2023年12月16日

「“内もも歩き”をすれば、ひざは痛くなりません」名医が語る“肩こりにも効く正しい歩き方”

「“内もも歩き”をすれば、ひざは痛くなりません」名医が語る“肩こりにも効く正しい歩き方”
12/15(金) 文春オンライン

 ひざが痛くなる原因は“歩き方”にあった――。
ここでは初診予約半年待ちの名医が上梓した『 100年ひざ 』(サンマーク出版)より一部改変し、抜粋。肩こりにも効くひざが痛くならない“正しい歩き方”をご紹介する。

 頭が前に出る「ニワトリ歩き」
 これまで僕は、1万4000人の変形性膝関節症の患者さんから「ひざの負担を大きくしてしまう生活習慣」があると教わってきました。
そのひとつが、多くの患者さんに共通する独特な歩き方「ニワトリ歩き」です(1章「ひざの負担を大きくしている生活習慣」の項の図)。
 患者さんの歩き方を見て、その特徴から「ニワトリ歩き」と命名したのですが、大きな駅のコンコースに立って、通り過ぎる人を見ていたら、若い世代にも「ニワトリ歩き」の人がたくさんいて、愕然としました。
 現代はこの歩き方をする人が大変多くなっているから変形性膝関節症になる人が増えているというのが正しいのかもしれない──そう気づいてから、「ニワトリ歩き」を招く姿勢の崩れが、変形性膝関節症の大きな原因だとわかったのでした。

 頭が前に出ることが特徴的な姿勢の崩れ。そのまま歩くと、頭を前後に少し振ってバランスをとらなくては歩みを進められません。まさにニワトリのような歩き方でしょう? 
この歩き方はひざに負担を強いる、歩けなくなる「入り口」です。
 食事や仕事、生活動作の多くは「前かがみ」姿勢で行われます。
日本人ならではの、手で器を持ち上げて皿の上に頭が迎えにいく食事のスタイルをはじめ、パソコン操作、台所仕事、掃除機かけ、裁縫、農作業、庭仕事……。

僕が自分の1日を振り返ってみても、手を体の前方に出し、前にかがんでいる時間がなんと多いことでしょう。
 本来ならばヒトは、骨に寄りかかるわけでもなく、無駄に筋肉を緊張させることもなく、備わっている構造のとおりの姿勢で立つのがラクです。
水をいっぱい頭蓋骨の中にたたえ、その中に脳みそを浮かべた頭の重さは平均約6〜8kg。
これがちゃんと西洋人のように肩の上にあれば、首と背、腰のS字カーブや骨盤などのおかげでバランスがとれ、無理なく頭を支えていられます(1章『とくに日本人に多い「姿勢由来」のひざ痛』の項)。
 ところが、重い頭が肩より前に出てしまったら、それを後ろから支える首の負担は2〜3倍に増え、頭を後ろから支えている首の筋肉(僧帽筋)にのしかかります。
背骨を支えているインナーマッスルである多た裂れつ筋きんにも余計な仕事をさせ続けることになるのです。
そりゃあ、肩もこるわけです。

 頭が前に出ることの弊害は、上半身のこりだけではありません。
 前に行ってしまった頭とバランスを取るために、背中が後方へ出てきて、腰椎の前弯もなくなって猫背になります。
 猫背になると、腰椎と骨盤が後ろに傾きます。その骨盤につられるように大腿骨が外側にねじれ、ひざの関節も外を向き、いわゆるガニ股になってしまうのです。
するとひざは伸ばしにくくなり、軽く曲がって、O脚になります。

 O脚になると、歩くときに足の外側で着地するようになり、つま先は上げにくくなる。何もないところでつまずいたり、こけるリスクも上がってしまいます。
やってはいけない「ニワトリ歩き」を続けると…  この状態で活動を続けていると内側ひざ関節に偏って負担がかかります。平地を歩くとき5倍、階段を降りるとき8倍かかるというその力が、内側ひざ関節に集中するのですから、内側の軟骨はあっという間に減ってしまいます。
 僕らが変形性膝関節症の患者さんの治療法を検討するとき、軟骨が少しでも残っていれば再生する可能性があるので、「軟骨がどれくらい、どこに残っているか」を調べます。
すると、ほとんどの場合、内側が偏ってなくなっている(O脚変形)。
関節軟骨が減るとは、均等になくなるわけではないのです。

 およそ90%の患者さんが、ひざの内側軟骨が減るO脚変形ですが、稀まれにひざの外側関節が減っているX脚変形の患者さんが来られます。
 6歳から12歳までの女性は、内股で歩き、自然のX脚であることが多いのですが、成長とともにまっすぐになっていきます。
大人になってもX脚である人は、足が長い人、ひざのお皿(膝蓋骨)が高い位置(普通の人よりも上のほうにある)の人に多いです。
X脚変形になるメカニズムの詳細は未だ不明です。
 一方のひざだけX脚変形になっている人では、その反対側の股関節が悪い人が多いです。

 股関節が変形していくと、股関節が悪いほうの脚は、反対側に比べて短くなります。
股関節は足の付け根で、そこが変形してくると付け根がからだの上に移動していくからです。
そうすると、股関節が悪くないほうの長い脚を、もう一方に合わせようとして、X脚になることがわかっています。
 そのようなケースでは、原因である股関節の治療を優先し、左右の脚の長さをそろえ、その間、ひざについては保存療法をして、股関節とひざ関節、両方を治すことが根本療法になります。

 ひざ軟骨の内側と外側が均等に減ってしまうのが、先にも説明した、関節リウマチという病気です。
これは自分のからだではない異物を攻撃する抗体が、自分の軟骨を攻撃したために起こります。
その原因は、からだを異物から守っている免疫がおかしくなった、もしくは、軟骨が変性して異物になったから攻撃した─そんな仮説が考えられていますが、今のところ原因不明です。

9割以上の日本人がO脚になり、ひざの内側の軟骨が減っている
 日本では9割以上の人が「O脚(内反膝)」になってひざの内側の軟骨が減っています。
そして5%くらいの人が「X脚(外反膝)」になってひざの外側の軟骨が減っていて、残りはリウマチによって、内側も外側も減っています。
 つまり圧倒的に、脚がO脚に変形して、ひざの内側の軟骨だけが減り、痛みを訴える人が多い、ということです。

 ちなみに初期では、O脚やX脚になっているかどうかはよく履いている靴のかかとを見てチェックできます。
O脚の場合、外側に体重をかけて歩くため、外側ばかり偏って減ります。
逆に、X脚では内側ばかり減ります。
 O脚やX脚の兆しが見られたら、姿勢の崩れや歩き方を改善し、ひざへの負担を減らすことが大切です。

 たとえ自覚はなくても、猫背や巻き肩、ストレートネックなど「姿勢の崩れ」があるなら、O脚になり、ニワトリ歩きになっている可能性が高いです。
無意識にひざが「外側」に傾き、足の親指が浮いた歩き方になっていないでしょうか。
 また、X脚になっていて、無意識に「内側」に傾き、足の小指が浮いた歩き方になっている場合もあります。
先述の「靴のかかとチェック」でそれがわかりますね。

 ニワトリ歩きを脱却してひざにいい歩き方へと変えていきましょう。  
本書でご紹介する歩き方は、姿勢を正し、O脚やX脚の改善に役立ち、ひざへの負担を軽減する好循環のきっかけになる歩き方ですから、ぜひマスターしてください!

O脚さんは内転筋の使い方がポイント
 まずはO脚さんのための歩き方から。
O脚で、ひざの内側関節にトラブルや不安のある人は「内転筋」という筋肉群を大いにはたらかせて歩きましょう。
名付けて「内もも歩き」です。
 どのように歩くのか、くわしい歩き方は3章で写真とともに紹介します。

ポイントは、歩く前に、座ったままひざに手を置き、体重をかけて“普段のひざの状態とは逆”の親指重心の練習をすること。足の小指を浮かせて着地するのを、まずは座った姿勢でやってみます。
これで「からだを正しく使う」コツを感じてください。
 親指重心になるときはたらく筋肉が「内転筋」です。
 内転筋という筋肉群は文字どおり「内転させる筋肉群」で、内転とは太ももを閉じる動きであり、「股関節と連動して股を閉じる」ことです。
大腿骨にくっついている筋肉群で、この筋肉群が弱ると大腿骨が外転(内転の逆、外側に開くこと)・外旋(外側に向かってねじれること)し、いわゆるガニ股になり、O脚が加速してしまいます。
 つまり、内転筋が弱る=太ももは外旋し、О脚コースへまっしぐらとなるわけです。

 さらに内転筋は、内臓を下支えする骨盤底筋群とも関連して骨盤を支えたり、姿勢を支える腹筋の活動も高めたりすることがわかっています。
 内転筋が弱ってしまうと、骨盤底筋群や腹筋にも悪影響があり、加齢に伴って増える尿もれ、脱腸、子宮脱などとも関係します。
つまり内転筋は、中高年以降の筋トレの大事なポイントです。

 しかし、この内転筋は、鍛えにくいうえに、意識的に使わないと弱りやすい筋肉です。
第3章の内転筋トレーニングを日常生活に入れてみてください。
寝転んでできる方法ですから、隙間時間にお笑い番組でも見ながら、リラックスしてやってみてください。

「ニワトリ歩き」から「内もも歩き」に変えよう
 意識的に内転筋を使って歩く。
それは内転筋を鍛え、脱ニワトリ歩きをかなえ、さまざまなトラブル予防に通じる歩き方です。
しばらくは意識的に練習する必要があり、いくらかぎくしゃくするかと思いますが、続けていればからだが覚えて、自然に歩けるようになっていきます。

 内ももの筋肉(内転筋)を使い、ひざを内側に入れることで、大腿骨と脛骨の間に隙間をつくって、親指側で体重を移動させて歩く歩き方が「内もも歩き」です。
この歩き方は、変形性膝関節症の患者さんを診察していて、ヒントをもらって考えました。
 患者さんのレントゲン撮影で、「ストレス撮影」という方式で撮ると、内側の関節が開き、隙間が出ます。
「ストレス撮影」とは、ひざをぐーっと押して撮るもの。
外側からひざを押したストレス撮影の写真だけを見たら、変形性膝関節症ではない人、つまり軟骨の状態が正常であるかのようです。
 実際には押している力を抜くと元に戻り、内側の骨がまたぶつかってしまうのですが、外側から押せば隙間ができる! ならば、内ももを意識して使って、ストレス撮影のときのように隙間をつくって歩けば、軟骨の負担を減らせるはず! 
その発見で「内もも歩き」を考案しました。
 この歩き方で大腿骨と脛骨がぶつかって起こる微小骨折を防ぐことができれば、激痛はなくなります。
 そして、「足放り体操」によって再生した軟骨を減らさずに歩けます。

巽 一郎/Webオリジナル(外部転載)
posted by 小だぬき at 10:00 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

薬に頼らず自分で血圧を下げるために…知っておきたい「正しい知識」

薬に頼らず自分で血圧を下げるために…知っておきたい「正しい知識」
12/15(金)  現代ビジネス

 病院で高血圧と診断された人の多くは、降圧剤を服用しています。
高血圧で現在お悩みの方は、「血圧を下げるには、薬を飲むしかない」と思っていませんか?
 あるいはすでに薬で血圧を下げているものの「薬をやめたい、でも怖い」と迷っているかもしれません。

 実は多くの場合、血圧は簡単な体操で下がります。
体操で血管が若返れば、血圧以外にもさまざまな面での効果も期待できます。
そのほか、血圧を下げる生活習慣や、目からウロコの血圧の知識などをご紹介しましょう。
 いますぐにできることから始めて高血圧を解消し、これからも血圧の上がらない体を目指してみませんか。    『1日1分で血圧は下がる! 』連載第4回 

140を超えたら誰でも高血圧!? 
 世の中に広まっている血圧の知識は、実はあまり根拠のないものだったり、古いエビデンスに基づいていたりするものが多いということをご存じですか?
 薬に頼らず、自力で血圧を下げるための正しい知識を身につけていきましょう。
 まずは診断についてです。

日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」では、血圧の値のうち、上が130〜139 mmHg(以下単位省略)かつ(または)下が80〜89の場合、「高値血圧」とみなされます。つまり、高血圧予備軍ということです。
 それを超えると、数値ごとに「I度高血圧」「II度高血圧」「III度高血圧」「(孤立性)収縮期高血圧」と分類が変わっていきます。

要は上が140、下が90を超えると、太っていようが痩せていようが背が高かろうが低かろうが、一括りに高血圧とみなされ、「下げないと危ないですよ」と薬を処方される。それが今の高血圧事情です。
 ではなぜこのように高血圧の設定値が低く定められているのでしょう?
 実を言うと、かつての高血圧の設定値は今ほど低くはありませんでした。  

1960年代後半に日本の医学部で最も広く使われていた『内科診断学』という教科書には、「日本人の年齢別平均血圧」の算出法として、「最高血圧=年齢+90」という算式が載せられていたのです。
つまり今60歳の人なら「60+90」という計算になり、最高血圧が150以下なら正常血圧とみなされていたということ。70歳なら160以下、80歳なら170以下で正常です。
 ところが1999年にWHO(世界保健機関)とISH(国際高血圧学会)が「140/90以上は高血圧」と定義しました。
すると日本高血圧学会もこれにならい、2000年に「140/90以上」を高血圧とし、目標数値を「130/85未満」にまで引き下げたのです。
 しかしこの時点ではまだ、70歳代の最高血圧の目標値は150〜160、80歳代では160〜170と、年齢によって幅をもたせていました。
ところが2003年になると、日本高血圧学会はこの年齢別の数値も撤廃。
何歳だろうが一律に、140/90以上で高血圧とし、降圧剤を処方することにしたのです。

  その一方で日本人間ドック学会は、2014年に「新たな健診の基本検査の基準範囲」で、健康な男女グループの血圧上限値を、最高血圧で147、最低血圧で94としました。
このため「高血圧の基準がゆるくなった」と報道されたりしましたが、これに対して日本高血圧学会は「科学的根拠の信頼度が低い」と強く反論したのです。
 しかし、やみくもに血圧を下げることが必ずしも健康をもたらすわけではない、という科学的根拠が出てきていることもあってか、同じく2014年に日本高血圧学会は、若年・中年層の降圧目標を130/85未満から140/90に引き上げています。
また後期高齢者に関しても、降圧目標を150/90と引き上げました。
 それでもまだまだ厳しすぎる目標値です。

さらに困ったことに、このように目標値が引き上げられた後も、多くの医者は相変わらずそれまでの数値を採用していて、140を超えたら「はい、高血圧です」と降圧剤を処方しているのです。
 ですからもし血圧が高くなってきたとしても、「医者が高血圧と言ったから」と素直に従って薬を飲むのではなく、運動を取り入れたり生活習慣の改善を図ったりして、まずは自分で血圧を下げる努力をしてほしいと思うのです。
薬を飲むのは、それでも下がらなかったときで遅くはありませんから。

 人間は、歳を重ねるにつれて筋肉量が落ち、血管も硬くなっていきますから、若いときより血圧が少しずつ上がっていくのが自然です。
 その場合でも、降圧体操(第2回の記事を参照)でNOの分泌量を増やすことで改善できますから、少しずつ上がっている程度なら、そんなに心配する必要はありません。
 ただ、多くの人は、毎日きちんと血圧を測っているわけではないと思います。
ある日久しぶりに血圧を測ってみたら、前に測ったときより一気に高くなっている。
それで慌てて病院へ行ったところ、「薬を飲みましょう」となってしまうこともあります。
 ですが、年齢とともにジワジワと上がってきた高血圧を示す数値は、自然なものですから、過度に怖がる必要はありません。

怖いのは、それがジワジワではなく急激に上がった数値の場合。脳の疾患や心臓の疾患など、どこかに大きな病気が潜んでいて、そのサインとして急激に上がっている可能性が高いからです。
 よく医者は、「血圧が高いと重大な病気を招きますよ」と言いますが、そうとは限りません。
血圧が高いから病気になるのではなくて、病気が起こっているから血圧が上がっている可能性があるわけです。

 ジワジワ血圧が上がっているのも、結局は加齢により血管が硬くなったり細くなったりして、血流が悪くなっているから。だから運動をして血管を柔らかくしましょう、慢性の高血圧はそういうサインなのです。

コレステロールは本当に悪者? 
 高血圧の犯人としてまことしやかに言われているのが「コレステロール」です。
中でも悪者扱いされているのが、悪玉コレステロールと呼ばれるLDL。
血管の内壁に溜まってプラーク(血管内壁のコブのこと)をつくり、動脈硬化を促進していると言われています。
 そのため最近は、健康のためにもコレステロールを減らしましょうと声高に叫ばれています。
でも、そんな悪者のコレステロールが、実際には自分の肝臓でつくられているって知っていましたか?
 わざわざ自分の体でつくっているわけですから、悪者どころか重要な物質だということです。

 では、コレステロールの働きをいくつかご紹介します。
1)全身の細胞ひとつひとつの細胞膜の原料です。ですから、コレステロールがなければ細胞分裂はできず、新しい細胞がつくられなくなってしまいます。
2)性ホルモンや副腎皮質ホルモンなど体のあらゆるホルモンの材料にもなっています。
3)骨の成長には欠かせないビタミンDの原料にもなっています。

 つまり、人はコレステロールがなくては生きていけないのです。
 そのコレステロールは、70〜80%が肝臓でつくられ、あとは外からコレステロールを含む食品を食べることで補っています。
もし大量のコレステロールを含む食事をしても、肝臓がつくるのを控えて常に同じ量になるように調整してくれます。
 ですから、きちんと運動をして消費されていれば、心配する必要はないのです。

 血圧を下げる薬を飲むことは、体が発している不調のサインを消してしまう以外にも、多くの危険があります。
なぜなら血圧を下げる薬というのは、血流を悪くする薬でもあるからです。
 たしかに血液の流れを弱めれば、血管にかかる圧も減りますから、血圧の数値自体は下がるでしょう。
でもここで、そもそもなぜ血液が全身を流れているのか、ということを思い出してください。
それは、酸素や栄養を全身に行き渡らせるため。
だから私たちは、心臓から離れた脳や指先や足先まで、元気な状態で活動できているのです。

 ところが薬によって血液の運搬量を減らしてしまえば、全身に充分な栄養が行き渡らなくなってしまいます。
手先や足先といった末端部位は、ものすごく冷えるようになるでしょう。
 何より怖いのが、脳への栄養も減ってしまうこと。
だんだんボーッとするようになるし、その状態が続けば、認知症を発症する可能性も高まります。
また目にも栄養がいかなくなりますから、血圧の薬を飲んでいると、白内障や緑内障といった目の病気を発症することもあるのです。

 薬をたくさん飲まなくとも、降圧体操をしっかり行い、血管の内皮細胞からNOを出して血管を健康な状態にしてあげれば、血圧は下がります。
 もちろん薬が本当に必要な人もいますから、降圧体操をしっかり行ったのに血圧が高いままという人は、医者に相談しながらきちんと原因を探っていってください。
 ですが、大半の方は運動不足のせいで血管が硬くなり、血圧が上がっているだけです。
そういった高血圧は、運動を行ってNOを増やせば正常値に戻るものであり、本来は薬を飲む必要などないのです。

加藤 雅俊
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする