2019年11月06日

三原じゅん子議員は議院内閣制も知らなかった?

三原じゅん子議員は議院内閣制も知らなかった?
「私たちは政権握ってない」
「握っているのは総理大臣だけ」と自信満々に
2019.11.04 LITERA編集部

 自民党の三原じゅん子参院議員が、国会議員とは思えないトンデモ発言をして、失笑を買っている
11月1日、自民党女性局がツイッターで役員人事を紹介したところ、その顔ぶれに非難が殺到。
ところが、そのなかの〈こんなんが政権握ってりゃ世の中、良くなる訳ない〉というコメントに対して、女性局長の三原がこんなリプを飛ばしたのだ。

〈私たちは政権握っていませんよ(笑)〉(11月2日)
〈皆様、コメントが凄いことになってますね〜(笑) では、正確に申し上げましょう。 政権を握っているのは総理大臣だけですよ。〉(11月4日)

 いったい、この人は何を言っているのか。
いまさら説明するまでもないが、
日本の政治は大統領制ではなく議院内閣制。
議院内閣制では、首相は議会(の多数派=与党)から選ばれ、与党が内閣を形成する。
内閣は国会の信任をベースに存立しており、現在で言えば与党自民党(と連立する公明党)が政権を担っている。

それを「私たちは政権を握っていない」「政権を握っているのは総理大臣だけ」って……。
 たしかに三原はこれまでも数々のトンデモ発言を公の場で披露してきた。
たとえば、2015年の参院予算委員会では「ご紹介したいのが、日本が建国以来、大切にしてきた価値観、八紘一宇であります」と戦前のカルト軍国主義思想を開陳。

2016年参院選のテレビ東京の選挙特番では、「神武天皇の建国からの歴史を受け入れた憲法をつくりたい」と発言し、MCの池上彰から神武天皇は実在の人物だったとの認識かを問われ、「そうですね。そういうふうに思ってもいいのではないか」と神武天皇は実在していたという“珍回答”をし、呆れた池上に「学校の教科書でも神武天皇は神話の世界の人物ということになってますが?」とツッコまれたこともある。

「八紘一宇」も「神武天皇は実在」も相当にヤバイが、三原はいま、国会議員なのだ。
それなのに、小学生でも知っているような日本の政治制度を知らないなんて、いくら何でもひどすぎるだろう。

 三原は後になって、「行政府の長は首相と申し上げたもの」などと必死でごまかしていたが、ツイッターを見ればわかるように、「政権を握っているのは総理大臣だけ」と自信満々に(しかも上から目線で)断言している。
明らかに日本の政治制度を大統領制かなにかと間違えていたのだ。
 いや、もしかしたら大統領制どころではないかもしれない。

というのも、三原議員には今年6月、安倍首相に問責決議案が提出されたときの反対演説で、野党に「安倍総理に感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど、愚か者の所業」「恥を知りなさい」と時代がかった啖呵を切り、国民を呆れさせた一件があるからだ。
 このとき、ネットでは「カルトに国会が乗っ取られた瞬間」「この口調、まるで、どこかの独裁国家の放送かと思った」「野党にまで首相への感謝を要求するって、この国は独裁国家か」という声が上がっていたが、三原議員は本気で日本を「安倍首相の独裁国家」だと思っているフシもあるのではないか。

三原に、青山繁晴、杉田水脈も…
自民党女性局役員の顔ぶれには「極右議員トーナメント」の声 
 こんな思想の人間が“政権”与党の国会議員を務め、自民党で女性政策に取り組む女性局長だというのは戦慄が走るが、しかし、問題は三原議員だけではない。
 前述したように、三原議員の「私たちは政権を握っていない」「政権を握っているのは総理大臣だけ」発言は、11月1日に自民党女性局のツイッターアカウントが〈お待たせいたしました❣ 私たち #自民党女性局 の役員たちをご紹介いたします まずは組織図から!〉として、女性局の組織図を所属議員の写真入りで紹介。
この顔ぶれについて、ユーザーから非難が殺到したことが発端だった。

 しかし、その組織図を見ると、これがまあ本当にとんでもないのだ。
何しろ、女性局長が三原議員(4回目)、
女性局長代理に“ネトウヨの尊師(グル)”青山繁晴参院議員、
研修部部長兼事務局長兼web会議担当にツイッターで野党叩きのフェイクを拡散している小野田紀美参院議員が並び、さらに「生産性」発言をはじめ数々のヘイト発言で知られる杉田水脈衆院議員や夫の河井克行・前法相とともに公選法違反疑惑渦中の河井あんり参院議員なども名前を連ねている。
 これが女性問題に取り組む女性局……。

 むしろ安倍首相のお気に入り、取り巻きの極右カルト議員を並べただけではないか。
実際、この組織図について、ツイッターではこんなツッコミの声が上がっていた。
〈地獄の「極右議員トーナメント」かと思った。〉
〈鉄砲玉一覧表にしか見えない〉
〈名誉男性一覧表ですね〉
〈安倍晋三の喜び組だらけ〉  

どれもこれも思わず膝を打ちたくなる、言い得て妙なツッコミばかりだが、恐ろしいのは、これ、たまたま女性局にだけ当てはまる話ではないことだ。
 自民党はいま、あらゆる部署で、安倍首相に心酔し、安倍首相が総理大臣という立場上表立っては公言できないその極右ヘイト思想を鉄砲玉として発言する人間が優先的に公認を受け、党内で重宝され出世していく構造になっている

 ようは、自民党全体が「極右議員トーナメント」「安倍首相の鉄砲玉一覧表」状態なのだ。
 その意味で三原議員の言った「政権を握っているのは総理大臣だけ」というのは、小学生の社会のテストなら0点だが、現状認識としてはあながち間違いではない。

 極右思想に凝り固まり、おともだちの利益のことばかり考えている総理大臣と、その総理大臣に心酔しているだけで、日本が民主主義国家で議員内閣制を採っていることすらわかっていないような知識しか持ち合わせていない国会議員だらけの政党に、この国の政治は完全に乗っ取られているのだ

 三原義員の発言はそのことをあらためて国民に教えてくれたと言っていいだろう。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☀| Comment(2) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする