2024年04月11日

部屋にゴキブリが出たらしてはいけない『4つのタブー』NGな理由と正しい退治方法とは?

部屋にゴキブリが出たらしてはいけない『4つのタブー』NGな理由と正しい退治方法とは?
シュフーズ によるストーリー
• 7 か月 • 読み終わるまで 3 分

様々な菌を持ち込む「ゴキブリ」は夏に活発化する傾向あり

多くの人にとって、ゴキブリはあらゆる意味で大敵です。
生命力が強く、素早い動きで家の中を這い回るその様子は、見た瞬間にゾッとする人も多いでしょう。
また、ゴキブリは様々な細菌や感染症を持つと言われています。そのため、放置していると家の中に菌をばら撒いてしまうため、衛生的にも問題が生じます。

そんなゴキブリたちは、1年を通して現れる害虫ですが、中でも夏場は活発化する傾向が見られます。
高温多湿な環境を好むゴキブリにとって夏は活動しやすく、それゆえに部屋で見かける機会が増えることも…。

部屋にゴキブリが出たらしてはいけない『4つのタブー』
部屋にゴキブリが出現したら、皆さんはどのように対処していますか。
ここでは、部屋にゴキブリが出たらしてはいけないタブー行為とその理由について解説します。

1.叩いて潰す
昔はゴキブリを見つけたら、新聞紙やスリッパで叩いて潰すという人も多くいました。
しかし、ゴキブリは先にお話ししたように、多くの細菌を持っています。

ゴキブリを叩いて潰してしまうと、ゴキブリが持つ細菌や不衛生な体液が辺りに飛び散ってしまうため、家の中が不衛生になってしまう恐れがあります。

最近などは空気を漂い家中に広がってしまう可能性が考えられるため、免疫力の弱いお子様やご高齢のご家族がいるご家庭では、特にこの退治方法はやめましょう。

2.弱ったゴキブリをそのまま見逃す
ゴキブリは生命力が強いので、一度スプレーを噴射しただけでは退治できないことも多いですよね。
しかし、ヨロヨロと弱りながらも逃げるゴキブリを見て、「そのまま死んでくれるだろう」と見逃すのは厳禁です。

ゴキブリは弱った状態であっても本能的に子孫を残そうと隠れた場所に卵を産もうとする習性があります。
もしも見えない場所に卵を産みつけられてしまった場合、卵が孵る時に多くのゴキブリが大量発生してしまう原因になる恐れも…。

ゴキブリは弱っているからとそのまま見逃さず、きちんと死んだことを確認するまで退治を諦めないでください。

3.掃除機で吸い取る
「殺虫剤をかけることも怖い」という人の中には、掃除機で吸い取るという強硬手段をとる人もいます。
しかし、掃除機で吸い取ってもゴキブリは死なず、そのまま掃除機内で生きていることが多いので要注意です。

掃除機の中にはゴキブリにとって餌となるゴミもたくさん残っているため、それらを食糧にして生き延び、さらに成長してしまう可能性すらあります。

掃除機の中にあるゴミを取り除こうと開けたらゴキブリが出てきた…なんて、考えるだけでもゾッとしますよね。
このような事態に陥らないためにも、掃除機で吸い取るという退治方法は絶対にやめましょう。

4.殺虫スプレーを床に撒布させて予防する
ゴキブリを1匹見かけると、たくさんのゴキブリが潜んでいると聞いたことはありませんか。
産み付けられた卵から一斉に孵化している場合、多くのゴキブリが家に棲みついている可能性は否定できません。

しかし、だからと言って予防のためにと殺虫スプレーを床に撒布させる予防法は無意味です。
効果がないだけでなく、住んでいる人が吸い込んでしまい、アレルギー症状や不快感に襲われてしまう危険性があるので、置き餌や燻煙タイプの殺虫剤を使って予防しましょう。

ゴキブリが出た時の正しい対処法は?
ゴキブリが部屋にいることを確認した場合、どのような退治方法が効果的なのでしょうか。
細菌を家中に撒き散らすことなく、確実に退治する方法は以下の通りです。

・スプレーを直接噴射

・60℃以上の熱湯をかけて中性洗剤で退治する

・死んだゴキブリをティッシュなどで取り除き袋に入れる

・袋を完全に密閉して捨てる

・他のゴキブリも退治するために置き餌を設置する

基本的には市販されているゴキブリ用の殺虫スプレーを直接噴射する方法が最も手っ取り早く確実です。
もしもスプレーがない場合は、60℃以上の熱湯をかけて弱らせ、中性洗剤で退治するという方法も効果が見込めます。

ゴキブリが死んだことを確認した後は、すぐにティッシュなどで取り除き、ビニール袋に入れます。ビニール袋の口は細菌が発生しないよう、完全に密閉してから捨ててください。

また、他にもゴキブリがいることを想定し、置き餌タイプの殺虫グッズや燻煙タイプの殺虫剤を活用しましょう。
燻煙タイプの殺虫剤を使用する場合は、必ず部屋の換気が必要になるので、時間帯や部屋の環境に合わせて選びましょう。

ゴキブリには正しい対処法で立ち向かって!予防対策も忘れずに
いかがでしたか。ゴキブリを見かけてしまうと、つい焦って叩き潰しそうになる人もいるかと思いますが、細菌を撒き散らしてしまう危険性があるのでNGです。
紹介したような正しい対処法で退治し、予防対策まで徹底的に行いましょう。
posted by 小だぬき at 12:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「無罪の推定」を無視する日本のマスコミ報道には違和感しかない

「無罪の推定」を無視する日本のマスコミ報道には違和感しかない
4/9(火) ニューズウィーク日本版

<容疑者逮捕の場面をテレビで流し、顔写真を新聞や雑誌にそのまま掲載することが冤罪に加担するかもしれないと認識している記者はどれぐらいいるのか>

最近、4歳の次女を殺害した疑いで、父親および母親が逮捕された。
逮捕の場面はテレビカメラで撮影され、放送された。

何十年にもわたり、日本のテレビや新聞で何度も同じような場面が放送されたり、写真が掲載されたりしているので、多くの視聴者や読者は全く違和感を覚えないかもしれない。
でも、私からするとあり得ない報道の仕方だ。【西村カリン(ジャーナリスト)】

今回も、「無罪の推定」を全く無視するマスコミに対して腹が立った。

「『無罪の推定』とは犯罪を行ったと疑われて捜査の対象となった人や刑事裁判を受ける人について、刑事裁判で有罪が確定するまでは『罪を犯していない人』として扱わなければいけないとする原則」と日本弁護士連合会は説明している。

逮捕された人の顔、住んでいる場所の情報や名前を大きく報道するのは、「犯罪者」と断言するのと同じ。
その後、その人が不起訴や無罪になったとしても、普通の生活に戻れない可能性がある。
インターネットに情報がずっと残ることもあり、世の中からは永遠に犯罪者として見られてしまう。
こういった問題は日本だけのものではないけれど、日本では特に深刻だと私は思う。

なぜならば日本の警察や検察は、行動を起こす前に記者に情報をリークするからだ。
誰かを逮捕する際にテレビ局がいなければ、その場面は撮影できない。
情報をもらったマスコミは何も考えずに撮影し、放送する。
これは検察や警察に誘導されているだけの無責任な行為だ。

半面、容疑者の近所に住む人にインタビューする際には、その人の名前も顔も出さない。
ダブルスタンダードではないか。

■捜査当局の言い分をそのまま報道
マスコミは警察や検察に利用されている意識はなさそうだが、結果的に冤罪の場合はマスコミの責任も重いと言っても過言ではない。
その責任を認識する記者はどれぐらいいるのか。
戦後、死刑判決が確定した4人が再審で無罪になっている。
現在の取り調べや捜査の在り方も、冤罪を生んでいる可能性がゼロとは言い切れない。

逮捕されたのは確かに疑いがある人だ。
ただ、疑いは証拠ではなく、報道する際にそれを忘れてはいけない。
問題は取材の仕方で、冒頭の事件もそうだが、警察や検察からリークされた内容だけが報道されてしまう。

世の中の関心が高い事件なら、マスコミは独自に調査をしてバランスの取れた報道をすべきだろう。
マスコミが無罪の推定という原則を守らないと、非常に危険な社会になってしまう。
捜査当局が言うことをそのまま事実として報道するのも危ない。

■弁護団がもっとマスコミに説明すれば
ほとんどの場合は「警察や検察が説明したこと」ではなく、「捜査関係者への取材で分かったこと」といった表現で報道され、誰が、どの状況で語ったかは曖昧にされる。
警察や検察はリスクを取らないからだ。

捜査中だが報じても問題のない情報がある場合は、警察や検察がどのマスコミも参加できる記者会見を開き、責任を持って説明するのが正しい方法だろう。
「捜査中だから無理」と反論する人もいるかもしれないが、海外で行っていることを見れば無理ではないと分かる。

また、日本の弁護士は一部を除いて、ほとんどマスコミに話さない。
世論に理解されないリスクがあると彼らは思っているのかもしれないが、結果的に警察・検察側の見方しか報道されない状況になっている。
弁護団がもっと早い段階でマスコミに出れば、冤罪を防ぐことができるのではないか。

私は去年から、死刑が確定している袴田巌さんの再審を傍聴しているが、もし袴田さんの弁護団が数十年にわたってこれほど積極的にマスコミに説明してこなかったら、再審はなかったと思う。
逮捕された人が必ずしも犯罪者ではないと理解されないのは、非常に危険なことだ。
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西村カリン
1970年フランス生まれ。
パリ第8大学で学び、ラジオ局などを経て1997年に来日。
AFP通信東京特派員となり、現在はフリージャーナリストとして活動。
著書に『不便でも気にしないフランス人、便利なのに不安な日本人』など。
Twitter:@karyn_nishi
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする