2024年08月01日

夏の疲れは“時間差”でやってくる?「夏バテ」の先の「秋バテ」に今からご用心!予防のための8つのチェックポイント

夏の疲れは“時間差”でやってくる?「夏バテ」の先の「秋バテ」に今からご用心!予防のための8つのチェックポイント
8/1(木) FNNプライムオンライン

今年も蒸し暑い夏がやってきた。
ちょっと動くだけでも汗ばむが、疲れているのに仕事や家事を頑張ったり、遊びに出かけたりしていないだろうか。

「そうした生活を続けていると、夏を乗り切れても“秋バテ”になることがあります」

こう話すのは体の冷えに詳しい、医師の川嶋朗さんだ。
夏の疲れを軽くみると9月以降にだるさや食欲不振などを抱えることがあるといい、川嶋さんはこれを20年ほど前から“秋バテ”と呼んでいる。

秋は暑さがやわらいで過ごしやすくなるイメージもあるが、心身の不調はどんな流れで起きてしまうのか。
夏バテと秋バテの違い、それぞれの原因を聞いた。

バテるのは自律神経の乱れが原因

そもそも「バテ」はどうして起きるのだろう。
川嶋さんによると、呼吸・血管・内臓の働きなど生きるために欠かせない機能は、全身に分布している「自律神経」によって、無意識にコントロールされている。

自律神経には、心身を活発にさせる「交感神経」、リラックスさせる「副交感神経」があり、このふたつがうまく切り替わることで「日中は活動的に頑張る、夜はリラックスして休む」といった生活リズムを整えているという。

逆に自律神経のバランスが乱れると、頑張りたいのにやる気が湧いてこなかったり、休みたいのに眠れなくなったりする。
これがバテで、次のような症状が出るという。

・疲労感(疲れ)

・倦怠感(だるさ)

・食欲が湧かない

・眠りが浅い、眠れない

・めまいや立ちくらみ

・頭痛や肩こり

この状況に陥りやすいのが、夏から秋にかけての“季節の変わり目”なのだ。

暑さや寒暖差でヘトヘトになる

私たちにはもともと体温を一定に保つ機能が備わっていて、自律神経は体温調節の役割も担っている。
暑いところにいると汗が出てくるのも、熱を逃がそうとしているからだ。

ただ、夏の暑さが続いたり、暑い屋外と冷えた屋内を頻繁に行ったりきたりすると、自律神経が振り回されてヘトヘトになってしまう。これで体調を崩すのが「夏バテ」だ。

「昔は単純な暑さが原因でしたが、今は冷房の効かせすぎも影響しています。
暑さに負けないよう体温を下げる、冷房に負けないように体温を維持することで、体力を使い果たしてしまうんですね」(以下、川嶋さん)

夏の疲れと秋の気候が“引き金”に

では、涼しくなる秋にバテるのはなぜか。
こちらは夏の過ごし方が関係してくるという。
暑いと冷房をガンガンにつけたくなるし、冷たい食べ物や飲み物も欲しくなるが、こうした生活が続くと「知らず知らずのうちに体が冷え、体力が奪われていく」というのだ。


そこにやってくるのが、秋の寒暖差や気圧。晴れたり雨が降ったりと天気が変わりやすく、日中は暑くて朝晩はぐっと冷えることもあるので、自律神経のバランスが乱れやすい。

さらに「低気圧」が近づいてくると、夕方や夜に高まるはずの副交感神経が昼に高まってしまうことも。
こうした要因が重なることで「秋バテ」が起きるという。

「秋の気候の変化に心身が負けてしまうんですね。
夏バテをそのまま引きずることもあれば、夏の疲れがたまっていることに気づかず、秋の気圧や寒暖差が引き金となって、心身の調子を崩すこともあります」

秋バテも夏バテも症状はほぼ同じだが、秋バテは「精神的なだるさ、気持ちの落ち込み」も出るという。
メンタルの不調も加わるので、よりつらく感じることも多いのだとか。
家事や育児に忙しく、冷えを感じやすいママたちは特に注意が必要という。

当てはまったら注意!チェックポイント

自律神経は不規則な生活を送ったり、疲れやストレスをため込んだりすると乱れやすいとのこと。
次のチェックポイントに当てはまるほど、秋バテになる可能性は高まるという。

【秋バテになる可能性 チェックポイント】

・冷房を27℃よりも低く設定することが多い

・冷たいものを習慣的に飲食している

・夏なのに体の冷えを感じる(体温が35℃台なら要注意)

・疲れていても、仕事や家事などを頑張りがち

・運動をあまりせず、体力があまりない

・天気が悪くなると頭痛などの不調を感じる

・疲れやすい

・下痢がちである


もしチェックポイントにひとつでも当てはまったなら、川嶋さんは「入浴法の改善」や「軽めの運動」を始めてみてほしいとしている。


川嶋朗
医学博士。北海道大学医学部卒業、東京女子医科大学大学院修了。
内科、腎臓病学、血液浄化、膠原病、高血圧が専門で、近代西洋医学と補完・代替医療を統合した医療を目指している。
冷え性対策や温活のエキスパートとしてメディアに多数出演。
現在は神奈川歯科大学特任教授、統合医療SDMクリニック院長を務める。
『どうせ一度きりの人生だから 医師が教える後悔しない人生をおくるコツ』(アスコム)など、著書多数。


プライムオンライン特集班
posted by 小だぬき at 10:34 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高齢者がお金をかけず老後を楽しむ!「知識」を深めるための方法3つ

高齢者がお金をかけず老後を楽しむ!
「知識」を深めるための方法3つ
7/30 あるじゃん(All About マネー)

昨今の急速な物価上昇を受け、年金暮らしの世帯では「家計管理が大変……」と感じている方が多いかもしれません。
そんな中、節約は大事ですが、日々を楽しむのも大切なこと。

人が楽しいと感じることはそれぞれ違いますが、中には「知識を深めること」が喜びという人もいます。
今回は、お金をかけずに「知識を深める」取り組みにはどんなものがあるのかご紹介します。
知識を深めることは、自分の可能性を広げること。心豊かな生活を送ることができるでしょう。

◆方法1:図書館などの施設で学ぶ

シニア世代の方々が「知識を深める場」として最適なのは地元の図書館です。
図書館は静かで集中できる環境なので、落ち着いて読書や学習ができます。

図書館には、多様なジャンルの本や雑誌、新聞などがそろっており、最新の情報から専門的な知識まで幅広く学ぶことができます。

また、本を読むことに疲れたら、音楽鑑賞、動画視聴で気分転換もできます。
さらに、図書館が開催する読書会、シニア向け講座などにも参加すれば、同じ興味を持つ人々との交流が生まれ、新しい人間関係を築くこともできるでしょう。

とくに、地域の歴史を学ぶことはおすすめです。
地域の歴史や遺跡を知るために、地域のコミュニティーセンターや図書館が主催する地元の歴史を知る勉強会やディスカッションに参加してみましょう。

シニア世代の方々が地域の歴史を知ることには、いくつかの大切な意味があります。
まず、自分の住んでいる場所の過去を理解することで、地域への愛着や誇りが生まれます。
昔の出来事や人物について知ることで、街の変遷や発展の過程を感じることができ、日常生活が一層豊かになるでしょう。

また、地元の歴史について詳しくなると、観光ガイドや地域のイベントの企画など、さまざまな活動に参加する機会が増えるかもしれません。
地域をよく知り、その知識を多くの人々と共有することで得られる充実感は日常生活をより豊かなものにしてくれるでしょう。

◆方法2:放送大学を受講する

放送大学は、テレビやラジオ、インターネットを通じて学ぶことができる、日本の私立の通信制大学です。
放送大学には6つのコースがあり、文理を問わず300科目以上が開講されています。
幅広い分野から選べるので、自分の興味やキャリアに合わせた学びが可能です。

受講に関しては特に厳しくなく、18歳以上であれば書類審査のみで入学できます。
学費は入学料が7000〜2万4000円。授業料は履修する単位によって決まりますが、1単位あたり6000円(放送授業の場合は教材費も授業料に含まれる)であり、個々の受講スタイルによっては比較的リーズナブルに学べます。

放送大学の2024(令和6)年度第1学期の受講者数は約8万人で、そのうち60代の割合は約30%を占めています。
柔軟な学習スタイルで学べる点がシニア世代の方々にとって、学びやすさにつながるのでしょう。

◆方法3:無料のアプリで学ぶ

無料のスマホアプリを活用すれば、さまざまな学習ができます。
たとえば外国語をマスターしたいと常々思ってきた方はアプリで学習を始めてみてはどうでしょう。

例えばNHKの「NHKゴガク」という語学講座アプリ(無料)を使えば、NHKのラジオ第2で放送中の語学講座を「まるごと」聴くことができます。
英語だけでなく、中国語、ハングル、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ロシア語なども学習できます。

新しい言語を学ぶことは、脳を刺激し、認知機能を向上させる効果があります。
これにより、記憶力や集中力の維持、さらには認知症の予防にもつながると言われています。
また、語学学習をとおして、異文化の理解が深まれば、海外の友人を作ることもできるかもしれません。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。
人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。

あるじゃん(All About マネー)
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする