2019年10月27日

思考停止している「国防」と税制

狂った厚労省
後期高齢者の医療費自己負担を1割から2割に引き上げる案が 検討されているとのこと。
年金しか収入のない老齢者が大部分で 生まれてから日々 活動し、疲労している臓器を持つ人間の肉体という現実を無視する自己負担案。
厚労省は「生命」を守る使命を放棄しようとしている。

生活保護基準の切り下げ
年金水準の切り下げ
医療費負担の増大
最低賃金切り上げへの消極性
裁量労働制をはじめとした労働環境の悪化

最近は「国民の生命、健康、生活」を守る使命を投げ捨て、財務省の財政論に抵抗することすら投げ捨てている。

税の根冠の破壊
本来「税」は、利益を追求する民間ではできない 福祉・国防・治安・公共工事などのために使われるのが基本です。
それが 中曽根内閣の国鉄民営化から 税を「損得勘定」で論ずる風潮がはびこり 政策決定されてきています。
その結果、財政論が 公部門でも公然と政策決定の基準となり 「国が守るべきもの」を曖昧にして 政府も野党も思考停止のまま現在に至っています。

国防の「軍事」優先、矮小化
「国が守るべきもの」を曖昧にしたまま政策が進められているため、最近の大雨・台風被害などの護岸・住宅立地などでの死者や被災者を生み出しています。

本来「国民の生命・財産、国土・領海」を守るのが 防衛政策であるならば、自然災害での死者や自殺者、餓死を生む社会の異常さを直視して、自衛隊の在り方を含めて 総合的「国防施策」を模索する時期です。

少なくとも 「国民の生命」を守る視点で 国土・福祉・軍事がバランスよく整備され、そのための必要経費が算出され 税体系が国民に提案されるというのが正常な姿であるハズです。

その基本が蔑ろにされているから 財務省の恣意的査定による「財源論」に陥っています。

安倍内閣は「戦後レジーム」からの脱却を大義名分のもと 憲法改悪を進めていますが、国家観が明確でないために すぎはぎだらけのその場しのぎの政権になっています。

今一つ一つの問題点をあげる余裕はありまませんが、少なくとも 高齢者負担の拡大で見える姿は 「国民の生命」を守る国家ではなくなっている現実です。

国民の疲弊を直視しないで、本来資本主義の元では 介入を極力少なくするべきなのに 法人への 過剰な保護を 当然とするような施策の連続では、「窮鼠 猫を噛む」ではないですが、生活者にとって我慢に限界があるということです。

「れいわ新選組」への期待が高まりつつあるのも その表れであると思います。
posted by 小だぬき at 10:28 | 神奈川 ☁ | Comment(2) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

増税直後の庶民感情を逆なで

増税直後の庶民感情を逆なで、
チュート徳井は芸能界追放か
2019/10/26 06 日刊ゲンダイ

 お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実(44)が東京国税局から7年間で計約1億2000万円の申告漏れを指摘されていた問題が大騒動になっている。
 会見した徳井は「僕の想像を絶するだらしなさ、ルーズさ」などとし、意図的なものではないと暗に主張、重加算税など約3700万円の追徴税額を納め、修正申告も済ませたという。

同じ芸能界からも、テレビなどで「擁護のしようがない」(立川志らく)と批判が相次ぎ、同じ吉本の加藤浩次(50)は「ルーズで済む話じゃない。税金を払わないというのは」と言い切った。

 それだけじゃない。徳井は数年前、今回指摘の件とは別に、東京国税局から無申告を指摘されていたという続報も。2015年3月期までの4年間で約2000万円の所得隠し、18年までの3年間で約1億1800万円の申告漏れを指摘されていたというのだ。

■各局はスポンサーの顔色を…  
折しも世の中は消費税が10%に上がったタイミング。
徳井の行為はテレビでお笑いを楽しむ庶民感情を逆なで、番組スポンサーを裏切る所業と言わざるを得ない。

 実際、ただの申告漏れというには悪質だ。
スポーツ紙芸能デスクはこう言う。
「吉本の場合、売れっ子のタレントは個人事務所をつくり、そこを通じて出演料などを受け取っています。
個人の所得税と比べ、法人税の方が税率が低くなるからだそうで、徳井さんの『株式会社チューリップ』も節税のために設立した部分は大きい。
個人旅行に服、アクセサリー代まで経費としたり業界のどんぶり勘定体質がうかがえます」

 では今後、徳井はどうなるのか。
会見では本人も「徳井が出ていると気分が悪いと言われたら、仕事ができなくなっても致し方ない」と、引退も覚悟しているような言い方をしていた。

一方で、元プロ野球選手でタレントの板東英二がかつて7年間で約7500万円の申告漏れを名古屋国税局から指摘されたときは、2012年から活動休止を余儀なくされたが、約1年で復帰した前例もある。

ワイドショーのベテラン芸能デスクの見方はこうだ。
「テレビ各局は、今回のゴタゴタに早くケリをつけたいというのが本音。
徳井がゴールデンなどで数字(視聴率)を取っているタレントだからです。

各局とも、最も気に掛けているのがスポンサーの顔色です。
謝罪会見とその後の世論を見て、スポンサーが許せば、今後も変わらずに徳井を起用していく。
宮迫のような反社との関わりではないし顔色を注視しているところでしょう。

逆に言えば、数字の取れないタレントであったらすぐに出演見合わせなどと発表して切っている」

 すでに事態を重く見たCMスポンサーは徳井の出番を差し替えたCMに変更。
騒動が拡大すれば芸能界に徳井の居場所がなくなるのはあっという間だ。
このまま芸能界追放か、それとも……。
posted by 小だぬき at 08:10 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする