2022年12月11日

「子どもの声がうるさい」公園廃止へ 苦情は1軒から

「子どもの声がうるさい」公園廃止へ 
2022年12月11日 TBS NEWS DIG

「子どもの声がうるさい」ある一軒の住民の苦情により、子どもたちが遊んでいた公園が廃止されることになりました。
子どもの声は“騒音”なのか。
「考え直してほしい」という声も上がる中、地元の長野市長は議会で「このまま手続きを進める」と述べました。

■「子どもの声がうるさい」公園廃止へ 苦情は1軒から
住宅街の一角にある公園には今、子ども達の姿はなく、ひっそりと静まり返っています。
長野市にある「青木島遊園地」。2023年3月で廃止することが決まりました。

近隣住民 「本当に悲しいなという思いでいっぱいですね。廃止をもう1回考え直してほしい」
「子どもを大事にしてほしいなと本当に思います」
廃止の理由は、騒音。発端は近隣住民からの苦情でした。

12月8日に行われた長野市の会見では…

記者 「苦情や問い合わせは何軒・何名から出てきているのでしょうか?」
担当者 「実際に緑地課に寄せられていたのは、 1軒 でございます」
記者 「その1軒で、廃止に向けて動きが進んできたということですか?」
担当者 「1軒からのご意見なんですけども、やはり1軒といえども、ご意見を頂いているので」 苦情を寄せたのは1軒だけ。 多くの子どもの遊ぶ声や児童センターに迎えに来た車のエンジン音が騒がしいなどと訴えていたということです。

その後、市は公園の出入り口を変更したり、消灯時間を早めたりするなど対策を実施。
しかし、児童センターにも2021年、住民から直接、騒音の訴えがあり、公園を利用する子どもはほとんどいなくなったといいます。

近隣住民 「そこの公園が使えないから、もっとずいぶん遠くの、大きな通りを挟んだ向こうの公園まで先生が(子どもを)連れて行って遊ばせているっていう話を聞いた」

問題の公園は、利用者がいなくても草刈りが必要な上、民間から借りている土地なので借地料もかかります。
こうした事情もあり、地元の区会長から廃止を求められた市は、2023年3月に廃止することを決めました。

■市長「このまま手続き進める」1軒の苦情で公園廃止へ
公園の廃止を決めた経緯について9日、市側が説明に追われました。

長野市 都市整備部長 「今回の廃止に関しては施設の代表者のお話を聞きながら、私ども施設管理者が判断したものでございます。この方の意見で、流されてやってきたわけではございません」

小泉一真 長野市議 「廃止は立ち止まって見直すべきではないでしょうか」

長野市 荻原健司市長 「やはり地域の皆様が話し合いの結果、地元から廃止の要望が出されたことに対しまして、私としても非常に苦しい判断ではありましたけれども、このまま手続きを進めさせていただきたいと思います」

市に苦情を訴えた住民はJNNの取材に…
苦情を訴えた住民 「公園ができる時から事前に説明はなく、児童館や保育園へのお願いも担当者が変わると引き継がれなかった。
私たちだって通りが一本違えば公園はあった方がいいという立場。
両隣の家は、日中は留守にしている。
日中の状況を知っているのは私たちだけ。1軒の苦情と言われるのはつらい」

子どもの声は、騒音なのか。

度々持ち上がる問題に街の人は… 母親 「小さい子だとどうしても声が出ちゃうと思うので、気をつけてもなかなか仕方ないよね」 母親(40代)
「毎日毎日(子どもの声を)聞いている方にとっては、うるさいなとなってしまうかもしれないんですけど、子どもがのびのびと遊べる場所はすごく大切だと思うので、公園がなくなるのはすごく寂しいし、残念なことだと思います」

■子どもが自由に遊べる場所を 
条例制定の自治体も
子どもが外で自由に遊べる場所を行政が積極的に確保する動きも。

神奈川県大和市では、「子どもの外遊び」に関する条例を2017年に施行。
条例では、公園について子どもが可能な限り自由に遊べるよう配慮することを求めています。

母親(30代) 「子どもも行く公園が多くて助かっています。
子育て支援にも力を入れてる市だと感じているので、条例は詳しくは知らなかったんですけど、子どもを持つ親としては助かっています」 母親(40代)
「自分が親になって子育てしてみて、自然に触れるっていうのはすごく大事で、安全に遊ばせてもらえる場がある、それを市が守ってくれてるというのはとても有難いです」
posted by 小だぬき at 10:04 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

京大大学院・藤井聡教授「防衛費増は不可避」も「ロクに議論もせずに…」増税方針の岸田首相を批判

京大大学院・藤井聡教授「防衛費増は不可避」も「ロクに議論もせずに…」増税方針の岸田首相を批判
12/10(土) スポニチ

安倍内閣で内閣官房参与を務め、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜前9・30)にレギュラー出演している京大大学院の藤井聡教授が10日、自身のツイッターを更新。
防衛費増額をめぐる増税案に私見を述べた。

 政府は5年ごとに目安が定められてる防衛費について、来年度から5年間で総額43兆円に増額方針で調整。
財源として増税する方針を示している。

 藤井教授は自民党内でも増税について反対や疑問が相次いでいるという記事を引用し「朝中露との安全保障環境からして防衛費増は不可避…」と防衛費の増額については避けられないとしつつも「ですがロクに議論もせずにいきなり『防衛増税』を言い出す岸田総理には賛同できる筈もありません」と言い切った。

 そして「当然、自民党内でも激しい批判が拡大。それは決して大衆迎合ではありません。
『富国強兵』が必要だからです」とした。
posted by 小だぬき at 01:00 | 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

室井佑月氏 防衛費増で消費税UP≠警戒「『国民から幅広く』って言葉が怪しい」

室井佑月氏 防衛費増で消費税UP≠警戒「『国民から幅広く』って言葉が怪しい」
12/9(金) 東スポWEB

 作家の室井佑月氏が9日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」に出演。
防衛費増額の財源確保のため消費税が上がるのではないか?と勘ぐった。

 岸田文雄首相は8日、2027年度までの防衛費の財源について、27年度まで複数年かけて段階的な増税実施を検討すると明言した。
現行と比べ4兆円増える27年度以降の防衛費は、1兆円強を増税でおぎなう方針だ。
 一方で23年度は増税を実施しない見込み。

税収が多い法人税、所得税、消費税のうち与党内では「所得税や消費税の増税は難しい」との意見が強く、税目の検討は、法人税を軸とする案が有力だ。
 だがこのニュースに室井氏は「だから、23年度は地方選があるでしょ。で、今うわさだけど解散もあるかもしれないって言われてるでしょ。だから言えないだけ」とばっさり。

 また新聞報道では財源について首相が「幅広く国民にお願いする」と語っていたと指摘。
「『幅広く』って言ったら、消費税しかなくない? 防衛費を増額するというのだけ決めて、(詳細な財源を)どうするかというのが言えないのが怪しいんだよ。
選挙終わったらそう(消費増税)しようと思ってるとしか思えない」と切り捨てた。

 さらに「国を安全にしたいっていうのは分かるけど、財布って1個だから。結局、増税するか、どこか切り詰めるか、借金の棚上げしかないんだよ」と訴え「棚上げっていうのはあんまりしちゃうとまずいじゃん、超少子高齢化なんだから。
どこか削るっていっても今足りないところいっぱいあるでしょ。あと増税しかない。

本当に怪しいよ『国民から幅広く』っていう言葉が怪しい。それ以外ないような気がしてる」と推測していた。
          東スポWEB
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする