2020年01月19日

ヒートショック対策3つ 湯船に入る際の声にも意外な効果が

ヒートショック対策3つ
湯船に入る際の声にも意外な効果が
2020年01月17日 日刊ゲンダイ

 冬場のお風呂はお父さんにとって天敵。
厚労省によると、入浴中の心肺停止は年間1万9000件(13年度)。
12月から2月にかけ5割が集中しており、ヒートショックが大きな原因とみられる。

トイレや玄関先でのヒートショックを加えれば、おそらく年間で軽く1万人以上の人が命を失っていることになる。
 ヒートショックとは急激な寒暖差に心臓がびっくりし、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすこと。
意外や北海道民は全国で2番目に少なく、香川県や兵庫県など比較的温暖な地域で事故例が多い。

 では、日頃はどんな対策を講じるべきか。
キッチンやバス給湯器で知られる「リンナイ」が池谷医院・池谷敏郎院長(循環器専門医)の監修でヒートショックになりやすい人、そうならないための対策を発表している。
「10の設問のうち、
『暖房はリビングのみ』
『上着やストール等を羽織らずにトイレに行くことが多い』
『運動習慣がない』という人が高い率でいました。
いずれもヒートショック予備群になる生活習慣になります」(リンナイ広報担当者)

 一方、「部屋の乾燥」も危険なひとつ。
暖房で部屋が乾燥すると、知らず知らずのうちに脱水症状に。
その状態で脱衣所やトイレに行けば、フラッと立ちくらみしてしまうのだ。
脱水によって低血圧の状態になり、血液もドロドロになっている。
その意味で、部屋を乾燥させない床暖房は理にかなった暖房機なのだという。

 さらに、ヒートショックにならない3つの対策がある。
「池谷院長はYouTubeで『オネェ体操』という動画をアップしています。

・体をもじもじさせるように小刻みに動かし、乾布摩擦のように血行を促します。
・2つ目は『ほっトマト甘酒』。
甘酒1にトマトジュース2の割合で注ぎ、温かくして飲む。トマトのGABAが高めの血圧を安定させるのです」(前出の担当者)  
・そして3つ目の対策が思わず笑ってしまう。
「昔の親父のように湯船に入る際、または上がる際に『あ〜』とか『う〜』とか大声を出すことが大事のようです。
声を出すことは血圧上昇を緩和する作用があるそうです」(同前)
 あり得ないくらい熱いお湯の銭湯で、おっさんたちが「あ〜」とうめくのは、ちゃんと理由があったのだ。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☔ | Comment(6) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする