2022年02月19日

【心が傷ついたり疲れたりした時に】悔しくて眠れない時に試してみて。誰も傷つけない意外な発散方法でぐっすり眠れます

【心が傷ついたり疲れたりした時に】
悔しくて眠れない時に試してみて。誰も傷つけない意外な発散方法でぐっすり眠れます
2022.2.18  Diamondオンライン
みさきじゅり:HSP専門キャリアコンサルタント

たとえ小さなことでも気になってしかたがない、いつまでも引きずってしまう、他の人から見れば取るに足らないささいなことに反応して心が傷ついてしまうから、毎日が生きづらくて苦しい……。
そんな傷つきやすい人には、敏感で繊細な気質で知られるHSPの人に限らず、内向的な性格の人、心に大きな傷を負った経験のある人、毒親のもとで育った人、アダルトチルドレンなど、いろいろなケースがあります。
また、一見、社交的かつ積極的な性格なのに、実は人知れず傷つきやすさを抱えている人も意外に多く存在しています。

みさきじゅりさんは、ご自身もそんな傷つきやすさに長く悩んできたHSS型HSPで、HSP研究の第一人者、E・アーロン博士の専門家認定プログラムを修了したキャリアコンサルタントです。
ご自身の体験や、傷つきやすさに悩んで相談に訪れた方々に日々アドバイスしていることなどをもとにした著書『とても傷つきやすい人が無神経な人に悩まされずに生きる方法』では、傷ついてしまった心を自分で癒やせる簡単なテクニックを多数紹介してくれていますが、ここでは特別に本書には収録しきれなかったテクニックの1つを公開します。

悔しさ、ためてしまっていませんか?
傷つきやすい人は、心に傷を抱えるだけではありません。 傷つけられたことを本当は悔しいと思っています。
しかし、悔しさを相手にぶつけてはならないとも思っていることが多いようです。
職場などで傷つくような目にあっているのに一人で抱えている人は、悔しさを表に出すと、相手や周りの人の立場を傷つけてしまうのでは、と心配してしまうことがあります。

本当は悔しい、けれど自分の悔しさが誰かを傷つける可能性があるのであれば、自分の心の中にとどめておくほうが、みんなが穏やかに過ごせると信じているのです。
悔しさは出してしまっていいんです 自分の心の中に悔しさをとどめておけば、みんなが穏やかにすごせるはずなのに、心のどこかで押し込めたはずの悔しさが傷となり、うずき出すことがあります。
たとえば、気持ちがふさいでしまったり、眠りが浅く疲れが取れなかったりする、という具合です。

心身の調子が崩れた時は、心の中にある悔しさが「悔しい……と思っていることを忘れないで!」とサインを送ってきている時なのかもしれません。
悔しさが残っている時は、発散することがベストです! 誰も傷つけない発散方法とは そんなふうこれまで悔しさをとどめてきていた方に、「悔しさを発散しましょう」とお伝えすると、ほとんどの場合、「そんなことはできません……」と言われます。
そんな時に私がお伝えするのは、「一人でできる発散方法」です。

具体的には、湯船に浸かり、湯船の水面を思い切り叩き続けます。
ポイントは、「思い切り叩く」です! 水面を1回叩くと、水面が揺れて、叩きたいところも揺れます。
すると、そこを叩きにくくなるものですが、それでも狙った箇所を叩こうとしてみてください。
場合によっては、イライラしてきたり、情けなくなったりしてくるかもしれません。
このように、あえて自分の力ではうまくコントロールができないことを行うことで、イライラを発散することができるのです。

思い切り叩き続けると、1分足らずで疲れてきて、3分もやると、ぐったりしてきます。
その後、涙が込み上げてくる時には、思い切り泣いてしまって大丈夫です。
どんなに叩いても、お湯を叩いているだけですから、自分も痛くはありませんし、誰かを傷つける心配もありません。
思い切り、水面を叩いてみましょう。
叩き終わった後は、少し心が軽くなり、心地よい疲れも伴って、ぐっすり眠れるものですよ。

著者からのメッセージ
「どうして私は、傷ついてしまうのだろう」 「傷つくことのない、強い心になりたい」 あなたは、傷つかないでいる人たちと自分とを比べてはいませんか。
「心を鍛えて強くなれたら、こんなに傷つかないですむのに」と信じ、心を鍛えようとする人はとても多いです。
私のところに相談に来られる方の多くは人間関係で心が傷ついています。
その傷のおかげで仕事にまで大きな影響が出ているのです。

そんな相談者の方と接していくうちに私は、人間関係の問題をクリアできれば、傷つきながら働く人が減るのではないかと考えるようになりました。
傷つきやすい人が「わかってもらえた」と感じ、その傷つきやすさを解決することができれば、人間関係が原因で仕事を転々としたり、働く気力が起きずに悩んだりする人が減るかもしれない。
そう思って、特に「無神経な人」との人間関係について、じっくりととりあげた本を書こう! と決めました。
傷つきやすい人が傷つくのには、理由があります。
自分を変えるためにはまず、傷つくメカニズムを学ぶところから始めましょう。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする