2022年10月29日

紙の保険証廃止でマイナンバーカードと一体化に断固反対!窓口負担も増

紙の保険証廃止でマイナンバーカードと一体化に断固反対!窓口負担も増
10/28(金)  女性自身

10月13日、河野太郎デジタル大臣は、24年秋に現在の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化すると表明しました。
マイナ保険証とはマイナンバーカードに保険証の機能を追加して、病院などで保険証として使うもの。
受付けがスムーズになる、特定健診などのデータが閲覧しやすいといったメリットがあるといいます。
ですが、マイナ保険証を使うには専用の読取り機が必要です。

日本には約23万の医療機関がありますが、10月16日時点で読取り機が設置済みなのは約7万3千カ所。
約3割にとどまります。
読取り機の購入には補助金が出ますが、システム導入などの手間は医療機関にかかっています。
コロナ禍で疲弊する病院が多いなか、あと1年で大小さまざまなすべての医療機関に設置できるのでしょうか。
また医療費にも問題があります。

マイナ保険証が使える病院は、使えない病院より医療費が高くつきます。
3割負担の方が初診の場合、マイナ保険証の方は6円、従来の保険証だと12円上乗せされます。
マイナ保険証の使えない病院ではこうした上乗せはありません。

一方、マイナンバーカード自体の交付率は22年10月18日時点で50.1%。22年末までにマイナンバーカードの新規取得等、マイナ保険証の利用申込み、公金受取口座の登録を行うと2万円相当のマイナポイントがもらえる“アメ”があって、やっと半数です。
デジタル庁の調査によると、取得しない理由の第1位は「情報流出が怖いから」。
取得率を上げるには、デジタル行政への信頼を回復するしかないでしょう。

しかし国は、信頼回復への努力ではなく、アメ作戦をやめ、マイナ保険証に一本化し、現在の保険証を廃止するという“ムチ”作戦に打って出るようです。
ムチの一端は、自治体の交付金にも表れています。
23年度に国が配る「デジタル化交付金」は、マイナンバーカードの交付率が全国平均以上の自治体しか申請できません。
交付金が欲しいならカードの交付率を上げろと言わんばかり。

そもそも現在の保険証を廃止できるのかも疑わしいと思います。
認知症や障害のある方など自分でマイナンバーカードの申請手続きができない方はどうすればいいのか、国は全く検討していないでしょう。
ムチをちらつかせれば、アメのある今年中に手続きする方が増えるだろうという、行き当たりばったりな施策としか思えません。

マイナンバーカード関連に国は約3兆円、国民1人当たり約2万円の予算を使っています。
コロナ禍で大変だったとき、物価高で苦しい今、1人2万円あれば助かるのに……と思いませんか。
国はマイナンバーカードを22年度中にほぼすべての国民に普及させたい考えです。そのため現在の保険証を廃止するとしたら……。
こんな国民の生活を無視した政策に、私は断固反対します。

     「女性自身」2022年11月8日号
posted by 小だぬき at 08:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

杉田政務官 総務省の中傷対策「知らない」と唖然の答弁連発「資格も資質もない」と怒りの声

杉田政務官 総務省の中傷対策「知らない」と唖然の答弁連発「資格も資質もない」と怒りの声
10/28(金) 女性自身

杉田水脈議員(55)が10月26日、総務大臣政務官就任後初めて国会で答弁した。
しかし、その発言内容が物議を醸している。
今年8月、内閣改造によって政務官に就任した杉田政務官。
いっぽうTwitterでジャーナリストの伊藤詩織氏を中傷する投稿に“いいね”していたため、現在伊藤氏から損害賠償を求められている。
10月20日の控訴審では、東京高裁が「限度を超えた侮辱行為で不法行為に当たる」として杉田政務官に55万円の賠償を命じた。

そんななか26日の「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会(倫選特)」で、立憲民主党の源馬謙太郎議員(49)は「(“いいね”したことで)伊藤さんがどういう気持ちを受けるか想像できなかったんですか」と尋ねた。
ところが杉田政務官は「係争中でございますので、答弁を差し控えさせていただきたい」と返答。
そこで源馬議員は「#NoHeartNoSNSはご存じですか?」と質問した。
この#NoHeartNoSNSは、総務省が取り組んでいるSNSの誹謗中傷対策キャンペーンだが、杉田政務官は「存じ上げません」と回答した。
そのため源馬議員が#NoHeartNoSNSの趣旨を説明し、「総務省が行っている取り組みですよ。政務官ですよね?」と指摘するも、「その質問は通告をいただいておりませんので」とコメント。
すると場内では反発する声が上がり、会が中断する事態となった。

また杉田政務官は’16年8月に《統一教会の信者の方にご支援、ご協力いただくのは何の問題もない》とTwitterに投稿していたことも問題視されているため倫選特では、この投稿についても言及されることに。
しかし「支援を受けるのは、今でも問題ないと思っていらっしゃいますか」と源馬議員が尋ねたものの、杉田政務官は「見解の表明は差し控える」と返答。
続く質問に対しても、「私を支援してくださっている方々がどういう方々であるか、ということを調べることは難しいという意味で書かせていただいた内容であることをご理解いただきたいと思います」と投稿の意図を釈明した。
すると源馬議員は思わず「そんなことは誰も読み取れないですね。論理が破綻しています」と呆れるように述べた。

「支援者がどういう人たちであるかを調べるのは難しい」という杉田政務官。
いっぽう本誌が8月に取材した際、杉田政務官の担当者は「ちなみに御社は統一教会と関係はないんですか?」と切り出し、「『統一教会と関係のあるメディアからは取材を受けるな』と言われているので、こちらも安心して答えるわけにはいかないので。“関係ない”ということを証明していただかないと」と突き付けていたが――。

現在、ネットでは“知らぬ存ぜぬ”スタンスを貫く杉田政務官の答弁が「ひどすぎる」と物議を醸している。
そしてTwitterでは、怒りの声がこう相次いでいる。
《杉田水脈の国会答弁があまりに酷く、ネット中継流すの止めました。
政務官はもとより、議員の資格も資質もなし》
《政務官の資格なし、辞めさせるべき》
《総務政務官の資格なし。総務省の対策を知らないと言って憚らないとは》
《どう見ても杉田水脈は議員の資格や資質がない》
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする