2023年11月16日

「自分の頭で考えている人」と「受け売りをしてるだけの浅い人」を一発で見抜く“すごい方法”

「自分の頭で考えている人」と「受け売りをしてるだけの浅い人」を一発で見抜く“すごい方法”
2023年11月15日 ダイヤモンドオンライン

人は誰しも「頭がいい」と思われたい。
だから、他人との会話では、知らないことを「知っている」とうそぶいたり、それらしいことを言ったりして見栄を張る。
しかし、どんなに表面を繕っても、目の前の相手には「この人、全然ものを考えていないな」とすぐバレてしまうものだ。
どうすれば「本当に頭のいい人」になれるのだろうか。
そこでいま「今年1位かも」「ぶっ刺さりすぎて声でた」と話題を呼んでいるのが、コンサルティング会社の採用に数多く携わってきた安達裕哉氏の著書『頭のいい人が話す前に考えていること』だ。
今回は、本書の著者・安達氏に、「自分の頭で考えている人」と「他人の受け売りをしているだけの人」を見分ける方法について聞いた。

■「具体的なエピソード」を詰めていくと一発でわかる
――安達さんはコンサルタント時代に面接官をやっていたそうですが、目の前の相手が「コンサルに向いているか」を判断するポイントはありますか?

安達裕哉氏(以下、安達)
 「自分の頭で考えるクセがついているかどうか」という1点に尽きると思います。
コンサルに向いていないのは、自分の頭で考えて、自らの裁量で仕事を取ってくるのが苦手な人。
言い換えれば、仕事が上から降ってくるのを待っている人です。

――それを、面接でどうやって見分けるんですか。

安達
 たとえば、「過去の仕事のエピソード」を具体的に聞いていくとすぐわかります。
割り振られた仕事をこなしているだけの人は、自分の頭で考えて行動していないので、具体的なエピソードが全然出てこないですし、自分の言葉で答えられません。
 だから、どこかで聞いたことがあるような受け売りの話や、「お客さんに合わせて、適切な対応を心がけました」という抽象的な回答しかできないんです。

――『頭のいい人が話す前に考えていること』の中でも言及した、賢いフリをするというか、「それっぽいこと」を言う人ですね。

安達
 そうですね。何かを言っているようで、実は何も言っていないんです。
 でも、自分の裁量で仕事をしている人は日々頭を働かせているので、「なぜこんな行動を取ったのか」や「上司と交わした議論の内容」などについて鮮明に覚えています。

――仕事に主体性があるから、記憶が曖昧じゃないんですね。

安達
その通りです。なので、話の具体性や説得力に雲泥の差がありますし、実際に一緒に働いてみても、やはりよく考えて仕事をしていますね。

――つまり、できるだけ具体的に話を聞くというのが、「自分の頭で考えている人か」を見抜くコツなんですね。

安達
 そうなんです。
たとえば、関わったプロジェクトを挙げてもらった後に、「そのプロジェクトでの役割」や「会議でどんな発言をしたか」、「最初の1ヶ月で大変だったこと」を具体的に詰めていくと、ごまかしようがないですね。

――たしかに、そこまで突き詰められると、面接でどんなに取り繕おうと思っても不可能ですね。

安達
 なので、自分の仕事に対する解像度の高い人と低い人は、実はものすごく区別がつきやすいんです。
(本稿は、『頭のいい人が話す前に考えていること』の著者・安達裕哉氏へのインタビューをもとに構成したものです)
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする