでなく、長続きしないことが多いのではないでしょうか。

内臓脂肪を減らすためには、まず適切な食事制限が最重要。
そして運動は、10分程度の軽い有酸素運動程度でもOKです。

「ラジオ体操」のような体操でもいいし、少し散歩をするのもおすすめです。
運動のタイミングは、専門家によって意見が分かれるところですが、私のおすすめは「食後30〜60分」です。
これは血糖値の上昇を抑えるためです。

食後に運動をすれば、血中のブドウ糖をエネルギーとして使うので、血糖値を下げることになり、脂肪が蓄積されにくくなるからです。
このほかに、普段の生活の中のちょっとした行動でも、積み重ねることで「お腹ポッコリ」の解消に役立ちます。

例えば、お腹と背中がくっつくようなイメージで、下腹を凹ませる「ドローイン」です。
お腹を引っ込めたまま背筋を伸ばし、「いい姿勢」をキープしながら、呼吸は普段と変わりなく行います。
これだけで「体幹(インナーマッスル)」を鍛え、「お腹ポッコリ」を解消してくれます。
立っていても座っていても、歩きながらでもOKですので、ぜひ試してみてください。

「正しい方法」を知れば「内臓脂肪」は落とせる
「内臓脂肪」について間違った認識をしているため、努力をしても「ポッコリお腹」から抜け出せずにいる人は少なくありません。
食事も運動も、「正しい方法」を知れば、必ず「内臓脂肪」を減らすことができます。
また、すぐに効果が出ないからといって、ダイエットをやめてしまう人もいると思いますが、まずは「1カ月」を目標にしてみましょう。
内臓脂肪が減ってくると、腹囲もみるみる減っていき、「見た目」も若返っていきます。

内臓脂肪を「正しく」知り、「正しい努力」をすれば、「健康」も「外見力」もいっきに手に入ります。
50歳を過ぎた私でも内臓脂肪を減らせたので、みなさんもきっとできると確信しています。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(4) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月30日

長いGW10連休でたまる「危険ストレス」に要注意

長いGW10連休でたまる「危険ストレス」に要注意
連休中に「心の不調」を起こさないために
2019/04/29 東洋経済オンライン

大野 萌子 : 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

メディアもSNSも一部分の切り取りでしかない

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。
今年のGWはかつてない大型連休となりましたが、楽しんでいる方がいる一方で、憂鬱な方も多くいると思います。
長い休みは、さまざまなことを引き起こします。
実際に、カウンセリングの現場でも、大型連休の後は、心の不調を訴える方が増えます。
不調が起こる主な原因を知るとともに予防策を講じていただけたらと思います。

原因1:取り残され感
世の中がお祭り騒ぎとなり、メディアやSNSなどで旅行やイベントの様子を発信し楽しんでいる方々を目にすることによって、自分だけが取り残された感じに陥る人は少なくありません。
みんなが幸せそうに見えてしまい「お金がない」「パートナーがいない」「子どもがいない」「友達がいない」「趣味がない」などの気持ちがより一層強化され、落ち込んでしまうことが多いのも事実です。

しかし、メディアもSNSも、ある一部分の切り取りでしかありません。
ほんの一部分を見て、すべてそうだと思うのは間違いです。

例えば、海外に向かう大勢の人を目にすれば、世の中の大半の人が海外旅行をしていると錯覚しがちですが、決してそうではありません。
大手旅行会社が見込んだ今年の海外旅行者は、例年を上回る58万5000人ですが、それでも総人口1億2623万人のうちのたった0.46%にすぎません。
99%以上の人は海外旅行に行かないわけです。

もっと身近な例を挙げれば、嫌がる子どもに「いい写真が取れない」と叱りつけながらスマホを向けている親を観光地で何度も目にしたことがあります。
さまざまな情報を拡大解釈して、「自分だけ……」と、落ち込むことのないようにしていただきたいと思います。

原因2:家族とのしがらみ
家族といつもより長く顔を合わせることになると、普段のちょっとしたイライラが爆発しがちになります。
また、久しぶりに親や親戚と顔を合わせる機会も増えるのではと思いますが、その折に、仕事や結婚、子育てなど、ライフスタイルに口出しされたり、価値観を押し付けられて衝突することも多いでしょう。

関係性の近い相手ほど感情を揺さぶられる
私たちは、基本的に関係性の近い相手ほど感情を揺さぶられます。
自分に近しい人に対しては、本来「理解してほしい」「認めてほしい」という感情が芽生えるのは当然のことで、その思いを否定されたり、反発されることに対して、大きな影響を受けます。

相手に対する思いが強いがゆえに起こることでもあるのですが、必要以上の衝突は避けたいところ。
長い休みだからといって、「家族と過ごさなければならない」ことも「帰省しなければならない」こともありません。
苦痛と感じているのなら、予定切り上げやキャンセルも選択肢の中に入れましょう。

原因3:風呂敷残業
この言葉を知らない若い方もいると思いますが、要は、出勤はしないけれども、家で仕事をすることです。
連休前に「連休中に持ち帰る仕事をまとめている」といった話もあちこちから聞きました。
表向きは休みでも、まったく休めないどころか、連休明けに備えて業務をこなさなければならない方も多くいるのです。

私がカウンセリングをしていて感じることの1つに、心の不調を訴える方に多いのが「切り替えが苦手」という特徴です。
つねに仕事のことを考え、休み中も仕事のことが頭から離れない状況はやはり問題で、どこかで強制リセットをかける必要があります。

思い切って「環境」を変える
強制的に休むとかえって仕事のことが気になって……とおっしゃる方もいると思いますが、気持ちの切り替えが是が非でも必要です。
そのためには、思い切って環境を変えることも大切で、
「いつも行かない場所、もしくは初めての場所に足を運んでみる」
「PCやタブレットなどを起動しない日を設ける」
「アラームをかけずに休む」
「最近、疎遠になってしまった人に連絡を取ってみる」など、意識的に行動してみてください。

そのあとに、また仕事に戻り、たとえ一時的なものであっても「リセットすること」は大切です。

原因4:そもそも休めない
サービス業など世間が休みのときほど忙しい業種や、急患対応の医療機関など、人が休んでいるのに休めないどころか、かえって忙しいという方も少なくないと思います。
普段よりも過剰労働となり、心身への負担が増えます。
この期間だけは、なんとか乗り切らなければという意識が強ければ強いほど負荷をかけがちです。

今年はその期間が長いために例年よりも注意が必要です。
崩れがちな生活リズムを整えるためにも無理をせず、適宜息抜きを心がけましょう。
隙間時間を利用した手軽な気分転換がお勧めです。

「ランチタイムにちょっとぜいたくをする」
「テイクアウトのコーヒーをランクアップさせる」
「ご褒美スイーツやお酒を買って帰る」
「ゆっくり湯船につかる」など、身近でなるべく時間をかけずに手軽にできることを積極的に取り入れましょう。

忙しすぎると徐々にそんな心の余裕もなくなると思いますので、GW前半の今からぜひ心がけていただきたいと思います。
いずれにせよ「いつもと違う」という状況は、たとえ楽しいことであったとしても心身に負担を与えます。
無理をせずに、意識的に気分転換を取り入れながら、ゆったりとした気持ちを持てるよう心掛けてください

平成から令和に移りゆく時期に、気持ちもよりよく切り替えられますように。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする