2024年05月18日

寝ても疲れがとれないのはなぜ?2つの原因とそのメカニズムとは

寝ても疲れがとれないのはなぜ?2つの原因とそのメカニズムとは
ココカラネクスト
2024年5月18日 

「寝ても疲れがとれない」
「朝起きると、体が重い」
なんてことはありませんか?
実は、その本当の原因は、ストレスでも仕事でも加齢でもなく、頭の筋肉、側頭筋の疲労にあるかもしれません。

今回は、そんな寝てもなかなか疲れがとれないーそんな悩みを抱える方に、なぜそのような事象が起きるのか、考えられるメカニズムについてお話します。

寝てもとれない疲れをもたらす、2つの大きな原因

寝てもとれない疲れをもたらす原因としては、さまざまなものが挙げられますが、中でも特に重要なのは、「頭の筋肉(特に側頭筋)の疲れ」と「自律神経の乱れ」の2つです。

私たちの頭(頭蓋骨と頭皮の間)には、

・前頭筋(頭の前方、額あたりの筋肉)
・側頭筋(頭の横、耳の上あたりの筋肉)
・後頭筋(頭の後方の筋肉)

という3つの薄い筋肉があり、体内のほかの筋肉同様、使いすぎたり緊張状態が続いたりすると、頭の筋肉も疲労し、硬くなり、こりが生じます。

筋肉が硬くなると何が良くないかといえば、筋肉中や筋肉周辺の血管や神経などが圧迫され、血液やリンパなどの流れが悪くなり、筋細胞に十分な栄養や酸素がスムーズに運ばれなくなったり、二酸化炭素や「疲労物質」とよばれる乳酸などの老廃物が排出されにくくなり、たまっていったりします。
その結果、筋肉はますます疲労して硬くなり、こりがほぐれにくくなります。

一方、自律神経は、意思とは関係なく働いている神経であり、「交感神経」と「副交感神経」によって成り立っています。
両者がシーソーのようにバランスをとることにより、生命を維持するために必要な胃腸の働き、心臓の動き、代謝、体温の調節などが行われているのですが、どちらかが極端に優位になりすぎると、心身に様々な不具合が生じます。

本来、夜、寝ている間は副交感神経が優位になり、側頭筋の緊張が緩んで、こりや疲れが解消されるはずなのですが、過度の疲れなどにより、交感神経から副交感神経への切り替えが上手くいかないと、心身の緊張状態が続き、側頭筋のこりや疲れも解消されません。

これが、寝てもとれない疲れの大きな原因であり、時には頭痛をもたらすこともあります。

寝てもとれない疲れをもたらす2つの原因は、互いに密接に関係し合っているのです。

ストレスは側頭筋を疲れさせ、自律神経を乱す
なお、ストレスは、頭の筋肉の疲れと自律神経の乱れの両方に大きく関わっています。

ストレスがかかり続けると、筋肉が疲労して硬くなり、血管が収縮して血流が悪くなり、こりが生じるからです。

ストレスを感じた時、それを処理するのは脳であり、頭の筋肉はどこよりもストレスの影響を受けやすく、こりやすいのです。

しかも、ストレスを感じていると、人は無意識のうちに、歯を食いしばったり歯ぎしりをしたりしてストレスを発散しようとしますが、食いしばりや歯ぎしりは側頭筋に過大な負担をかけます。

さらに、過度なストレスを受けていると、交感神経優位な状態が続くため、自律神経も乱れます。

このように、ストレスは側頭筋を疲れさせ、自律神経を乱します。

そして、側頭筋をはじめとする頭の筋肉の疲れやこり、自律神経の乱れが、様々な心身のトラブルを招き、それが新たな疲れやストレスの原因になるという悪循環が発生してしまうのです。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]
posted by 小だぬき at 13:16 | 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

元銀行員が語る!銀行が破綻したらどうなる?

元銀行員が語る!銀行が破綻したらどうなる?
あるじゃん(All About マネー)

さまざまな企業が倒産する様子を目にして、自分が預けている銀行が破綻したときにはどうなるのかと不安に感じている人は少なくありません。
万が一、銀行が破綻したときにどうなるのか、元銀行員の筆者が解説します。

◆金融機関には「セキュリティシステム」がある
銀行などの金融機関は、万が一、破綻したときに備えて一定額の預金等を保護するための保険に加入しています。
これは「預金保険制度」といわれており、金融機関が預金保険料を預金保険機構に支払って保障(保護)を得るというものです。

この預金保険制度の対象になるのは、預金(当座預金、普通預金、別段預金、定期預金、通知預金、納税準備預金、貯蓄預金)、定期積金、掛金、元本補てん契約のある金銭信託(ビッグなどの貸付信託)、金融債(保護預り専用商品に限る)等です。

◆1000万円と利息が保護される
預金保険制度の対象となっている預金であっても、全額が保護されるわけではありません。
また、預金の種類によっても保護される範囲が変わってきます。

・決済用預金
当座預金、利息のつかない普通預金などの場合、全額保護されます。

・一般預金等
利息のつく普通預金、定期預金、定期積金、元本補てん契約のある金銭信託、金融債などの場合、合算して元本1000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。
1000万円を超える部分については、破綻金融機関の財産の状況に応じて支払われることになっているので、一部カットされる可能性があります。

その他、預金保険制度の対象外の外貨預金、譲渡性預金、金融債(募集債および保護預り契約が終了したもの)などの場合、破綻金融機関の財産の状況に応じて支払われることになっており、一般預金等の1000万円を超えた部分と同様に扱われます。

◆同じ銀行に複数の口座がある場合はどうなるの!?
預金保険制度によって保護される限度額は、1金融機関につき預金者1人当たり元本1000万円までと破綻日までの利息等の合計額となっています。

つまり、複数の口座に分けて預けていても、1000万円と利息までしか保護はされません。
「1支店につき1000万円まで保護される」と勘違いしている人は少なくありませんが、「1金融機関につき1000万円」までですので、間違えないようにしてください。

1000万円を超えて預金をすると金利の上乗せがある場合もありますが、どうしても金融機関の破綻が心配なときや預金が保護されるかが不安なら、取引銀行を分散しておくと安心でしょう。

預金保険制度の金融機関であれば、いずれの金融機関でも1000万円と利息までが保護されることになります。

なお、対象となる金融機関は、日本国内に本店のある、銀行法に規定する銀行、長期信用銀行法に規定する長期信用銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、信金中央金庫、全国信用協同組合連合会、労働金庫連合会、商工組合中央金庫です。

日本に支店がある外資系銀行は、預金保険制度の対象外となりますので注意してください。

文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)

posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする