2019年12月22日

今すぐやめたい「お金に嫌われる節約術」3つ

今すぐやめたい「お金に嫌われる節約術」3つ
2019年12月22日 PRESIDENT Online

節約に一生懸命になるあまり、返ってお金に嫌われてしまうという皮肉なことが起きることも。
ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんが、いますぐやめたいお金の習慣を紹介します。
※本稿はALL Aboutモヤフォー研究所『すててもやめてもうまくいく』(WAVE出版)の一部を再編集したものです。

■お金に嫌われる習慣にさよなら
節約は何のためにしていますか?
「自分の好きなものを買うため」「家族で年に一回は旅行をするため」「子どもにやりたいことをさせてあげるため」など、節約って本来は、楽しい・嬉しいを得るために始めたはずですよね
それなのに、いつの間にか「とにかく節約しなきゃ」と、節約すること自体が目的となっていないでしょうか?
実はこうした「節約、節約」と、安さばかりを追い求める行動は、お金に嫌われてしまう行動です。

例えば
1.常に底値をチェックして買い物
2.クーポンがないところでは買わない
3.衝動買いはしないと自分に課している1円でも安くなるように、使わないようにと損得勘定ばかり考える人はお金に嫌われてしまいます。

誰だってお金に好かれたいですよね。
そのために、今当てはまる行動をしていたならば迷わず捨てて、お金に好かれる行動を身につけていきましょう。

■節約対象は2パターンにしぼる
お金に好かれるには、先ほどの行動を全て逆にし、こういう行動をしてみてください。

1.最安値を比較して買うことをやめる
最安値を比較しだすと、物を選ぶ際には「安いかどうか」が重要視され、自分が本当に欲しいものを見失うことになりますつまり、自分の価値観が失われる危険性があるのです

店舗での買い物でもそうですが、ネットでの買い物でも、「送料込みでどちらが安いだろう」と10円20円の差を比較しつづけたりして、時間が過ぎ去るのはなんとももったいない。
育児もがんばっているワーママにとって、10分20分の時間も貴重ですよね。
ただし、比較を全くしない、というわけではないのです。

「あれもこれも比較」はやめて、「比較して節約するものはあらかじめ決めておく」という方法をおすすめします。
その判断基準は「買う頻度の高い物」「金額が大きな物」の2点。

例えば、毎日牛乳を1本飲む家庭であれば、同じ銘柄の牛乳が158円と198円で売っている場合、安いほうを選ぶと、1年で差額40円×365日=1万4600円という大きな金額の節約になります。
ところが買う頻度が月1回の柔軟剤は、100円安く買えるものを選んだとしても100円×12回=1200円の節約にしかなりません。
それなら、安い店をはしごする時間や体力を他にまわそう、と考えることもできます。
まずは自分の家庭の購入頻度が高い物を節約対象にしましょう。

■大きな買い物に潜む落とし穴
次に、年に一回の買い物だとしても、大きな金額の買い物の場合は節約を考えてみることをおすすめします。
大きい額の買い物をする際に陥るのが、「10万円も12万円も変わらないというような感覚になってしまうこと」。
感覚が麻痺してしまうので、店員さんのアドバイスに乗せられて高いほうを買ってしまうことになりがち……。

でも10万円と12万円では、当然ですが2万円の差で、それを日々の節約で埋めていくのは結構大変です。
よく考えて判断しましょう。

■欲しいものに出合ったら迷わずに買う
2.クーポンに振り回された買い物をしない

最近は紙のクーポンだけでなく、スマホ画面を見せると割引になるなど、何かしらクーポンサービスをしている店も増えてきました。
ただし、「クーポンがあるからここで買うか」ではなく、「たまたま行きたかったお店、買いたかったものにクーポンがあって嬉しい」くらいの気持ちでいることが大切です。
クーポンありきの買い物になると、結果的には満足のいく買い物にならずにストレスが溜まるからです。
クーポンはあくまで「あればラッキー」という存在に。ポジティブな発想はお金に好かれる人を作ります。

3.「衝動買いはダメ」をやめる
「え? 本当に?」と思われた方。
本当です。
節約するには「衝動買いをやめる」は必須だと言われます。
確かに欲しいものを手あたり次第に衝動買いしてしまっては、お金はなくなってしまいます。
そのような衝動買いはおすすめしません。

ここでいう衝動買いとは、「欲しいものに出合った際には迷わずに買う」という満足度の非常に高い買い物方法です。
いい判断をするためには、欲しいものをリストアップしておくことが必要。
欲しいものリストが出来ると、お金を使う優先順位がおのずと決まっていくんです。
大事なものから買うようになるため、同じお金を使うとしても満足感が高まりストレスが軽減します。
結果的に余計な買い物を防ぐことにもなって節約になる好循環が生まれるわけです。

衝動買いで自己嫌悪に陥るとしたら、本当は欲しくないのについ買ってしまった時。
たとえ「衝動買いをしてしまった」と思っても、それが自分の本当に欲しいものだとわかっていれば「欲しかったんだから、まあいいか」と嬉しい気持ちになるもの。

自分の価値観がはっきりしていると、お金をプラス方向に動かしていくことができますよ
欲しい物リスト作りは、節約にも満足度の高い買い物にも、大いに役に立ってくれるでしょう。
リストを見るとその人の価値観がわかるので、夫婦で見せ合うと、お互いをより理解していく機会となります。
このリストが夫婦間のお金の話題をポジティブなものにするきっかになれば嬉しいです。

お金に好かれる人の行動の根底にあるのは「自分の価値観に沿った選択をして楽しく過ごす」というマインドです
「安いから」「サービスがあるから」に惑わされず、自分が何に価値を見出しているのかを大切にしましょう
自分の価値観に沿って楽しく生きていける人が、お金に好かれる人なのです

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西山 美紀(にしやま・みき)
貯蓄ガイド うるおいのある毎日のためのお金の使い方・貯め方を伝授。
出版社で編集・マーケティングに携わった後、独立。
FPの資格を取る。
マネー誌『あるじゃん』の編集・執筆に携わり、現在は女性誌のマネーコラム連載の他、Web等で取材・執筆・記事監修、講演等を行う。
男女2児の母。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)がある。
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posted by 小だぬき at 14:57 | 神奈川 ☁ | Comment(2) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ちょっと「非常識な人」事例集、商品を棚に戻さない・割り込み乗車…

ちょっと「非常識な人」事例集
商品を棚に戻さない・割り込み乗車…
2019.12.21 ダイヤモンドオンライン
鎌田和歌:フリーライター

「普通」とはいっても、全員にとっての「普通」は存在しない。
同じように暮らしていても人によって常識は少しずつ異なっていたりする。
そしてふとしたきっかけで、それが露呈することがある。
 (取材・文/フリーライター 鎌田和歌)

誰かにとっての「普通」は
誰かにとっての「普通じゃない」
 グローバル化という言葉を見かけぬ日はないほど、毎日のように国際化が叫ばれる昨今。
価値観は昔と比べ物にならないほど多様化している。
 誰かにとっての「普通」は、誰かにとっての「普通じゃない」。
だからこそ、ちょっと嫌なことがあったとしても、「価値観の違い」と呪文のように唱えてスルーするスキルも必要になってきた。

 20年ほど前、当時10代で大ブレイクした女性歌手が、歌番組で年長の男性司会者に対して敬語ではなくタメ口で話したことがあった。
「敬語を使わないなんて」という顰蹙(ひんしゅく)の声もあったが、一方で「彼女はアメリカナイズされているから年上にも敬語を使わないのだ」なんて声もあった。
 最近でもまったく同様に、年長の司会者に対して敬語を使わない若手アーティストがいたが、彼らには帰国子女といった経験はなかった。
もちろん批判的な声もあったが、「そういう価値観の若者なのだろう」と受け入れた人も多かったようだ。

 そもそも礼儀やマナーといったものは、時代や地域によって、あるいはコミュニティによっても変わってくるものだ。
最初言ったことに戻るが、あるコミュニティでは「ちょっと非常識」でも、別の場所では「アリ」なことはある。
 あなたも「これが非常識なのか否か」の線引きで迷ったことはないだろうか。
いくつかのケースを挙げて考えてみたい。

ケース1 カフェにあるコンセントを使うが、その席には座らない
「よく使うカフェは窓際がコンセントを使える席になっているんです。
自分はパソコンで仕事をするとき、その席によく座っています。
あるとき、隣の席のコンセントで女性が携帯電話の充電を始めたんです。
 普通は当然、その席に座りますよね?
 でもその女性は、窓際席には座らず、奥のソファ席に座ったんです。
1人で席を2人分使うことになるわけだし、携帯電話という個人情報がつまった貴重品を離れた場所に置く神経にも驚いてしまって。
 ただ、そのときカフェはそれほど混んでいなくて、店内の席が6割程度埋まっているぐらいの状態でした。
店員も特に注意していなかったので、そういうものなのかなあ……と。
怒るほど非常識と思ったわけではないですが、驚きましたね」(Aさん/30代男性)

 なにか事情があったのだろうか……と考えてみたが、「どうしても充電しなければいけない状況」と「体の都合でソファ席に座りたかった」がかち合ったのでは……というぐらいしか考えつけなかった。
ソファ席が好きだけど充電もしたいという欲張りさんだった可能性が高いようにも思う。
 店の迷惑にならないなら非常識とまでは言えないだろうが、Aさんの言うように、携帯電話を盗まれたらどうしようという恐れはないのだろうか。

ケース2 駅で必ずエレベーターを使う
「友人と話していたとき、彼女と話がどうしても合わなかったのが『駅では必ずエレベーターを使う』という話。
私からすると、エレベーターは優先席のようなもので、お年寄りやベビーカー、妊婦さん、体の不自由な方のためのものと思っています。
 彼女はどれにも当てはまらないけれど、かなり遠回りにならない限りは利用するそう。
エスカレーターもあるのだからエレベーターにこだわらなくてもいいと思うので、それがどうしても不思議です。
 エレベーターを待つ時間がもったいないし、自分が乗ることで本来の利用者が乗れなくなったらとも思うし」(Bさん/20代女性)

 健康のために階段しか使わない人はたまに存在するが、必ずエレベーターを使うとはどういった意味でのこだわりなのだろう。
箱型の乗り物が大好きな人なのかもしれない。
ベビーカーなどには譲るというのであれば迷惑とは言えないが、若干気になる習性ではある。

ケース3 病名をしつこく聞く
「以前、1泊2日で入院したことがありました。
入院前日にたまたま会った友だちにそれを話したところ、『なんの病気?』と聞かれ。
仲のいい友だちとはいえ、そういうプライベートは聞かれたくない。
体のことなんて一番プライベートじゃないですか。
『言いたくない』と言っていたら、『もしかして深刻なヤツ?』『えっ、もしかして恥ずかしい病気なの?』とどんどん詮索(せんさく)されて。
もしそう疑っても聞かないでほしいですよね。
これで縁を切るとかはないけれど、非常識だなあとは思いました」(Cさん/30代男性)

 親しき仲にも言いたくないことあり。
誰にでも言える人もいるかも知れないが、言いたくない人もいる。
たとえ自分が言える人であっても、言いたくない人に無理強いをしないでほしいものだ。
 このケースの場合、相手も相手で「病名ぐらい明かしたっていいのに、そんなに嫌がるなんておかしなヤツだ」と思っているかもしれない。

ケース4 さりげない割り込み乗車
「通勤ラッシュ時の整列乗車で、次の電車の列からふらっと割り込んでくる人。
さりげないから注意しづらく、注意されないのをいいことに割り込んでくる。
あとは逆に、空いているホームでも、他の人がパーソナルスペースを取って並んでいるのをいいことに、堂々と割り込んでくる人がいる。
 あれはもしかしたら本人たちは、『ちゃんと並んでないほうが悪い』と思ってるのかもしれませんね。
一度は『割り込まないでください』と言ってみたいけれど、大人気ないかな……という気持ちも邪魔して言えたことがない。

 一番悲しい気持ちになるのが、高齢の方が必死に割り込んでくるとき。
『割り込まなくても自分なら席を譲るのに』とか『割り込まなくても座れるぐらいの混み具合なのに』とか『過去によっぽど嫌な目にあったのだろうか』とか『自分は年をとってもこうはならないぞ』とか、いろんな思いが錯綜します」(Dさん/20代男性)

 割り込みもそうだが、降りる人を押しのけるようにして電車に乗り込む人もなかなか品が良くない。
我先にと電車に乗り込む人を見ると、なんだか虚しい気持ちになってしまう人も多いのではないだろうか。

ケース5 店で商品を適当に棚に戻す
「昔付き合っていた恋人と100円ショップで待ち合わせをしたことがあるんです。
私が店についたら彼はもういて、私を見てうれしそうに笑って……と、ここまでは良かったのですが、手に持っていた商品を棚に雑に戻したんですよね。
ん?と思って見てみたら、ビニール袋をホッチキスの棚に……みたいに、元の棚とはぜんぜん違う場所に商品を戻していたんです。
『なんでそこに置くの?』って聞いたら、まったく悪びれずに『買おうと思ったけどやっぱりいらないと思って』と。
普通、ちゃんと本来の棚に戻しますよね?
 ドン引きしてしまいました。

 それまで半年ぐらい付き合っていて、嫌いなところも全くなく仲良しだったんですが、どうしてもこの価値観の相違は無理だと思ってお別れしました」(Eさん/30代女性)

 たまにスーパーなどで、誰かが「やっぱいらない」と思ったものをもとに戻さず目の前にあった棚に置き去ったのであろうと思われる商品を見かけることがある。
悪いマナーの主はそこにおらず、遺物だけが残っている状況。
 筆者は、その商品を正しい棚に戻すほどの善人ではないが、Eさんはもしかしたら見つけ次第戻すタイプかもしれない。

ケース6 初デートで居酒屋?
「これは私が非常識だったのかもしれない、という話です。
社会人になったばかりのころ、合コンで出会った男性と意気投合して、デートすることになったんです。
映画を見てから夕飯を一緒に食べるというよくあるパターン。
 どこで食べようかという話になったとき、近くにおいしそうな焼き鳥屋があったので『ここは?』って聞いたんです。
そしたら彼が笑顔で『え? そこは居酒屋だよね?』と……。
 私の感覚だと、居酒屋最高! 焼き鳥最高!
 初デートでフレンチとか、お高いものを食べるのって敷居が高すぎませんか……?

 よく考えてみると、私は二流大学出身だったけど、彼はいわゆるエリート。
住む世界が違うってこういうことなのかなって思ってしまいました。
 彼は気を使ってくれたのか、その後なんでもないように小洒落たイタリアンに入ったのですが、私はもう居酒屋ショックが抜けず……。
結局、その後はどちらからともなく連絡を取らなくなりました。

 最近だと、『初デートでファミレスを嫌がる女性は多い』とか、女性が初デートにそれなりのものを求めて男性がうんざりするってタイプの価値観の違いエピソードをよく聞きますが、逆パターンのほうが惨めな気持ちになるのは間違いないです」(Fさん/30代女性)

 育ってきた環境が違うから〜とはいえ、初デートで打ちのめされたら回復は難しそうだ。
これは非常識というよりも、感覚の違いによるところが大きい話だろう。
しかし切ない。

 自分は常識人だと思っていても、誰かには非常識と思われていることがあるのではないか。
細かいことは気にしすぎずいきたいものだが、身近な人の非常識or常識ラインを改めて聞いてみるのも面白いかもしれない。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする